JPH057446Y2 - - Google Patents
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- JPH057446Y2 JPH057446Y2 JP1986082449U JP8244986U JPH057446Y2 JP H057446 Y2 JPH057446 Y2 JP H057446Y2 JP 1986082449 U JP1986082449 U JP 1986082449U JP 8244986 U JP8244986 U JP 8244986U JP H057446 Y2 JPH057446 Y2 JP H057446Y2
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- JP
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- valve
- valves
- intake
- cam
- swing arm
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Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 11
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 9
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L1/185—Overhead end-pivot rocking arms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は内燃機関の動弁装置に関する。
〈従来の技術〉
内燃機関の動弁装置の従来例として第5図に示
すようなものがある(株式会社三栄書房 昭和60
年3月1日発光「モーターフアン3月号」第171
頁参照)。
すようなものがある(株式会社三栄書房 昭和60
年3月1日発光「モーターフアン3月号」第171
頁参照)。
すなわち、各気筒毎に第1及び第2吸気弁1
a,1bと第1及び第2排気弁2a,2bとが設
けられこれら吸・排気弁1a,1b,2a,2b
の上方には一対のカムシヤフト3a,3bが設け
られている。一方のカムシヤフト3aには吸気弁
用カム4aが設けられ他方のカムシヤフト3bに
は排気弁用カム4bが設けられている。
a,1bと第1及び第2排気弁2a,2bとが設
けられこれら吸・排気弁1a,1b,2a,2b
の上方には一対のカムシヤフト3a,3bが設け
られている。一方のカムシヤフト3aには吸気弁
用カム4aが設けられ他方のカムシヤフト3bに
は排気弁用カム4bが設けられている。
また、吸・排気弁用カム4a,4bのカム力に
よりそれぞれ揺動するスイングアーム5a,5b
の揺動支点部は支持部材6a,6bに揺動自在に
支持されており、これらスイングアーム5a,5
bには前記吸・排気弁用4a,4bにそれぞれ摺
接するカムフオロワ7a,7bが設けられてい
る。また、各スイングアーム5a,5bの先端部
にはそれぞれ各吸・排気弁1a,1b,2a,2
bの弁軸端部に当接するアジヤストスクリユ8
a,8bが設けられている。
よりそれぞれ揺動するスイングアーム5a,5b
の揺動支点部は支持部材6a,6bに揺動自在に
支持されており、これらスイングアーム5a,5
bには前記吸・排気弁用4a,4bにそれぞれ摺
接するカムフオロワ7a,7bが設けられてい
る。また、各スイングアーム5a,5bの先端部
にはそれぞれ各吸・排気弁1a,1b,2a,2
bの弁軸端部に当接するアジヤストスクリユ8
a,8bが設けられている。
そして、吸・排気弁用カム4a,4bのカム力
にてスイングアーム5a,5bを揺動させること
により揺動力を各アジヤストスクリユ8a,8b
を介して同一の巻方向を有するバルブスプリング
9a,9bにより閉弁付勢された各吸・排気弁1
a,1b,2a,2bにそれぞれ伝達し吸・排気
弁1a,1b,2a,2bの開弁動作を行うよう
にしている。
にてスイングアーム5a,5bを揺動させること
により揺動力を各アジヤストスクリユ8a,8b
を介して同一の巻方向を有するバルブスプリング
9a,9bにより閉弁付勢された各吸・排気弁1
a,1b,2a,2bにそれぞれ伝達し吸・排気
