JPH06227299A - シートバック移動装置 - Google Patents
シートバック移動装置Info
- Publication number
- JPH06227299A JPH06227299A JP2022193A JP2022193A JPH06227299A JP H06227299 A JPH06227299 A JP H06227299A JP 2022193 A JP2022193 A JP 2022193A JP 2022193 A JP2022193 A JP 2022193A JP H06227299 A JPH06227299 A JP H06227299A
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- JP
- Japan
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- seat back
- gear
- seat
- frame
- back frame
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/0284—Adjustable seat-cushion length
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートバックをシートクッションに対する角
度を維持したままシートクッションに対し前後方向に相
対移動させる操作ダイアルをシートバック側に設けるこ
とで、シートバック移動時における乗員と操作ダイアル
との相対位置の変位を規制したシートの奥行き調整可能
なシートバック移動装置とする。 【構成】 等長かつ平行なリンク２でシートバックフレ
ーム３とシートクッションフレームに固設されたロアア
ーム１とを連結し、シートバックフレーム３側に設けら
れた操作ダイアル７と同軸上に第２のギア５が設けられ
ており、この第２のギア５と噛合する第１のギア４がロ
アアーム１に固設されている。
度を維持したままシートクッションに対し前後方向に相
対移動させる操作ダイアルをシートバック側に設けるこ
とで、シートバック移動時における乗員と操作ダイアル
との相対位置の変位を規制したシートの奥行き調整可能
なシートバック移動装置とする。 【構成】 等長かつ平行なリンク２でシートバックフレ
ーム３とシートクッションフレームに固設されたロアア
ーム１とを連結し、シートバックフレーム３側に設けら
れた操作ダイアル７と同軸上に第２のギア５が設けられ
ており、この第２のギア５と噛合する第１のギア４がロ
アアーム１に固設されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に用いられるシ
ートのシートバック移動装置に関する。詳しくは、シー
トの奥行き調整が可能なシートバック移動装置に関す
る。
ートのシートバック移動装置に関する。詳しくは、シー
トの奥行き調整が可能なシートバック移動装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】車両等に用いられるシートにおいて、シ
ートバックをシートクッションに対し前後方向へ移動さ
せることによりシートの奥行きを変化させる技術は、本
発明と同一出願人の出願による実開昭５４−１９１１２
号公報に開示されている。図４（ａ）は、従来技術にお
けるシートの側面図である。この従来技術におけるシー
トはシートバック２１とシートクッション２０を連結す
る平行運動機構２２を備えている。すなわち、上辺２４
がシートバックフレームに下辺２３がシートクッション
フレームにそれぞれ固着され、等長のリンク２５、２６
が互いに平行に上辺２４、下辺２３に対し揺動自在に結
合されている。図４（ｂ）にこの平行運動機構２２を示
す。リンク２５のシートクッションフレーム側に歯形状
の複数の凹溝部３３が設けられており、この凹溝部３３
と噛合するようにフック３４が配設されている。このフ
ック３４を操作するための操作ハンドル３５がシートク
ッションフレームに取り付けられた支軸３６を介してフ
ック３４と一体形成されており、固定装置３２を構成し
ている。そして、この固定装置３２は支軸３６を軸に揺
動可能となっており、支軸３６を軸に操作ハンドル３５
を揺動させることによって、フック３４をリンク２５の
凹溝部３３と噛合させたり切り離したりすることができ
る。このような構成により、固定装置３２の操作ハンド
ル３５を上方に持ち上げることによって、リンク２５の
凹溝部３３に噛合していたフック３４がはずれ固定装置
３２が解除される。固定装置３２が解除されると、リン
