JPH0622052A - 端末網制御装置 - Google Patents

端末網制御装置

Info

Publication number
JPH0622052A
JPH0622052A JP17659292A JP17659292A JPH0622052A JP H0622052 A JPH0622052 A JP H0622052A JP 17659292 A JP17659292 A JP 17659292A JP 17659292 A JP17659292 A JP 17659292A JP H0622052 A JPH0622052 A JP H0622052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarity
signal
output
unit
telephone line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17659292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Oishi
芳功 大石
Shinichi Nakane
伸一 中根
Kunihiko Yamashita
邦彦 山下
Masaaki Sakata
雅昭 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17659292A priority Critical patent/JPH0622052A/ja
Publication of JPH0622052A publication Critical patent/JPH0622052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極性反転検出部および着信検出部の小型化、
低コスト化を図る。 【構成】 極性反転検出部5は電話回線2の極性反転お
よび極性復旧を検出する。極性反転出力保持部28およ
び極性復旧出力保持部27は極性反転検出部5からの出
力をあらかじめ定めた時間だけ保持する。信号判定部2
9は極性反転出力保持部28および極性復旧出力保持部
27からのの出力のどちらか一方が検出信号を出力して
いる場合には電話回線2からの到来信号を極性反転信号
と判定し、また共に検出出力を出力している場合には着
信信号と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話回線に接続され、電
話回線からの極性反転信号と着信信号を受信する端末網
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の端末網制御装置1は図4に示すよ
うに、電話回線2と電話機3に接続され電話機3のオフ
フックを検出するためのオフフック検出部4と、電話回
線2に接続され電話回線2の極性反転および極性復旧を
検出するための極性反転検出部5と、電話回線2に接続
され電話回線2からの着信信号を検出するための着信検
出部6と、電話回線2に接続され直流回路の開閉を行う
と共にデータの送受信を行うデータ送受信部7と、オフ
フック検出部4と極性反転検出部5と着信検出部6から
の信号を受信し、データ送受信部7の制御を行う制御部
8とから構成されている。
【0003】この端末網制御装置1は、ガスメータや水
道メータの自動検針等を行う端末網制御装置である。そ
のため、端末発信時には一般の電話サービスを利用して
おり、また着信時にはNTTのノーリンギング通信サー
ビスを利用する。
【0004】まず、端末網制御装置1が一般の電話サー
ビスを利用して端末発信を行うときの動作について説明
し、次に端末網制御装置1がノーリンギング通信サービ
スを利用してノーリンギング着信を行うときの動作につ
いて説明する。
【0005】端末網制御装置1が発信を開始するときに
は、制御部8は電話回線2が使用されておらず空き状態
であることを確認してから、選択信号送出動作に移行す
る。電話回線2が空き状態であるとは、1)電話機3が
使用されておらず、かつ2)電話回線2からの着信信号
が到来していないことである。上記1)及び2)を確認
するために、制御部8はオフフック検出部4及び、着信
検出部6からの入力信号を確認する。電話回線2が空き
状態でないときには、空き状態となるまで待ち、空き状
態であるときには選択信号送出動作に移行する。選択信
号を送出するときには、制御部8がデータ送受信部7を
制御して電話回線2を閉結し、端末網制御装置の技術基
準に定められた3秒が経過したことを確認した後に選択
信号を送出し始める。相手先端末との接続が完了する
と、制御部8はデータ送受信部7を制御して、データ通
信を開始する。一方、データ通信終了時には、制御部8
はデータ送受信部7を制御して電話回線2を開放状態と
してから待機状態に戻る。