弁1a,1b,2a,2bの開弁動作を行うよう
にしている。
このようにして、第1及び第2吸気弁1a,1
bと第1および第2排気弁2a,2bとをそれぞ
れ別体のスイングアーム5a,5bにて開閉動作
させることにより各吸・排気弁1a,1b,2
a,2bをそれぞれ別体のスイングアームにて動
作させるものにくらべてカム及びカムフオロワを
半減させ、動弁系の簡易化を図り、また動弁系の
質量を軽減させ最高回転速度の上昇を図るように
している。
bと第1および第2排気弁2a,2bとをそれぞ
れ別体のスイングアーム5a,5bにて開閉動作
させることにより各吸・排気弁1a,1b,2
a,2bをそれぞれ別体のスイングアームにて動
作させるものにくらべてカム及びカムフオロワを
半減させ、動弁系の簡易化を図り、また動弁系の
質量を軽減させ最高回転速度の上昇を図るように
している。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかしながら、このような従来内燃機関の動弁
装置においては、第6図に示すように、各吸・排
気弁1a,1b,2a,2bを閉弁付勢するバル
ブスプリング9a,9bが同一巻方向を有するも
のを使用しているため、カムシヤフト3a,3b
の回転をスイングアーム5a,5bの揺動に変換
して、各吸・排気弁1a,1b,2a,2bを開
弁作動させると、バルブスプリング9a,9bが
圧縮されて端部がそれぞれの周方向に伸びて変位
する。この変位は各吸・排気弁1a,1b,2
a,2bに伝達され、各吸・排気弁1a,1b,
2a,2bをそれぞれバルブスプリング9a,9
bの巻方向と反対方向(図中の方向)に回動さ
せる。
装置においては、第6図に示すように、各吸・排
気弁1a,1b,2a,2bを閉弁付勢するバル
ブスプリング9a,9bが同一巻方向を有するも
のを使用しているため、カムシヤフト3a,3b
の回転をスイングアーム5a,5bの揺動に変換
して、各吸・排気弁1a,1b,2a,2bを開
弁作動させると、バルブスプリング9a,9bが
圧縮されて端部がそれぞれの周方向に伸びて変位
する。この変位は各吸・排気弁1a,1b,2
a,2bに伝達され、各吸・排気弁1a,1b,
2a,2bをそれぞれバルブスプリング9a,9
bの巻方向と反対方向(図中の方向)に回動さ
せる。
この結果、各吸・排気弁1a,1b,2a,2
bの弁軸頭部と当接するスイングアーム5a,5
bには、該回動の接線方向に作用力F(図中の→
方向)が作用する。ここで巻方向が同じであるこ
とから、吸・排気弁1a,1b,2a,2bの回
動方向はそれぞれ同一方向になつて、作用力Fが
合成されて、揺動開始時点のスイングアーム5
a,5bとの当接位置A−Aにおいては図中上方
に作用し、また、揺動終了時点の該当接位置B−
Bにおいては同じく下方に作用して、高速揺動中
にスイングアーム5a,5bを作用力方向に周期
的に変位させて異音を発生させるという問題が生
じる。
bの弁軸頭部と当接するスイングアーム5a,5
bには、該回動の接線方向に作用力F(図中の→
方向)が作用する。ここで巻方向が同じであるこ
とから、吸・排気弁1a,1b,2a,2bの回
動方向はそれぞれ同一方向になつて、作用力Fが
合成されて、揺動開始時点のスイングアーム5
a,5bとの当接位置A−Aにおいては図中上方
に作用し、また、揺動終了時点の該当接位置B−
Bにおいては同じく下方に作用して、高速揺動中
にスイングアーム5a,5bを作用力方向に周期
的に変位させて異音を発生させるという問題が生
じる。
本考案は、このような従来の内燃機関の動弁装
置の問題点に着目してなされたもので、2個の同
種の弁を同時に開閉駆動しつつ機構の簡易化及び
メンテナンス工数の低減化を図ることができると
共に、バルブスプリングの圧縮を原因とするスイ
ングアームの異常な変位による異音の発生を防止
できる内燃機関の動弁装置を提供することを目的
とする。
置の問題点に着目してなされたもので、2個の同
種の弁を同時に開閉駆動しつつ機構の簡易化及び
メンテナンス工数の低減化を図ることができると
共に、バルブスプリングの圧縮を原因とするスイ
ングアームの異常な変位による異音の発生を防止
できる内燃機関の動弁装置を提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉
