JPH06228430A - ポリケトンポリマー組成物 - Google Patents

ポリケトンポリマー組成物

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JPH06228430A
JPH06228430A JP3166928A JP16692891A JPH06228430A JP H06228430 A JPH06228430 A JP H06228430A JP 3166928 A JP3166928 A JP 3166928A JP 16692891 A JP16692891 A JP 16692891A JP H06228430 A JPH06228430 A JP H06228430A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】(1)一酸化炭素と少なくとも1種のエチレン
系不飽和炭化水素との線状交互ポリマーと、(2)高ゴ
ムグラフトコポリマーと、場合によっては(3)α−オ
レフィン部分及びα,β−エチレン系不飽和カルボン酸
部分を含んでいる酸性ポリマーとからなるポリマーブレ
ンドを含んでいる。 【効果】室温及び低温の両方において強度及び衝撃強さ
が向上している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改善されたポリケトンポ
リマー組成物、即ち一酸化炭素と少なくとも1種のエチ
レン系不飽和炭化水素との線状交互ポリマーを含んでい
るブレンドに関する。
【0002】
【従来の技術】一酸化炭素とオレフィンとからなる一群
のポリマーが以前から知られている。
【0003】最近になってポリケトン又はポリケトンポ
リマーとして知られるようになった、一酸化炭素と少な
くとも1種のエチレン系不飽和炭化水素とからなる一群
の線状交互ポリマーへの関心が高まっている。米国特許
明細書第4,880,903号は、一酸化炭素と、エチ
レンと、他のオレフィン系不飽和炭化水素(例えばプロ
ピレン)とからなる線状交互ポリケトンターポリマーを
開示している。ポリケトンポリマーの製造方法は通常、
パラジウム、コバルト又はニッケルの中から選択される
第VIII族金属の化合物と、非ヒドロハロゲン強酸
(strongnon−hydrohalogenic
acid)のアニオンと、リン、ヒ素又はアンチモン
の二座配位子とから生成される触媒組成物の使用を伴
う。米国特許明細書第4,843,144号は、パラジ
ウム化合物と、pKaが約6未満の非ヒドロハロゲン酸
のアニオンと、リンの二座配位子とからなる好ましい触
媒を使用して実施する一酸化炭素と少なくとも1個のエ
チレン系不飽和炭化水素とのポリマーの製造方法を開示
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】得られるポリマーは、
よく知られた方法でポリケトンポリマーを処理すること
により製造する、成形品(例えば飲食物用容器)及び自
動車産業用部品の製造において優れた熱可塑性樹脂とし
ての有用性が確立された比較的高分子の材料である。し
かしながら、特定の用途では、ポリケトンポリマーの特
性とは幾分異なる特性を有することが所望されることが
判明した。ポリケトンポリマーの十分に望ましい特性は
保持しつつ、他の特性を改善することが有利であろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】後述する如く、特にアイ
ゾッド試験というよりむしろ、ガードナー試験に従って
測定したときの耐衝撃性が改善された組成物を提供する
ことが本発明の目的である。
【0006】ある程度の量の高ゴムグラフトコポリマー
にブレンドすれば、このことが可能であることが判明し
た。
【0007】本発明は一酸化炭素と少なくとも1種のエ
チレン系不飽和炭化水素とからなる線状交互ポリマー
と、特定の他のポリマー材料とのブレンドを提供する。
特に本発明は、(1)線状交互ポリマーと、(2)高ゴ
ムグラフトコポリマーと、場合によっては(3)酸性ポ
リマーとからなるブレンドを提供する。この酸性ポリマ
ーは、α−オレフィン部分、α,β−エチレン系不飽和
カルボン酸部分、及び任意に第3の非酸性低分子重合性
