JPH062265Y2 - Icキャリアフィルム - Google Patents

Icキャリアフィルム

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JPH062265Y2
JPH062265Y2 JP11436188U JP11436188U JPH062265Y2 JP H062265 Y2 JPH062265 Y2 JP H062265Y2 JP 11436188 U JP11436188 U JP 11436188U JP 11436188 U JP11436188 U JP 11436188U JP H062265 Y2 JPH062265 Y2 JP H062265Y2
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JP
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carrier film
film
copper foil
connection area
notch
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JP11436188U
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JPH0235442U (ja
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隆 寺▲崎▼
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ICキャリアフィルムに関し、詳しくは、ベ
ースフィルムに銅箔を接着し、該銅箔に回路パターンを
形成すると共に、該回路と接触するICチップを封止し
た樹脂を固着した構成よりなるICキャリアフィルム
を、同一平面上に無い2枚の基板にまたがって取り付け
る場合において、該ICキャリアフィルムに発生する銅
箔の剥離や断線等を防止するものである。
従来の技術 従来、この種のICキャリアフィルムを同一平面上に無
い2枚の基板にまたがって取り付け、ICキャリアフィ
ルムを介して基板を接続する場合は、主として、下記の
2つの方法が採用されている。
まず、第1の方法は、第5図および第6図に示すよう
に、ICキャリアフィルム1を折り曲げラインl1、l2
沿って折り曲げ、ラインl1より先端側の接続領域2を一
方の基板3に接続する一方、該ICキャリアフィルム1
の接続領域4を他方の基板5に接続し、基板3と5とを
機械的に接続すると共に、ICキャリアフィルム1に固
着した樹脂6内に封止されたICチップおよびキャリア
フィルム1の銅箔に形成した回路パターンにより電気的
に接続している。
第2の方法は、第7図から第9図に示すように、ICキ
ャリアフィルム1に折り曲げ部に前以てスリット1a、1b
とを穿設しておき、該スリット1a、1bの部分で折り曲
げ、2枚の基板3と5とを接続している。
考案が解決しようとする課題 上記した第1の方法では、一般にICキャリアフィルム
を安価にするべく、折り曲げ部分のラインl1とl2との間
の距離X2を極力小さくすることがしばしば行なわれてい
る。この場合、ラインl1とl2を支点としてかなり小さな
曲げ半径で屈曲することにより、よって、該屈曲部分で
ICキャリアフィルムの銅箔の剥離や断線が起こり易い
欠点があった。
また、外部からの衝撃等で2枚の基板3と5との位置関
係が変わった場合、その機械応力が、第6図に示すよう
に、フィルムの屈曲用切欠部7の隅部8に集中し、この
部分からフィルムに切れが発生する問題があった。ま
た、上記第2の方法では、スリット1aと1bの部分が強度
的に弱くなり、パターンの断線が簡単に生じ易い。
即ち、一般にICキャリアフィルム1は第9図に示すよ
うに、スリット1aと1bとを型抜きしたポリイミド等のベ
ースフィルム9に銅箔10を接着剤11を介して貼着
し、銅箔10にエッチングで回路パターンを形成し、I
Cチップをボンディングした後、ICチップ封止樹脂6
を取り付けて形成している。よって、上記スリット1aと
1bとは銅箔10のみとなって強度が弱く、外部から力が
加わると容易にパターンの断線が起こる。また、上記第
1の方法の同様に、外部からの衝撃等で基板3と5との
位置関係が変わった場合、切欠部7の隅部8かにフィル
ム切れが生じると共にスリット1a、1bの部分のパターン
が断線する。
本考案は、上記した従来の第1、第2の方法により接続
した場合に発生する欠点を解消し、同一平面上に無い複
数の基板にまたがってICキャリアフィルムを接続する
場合、回路パターンの断線を防ぎ、外部からの衝撃等に
よって基板の位置関係が変わっても、フィルムの切れ及
びパターンの断線が容易に起こらないICキャリアフィ
ルムを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案は、ベースフィルムに
銅箔を貼着すると共に該銅箔に回路パターンを形成し、
該回路パターンにICチップを接続しかつ樹脂で封止し
てなるICキャリアフィルムにおいて、前記ベースフィ
ルムの一つの端縁に沿って一つの基板に対する一方の接
続領域が形成され、該接続領域と直交する方向の他の端
縁に沿って他の基板に対する他方の接続領域が形成さ
れ、前記両接続領域が交差する部位に形成された屈折用
切欠部の内端隅部より前記ベースフィルムの内方に伸張
したUカット形状等の切込部の先端に補強用の銅箔パタ
ーンが補強用として残存していることを特徴とするIC
キャリアフィルムを提供するものである。
作用 本考案は、上記したように、ICキャリアフィルムに切
込部を設けていることにより、フィルムの曲げ部分の領
域を大きくすることが出来、よって、フィルムを大きな
曲率でゆるやかに曲げることが出来、フィルムの柔軟性
を増す。かつ、このフィルムの柔軟な曲げ部分で外部か
らの応力および基板の位置関係の変化による応力を吸収
することが出来、フィルムの切れ及び回路パターンの断
線を容易に起こらないようにする。さらに、切込部の先
端に補強用の銅箔パターンを残しているため、Uカット
状の切込部先端よりフィルムの切れが生じるのを防止す
ることが出来る。