このため、吸気弁と排気弁との少なくとも一方
を気筒毎に2個ずつ備えた内燃機関において、カ
ムシヤフトのカムに従動するスイングアーム一端
の揺動支点部を、該揺動支点部を位置調整可能に
支持する支持部材に被冠することにより揺動自在
に支持すると共に、前記揺動支点部側から前記2
つの同種の弁の弁軸端部に向かつて延設され前記
弁軸端部に同時に当接する一対の腕部を一体に形
成する一方、前記2つの同種の弁を閉弁付勢する
バルブスプリングの巻方向をそれぞれ異ならせ
た。
を気筒毎に2個ずつ備えた内燃機関において、カ
ムシヤフトのカムに従動するスイングアーム一端
の揺動支点部を、該揺動支点部を位置調整可能に
支持する支持部材に被冠することにより揺動自在
に支持すると共に、前記揺動支点部側から前記2
つの同種の弁の弁軸端部に向かつて延設され前記
弁軸端部に同時に当接する一対の腕部を一体に形
成する一方、前記2つの同種の弁を閉弁付勢する
バルブスプリングの巻方向をそれぞれ異ならせ
た。
〈作用〉
このような構成を採用したので、スイングアー
ム一端の揺動支点部を支持する支持部材の位置を
調整することによつて、バルブクリアランスの調
整が容易にできるようになり、メンテナンス工数
及び部品点数の低減を図ることができる。
ム一端の揺動支点部を支持する支持部材の位置を
調整することによつて、バルブクリアランスの調
整が容易にできるようになり、メンテナンス工数
及び部品点数の低減を図ることができる。
さらに、2つの同種のバルブスプリングの巻方
向を異ならせたことによつて、スイングアームに
よつて2つの同種のバルブスプリングが同時に圧
縮される際に、各バルブスプリングからスイング
アームに対して加えられる回転力が互いに相殺さ
れるようになるため、スイングアームの異常な変
位による異音の発生を防止できる。
向を異ならせたことによつて、スイングアームに
よつて2つの同種のバルブスプリングが同時に圧
縮される際に、各バルブスプリングからスイング
アームに対して加えられる回転力が互いに相殺さ
れるようになるため、スイングアームの異常な変
位による異音の発生を防止できる。
〈実施例〉
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す。
図において、2つの吸気弁若しくは排気弁(以
下、吸気弁に代表する。)11a,11bが各気
筒毎に設けられ、これら吸気弁11a,11b
は、シリンダヘツド13上部と吸気弁11a,1
1bの弁軸頭部付近に固定取り付けたリテーナ2
0との間に圧縮して設置されたバルブスプリング
12a,12bによりそれぞれ閉弁付勢されてい
る。該バルブスプリング12a,12bの巻方向
はそれぞれ反対方向に異ならせてある。
下、吸気弁に代表する。)11a,11bが各気
筒毎に設けられ、これら吸気弁11a,11b
は、シリンダヘツド13上部と吸気弁11a,1
1bの弁軸頭部付近に固定取り付けたリテーナ2
0との間に圧縮して設置されたバルブスプリング
12a,12bによりそれぞれ閉弁付勢されてい
る。該バルブスプリング12a,12bの巻方向
はそれぞれ反対方向に異ならせてある。
シリンダヘツド13上部にはスイングアーム1
7の支持部材を構成する油圧式のリフター14が
設けられ、該リフター14のシート部14aは球
状の曲面に形成されている。
7の支持部材を構成する油圧式のリフター14が
設けられ、該リフター14のシート部14aは球
状の曲面に形成されている。
カムシヤフト15に設けられたカム16に従動
するスイングアーム17の一端には前記シート1
4aの球面と略同形状の凹状の揺動支点部17a
が形成されている。該揺動支点部17aはリフタ
ー14のシート部14aに揺動自在に被冠されて
いる。なお、揺動支点部17aはリフター14に
より揺動支点部17aの上下位置を調整可能に支
持されている。
するスイングアーム17の一端には前記シート1
4aの球面と略同形状の凹状の揺動支点部17a
が形成されている。該揺動支点部17aはリフタ
ー14のシート部14aに揺動自在に被冠されて
いる。なお、揺動支点部17aはリフター14に
より揺動支点部17aの上下位置を調整可能に支
持されている。
前記スイングアーム17の他端には揺動支点部
17a側から各吸気弁11a,11bの弁軸端部
に向かつてそれぞれ延びる一対の腕部が一体に形
成され、これによりスイングアーム17が略Y字
