JPH06227261A - 自動車の取外しルーフの取付け構造 - Google Patents

自動車の取外しルーフの取付け構造

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JPH06227261A
JPH06227261A JP4168493A JP4168493A JPH06227261A JP H06227261 A JPH06227261 A JP H06227261A JP 4168493 A JP4168493 A JP 4168493A JP 4168493 A JP4168493 A JP 4168493A JP H06227261 A JPH06227261 A JP H06227261A
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JP
Japan
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roof
removable
parts
fixed
members
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Pending
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JP4168493A
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English (en)
Inventor
Akinobu Nagae
昭宜 長江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定ルーフと取外しルーフとを異なる材料で
形成する場合の熱膨張率の違いによる取外しルーフの変
形を防止すること。 【構成】 開口を有する固定ルーフ(12)と、前記開
口に着脱可能に取り付けられる、固定ルーフとは異なる
材料からなる取外しルーフ(14)とを備える自動車の
前記取外しルーフの取付け構造である。取外しルーフを
固定ルーフに取り付けるための取付け手段(20)は、
2つの部品(22、24)と、ボルト(26)とを備え
る。2つの部品(22、24)は、取外しルーフ側の部
材(36、38)をはさむ部分(28、32)と互いに
接触する部分(29、33)とをそれぞれ有する。2つ
のはさみ部分(28、32)間の間隔は、部材(36、
38)の厚みよりわずかに大きくなるように形成されて
おり、部材(36、38)は、ボルト(26)の軸線に
直交する方向へ伸びる長穴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の、タルガルーフ
またはTバールーフのような取外しルーフの取付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】開口を有する固定ルーフと、前記開口に
着脱可能な取外しルーフとを備える自動車の前記取外し
ルーフの取付け構造として、取外しルーフの幅方向の両
端部にそれぞれ差し込まれるボルトにねじ込められるナ
ットのうち、少なくとも1つを幅方向へ移動可能にした
ものがある(実開昭62-174929 号公報)。この取付け構
造によれば、固定ルーフまたは取外しルーフの寸法誤差
を吸収し、取外しルーフの取付けを容易にすることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記取付け構造を用い
てナットの位置を調整した後、ボルトをナットにねじ込
んで締め付けると、固定ルーフと取外しルーフとが挾持
され、堅固に締め付けられる。そのため、固定ルーフと
取外しルーフとの材質が異なる場合、熱膨張率の違いに
基づいて取外しルーフに引張力または圧縮力が加わり、
取外しルーフが変形してしまう。
【0004】本発明の目的は、固定ルーフと取外しルー
フとを異なる材料で形成する場合の熱膨張率の違いによ
る取外しルーフの変形を防止できる自動車の取外しルー
フの取付け構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口を有する
固定ルーフと、前記開口に着脱可能に取り付けられる、
前記固定ルーフとは異なる材料からなる取外しルーフと
を備える自動車の前記取外しルーフの取付け構造であっ
て、前記取外しルーフを前記固定ルーフに取り付けるた
めの複数の取付け手段のうち少なくとも1つは、2つの
部品であって前記取外しルーフ側の部材または前記固定
ルーフ側の部材をはさむ部分と互いに接触する部分とを
それぞれ有し、前記2つのはさみ部分間の間隔が前記部
材の厚みよりわずかに大きくなるように形成された2つ
の部品と、前記両部材を貫通してねじにねじ込められ
る、前記部品を締め付けるためのボルトとを備え、前記
取外しルーフ側の部材および前記固定ルーフ側の部材の
うち前記2つの部品にはさまれる部材は、前記ボルトの
軸線に直交する方向へ伸びる長穴を有する。
【0006】
【作用および効果】取外しルーフ側の部材と固定ルーフ
側の部材とにボルトを通し、ねじにねじ込んで締め付け
ると、2つの部品の接触する部分がボルトとねじとの締
付け力によって挾持され、堅固に締め付けられる。しか
し、2つの部品のはさみ部分間には、はさまれている部
材の厚みよりわずかに大きな間隔があることと、はさま
れている部材に長穴があることから、この部材は長穴の
伸びる方向へ変位できる。取外しルーフの形状や配置に
基づいて、熱膨張による引張力または圧縮力の影響が大
