JPH06228526A - シリコーン用感圧接着剤用オルガノ水素ポリシロキサン架橋剤 - Google Patents

シリコーン用感圧接着剤用オルガノ水素ポリシロキサン架橋剤

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JPH06228526A
JPH06228526A JP5337871A JP33787193A JPH06228526A JP H06228526 A JPH06228526 A JP H06228526A JP 5337871 A JP5337871 A JP 5337871A JP 33787193 A JP33787193 A JP 33787193A JP H06228526 A JPH06228526 A JP H06228526A
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sio
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siloxane
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JP5337871A
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Gary Allan Vincent
アレン ビンセント ゲイリー
William P Brady
パトリック ブレディ ウィリアム
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Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J183/00Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J183/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属及び他の基体に対して良好な接着性を示
し、非常に粘着性の表面を有し、更に、高速度で基体か
ら引き剥がしたとき、基体から円滑に接着剤が剥がれる
感圧接着剤を提供する。 【構成】 シロキサン樹脂、不飽和基含有ポリジオルガ
ノシロキサンポリマー、ケイ素水素化物官能性架橋剤及
びヒドロシリル化触媒からなる感圧接着剤組成物であっ
て、前記架橋剤が、環状又は線状オルガノ水素シロキサ
ンと、炭素原子数6〜28のα−アルケン又は式Ph−
4 (ここにPhはフェニル基を表し、R 4 は炭素原子
数2〜6の末端不飽和1価炭化水素基を表す。)で示さ
れる芳香族化合物との反応生成物である感圧接着剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成分、分子中に不
飽和基を有するポリマー成分、ケイ素水素化物官能性架
橋剤及び触媒を含むシリコーン感圧接着剤に関する。よ
り詳しくは、本発明のシリコーン感圧接着剤はオルガノ
水素ポリシロキサン及び不飽和有機化合物の反応生成物
である架橋剤によって特徴付けられる。
【0002】
【従来の技術】シリコーン感圧接着剤(以下SPSA類
という。)は、一般に少なくとも2つの主要な成分、即
ち、線状シロキサンポリマーと、トリオルガノシロキサ
ン(M)単位(R3 SiO1/2 単位,ここにRは1価の
有機基である。)及びシリケート(Q)単位(SiO
4/2 単位)からなる粘着付与剤とを含む。更にSPSA
組成物は、一般に最終接着剤製品の種々の性質を最適化
するために、架橋剤を添加されている。ポリマー成分に
よって与えられる高い粘度に鑑みて、これらSPSA組
成物は、塗布を容易にするために、一般に有機溶媒中に
分散されている。
【0003】米国特許No.3,929,704はMQ樹
脂、シリコーンガム及び架橋剤を含み、ここにこの架橋
剤は可塑剤及び増量材を混合した過酸化物であるSPS
Aを開示している。これに代えて、シリコーンポリマー
が不飽和基を分子中に含むときは、そのようなSPSA
組成物はオルガノ水素ポリシロキサン及びヒドロシリル
化触媒を添加することにより硬化できる。ヨーロッパ特
許公開No.0355991はそのような組成物を示して
いる。この場合、ポリマー成分はジオルガノアルケニル
シロキシ−末端ポリジオルガノシロキサン及びジオルガ
ノ水素シロキシ−末端ポリジオルガノシロキサンを含
み、これにより溶媒無しでも比較的低粘度のSPSA組
成物が得られる。
【0004】ある種のSiH官能性化合物を非シリコー
ン感圧接着剤(以下「PSA類」という。)と組み合わ
せて用いることも公知である。鐘淵化学(株)の特開平
4(1992)−145188は、(A)アルケニル基
含有有機化合物又は有機ポリマー、(B)少なくとも2
つのSiH基をその分子中に含む有機化合物、(C)ヒ
ドロシリル化触媒及び(D)有機接着剤樹脂の配合物で
ある有機PSA類を開示している。
【0005】加えて、米国特許No.4,831,080
は2つのPSA成分を接触させてPSA構造体を形成す
ることにより感圧接着剤の接合強度を改善する方法を示
している。ここでは、第1の成分は従来のPSA及び液
体オルガノ水素ポリシロキサンからなる。第2の成分は
同じPSA及び液体オルガノ水素ポリシロキサン用の硬
化剤からなる。同様な2成分PSA系が米国特許No.
5,037,886に記載されている。ここでは、オル
ガノ水素ポリシロキサンは第1のPSA成分に加えられ
る前にシロキサン樹脂と反応させ、この反応生成物用の
硬化剤は第2の成分と混合させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先行技術のSPSA類
は、有機の対応品に対して相当な利点を産業に提供する
が、改善の余地がある。即ち、プラスチックフィルム上
に被覆されたSPSA層を含むシリコーン感圧接着テー
プ(自動巻テープ)においては、高接着性、高粘着性及
び高速度剥離における基体からの円滑な接着剤の剥離性
が揃っていることが非常に望ましい。この後者の特性
は、幾つかのSPSA類については達成するのが困難で
あり、そのようなテープをロールから高速度でほどく
時、うるさい雑音、ここでは「チャッター」というが、
が起こる。多数の工業的運転において不愉快を発するだ
けでなく、このチャッターは、急速な剥離操作中に接着