状に形成される。該各腕部先端には各吸気弁11
a,11bの弁軸端部と同時に当接するバルブフ
オロワ17b,17cがそれぞれ形成されてい
る。また、スイングアーム17の略中央部にはカ
ム16に当接するカムフオロワ18が形成されて
いる。
17a側から各吸気弁11a,11bの弁軸端部
に向かつてそれぞれ延びる一対の腕部が一体に形
成され、これによりスイングアーム17が略Y字
状に形成される。該各腕部先端には各吸気弁11
a,11bの弁軸端部と同時に当接するバルブフ
オロワ17b,17cがそれぞれ形成されてい
る。また、スイングアーム17の略中央部にはカ
ム16に当接するカムフオロワ18が形成されて
いる。
ここで、バルブフオロワ17b,17cの弁軸
端部との当接面は第1図に示すよう凸状の円筒曲
面に形成され、各吸気弁11a,11bの弁軸端
部と線接触する。また、カムフオロワ18のカム
16との当接面も同様に凸状の円筒曲面に形成さ
れ、カム16と線接触する。
端部との当接面は第1図に示すよう凸状の円筒曲
面に形成され、各吸気弁11a,11bの弁軸端
部と線接触する。また、カムフオロワ18のカム
16との当接面も同様に凸状の円筒曲面に形成さ
れ、カム16と線接触する。
また、各バルブフオロワ17b,17cの当接
部には第4図に示すように、各吸気弁11a,1
1bの外側近傍にて吸気弁11a,11bを挟む
ように鍔部19がそれぞれ突出形成されている。
部には第4図に示すように、各吸気弁11a,1
1bの外側近傍にて吸気弁11a,11bを挟む
ように鍔部19がそれぞれ突出形成されている。
また、第2図に示すように、リフター14のシ
ート部14aの中心位置と、カム16及びカムフ
オロワ18の中心位置と、がカムシヤフト15の
軸方向に対して直角な同一直線上に配設され、か
つ、吸気弁11a,11bを該直線に対して線対
称位置に配設している。
ート部14aの中心位置と、カム16及びカムフ
オロワ18の中心位置と、がカムシヤフト15の
軸方向に対して直角な同一直線上に配設され、か
つ、吸気弁11a,11bを該直線に対して線対
称位置に配設している。
本実施例の作用について説明する。
カムシヤフト15の回転に従つてカム16が一
体的に回転駆動されるとカム力によりスイングア
ーム17がリフター14のシート部14aを中心
に揺動される。この揺動力が各バルブフオロワ1
7b,17cを介して各吸気弁11a,11bに
伝達され、バルブスプリング12a,12bを圧
縮すると共に、各吸気弁11a,11bが同時に
開閉される。この際、従来と同様にバルブスプリ
ング12a,12bの端部は巻方向と反対方向に
伸びて、リテーナ20を介して吸気弁11a,1
1bを回動させ、バルブフオロア17b,17c
に作用力が作用する。
体的に回転駆動されるとカム力によりスイングア
ーム17がリフター14のシート部14aを中心
に揺動される。この揺動力が各バルブフオロワ1
7b,17cを介して各吸気弁11a,11bに
伝達され、バルブスプリング12a,12bを圧
縮すると共に、各吸気弁11a,11bが同時に
開閉される。この際、従来と同様にバルブスプリ
ング12a,12bの端部は巻方向と反対方向に
伸びて、リテーナ20を介して吸気弁11a,1
1bを回動させ、バルブフオロア17b,17c
に作用力が作用する。
しかしながら、バルブスプリング12a,12
bの巻方向は各々反対方向に形成されているの
で、第3図に示すように、前記回動方向(図中
方向)は各々反対方向となる。このため、スイン
グアーム17のカムフオロア17b,17cとの
線接触部分が、揺動開始位置A−Aにあつても、
揺動終了位置B−Bにあつても、前記作用力F方
向(図中で→方向)も各々反対方向となり、打ち
消し合つて、スイングアーム17に揺動方向と直
角方向の変位が生ずることはなく、異音の発生も
ない。
bの巻方向は各々反対方向に形成されているの
で、第3図に示すように、前記回動方向(図中
方向)は各々反対方向となる。このため、スイン
グアーム17のカムフオロア17b,17cとの
線接触部分が、揺動開始位置A−Aにあつても、
揺動終了位置B−Bにあつても、前記作用力F方
向(図中で→方向)も各々反対方向となり、打ち
消し合つて、スイングアーム17に揺動方向と直
角方向の変位が生ずることはなく、異音の発生も
ない。
また、バルブクリアランスの調整はシート部1
