JPH06220386A - インクジェット用インクおよびその記録方法 - Google Patents

インクジェット用インクおよびその記録方法

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JPH06220386A
JPH06220386A JP2712493A JP2712493A JPH06220386A JP H06220386 A JPH06220386 A JP H06220386A JP 2712493 A JP2712493 A JP 2712493A JP 2712493 A JP2712493 A JP 2712493A JP H06220386 A JPH06220386 A JP H06220386A
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文教 小出
Masahiko Nakajo
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Takeshi Hashimoto
健 橋本
Yasuharu Endo
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    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の使用でもヒーター上への焦げつきに
よるインク液滴量の変化を防止し、常時インクと接触す
る材料のインクの浸蝕によるヒーター故障が発生せず、
かつ、長期間保存してもインクのpHが安定で、プリン
トヘッドの目詰まりを防ぎ、画像の色相変化がないイン
クジェット用インクおよびその記録方法を提供する。 【構成】 インクジェット用インクは、水、色材および
下記の一般式で表されるアミン化合物を含有し、そのp
H値は6〜8の範囲にあることが好ましい。また、イン
クに熱エネルギーを作用させて液滴を形成することによ
り記録を行うことができる。 R1 2 3 N (式中、R1 、R2 およびR3 のうち1または2個は、
カルボキシ基またはスルホン酸基あるいはそのLi、N
a、K、アンモニウム塩が置換した炭素数1〜5のアル
キル基を示し、残りは、水素原子、または水酸基もしく
はカルバモイル基が置換した炭素数1〜5のアルキル基
を示す)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明はインクジェット方式の記録装置に
用いられる新規なインクジェット用インクおよびその記
録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノズル、スリットあるいは多孔質フィル
ム等から液体あるいは溶融固体インクを吐出し、紙、
布、フィルム等に記録を行う、いわゆるインクジェット
方式のプリンターは、小型で安価、静寂性等種々の利点
があり、黒色の単色あるいはフルカラーのプリンターと
して、多く市販されている。中でも、熱エネルギーを作
用させて液滴を形成し記録を行う、いわゆる熱インクジ
ェット方式は高速印字、高解像度が得られる等、多くの
利点を有している。一方、インクジェットプリンターに
使用されるインクに関しては、多くの制御すべき特性が
あるが、その中でも、インクのpHは、 (1)熱インクジェット方式において、高温によって気
泡を形成、成長させる部位をヒーターと称するが、温度
変化によるヒーター上への焦げつき、あるいは常時イン
クと接触する材料がインクの浸蝕により、最終的にはヒ
ーター部の作用電極がショートし、作動不能となるヒー
ター故障 (2)長期保存時、インクを構成する材料、特に染料を
溶解したインクでは染料の析出 (3)プリントヘッドの目詰まり (4)紙上にプリントした際の画像の色相 等、種々の要求特性を満足させる必要があり、その長期
安定化は非常に重要であって、従来から種々の提案がな
されている。
【0003】例えば、特開昭57−209972号公報
では、熱インクジェット方式で使用するインクにおい
て、塩酸、硫酸、水酸化ナトリウム等の酸、アルカリを
用いてインクpHを4〜9に調整することが提案されて
いる。また、特開平1−149872号公報では、pH
緩衝剤の好適な例としてホウ酸ナトリウム、リン酸水素
ナトリウムが挙げられている。特開平2−233780
号、同2−233781号公報では、フタロシアニン染
料またはダイレクトイエロー86および有機カルボン酸
アルカリ金属塩の組み合わせにより、普通紙、特に酸性
度の高い紙に記録した際の変色防止を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、熱イン
