JPH0622091Y2 - 内燃機関の弁強制開閉装置 - Google Patents

内燃機関の弁強制開閉装置

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JPH0622091Y2
JPH0622091Y2 JP10776388U JP10776388U JPH0622091Y2 JP H0622091 Y2 JPH0622091 Y2 JP H0622091Y2 JP 10776388 U JP10776388 U JP 10776388U JP 10776388 U JP10776388 U JP 10776388U JP H0622091 Y2 JPH0622091 Y2 JP H0622091Y2
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JP
Japan
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valve
rocker arm
closing
opening
shaft
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JP10776388U
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豊 又吉
九五 浜井
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内燃機関の吸排気バルブを強制的に開閉させ
る弁強制開閉装置に関する。
(従来の技術および課題) 機関高速回転時の吸排気バルブの追従性を向上するため
に、カムシャフトに開弁用カムと閉弁用カムとを形成
し、吸排気バルブを強制的に開弁および閉弁させるよう
にした動弁装置が知られている。
このような動弁装置して、従来例えば特開昭60−34
12号,特開昭60−32910号公報にそれぞれ開示
されたものは、開弁用ロッカアームと、閉弁用ロッカア
ームとをそれぞれ共通のシャフトを介してエンジンブロ
ックに枢支し、両ロッカアームの固着角度を調整する手
段と、ロッカアームの揺動先端部を受けるリテーナのバ
ルブに対する取付け位置を調整する手段を備えて、この
2つの調整手段をもってバルブクリアランスを適正に調
整するようになっている。
しかしながら、このような従来装置は、リテーナの取付
け位置を調整するのに、バルブの弁軸にリテーナを螺合
させるネジが切られているため、バルブの強度が低下す
るという問題点があった。
また両ロッカアーム間にも固着角度の調整手段をもって
いるために、これらの調整作業が複雑となるばかりか、
部品数の増加により慣性質量が大きくなるという問題点
があった。
本考案は、こうした従来の問題点を解決することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、内燃機関の弁強制
開閉装置において、機関に同期して回転駆動されるカム
シャフトに、開弁用カムと閉弁用カムをそれぞれ形成
し、開弁用カムに摺接する開弁用ロッカアームを設け、
この開弁用ロッカアームはその基端をエンジンブロック
に対して揺動自在に支持させるとともに、その先端をバ
ルブの頭部に摺接させる一方、閉弁用カムに摺接する閉
弁用ロッカアームを設け、この閉弁用ロッカアームと開
弁用ロッカアームとを揺動自在に連結するシャフトを設
け、このシャフトは開弁用ロッカアームを挿通する軸部
と、閉弁用ロッカアームに挿通する軸部とを互いに偏心
させるともに、開弁用ロッカアームと閉弁用ロッカアー
ムのいずれか一方に対するシャフトの回転角度を調整す
る手段を設けた。
(作用) 上記構成に基づき、カムシャフトの回転に伴って開弁用
カムが開弁用ロッカアームを押し下げることによりバル
ブをリフトさせ、続いて閉弁用カムが閉弁用ロッカアー
ムを押し上げることにより、バルブを引上げる。
例えば閉弁用ロッカアームに対してシャフトの回転角度
が変えられると、閉弁用ロッカアームを挿通する軸部に
対する開弁用ロッカアームを挿通する軸部の偏心方向が
変えられるので、閉弁用ロッカアームの揺動中心が上下
方向に変位して、閉弁用ロッカアームと閉弁用カムとの
隙間が調整される。
これにより、バルブのネジ加工を不要にして、バルブの
強度を高めるとともに、慣性質量を低減できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図,第2図において、1は機関に同期して回転駆動
されるカムシャフトであり、このカムシャフト1には1
つの開弁用カム2と、この開弁用カム2を挾むようにし
て2つの閉弁用カム3がそれぞれ形成される。
5は開弁用ロッカアームであり、その揺動先端5bを各
バルブ4の頭部に摺接させ、その揺動基端にはアジャス
トスクリュ6が取付けられ、このアジャストスクリュ6
を介してピボット7に揺動自在に支持される。
アジャストスクリュ6は開弁用ロッカアーム5に螺合す
るネジ6aが形成されロッカアーム5に対する螺合位置
を変えることにより、開弁用ロッカアーム5の揺動中心
位置が調整される。なお、開弁用ロッカアーム5はナッ
ト8を介して締付け固定される。
アジャストスクリュ6はピボット7に対して球面受け1
1を介して連結され、ピボット7はシリンダヘッド9に
形成された穴9aに嵌挿される。
15は閉弁用ロッカアームであり、その途中がシャフト
16を介して開弁用ロッカアーム5に揺動自在に連結さ
れ、各閉弁用カム3に摺接する2本のアーム部15aを
有している。
17は各バルブ4の弁軸に取付けられたリテーナであ
り、各リテーナ17の下面に閉弁用ロッカアーム15の
2つの揺動先端15bを摺接させる。
バルブ4の弁軸端には環状溝4bが形成され、この環状溝
4bに嵌装されるリング式コレット18が設けられ、この
コレット18を介してリテーナ17の抜け止めが行われ
る。
第3図,第4図,第5図にもそれぞれ示すように、シャ
フト16は閉弁用ロッカアーム15の孔15c,15dに
挿通する軸部16c,16dと、開弁用ロッカアーム5の
孔5eを挿通する軸部16eを有し、軸部16c,16dの
中心線O15と、軸部16eの中心線O5を所定距離Sだけ
偏心して形成する。