4a位置を第1図中上下方向に調整してカム16
とカムフオロワ18とのクリアランスを調整して
行う。このため、従来アジヤストスクリユ8a,
8bを各吸・排気弁毎に調整していたのに比べ
て、バルブクリアランスの調整個所が半減するた
め、メンテナンス工数を大幅に低減する。
4a位置を第1図中上下方向に調整してカム16
とカムフオロワ18とのクリアランスを調整して
行う。このため、従来アジヤストスクリユ8a,
8bを各吸・排気弁毎に調整していたのに比べ
て、バルブクリアランスの調整個所が半減するた
め、メンテナンス工数を大幅に低減する。
特に、2つの吸気弁11a,11bの弁軸端部
に加工精度等の誤差による段差が生じた場合で
も、スイングアーム17を揺動支点部17aを中
心に傾けることにより2つの吸気弁11a,11
bのバルブクリアランスを容易に調整することが
できる。
に加工精度等の誤差による段差が生じた場合で
も、スイングアーム17を揺動支点部17aを中
心に傾けることにより2つの吸気弁11a,11
bのバルブクリアランスを容易に調整することが
できる。
このとき、スイングアーム17はリフター14
及び2つの吸気弁11a,11bに3点接触しつ
つ支持されてカム16により揺動されるためスイ
ングアーム17と各吸・排気弁11a,11bと
のガタはない。
及び2つの吸気弁11a,11bに3点接触しつ
つ支持されてカム16により揺動されるためスイ
ングアーム17と各吸・排気弁11a,11bと
のガタはない。
また、アジヤストスクリユを設けることなくス
イングアーム17の端部に形成したバルブフオロ
ワ17b,17cを吸気弁11a,11bの弁軸
端部に当接させるようにしたので、部品点数が従
来よりも低減し機構も簡易化される。
イングアーム17の端部に形成したバルブフオロ
ワ17b,17cを吸気弁11a,11bの弁軸
端部に当接させるようにしたので、部品点数が従
来よりも低減し機構も簡易化される。
また、前記バルブフオロワ17a,17bの端
部に吸気弁11a,11bを挟むように鍔部19
をそれぞれ設けたので、スイングアーム17が吸
気弁11a,11bの弁軸端部から外れるのを防
止できる。
部に吸気弁11a,11bを挟むように鍔部19
をそれぞれ設けたので、スイングアーム17が吸
気弁11a,11bの弁軸端部から外れるのを防
止できる。
さらに、リフター14のシート部14aとカム
16とカムフオロワ18の中心位置をカムシヤフ
ト15の軸方向と直角な同一直線上に配設すると
ともにその直線に対して吸気弁11a,11bを
線対称に配置したので、バルブフオロワ17a,
17bがバルブ反力を略均等に受けるため各接触
面の異常摩耗を防止できる。
16とカムフオロワ18の中心位置をカムシヤフ
ト15の軸方向と直角な同一直線上に配設すると
ともにその直線に対して吸気弁11a,11bを
線対称に配置したので、バルブフオロワ17a,
17bがバルブ反力を略均等に受けるため各接触
面の異常摩耗を防止できる。
なお、実施例ではシート14a側を凸状に形成
し、揺動支点部17a側を凹形状としたが、この
逆の形状に形成して各々を被冠させるようにして
も同様な効力を奏する。
し、揺動支点部17a側を凹形状としたが、この
逆の形状に形成して各々を被冠させるようにして
も同様な効力を奏する。
〈考案の効果〉
以上説明してきたように、本考案によれば、カ
ムシヤフトのカムに従動するスイングアームの一
端に半円筒状となした揺動支点部を、該揺動支点
部を位置調整可能に支持する半円筒状に形成され
た支持部材に被冠することにより揺動自在に支持
するとともに、揺動支点部側から前記2つの同種
の弁の弁軸端部に向かつて延設される前記弁軸端
部に同時に当接する一対の腕部を一体に形成する
一方、前記2つの同種の弁を閉弁付勢するバルブ
スプリングの巻方向をそれぞれ異ならせたので、
スイングアーム一端の揺動支点部を支持する支持
部材の位置の調整することによつてバルブクリア
ランスを調整でき、メンテナンス工数及び部品点
数の低減化を図ることができると共に、バルブス
プリングの圧縮によつて引き起こされるスイング
アームの異常な変位が防止でき、これに伴う異音
の発生を防止することができる。
ムシヤフトのカムに従動するスイングアームの一
端に半円筒状となした揺動支点部を、該揺動支点
部を位置調整可能に支持する半円筒状に形成され