剤が接触している基体(即ち、テープの裏側)へのテー
プからの接着剤の好ましくない移動を伴う。更に、特に
広幅のロールテープ(1〜2m)をほどくとき、振動を
引き起こすから、凹凸な接着剤の剥離は機械装置に有害
である。
【0007】上記先行技術のいずれも、また、発明者の
知る他のいずれの技術もシロキサン樹脂成分、分子中に
不飽和基を有するシロキサンポリマー成分、ケイ素水素
化物−官能性架橋剤及びヒドロシリル化触媒をベースと
し、前記架橋剤がオルガノ水素ポリシロキサンと不飽和
有機化合物との反応生成物であることを特徴とするSP
SA類の調製を示唆するものではない。本発明の目的
は、金属及び他の基体に対して良好な接着性を示し、高
粘着表面を有するシリコーン接着剤を提供することであ
る。本発明の更に他の目的は、上記望ましい特性に加え
て、高速度剥離ではがす時基体から円滑に接着剤が剥離
するSPSAを提供することである。こうして、これら
高剥離速度条件下で、接着剤が基体に殆ど或いは全く移
動せず、先行技術システムに伴われた上記チャッターを
減らすか除こうとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子中に少な
くとも2つのオレフィン性不飽和基を有するシロキサン
ポリマー、シロキサン樹脂、Si−H官能性架橋剤及び
触媒量の白金族金属含有触媒を含むシリコーン感圧接着
剤であって、前記架橋剤が次の(I)及び(II)のヒド
ロシリル化反応生成物であるシリコーン感圧接着剤に関
する:(I)次のシロキサンから選ばれるオルガノ水素
ポリシロキサン:
【0009】
【化5】
【0010】(ここに、R3 は独立に炭素原子数1〜4
のアルキル基、フェニル基、トリフルオロプロピル基又
はクロロプロピル基であり、xは平均値4〜8をとり、
yは平均値5〜25をとり、zは平均値1〜20をと
り、但しy+z≦25である。);及び(II)炭素原子
数6〜28のα−アルケン及び式Ph−R4 (ここにP
hはフェニル基を表し、R4 は炭素原子数2〜6の末端
不飽和1価炭化水素基を表す。)から選ばれる不飽和有
機化合物。
【0011】本発明の成分(A)は、本質的にR3 Si
1/2 シロキサン単位及びSiO4/ 2 シロキサン単位か
らなる溶解性オルガノポリシロキサンである。ここに
「溶解性」とは、前記オルガノ水素ポリシロキサンが、
液体炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシレン及
びヘプタン又は液体シリコーン、例えば環状もしくは線
状ポリジオルガノシロキサン類に実質的に完全に溶解で
きることである。好ましくは、この樹脂は以下に述べる
成分(B)に溶解性である。
【0012】式(A)において、Rは炭素原子数20未
満、好ましくは1〜10の炭化水素基及びハロゲン化炭
化水素基から選ばれる1価の基である。適当なR基の例
としては、アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ペンチル、オクチル、ウンデシル及びオクタデシ
ル;脂環式基、例えばシクロヘキシル;アリール基、例
えばフェニル、トリル、キシリル、ベンジル、α−メチ
ルスチリル及び2−フェニルエチル;アルケニル基、例
えばビニル;及び塩素化炭化水素基、例えば3−クロロ
プロピル及びジクロロフェニルがある。
【0013】成分(A)の成分(B)への溶解性を高め
るためには、前者の主要な有機基を後者の主要な有機基
に調和する様に選択するのが好ましい。好ましくは、少
なくとも3分の1、より好ましくは、成分(A)の式中
の実質的に全てのR基がメチル基である。メチル基はR
3 SiO1/2 シロキサン単位の間にいずれかの望みの配
列に分布される得るが、各R3 SiO1/2 シロキサン単
位は少なくとも1つの、より好ましくは少なくとも2つ
のメチル基を含むことが好ましい。好ましいR 3 SiO
1/2 シロキサン単位の例を挙げれば、Me3 Si
1/2 、PhMe2 SiO1/2 及びPh2 MeSiO
1/2 (ここにMeはメチルであり、Phはフェニルであ
る。)を含む。
【0014】成分(A)は、R3 SiO1/2 シロキサン
単位(M単位)がSiO4/2 シロキサン単位(Q単位)
に結合され、それぞれは少なくとも1つの他のSiO
4/2 シロキサン単位に結合している。SiO4/2 シロキ
サン単位の中にはヒドロキシ基に結合してHOSi3/2
単位(TOH単位)となり、オルガノポリシロキサンの
ケイ素に結合した水酸基の主なものとなるものもある
し、他のSiO4/2 シロキサン単位にのみ結合している
ものもある。樹脂状部分に加えて、成分(A)は式(R
3 SiO)4 Siを有するネオペンタマーオルガノポリ
シロキサンから実質的になる低分子量物質を少量含み得
る。後者は米国特許No.2,676,182の方法によ
る樹脂の調製における副生物である。
【0015】本発明の為には、成分(A)は、本質的に
モル比0.6〜1.6のR3 SiO 1/2 シロキサン単位
とSiO4/2 シロキサン単位とからなる。全Mシロキサ
ン単位対全Qシロキサン単位のモル比は1.1〜1.4
が好ましく、最も好ましくは約1.1〜1.3である。
上記M/Qモル比は29Si核磁気共鳴によって容易に得
られ、この方法によれば、M(樹脂)、M(ネオペンタ
マー)、Q(樹脂)、Q(ネオペンタマー)及びTOH
の定量的測定が可能である。本発明の為には、上に暗黙
の内に述べたように、M/Q比が重要である。
【0016】〔M(樹脂)+M(ネオペンタマー)〕/
〔Q(樹脂)+Q(ネオペンタマー)〕は、(A)の樹
脂状部分とネオペンタマー部分のトリオルガノシロキシ
基の全数対(A)の樹脂状部分とネオペンタマー部分の
シリケート基の全数の比を表す。
【0017】成分(A)の樹脂状部分は、ゲルろ過クロ
マトグラフィー(GPC)で測定したとき、測定からネ
オペンタマーのピークを除いて数平均分子量(Mn)が
2300〜3000であることが好ましい。この分子量
測定において、MQ樹脂の狭い画分を用いてGPC装置
を目盛り、気相浸透圧法のような方法により画分の絶対
分子量を最初に確定する。
【0018】成分(A)は、本質的にR3 SiO1/2
ロキサン単位とSiO4/2 シロキサン単位からなる溶解
性オルガノポリシロキサンを生ずるならば、どんな方法
で調製してもよい。これは、好ましくは、米国特許No.