ク２５、２６により支持されたシートバック２１がリン
ク２５、２６の揺動に合わせて前後に移動可能となり、
シートの奥行きを変化させることができる。そして、所
望の位置において固定装置３２の操作ハンドル３５を下
方に押し下げることによりフック３４をリンク２５の凹
溝部３３に噛合させ、シートバック２１を固定すること
ができる。
ートバックをシートクッションに対し前後方向へ移動さ
せることによりシートの奥行きを変化させる技術は、本
発明と同一出願人の出願による実開昭５４−１９１１２
号公報に開示されている。図４（ａ）は、従来技術にお
けるシートの側面図である。この従来技術におけるシー
トはシートバック２１とシートクッション２０を連結す
る平行運動機構２２を備えている。すなわち、上辺２４
がシートバックフレームに下辺２３がシートクッション
フレームにそれぞれ固着され、等長のリンク２５、２６
が互いに平行に上辺２４、下辺２３に対し揺動自在に結
合されている。図４（ｂ）にこの平行運動機構２２を示
す。リンク２５のシートクッションフレーム側に歯形状
の複数の凹溝部３３が設けられており、この凹溝部３３
と噛合するようにフック３４が配設されている。このフ
ック３４を操作するための操作ハンドル３５がシートク
ッションフレームに取り付けられた支軸３６を介してフ
ック３４と一体形成されており、固定装置３２を構成し
ている。そして、この固定装置３２は支軸３６を軸に揺
動可能となっており、支軸３６を軸に操作ハンドル３５
を揺動させることによって、フック３４をリンク２５の
凹溝部３３と噛合させたり切り離したりすることができ
る。このような構成により、固定装置３２の操作ハンド
ル３５を上方に持ち上げることによって、リンク２５の
凹溝部３３に噛合していたフック３４がはずれ固定装置
３２が解除される。固定装置３２が解除されると、リン
ク２５、２６により支持されたシートバック２１がリン
ク２５、２６の揺動に合わせて前後に移動可能となり、
シートの奥行きを変化させることができる。そして、所
望の位置において固定装置３２の操作ハンドル３５を下
方に押し下げることによりフック３４をリンク２５の凹
溝部３３に噛合させ、シートバック２１を固定すること
ができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、操作ハンドル
３５を有する固定装置３２がシートクッションフレーム
に設けられているため、シートバック２１の前後移動に
伴う着座者の体の移動により操作ハンドル３５と着座者
との相対的位置の変化が生じる。このため、操作ハンド
ル３５の位置に合わせて着座者が手を移動させなければ
ならず、例えば、シートバック２１の後方位置で操作ハ
ンドル３５の操作位置が丁度良い状態に設定されている
場合には、シートバック２１が前方位置となった場合に
は操作ハンドル３５の位置が遠くなり、操作性が悪いと
いう問題点があった。そこで、本発明の課題は、操作部
材の移動軌跡とシートバックの移動軌跡とを同一とする
ことによって、操作部材とシートバックとの相対的位置
の変位を規制し操作部材と着座者との相対的位置の変位
を規制し、操作性の向上を図ることにある。
３５を有する固定装置３２がシートクッションフレーム
に設けられているため、シートバック２１の前後移動に
伴う着座者の体の移動により操作ハンドル３５と着座者
との相対的位置の変化が生じる。このため、操作ハンド
ル３５の位置に合わせて着座者が手を移動させなければ
ならず、例えば、シートバック２１の後方位置で操作ハ
ンドル３５の操作位置が丁度良い状態に設定されている
場合には、シートバック２１が前方位置となった場合に
は操作ハンドル３５の位置が遠くなり、操作性が悪いと
いう問題点があった。そこで、本発明の課題は、操作部
材の移動軌跡とシートバックの移動軌跡とを同一とする
ことによって、操作部材とシートバックとの相対的位置
の変位を規制し操作部材と着座者との相対的位置の変位
を規制し、操作性の向上を図ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明におけるシートバック移動装置は、等長の少
なくとも二本が平行に配設されており、一端がシートク
ッション内のシートクッションフレームに固設されたロ
アアームに車両前後方向へ揺動自在に軸支され、他端が
シートバック内のシートバックフレームに車両前後方向
へ揺動自在に軸支されている揺動リンクと、前記ロアア
ームに固設された第１のギアと、該第１のギアと噛合し
該第１のギアに対し相対移動するとともに前記シートバ
ックフレームに枢着された第２のギアと、前記シートバ
