JPH0622002Y2 - エキスパンションジョイント - Google Patents

エキスパンションジョイント

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JPH0622002Y2
JPH0622002Y2 JP3522189U JP3522189U JPH0622002Y2 JP H0622002 Y2 JPH0622002 Y2 JP H0622002Y2 JP 3522189 U JP3522189 U JP 3522189U JP 3522189 U JP3522189 U JP 3522189U JP H0622002 Y2 JPH0622002 Y2 JP H0622002Y2
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JP
Japan
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support plate
expansion joint
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building
support
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JP3522189U
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JPH02129506U (ja
Inventor
正樹 荻島
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理研軽金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は相対する建物躯体から延出される耐火帯の支持
プレートにより排水受樋部を形成したエキスパンション
ジョイントに関する。
(従来技術とその問題点) 一般に、エキスパンションジョイントにおいては建物躯
体間の間隙内に放水消化時における水又は火災時におけ
る火災が侵入しないように止水板や耐火帯が設けられて
いる。
しかし、建物躯体の間隙を覆うカバー材はアルミニウム
等の押出型材で成形されている場合が多いので、火災時
にはこれらカバー材や軟質合成樹脂材、ゴム材等の止水
板が溶けて炎や有毒ガスが間隙より建物内に入り込んで
耐火帯を落下させたり損傷させることがあり、また消火
に伴う放水時においてもゴム等の止水板だけでは水が躯
体間隙内に入り込むのを防止することはできなかった。
(考案の目的) 本考案は上記欠点を解消し、特に耐火製金属材からなる
耐火帯支持プレートに水の排水樋を兼用させることによ
り、水が躯体間隙内に侵入するのを良好に排水するとと
もに、火災時等に火災以外の障害物が入り込んで耐火材
等を落下又は損傷するのを防止して確実な耐火を得るこ
とができるエキスパンションジョイントを提案すること
をその目的とする。
(目的を達成するための手段) 前記目的を達成するため、本考案に係るエキスパンショ
ンジョイントは、一定の間隔をおいて相対する建物躯体
の端縁部にそれぞれカバー材支持部材を取付け、該支持
部材上に係合部材を介して上記躯体間間隙を覆うカバー
材を装着する一方、上記各建物躯体の端縁部に沿って金
属製支持プレートを連続固定し、該支持プレートをそれ
ぞれ反対側の躯体対向壁に向けて延出させるとともに、
これらの両延出縁により上記間隙内に排水受樋部を形成
し、且つ上記支持プレートには上記排水受樋部の裏側に
可撓性を有する帯状の耐火帯を支持させたことを特徴と
する。
(考案の作用、効果) 上記構成により、耐火材を支持する支持プレートの延出
縁により排水受樋部が形成されているので、放水消火時
等における水の排水樋を兼用させることができ、これに
より水が躯体間隙内に侵入するのを良好に排水すること
ができるとともに、支持プレートは耐火製金属からなる
ので、火災時等に火災以外の障害物が入り込んで耐火材
等が落下したり損傷するのを防止して確実な耐火を得る
ことができる。
(実施例) 以下、図面によってこの考案の実施例について説明す
る。
第1図において符号Aはエキスパンションジョイントを
