JPH0622282Y2 - アームレスト取付構造 - Google Patents

アームレスト取付構造

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JPH0622282Y2
JPH0622282Y2 JP2096189U JP2096189U JPH0622282Y2 JP H0622282 Y2 JPH0622282 Y2 JP H0622282Y2 JP 2096189 U JP2096189 U JP 2096189U JP 2096189 U JP2096189 U JP 2096189U JP H0622282 Y2 JPH0622282 Y2 JP H0622282Y2
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JP
Japan
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support shaft
armrest
washer
mounting structure
protrusion
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JP2096189U
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幸治 野村
光昭 大脇
進 八田
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、着座者の腕(アーム)を支持するアームレ
ストをシートバックのサイドに延出された支持シャフト
に回動可能に取付けるアームレスト取付構造に関する。
〔従来の技術〕
着座者の腕を支持するアームレストをシートバックのサ
イドに備えたシートが提供されている。このようなアー
ムレスト付シートにおいて、着座者は、腕をアームレス
トにのせることにより、楽な姿勢で着座でき、着座者の
疲労が軽減される。
このようなアームレストは、たとえば、シートバックの
サイドに延出された支持シャフトに回動可能に取付けら
れ、着座者の必要に応じて支持位置、上方格納位置間を
移動可能に構成されている。
支持シャフトの一端は、たとえば、アームレストブラケ
ットに固定され、アームレストブラケットを介してシー
トバックフレーム等の固定部材に固定される。そして、
アームレストの本体を形成するアームレストフレーム
が、両サイドの挿通孔に嵌入されたフランジ付のブッシ
ュを介して支持シャフトに挿通され、支持シャフトから
のアームレストフレームの離脱を防止するナットが、ワ
ッシャを介して支持シャフト先端のねじに螺着される。
このように、支持シャフトに回動可能に取付けられたア
ームレストフレームの外方に、たとえば、パッドを配設
し、パッドを表皮で覆って、アームレストが構成され
る。また、たとえば、支持位置、上方格納位置でアーム
レストのそれぞれ係止可能なストッパが設けられる。
このような構成によれば、アームレストは、支持位置、
上方格納位置間で支持シャフトに対して回動可能に取付
けられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように、公知のアームレスト取付構造において、
アームレストフレームは、シートバックのサイドに延出
された支持シャフトに、両サイドのフランジ付のブッシ
ュを介して挿通される。そして、アームレストフレーム
の外方から、支持シャフトのねじにワッシャを介してナ
ットを螺合して、アームレストが支持シャフトに回動可
能に取付けられている。
このような構成のアームレスト取付構造においては、ア
ームレストフレームとブッシュのフランジとの間、ブッ
シュのフランジとワッシャとの間およびワッシャとナッ
トとの間が、それぞれ面接触によって、密着されてい
る。そのため、アームレストフレーム、ブッシュのフラ
ンジ間、ブッシュのフランジ、ワッシャ間およびワッシ
ャ、ナット間にそれぞれ摩擦抵抗が生じ、アームレスト
の回動とともにブッシュ、ワッシャおよびナットが一体
的に回動される。
アームレスト、つまりは、アームレストフレームがナッ
トを螺退させる方向に回動すると、ナットがブッシュ、
ワッシャを介してアームレストフレームとともに回動し
て螺退され、ナットによるアームレストフレームの締付
けがゆるむ虞れがある。このようなナットのゆるみは、
アームレストフレームを支持シャフトの軸線方向にガタ
つかせ、アームレストの安定した支持が行なえないとと
もに、走行中の振動に伴う異音をも生じさせる。
ここで、たとえば、2個のナットを用いた止めナットを
支持シャフトのねじに螺合すれば、ナットのゆるみが阻
止される。しかし、部品点数が増加するとともに、取付
作業が煩雑化するため、好ましくない。
この考案は、アームレストの回動に起因するナットのゆ
るみを阻止し、アームレストのガタツキを防止するアー
ムレスト取付構造の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この考案によれば、アーム
レストフレームの挿通孔に嵌入されたブッシュと、支持
シャフトの先端に形成されたねじに螺合されるナットと
の間に介在されるワッシャが、支持シャフトに対して回
動不能に構成されている。
たとえば、ワッシャの内縁に突起を、支持シャフトの外
周にワッシャの突起の係合可能な係合溝をそれぞれ設
け、ワッシャの突起と支持シャフトの係合溝との係合に
よって、支持シャフトに対するワッシャの回動が阻止さ
れている。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例について詳