2,676,182のシリカヒドロゾルキャッピング
法、これを変形した米国特許No.3,627,851及
び米国特許No.3,772,247の方法により調製さ
れる。これらの特許は、本発明の要請を満たす溶解性オ
ルガノポリシロキサンの調製方法を教えるものである。
【0019】簡単に述べれば、これら特許の教えの結合
効果は、ケイ酸ナトリウム溶液の限定された濃度、ケイ
酸ナトリウムの低ケイ素対ナトリウム比、及び/又は中
和されたケイ酸ナトリウム溶液のキャッピングの前の時
間の減少を有する本発明用の成分(A)を生ずるであろ
う。これらの効果は、上記米国特許No.2676182
に較べて、シリカ粒子の過剰の成長を抑制し、好ましい
Mnを有する溶解性オルガノポリシロキサンを生ずるで
あろう。即ち、好ましいシリケート濃度は一般に40〜
120に、好ましくは60〜100に、最も好ましくは
75g/Lに限定される。中和されたシリカヒドロゾル
は、好ましくはアルコール、例えばイソプロパノールで
安定化され、中和後できるだけ早く、好ましくは30秒
以内にR 3 SiO1/2 シロキサン単位でキャップされ
る。用いられるケイ酸ナトリウムは、好ましくは式Na
2 x SiO2 で示され、ここにxは2〜3.5の値を
取る。
【0020】オルガノポリシロキサン成分(A)のケイ
素に結合した水酸基の量は、好ましくは1wt%以下に
減らすと良い。これはヘキサメチルジシラザンをオルガ
ノポリシロキサンと反応させることにより達成すること
ができる。そのような反応は、例えばトリフルオロ酢酸
で触媒されうる。これに代えて、トリメチルクロロシラ
ン又はトリメチルシリルアセトアミドをオルガノポリシ
ロキサンと反応させることができ、この場合には触媒は
必要でない。
【0021】本発明の成分(B)は分子中に少なくとも
2つのオレフィン性不飽和基を有するポリジオルガノシ
ロキサンである。好ましくは、この成分は一般式R1
2 2SiO(R2 2SiO)n SiR2 21 (ここに各R2
は炭化水素及びハロゲン化炭化水素基から独立に選ばれ
る1価の基であり、各R1 はR2 基及びOH基から選ば
れる。)で示されるポリマー又はコポリマーである。R
2 基の例は、Rについて上記した炭化水素及びハロゲン
化炭化水素基、並びにオレフィン性不飽和を含む1価の
炭化水素基、例えばアルケニル基及びシクロアルケニル
基、例えばビニル、アリル、ブテニル、ヘキセニル、シ
クロヘキセニル及びβ−シクロヘキセニルエチルを含
む。
【0022】本発明の為には、上記式の少なくとも2つ
のR2 基は、オレフィン性不飽和、好ましくは炭素原子
数2〜14のアルケニル基の形をしたオレフィン性不飽
和を含まなければならない。成分(B)は、単一のポリ
ジオルガノシロキサン又は2又はそれ以上の異なったポ
リジオルガノシロキサンからなっていてもよい。成分
(B)のR2 基の少なくとも50%、より好ましくは少
なくとも85%はメチル基であることが好ましく、この
基はポリジオルガノシロキサン中にどんな態様で分布し
ていてもよい。更に、成分(B)は、流動性を保ってい
るならば、痕跡量のシロキサン枝部位を含み得る。最も
好ましくは、成分(B)は一般式R" ' 2 SiO(R
' SiO)n SiR' 2 " (ここに各R' は独立にメ
チル基又はフェニル基であり、その基の少なくとも85
%はメチルであり、各R" は炭素原子数2〜14のアル
ケニル基である。好ましくは、R" はビニル基である。
【0023】上記式における下付き文字nの平均値は、
調製されるSPSAの種類に依存する。最終SPSA組
成物に実際的な作業粘度を与える為に充分な溶媒を含む
配合物については、nの平均値は一般に200又はそれ
以上である。揮発性化合物2wt%以下を有するSPS
A組成物(無溶媒系)が望まれるならば、実際的作業粘
度を有する最終SPSAを得る為には、nの平均値は約
50〜約200であるべきである。本発明の為には、そ
のような無溶媒系揮発性成分含量は、2gのサンプルを
150℃に1時間加熱し、残渣の重量を記録することに
より測定される。用いられるnの平均値は、オルガノポ
リシロキサン成分(B)が粘度、25℃で約50ミリパ
スカル−秒(50センチポイズ)〜約100キロパスカ
ル−秒(100,000,000センチポイズ)でなけ
ればならない。この粘度はこのポリマーのR2 基の関数
である。以下に述べる好ましい無溶媒系については、成
分(B)は25℃で測定した粘度が約50〜800mP
a・s(センチポイズ)、好ましくは200〜500m
Pa・sであるべきである。
【0024】本発明組成物における成分(B)として用
いるに適したポリジオルガノシロキサンの例には次のよ
うなものがある:
【0025】ViMe2SiO(Me2SiO)n SiMe2Vi 、ViMe2SiO(M
e2SiO)0.95n (MePhSiO)0.05nSiMe2Vi 、ViMe2SiO(Me2Si
O)0.98n (MeViSiO)0.02nSiMe2Vi 、Me3SiO(Me2SiO)
0.95n (MeViSiO)0.05nSiMe3 、PhViMeSiO(Me2SiO) n Si
PhMeVi及びPhViMeSiO(Me2SiO)0.8n (MePhSiO)0.1n (Me2
SiO)0.1nSiPhMeVi。但し、ここにViはビニル基を表
す。
【0026】本発明の架橋剤(C)は、オルガノ水素ポ
リシロキサン(I)及び不飽和有機化合物(II)の反応
生成物であり、SPSA用の従来の硬化系からの主な相
違点である。
【0027】成分(C)を調製するに用いられるオルガ
ノ水素ポリシロキサン(I)は次のものである:
【0028】
【化6】
【0029】ここに、R3 は独立に炭素原子数1〜4の
アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル;フェニ
ル基;トリフルオロプロピル基及びクロロプロピル基か
ら選ばれる。式(i)、(ii)及び(iii)において、x
は平均値4〜8をとり、yは平均値5〜20をとり、z
は平均値1〜20をとり、但しy+z≦25である。好
ましい環状オルガノ水素ポリシロキサンにおいて、各R
3 は成分(A)及び(B)の有機基と調和し、xの平均
値は5〜7であり、最も好ましくは5である。好ましい
線状オルガノ水素ポリシロキサンは式(ii)で表され、
ここにyは5〜10であり、各R3 は同様に調和したも
のである。即ち、両成分(A)及び(B)の有機基が主
にメチルである高度に好ましいSPSAにおいて、R3
は、やはりメチルである。本発明の上記オルガノ水素ポ
リシロキサンは当技術分野で周知であり、これら化合物