クジェット方式に使用するインクジェット記録用インク
において、インクpHを制御することが提案されている
が、いずれの方法においても、前記の要求特性を全て満
足させるインクは得られていない。そこで、本発明は、
長期間の使用でもヒーター上への焦げつきによりインク
の液滴量が変化し、画質が変動することを防止し、さら
に、常時インクと接触する材料がインクの浸蝕により、
最終的にはヒーター部の作用電極がショートし、作動不
能となるヒーター故障が発生せず、かつ、長期間保存し
てもインクのpHが安定で、プリントヘッドの目詰まり
を防ぎ、紙上にプリントした際の画像の色相変化もない
インクジェット用インクおよびその記録方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、水および色材を必須成分とするインクジェット
用インクにおいて、アルキル側鎖にカルボキシ基または
スルホン酸基あるいはその塩を有するアミン化合物を含
有させることにより、長期間の使用でもヒーター上への
焦げつきによるインク液滴量の変化を著しく軽減させ、
画質の変動がなく、ヒーター故障が発生せず、かつ、長
期間にわたってインクのpHを安定に制御することがで
き、プリントヘッドの目詰まりを防ぎ、プリント時に画
像の色相が変化しないインクが得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、熱エネルギーを作用
させて液滴を形成し、記録を行うための新規なインクジ
ェット用インクにおいて、少なくとも水、色材および下
記の一般式で表されるアミン化合物を含有することを特
徴とする。 R1 2 3 N (式中、R1 、R2 およびR3 のうち1または2個は、
カルボキシ基またはスルホン酸基あるいはそのリチウ
ム、ナトリウム、カリウムもしくはアンモニウム塩が置
換した炭素数1〜5のアルキル基を示し、残りは、水素
原子、または水酸基もしくはカルバモイル基が置換した
炭素数1〜5のアルキル基を示す。ただし、R1 、R2
およびR3 のうち2個は同一の置換基であってもよい) 本発明は、また、上記インクジェット用インクに熱エネ
ルギーを作用させて液滴を形成し、記録を行うインクジ
ェット用インクの記録方法にある。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
インクジェット用インクは、水および色材を必須成分と
し、上記一般式で表されるアミン化合物および必要に応
じて水溶性有機溶剤やその他の任意成分からなり、熱イ
ンクジェット方式に適用される。本発明において使用す
る色材は、各種水溶性染料、顔料、着色ポリマー/ワッ
クスを含む分散染料、油溶性染料等を用いることが可能
であり、これらの中でも、吐出安定性が最も良好な水溶
性染料が適している。水溶性染料は、酸性染料、直接染
料、塩基性染料、分散染料等のいずれでもよいが、より
好ましくは直接染料、酸性染料である。
【0008】これらの染料としては、例えば、C.I.
ダイレクトブラック−4,−9,−11,−17,−1
9,−22,−32,−80,−151,−154,−
168,−171,−194、C.I.ダイレクトブル
ー−1,−2,−6,−8,−22,−34,−70,
−71,−76,−78,−86,−142,−19
9,−200,−201,−202,−203,−20
7,−218,−236,−287、C.I.ダイレク
トレッド−1,−2,−4,−8,−9,−11,−1
3,−15,−20,−28,−31,−33,−3
7,−39,−51,−59,−62,−63,−7
3,−75,−80,−81,−83,−87,−9
0,−94,−95,−99,−101,−110,−
189、C.I.ダイレクトイエロー−1,−2,−
4,−8,−11,−12,−26,−27,−28,
−33,−34,−41,−44,−48,−86,−
87,−88,−135,−142,−144、C.
I.フードブラック−1,−2、C.I.アシッドブラ
ック−1,−2,−7,−16,−24,−26,−2
8,−31,−48,−52,−63,−107,−1
12,−118,−119,−121,−172,−1
94,−208、C.I.アシッドブルー−1,−7,
−9,−15,−22,−23,−27,−29,−4
0,−43,−55,−59,−62,−78,−8
0,−81,−90,−102,−104,−111,
−185,−254、C.I.アシッドレッド−1,−
4,−8,−13,−14,−15,−18,−21,
−26,−35,−37,−249,−257、C.
