JPH0435523Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435523Y2 JPH0435523Y2 JP9914486U JP9914486U JPH0435523Y2 JP H0435523 Y2 JPH0435523 Y2 JP H0435523Y2 JP 9914486 U JP9914486 U JP 9914486U JP 9914486 U JP9914486 U JP 9914486U JP H0435523 Y2 JPH0435523 Y2 JP H0435523Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- engine
- coiled
- seat
- valve rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、エンジンのシリンダの吸気弁または
排気弁を開閉するエンジンの弁開閉機構の改良に
関するものである。
排気弁を開閉するエンジンの弁開閉機構の改良に
関するものである。
（従来技術）
エンジンの弁開閉機構は、エンジンの回転に同
期して揺動するロツカーアームの自由端に係合す
る弁杆に取付けられたアツパーシートと弁ガイド
に設けられたロアシートとの間に配置されて弁杆
を通常では閉じる方向に付勢するコイル状弁ばね
を備えている。このコイル状弁ばねの上端及び下
端はアツパーシート及びロアシートにそれぞれ係
合する平担面を有する略半円形部分から成つてい
るが、コイル状弁ばねの上端及び下端がアツパー
シート及びロアシートにそれぞれ乗上げるのを防
止するためにこれらの略半円形部分の平担面付近
で弁杆に面する縁に面取部を有する。しかし、こ
のような構造では弁が回転する際に特にコイル状
弁ばねの下端とロアシートとの間の摺動抵抗が大
きい上にコイル状弁ばねのロアシートに対する荷
重中心径が大きいため弁が回転不良を起し弁杆と
弁ガイドとの間でスカツフイングを発生し作動が
不安定となる欠点があつた。
期して揺動するロツカーアームの自由端に係合す
る弁杆に取付けられたアツパーシートと弁ガイド
に設けられたロアシートとの間に配置されて弁杆
を通常では閉じる方向に付勢するコイル状弁ばね
を備えている。このコイル状弁ばねの上端及び下
端はアツパーシート及びロアシートにそれぞれ係
合する平担面を有する略半円形部分から成つてい
るが、コイル状弁ばねの上端及び下端がアツパー
シート及びロアシートにそれぞれ乗上げるのを防
止するためにこれらの略半円形部分の平担面付近
で弁杆に面する縁に面取部を有する。しかし、こ
のような構造では弁が回転する際に特にコイル状
弁ばねの下端とロアシートとの間の摺動抵抗が大
きい上にコイル状弁ばねのロアシートに対する荷
重中心径が大きいため弁が回転不良を起し弁杆と
弁ガイドとの間でスカツフイングを発生し作動が
不安定となる欠点があつた。
（考案の目的）
本考案の目的は、弁の回転不良をなくし安定し
て動作することができるようにしたエンジンの弁
開閉機構を提供することにある。
て動作することができるようにしたエンジンの弁
開閉機構を提供することにある。
（考案の構成）
本考案に係るエンジンの弁開閉機構は、エンジ
ンの回転に同期して揺動するロツカーアームの自
由端に係合する弁杆に取付けられたアツパーシー
トと弁ガイドに設けられたロアシートとの間に配
置されて弁杆を通常では閉じる方向に付勢するコ
イル状弁ばねを備え、このコイル状弁ばねの上端
及び下端はアツパーシート及びロアシートにそれ
ぞれ係合する平担面を有する略半円形部分から成
り、この略半円形部分の平担面付近で弁杆に面す
る縁に面取部を有するが、このコイル状弁ばねの
下端の略半円形部分の平担面付近で弁杆に面する
側と反対側の縁に面取部を更に有することを特徴
としている。
ンの回転に同期して揺動するロツカーアームの自
由端に係合する弁杆に取付けられたアツパーシー
トと弁ガイドに設けられたロアシートとの間に配
置されて弁杆を通常では閉じる方向に付勢するコ
イル状弁ばねを備え、このコイル状弁ばねの上端
及び下端はアツパーシート及びロアシートにそれ
ぞれ係合する平担面を有する略半円形部分から成
り、この略半円形部分の平担面付近で弁杆に面す
る縁に面取部を有するが、このコイル状弁ばねの
下端の略半円形部分の平担面付近で弁杆に面する
側と反対側の縁に面取部を更に有することを特徴
としている。
このようにすると、コイル状弁ばねのロアシー
トに対する摺動抵抗が小さくなる上にコイル状ば
ねのロアシートに対する荷重径中心が小さくなつ
て弁を良好に回転することができる。
トに対する摺動抵抗が小さくなる上にコイル状ば
ねのロアシートに対する荷重径中心が小さくなつ
て弁を良好に回転することができる。
（実施例）
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
ると、図面は本考案に係るエンジンの弁開閉機構
１０を示し、この弁開閉機構１０は、エンジンの
回転に同期して揺動するロツカーアーム１２の自
由端に係合する弁杆１４にコツター１５を介して
取付けられたアツパーシート１６と弁ガイド１８
に設けられたロアシート２０との間に配置されて
弁杆１４を通常では閉じる方向に付勢するコイル
状弁ばね２２を備えている。ロツカーアーム１２
は、図示しないエンジンのカムに係合する弁突棒
を介して揺動する。また、コイル状弁ばね２２の
上端及び下端はアツパーシート１６及びロアシー
ト２０にそれぞれ係合する平担面２４ａ，２６ａ
を有する上下の半円形部分２４，２６から成り、
