JP2605186B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2605186B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,空気調和機に係り,詳
しくは,コンパクト化された空気調和機において空調能
力の向上や騒音低減を図る上で好適な熱交換器の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,ルームエアコンやパッケージエ
アコン等の空気調和機に使用される熱交換器の一例とし
て,例えば並流型熱交換器が知られている。図5に従来
の並流型の熱交換器50を示す。同図に示すように,上
記熱交換器50は,上下位置に平行に配備された一組の
ヘッダーパイプ51,52,両側部に平行に配備された
一組のサイドメンバー53,53,上記サイドメンバー
53と平行に且つ上記ヘッダーパイプ51,52の間に
配備された複数の冷却管40(チューブ),40,…,
上記冷却管40内部に配設されるインサート41,上記
冷却管40,40の間に配設される複数のフィン42,
42,…等を有して構成されている。下側に配備される
上記ヘッダーパイプ51と上側に配備される上記ヘッダ
ーパイプ52は,その両端部を一組の上記サイドメンバ
ー53,53によって相互に連結されている。上記ヘッ
ダーパイプ51は一端部が開放され,他端部が閉鎖され
ている。上記ヘッダーパイプ52は上記ヘッダーパイプ
51とは逆に一端部が閉鎖され,他端部が開放されてい
る。そして,上記ヘッダーパイプ51,52の内部は,
適宜箇所において閉鎖され,当該熱交換器50内部にお
いて冷媒が矢印で示すような順序にて蛇行して流れるよ
うに配慮されている。
【0003】上記サイドメンバー53,53により挟ま
れた上記ヘッダーパイプ51,52の間には,該ヘッダ
ーパイプ51,52に直交する複数本の冷却管40,4
0,…が上記ヘッダーパイプ51,52の軸芯方向に所
定間隔にて配設されている。上記冷却管40は,その配
設方向に偏平化されたチューブを構成しており,その両
端部が上記ヘッダーパイプ51,52に連通され且つそ
の内部には波形に形成されたインサート41が嵌挿され
ている。複数の上記冷却管40,40,…の各間及びサ
イドメンバー53と当該熱交換器50の両側部側に配設
される冷却管40との間には,波形に形成された複数の
フィン42,42,…が配設されている。上記のように
構成された熱交換器50においては,ヘッダーパイプ5
1の一端側より冷媒が供給されると,その冷媒は,当該
熱交換器50において同図に矢印で示すように複数の冷
却管40,40,…を上昇或いは下降し,上記ヘッダー
パイプ52の他端側へ向けて流れる。そして,上記熱交
換器50を図外の空気調和機の本体内に配設するに際
し,当該本体の厚み寸法を薄くして空気調和機全体のコ
ンパクト化を図ることを目的として,図6に示すように
上記熱交換器50が上記本体に対して適宜の角度θ1
斜させて取り付けられる。このことにより,上記熱交換
器50の設置高さ寸法hが比較的低く抑えられ,空気調
和機全体が比較的コンパクト化される。上記のように構
成された空気調和機においては,上記冷却管40内部を
流れる冷媒と上記フィン42の平面に沿って流れる空気
との間で熱交換が行われることにより,室内が冷房或い
は暖房される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
に構成された従来の空気調和機においては,上記熱交換
器50の空気流通面50a に対して上記フィン42が直
交するようにして上記冷却管40に取り付けられている
ことから,図6において矢印で示される空気流通方向に
対して上記フィン42の平面が角度θ2 を有して交わる
こととなる。従って,当該熱交換器50に空気を流通さ
せた際には,上記フィン42の平面が通風抵抗となり,
そのことが空気調和機における騒音や能力等の性能面に
対して悪影響を与えるという問題点があった。そこで,
本発明の目的とするところは,厚み寸法を薄くしてコン
パクト化を図るべく熱交換器が傾斜配備された空気調和
機において,上記熱交換器のフィンが空気流通の際の通
風抵抗とならないような構造とし,騒音低減或いは性能
向上を図り得る空気調和機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,複数のフィンを備えて並設されたチューブを具
備してなる熱交換器を空気調和機本体内に適宜角度傾斜
させて配設し,上記チューブ内を流れる冷媒と上記フィ
ンに沿って流れる空気との間で熱交換を行うようにした
空気調和機において,上記フィンを,上記空気の流通方
向と略平行となるように上記チューブの軸芯に対して傾
斜させて取り付けた点に係る空気調和機である。
【0006】
【作用】上記のように構成された空気調和機において
は,熱交換器との間での熱交換の際,上記フィンが通風
抵抗になることなく該フィンの平面に沿って空気がスム