I.アシッドイエロー−1,−3,−4,−7,−1
1,−12,−13,−14,−19,−23,−2
5,−34,−38,−41,−42,−44,−5
3,−55,−61,−71,−76,−79等が挙げ
られる。
【0009】これらの染料は、単独でも使用できるが、
2種以上混合したり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックの4原色の他、赤、青、緑等のカスタムカラーに
調色してもよい。また、顔料としては、例えば、カーボ
ンブラック、ブリリアントカーミンBS、レーキカーミ
ンFB、ブリリアントファストスカーレット、ジアゾイ
エロー、パーマネントレッドR、ファストイエロー10
G、フタロシアニンブルー、ブルーレーキ、イエローレ
ーキ、ローダミンレーキ等を用いることができる。これ
らの色材の含有量は、全インク量に対して0.3〜10
重量%の範囲、好ましくは1〜8重量%が適当である。
【0010】本発明のインクにおいては、水および色材
と共に通常水溶性有機溶剤を含有する。水溶性有機溶剤
としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、チオジグ
リコール等の多価アルコール類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエ
ーテル類の他に、ピロリドン、Nーメチルー2ーピロリ
ドン、トリエタノールアミン、ジメチルスルオキシド、
スルフォラン等、またエタノール、イソプロパノール、
ブタノール、ベンジルアルコール等のアルコール類など
を用いることができる。
【0011】本発明において、インクのpH調整剤とし
て使用するアミン化合物は、前記一般式 R1 2 3
N(式中のR1 、R2 およびR3 は前記した定義の通り
である)で表されるように、分子中に少なくとも1つの
カルボキシ基またはスルホン酸基あるいはその塩を有す
る。同式中において、カルボキシ基が置換したアルキル
基としては、例えば、カルボキシメチル基、1−カルボ
キシエチル基、2−カルボキシエチル基、1−カルボキ
シ−n−プロピル基、2−カルボキシ−n−プロピル
基、3−カルボキシプロピル基、2−カルボキシ−i−
プロピル基、1−カルボキシ−n−ブチル基、4−カル
ボキシブチル基、3−カルボキシ−i−ブチル基、2−
メチル−4−カルボキシブチル基、カルボキシ−t−ブ
チル基、5−カルボキシペンチル基等が挙げられる。ま
た、スルホン酸基が置換したアルキル基としては、上記
カルボキシ基をスルホン酸基で置き換えたアルキル基等
が挙げられる。これらの酸性基はリチウム、ナトリウ
ム、カリウムまたはアンモニウム塩の形態でアルキル基
に置換していてもよい。水酸基が置換したアルキル基と
しては、例えば、メチロール基、2−ヒドロキシエチル
基、メチロールメチル基、1−ヒドロキシ−n−プロピ
ル基、2−ヒドロキシ−n−プロピル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、2−ヒドロキシ−i−プロピル基、1−
ヒドロキシ−n−ブチル基、2−ヒドロキシ−n−ブチ
ル基、4−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシ−i−
ブチル基、2−メチル−3−ヒドロキシブチル基、ヒド
ロキシ−t−ブチル基、4−ヒドロキシ−n−ペンチル
基、5−ヒドロキシペンチル基等が挙げられる。カルバ
モイル基が置換したアルキル基としては、前記カルボキ
シ基をカルバモイル基で置き換えたアルキル基等が挙げ
られる。
【0012】アミン化合物の代表的な例としては、グリ
シン、N−ヒドロキシエチルグリシン、N−カルバモイ
ルメチル−β−アラニン、N−ヒドロキシエチル−N−
カルバモイルメチルグリシン、N−ヒドロキシメチル−
N−カルバモイルメチル−γ−アミノ酪酸、N−カルボ
キシメチルイミノジアセトアミド、N−カルバモイルメ
チルイミノジ酢酸、N−ヒドロキシプロピルイミノジプ
ロピオン酸等、あるいはβ−アミノエタンスルホン酸
(タウリン)、N−ヒドロキシエチルアミノエタンスル
ホン酸、N−ヒドロキシプロピルアミノエタンスルホン
酸、N−カルバモイルメチルアミノエタンスルホン酸、
N,N−ビス−ヒドロキシエチルアミノエタンスルホン
酸、N−ヒドロキシエチル−N−カルバモイルメチルア
ミノメタンスルホン酸、N−ヒドロキシエチル−N−カ
ルバモイルメチルアミノエタンスルホン酸、N,N−ビ
ス−カルバモイルメチルアミノエタンスルホン酸、N−
ヒドロキシエチルイミノジエタンスルホン酸等の前記塩
を挙げることができる。
【0013】前記一般式で表されるアミン化合物の窒素
原子に結合するアルキル基の炭素数が6以上となると、
少量の添加でも、インク粘度が著しく上昇したり、イン
クへの溶解性が不十分であったりして、好ましくない。
これらのアミン化合物は、単独でもあるいは2種以上混
合して用いてもよい。また、インク調製時に必要に応じ