の多数は商業的に入手可能である。
【0030】成分(C)の調製に用いられる不飽和有機
化合物(II)は、炭素原子数6〜28の線状又は枝分か
れしたα−アルケンでありうる。この化合物は、好まし
くは式CH2 =CH(CH2 m CH3 で表されるアル
ケンであり、ここにmは5〜25であり、より好ましく
は9〜25であり、最も好ましくは9〜15である。上
記アルケンにおいて、炭素原子数が6(m=3)より小
さいときはSPSAの改善された円滑な接着剤剥離は観
察されない。一方、前記アルケン中の炭素原子数が約2
8(m=25)より大きいときは、PSA組成物を硬化
するに必要な架橋剤の量が成分(A)及び(B)の割合
に較べて大きくなり過ぎる。しかしながら、全炭素原子
数24〜28を有する分岐の無いアルケンは良好な接着
剤を与えうる架橋剤を生ずるが、それらは一般に蝋状の
コンシステンシーを与え、これは最終SPSA配合物に
大きな粘度を与えるので、あまり望ましくない。好まし
いα−アルケンの特別の例は、1−デセン、1−ドデセ
ン及び1−オクタデセンを含む。
【0031】これに代えて、(II)は式Ph−R4 (こ
こにR4 は炭素原子数2〜6の末端不飽和1価炭化水素
基を表す。)で示される芳香族化合物であり得る。好ま
しくは、不飽和有機化合物(II)はα−メチルスチレン
である。
【0032】本発明の架橋成分(C)を調製する為に、
白金金属型触媒を用いてオルガノ水素ポリシロキサン
(I)及び不飽和有機化合物(II)を反応させ、前者の
SiH官能基の後者の不飽和にヒドロシリル化付加を促
進する。この反応は当技術分野で周知であり、一般に1
00〜150℃の範囲の温度で、混ぜ物なしで、又はト
ルエンもしくはヘキサンのような不活性有機溶媒の存在
下に行われる。本発明の為には、架橋剤(C)を形成す
るために用いられる成分の相対的量は、オルガノ水素ポ
リシロキサン(I)中に存在する当初のSiH官能基の
少なくとも10モル%を不飽和有機化合物(II)と反応
させ、最終反応生成物が残留SiH基3〜15個を含む
様なものである。架橋剤上に約15より多いSiH基が
残っていれば、粘着性と接着性の低いSPSAが生ず
る。一方、残留SiH基が3個より少ないと、効果的な
架橋が起こらず、SPSAの凝集強さが低い。最終架橋
剤(C)が1分子当たり4〜6の残留SiH基を含み、
上記反応に用いられる(II) 対(I)の比がそのような
結果に近づくように計算できる。
【0033】本発明SPSA組成物を形成するために用
いられる成分(A)及び(B)の最適相対量は、接着性
能は樹脂(A)及びポリマー(B)の分子量の少なくと
も1つの関数であるから、日常的実験により最もよく決
定される。一般に、この比率は、不揮発成分基準で成分
(A)+(B)100重量部あたり50〜90重量部の
成分(A)が用いられる。
【0034】一般に、架橋剤(C)は、当該組成物中の
各不飽和基あたり1〜15個のケイ素に結合した水素を
与えるような量、加える。好ましい割合は、組成物の種
類に依存する。例えば、本発明の好ましい無溶媒SPS
Aは低分子量ポリマーを用いる。この場合、架橋剤は、
この組成物中のオレフィン性不飽和基毎に、1〜4個
の、最も好ましくは1.5〜2.0個のケイ素に結合し
た水素原子を与えるに充分な量である。上記割合が1未
満であるときは、架橋と凝集力が弱くなる。上記割合が
15を越えると、得られるSPSAの粘着性が低くな
り、接着力が減る。
【0035】本発明のSPSA組成物は白金族金属含有
触媒(D)を更に含む。これら触媒は、ケイ素に結合し
た水素原子及びケイ素に結合したアルケニル基又はヒド
ロキシル基の反応を触媒するのに有効なことが周知の白
金触媒及びロジュウム触媒の全てを含む。更に、金属ロ
ジウム、パラジウム、オスミウム及びイリジュウムの錯
体も用いうる。好ましい白金含有触媒は、米国特許No.
3419593に開示された塩化白金酸−ビニルシロキ
サン錯体である。そのような白金族金属含有触媒は、成
分(B)及び架橋剤(C)の反応を促進し、この組成物
を室温又は低温で硬化させる。白金族金属含有触媒は、
組成物100万重量部あたり0.1〜1000重量部、
好ましくは1〜500重量部、最も好ましくは10〜3
00重量部の白金族金属を与えるに充分な量加える。
【0036】本発明のSPSA組成物は、また当技術分
野で公知の白金族金属含有触媒に対する触媒抑制剤をも
含むことが推奨される。好ましい抑制剤は、種々の「エ
ン−イン」系、例えば3−メチル−3−ペンテン−1−
イン及び3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン;
アセチレンアルコール、例えば3−メチル−1−ブチン
−3−オル、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オ
ル、3−メチル−1−ペンチン−3−オル及びフェニル
ブチノール;マレエート及びフマレート、例えば周知の
ジアルキル、ジアルケニル及びジアルコキシアルキルフ
マレート類及びマレエート類;シクロビニルシロキサン
類及びベンジルアルコールを含む。この触媒抑制剤は、
上記の室温での触媒された付加反応を抑制し、一方高い
温度での前記反応を妨げないいずれの量でも用いうる。
用いられるこの成分の割合は、日常的な実験により容易
に決定できる。
【0037】本発明組成物の硬化は、300℃迄の温
度、好ましくは80〜150℃の温度に適当な時間加熱
することにより達成される。
【0038】本発明の組成物は、非反応性溶媒の存在下
に、50〜90部の成分(A)及び10〜50重量部の
成分(B)を均質に混合することにより作られる。本発
明に有用な溶媒は、炭化水素、例えばトルエン、キシレ
ン、ヘプタン及びミネラルスピリット;揮発性シロキサ
ン、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン及び
ヘキサメチルジシロキサン;ハロ炭化水素、アルコー
ル、エステル、ケトン及びこれら溶媒の組み合わせを含
む。必要な溶媒粘度の量はポリジオルガノシロキサン、
成分(B)の粘度に依存する。組成物の調製、取扱い及
び塗布を容易にするために、比較的粘度の高いポリジオ
ルガノシロキサンポリマーは、比較的粘度の低いポリジ
オルガノシロキサンポリマーよりも比較的多量の溶媒を
必要とする。適当な混合手段としては、ヘラ、ドラムロ
ーラー、メカニカルスターラー、三本ロールミル、シグ
マブレードミキサー、ブレッドドウミキサー(bread dou
gh mixer) 及び二本ロールミルがある。成分(C)を
(A)及び(B)に混合し、この混合物に触媒抑制剤を