シャフト16の回転角度を調整する手段として、シャフ
ト16の一端にはフランジ21を一体的に形成し、この
フランジ21には長孔22を形成する一方、閉弁用ロッ
カアーム15にはネジ孔23を形成し、長孔22を挿通
してネジ孔23に螺合するボルト24を設ける。
このように構成してあり、次に作用について説明する。
カムシャフト1の回転に伴って開弁用カム2が開弁用ロ
ッカアーム5を押し下げることにより、バルブ4をリフ
トさせ、続いて閉弁用カム3が閉弁用ロッカアーム15
を押し上げることにより、リテーナ17を介してバルブ
4を引上げる。したがって、従来設けられていたバルブ
スプリングを廃止することが可能となり、サージング等
の問題を解消する。
開弁用ロッカアーム5の揺動中心は、アジャストスクリ
ュ6に対する開弁用ロッカアーム5の螺合位置を変える
ことにより変位する。したがって、アジャストスクリュ
6の調整により開弁用ロッカアーム5とカム2の隙間が
変えられる。
そして、ボルト24を緩めてフランジ21を回転させる
ことにより、シャフト16の閉弁用ロッカアーム15に
対する回転角度が変えられる。これにより、軸部16
c,16dに対する軸部16eの偏心方向が変えられるの
で、閉弁用ロッカアーム15の揺動中心が上下方向に変
位して、閉弁用ロッカアーム15と閉弁用カム3との隙
間が調整される。
このように、アジャストスクリュ6とシャフト16を介
して各ロッカアーム5,15の揺動中心位置を調整すること
により、バルブクリアランスを容易に調整でき、バルブ
4に対するリテーナ17の取付け位置を調整する必要が
ない。したがって、コレット18を用いてリテーナ17
を取付けることが可能となり、従来弁軸に形成されてい
たリテーナの取付けネジ等を廃止してバルブ4の強度を
高めるとともに、バルブ4に取付けられる部品数を削減
して慣性質量を低減できる。
また、第6図,第7図,第8図にそれぞれ示すように、
開弁用ロッカアーム5と閉弁用ロッカアーム15を連結
するシャフト25は、開弁用ロッカアーム5を片持ち支
持する構造として、閉弁用ロッカアーム15の孔15c
に挿通する軸部25cと、開弁用ロッカアーム5の孔5e
を挿通する軸部25eを有し、シャフト25の加工工数
を減らしている。
(考案の効果) 以上の通り本考案によれば、開弁用ロッカアームはその
基端をエンジンブロックに対して揺動自在に支持させる
とともに、その先端をバルブの頭部に摺接させる一方、
開弁用ロッカアームと閉弁用ロッカアームを揺動自在に
連結するシャフトを設け、このシャフトは開弁用ロッカ
アームに挿通する軸部と、閉弁用ロッカアームに挿通す
る軸部とを偏心させるとともに、開弁用ロッカアームか
閉弁用ロッカアームのいずれか一方に対するシャフトの
回転角度を調整する手段を設けたため、バルブクリアラ
ンスの調整を容易にし、またバルブのネジ加工を不要に
してバルブの強度を高めるとともに、バルブに取付けら
れる部品数を削減して機関の高出力化および耐久性を改
善し、さらに動弁装置のコンパクト化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は同
じく平面図である。第3図はシャフトの正面図、第4図
は同じく側面図、第5図は分解斜視図である。第6図は
他の実施例を示すシャフトの正面図、第7図は同じく側
面図、第8図は分解斜視図である。 1…カムシャフト、2…開弁用カム、3…閉弁用カム、
4…バルブ、5…開弁用ロッカアーム、6…アジャスト
スクリュ、7…ピボット、9…シリンダヘッド、11…
球面受け、15…閉弁用ロッカアーム、16…シャフ
ト、16c,16d,16e…軸部、17…リテーナ、1
8…コレット、21…フランジ、22…長孔、23…ネ
ジ穴、24…ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関に同期して回転駆動されるカムシャフ
    トに、開弁用カムと閉弁用カムをそれぞれ形成し、開弁
    用カムに摺接する開弁用ロッカアームを設け、この開弁
    用ロッカアームはその基端をエンジンブロックに対して
    揺動自在に支持させるとともに、その先端をバルブの頭
    部に摺接させる一方、閉弁用カムに摺接する閉弁用ロッ
    カアームを設け、この閉弁用ロッカアームと開弁用ロッ
    カアームとを揺動自在に連結するシャフトを設け、この
    シャフトは開弁用ロッカアームを挿通する軸部と、閉弁
    用ロッカアームに挿通する軸部とを互いに偏心させると
    ともに、開弁用ロッカアームと閉弁用ロッカアームのい
    ずれか一方に対するシャフトの回転角度を調整する手段
    を設けたことを特徴とする内燃機関の弁強制開閉装置。
JP10776388U 1988-08-16 1988-08-16 内燃機関の弁強制開閉装置 Expired - Lifetime JPH0622091Y2 (ja)

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DE8989115020T DE68905010T2 (de) 1988-08-16 1989-08-14 Kipphebelanordnung fuer tellerventile einer brennkraftmaschine.
EP89115020A EP0355659B1 (en) 1988-08-16 1989-08-14 Rocker arm arrangement for internal combustion engine poppet valves and the like
US07/394,091 US4944256A (en) 1988-08-16 1989-08-15 Rocker arm arrangement for internal combustion engine poppet valves and the like

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CN111902614B (zh) * 2018-03-29 2021-12-21 本田技研工业株式会社 内燃机的气门传动机构

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