JPH06221605A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH06221605A
JPH06221605A JP5032693A JP3269393A JPH06221605A JP H06221605 A JPH06221605 A JP H06221605A JP 5032693 A JP5032693 A JP 5032693A JP 3269393 A JP3269393 A JP 3269393A JP H06221605 A JPH06221605 A JP H06221605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat transfer
transfer fins
air
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5032693A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kanai
健 金井
Norio Fukushima
紀雄 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5032693A priority Critical patent/JPH06221605A/ja
Publication of JPH06221605A publication Critical patent/JPH06221605A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器における、吸込み面からのドレン切
れ性能を向上させる。 【構成】 ケーシング内に筋交い状に設けた熱交換機5
の吸込み通路にサブドレンパンを備えたものにおいて、
熱交換器5の伝熱フィン17をコルゲート状にしたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の冷房または暖房
を行う空気調和機の室内機に関し、特に室内機内部の熱
交換器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の室内機として、天井
に埋め込むタイプのものが知られている。この埋め込み
タイプの室内機はケーシングを有しており、その内部に
は、送風機、熱交換器、サブドレンパンを兼ねる案内羽
根などが設けられている。熱交換器は筋交い状に斜めに
配置されており、その吸込み通路に案内羽根が設けられ
ている。この案内羽根は、熱交換器に空気を案内する機
能のほかに、熱交換器の吸込み通路から真下に落下する
ドレンを受ける機能を備えている。
【0003】ところで、この種の熱交換器5は、一般的
に、冷媒を通すチューブを有しており、これらチューブ
は、多数枚の伝熱フィンを貫通している。この伝熱フィ
ン17には、図3に示すように、細かい切り起こし19
が多数設けられており、これにより空気の流れに乱流を
起こして、空気と伝熱フィン17との接触を活発化させ
るしくみになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
室内機は、近年薄形化傾向にあり、それにともなってケ
ーシングの高さは低く抑えられている。
【0005】これが低く抑えられると、熱交換機5を組
み込むに際し、水平面に対する熱交換器5の角度は小さ
くしなければならない。この角度が小さくなると、従来
の構成では、熱交換器5の伝熱フィン17に細かい切り
起こし19が多数設けられているので、熱交換器5に発
生するドレンが、伝熱フィン17間に保水され易くな
り、伝熱フィン17間を空気が通りにくくなるという問
題がある。
【0006】しかも、この種のものは、熱交換器5の吸
込み通路に案内羽根を備えているので、空気の流れに抵
抗がかかり、始めから空気が通りにくい構造になってい
るので、通常のものに比べて、熱交換器5に発生するド
レンが伝熱フィン17間にきわめて保水され易いという
問題がある。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決するために
成されたもので、熱交換器の傾斜角を小さくしても、ド
レンが保水されることがなく、熱交換器の通風抵抗を増
大させることのない空気調和機を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、ケーシング内に筋交い状に設けた熱交
換器の吸込み通路にサブドレンパンを設けたものにおい
て、熱交換器の伝熱フィンをコルゲート状に形成したこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】従来技術の切り起こしによるフィンの変わり
に、伝熱フィンをコルゲート状にすることで、熱交換器
の吸込み通路から流入する気流に乱流を起こす。これに
よれば、熱交換効率を向上させることができる。また、
従来は、切り起こし後のスリット部に表面張力によりド
レンが保水され易い。これに対し、本発明では、伝熱フ
ィンはコルゲート状であるので、ドレン切れはよくな
り、ドレンはサブドレンパンにほぼ確実に補集される。
これにより通風抵抗は減少する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2にお
いて説明する。
【0011】図1において、1は室内機のケーシング1
を示し、このケーシング1は厚さの薄い概略箱型をして
いる。ケーシング1はその上部が天井に埋め込まれる天
井カセットタイプになっている。近年では、建物の天井
裏に十分なスペースがないことから、取付ける天井裏の
高さ(ふところ寸法)が制約されることになり、かなり
の薄型化が要求されている。
【0012】ケーシング1の内部には、送風機3と熱交
換器5とサブドレンパンを兼ねる4枚の案内羽根7とが
設けられている。これら案内羽根7の両端はサイドプレ
ート9でつながれ、全体として内部吸込みグリル100
になっており、この内部吸込みグリル100は熱交換器
5の吸込み面5aに設けられている、案内羽根7は、吸
込まれた空気が送風機3の下方に集まるように、熱交換
器5に近くなるほど上端の部分7aが緩やかに傾斜して
おり、それとともに案内羽根7の下端の部分7bはV字
状に曲げられて、そこにはサブドレンパン11が形成さ
れている。
【0013】このサブドレンパン11には、熱交換器5