て水酸化リチウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリ
ウム等の3種のアルカリ金属から選ばれる塩基性塩、あ
るいはアンモニア、ピリジン、テトラメチルアンモニウ
ム等の塩基性第四級アンモニウムなどの含窒素化合物と
組み合わせることも可能である。
【0014】ヘッド材料をはじめインクジェット記録装
置内で常時インクと接触する材料は、一般的に中性領域
近傍で腐蝕や溶解、剥離等の劣化が進みにくい。そのた
め、本発明のインクは、前記アミン化合物の種類を選択
したりあるいは添加量を加減することにより、任意のp
Hに調整することができるが、インクのpH値は、5〜
9の範囲、好ましくは6〜8の範囲に調整することが有
効である。また、アミン化合物は、固体であるためイン
ク中に多量に添加した場合、ヘッド先端で水や水溶性有
機溶剤が蒸発すると析出することがあるが、全インクに
対するアミン化合物の添加量は、インクのpH値が設定
値に達した量の通常2倍以上、例えば2〜5倍のアミン
化合物を含有させることが好ましく、特に効果が顕著に
発現する。具体的には、0.5〜3重量%、好ましくは
0.5〜2重量%の範囲にあることが適当である。この
ように2倍以上添加しても、本発明のアミン化合物は緩
衝作用を有するため、インクのpH値はさほど変動しな
い。
【0015】本発明のインクにおいては、染料や顔料の
溶解、分散状態を更に安定化させるため、いわゆる界面
活性剤、分散剤、包接化合物等を添加してもよい。界面
活性剤としては、ノニオン、アニオン、カチオンあるい
は両性界面活性剤のいずれでもよい。例えば、ノニオン
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロック共重合
体、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂
肪酸アルキロールアミド等が挙げられる。アニオン界面
活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタリンスル
ホン酸塩のホルマリン縮合物、高級脂肪酸塩、高級脂肪
酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのス
ルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩
およびスルホン酸塩、高級アルキルスルホンアミドのア
ルキルカルボン酸塩、スルホコハク酸塩、そのエステル
塩等が挙げられる。カチオン界面活性剤としては、第
一、第二、第三級のアミン塩、第四級アンモニウム塩
等、また、両性界面活性剤としては、ベタイン、スルホ
ベタイン、サルフェートベタイン等が挙げられる。中で
もアニオン界面活性剤が良好に使用される。その他、ア
クリル酸/メタクリル酸/マレイン酸および同塩系水溶
性ポリマー、ポリエチレンイミン、ポリアミン類、ポリ
ビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、セルロー
ス誘導体、シクロデキストリン、大環状アミン類、クラ
ウンエーテル類、尿素、アセトアミド等を添加すること
ができる。また、必要に応じて防カビ剤、粘度調整剤、
導電剤等を含有させることも可能である。
【0016】
【作用】本発明のインクは、前記一般式で表されるアミ
ン化合物をインク中に含有させることにより、熱インク
ジェット方式において、ヒーター上への焦げつきは大幅
に軽減され、長期間にわたって使用してもヒーター故障
が発生しない。ヒーター上への焦げつきの軽減が最も顕
著に発現するのは、ジスアゾ系、トリスアゾ系の直接染
料、酸性染料を用いた場合で、例えばC.I.ダイレク
トブラック−154,−168やC.I.フードブラッ
ク−2等を用いた場合である。このメカニズムは必ずし
も明らかではないが、これらの染料は一般的に染料分子
同士が凝集しやすく、ヒーター上へ焦げつきやすいが、
アミン化合物を所定量以上存在させることにより、イン
クのpH調整と共にその凝集発生を大幅に緩和するため
と考えられる。また、本発明のインクは、インクのpH
を長期間にわたって安定に制御することが可能であり、
目詰まりや吐出ムラを生じず、また、紙上に印字後も長
期間鮮明な画像を維持することが可能である。さらに、
メカニズムは明らかではないが、アミン化合物を添加す
ることにより、インクジェット記録装置内でのインクの
泡立ちを抑制する効果がある。ヒーター故障の原因は必
ずしも明らかではないが、インク中の塩基性成分または
酸性成分により、プリントヘッド構成材料、特に有機高
分子材料成分が浸蝕され、更にインク中の無機イオンの
泳動により、ヒーター電極部、配線部分が劣化するので
はないかと推測される。通常のpH緩衝剤、調整剤に用
いられる無機酸と異なり、本発明のアミン化合物は分子
サイズが大きいので、インク中の無機イオン(例えばN
+ 等)の泳動を制御し、ヒーター故障が発生しないも
のと考えられる。