細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この考案に係るアームレ
スト取付構造10において、アームレスト12は、本体を構
成するアームレストフレーム14を備えて形成され、シー
トバック16のサイドに延出した支持シャフト18に回動可
能に取付けられている。
支持シャフト18の一端は、たとえば、シートバックフレ
ーム等に固定されたアームレストブラケット(図示しな
い)に固定され、ねじ20の形成された他端(自由端)
が、シートバック16のサイドに延出している。そして、
このような支持シャフト18に、アームレストフレーム14
が挿通される。アームレストフレーム14は、たとえば、
鋼板等から成形され、第2図に示すように、一対のブッ
シュ22を介して支持シャフト18の挿通可能な挿通孔24
が、アームレストフレームの両サイドに形成されてい
る。
一対のブッシュ22は、たとえば、第1図、第2図を見る
とわかるように、一端にフランジ26を有する円筒状に成
形され、アームレストフレーム14の両サイドの挿通孔24
にそれぞれ嵌入される。そして、ブッシュ22の挿通孔28
に支持シャフト18を挿通して、アームレストフレーム18
が支持シャフトに装着される。このような構成では、支
持シャフト18、ブッシュ22間の摩擦力が軽減されるた
め、アームレストフレーム14が支持シャフトに対して円
滑に回動される。
ここで、たとえば、第1図、第2図を見るとよくわかる
ように、シートバック16に隣接した位置で支持シャフト
18にEリング30を嵌合し、Eリングによって、シートバ
ック方向へのアームレストフレーム14の移動を規制して
いる。このような構成では、アームレストフレーム14の
安定した回動を行なうとともに、アームレスト12、シー
トバック16の接触が防止される。しかし、シートバック
16方向へのアームレストフレーム14の移動を規制し、ア
ームレスト12のシートバックとの接触を防止すれば足り
るため、Eリング30に限定されず、他の部材等によって
規制する構成としてもよい。
そして、アームレストフレーム14の外方に、ワッシャ32
を介してナット34が支持シャフトのねじ20に螺着され
て、支持シャフト18からのアームレストフレームの離脱
が防止される。ここで、この考案によれば、第1図、第
3図を見るとよくわかるように、たとえば、ワッシャ3
2の内縁に一対の突起36が設けられるとともに、ワッシ
ャの突起の係合可能な一対の係合溝38が支持シャフト18
の外周に設けられている。支持シャフトの係合溝38は、
第1図に示すように、支持シャフト18の段部40に設けら
れ、たとえば、ワッシャ32の厚さより浅く形成されてい
る。このような構成では、支持シャフト18へのワッシャ
32の装着によって、ワッシャの突起36、支持シャフトの
係合溝38が係合され、支持シャフトに対するワッシャの
回動が阻止される。そして、アームレストフレーム14
が、Eリング30、ナット34間に挟持され、支持シャフト
18に対して回動可能に取付けられる。
この後、たとえば、アームレストフレーム14の外方に、
たとえば、ウレタンフォーム等よりなるパッド42を配設
し、パッドを表皮44で覆って、アームレスト12が構成さ
れる(第2図参照)。また、アームレスト12の回動を規
制し、支持位置、上方格納位置にアームレストをそれぞ
れ設定するストッパ手段(図示しない)が、適当に設け
られる。
上記のように、この考案のアームレスト取付構造10によ
れば、ワッシャ32の内縁に突起36が設けられるととも
に、支持シャフト18の外周にワッシャの突起の係合可能
な係合溝38が設けられている。そして、ワッシャの突起
36が支持シャフトの係合溝38に係合されて、ワッシャ32
が支持シャフトに対して回動不能に配設されている。そ
のため、アームレストフレーム14を回動させたとき、ブ
ッシュのフランジ26との面接触による摩擦力がワッシャ
32を回動させようとしても、ワッシャは回動しない。従
って、アームレストフレーム14に伴うナット34のゆるみ
が阻止され、アームレストフレーム14、つまりは、アー
ムレスト12のガタツキが防止できる。
そして、ワッシャ32の内縁に突起36を、支持シャフト18
の外周に係合溝38をそれぞれ形成すれば足り、部品点数
を増加することなく構成できるため、取付作業が煩雑化
しないアームレスト取付構造10が容易に得られる。
また、支持シャフトの係合溝38をワッシャ32の厚さより
浅く形成すれば、ワッシャが係合溝内でガタつくことな
く、ナット34によって十分に締付けられるため、アーム
レスト12のガタツキが確実に防止できる。
ここで、実施例においては、ワッシャ32の内縁に一対の
突起36を、支持シャフト18の外周に一対の係合溝38をそ
れぞれ形成して、ワッシャが支持シャフトに対して回動
不能に取付けられる構成とされている。しかし、突起3
6、係合溝38の形状、数量、大きさ等はこの構成に限定
されず、他の形状等から構成してもよい。
そして、要は、支持シャフト18に対するワッシャ32の回
動が阻止できれば足りるため、突起36、係合溝38の組合
せに限定されず、たとえば、支持シャフトの一部を切欠
いて回り止めを設け、支持シャフトの回り止めにワッシ
ャ32を嵌合させる構成としてもよい。
たとえば、第4図、第5図に示すように、支持シャフト
のねじ20に、横断面略D字形形状の回り止め46を形成
し、ワッシャ32の孔48をねじの挿通可能な対応する略D
字形形状に形成してもよい。このような構成によれば、