ックフレームに回動自在に枢着され前記第２のギアに操
作力を伝達する操作ダイアルと、該操作ダイアルに操作
力が付与されないときに前記第２のギアの動きを規制す
るブレーキ手段と、を有することを特徴とする。
に、本発明におけるシートバック移動装置は、等長の少
なくとも二本が平行に配設されており、一端がシートク
ッション内のシートクッションフレームに固設されたロ
アアームに車両前後方向へ揺動自在に軸支され、他端が
シートバック内のシートバックフレームに車両前後方向
へ揺動自在に軸支されている揺動リンクと、前記ロアア
ームに固設された第１のギアと、該第１のギアと噛合し
該第１のギアに対し相対移動するとともに前記シートバ
ックフレームに枢着された第２のギアと、前記シートバ
ックフレームに回動自在に枢着され前記第２のギアに操
作力を伝達する操作ダイアルと、該操作ダイアルに操作
力が付与されないときに前記第２のギアの動きを規制す
るブレーキ手段と、を有することを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記手段により、操作ダイアルを操作すると第
２のギアの動きを規制していたブレーキ手段が解除さ
れ、シートバックフレームに枢着された第２のギアが回
転しつつロアアームに固設された第１のギア上を移動
し、シートバックフレームが前後に移動する。その際、
シートバックは操作ダイアルと共に、等長かつ平行な二
本の揺動リンクによって、シートクッションフレームと
の角度を維持したまま前後に移動する。そして、操作ダ
イアルの操作を中止した時点で第２のギアの動きを規制
するブレーキ手段が働き、第２のギアの第１のギアに対
する相対移動を停止する。つまり、操作ダイアルの操作
を中止した時点でのシートクッションフレームに対する
シートバックフレームの相対位置が維持され、シートの
奥行きが決まる。
２のギアの動きを規制していたブレーキ手段が解除さ
れ、シートバックフレームに枢着された第２のギアが回
転しつつロアアームに固設された第１のギア上を移動
し、シートバックフレームが前後に移動する。その際、
シートバックは操作ダイアルと共に、等長かつ平行な二
本の揺動リンクによって、シートクッションフレームと
の角度を維持したまま前後に移動する。そして、操作ダ
イアルの操作を中止した時点で第２のギアの動きを規制
するブレーキ手段が働き、第２のギアの第１のギアに対
する相対移動を停止する。つまり、操作ダイアルの操作
を中止した時点でのシートクッションフレームに対する
シートバックフレームの相対位置が維持され、シートの
奥行きが決まる。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の第１実施例について説明す
る。図３は、本発明の第１実施例におけるシートバック
移動装置を備えたシートの側面図であり、８はシートバ
ック、９はシートクッションをそれぞれ示している。
る。図３は、本発明の第１実施例におけるシートバック
移動装置を備えたシートの側面図であり、８はシートバ
ック、９はシートクッションをそれぞれ示している。
【０００７】図１（ａ）、（ｂ）は、本発明の第１実施
例におけるシートバック移動装置を示す側面図であり、
図中、矢印ＦＲは車両前方、矢印ＵＰは車両上方を示し
ている。シートクッション内の図示しないシートクッシ
ョンフレームの両側面に設けられたロアアーム１と、シ
ートバックフレーム３とをシートの両側面それぞれにて
等長かつ平行な二本の揺動リンク２で揺動自在に連結す
る。図２は、本発明の第１実施例におけるシートバック
移動装置の正面図を示しており、図中、矢印Ｂはシート
の外側方向を示している。揺動リンク２は、ロアアーム
１とシートバックフレーム３とのシート外側方向（図２
中の矢印Ｂ方向）に揺動軸１０、１１、１２、１３を支
軸として揺動自在に取り付けられる。また、揺動リンク
２は中央部付近でシート外側方向（矢印Ｂ方向）にオフ
セットされており、シートバックフレーム３もこの揺動
リンク２のオフセットに合わせてシート外側方向（矢印
Ｂ方向）にオフセットされている。
例におけるシートバック移動装置を示す側面図であり、
図中、矢印ＦＲは車両前方、矢印ＵＰは車両上方を示し
ている。シートクッション内の図示しないシートクッシ
ョンフレームの両側面に設けられたロアアーム１と、シ
ートバックフレーム３とをシートの両側面それぞれにて
等長かつ平行な二本の揺動リンク２で揺動自在に連結す
る。図２は、本発明の第１実施例におけるシートバック
移動装置の正面図を示しており、図中、矢印Ｂはシート
の外側方向を示している。揺動リンク２は、ロアアーム