の吸込み面5aから真下に滴下するドレン10が補集さ
れ、ここに貯留されるドレンは、サブドレンパン11の
V字状の窪み部11Aを通じて、案内羽根7の両端に振
り分けて流されて、熱交換器5の下方端部に設けられた
メインドレンパン13に流れ込むようになっている。即
ち、上記のサブドレンパン11は長手方向(図面に直角
な方向)の中央が中高になっている。
【0014】前記熱交換器5は、互いに平行に配管され
たチューブ15を備えており、このチューブ15の内部
を熱媒体が通り冷房のために吸熱をし、暖房のために放
熱をする。このチューブ15は、たとえば銅製であり、
図中直角方向に往復を繰り返すように蛇行している。ま
た、ケーシング1の下端には吸込口及び吹出口を備えた
化粧パネル30が取付けられる。
【0015】しかして、この実施例によれば、熱交換器
5は傾斜角をかなり小さくして(例えば30°ないし4
5°)ケーシング1の内部に筋交い状に配置されてい
る。
【0016】この熱交換器5は上述のチューブ15が貫
通する複数枚の伝熱フィン17を有し、この伝熱フィン
17には、図2に示すように、コルゲートに形成されて
いる。このコルゲート状の方向は、空気の流れ方向に一
致しており、吸込まれた空気に乱流を生じさせるように
なっている。この乱流により空気と伝熱フィン17との
間で接触が促進される。
【0017】以上の実施例によれば、伝熱フィン17に
は従来のような切り起こしフィン19は形成されていな
い。従って、ドレンの保水され易い間隔の狭いスリット
部は存在しないので、スリット部にドレンが保水される
ことはなく、ドレン切れはきわめてよくなる。
【0018】この熱交換器を用いて、空気調和機による
冷房運転を実施した。
【0019】即ち、従来のスリット部を有する伝熱フィ
ン17(図3)を用いた熱交換器と、本実施例の伝熱フ
ィン17(図2)を用いた熱交換器とによる比較を、他
のすべての条件を同じにして行ったところ、以下の結果
を得た。
【0020】従来のスリット部を有するものは、一定の
印加電圧のもとで風量415m3 /h、送風機回転数1
045rpm、冷房能力2.54kwであったのに対
し、本実施例のコルゲート状の熱交換器では、風量49
5m3 /h、送風機回転数990rpm、冷房能力2.
64kwであり、冷房能力を3.9%向上させることの
できることがわかった。
【0021】これは言うまでもなく、コルゲート状の伝
熱フィン17を有する熱交換器5を使用すると、伝熱フ
ィン17間にドレンが保水されずに、ドレン切れがよく
なるので、それにより伝熱フィン17間の通気抵抗が低
くなり、空気の流れがスムーズになるためである。
【0022】なお、この時のチューブ15は外径が7mm
で、2列12段の構成であり、伝熱フィン17のピッチ
は従来の切り起こしによるものが1.6mmであり、本
実施例のコルゲート状によるものが1.3mmであっ
た。また、温湿度条件はJISの冷房標準、すなわち室
内乾球27℃、室内湿球19℃、室外乾球35℃、室外
湿球24℃を採用した。
【0023】以上のように、この実施結果によれば、従
来例に比べて、優れた効果を得ることの一例が実証され
た。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱交換器の伝熱フィンをコルゲート状にしているので、
伝熱フィンからのドレン切れがよくなり、これを用いた
熱交換器の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る空気調和機の室内機の
概略構成説明図である。
【図2】図1のA−A断面の一部を示す図である。
【図3】図2に対応する従来例を示す図である。
【符号の説明】
3 送風機 5 熱交換器 7 案内羽根 10 ドレン 11 サブドレンパン 15 チューブ 17 伝熱フィン 19 フィン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に筋交い状に設けた熱交換
    器の吸込み通路にサブドレンパンを設けたものにおい
    て、前記熱交換器の伝熱フィンをコルゲート状に形成し
    たことを特徴とする空気調和機。
JP5032693A 1993-01-28 1993-01-28 空気調和機 Pending JPH06221605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5032693A JPH06221605A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5032693A JPH06221605A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06221605A true JPH06221605A (ja) 1994-08-12

Family

ID=12365944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5032693A Pending JPH06221605A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 空気調和機

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JP (1) JPH06221605A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013134024A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Panasonic Corp 冷凍サイクル装置
CN113454405A (zh) * 2019-02-07 2021-09-28 三菱电机株式会社 空调装置的室内机及空调装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013134024A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Panasonic Corp 冷凍サイクル装置
CN113454405A (zh) * 2019-02-07 2021-09-28 三菱电机株式会社 空调装置的室内机及空调装置
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