第5図を見るとよくわかるように、ワッシャ32の略D字
形形状の孔48が、支持シャフトのねじ20に形成された対
応する略D字形形状の回り止め46に嵌合されるため、支
持シャフト18に対するワッシャ32の回動が十分に阻止さ
れる。
また、支持シャフト18に形成される回り止めの形状は、
図示の形状に限定されず、他の形状に形成してもよい。
なお、実施例においては、支持シャフト18にワッシャ32
を直接取付けて回動不能に構成しているが、支持シャフ
トに固定した部材、たとえば、スリーブにワッシャを固
定して、ワッシャが支持シャフトに間接的に固定された
構成もこの考案に含まれる。
上述した実施例は、この考案を説明するためのものであ
り、この考案を何等限定するものでなく、この考案の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの考案
に包含されることはいうまでもない。
〔考案の効果〕
上記のように、この考案に係るアームレスト取付構造に
よれば、アームレストのサイドに隣接して設けられたブ
ッシュと、支持シャフトの先端のねじに螺合されて支持
シャフトからのアームレストの離脱を防止するナットと
の間に介在されるワッシャが、支持シャフトに対して回
動不能に構成されている。そのため、アームレストフレ
ームが回動し、ブッシュのフランジとの面接触による摩
擦力がワッシャを回動させようとしても、ワッシャは回
動しない。従って、アームレストフレームに伴うナット
のゆるみが阻止され、アームレストフレーム、つまり
は、アームレストのガタツキが防止できる。
そして、ワッシャの内縁に突起を、支持シャフトの外周
に係合溝をそれぞれ形成して、ワッシャを支持シャフト
に対して回動不能とする構成では、部品点数を増加する
ことなく構成できるため、取付作業が煩雑化しないアー
ムレスト取付構造が容易に得られる。
更に、支持シャフトの係合溝をワッシャの厚さより浅く
形成すれば、ナットによる締付けが支持シャフトの段部
に規制されることなく十分に行なえるため、通常時での
アームレストのガタツキが確実に防止できるとともに、
振動等による異音の発生も防止できる。
また、支持シャフトの一部を切欠いて回り止めを設け、
ワッシャの孔を回り止めに嵌合可能な形状に形成して
も、同様に、部品点数の増加がなく、取付作業が煩雑化
しない構成が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るアームレスト取付構造の分解
斜視図、 第2図は、アームレスト取付構造の側面図、 第3図は、支持シャフト、ワッシャの正面図、 第4図、第5図は、この考案の変形例における、アーム
レスト取付構造の側面図、および、支持シャフト、ワッ
シャの正面図である。 10:アームレスト取付構造、12:アームレスト、14:ア
ームレストフレーム、16:シートバック、18:支持シャ
フト、20:支持シャフトのねじ、22:ブッシュ、24:ア
ームレストフレームの挿通孔、32:ワッシャ、34:ナッ
ト、36:突起、38:係合溝、46:支持シャフトの回り止
め、48:ワッシャの孔。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座者の腕を支持するアームレストをシー
    トバックのサイドに延出された支持シャフトに回動可能
    に取付けるアームレスト取付構造において、 アームレストの本体を形成するアームレストフレームの
    挿通孔に嵌入されたブッシュと、支持シャフトの先端に
    形成されたねじに螺合されて支持シャフトからのアーム
    レストの離脱を防止するナットとの間に介在されるワッ
    シャが、支持シャフトに対して回動不能に構成されたこ
    とを特徴とするアームレスト取付構造。
  2. 【請求項2】ワッシャの内縁に突起を設けるとともに、
    支持シャフトの外周にワッシャの突起の係合可能な係合
    溝を設け、 ワッシャの突起と支持シャフトの係合溝との係合によっ
    て、支持シャフトに対するワッシャの回動が阻止される
    請求項1記載のアームレスト取付構造。
  3. 【請求項3】支持シャフトの係合溝が、ワッシャの厚さ
    より浅く形成された請求項2記載のアームレスト取付構
    造。
  4. 【請求項4】支持シャフトの一部を切欠いて回り止めを
    設けるとともに、ワッシャの孔を支持シャフトの回り止
    めに嵌合可能な形状に形成し、 支持シャフトの回り止めへのワッシャの孔の嵌合によっ
    て、支持シャフトに対するワッシャの回動が阻止される
    請求項1記載のアームレスト取付構造。
JP2096189U 1989-02-23 1989-02-23 アームレスト取付構造 Expired - Lifetime JPH0622282Y2 (ja)

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JPH02111349U JPH02111349U (ja) 1990-09-06
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JP4488452B2 (ja) * 1999-05-31 2010-06-23 テイ・エス テック株式会社 凹部隠し用キャップ取付構造

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JPH02111349U (ja) 1990-09-06

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