た支持部材に被冠することにより揺動自在に支持
するとともに、揺動支点部側から前記2つの同種
の弁の弁軸端部に向かつて延設される前記弁軸端
部に同時に当接する一対の腕部を一体に形成する
一方、前記2つの同種の弁を閉弁付勢するバルブ
スプリングの巻方向をそれぞれ異ならせたので、
スイングアーム一端の揺動支点部を支持する支持
部材の位置の調整することによつてバルブクリア
ランスを調整でき、メンテナンス工数及び部品点
数の低減化を図ることができると共に、バルブス
プリングの圧縮によつて引き起こされるスイング
アームの異常な変位が防止でき、これに伴う異音
の発生を防止することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す動弁装置の要
部正面図、第2図は同上の平面図、第3図は作用
説明図、第4図は第1図の−断面図、第5図
は従来の動弁装置を示す斜視図、第6図は従来技
術の作用説明図である。 11a,11b……吸・排気弁、12a,12
b……バルブスプリング、13……シリンダヘツ
ド、14……リフター、14a……シート部、1
5……カムシヤフト、17……スイングアーム、
17a……揺動支点部、17b,17c……バル
ブフオロワ、16……カム、18……カムフオロ
ワ、20……リテーナ。
部正面図、第2図は同上の平面図、第3図は作用
説明図、第4図は第1図の−断面図、第5図
は従来の動弁装置を示す斜視図、第6図は従来技
術の作用説明図である。 11a,11b……吸・排気弁、12a,12
b……バルブスプリング、13……シリンダヘツ
ド、14……リフター、14a……シート部、1
5……カムシヤフト、17……スイングアーム、
17a……揺動支点部、17b,17c……バル
ブフオロワ、16……カム、18……カムフオロ
ワ、20……リテーナ。
Claims (1)
- 吸気弁と排気弁との少なくとも一方を気筒毎に
2個ずつ備えた内燃機関において、カムシヤフト
のカムに従動するスイングアーム一端の揺動支点
部を、該揺動支点部を位置調整可能に支持する支
持部材に被冠することにより揺動自在に支持する
と共に、前記揺動支点部側から前記2つの同種の
弁の弁軸端部に向かつて延設され前記弁軸端部に
同時に当接する一対の腕部を一体に形成する一
方、前記2つの同種の弁を閉弁付勢するバルブス
プリングの巻方向をそれぞれ異ならせたことを特
徴とする内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986082449U JPH057446Y2 (ja) | 1986-06-02 | 1986-06-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986082449U JPH057446Y2 (ja) | 1986-06-02 | 1986-06-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62195606U JPS62195606U (ja) | 1987-12-12 |
JPH057446Y2 true JPH057446Y2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=30935117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986082449U Expired - Lifetime JPH057446Y2 (ja) | 1986-06-02 | 1986-06-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057446Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57114149U (ja) * | 1980-12-29 | 1982-07-15 |
-
1986
- 1986-06-02 JP JP1986082449U patent/JPH057446Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62195606U (ja) | 1987-12-12 |
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