モノマーを含み、また場合によっては酸性ポリマーのカ
ルボン酸基の一部分が非アルカリ金属で中和されてい
る。本発明のブレンドは、室温でも、低温でも改善され
た靭性及び衝撃強さを示す。
【0008】本発明のブレンドのポリケトンポリマーは
線状交互構造体であり、また不飽和炭化水素1分子毎に
実質的に1分子の一酸化炭素を含んでいる。ポリケトン
ポリマーの前駆体として使用するのに適したエチレン系
不飽和炭化水素は20個までの、好ましくは10個まで
の炭素原子を有し、またエテン並びに他のα−オレフィ
ン(例えばプロペン、1−ブテン、イソブテン、1−ヘ
キセン、1−オクテン及び1−ドデセン)のような脂肪
族であるか、又は異なる脂肪族分子上にアリール置換基
を含み、特にエチレン系不飽和の炭素原子上にアリール
置換基を含んでいるアリール脂肪族である。エチレン系
不飽和炭化水素のうちアリール脂肪族炭化水素の例とし
ては、スチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチ
レン及びm−イソプロピルスチレンが挙げられる。好ま
しいポリケトンポリマーは、一酸化炭素とエテンとのコ
ポリマー、又は一酸化炭素と、エテンと、少なくとも3
個の炭素原子を有する第2のエチレン系不飽和炭化水素
(特にプロペンのようなα−オレフィン)とのターポリ
マーである。
【0009】好ましいポリケトンターポリマーを本発明
のブレンドの主要ポリマー成分として使用するときに、
ターポリマー内には、第2の炭化水素部分を含んでいる
各単位に対して、エチレン部分を含んでいる単位が少な
くとも2つある。第2の炭化水素部分を含んでいる単位
が10〜100個あるのが好ましい。従って、好ましい
ポリケトンポリマーのポリマー鎖は式:
【0010】
【化2】 (式中、Gはエチレン系不飽和によって重合される、少
なくとも3個の炭素原子を有するエチレン系不飽和炭化
水素から得られる部分であり、y:x比は0.5以下で
ある)で表される。一酸化炭素とエテンとのコポリマー
を本発明のブレンドで使用するときには、第2の炭化水
素は存在せず、コポリマーはy=0のときの上記式によ
り表される。yが0以外のとき、即ちターポリマーを使
用するときには、
【0011】
【化3】 で表される単位及び
【0012】
【化4】 で表される単位がポリマー鎖全体にランダムに認められ
る。好ましいy:x比は0.01〜0.1である。ポリ
マー鎖の末端基即ち“キャップ”はポリマーの製造中に
どんな材料が存在しているか、またポリマーが精製され
るか又はポリマーがどのように精製されるかによって決
まる。末端基の正確な性質はポリマーの特性にそれほど
影響を及ぼすようには思われず、それゆえポリマーが前
述した如きポリマー鎖の式で正しく表される。
【0013】ゲル浸透クロマトグラフィーにより測定し
たときの数平均分子量が1000〜200,000、特
に20,000〜90,000のポリケトンポリマーが
特に有利である。ポリマーの物理的特性はいくぶんか
は、分子量によって、ポリマーがコポリマーであるか又
はターポリマーであるかによって、またターポリマーの
場合には存在する第2の炭化水素部分の性質によって決
まる。ポリマーの通常の融点は175℃〜300℃であ
り、更に一般的には210℃〜270℃である。標準細
管粘度測定装置を使用してm−クレゾールで60℃にて
測定したポリマーの極限粘度数(LVN)は0.5dl
/g〜10dl/g、更に頻繁には0.8dl/g〜4
dl/gである。
【0014】ポリケトンポリマーの好ましい製造方法は
米国特許明細書第4,843,144号に開示されてい
る。パラジウム化合物と、(18℃の水中で測定した)
pKaが6未満、好ましくは2未満の非ヒドロハロゲン
酸のアニオンと、リンの二座配位子とから適切に生成さ
れた触媒組成物の存在下で、一酸化炭素と炭化水素モノ
マーとを重合条件下で接触させる。
【0015】本発明の組成物の第2の成分は高ゴムグラ
フトコポリマー、即ちゴム基質(幹ポリマー)上の(硬
質)グラフトコポリマー(枝ポリマー)である。これら
の高ゴムグラフトコポリマーは、ビニルニトリルモノマ
ー、ビニルモノマー及び場合によってアクリルモノマー