１とシートバックフレーム３とのシート外側方向（図２
中の矢印Ｂ方向）に揺動軸１０、１１、１２、１３を支
軸として揺動自在に取り付けられる。また、揺動リンク
２は中央部付近でシート外側方向（矢印Ｂ方向）にオフ
セットされており、シートバックフレーム３もこの揺動
リンク２のオフセットに合わせてシート外側方向（矢印
Ｂ方向）にオフセットされている。
【０００８】そして、揺動リンク２によるシートバック
フレーム３の揺動軌跡と同じ円弧を描くギアをもった第
１のギア４が、ロアアーム１に揺動軸１２、１３によっ
て固設されている。この第１のギア４と噛合する第２の
ギア５が、シートバックフレーム３のシート内側方向
（図２中の矢印Ｂの逆方向）に配置され、回動軸１４の
一端に固設されており、回動軸１４を介してシートバッ
クフレーム３に枢着されている。また、回動軸１４の他
端には第２のギア５を作動させるための操作ダイアルと
しての操作ダイアル７が固設されており、回動軸１４と
第２のギア５と共に回動自在とされている。そして、第
２のギア５の回動軸１４には、例えば、実公平３−５７
１６２号公報の第２図に示される周知のブレーキ機構で
あるブレーキ手段としてのブレーキ６が設けられてお
り、シートバックフレーム３のシート外側方向（矢印Ｂ
方向）の面に固設されている。このブレーキ６は図１の
矢印Ａ方向、あるいは逆方向へ操作ダイアル７により力
を作用させると解除となり、外力が作用していないとき
に作動するように構成されている。
フレーム３の揺動軌跡と同じ円弧を描くギアをもった第
１のギア４が、ロアアーム１に揺動軸１２、１３によっ
て固設されている。この第１のギア４と噛合する第２の
ギア５が、シートバックフレーム３のシート内側方向
（図２中の矢印Ｂの逆方向）に配置され、回動軸１４の
一端に固設されており、回動軸１４を介してシートバッ
クフレーム３に枢着されている。また、回動軸１４の他
端には第２のギア５を作動させるための操作ダイアルと
しての操作ダイアル７が固設されており、回動軸１４と
第２のギア５と共に回動自在とされている。そして、第
２のギア５の回動軸１４には、例えば、実公平３−５７
１６２号公報の第２図に示される周知のブレーキ機構で
あるブレーキ手段としてのブレーキ６が設けられてお
り、シートバックフレーム３のシート外側方向（矢印Ｂ
方向）の面に固設されている。このブレーキ６は図１の
矢印Ａ方向、あるいは逆方向へ操作ダイアル７により力
を作用させると解除となり、外力が作用していないとき
に作動するように構成されている。
【０００９】次に、本発明における第１実施例の作用に
ついて説明する。図１（ａ）において、操作ダイアル７
を矢印Ａ方向へ回すと、回動軸１４により連結された第
２のギア５が矢印Ａ方向へ回動する。第２のギア５はロ
アアーム１に固設された第１のギア４に対して噛合して
いるので、図１（ｂ）に示すごとく第２のギア５が第１
のギア４に対して車両前方へ相対移動を行う。そして、
第２のギア５の回動軸１４にはブレーキ６と操作ダイア
ル７が取り付けられており、ブレーキ６はシートバック
フレーム３に固設されているので、第２のギア５が第１
のギア４に対して車両前方へ相対移動する。この第２の
ギア５に伴って、ブレーキ６と操作ダイアル７とシート
バックフレーム３も第１のギア４に対して車両前方へ相
対移動する。 第１のギア４は図示しないシートクッシ
ョンフレームに取り付けられたロアアーム１に固設され
ているので、第２のギア５とブレーキ６と操作ダイアル
７とシートバックフレーム３はシートクッションフレー
ムに対して車両前方へ相対移動する。すなわち、図３に
示されるシートクッション９の先端からシートバック８
までの距離Ｗが変化し、シートの奥行きが変化する。シ
ートバックフレーム３のシートクッションフレームに対
する相対移動は、図３に図示したシートバック８とシー
トクッション９との角度θを維持したまま行われる。何
故なら、等長かつ平行な揺動リンク２の揺動軸１０、１
１、１３、１２をそれぞれ結んだ線が平行四辺形を形成
するので、揺動リンク２が揺動軸１２、１３を軸として
揺動しても、シートクッション９側の揺動軸１２と揺動
軸１３とを結んだ線と、シートバック８側の揺動軸１０
と揺動軸１１を結んだ線とが常に平行となるからであ
る。シートバックフレーム３の所望の位置への移動を終
了し、操作ダイアル７から手を離すと、ブレーキ６が作
動してシートバックフレーム３の位置が保持される。
ついて説明する。図１（ａ）において、操作ダイアル７
を矢印Ａ方向へ回すと、回動軸１４により連結された第
２のギア５が矢印Ａ方向へ回動する。第２のギア５はロ