【0006】次にノーリンギング通信サービスの接続シ
ーケンスの説明を行い、端末網制御装置がノーリンギン
グ着信を行うときの各部の動作について説明する。ノー
リンギング通信サービスを利用して着信するときには、
まず電話回線の極性が反転する。極性反転信号が到来
し、次に端末網制御装置の呼出信号であるNRS呼出信
号が電話回線2から到来する。NRS呼出信号を受信し
自端末が呼び出されたことを確認すると、端末網制御装
置1は応答信号(ANS信号)を電話回線2へ送信す
る。端末網制御装置1が送出した応答信号を図示しない
ノーリンギングトランクが受信することにより相手先端
末との接続が完了し、データ通信可能な状態となる。端
末網制御装置1と相手先端末とのデータ通信が終了する
と、電話回線2の極性が再び反転し(極性復旧という)
相手先端末とのリンクが開放される。また、ノーリンギ
ング着信時の各部の動作は次のとおりである。電話回線
2の極性が反転すると極性反転検出部5が極性反転を検
出し、制御部8に極性反転検出部5からの検出信号が入
力される。極性反転検出信号を受信した制御部8はデー
タ送受信部7の直流回路を制御しNRS信号受信可能な
状態となる。次に電話回線2からNRS信号が到来する
とデータ送受信部7でこれを受信しデコードする。デコ
ードされた信号は制御部8に入力され、デコードされた
信号があらかじめ設定された自端末の呼出信号と一致す
ると、制御部8はデータ送受信部7を制御し応答信号を
送出する。応答信号(ANS信号)を送出したことによ
り相手先端末のリンクが確立し、データ通信可能とな
る。相手先端末との通信中に終了電文を受信すると、制
御部8はデータ送受信部7を制御して回線を開放し待機
状態に戻る。
【0007】次に、図5及び図6を参照しながら、極性
反転検出部5と着信検出部6の回路構成について説明し
た後に、極性反転信号および着信信号が到来したときの
動作について説明する。図5において極性反転検出部5
は、電話回線2のL1とL2間に直列にコンデンサC1
(9、以下括弧内は図面上の構成要素番号を示す)と、
抵抗R1(10)と、ツェナダイオードZD1(11)
と、ツェナダイオードZD2(12)と、ホトダイオー
ドが逆方向に互いに並列に接続されたホトカプラPC1
(13)及びホトカプラPC2(14)が接続されてい
る。コンデンサC1(9)は待機状態では直流電流が流
れないようにするための直流カットと極性反転が生じた
ときにのみ電流を流すためのものであり、抵抗R1(1
0)は極性反転が生じたときに流れる電流制限用の抵抗
である。また、ツェナダイオードZD1(11)とツェ
ナダイオードZD2(12)は、ノーリンギング着信時
に電話回線2間の電圧が35V以上になった時にのみ極
性反転を検出するように設けられたものである。これ
は、ノーリンギング着信時には電話回線2の極性が反転
しても回線間の電圧が35V未満のときには極性反転と
みなさないという条件があるからである。また、ホトカ
プラPC1(13)とPC2(14)のホトダイオード
が互いに逆方向に接続されているのは極性が反転したと
きにも復旧したときにも極性が入れ変わったことを検出
できるようにすると共に、端末網制御装置1を電話回線
2のL1,L2に接続するときに回線の極性に無関係に
接続できるようにするためである。ホトカプラPC1
(13)とホトカプラPC2(14)のホトトランジス
タはそれぞれ抵抗R2(15)と抵抗R3(16)に接
続され、ホトダイオードが発光したときに抵抗R2(1
5)及び抵抗R3(16)に電流が流れることにより極
性反転検出部5の出力信号が得られる。一方、着信検出
部7は、電話回線2のL1側に直列に接続されたコンデ
ンサC2(17)と抵抗R4(18)を介してダイオー
ドブリッジDB(19)に接続され、ダイオードブリッ
ジDBの正極性側からホトカプラPC3(21)のホト
ダイオードを介してツェナダイオードZD3(20)に
接続されツェナダイオードZD3(20)のアノード側
がダイオードブリッジDB(19)の負極性側に接続さ
れている。また、ホトカプラPC3(21)のホトトラ
ンジスタのエミッタは並列に接続された抵抗R4とコン
デンサC3を介して回路グランドに接続されており、さ
らにエミッタはヒステリシス付きのバッファに接続され
ている。
【0008】図5および図6を参照しながら、まず極性
反転信号が到来した場合の極性反転検出部5の動作と着
信検出部6の動作について説明する。極性反転が生じる
前は図6に示すように電話回線2のL2に対してL1の
方が高いのでコンデンサC1のL1側は正電位に、反対
側が負電位に充電されている。電話回線2の極性が反転
するとツェナダイオードZD1(11)の両端の電位が
ツェナ電圧以上となるのでホトカプラPC1(14)、
ツェナダイオードZD2(12)、ツェナダイオードZ
D1(11)、抵抗R1(10)介してコンデンサC1