と組合わせたビニルニトリルモノマー、並びにこれらの
混合物からなる群の中から選択される(50重量%未満
の)(重合時に)硬質のモノマーを、1,3−ジエンポ
リマー及びその(ゴム)コポリマーの中から選択される
(少なくとも50重量%の)(予備成形された)ゴム基
質の存在下でグラフト重合することにより得られる従来
のグラフトコポリマーである。
【0016】特に硬質グラフトコポリマーは、ビニルニ
トリルモノマー(例えばアクリロニトリル)、ビニル芳
香族モノマー(例えばスチレン)及び場合によってアク
リルモノマー(例えばメチルメタクリレート)と組合わ
せたビニルニトリルモノマー又はこれらの混合物であ
る。特に好ましいコポリマーは、スチレンと、アクリロ
ニトリルと、場合によってはメチルメタクリレートとの
コポリマーである。硬質グラフトコポリマーは好適には
高ゴムグラフトコポリマーの10重量%〜50重量%を
構成している。
【0017】特にゴム基質は、1,3−ジエンポリマー
(例えばポリブタジエン若しくはポリイソプレン)、又
はビニルモノマー、ビニリデンモノマー(例えばスチレ
ン)、ビニルニトリルモノマー(例えばアクリロニトリ
ル)及びアクリル酸エステルモノマー(例えばn−ブチ
ルアクリレート)からなる群の中から選択される50重
量%未満の硬質共重合性モノマーと、1,3−ジエンと
のコポリマーである。ゴム基質は好適には高ゴムグラフ
トコポリマーの50重量%〜90重量%を構成してい
る。
【0018】高ゴムグラフトコポリマーの製造では従来
と同様に、ゴム基質及びグラフトコポリマー相のいずれ
か一方が、又はその両方が、一方又は両方の重合成分を
架橋させるために、更に通常10重量%未満と少量の共
重合性二官能価又は三官能価モノマーを含み得る。
【0019】モノマー又はモノマー混合物に適用すると
きには、硬質という用語の使用は幾分不適切である。本
発明での硬質モノマーという用語は、重合した時に剛
性、可塑性又は非ゴム性のホモポリマー、例えばガラス
転移温度が20℃を越えるホモポリマーを提供する重合
性モノマーを意味している。
【0020】ゴム基質又はゴムコポリマーという用語
は、従来と同様にゴム状若しくは弾性のあるポリマー、
例えばガラス転移温度が20℃未満、好ましくは0℃未
満のポリマーを意味している。しばしばゴム系改質剤と
称されているが、高ゴムグラフトコポリマーの大半は実
際にはゴム弾性がなく、更に改質及び加硫を行わなけれ
ば有効なゴム弾性を示さない。従ってこれらの材料は熱
可塑性エラストマーとはみなされない。
【0021】高ゴムグラフトコポリマーを、従来の多様
なグラフト重合法、例えば乳化重合法、懸濁重合法、序
列重合法、塊状重合法及び溶液重合法のどれかで製造し
てもよい。これらの方法は重合技術ではよく知られてい
る。
【0022】本発明を実行するのに有効な高ゴムグラフ
トコポリマーとしては例えば、一般には50重量%を越
えるゴム基質を含んでいるポリブタジエン又はスチレン
−ブタジエンゴム上でのスチレンとアクリロニトリルと
のグラフトコポリマーとして説明され得る一般に高ゴム
アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂と
称されるコポリマーが挙げられる。また、ポリブタジエ
ン上又はスチレン−ブタジエンゴム上でのメチルメタク
リレート−スチレン−アクリロニトリルグラフトコポリ
マー(MABS樹脂)等のような同様の高ゴムグラフト
コポリマーが含まれる。これらの樹脂は広く知られ、ま
た市販されている。
【0023】本発明のブレンドで使用すべき高ゴムグラ
フトコポリマーの正確な割合は重要ではない。ブレンド
全体に対し0.5重量%〜45重量%の強化ブレンド成
分を含んでいる組成物が好ましく、15重量%〜30重
量%が更に好ましく、20重量%〜25重量%が最も好
ましい。
【0024】本明細書の一部を構成している米国特許明
細書第4,659,766号に記載されている型の高ゴ
ムグラフトコポリマーが本発明で特に有効である。多量
のゴムを含んでいるジエンゴム基質上での、スチレン
と、アクリロニトリルと、場合によってメチルメタクリ
レートとのグラフトコポリマーが市販されており、本発
明に有効である。
【0025】存在するとしても、少量の成分として存在