添加するとよい。白金族金属含有触媒は、好ましくは最
後に、又は使用直前に加える。
【0039】本発明の好ましい無溶媒SPSA組成物は
諸成分を溶媒中に混合することによっても調製できる。
一般には、成分(A)は5〜15wt%の有機溶媒に溶
解し、混合の便を図り、そして成分(B)を加える。成
分(B)の粘度が充分に低いときは、混合は溶媒無しに
達成できる(即ち、ここでは、本質的に100%の固体
SPSA組成物が予期されている。)。本発明の無溶媒
組成物を得る為には、成分(A)、(B)及び溶媒を、
バッチ操作で、130℃及び133〜266Pa(水銀
柱1〜2ミリメートル)で、真空ストリッピングに等し
い条件下に脱蔵させる。溶媒の除去は、不活性ガス流と
の接触、蒸発、蒸留、薄膜ストリッピング等のような公
知の方法のいずれかにより、達成できる。成分(A)及
び(B)又はそれらの混合物を脱蔵するときは、過度に
高い温度は避けるべきである。200℃、好ましくは1
50℃の温度は越えるべきでない。次いで、脱蔵された
(A)及び(B)の混合物に架橋剤及び触媒を加え、組
成物を作り上げる。
【0040】一般に、少量の追加の成分を本発明の組成
物に加えてもよい。例えば、酸化防止剤、顔料、安定
剤、充填材等は、それらがこれら組成物の感圧接着剤の
性質をさ程減らすことがない限り、加えてもよい。
【0041】本発明の組成物は、SPSA類として有用
であり、可撓性であろうが剛性であろうが、固体の支持
体に容易に付着する。これらの組成物は表面にロールが
け、塗布、噴霧等のいずれかの適当な手段により適用
し、次いで硬化させる。
【0042】この支持体を接着する支持体又は基体の表
面は、金属、例えばアルミニウム、銀、銅、鉄及びそれ
らの合金;多孔性材料、例えば紙、木材、皮革及び繊
維;有機ポリマー材料、例えばポリオレフィン類、例え
ばポリエチレン及びポリプロピレン及びポリビニルフル
オライド;ポリスチレン;ポリアミド類、例えばナイロ
ン類;ポリエステル類及びアクリルポリマー類;ペンキ
を塗った表面;ケイ質の材料、例えばコンクリート、レ
ンガ、シンダーブロック及びガラス又はガラス布のよう
ないずれかの公知の固体材料であり得る。ガラス布のよ
うな多孔性物質は、しばしば支持体の一方の表面から他
方の表面にSPSAが移行するのを防ぐ物質で含浸させ
る。これに関連して、フルオロカーボンポリマー支持体
の表面を化学的に処理してシリコーン感圧接着剤を前記
表面への接着力を高めることもよく知られている。
【0043】本発明のSPSA類によって調製されうる
有用な物品には、感圧接着テープ、ラベル、記章及び他
の装飾的又は伝達用標識が含まれる。特に有用な物品
は、熱いにせよ、冷たいにせよ、極端な温度に耐え得る
可撓性又は剛性の支持体であって、その少なくとも1つ
の表面に本発明のSPSA類を有するものである。その
ような物品は、本発明のSPSAが有する高温での安定
性及び低温での可撓性を充分に利用する。
【0044】
【実施例】本発明の組成物を更に説明する為に、以下の
例を示す。特に断らない限り、これらの例中の全ての部
及びパーセンテージは、重量基準であり、全ての測定は
25℃で得られたものである。
【0045】以下に述べる各々の接着剤組成物は厚さ
2.0ミル(0.051mm)のMYLAR(商標)(ポ
リエステル)シート上の1.5〜2.0ミル(0.03
8〜0.051mm)のフィルムとしてキャストし、被覆
したシートは130℃で6分加熱することにより硬化
し、硬化したSPSAを以下の方法で評価した。
【0046】接着性(A) 接着性は、接着剤を被覆したシートを1インチ(25.
4mm)幅に切り、ステンレススチールパネル上に5ポン
ド(2270g)のローラーでこの感圧接着テープをロ
ールがけし、次いでこのテープをパネルから角度180
℃で毎分12インチの速度(305mm/分)で引き剥が
した。各フィルムをパネルから引き剥がすに必要な平均
の力をニュートン/メートル(N/m)で報告する。
【0047】%接着層破損 上述の接着試験の結果、スチールパネルからテープへ接
着剤が移行したとき(凝集破壊)、AF値はテープに残
った接着剤フィルムのパーセントを示す(即ち、接着剤
がパネルに全く移行しなかったときは、AF=100
%;全ての接着剤がスチールパネルに移行したときはA
F=0%)。これら両極端の中間の値(0〜100%)
は肉眼で決定した。
【0048】上述の接着試験方法によりテープサンプル
のAF値が100%であるときは、パネルからテープを
手でできるだけ速く引き剥がすという高速度でこの手順
を繰り返した。実際の引き取り速度は測定できなかった
が、この方法は再現性のある結果を与えた。この場合、
AF値は次のようにして決定した。接着層破損の量を観
察し、0〜10の値を与えた(即ち、スチールパネルへ
の接着剤の移行が無いときは10、スチールパネルへの
接着剤の完全な移行があったときは0)。次いで、この
接着層破損値を100に加え、テストサンプルについて
最終的なAF値を出した。即ち、凝集破壊が無いとき
は、10の値を当初の100に加え、最終AF値110
が得られる。もし、高速度引き剥がしの間に接着剤が完
全な凝集破壊を起こしたときは、ゼロの値を当初の10
0に加え、最終AF値100が得られる。凝集破壊の中
間値は比例配分方式で処理した。この迅速引き剥がし過
程に従って、接着層破損/凝集破壊を観察し、四つの内
の1つに振り分けた。最初の3つは種々の度合いの凝集
破壊型であった。最後のカテゴリーは凝集破壊は無く、
接着層破損型であった。
【0049】(1)第1の破壊型は、少なくとも幾らか
の接着剤のスチールパネルへの移行をもたらし(凝集破
壊)、テープ面積の50〜100%がこれによって影響
された。
【0050】(2)第2の破壊型は、「チャッター」線
を生じ、これは幅が約1/16インチ(1.6mm)であ
り、引き剥がされたテープの長さ方向に実質的に均一に
分布していた。通常、そのようなサンプルはAF値10
9又は、より頻度は少ないが、108であった。
【0051】(3)最後の破壊型は、テープをスチール
パネルから剥がしたとき、テープの末端に1本の薄い線
が生じた。これらのサンプルは、凝集破壊が非常に低い
ことを認めて109.5の値を与えた。
【0052】(4)スチールパネルへの接着剤の移行が
無かった;AF=110。
【0053】フィンガータック フィンガータックは、比較的主観的な評価であり、接着
剤の表面に触ってその「粘着性」の度合いを決定するこ
とにより得た。以下の表では、高(H)、低(L)及び
平均(A)のような記述的用語で報告した。
【0054】本発明の非常に好ましい配合物は、商業的