きく現れる方向が定まるため、その方向と長穴が伸びる
方向とを一致させて、前記2つの部品を備える取付け手
段を1または複数設ける。
【0007】2つの部品の2つのはさみ部分間の間隔が
はさまれている部材の厚みよりわずかに大きいことか
ら、取外しルーフは任意に伸長または縮小する。これに
より、取外しルーフの変形を防止できる。
【0008】2つの部品の互いに接触する部分がボルト
とねじとの締付け力によって挾持され、堅固に締め付け
られることと、2つのはさみ部分間の間隔がはさまれて
いる部材の厚みよりわずかに大きいことから、取付け状
態で取外しルーフががたつくことがない。
【0009】
【実施例】本発明に係る取付け構造は、図6に示すよう
に、開口10を有する固定ルーフ12と、開口10に着
脱可能に取り付けられる取外しルーフ14とを備える自
動車において、取外しルーフ14を固定ルーフ12に取
り付けるものである。
【0010】取外しルーフ14は固定ルーフ12とは異
なる材料、たとえば、アルミまたは樹脂材料によって形
成される。この場合、固定ルーフ12は鉄板である。図
示の実施例では、取外しルーフ14は、車体の横方向の
全幅にわたっているタルガルーフであり、図7に示すよ
うに、横方向すなわち幅方向の長さL1が前後方向の長さ
L2より長く、平面形状がほぼ長方形である。取外しルー
フ14は、通常、その4隅15a、15b、15c、1
5dで取付け手段によって固定ルーフに取り付けられる
が、図示の実施例では、さらに、前方中央15eで取付
け手段によって固定ルーフに取り付けられている。
【0011】取外しルーフ14を固定ルーフ12に取り
付けるための複数の取付け手段のうち前方の隅15cに
設ける取付け手段20は、図1および図2に示すよう
に、2つの部品22、24と、ボルト26とを備える。
【0012】図示の実施例では、部品22はナットであ
り、部品24はブッシュである。部品22は、はさみ部
分28と接触部分29とを有し、部品24は、はさみ部
分32と接触部分33とを有する。部品22のはさみ部
分28と部品24のはさみ部分32とは、2つの接触部
分29、33が互いに接触したとき、2つのはさみ部分
28、32間の間隔D1がはさみ部分28とはさみ部分3
2とによってはさまれる部材の厚み、図示の場合には、
取外しルーフ14側の部材であるルーフリィインフォー
ス36とルーフインナパネル38との厚みD2よりわずか
に大きくなるように形成されている。この場合、(D1-D
2) が0.2 〜0.3mm となればよい。
【0013】部品22はナットにつば状のはさみ部分2
8を設けることにより形成できる。図示の実施例では、
部品22は、ケース40に2面幅部分を移動可能に支持
された、それ自体公知のいわゆるケースナットであり、
ケース40が取外しルーフ14に取り付けられている。
これにより、部品22は紙面に垂直な方向へ微小量移動
できる。また、接触部分29はテーパ内周面を有する。
一方、部品24は固定ルーフ12側の部材であるルーフ
インナパネル42に溶接されている。前記構成は、取外
しルーフ14の取付けを容易にするためのものである。
【0014】取外しルーフ14側の部材であるルーフリ
ィインフォース36とルーフインナパネル38とは、ボ
ルト26の軸線に直交する方向へ伸びる長穴44を有す
る。これによって、部材がボルト26に対して相対移動
する。図示の実施例では、部品22の接触部分29が長
穴44を貫通しているため、取外しルーフ14側の部材
が、ボルト26および部品22に対して相対移動する。
【0015】取外しルーフ14を固定ルーフ12に取り
付けるための複数の取付け手段のうち後方の隅15dに
設ける取付け手段50は、図3に示すように、2つの部
品52、54と、ボルト56とを備える。
【0016】図示の実施例では、部品52はカラーであ
り、部品54はワッシャである。部品52は、はさみ部
分58と接触部分59とを有し、部品54は、はさみ部
分62と接触部分63とを有する。部品52のはさみ部
分58と部品54のはさみ部分62とは、2つの接触部
分59、63が互いに接触したとき、2つのはさみ部分
58、62間の間隔がはさみ部分58とはさみ部分62
とによってはさまれる部材の厚み、図示の場合には、固
定ルーフ12側の部材であるブラケット66の厚みより
わずかに大きくなるように形成されている。この関係は
前記実施例と同じであり、その差が0.2 〜0.3mm となれ
ばよい。
【0017】ブラケット66は、図4に示すように、第
1取付け部68と、第1取付け部68に対してほぼ90
°ねじれて位置する第2取付け部69とからなる。第1
取付け部68は2つの長穴70を有する。部品52の円
筒状の接触部分59が長穴70に差し込まれ、ボルト5
6が接触部分59と、取外しルーフ14側の部材である
ルーフインナパネル38およびルーフリィインフォース
36に貫通され、ナット74にねじ込められる。ブラケ
ットの第2取付け部69は、2つの穴71を貫通するボ
ルトによって固定ルーフ12に取り付けられる。この実
施例では、部品52の円筒状の接触部分59がブラケッ
ト66の長穴70を貫通しているため、固定ルーフ12
側の部材が、ボルト56および部品52に対して相対移
動する。
【0018】取外しルーフ14を固定ルーフ12に取り
付けるための複数の取付け手段のうち前方の中央15e
に設ける取付け手段80は、図5に示すように、前後方
向へ進退するピン82と、ピン82を受け入れるソケッ
ト84とを備える。ピン82は取外しルーフ14に取り