示す。このエキスパンションジョイントAは相対する建
物の壁躯体1と壁躯体1の端縁部にそれぞれ係合部材係
止縁2aと止水板嵌着溝2bを有するカバー材支持部材
2を取付け、該支持部材2の係止縁2aに短尺の係合部
材3の両側係止受部3aを係止させ、さらに該係合部材
3の中央の係合受部3bに上記躯体間間隙を覆うアルミ
ニウム押出型材製又はステンレス製カバー材4の裏側中
央部に形成された係止突縁4aの先端を係止させ、該カ
バー材4によって上記躯体間隙を外側から覆うととも
に、上記間隙の内側には合成樹脂等の止水板5と耐火帯
(耐火材)6とを配設して成るものである。
ところで、上記各建物躯体1、1の端縁部に沿って長尺
の金属製支持プレート7が連続固定されている。この支
持プレート7はスチール、ステンレス等の耐火製金属か
ら構成され、その幅方向において一側に形成された固定
縁7aと、該固定縁7aから屈曲部を介して建物躯体
1、1間の間隙内に延出形成された取付縁7bとから構
成されている。固定縁7aはカバー材支持部材2と建物
壁躯体1の天端部との間に連続して挟着固定されてい
る。また、各支持プレート7、7の取付縁7b、7bの
先端は互いに反対側の対向壁1a、1a側に延出されて
いる。そして、これらの延出縁7c、7dにより上記間
隙内に排水受樋部11が形成されている。なお、上記排
水受樋部は上記間隙に沿って傾斜して形成され、点鎖線
及び一点鎖線は図の前後に連続する勾配をもつ傾斜の端
部を表わして建造物屋外側に良好な排水の流れをもつこ
とを示している。
次に、上記支持プレート7、7には上記排水受樋部の裏
側に可撓性を有する帯状の耐火帯6が支持されている。
耐火帯6はセラミックファイバー等の海面状や不織布状
の耐火物の表裏をステンレス、鉄、クロム合金等から成
る二つの耐火製長尺金網状部材によって挟着して帯状に
形成し、全体として可撓性を有するもので、支持プレー
ト7に取付けられ、且つ、躯体1、1に圧接状に密接し
て耐火性を高めている。8は当て板、23は裏板であ
る。
支持プレート7の取付縁7bの端部裏面は上記耐火帯6
の側部の表面に沿って取付けられた金属製の当て板8の
表面上に配置され、さらにボルト等の固着手段9が上記
支持プレート7の長孔から当て板8、耐火帯6及び裏板
23を貫通し、ナット10で締結されている。これによ
って耐火帯6は支持プレート7に支持されている。
上記構成により、耐火帯6を支持する支持プレート7、
7の延出縁7c、7dにより互いに齟齬状に配置され、
上方に配する前記延出縁7cの端部に水切縁を有し、下
方に配する前記延出縁7dの端部を立上げ縁とする排水
受樋部11が形成されているので、水の排水樋を兼用さ
せることができ、これにより水が躯体間隙内に侵入する
のを良好に防止し、且つ排水を促進することができると
ともに、支持プレート7、7は耐火製金属からなるの
で、火災時等に火災以外の障害物が入り込んで耐火材等
を落下又は損傷するのを防止することができる。
なお、カバー材4や耐火帯6の取付け態様は、上述の例
のほかに相対する建物躯体の態様に応じて種々のものが
実施されており、この考案においても、上述の例に限定
されるものではない、例えば、第2図に示すエキスパン
ションジョイントBは、建物の屋根躯体14、14に設
置されたもので、支持プレート7、7は支持部材2、2
とともに屋根躯体14、14に固定されたL形材15、
15に取付けられ、耐火帯6は前述と同じ要領で取付け
られ、上記支持プレート7、7に吊下げ状に支持され、
また支持プレート7、7の延出縁7c、7dにより上記
間隙内に排水受樋部11が形成されている。そして、上
記排水受樋部11は第1図のように上記間隙に沿って傾
斜して形成され、点線は傾斜上部を、一点鎖線は傾斜下
部を示すものである。
この例において、係合部材3は短尺の金属バネ材から成
るホルダー16の下にバネクリップ17を固定してな
り、該バネクリップ17の両端部を支持部材2の係止縁
2aに係止する一方、支持部材2の外側両側に張出した
ホルダー16にカバー材18を係着させている。
更に、耐火帯6の取付け態様についても、例えば第3図
のエキスパンションジョイントCに示すように、支持プ
レート7を建物壁躯体1、1に取付けられる側の第1の
分割プレート19と耐火帯6に取付けられる側の第2の