している本発明のブレンドの任意の第3のポリマー成分
は、α−オレフィン部分及びα,β−エチレン系不飽和
カルボン酸部分を含んでいる酸性ポリマーであり、任意
に第3のモノマーと重合され、また任意にカルボン酸基
の一部分が非アルカリ金属で中和されている。この任意
のブレンド成分のα−オレフィンモノマーは、10個ま
での炭素原子を有するα−オレフィン(例えばエテン、
プロペン、1−ブテン、イソブテン、1−オクテン及び
1−デセン)である。好ましいα−オレフィンは4個ま
での炭素原子を有する直鎖α−オレフィンであり、エテ
ンが最も好ましい。この任意のブレンド成分のα−オレ
フィンモノマーは、組成物全体に対して少なくとも65
モル%存在し、少なくとも80モル%存在するのが好ま
しい。
【0026】エチレン系不飽和カルボン酸モノマーは、
10個までの炭素原子を有するα,β−エチレン系不飽
和カルボン酸であり、アクリル酸、2−ヘキセン酸及び
2−オクテン酸で表される。好ましいα,β−エチレン
系不飽和カルボン酸は4個までの炭素原子を有する。こ
れらの酸はアクリル酸、メタクリル酸及びクロトン酸で
あり、これらのうちアクリル酸及びメタクリル酸が特に
好ましい。任意の第3のポリマーブレンド成分の不飽和
酸モノマーは、ブレンド成分全体に対して1重量%〜3
5重量%の量存在するが、5モル%〜20モル%の量が
好ましい。
【0027】任意の酸性ポリマーブレンド成分はα−オ
レフィンと不飽和カルボン酸とのコポリマーが好適であ
り、一般にはこのようなコポリマーが好ましい。しかし
ながら時折、第3のモノマーとして、8個までの炭素原
子を有する非酸性低分子重合性モノマーを任意に含むこ
とが有用である。このような任意のモノマーは、他のα
−オレフィン(例えばプロペン若しくはスチレン)、不
飽和エステル(例えばビニルアセテート、メチルアクリ
レート若しくはエチルメタクリレート)(主要α−オレ
フィンモノマーがエテンの場合)、不飽和ハロ炭化水素
(例えばフッ化ビニル若しくは塩化ビニル)又は不飽和
ニトリル(例えばアクリロニトリル)であり得る。第3
のモノマーは、任意のブレンド成分ポリマー全体に対し
て約5モル%までの量で十分であり、約3モル%までの
量が好ましい。
【0028】任意の第3のブレンド成分のポリマーがコ
ポリマーであるか、ターポリマーであるかにかかわりな
く、第3のポリマーブレンド成分の任意の実施態様で
は、カルボン酸基の一部分を非アルカリ金属で中和す
る。部分的に中和した場合、この任意のブレンド成分
は、形態はポリマーであると同時にイオン性を示し、従
来は金属イオノマーと称されていた。任意のポリマーブ
レンド成分の部分的に中和した具体例では、任意の第3
のモノマーを含む又は含まないα−オレフィン/不飽和
カルボン酸ポリマーを、ポリマー中に存在するカルボン
酸基の10%〜90%を、好ましくは20%〜80%を
中和するのに十分なイオン化する亜鉛、アルミニウム又
はマグネシウムの化合物のソースと反応させる。特に、
好ましい金属である亜鉛でこのように中和すると、ポリ
マー全体に金属が均一に分散される。中和で使用するイ
オン化する金属化合物は、錯化又は非錯化非アルカリ金
属イオン(例えば亜鉛、アルミニウム又はマグネシウム
イオン)のソースである。この金属イオンは、金属塩
(例えば酢酸亜鉛、塩化亜鉛若しくは蟻酸亜鉛のような
非錯化金属イオン塩、又は少なくとも一方が容易にイオ
ン化し、他方が容易にイオン化しない2つの型の基に金
属が結合している錯化金属イオン塩)として知られてい
る型の化合物に備わっているものである。このような錯
化金属イオン塩の例としては、1種の弱酸(例えばオレ
イン酸又はステアリン酸)及び1種以上のイオン化する
酸(例えば酢酸又は蟻酸)との混合亜鉛塩である。一般
に錯化非アルカリ金属イオンで中和するのが好ましい。
【0029】任意のポリマーブレンド成分として使用す
る任意に部分的に中和したポリマーは一般に従来からあ
り、多くが市販されている。エテンとメタクリル酸との
コポリマー及びエテンとアクリル酸とのコポリマーが市
販されている。部分的に中和したポリマーも市販されて
いる。任意の第3の成分の量はポリマーブレンド全体に
対して10重量%までが適している。任意のブレンド成
