JP3406185B2 - エンジンのロッカシャフト装置 - Google Patents

エンジンのロッカシャフト装置

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JP3406185B2 JP14149697A JP14149697A JP3406185B2 JP 3406185 B2 JP3406185 B2 JP 3406185B2 JP 14149697 A JP14149697 A JP 14149697A JP 14149697 A JP14149697 A JP 14149697A JP 3406185 B2 JP3406185 B2 JP 3406185B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、デコンプレッショ
ンブレーキ装置を備えたエンジンのロッカシャフト装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】車輌に搭載されているエンジンの排気弁
を開閉するエキゾーストロッカアームを、偏心ブッシュ
を介してロッカシャフトに揺動自在に設け、その偏心ブ
ッシュを回動させる偏心ブッシュのアームをアクチュエ
ータにより駆動して偏心ブッシュを回動させ、ロッカア
ームの揺動中心を変移させてデコンプレッションブレー
キを作動させ、車輌にブレーキをかける技術は知られて
いる(例えば、特開平6−17632号公報等参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デコンプレッションブレーキ装置においては、ロッカア
ームは偏心ブッシュ周面に沿って揺動する結果、ロッカ
アームと偏心ブッシュ間の摩擦力により該偏心ブッシュ
の連れ回りが発生するため、適正なバルブラッシュを得
るのが困難であった。又、従来のオーバヘッドカムシャ
フト有するエンジン(以下、OHCエンジンという)の
場合においても、大型車用エンジンではロッカアームの
一端にローラが取り付けられているもの等あり、ローラ
の重量によりロッカアームがバルブラッシュ分だけ回動
し、その影響で隣接している偏心ブッシュが連れ回りを
おこし、ロッカアームの揺動中心が移動するためにバル
ブラッシュの調整が困難となる。 【0004】また、本出願人等による特開平8−246
827号公報の技術が開示されているが、スプリングが
偏心ブッシュのアームとシリンダヘッドとの間に取り付
けられており、組立上面倒であり不便であるという問題
がある。 【0005】したがって、本発明は組立が容易で、構造
簡単な耐久性がよいエンジンのロッカシャフト装置を提
供することを目的としている。 【0006】尚、本出願人は公技番号93−16335
号、実開昭52−98013号公報により、ロッカシャ
フトにコイルスプリングを巻設してロッカアーム自体に
弾性力を付勢した技術を開示しているが、これらの技術
はデコンプレッションブレーキに係るものではないの
で、ロッカアーム自体に弾性力を作用させ、吸・排気弁
の開弁時にバルブ系にばね力を附加してしまう不具合が
ある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、デコン
プレッションブレーキ装置を備えたエンジンのロッカシ
ャフト装置において、ロッカシャフト(1)にはインテー
クバルブを開閉するインテークロッカアーム(6)が回動
自在に挿入され、ロッカシャフト(1)に挿入された偏心
ブッシュ(2)には偏心アーム(3)が設けられ、そしてそ
の偏心ブッシュ(2)の外周にはエキゾーストバルブを開
閉するエキゾーストロッカアーム(5)が回動自在に挿入
され、そのインテークロッカアーム(6)とエキゾースト
ロッカアーム(5)との間のロッカシャフト(1)の外周に
コイル状に形成されたプリセットスプリング(4)が巻き
付けられた状態で取付けられ、そのプリセットスプリン
グ(4)の中心に向って折り曲げられている一端(4h)は
ロッカシャフト(1)の外周に設けられた孔(8)に挿入さ
れ、そのプリセットスプリング(4)の他端(4a)は偏心
ブッシュ(2)の端部(2a)に穿孔された孔(2b)に挿入
され、偏心アーム(3)はプリセットスプリング(4)によ
りアクチュエータ(10)のピストン(11)の端部に向っ
て付勢されており、そしてエキゾーストロッカアーム
(5)にはバルブラッシュを調整するアジャストスクリュ
ー(5b)が設けられている。 【0008】本発明は上記のように構成されており、プ
リセットスプリングがロッカシャフトに取り付けられ、
アキュムレータピストンの方に偏心アームを付勢してい
るので、バルブラッシュの調整の場合に偏心アームがロ
ッカアームと連れ回りすることがなく、容易にかつ、精
度良くバルブラッシュの調整が出来、デコンプレッショ
ンブレーキ作動時にもその応答性が向上する。また、プ
リセットスプリングが他の部分と係合していないので、
ロッカシャフト装置のサブユニット化が容易となり、部
品管理上も好都合である。更に、運転中等も偏心アーム
のバタツキを防止でき、本装置の耐久性を向上させ、デ
コンプレッションブレーキ解除時もすばやくもとの位置
に偏心アームを戻すことができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。 【0010】図1は、本発明にかかるOHVエンジンの
全体を符号Rで示すロッカシャフト装置の一実施形態を
示す直列6気筒エンジンのロッカシャフト組立状態につ
き3気筒分を示した平面図であり、図の右端にある1つ
のシリンダに対応する部分について説明すると、ロッカ
シャフト1には図示しないインテークバルブを開閉する
ロッカアームであるインテークアーム6が回動自在に挿
入され、偏心ブッシュ2との間にプリセットスプリング
4がロッカシャフト外周に巻き付く状態に取付けられて
いる。そして、その偏心ブッシュ2には、図5を参照し
て、偏心アーム3が設けられており、偏心ブッシュ2の
外周にはエキゾーストバルブを開閉するロッカアームで
あるエキゾーストアーム5が回動自在に挿入されてい
る。ここで、符号7はロッカシャフト1を図示しないブ
ラケットを介してシリンダヘッドに締結するボルト孔
を、5a、6aはアジャストスクリューを、5bはアク
チュエータ側のアジャストスクリューを、5cはロック
ナットをそれぞれ示している。また、偏心ブッシュ2の
端部2aには孔2bが穿孔されており、図6に示すプリ
セットスプリング4の他端4aが挿入され、スプリング
4の中心に向かって折り曲げられている一端4bはロッ
カシャフト1の外周に設けられている変位図示した孔8
に挿入されている。そして、図2を参照して、偏心アー
ム3はプリセットスプリング4により鎖線で示されてい
るアクチュエータ10のピストン11の端部に向かって
付勢されるようほぼ1回巻き込んで取り付けられてい
る。 【0011】以上は図1における右端のシリンダに対す
るロッカシャフト装置についての説明であるが、図の右
から左に向かって順次ボルト孔7の間に各シリンダの偏
心ブッシュ2、エキゾーストアーム5、インテークアー
ム6が配置されて、6気筒用の中の3気筒分のロッカシ
ャフト装置Rが構成されている。 【0012】次に図3は本発明にかかる別の実施例であ
るOHCエンジンのロッカシャフト装置について符号S
で示すものである。図3においては5a、6aがローラ
であること以外は図1と同様であるので詳細な説明は省
略をする。 【0013】以下、図2を参照して、作用について説明
する。 【0014】ロッカシャフト装置Rを図示しないシリン
ダヘッドに図示しないブラケットを介して取り付け、各
シリンダのインテークアーム6とエキゾーストアーム5
とのバルブラッシュを調整する場合、他端が偏心アーム
3の偏心ブッシュ2の側面2aに設けられた孔2bに挿
入され、一端がロッカシャフト1に設けられた孔に挿入
されたプリセットスプリング4により偏心アーム3はア
キュムレータピストン11に常時接するよう付勢されて
いるため、エキゾーストアーム5のバルブラッシュ調整
に際し、アジャストスクリュー5bをゆるめてアーム5
を回動させても偏心アーム3が連れ回りすることがない
ので、容易にバルブラッシュを調整することが出来る。 【0015】 【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
プリセットスプリングがカムシャフトに取り付けられア
キュムレータピストンの方に偏心アームを付勢している
ので、バルブラッシュ調整の場合に偏心アームがロッカ
アームと連れ回りすることがなく、容易にかつ、精度良
くバルブラッシュの調整が出来、デコンプレッションブ
レーキ作動時にもその応答性が向上する。また、プリセ
ットスプリングが他の部分と係合していないので、ロッ
カシャフト装置のサブユニット化が容易となり、部品管
理上も好都合である。又ロッカアーム自体に弾性力を作
用させないので吸排気弁の開弁時にバルブ系にばね力を
附加してしまう不具合も勿論生じない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態を示すロッカシャフト装
置の平面図。 【図2】図1のA矢視図。 【図3】本発明の第二の実施の形態を示しロッカシャフ
ト装置の平面図。 【図4】図3のA矢視図。 【図5】偏心アームの斜視図。 【図6】プリセットスプリングの側面図。 【符号の説明】 1・・・ロッカシャフト 2・・・偏心ブッシュ 3・・・偏心アーム 4・・・プリセットスプリング 5・・・エキゾーストアーム 6・・・インテークアーム 8・・・カッタシャフトの孔 10・・・アクチュエータ 11・・・ピストン