実施例 以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。
尚、前記した実施例と同一部材は同一符号を付し、詳細
な説明を省略する。
ICキャリアフィルム1は、同一平面上に無く上下関係
にある基板5と3の間を機械的および電気的に接続する
ため、第1図に示すように、基板5と3の間にまたがっ
て取り付けられるものである。上方の基板5には、IC
キャリアフィルム1の第2図中上端部に沿う接続領域4
を接続すると共に、下方の基板3にはICキャリアフィ
ルム1の左端部に沿う接続領域2を接続するようにして
いる。略矩形状のICキャリアフィルム1の上記接続領
域2と4とが交差する左上隅部には屈折用切欠部7が従
来と同様に設けられている。該切欠部7の内端隅部か
ら、第2図に示すように、内方に向かって傾斜した切込
部20を設けている。該切込部20は、図示の実施例で
は、開口端側は略V字形状で、そり内部側よりU字形状
としている。該切込部20の円弧状の先端部20aに
は、裏面の銅箔接着面に補強用の銅箔パターン21を残
し、切込部先端よりフィルムの切れが発生しないように
している。なお、第2図はICキャリアフィルム1をベ
ースフィルム側からパターン面を透視した状態を示し、
回路パターンの図示は省略している。
上記切込部20は、接続領域2の折り曲げ線l1から切込
部先端20aまでの距離X1および、接続領域4の折り曲
げ線l3から切込部先端20aまでの距離Y1をパターンの
許容する限り大きくとった方がフィルムの柔軟性を増す
ために好ましい。本実施例においては、X1は8mm、Y1
11mm、切込部の幅d1は1.5mm、切込部先端20aの半径R1
0.75mmとしている。かつ、基板3と5との高さの違いZ
は3mmである。
上記した如く、ICキャリアフィルム1に切込部20を
形成していることにより、第1図および第3図に示すよ
うに、基板3と基板5とにまたがってICキャリアフィ
ルム1を接続する場合、切込部先端20aより接続領域
2の折り曲げ線l1までのフィルムの折り曲げ部分Fは柔
軟性を有し、大きな曲率で自然に曲げることが出来る。
よって、外部からの応力および、基板3と5との位置関
係の変化により発生する応力を吸収することが出来る。
本考案は上記実施例に限定されず、回路パターンの制約
により切込部20の形状を、例えば、第4図に示すよう
に変更することも良い。
考案の効果 以上の説明より明らかなように、本考案に係わるICキ
ャリアフィルムによれば、切込部を設けて、該切込部の
先端部に補強用銅箔を残すだけの極めて簡単な形状で、
フィルムサイズを大きくすること無く、フィルムの曲げ
部分に柔軟性を持たせることが出来る。よって、外部か
らの応力および基板の位置関係の変化で生じる応力によ
り、ICキャリアフィルムに、フィルム切れおよび回路
パターンの断線が発生することを防止出来る効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図は本考案
のICキャリアフィルムの平面図、第3図は第1図の正
面図、第4図は他の実施例を示すICキャリアフィルム
の平面図、第5図は第1従来例の正面図、第6図は第5
図のICキャリアフィルムの平面図、第7図は第2の従
来例の正面図、第8図は第7図のICキャリアフィルム
の平面図、第9図は第8図の正面図である。 1…ICキャリアフィルム、 2、4…接続領域、3、5…基板、 6…ICチップ封止樹脂、 7…折曲用切欠部、9…ベースフィルム、 10…銅箔、20…切込部、 20a…先端部、21…補強用銅箔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフィルムに銅箔を貼着すると共に該
    銅箔に回路パターンを形成し、該回路パターンにICチ
    ップを接続しかつ樹脂で封止してなるICキャリアフィ
    ルムにおいて、前記ベースフィルムの一つの端縁に沿っ
    て一つの基板に対する一方の接続領域が形成され該接続
    領域と直交する方向の他の端縁に沿って他の基板に対す
    る他方の接続領域が形成され、前記両接続領域が交差す
    る部位に形成された屈折用切欠部の内端隅部より前記ベ
    ースフィルムの内方に伸張したUカット形状等の切込部
    の先端に補強用の銅箔パターンが補強用として残存して
    いることを特徴とするICキャリアフィルム。
JP11436188U 1988-08-31 1988-08-31 Icキャリアフィルム Expired - Lifetime JPH062265Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11436188U JPH062265Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 Icキャリアフィルム

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JP11436188U JPH062265Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 Icキャリアフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0235442U JPH0235442U (ja) 1990-03-07
JPH062265Y2 true JPH062265Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31355035

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JP11436188U Expired - Lifetime JPH062265Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 Icキャリアフィルム

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JPH0235442U (ja) 1990-03-07

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