付けられたブラケット86に進退可能に支持され、ソケ
ット84は紙面に垂直な方向へ伸びる長穴を有するもの
で、固定ルーフ12に取り付けられる。取外しルーフ1
4が大型である場合、4隅の取付けだけでは、変形を抑
えることが難しいことがある。そこで、取外しルーフ1
4の中央を取付け手段80によって取り付けるようにす
る。取付け手段80を取外しルーフ14の後方の中央に
設ければ、一層効果を高めることができる。
【0019】取外しルーフ14を固定ルーフ12に取り
付けるための複数の取付け手段のうち側部の隅15a、
15bに設ける取付け手段は、公知のものでよい。たと
えば、隅15aの取付け手段は、図1の取付け手段20
の部品22の接触部分29を省略した形態とし、また隅
15bの取付け手段は、図3の取付け手段50の部品5
2の接触部分59を省略した形態とする。これにより、
隅15a、15bでは、取外しルーフ14は堅固に締め
付けられ、変位できない。
【0020】取外しルーフ14の4隅と前方中央とを前
記取付け手段によって固定ルーフ12に取り付けた状態
に保つ。この場合、それぞれの取付け手段20、50に
関連する部材の長穴の伸びる方向は、取外しルーフ14
の幅方向に一致させる。その理由は、図示の取外しルー
フ14では、幅方向の長さが前後方向の長さより長い長
方形であるため、熱膨張の影響が強く現れるのは、幅方
向だからである。熱膨張が生ずると、隅15a、15b
が堅固に締め付けられており、中央15eが変位可能で
あり、隅15c、15dが変位可能であるため、取外し
ルーフ14は隅15a、15bを固定端として幅方向へ
変位する。これによって、取外しルーフ14の変形を防
ぐことができる。
【0021】前記実施例はタルガルーフに関するもので
あるが、取外しルーフがTバールーフである場合も、取
付け手段20または取付け手段50を使用することによ
り、取外しルーフの変形を防ぐことができる。Tバール
ーフでは、たとえば、車体の横方向の内方の側部を固定
ルーフに引っ掛け、外方の側部を2つの取付け手段によ
って取り付けることがあるが、この場合には、少なくと
も1つの取付け手段を、その場所に応じて、取付け手段
20または取付け手段50とすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の取外しルーフの取付け構
造の実施例の断面図である。
【図2】図1の取付け構造における2つの部品と部材と
の関係を模式的に示す拡大断面図である。
【図3】本発明に係る自動車の取外しルーフの取付け構
造の別の実施例の断面図である。
【図4】図3の取付け構造におけるブラケットの斜視図
である。
【図5】取付け手段を示す断面図である。
【図6】本発明に係る取付け構造を適用できる自動車の
斜視図である。
【図7】取外しルーフの底面方向から見た斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 開口 12 固定ルーフ 14 取外しルーフ 20、50 取付け手段 22、24、52、54 部品 26、56 ボルト 28、32、58、62 はさみ部分 29、33、59、63 接触部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する固定ルーフと、前記開口に
    着脱可能に取り付けられる、前記固定ルーフとは異なる
    材料からなる取外しルーフとを備える自動車の前記取外
    しルーフの取付け構造であって、前記取外しルーフを前
    記固定ルーフに取り付けるための複数の取付け手段のう
    ち少なくとも1つは、2つの部品であって前記取外しル
    ーフ側の部材または前記固定ルーフ側の部材をはさむ部
    分と互いに接触する部分とをそれぞれ有し、前記2つの
    はさみ部分間の間隔が前記部材の厚みよりわずかに大き
    くなるように形成された2つの部品と、前記両部材を貫
    通してねじにねじ込められる、前記部品を締め付けるた
    めのボルトとを備え、前記取外しルーフ側の部材および
    前記固定ルーフ側の部材のうち前記2つの部品にはさま
    れる部材は、前記ボルトの軸線に直交する方向へ伸びる
    長穴を有する、自動車の取外しルーフの取付け構造。
JP4168493A 1993-02-08 1993-02-08 自動車の取外しルーフの取付け構造 Pending JPH06227261A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6857813B2 (en) * 2001-09-25 2005-02-22 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Ag Lock for releasably connecting a hardtop with a body of a vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6857813B2 (en) * 2001-09-25 2005-02-22 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Ag Lock for releasably connecting a hardtop with a body of a vehicle

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