(9)に変位電流が流れ、コンデンサC1(9)は極性
反転前とは逆極性に充電される。充電中は変位電流が流
れホトカプラPC1(14)が発光し、図6に示すよう
に極性反転が生じた時には一定時間だけPOL1出力が
ハイの状態となる。但し、ホトカプラPC1(14)の
発光時間は、抵抗R1(10)とコンデンサC1(9)
の時定数によって定まる。このとき、電話回線2のL2
側からL1側に向かってのみ電流が流れるのでホトカプ
ラPC2(13)は発光しない。一方、着信検出部6で
は、ツェナダイオードZD3(20)のツェナ電圧は、
電話回線2の待機状態の電圧48V以上に設定されてい
るので、極性反転前にはツェナダイオードZD3(2
0)にツェナ電圧以下の電圧しか印加されずコンデンサ
C2(17)は充電されない。また、極性が反転した後
もツェナ電圧の両端に印加される電圧は、最大でも回線
電圧と同じにしかならないのでツェナダイオードZD3
(20)は導通しない。従って、ホトカプラPC3(2
1)は発光せず着信検出部5の出力は、図6に示すよう
な出力となる。極性反転が逆極性の方向に生じても極性
反転検出部5および着信検出部6は同様の動作となる。
【0009】次に、着信信号が到来したときの極性反転
検出部5と、着信検出部6の動作について説明する。図
6に示すように着信信号が到来する場合には、極性が反
転してから回線の直流電圧に着信信号が重畳されて到来
する。着信信号は周波数16Hz、実効値電圧75Vの
信号であるので図6のような波形となる。着信信号が到
来したときの回線電圧の変化は、極性反転信号が交互に
連続して生じている波形と同じである。そのため、前述
した回路動作により回線電圧がツェナダイオードZD1
(11)およびツェナダイオードZD2(12)によっ
て定まる検出電圧を超える度にホトカプラPC1(1
4)及びホトカプラPC2(13)が発光し、POL1
出力及びPOL2出力は図6のようになる。一方、着信
検出部6では、着信信号の電圧がツェナダイオードZD
3(20)のツェナ電圧以上となるたびにツェナダイオ
ードZD3(20)が導通し、ホトカプラPC3(2
1)が発光する。ホトカプラPC3(21)のホトトラ
ンジスタには抵抗R4(22)と並列にコンデンサC3
(23)が接続されているのでホトカプラPC3(2
1)がオフであっても着信信号が到来していれば、出力
信号がヒステリシス付きのバッファ24のしきい値電圧
以下とならず着信検出部6の出力が図6に示すように一
定となる。
【0010】ところで、極性反転検出部5及び着信検出
部6の回路のうちホトカプラPC1(14)、PC2
(13)、PC3(21)の電話回線2側に接続された
回路部品は耐圧の高い部品を使用しており、電話回線の
回線試験電圧の最大値250Vが印加されても部品が破
壊しないようにしている。一方、電話回線2側でないホ
トカプラの受光側の電源電圧は制御部8等を駆動するた
めに低電圧(5V)となっており、耐圧の低い部品を使
用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、高耐圧部品を使用する極性反転検出部およ
び着信検出部を、電話回線側に別々に設けていた。その
ため、高耐圧部品が増加し、部品サイズ一つ一つが大き
くなり、小型化が困難となるばかりでなく、コストが高
くなるという課題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、極性
反転信号および着信信号を検出するために必要な高耐圧
側の検出回路を一つに減らし、電話回線側から切り離さ
れた低電圧側で極性反転信号および着信信号を判別する
ことにより、高耐圧部品の個数を減らし、小型化、低コ
スト化が図れる端末網制御装置を提供することを目的と
したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電話回線に接続され電話回線の極性反転お
よび極性復旧を検出する極性反転検出部と、極性反転検
出部の極性反転検出出力を保持する極性反転出力保持部
と、極性反転検出部の極性復旧検出出力を保持する極性
復旧出力保持部と、極性反転出力保持部または極性復旧
出力保持部のどちらか一方だけから検出信号が出力され
ている場合には電話回線からの到来信号を極性反転信号
と判定し極性反転出力保持部および極性復旧出力保持部
が共に検出信号を出力している場合には電話回線からの
到来信号を着信信号と判定する信号判別部とを設けた構
成としてある。
【0014】
【作用】本発明は上記構成によって、極性反転検出部が
電話回線の極性反転および極性復旧を検出し、極性反転
出力保持部および極性復旧出力保持部が極性反転検出部
の出力を保持し、信号判定部が極性反転出力保持部およ
び極性復旧出力保持部のの出力のどちらか一方が検出信
号を出力している場合には電話回線からの到来信号を極