【0017】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに具体的に説明する。 実施例1 C.I.ダイレクトブラック168 3重量部 ジエチレングリコール 15重量部 イオン交換水 80重量部 (HOC2 4 2 NC2 4 SO3 H 0.8重量部 水酸化ナトリウム 0.2重量部 上記の各成分を十分混合溶解した後、0.45μmフィ
ルターで加圧濾過し、インクを調製した。調製したイン
クの粘度は1.8cP、表面張力は55dyn/cmで
あった。
【0018】比較例1 C.I.ダイレクトブラック168 3重量部 ジエチレングリコール 15重量部 イオン交換水 80重量部 リン酸2水素カリウム 0.1重量部 リン酸水素2ナトリウム 0.1重量部 比較例2 C.I.ダイレクトブラック168 3重量部 ジエチレングリコール 15重量部 イオン交換水 80重量部 塩酸 0.03重量部 水酸化ナトリウム 0.02重量部 比較例3 C.I.ダイレクトブラック168 3重量部 ジエチレングリコール 15重量部 イオン交換水 80重量部 水酸化ナトリウム 0.2重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製した比較例1〜3のインクは、粘度お
よび表面張力がいずれも1.8cPおよび55dyn/
cmであった。
【0019】実施例2 C.I.ダイレクトイエロー86 2重量部 グリセリン 10重量部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 10重量部 イオン交換水 80重量部 (H2 NCOCH2 )(HOC2 4 )N(CH2 COOH) 0.8重量部 水酸化ナトリウム 0.32重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製したインクの粘度は2.3cP、表面
張力は36dyn/cmであった。
【0020】比較例4 C.I.ダイレクトイエロー86 2重量部 グリセリン 10重量部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 10重量部 イオン交換水 80重量部 酢酸 0.1重量部 水酸化カリウム 0.02重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製したインクの粘度は2.3cP、表面
張力は36dyn/cmであった。
【0021】インクの評価 次の試験項目について調製した各インクを評価した。な
お、各インクの4)表面張力および5)粘度の測定値は
前記した通りである。 1)初期pH 20℃、50%RHの環境下において、pHメータ(堀
場製作所製)によりpHを測定した。 2)常温保管後のpH 1lポリボトル中に調製したインクを100ml入れて
密栓し、20℃で1ヶ月保管した後、pHを測定した。 3)加熱保管(加速モード)後のpH 1lポリボトル中に調製したインクを100ml入れて
密栓し、温度70℃の恒温槽内で500時間保管した。
その後、20℃、50%RHの環境下に戻してpHを測
定した。 4)表面張力 20℃、50%RHの環境下において、ウィルヘルミー
型表面張力計を用いて測定した。 5)粘度 20℃、50%RHの環境下において、剪断速度140
0s-1で測定した。
【0022】6)連続吐出テスト(ヒーター上への焦げ
つき、ヒーター故障) 評価用に特開平1−148560号公報に示される熱イ
ンクジェット用ヘッドを用いて試作した熱インクジェッ
トプリンタにより、連続吐出テストを行い、1×107
パルス時および1×108 パルス時にインク吐出量の測
定を行った。初期の吐出量と次の基準で比較して、ヒー
ター上への焦げつきの評価とした。 ○・・・吐出量変化±10%未満、画像の抜け、乱れな
し △・・・吐出量変化±10%〜20%未満、画像の抜
け、乱れ等欠陥5%未満 ×・・・吐出量変化±20%以上、画像の抜け、乱れ等
欠陥5%以上 同時に、ヒーター故障発生の有無(〜1×108 パル
ス)も観察し、次の基準で評価した。 ○・・・発生なし ×・・・発生 以上の結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例3 C.I.アシッドブルー9 2重量部 エチレングリコール 20重量部 (H2 NCOCH2 )NH(C2 4 COOH) 0.2重量部 イオン交換水 80重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製したインクの粘度は2.2cP、表面
張力は51dyn/cm、初期pHは6.9、加熱保管
後のpHは6.8であった。ヒーター焦げつき、ヒータ
ー故障はいずれも1×108 パルスまで○であった。
【0025】実施例4 C.I.フードブラック2 4重量部 ジエチレングリコール 15重量部 (HOC3 6 )N(C2 4 COOH)2 0.6重量部 水酸化ナトリウム 0.6重量部 イオン交換水 80重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製したインクの粘度は1.9cP、表面