分割プレート20とに分け、両プレート19、20の対
向端部をレ字形に形成して互いに係止する構成としても
よい。この場合、両支持プレート19、20は第4図に
示すように、一方の支持プレートに他段に形成した孔の
うち適宜の孔25、25・・・に他方の支持プレートに
形成した爪26を係止させることにより、支持プレート
19に対して支持プレート20が摺動しないようにする
ことができるとともに、また両プレート19、20の相
対的位置を変えることで相対する支持プレート19、2
0の延出縁19a、20aにより構成された排水受樋部
11を傾斜させることができる。なお、この例において
は係合部材3は短尺の金属バネ材からなるホルダー21
の下にバネクリップ22を固定してなり、該バネクリッ
プ22を支持部材2の係止縁2aに係止する一方、支持
部材2の外部両側に張出したホルダー21にカバー材2
3を係着させている。
さらに、第5図は一方が屋根躯体、他方が壁躯体である
場合のエキスパンションジョイントの例で、このエキス
パンションジョイントDは相対する建物の屋根躯体14
と壁躯体1の端縁部にそれぞれ係合部材係止縁2aと止
水板嵌着溝2bを有するカバー材支持部材2を取付け、
該支持部材2の係止縁2aに間隔をおいて短尺のバネ性
係合部材3の両側係止受部3aを係止させ、さらに該係
合部材3の中央の係止受部3bに上記躯体間間隙を覆う
アルミニウム押出型材製又はステンレス製カバー材4の
裏側中央部に形成された係止突縁4aの先端を係止さ
せ、該カバー材4によって上記躯体間隙を外側から覆う
とともに、上記間隙の内側には合成樹脂等の止水板5と
耐火帯6とを配設し、さらに屋根躯体14上のカバー材
支持部材2には水切り笠木25のホルダ29の係止縁3
0、31を係止させる係止部32、33を形成したもの
である。
この場合にも、耐火帯6は上記各建物躯体14、1の端
縁部に沿って設けられた金属製支持プレート27、28
に支持され、第1図のように該支持プレート27、28
はそれぞれ反対側の躯体対向壁に向けて延出され、これ
らの両延出縁27a、28aにより躯体間間隙内に排水
受樋部11が形成されている。そして、上記排水受樋部
11は上記間隙に沿って傾斜して形成され、点線は傾斜
上部を、一点鎖線は傾斜下部を示すものである。
なお、支持プレート7、19、29、27、28を両躯
体に配置する例を各図に示したが、左右を逆配置に取付
けることができ、また、両方の支持プレートに排水受樋
部11を両方上下に配設することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るエキスパンションジョイントの
実施例を示す断面図、第2図、第3図はエキスパンショ
ンジョイントの他の例の説明図、第4図は分割支持プレ
ートの係止態様説明図、第5図はエキスパンションジョ
イントのさらに他の例の説明図である。 符号A、B、C、D…エキスパンションジョイント、
1、14…躯体、2…支持部材、3…係合部材、4、1
8、23…カバー材、6…耐火帯、7、19、20、2
7、28…支持プレート、7c、7d、19a、20
a、27a、28a…延出縁、11…排水受樋部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の間隔をおいて相対する建物躯体の端
    縁部にそれぞれカバー材支持部材を取付け、該支持部材
    上に係合部材を介して上記躯体間間隙を覆うカバー材を
    装着する一方、上記各建物躯体の端縁部に沿って金属製
    支持プレートを連続固定し、該支持プレートをそれぞれ
    反対側の躯体対向壁に向けて延出させるととともに、こ
    れらの両延出縁により上記間隙内に排水受樋部を形成
    し、且つ上記支持プレートには上記排水受樋部の裏側に
    可撓性を有する帯状の耐火帯を支持させたことを特徴と
    するエキスパンションジョイント。
JP3522189U 1989-03-28 1989-03-28 エキスパンションジョイント Expired - Fee Related JPH0622002Y2 (ja)

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