性反転信号と判定し、極性反転出力保持部および極性復
旧出力保持部が共に検出出力を出力している場合には電
話回線からの到来信号を着信信号と判定する。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図1,図2,図3を参
照して説明する。図1において、オフフック検出部4
と、極性反転検出部5と、データ送受信部7と、制御部
8は従来例と同様なので説明を省略する。また、端末網
制御装置26の端末発信動作およびノーリンギング着信
動作も従来例と同様であるので説明を省略する。本発明
においては、極性反転信号と着信信号の検出方法の実現
手段が重要であるのでその実現手段についてのみ説明す
る。
【0016】図1において、極性反転出力保持部28は
極性反転検出部5の極性反転出力POL1をあらかじめ
定めた時間だけ保持し、極性復旧出力保持部27は極性
反転検出部5の極性復旧出力POL2をあらかじめ定め
た時間だけ保持し、信号判定部29は極性反転出力保持
部28と極性復旧出力保持部27からの信号を入力信号
とし、極性反転出力保持部28および極性復旧出力保持
部27の出力信号POL1’またはPOL2’のどちら
か一方が検出信号を出力している場合には電話回線2か
らの到来信号を極性反転信号と判定し、極性反転出力保
持部28と極性復旧出力保持部27の両方から検出信号
が出力されている場合には電話回線2からの到来信号を
着信信号と判定する。
【0017】次に図2を参照しながら、極性反転出力保
持部28と、極性復旧出力保持部27と、信号判定部2
9の詳細な構成について説明する。図2は本発明に関係
するブロックのみを抽出した図である。図2において極
性反転出力保持部28は、極性反転検出部5の出力PO
L1に接続され、コンデンサC4により構成されてい
る。このコンデンサC4により極性反転検出部5の極性
反転出力POL1がハイ(アクティブ)となった場合に
は、極性反転出力保持部28の出力を一定時間だけハイ
(アクティブ)状態とする。また、同様に極性復旧出力
保持部27は、極性反転検出部5の出力POL2に接続
され、コンデンサC5により構成される。コンデンサC
5の働きは、極性反転出力保持部28のコンデンサC4
と同様であり、POL2の出力がアクティブとなった場
合に極性復旧出力保持部27の出力を一定時間だけハイ
(アクティブ)状態に保つことである。一方、信号判定
部29は極性反転出力保持部28と極性復旧出力保持部
27からの信号POL1’およびPOL2’を入力信号
とし、電話回線2からの到来信号が極性反転信号である
と判定したときには、信号線POLを介して制御部8に
極性反転検出信号を出力し、電話回線2からの到来信号
が着信信号であると判定した場合には、信号線CIを介
して制御部8に着信検出信号を出力するものである。信
号判定部29は、極性反転信号を検出するためにPOL
1’およびPOL2’を入力信号とする排他的論理和回
路32と排他的論理和回路32の出力に接続され抵抗R
5とコンデンサC6とヒステリシス付きのバッファ36
により構成されるディレイ回路と、着信信号を検出する
ためにPOL1’およびPOL2’を入力信号とする論
理積回路33とから構成されている。
【0018】上記構成において、図2および図3を参照
しながら極性反転信号が到来した場合と着信信号が到来
した場合の各部の動作について説明する。まず、電話回
線2から極性反転信号が到来した場合の動作について説
明する。図3に示すようにL1の電位がL2の電位より
高い待機状態から極性反転が生じると、従来例で説明し
たように極性反転検出部5の出力POL1が一定時間だ
けハイ状態となる。POL1には、コンデンサC4が接
続されているので極性反転出力保持部28の出力POL
1’は図3に示すように一定時間Amsだけ保持され
る。このとき極性反転検出部5の出力POL2は図3に
示すようにロウ状態のままである。極性反転が生じ、図
3に示すような信号が信号判定部29に入力されたとき
の信号判定部29の動作を説明する。信号判定部29の
入力信号POL1’とPOL2’の信号はともに排他的
論理和回路32と論理積回路33に入力される。排他的
論理和回路32の入力信号は一方がハイ状態、他方がロ
ウ状態であるので排他的論理和回路32の出力信号はハ
イ状態となる。その結果、抵抗R5(34)を介してコ
ンデンサC6(35)が充電され始める。コンデンサC
6(35)の両端の電圧がしきい値電圧に達するまでの
時間をBmsとすると、極性反転検出部5の出力POL
1’がハイ状態となってからBms後に信号判定部29
の極性反転検出出力POLがアクティブとなり、図3の
POL出力のようになる。排他的論理和回路32の出力
にディレイ回路、抵抗R5(34)とコンデンサC6
(35)を設けているのは、後述するように着信信号が
到来したときに極性反転検出信号を出力しないためであ