分の量は5重量%までが好ましい。
【0030】本発明のブレンドは、ポリマーの加工性又
は得られたブレンドの特性を改善するための従来の添加
剤(例えば酸化防止剤、安定剤、充填剤、耐火材料、離
型剤、着色剤及び他の材料)も含み得る。ポリケトンと
改質剤とのブレンド前か、ブレンド時か、又はブレンド
後に従来の方法によりこのような添加剤を加える。
【0031】ブレンド又はブレンド成分が過度の崩壊を
生じずに均一のブレンドが製造される限り、本発明のブ
レンドの製造方法は重要ではない。変形例では、ブレン
ドのポリマー成分を同時回転二軸スクリュー押出機内で
押出しして、ブレンドを製造する。他の変形例では、高
い剪断応力を示す混合装置内でポリマー成分を配合す
る。従来の方法、例えば押出し成形及び射出成形により
ブレンドを処理して、シート、フィルム、プレート及び
造形品を製造する。このような適用の例としては、自動
車で使用される内装部品及び外装部品の製造が挙げられ
る。
【0032】本発明のブレンドは所望の機械特性のため
に、また高ゴムグラフトコポリマーとポリケトンポリマ
ーマトリックスとの強い相互作用のために、適合性があ
ると分類される。いかなる特定理論に拘束されることは
望まないが、硬質グラフトコポリマーのニトリル基とポ
リケトンポリマーのケトン基との物理的相互作用のため
に、この親和力が生じると推測される。この親和力は予
想外であり、恐らく両方のブレンド成分の強い二極性か
ら生じている。高ゴムグラフトコポリマーとポリケトン
ポリマーとの湿潤性及び付着性は、本発明のブレンド内
で生じる物理的相互作用を示している。このブレンド
は、ポリケトンポリマー単独で使用するのと比べて室温
及び低温での靭性及び衝撃強さが改善され、また過度の
強度損失が生じないことを特に特徴とする。
【0033】
【実施例】非制限的な以下の実施例により本発明を更に
説明する。
【0034】実施例1 一酸化炭素と、エチレンと、プロペンとからなる線状交
互ターポリマーを、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸
及び1,3−ビス[ビス(2−メトキシフェニル)−ホ
スフィノ]プロパンから生成した触媒組成物の存在下で
製造した。2つのポリケトンポリマーは融点が220℃
〜223℃であり、m−クレゾールで60℃にて測定し
たLVNが1.7〜1.8dl/gであった。一方のポ
リケトンポリマーは融点が224℃であり、m−クレゾ
ールで60℃にて測定したときのLVNが1.37dl
/gであった。ポリケトンポリマーは全て、エテンとメ
タクリル酸からなる市販のコポリマーを1重量%含んで
いた。
【0035】実施例2 実施例1のポリケトンターポリマーと、3つの異なる等
級の市販の高ゴムグラフトコポリマー改質剤とのブレン
ドを製造した。製造したブレンドを表1に示す。100
rpmで作動する42mmの二軸スクリュー逆転かみ合
い押出機上でブレンドを配合した。配合後に、ブレンド
の試験片を25トンの成形機上に射出成形した。成形し
た試験片を試験で使用するまで乾燥剤上で貯蔵した。
“成形時に乾燥していた(dry as moulde
d)”試験片上で機械的試験を実施した。
【0036】試料の耐衝撃性及び引張特性を表1に示
す。
【0037】
【表1】 ガードナー試験の値4.61m.kgは試験装置の上方
エネルギー限界を示している。落錘型衝撃試験、例えば
ガードナー衝撃試験が多くの工学的用途にとって最も適
している。この調査は、ポリケトンポリマーのノッチ付
きアイゾッド耐衝撃性を実質的に改善し得るかなりの数
の材料が識別されたが、これらの材料の大半でガードナ
ー衝撃値が低減していることを示していた。従って、少
なくともポリケトンをベースとする材料にとってガード
ナー試験が衝撃変化の測定にとってより分析的であると
みなされ得る。ガードナー試験で2番目に考慮する点は
試験片の破壊され方である。本発明の改質した化合物は
この試験では所望し得る高い延性破壊を示している。
【0038】本発明の改質剤は主に、ポリケトンポリマ
ーより弾性率がかなり小さいエラストマーである。従っ
て、ブレンドして、靭性材料を製造するには必ず、剛性
と強度に関して妥協が必要となる。