アアーム１に固設された第１のギア４に対して噛合して
いるので、図１（ｂ）に示すごとく第２のギア５が第１
のギア４に対して車両前方へ相対移動を行う。そして、
第２のギア５の回動軸１４にはブレーキ６と操作ダイア
ル７が取り付けられており、ブレーキ６はシートバック
フレーム３に固設されているので、第２のギア５が第１
のギア４に対して車両前方へ相対移動する。この第２の
ギア５に伴って、ブレーキ６と操作ダイアル７とシート
バックフレーム３も第１のギア４に対して車両前方へ相
対移動する。 第１のギア４は図示しないシートクッシ
ョンフレームに取り付けられたロアアーム１に固設され
ているので、第２のギア５とブレーキ６と操作ダイアル
７とシートバックフレーム３はシートクッションフレー
ムに対して車両前方へ相対移動する。すなわち、図３に
示されるシートクッション９の先端からシートバック８
までの距離Ｗが変化し、シートの奥行きが変化する。シ
ートバックフレーム３のシートクッションフレームに対
する相対移動は、図３に図示したシートバック８とシー
トクッション９との角度θを維持したまま行われる。何
故なら、等長かつ平行な揺動リンク２の揺動軸１０、１
１、１３、１２をそれぞれ結んだ線が平行四辺形を形成
するので、揺動リンク２が揺動軸１２、１３を軸として
揺動しても、シートクッション９側の揺動軸１２と揺動
軸１３とを結んだ線と、シートバック８側の揺動軸１０
と揺動軸１１を結んだ線とが常に平行となるからであ
る。シートバックフレーム３の所望の位置への移動を終
了し、操作ダイアル７から手を離すと、ブレーキ６が作
動してシートバックフレーム３の位置が保持される。
【００１０】このように本発明の第１実施例において
は、操作ダイアル７の軌道とシートバック８の軌道を同
一とすることによって、操作ダイアル７とシートバック
８との相対的位置の変位をなくし操作ダイアル７と着座
者との相対的位置の変位をなくし、操作性の向上を図る
ことができる。また、操作ダイアル７と第２のギア５と
の間にブレーキ６を設けたので、シートバックフレーム
３の移動操作と固定操作とがー操作で行うことができ、
シートの奥行き調整が容易である。そして、第１のギア
４と第２のギア５と操作ダイアル７との関係から、操作
ダイアル７を図１中の矢印Ａ方向へ操作すると、シート
バック８が車両前方へ移動するので、シートの奥行き調
整の操作性に違和感がない。さらに、シートクッション
フレームに付設されたロアアーム１とシートバックフレ
ーム３とを揺動リンク２だけでなく、第１のギア４と第
２のギア５との噛合により連結しているので、ロアアー
ム１とシートバックフレーム３とを連結する部分の剛性
が上がり、耐久性が向上する。ここでは、揺動リンク２
を二本としたが、等長かつ平行に配設されていれば、三
本、四本と配設されていても構わない。
は、操作ダイアル７の軌道とシートバック８の軌道を同
一とすることによって、操作ダイアル７とシートバック
８との相対的位置の変位をなくし操作ダイアル７と着座
者との相対的位置の変位をなくし、操作性の向上を図る
ことができる。また、操作ダイアル７と第２のギア５と
の間にブレーキ６を設けたので、シートバックフレーム
３の移動操作と固定操作とがー操作で行うことができ、
シートの奥行き調整が容易である。そして、第１のギア
４と第２のギア５と操作ダイアル７との関係から、操作
ダイアル７を図１中の矢印Ａ方向へ操作すると、シート
バック８が車両前方へ移動するので、シートの奥行き調
整の操作性に違和感がない。さらに、シートクッション
フレームに付設されたロアアーム１とシートバックフレ
ーム３とを揺動リンク２だけでなく、第１のギア４と第
２のギア５との噛合により連結しているので、ロアアー
ム１とシートバックフレーム３とを連結する部分の剛性
が上がり、耐久性が向上する。ここでは、揺動リンク２
を二本としたが、等長かつ平行に配設されていれば、三
本、四本と配設されていても構わない。
【００１１】
【発明の効果】本発明におけるシートバック移動装置
は、操作ダイアルをシートバックフレーム側に設けたこ
とによって、操作ダイアルを操作しシートバックフレー
ムを前後に移動させても乗員と操作ダイアルとの相対的
位置の変位はなく常に同じであるため、操作性の向上を
図ることができる。
は、操作ダイアルをシートバックフレーム側に設けたこ
とによって、操作ダイアルを操作しシートバックフレー
ムを前後に移動させても乗員と操作ダイアルとの相対的
位置の変位はなく常に同じであるため、操作性の向上を
図ることができる。
【図１】本発明の第１実施例におけるシートバック移動
装置の透過側面図。