る。また、論理積回路33では入力信号の一方POL
1’のみがハイであるので、その出力は、図3に示すよ
うにロウ状態となり、着信検出信号は信号線CIに出力
されない。一方、極性復旧が生じた場合は、POL2’
出力のみがハイとなるので、信号判定部29は同様の動
作により、Bms後に信号線POLから極性反転検出信
号のみを出力し、信号線CIからは着信検出信号を出力
しない。よって、信号線POLがハイ状態となったこと
により極性反転信号が到来したことが検出できる。
【0019】次に電話回線2から着信信号が到来した場
合の動作を説明する。電話回線2から着信信号が到来す
ると従来例で説明したように極性反転検出部5の出力P
OL1およびPOL2は図3のようになる。POL1お
よびPOL2の出力信号は、極性反転出力保持部28と
極性復旧出力保持部27に入力される。ところが、極性
反転出力保持部28と極性復旧出力保持部27の時定数
Bmsは着信信号の一周期62.5ms(着信信号の周期
は、16Hzである)以上としているので、極性反転出
力保持部28と極性復旧出力保持部27の出力POL
1’および出力POL2’はコンデンサC5およびコン
デンサC4が放電する前に再び充電され、着信信号が到
来している間は図3に示すようにハイ状態を維持する。
着信信号が到来し、図3に示すPOL1’およびPOL
2’の信号が信号判定部29に入力されたときの信号判
定部29の動作を次に説明する。排他的論理和回路32
では、POL1’がハイ状態であり、POL2’がロウ
状態である期間だけ出力がハイ状態となり抵抗R5(3
4)を介してコンデンサC6(35)が充電され始め
る。しかし、コンデンサC6(35)の両端の電圧が後
段のバッファのしきい値電圧に達するまでの時間Bms
を着信信号の半周期以上としているので、信号線POL
に極性反転検出信号が出力される前にPOL1’とPO
L2’の両方がハイ状態となり、排他的論理和回路32
の出力がロウとなるのでコンデンサC6(35)が放電
を開始し、信号判定部29の信号線POLに極性反転検
出信号は出力されない。一方、POL1’およびPOL
2’を入力信号とする論理積回路33はPOL1’とP
OL2’が共にハイ状態となるまでは、出力がロウ状態
であるがPOL1’とPOL2’が共にハイ状態となっ
た時点からハイ状態を出力する。つまり、POL1’と
POL2’がハイ状態となった時点で信号線CIの出力
がハイ状態となることにより電話回線2から着信信号が
到来したことが検出できる。
【0020】また、電話回線2から極性反転信号および
着信信号のどちらも到来していない場合には、極性反転
検出部5の出力POL1およびPOL2が共にロウ状態
であるので、POL1’およびPOL2’も共にロウ状
態となる。そのため、排他的論理和回路32および論理
積回路33の出力は共にロウ状態となり、信号線POL
および信号線CIからは、極性反転検出信号、着信検出
信号のどちらも出力されない。
【0021】ところで、本発明の構成要素を構成部品の
耐圧の観点からみると、極性反転検出部5は電話回線2
に接続されるため高耐圧部品を用いているが、極性反転
出力保持部28および極性復旧出力保持部27はホトカ
プラで絶縁されているので低電圧の耐圧の部品を用いて
構成することができる。また、極性反転出力保持部28
と極性復旧出力保持部27と信号判定部29は、マイコ
ン等においてソフトウェア的に構成することも可能であ
る。
【0022】このように本発明の一実施例の構成によれ
ば、極性反転検出部5が電話回線2の極性反転および極
性復旧を検出し、極性反転出力保持部27および極性復
旧出力保持部28が極性反転検出部5の出力を保持し、
信号判定部29が極性反転出力保持部27および復旧反
転出力保持部28の出力のどちらか一方が検出信号を出
力している場合には電話回線2からの到来信号を極性反
転信号と判定し、極性反転出力保持部27および極性復
旧出力保持部28が共に検出信号を出力している場合に
は電話回線2からの到来信号を着信信号と判定するの
で、従来高耐圧部品により構成されていた着信検出部を
低電圧の回路あるいはソフトウェアにより実現できるよ
うになり、高耐圧部品の個数が少ない、小型化、低コス
ト化が図れる端末網制御装置が実現できるという効果が
ある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の端末網制御
装置は、極性反転検出部が電話回線の極性反転および極
性復旧を検出し、極性反転出力保持部および極性復旧出
力保持部が極性反転検出部の出力を保持し、信号判定部
が極性反転出力保持部および極性復旧出力保持部の出力
のどちらか一方が検出信号を出力している場合には電話
回線からの到来信号を極性反転信号と判定し、極性反転
出力保持部および極性復旧出力保持部が共に検出信号を
出力している場合には電話回線からの到来信号を着信信