張力は50dyn/cm、初期pHは8.0、加熱保管
後のpHは7.9であった。ヒーター焦げつき、ヒータ
ー故障はいずれも1×108 パルスまで○であった。
【0026】実施例5 C.I.ダイレクトブラック154 3重量部 グリセリン 15重量部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 10重量部 HO(C2 4 O)(C3 6 O)(C2 4 O)H (オキシプロピレンブロック分子量1800、オキシエチレン含有 量20%) 0.5重量部 (HOC2 4 )NH(CH2 COOH) 0.8重量部 水酸化ナトリウム 0.2重量部 イオン交換水 80重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製したインクの粘度は2.8cP、表面
張力は36dyn/cm、初期pHは6.5、加熱保管
後のpHは6.4であった。ヒーター焦げつき、ヒータ
ー故障はいずれも1×108 パルスまで○であった。
【0027】実施例6 C.I.ダイレクトブルー86 2重量部 ジエチレングリコール 25重量部 (H2 NCOCH2 2 N(CH2 COOH) 0.2重量部 イオン交換水 75重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製したインクの粘度は2.5cP、表面
張力は53dyn/cm、初期pHは6.7、加熱保管
後のpHは6.6であった。ヒーター焦げつき、ヒータ
ー故障はいずれも1×108 パルスまで○であった。
【0028】実施例7 C.I.ダイレクトイエロー144 3重量部 ポリエチレングリコール(M.w.200) 10重量部 (H2 NCOCH2 )(HOCH2 )N(C3 6 COOH) 0.6重量部 水酸化ナトリウム 0.3重量部 イオン交換水 80重量部 上記の各成分を実施例1と同様に溶解・濾過してインク
を調製した。調製したインクの粘度は1.8cP、表面
張力は55dyn/cm、初期pHは7.2、加熱保管
後のpHは7.1であった。ヒーター焦げつき、ヒータ
ー故障はいずれも1×108 パルスまで○であった。
【0029】
【発明の効果】本発明のインクジェット用インクは、水
および色材を必須成分とし、分子中に少なくとも1つの
カルボキシ基またはスルホン酸基の塩を有するアミン化
合物を含有するものであるから、本発明のインクを用い
て熱インクジェット方式による記録を行うと、下記のよ
うな作用、効果を奏する。すなわち、長期間の使用でも
ヒーター上への焦げつきによるインク液滴量の変化を著
しく軽減させ、ヒーター故障が発生しない。さらに、長
期間にわたってインクのpHを安定に制御することがで
き、プリントヘッドの目詰まりを防ぎ、紙上にプリント
した際の画像の色相変化が長期間発生しない。特に、色
材として、ジスアゾ系、トリスアゾ系の直接染料、酸性
染料を用いた場合は、ヒーター上への焦げつきを著しく
抑制することができるため、インクの液滴量が安定して
おり、常に鮮明な画像が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 11/00 PSZ 7415−4J (72)発明者 中条 晶彦 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 橋本 健 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 遠藤 保晴 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱エネルギーを作用させて液滴を形成
    し、記録を行うためのインクジェット用インクにおい
    て、少なくとも水、色材および下記の一般式で表される
    アミン化合物を含有することを特徴とするインクジェッ
    ト用インク。 R1 2 3 N (式中、R1 、R2 およびR3 のうち1または2個は、
    カルボキシ基またはスルホン酸基あるいはそのリチウ
    ム、ナトリウム、カリウムもしくはアンモニウム塩が置
    換した炭素数1〜5のアルキル基を示し、残りは、水素
    原子、または水酸基もしくはカルバモイル基が置換した
    炭素数1〜5のアルキル基を示す。ただし、R1 、R2
    およびR3 のうち2個は同一の置換基であってもよい)
  2. 【請求項2】 インクのpH値が6〜8の範囲にある請
    求項1記載のインクジェット用インク。
  3. 【請求項3】 少なくとも水、色材および請求項1記載
    の一般式で表されるアミン化合物を含有するインクジェ
    ット用インクに熱エネルギーを作用させて液滴を形成
    し、記録を行うことを特徴とするインクジェット用イン
    クの記録方法。
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