用途に用いられる従来のSPSA類に要求される接着値
50オンス/インチ(547N/m)及び高FT値を同
時に示すと共に、少なくともAF値109.5である。
【0055】(例1)数平均分子量11,000のビニ
ル末端ポリジメチルシロキサン流体201gを溶解性シ
リケート樹脂のキシレン溶液600gと徹底的に混合し
て接着剤マスターバッチを調製した。この樹脂は、ヘキ
サメチルジシラザンでキャップされ、残留水酸基含量1
/4wt%未満であり、数平均分子量2600であり、
モル比1.3:1のMe3 SiO1/2 シロキサン単位及
びSiO4/2 シロキサン単位から本質的になる。この樹
脂の分子量は、35℃のVarian TSK 400
0+2500カラム及び1mL/分のクロロフォルム移動
相を用いるゲルろ過クロマトグラフィー(GPC)によ
り得られた。類似の樹脂の狭い分子量画分を用いて系を
目盛った。上記樹脂溶液は、この溶液1.0gを空気炉
中150℃で1時間加熱することにより測定して、固体
含量が90.5%であった。次いで、この混合物を15
5℃及び圧力665Pa(5mmHg)で約1時間脱蔵し
た。
【0056】(例2)本発明における架橋剤を製造する
に当たって、機械的攪拌機、温度計/温度制御器及び添
加ロートを備えた500mLの三口フラスコに100g
(0.333モル)の式(MeHSiO)5 で示される
環状シロキサンを装填した。この添加ロートに41.8
6g(0.355モル)のα−メチルスチレン(AM
S)及び1.16gの白金錯体の混合物を満たした。こ
の触媒は、塩化白金酸のジビニルテトラメチルジシロキ
サンをジメチルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキ
サンで希釈したもので、米国特許No.3,419,59
3の例1に従って調製した。この環状シロキサンを12
0℃に加熱し、この点で加熱を停止し、ロート内容物の
滴々添加を始めた。前記AMSは、反応発熱がフラスコ
内容物を120℃の温度に維持するような速度で加え
た。この反応ステップは30分続いた。その後、反応混
合物を更に1時間加熱し、次いでろ過した。得られた黄
色の液体は粘度65センチストークス(65mm2 /s)
であった。
【0057】(例3)例1で調製した接着剤マスターバ
ッチ7gを別のバイアルに秤取り、追加のビニル末端ポ
リジメチルシロキサン流体(又は追加の樹脂)及び例2
の架橋剤をこれに配合し、それぞれ表1の第1カラム及
び第2カラムに記載した樹脂/ポリマー(R/P)重量
比及びケイ素水素化物/ケイ素上のビニル(SiH/S
iVi)モル比を得た。更に、0.01gのマレイン酸
ビス−(メトキシメチル)エチル抑制剤及び0.06g
の上述の白金錯体触媒溶液をこれらバイアルに入れ、完
全に混合した。そのような接着剤の各配合物をポリエス
テルシートに塗布し、硬化し、上述の方法に従って試験
した。その結果を表1に示す。
【0058】 〔表1〕R/P SiH/SiVi A AF FT 69 1.8 503 109.5 高 末端における線 70 1.8 613 109 高 71 1.8 711 102 高 69 1.2 481 110 高 70 1.2 569 109.5 高 末端における線 71 1.2 613 108 高 70 1.5 569 109 高 非常に少数のチャッター線 70 1.5 569 109 高 非常に少数のチャッター線 70 1.5 569 109 高 非常に少数のチャッター線
【0059】(例4)一連の架橋剤を例2の方法で調製
した。但し、反応を1オンス(30mL)という、より小
さな規模で行った。AMS対(MeHSiO)5 のモル
比を表2の最後のカラムに示すように変化させた。これ
らの架橋剤を用いて例3と同様にして接着剤を調製し
た。但し、R/P比を70/30とし、SiH/SiV
i比を1.3にした。ポリエステル上で硬化させた後、
この接着剤を試験し、この結果を表2に示す。
【0060】
【0061】上記結果は、この特別な系(70/30の
R/P比)については、好ましいAMS/環状シロキサ
ン比は1.0と2.0の間にあることを示している。
【0062】(例5)例2のようにして架橋剤を調製し
た。但し、30.0g(0.1モル)の(MeHSi
O)4 を12.4gのAMSと反応させた。この架橋剤
を用いて例3の方法に従って接着剤を調製した。これら
を前述のようにして試験した。その結果を表3に示す。
【0063】 〔表3〕R/P SiH/SiVi A AF FT 68 1.8 394 104 高 69 1.8 558 99 高 まだら 70 1.8 678 99 高 まだら 68 1.2 459 109.5 高 末端における線 69 1.2 602 107 高 70 1.2 678 99 高 まだら 69 1.5 591 107 高 69 1.5 613 105 高 69 1.5 569 107 高
【0064】(例6)例2に述べた様にして、AMS及
び構造Me3 SiO(MeHSiO)n SiMe3 (こ
こにnは平均値8を有する。)を有する線状シロキサン
を反応させることにより架橋剤を調製した。用いた反応
体の比率は次のようであった:50gの線状シロキサン
(0.615モルSiH);38gのAMS(0.32
2モル);及び0.2gの上述の白金触媒。この溶液は
5分以内に発熱した。例3に記載したようにして、この
架橋剤を用いて接着剤を調製し、試験した。その結果を
表4に示す。
【0065】 〔表4〕R/P SiH/SiVi A AF FT 69 1.8 503 109 高 チャッター線非常に少ない 70 1.8 602 109 高 チャッター線 71 1.8 678 102 高 69 1.2 481 110 高 70 1.2 624 109 高 チャッター線 71 1.2 700 104 高 70 1.5 580 109 高 チャッター線 70 1.5 569 109 高 チャッター線 70 1.5 547 109 高 チャッター線
【0066】(例7)例2の方法に従って、2滴の白金
触媒錯体を用いて30gの(MeHSiO) 5 (0.1
0モル)を17.64gの1−ドデセン(0.105モ
ル)を反応させ、架橋剤を調製した。反応体を一緒にし
て後1分以内に発熱が観察された。温度が低下し始めて
後、生成物を70℃の炉中に1時間置いた。この架橋剤
は、無色透明液体で、粘度が約10〜15センチストー
クス(10〜15mm2 /s)であった。
【0067】上記架橋剤を用いて例3の方法に従って接
着剤を調製した。樹脂/ポリマーの比及びSiH/Si
Viのモル比を、対応する試験結果と共に表5に示す。