【0039】引張降伏応力も、表1に示す如くゴムの改
質により低下する傾向にある。同様に表1に示す極限引
張伸びはブレンドしても比較的低下しなかった。
【0040】3等級の改質剤を調査した。衝撃性を改質
するための上質改質剤のコード番号は338であり、こ
の改質剤では、アイゾッド衝撃性及びガードナー衝撃性
が最大限改善された。これは最も柔軟で、最もゴムに富
んだ改質剤である。コード番号310の汎用改質剤も効
果的であった。(PVC組成物中の)“透明”改質剤、
コード番号336はポリケトンポリマーブレンドには最
も効果がなかった。
【0041】実施例3 実施例1のポリケトンターポリマーと、改質剤338と
のブレンドを製造した。製造したブレンドを表2に示
す。100rpmで作動する42mmの逆転かみ合い二
軸スクリュー押出機上でブレンドを配合した。ブレンド
後に、ブレンドの試験片を25トンの成形機上に射出成
形した。成形した試験片を検査で使用するまで乾燥剤上
で貯蔵した。“成形時に乾燥していた”試験片上で機械
的試験を実施した。
【0042】
【表2】 試料の耐衝撃性及び引張特性を表2に示す。データは、
改質剤338がポリケトンポリマーにとって有効な強化
剤であることを示している。改質剤を15%使用する
と、室温でのノッチ付きアイゾッド値が急激に上昇した
が、低温では、調査した組成物の範囲を通じて、改質剤
の量が増すと共に約5m.kg/mから27m.kg/
mまで徐々に上昇した。改質剤338を15重量%以上
室温で使用すると、100m.kg/mを越えるアイゾ
ッド値が得られた。低温(−30℃)では、ガードナー
衝撃値は、少量の改質剤では低下し、それから改質剤の
量を増やすと共にかなり上昇した。−30℃での4.6
1m.kgを越えるガードナー衝撃値は特に有意義であ
る。15重量%以上の改質剤338を含んでいる組成物
は、純粋なポリケトンより衝撃エネルギーが高かった。
柔軟なエラストマー改質剤を加えると、引張弾性率及び
降伏応力は共に好ましく低下した。改質すると引張降伏
応力は低下したが、破断点引張伸びはそれほど変化しな
かった。
【0043】実施例4 LVNの低い実施例1のポリケトンポリマーと、改質剤
338とのブレンドを製造した。製造したブレンドを表
3に示す。100rpmで作動する42mmの逆転かみ
合い二軸スクリュー押出機上でブレンドを配合した。ブ
レンド後に、ブレンドの試験片を25トンの成形機上に
射出成形した。成形した試験片を試験で使用するまで乾
燥剤上で貯蔵した。“成形時に乾燥していた”試験片上
で機械的試験を実施した。
【0044】
【表3】 試料の耐衝撃性及び引張特性を表3に示す。データは、
改質剤338がLVNの低いポリケトンポリマーにとっ
ても効果的な強化剤であることを示している。改質した
ブレンドは、室温及び低温でのノッチ付きアイゾッド衝
撃強さと、ガードナー衝撃強さとが大幅に改善されてい
る。20重量%の改質剤を含んでいるLVNの小さいポ
リケトンポリマーのノッチ付きアイゾッド値及びガード
ナー値は、10重量%〜15重量%の改質剤を含んでい
る実施例3の通常のポリケトンポリマーの値に匹敵し、
LVNの低い純粋なポリマーの値よりかなり良くなって
いる。特に、低温でのガードナー衝撃強さは、ゴムの強
化によりほぼ5倍改善された。改質されたLVNの低い
ポリケトンポリマーを使用すると、用途によっては経済
的に魅力があることがわかる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)一酸化炭素と少なくとも1種のエ
    チレン系不飽和炭化水素とからなる線状交互ポリマー
    と、(2)高ゴムグラフトコポリマーと、場合によって
    は(3)α−オレフィン部分、α,β−エチレン系不飽
    和カルボン酸部分、及び任意に第3の非酸性低分子重合
    性モノマー部分を含み、場合によってはカルボン酸基の
    一部分が非アルカリ金属で中和されている酸性ポリマー
    とからなるブレンドを含んでいることを特徴とするポリ
    ケトンポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 (1)一酸化炭素と少なくとも1種のエ