号と判定するので、従来高耐圧部品により構成されてい
た着信検出部を低電圧の回路あるいはソフトウェアによ
り実現できるようになり、高耐圧部品の個数が少ない、
小型化、低コスト化が図れる端末網制御装置が実現でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における端末網制御装置のブ
ロック構成図
【図2】同装置の極性反転検出部、極性反転出力保持
部、極性復旧出力保持部、及び信号判定部を示す図
【図3】同装置の入出力信号を示す図
【図4】従来の端末網制御装置のブロック構成図
【図5】同装置の極性反転検出部および着信検出部の回
路図
【図6】同装置の入出力信号を示す図
【符号の説明】
5 極性反転検出部 26 端末網制御装置 27 極性復旧出力保持部 28 極性反転出力保持部 29 信号判別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 雅昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線に接続され電話回線の極性反転お
    よび極性復旧を検出する極性反転検出部と、前記極性反
    転検出部の極性反転検出出力を保持する極性反転出力保
    持部と、前記極性反転検出部の極性復旧検出出力を保持
    する極性復旧出力保持部と、前記極性反転出力保持部ま
    たは前記極性復旧出力保持部のどちらか一方だけから検
    出信号が出力されている場合には前記電話回線からの到
    来信号を極性反転信号と判定し前記極性反転出力保持部
    および前記極性復旧出力保持部が共に検出信号を出力し
    ている場合には前記電話回線からの到来信号を着信信号
    と判定する信号判別部とからなる端末網制御装置。
JP17659292A 1992-07-03 1992-07-03 端末網制御装置 Pending JPH0622052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17659292A JPH0622052A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 端末網制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17659292A JPH0622052A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 端末網制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0622052A true JPH0622052A (ja) 1994-01-28

Family

ID=16016267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17659292A Pending JPH0622052A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 端末網制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622052A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0622052A (ja) 端末網制御装置
JPH0614131A (ja) 端末網制御装置
JP3057930B2 (ja) 端末網制御装置
JP3057915B2 (ja) 端末網制御装置
JP2984431B2 (ja) 網制御装置
JP2840116B2 (ja) ダイヤルイン着呼受信装置
JPH0329221B2 (ja)
JPH05260212A (ja) データ端末装置
JPH05167661A (ja) 回線端末装置
JPS6062265A (ja) 網制御回路
JPS60107967A (ja) アナログスイッチ回路
JP2947953B2 (ja) 網制御装置
JP2864823B2 (ja) 端末網制御装置
JP3710006B2 (ja) 電話回線の極性検出回路
JPH09102810A (ja) 回線の極性反転検出装置
JPH0693718B2 (ja) 網制御装置
JP2971544B2 (ja) 回線端末装置
JP2958230B2 (ja) 端末網制御装置
JP2926571B1 (ja) 出接続トランク回路
JPS61186058A (ja) 網制御装置
JPH07107197A (ja) ノーリンギング通信装置
JPH1084561A (ja) 2線式伝送装置
JPH0461542A (ja) 端末網制御装置
JPH09307654A (ja) 磁石式伝送路での中継装置
JPH02159862A (ja) ダイヤル回路