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 デコンプレッションブレーキ装置を備え
    たエンジンのロッカシャフト装置において、ロッカシャ
    フト(1)にはインテークバルブを開閉するインテークロ
    ッカアーム(6)が回動自在に挿入され、ロッカシャフト
    (1)に挿入された偏心ブッシュ(2)には偏心アーム(3)
    が設けられ、そしてその偏心ブッシュ(2)の外周にはエ
    キゾーストバルブを開閉するエキゾーストロッカアーム
    (5)が回動自在に挿入され、そのインテークロッカアー
    ム(6)とエキゾーストロッカアーム(5)との間のロッカ
    シャフト(1)の外周にコイル状に形成されたプリセット
    スプリング(4)が巻き付けられた状態で取付けられ、そ
    のプリセットスプリング(4)の中心に向って折り曲げら
    れている一端(4h)はロッカシャフト(1)の外周に設け
    られた孔(8)に挿入され、そのプリセットスプリング
    (4)の他端(4a)は偏心ブッシュ(2)の端部(2a)に穿
    孔された孔(2b)に挿入され、偏心アーム(3)はプリセ
    ットスプリング(4)によりアクチュエータ(10)のピス
    トン(11)の端部に向って付勢されており、そしてエキ
    ゾーストロッカアーム(5)にはバルブラッシュを調整す
    るアジャストスクリュー(5b)が設けられていることを
    特徴とするエンジンのロッカシャフト装置。
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