【0068】 〔表5〕R/P SiH/SiVi A AF FT 69 1.8 536 110 高 チャッター線なし 70 1.8 602 109.5 高 末端に線、チャッター線なし 71 1.8 656 102 高 まだら、チャッター線 69 1.2 558 109.5 高 末端に線、チャッター線なし 70 1.2 635 109.5 高 末端に線、軽いチャッター 71 1.2 700 109.5 高 末端に線、軽いチャッター 70 1.5 602 109.5 高 末端に線、チャッター線なし 70 1.5 602 109.5 高 末端に線、チャッター線なし 70 1.5 580 109.5 高 末端に線、チャッター線なし
【0069】(例8)白金錯体触媒0.03gを用い
て、15.12gの1−ドデセン(0.09モル)を1
6.67g(0.205グラム当量のSiH)の構造M
3 SiO(MeHSiO)n SiMe3 (ここにnは
平均値8を有する。)を有するシロキサンを反応させる
ことにより調製された架橋剤を用いて、例7の過程を繰
り返した。この架橋剤を瓶の中に入れて蓋をし、75℃
/18時間加熱した。添加剤処方パラメーター及び試験
結果を表6に示す。
【0070】 〔表6〕R/P SiH/SiVi A AF FT 69 1.8 427 110 高 チャッター線なし 70 1.8 536 109 高 チャッター線 71 1.8 569 109 高 チャッター線 69 1.2 405 110 高 チャッター線なし 70 1.2 492 110 高 チャッター線なし 71 1.2 558 109 高 少数のチャッター線 70 1.5 481 109 高 少数のチャッター線 70 1.5 492 109 高 少数のチャッター線 70 1.5 492 109 高 少数のチャッター線
【0071】(例9)例2の方法に従って、0.03g
の白金錯体触媒を用いて30gの(MeHSiO)
5 (0.1モル)を26.46gの1−オクタデセン
(0.105モル)を反応させ、架橋剤を調製した。急
速な発熱が観察され、温度が100℃に上昇した。この
反応生成物を、蓋をした瓶中で加熱し(75℃/3時
間)、これを用いて例3に概説した方法に従って表7に
示す接着剤を配合した。上述のようにして得られた試験
結果も表7に示す。
【0072】 〔表7〕SiH/SiVi R/P A AF FT 1.8 69 492 109.5 H チャッターなし;端に線 1.8 70 591 107 H まだら、チャッター 1.8 71 656 107 H まだら、チャッター 1.2 69 481 110 H 1.2 70 580 109.5 H 軽いチャッター;端に線 1.2 71 678 109.5 H 軽いチャッター;端に線 1.5 70 558 109.5 H チャッター無し;端に線 1.5 70 569 109.5 H チャッター無し;端に線 1.5 70 558 109.5 H チャッター無し;端に線
【0073】(例10)例9の過程に従った。但し、こ
こでは架橋剤は、0.03gの白金錯体触媒を用いる、
30gの(MeHSiO)5 (0.1モル)と8.84
gの1−ヘキセン(0.105モル)との反応生成物で
あった。反応体を混合して数分後発熱が観察され、この
生成物を蓋をした瓶中で加熱し(75℃/2時間)、次
いで上述のようにこれを用いて接着剤を配合した。その
結果を表8に示す。
【0074】 〔表8〕SiH/SiVi R/P A AF FT 1.8 69 492 105 H チャッターなし;接着剤の島* 1.8 70 503 109.5 H チャッターなし;端に線 1.8 71 591 25 H 1.2 69 470 109 H チャッター;チャッター線 1.2 70 569 85 H チャッター 1.2 71 678 40 H チャッター 1.5 70 580 105 H チャッター 1.5 70 580 105 H チャッター 1.5 70 591 109 H 軽いチャッター;線 * 他から隔離された接着剤の島。
【0075】(例11)例9の過程に従った。但し、こ
こでは架橋剤は、0.03gの白金錯体触媒を用いる、
30gの(MeHSiO)5 (0.1モル)と32gの
20〜C24α−アルケンの混合物(約0.105モル)
との反応生成物であった。反応体を混合して20分後発
熱が観察され、この生成物(白い蝋)を蓋をした瓶中で
加熱し(75℃/18時間)、次いで上述のようにこれ
を用いて接着剤を配合した。その結果を表9に示す。
【0076】 〔表9〕SiH/SiVi R/P A AF FT 1.8 69 536 109.5 H 端に線 1.8 70 602 109.5 H 端に線 1.8 71 645 108 H チャッター線 1.2 69 263 108 H まだら 1.2 70 558 109.5 H 端に線 1.2 71 624 109 H チャッター線 1.5 70 613 109 H 非常に少数のチャッター線 1.5 70 613 109 H 非常に少数のチャッター線 1.5 70 591 109 H 非常に少数のチャッター線
【0077】(例12)例9の過程に従った。但し、こ
こでは架橋剤は、0.03gの白金錯体触媒を用いる、
15gの(MeHSiO)5 (0.05モル)と5.8
8gの1−オクテン(約0.0525モル)との反応生
成物であった。5分以内に発熱が観察され、この生成物
を蓋をした瓶中で75℃に加熱し、次いで上述のように
これを用いて接着剤を配合した。その結果を表10に示
す。
【0078】 〔表10〕SiH/SiVi R/P A AF FT 1.8 69 503 109.5 H 端に線 1.8 70 536 109 H チャッター線 1.8 71 624 107 H まだら 1.2 69 492 109.5 H 端に線 1.2 70 569 109.5 H 端に線 1.2 71 613 107 H まだら 1.5 70 602 109 H チャッター線 1.5 70 602 109 H チャッター線 1.5 70 613 109 H チャッター線
【0079】((比較)例13)平均重合度80を有す
るトリメチルシロシキ末端ポリメチル水素シロキサンか
ら本質的になる従来の架橋剤を用いて例3の方法に従っ
て接着剤を調製し試験した。処方パラメーター及び試験
結果を表11に示す。
【0080】
【0081】((比較)例14)式Me3 SiO(Me
HSiO)n SiMe3 (ここにnは平均値8を有す
る。)で示されるトリメチルシロシキ末端ポリメチル水
素シロキサンから本質的になる従来の架橋剤を用いて例
3の方法に従って接着剤を調製し試験した。処方パラメ