ーズに流れる。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る空気調和機の側断面
図,図2は上記空気調和機における熱交換器の設置状況
を示す説明図,図3は上記熱交換器の要部斜視図,図4
は本発明の他の実施例に係る空気調和機の側断面図であ
る。また,図5,図6に示した前記従来の熱交換器50
と共通する要素には,同一の符号を使用すると共に,そ
の詳細な説明は省略する。この実施例に係る空気調和機
1は,前記従来の空気調和機と基本的構造をほぼ同様と
し,この従来の空気調和機との相違点は,図1,図2に
示す如く,当該空気調和機1を構成する熱交換器2にお
いて,複数の冷却管40(チューブ)の間に配備される
フィン3を,その平面と図2において矢印で示される空
気の流通方向とがほぼ平行となるように,上記冷却管4
0の軸芯に対して所定の角度θ3 傾斜させて該冷却管4
0に取り付けたことである。この場合,上記フィン3
は,例えばアルミニウムからなる長尺の原板を,冷却管
40に取り付けた際に該冷却管40の軸芯とその平面と
がθ3 の角度を有して交わり得るように(図3参照),
つづら折りに連続的に交互に折り曲げることにより形成
されている。上記傾斜角θ3 の値を適宜変更して,空気
調和機1の本体4内における上記熱交換器2の設置傾斜
角θ1 に対応させることができる。なお,上記のように
構成された熱交換器2を空気調和機1の本体4内に傾斜
配備する際,冷却管40が上下方向へ指向されるのは,
当該熱交換器2において熱交換作用の際に生じる除湿水
や除霜水が冷却管40を水平に配した場合の冷却管上面
への滞留を解消し,上記冷却管40の端面に伝って下方
へ排水され得るようにするためである。このことから,
上記フィン3の平面を,水平状態よりもわずかにどちら
かへ傾斜させておくと,その表面に発生した除湿水や除
霜水を効果的に上記冷却管40の端面へ向けて流すこと
ができる。なお,上記のようなフィン3は,上述のよう
に単一の原板を交互に折り曲げて形成してもよいが,そ
れぞれ分割された単品の素材にて構成するようにしても
よい。
【0008】上記のように構成された空気調和機1は,
熱交換器2が本体4に対して傾斜配備されていることか
ら,その厚み寸法hが比較的薄く抑えられ,図1に示す
ように例えば天井5内部に埋設する場合に好適である。
そして,上記空気調和機1においては,ケーシング6内
に配備されたファン7が駆動されることにより,室内の
空気が吸込みグリル8を通して本体4内に取り込まれ,
上記熱交換器2に向けて吹き付けられる。上記のように
して吹き付けられた空気は,上記フィン3の平面に沿っ
て流れ,上記冷却管40の内部を流れる冷媒との間で熱
交換が行われ,ルーバ10を具備した吹出しグリル9か
ら室内へ向けて吹き出される。なおこの場合,上記フィ
ン3の平面は,上記空気の流通方向とほぼ平行となるよ
うに配備されていることから,該フィン3が従来装置の
場合のように空気流通の際の通風抵抗とはならず,騒音
低減及び性能向上に大きく寄与し得るものである。な
お,図4に示す他の実施例に係る空気調和機1´は,本
体4´の上部より空気を吸い込んでその下部前面より吹
き出すいわゆる縦型タイプのものに上記熱交換器2を適
用したものである。この空気調和機1´においても,前
記空気調和機1と同様の効果を奏することはいうまでも
ない。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機は上記したよう
に構成されているため,当該空気調和機のコンパクト化
を図りつつ,熱交換器のフィンが空気流通の際の通風抵
抗とならないような構造とし,騒音低減或いは性能向上
に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る空気調和機の側断面
図。
【図2】 上記空気調和機における熱交換器の設置状況
を示す説明図。
【図3】 上記熱交換器の要部斜視図。
【図4】 本発明の他の実施例に係る空気調和機の側断
面図。
【図5】 従来の空気調和機に用いられている熱交換器
の外観斜視図。
【図6】 上記従来の空気調和機における上記熱交換器
の設置状況を示す説明図。
【符号の説明】
1,1´…空気調和機 2…熱交換器 3…フィン 40…冷却管(チューブ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフィンを備えて並設されたチュー
    ブを具備してなる熱交換器を空気調和機本体内に適宜角
    度傾斜させて配設し,上記チューブ内を流れる冷媒と上
    記フィンに沿って流れる空気との間で熱交換を行うよう
    にした空気調和機において,上記フィンを,上記空気の
    流通方向と略平行となるように上記チューブの軸芯に対
    して傾斜させて取り付けたことを特徴とする空気調和
    機。
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