装置の透過側面図。
【図２】本発明の第１実施例におけるシートバック移動
装置の正面図。
装置の正面図。
【図３】本発明の第１実施例におけるシートバック移動
装置を備えたシートの側面図。
装置を備えたシートの側面図。
【図４】（ａ）従来技術におけるシートの側面図。 （ｂ）従来技術における平行運動機構の側面図。
１ ・・・ ロアアーム ２ ・・・ 揺動リンク ３ ・・・ シートバックフレーム ４ ・・・ 第１のギア ５ ・・・ 第２のギア ６ ・・・ ブレーキ（ブレーキ手段） ７ ・・・ 操作ダイアル ８ ・・・ シートバック ９ ・・・ シートクッション １４ ・・・ 回動軸
Claims (1)
- 【請求項１】 等長の少なくとも二本が平行に配設され
ており、一端がシートクッション内のシートクッション
フレームに固設されたロアアームに車両前後方向へ揺動
自在に軸支され、他端がシートバック内のシートバック
フレームに車両前後方向へ揺動自在に軸支されている揺
動リンクと、 前記ロアアームに固設された第１のギアと、 該第１のギアと噛合し該第１のギアに対し相対移動する
とともに前記シートバックフレームに枢着された第２の
ギアと、 前記シートバックフレームに回動自在に枢着され前記第
２のギアに操作力を伝達する操作ダイアルと、 該操作ダイアルに操作力が付与されないときに前記第２
のギアの動きを規制するブレーキ手段と、を有すること
を特徴とするシートバック移動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022193A JPH06227299A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | シートバック移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022193A JPH06227299A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | シートバック移動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06227299A true JPH06227299A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12021116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022193A Pending JPH06227299A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | シートバック移動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06227299A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006500277A (ja) * | 2002-09-27 | 2006-01-05 | ブローゼ ファールツォイクタイレ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト コーブルク | 自動車シートのためのシート装置 |
| JP2007296865A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Toyo Seat Co Ltd | 車両用シート装置 |
| JP2007296866A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Toyo Seat Co Ltd | 車両用シート装置 |
| CN108295605A (zh) * | 2018-03-16 | 2018-07-20 | 浙江绿华环境科技有限公司 | 一种畜禽粪便资源化处理设备 |
| US20190039484A1 (en) * | 2017-08-02 | 2019-02-07 | Faurecia Automotive Seating, Llc | Recliner for a vehicle seat |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP2022193A patent/JPH06227299A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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