ーター及び試験結果を表12に示す。
【0082】 〔表12〕R/P SiH/SiVi A AF FT 69 1.8 449 109 平均 チャッター線 70 1.8 503 109 平均 チャッター線 71 1.8 569 109 低 チャッター線 69 1.2 438 100 高 70 1.2 514 100 高 71 1.2 602 100 平均 70 1.5 525 109 平均 チャッター線 70 1.5 503 109 平均 チャッター線 70 1.5 525 109 平均 チャッター線
【0083】
【発明の効果】本発明のシリコーン接着剤は、金属及び
他の基体に対して良好な接着性を示し、非常に粘着性の
表面を有する。更に、驚くべきことに、上記望ましい性
質に加えて、本発明のSPSA類は高速度で基体から引
き剥がしたとき、基体から円滑に接着剤が剥がれる。即
ち、高速度引き剥がし速度下でも接着剤が基体に殆ど又
は全く移行せず、従来技術に付随する上述の「チャッタ
ー」を減らすか、除去できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKK 6904−4J

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に少なくとも2つのオレフィン性
    不飽和基を有するシロキサンポリマー、シロキサン樹
    脂、Si−H官能性架橋剤及び触媒量の白金族金属含有
    触媒を含むシリコーン感圧接着剤であって、前記架橋剤
    が次の(I)及び(II)のヒドロシリル化反応生成物で
    あることを特徴とするシリコーン感圧接着剤: (I)次のシロキサンから選ばれるオルガノ水素ポリシ
    ロキサン: 【化1】 ここに、R3 は独立に炭素原子数1〜4のアルキル基、
    フェニル基、トリフルオロプロピル基又はクロロプロピ
    ル基であり、xは平均値4〜8をとり、yは平均値5〜
    25をとり、zは平均値1〜20をとり、但しy+z≦
    25である;及び (II)炭素原子数6〜28のα−アルケン及び式Ph−
    4 (ここにPhはフェニル基を表し、R4 は炭素原子
    数2〜6の末端不飽和1価炭化水素基を表す。)から選
    ばれる不飽和有機化合物。
  2. 【請求項2】 次の(A)〜(D)を含む感圧接着剤組
    成物: (A)本質的にR3 SiO1/2 シロキサン単位及びSi
    4/2 シロキサン単位(ここに各Rは水素及び水素化炭
    化水素基から選ばれる1価の基である。)からなる溶解
    性オルガノポリシロキサンであって、全てのR基の少な
    くとも1/3はメチルであり、前記溶解性オルガノポリ
    シロキサン中のR3 SiO1/2 シロキサン単位対SiO
    4/2 シロキサン単位のモル比は0.6〜1.6の値をと
    るもの50〜90重量部; (B)一般式R1 2 2SiO(R2 2SiO)n SiR2 2
    1 (ここに各R2は炭化水素及びハロゲン化炭化水素
    基から独立に選ばれる1価の基であり、全R 2 基の少な
    くとも1/2はメチルであり、各R1 はR2 基及びOH
    基から選ばれ、下付き文字nは平均値少なくとも50で
    あり、ここに少なくとも2つのR2 基はオレフィン性不
    飽和を含む)を有するポリジオルガノシロキサン10〜
    50重量部(但し、成分(A)及び(B)は100重量
    部である); (C)架橋剤が次の(I)及び(II)のヒドロシリル化
    反応生成物である架橋剤: (I)次のシロキサンから選ばれるオルガノ水素ポリシ
    ロキサン: 【化2】 ここに、R3 は独立に炭素原子数1〜4のアルキル基、
    フェニル基、トリフルオロプロピル基又はクロロプロピ
    ル基であり、xは平均値4〜8をとり、yは平均値5〜
    25をとり、zは平均値1〜20をとり、但しy+z≦
    25である;及び (II)炭素原子数6〜28のα−アルケン及び式Ph−
    4 (ここにPhはフェニル基を表し、R4 は炭素原子
    数2〜6の末端不飽和1価炭化水素基を表す。)から選
    ばれる不飽和有機化合物(但し、この組成物中に存在す
    る(C)の量は前記組成物中の各オレフィン基に対して
    1〜15のSiH基を提供するに充分である);及び (D)硬化量の白金族金属含有触媒。
  3. 【請求項3】 成分(A)が本質的に(CH3)3 SiO
    1/2 シロキサン単位及びSiO4/2 シロキサン単位から
    なり、成分(B)のR1 及びR2 は独立にメチル基、フ
    ェニル基及び炭素原子数2〜14のアルケニル基から選
    ばれ、前記基の少なくとも85%はメチルであり、前記
    成分(B)の各分子中に少なくとも2つのビニル基が存
    在し、前記成分(B)の下付き文字nは平均値50であ
    り、前記成分(C)の前記オルガノ水素ポリシロキサン
    (I)の各R3 はメチル基である、請求項2の組成物。
  4. 【請求項4】 前記オルガノ水素ポリシロキサン(I)
    が次式で示され: 【化3】 (ここにMeはメチル基であり、xは平均値5〜7であ
    る。)、前記不飽和有機化合物(II)がα−メチルスチ
    レン及び式CH2 =CH2 (CH2 m CH3 (ここに
    mは5〜25の整数である。)で示されるアルケンから
    選ばれる請求項3の組成物。
  5. 【請求項5】 前記オルガノ水素ポリシロキサン(I)
    が次式で示され: 【化4】 (ここにMeはメチル基であり、yは平均値5〜10で
    ある。)、前記不飽和有機化合物(II)がα−メチルス
    チレン及び式CH2 =CH(CH2 m CH3 (ここに
    mは5〜25の整数である。)で示されるアルケンから
    選ばれる請求項3の組成物。
  6. 【請求項6】 前記溶解性オルガノポリシロキサン
    (A)がこの溶解性オルガノポリシロキサンの重量を基
    準にしてケイ素に結合した水素の含量1wt%以下であ
    る請求項4又は5の組成物。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの表面に請求項2、3、
    4、5又は6の組成物を有する製品。
  8. 【請求項8】 その少なくとも1つの面に硬化した請求
    項2〜7のいずれかの組成物を有する可撓性支持体を含
    む感圧接着テープ。
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