これらの半円形部分２４，２６はその上端及び下
端がアツパーシート及びロアシートにそれぞれ乗
上げるのを防止するためにその平担面２４ａ，２
６ａ付近で弁杆１４に面する縁にＣ面取部２８，
３０を有する。
ると、図面は本考案に係るエンジンの弁開閉機構
１０を示し、この弁開閉機構１０は、エンジンの
回転に同期して揺動するロツカーアーム１２の自
由端に係合する弁杆１４にコツター１５を介して
取付けられたアツパーシート１６と弁ガイド１８
に設けられたロアシート２０との間に配置されて
弁杆１４を通常では閉じる方向に付勢するコイル
状弁ばね２２を備えている。ロツカーアーム１２
は、図示しないエンジンのカムに係合する弁突棒
を介して揺動する。また、コイル状弁ばね２２の
上端及び下端はアツパーシート１６及びロアシー
ト２０にそれぞれ係合する平担面２４ａ，２６ａ
を有する上下の半円形部分２４，２６から成り、
これらの半円形部分２４，２６はその上端及び下
端がアツパーシート及びロアシートにそれぞれ乗
上げるのを防止するためにその平担面２４ａ，２
６ａ付近で弁杆１４に面する縁にＣ面取部２８，
３０を有する。
本考案の弁開閉機構１０は、コイル状弁ばね２
２の下端の半円形部分２６の平担面２６ａ付近で
弁杆１４に面する側と反対側の縁にＣ面取部３２
を更に有する。このようにすると、コイル状弁ば
ね２２のロアシート２０に対する摺動抵抗が小さ
くなる上にコイル状弁ばね２２のロアシート２０
に対する荷重径中心が小さくなつて弁を良好に回
転することができる。実験の結果によると、弁の
回転初期の回転数2900rpmから2600rpmまで弁の
回転が良好に行なわれたことが確認された。
２の下端の半円形部分２６の平担面２６ａ付近で
弁杆１４に面する側と反対側の縁にＣ面取部３２
を更に有する。このようにすると、コイル状弁ば
ね２２のロアシート２０に対する摺動抵抗が小さ
くなる上にコイル状弁ばね２２のロアシート２０
に対する荷重径中心が小さくなつて弁を良好に回
転することができる。実験の結果によると、弁の
回転初期の回転数2900rpmから2600rpmまで弁の
回転が良好に行なわれたことが確認された。
尚、コイル状弁ばね２２の両端は完全な半円形
以外に卵型の如きものであつてもよく、本明細書
ではこれらを総称して略半円形とする。
以外に卵型の如きものであつてもよく、本明細書
ではこれらを総称して略半円形とする。
（考案の効果）
本考案によれば、上記のように、弁の回転不良
をなくし弁杆と弁ガイドとの間でスカツフイング
が発生するのが抑制されて弁を安定して動作する
ことができる実益がある。
をなくし弁杆と弁ガイドとの間でスカツフイング
が発生するのが抑制されて弁を安定して動作する
ことができる実益がある。
図面は本考案に係るエンジンの弁開閉機構の要
部の断面図である。 １０……エンジンの弁開閉機構、１２……ロツ
カーアーム、１４……弁杆、１６……アツパーシ
ート、１８……弁ガイド、２０……ロアシート、
２２……コイル状弁ばね、２４，２６……半円形
部分、２４ａ，２６ａ……平担面、２８，３０，
３２……面取部。
部の断面図である。 １０……エンジンの弁開閉機構、１２……ロツ
カーアーム、１４……弁杆、１６……アツパーシ
ート、１８……弁ガイド、２０……ロアシート、
２２……コイル状弁ばね、２４，２６……半円形
部分、２４ａ，２６ａ……平担面、２８，３０，
３２……面取部。
Claims (1)
- エンジンの回転に同期して揺動するロツカーア
ームの自由端に係合する弁杆に取付けられたアツ
パーシートと弁ガイドに設けられたロアシートと
の間に配置されて前記弁杆を通常では閉じる方向
に付勢するコイル状弁ばねを備え、前記コイル状
弁ばねの上端及び下端は前記アツパーシート及び
ロアシートにそれぞれ係合する平坦面を有する略
半円形部分から成り、前記略半円形部分の前記平
担面付近で前記弁杆に面する縁に面取部を有する
エンジンの弁開閉機構において、前記コイル状弁
ばねの下端の略半円形部分の前記弁杆に面する側
と反対側の縁に面取部を更に有することを特徴と
するエンジンの弁開閉機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9914486U JPH0435523Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9914486U JPH0435523Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS637209U JPS637209U (ja) | 1988-01-18 |
| JPH0435523Y2 true JPH0435523Y2 (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=30967754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9914486U Expired JPH0435523Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0435523Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP9914486U patent/JPH0435523Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS637209U (ja) | 1988-01-18 |
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