    チレン系不飽和炭化水素とからなる多量の線状交互ポリ
    マーと、(2)(a)少量の高ゴムグラフトコポリマ
    ー、並びに場合によって(b)α−オレフィン部分、
    α,β−エチレン系不飽和カルボン酸部分、及び任意に
    第3の非酸性低分子重合性モノマー部分を含み、場合に
    よってカルボン酸基の一部分が非アルカリ金属で中和さ
    れている少量の酸性ポリマーとからなるブレンドを含ん
    でいることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 線状交互ポリマーが以下の式: 【化1】 (式中、Gはエチレン系不飽和によって重合される、少
    なくとも3個の炭素原子を有するエチレン系不飽和炭化
    水素から得られる部分であり、y:x比は0.5以下で
    ある)で表されることを特徴とする請求項2に記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】 高ゴムグラフトコポリマーがゴム基質上
    の硬質グラフトコポリマーからなっており、ゴム基質は
    1,3−ジェンポリマー及びそのコポリマーからなる群
    の中から選択され、硬質グラフトコポリマーはビニルニ
    トリルモノマー、ビニルモノマー及び場合によってアク
    リルモノマーと組合わせたビニルニトリルモノマー並び
    にこれらの混合物からなる群の中から選択したモノマー
    をグラフト重合することにより得られることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ゴム基質が、ポリブタジエン、ポリイソ
    プレン、並びにビニルモノマー、ビニリデンモノマー、
    ビニルニトリルモノマー及びアクリル酸エステルモノマ
    ーからなる群の中から選択される50重量%未満の硬質
    共重合性モノマーと1,3−ジエンとのコポリマーの中
    から選択される少なくとも1種の1,3−ジエンポリマ
    ーを含んでいることを特徴とする請求項4に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 硬質グラフトコポリマーが、スチレン
    と、アクリロニトリルと、場合によってはメチルメタク
    リレートとのコポリマーであることを特徴とする請求項
    4又は5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ゴム基質が高ゴムグラフトコポリマーの
    少なくとも50重量%を構成し、硬質グラフト相が高ゴ
    ムグラフトコポリマーの50重量%未満を構成すること
    を特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】 ゴム基質が高ゴムグラフトコポリマーの
    50重量%〜90重量%を構成し、硬質グラフト相が高
    ゴムグラフトコポリマーの10重量%〜50重量%を構
    成していることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 高ゴムグラフトコポリマーが組成物全体
    の15重量%〜30重量%を構成することを特徴とする
    請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 酸性ポリマーが、エテンとアクリル酸
    又はエテンとメタクリル酸との中和されていないコポリ
    マーであり、また酸性ポリマーがブレンド全体の10重
    量%までの量存在していることを特徴とする請求項1か
    ら9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 酸性ポリマーが、亜鉛、アルミニウム
    又はマグネシウムで中和したカルボン酸基を10%〜9
    0%含み、また酸性ポリマーがブレンド全体の10重量
    %までの量存在していることを特徴とする請求項1から
    9のいずれか一項に記載の組成物。
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