JPH0341524Y2 - - Google Patents
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- JPH0341524Y2 JPH0341524Y2 JP18751385U JP18751385U JPH0341524Y2 JP H0341524 Y2 JPH0341524 Y2 JP H0341524Y2 JP 18751385 U JP18751385 U JP 18751385U JP 18751385 U JP18751385 U JP 18751385U JP H0341524 Y2 JPH0341524 Y2 JP H0341524Y2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は相対する建物躯体にそれぞれカバー
材支持部材を取付け、該支持部材上に係合部材を
介して上記躯体間間〓を覆うカバー材を装着する
とともに、上記間〓の内側に耐火帯を配設して成
る耐火用エキスパンシヨンジヨイントに関する。
材支持部材を取付け、該支持部材上に係合部材を
介して上記躯体間間〓を覆うカバー材を装着する
とともに、上記間〓の内側に耐火帯を配設して成
る耐火用エキスパンシヨンジヨイントに関する。
(従来技術とその問題点)
最近、火災時にエキスパンシヨンジヨイントか
らの延焼を防止するためにエキスパンシヨンジヨ
イントの内側に耐火帯を配設する例がふえてい
る。ところで、相対する建物躯体は、震動、不同
沈下等により互いに接近、離間、対面部における
上下、左右等の位置ずれが生じることがある。こ
のため、エキスパンシヨンジヨイントはこのよう
な躯体における相対的変位に対応できるように、
カバー材を躯体に固定した支持部材に対して係合
部材を介して装着している。同様に、躯体間〓内
に配設される耐火帯は金属バネ板材、可塑材等の
可変材に固定することにより上記変位に対応でき
るように配慮していた。
らの延焼を防止するためにエキスパンシヨンジヨ
イントの内側に耐火帯を配設する例がふえてい
る。ところで、相対する建物躯体は、震動、不同
沈下等により互いに接近、離間、対面部における
上下、左右等の位置ずれが生じることがある。こ
のため、エキスパンシヨンジヨイントはこのよう
な躯体における相対的変位に対応できるように、
カバー材を躯体に固定した支持部材に対して係合
部材を介して装着している。同様に、躯体間〓内
に配設される耐火帯は金属バネ板材、可塑材等の
可変材に固定することにより上記変位に対応でき
るように配慮していた。
しかしながら、従来のものは躯体が接近、離間
する場合、躯体対面部が躯体の長手方向と直角の
方向に動くような場合には良く対応できたが、こ
れに対して相対する躯体が互いに耐火帯の配設方
向に逆向きに変位するような場合の対応性には劣
つており、この場合は、耐火帯に無理な力が加わ
るため、耐火帯又は躯体が破損して防火機能に支
障をきたすおそれがあつた。
する場合、躯体対面部が躯体の長手方向と直角の
方向に動くような場合には良く対応できたが、こ
れに対して相対する躯体が互いに耐火帯の配設方
向に逆向きに変位するような場合の対応性には劣
つており、この場合は、耐火帯に無理な力が加わ
るため、耐火帯又は躯体が破損して防火機能に支
障をきたすおそれがあつた。
(考案の技術的課題)
この考案は上記問題点に鑑み、相対する建物躯
体が耐火帯の配設方向において逆向きに変位する
場合に、これらの躯体間〓内の耐火帯がよく対応
することのできるエキスパンシヨンジヨイントを
提供することをその技術的課題とする。
体が耐火帯の配設方向において逆向きに変位する
場合に、これらの躯体間〓内の耐火帯がよく対応
することのできるエキスパンシヨンジヨイントを
提供することをその技術的課題とする。
(課題を解決するための技術的手段)
上記課題を解決するため、この考案に係る耐火
用エキスパンシヨンジヨイントは、一定の間〓を
おいて相対する建物躯体の端縁部にそれぞれカバ
ー材支持部材を取付け、該支持部材上に係合部材
を介して上記躯体間間〓を覆うカバー材を装着す
るとともに、上記カバー材の内側に可撓性を有す
る帯状の耐火帯を配設して成るエキスパンシヨン
ジヨイントにおいて、上記建物躯体の相対する端
縁部に金属製支持プレートを連続して固定し、該
支持プレートの上記躯体間〓側に延出する端部に
支持プレートの長手方向に長い長孔を形成し、上
記端部を上記耐火帯の側端部に沿つて取付けられ
た金属製の当て板上に配置し、上記支持プレート
の長孔から当て板及び耐火帯に挿通したボルト等
の固着手段を締結して耐火帯を支持プレートに支
持させるとともに、上記固着手段の頭部と当て板
との間には上記頭部が支持プレート表面に強く接
触しないように保持する間隔保持部を設けたこと
を特徴とする。
用エキスパンシヨンジヨイントは、一定の間〓を
おいて相対する建物躯体の端縁部にそれぞれカバ
ー材支持部材を取付け、該支持部材上に係合部材
を介して上記躯体間間〓を覆うカバー材を装着す
るとともに、上記カバー材の内側に可撓性を有す
る帯状の耐火帯を配設して成るエキスパンシヨン
ジヨイントにおいて、上記建物躯体の相対する端
縁部に金属製支持プレートを連続して固定し、該
支持プレートの上記躯体間〓側に延出する端部に
支持プレートの長手方向に長い長孔を形成し、上
記端部を上記耐火帯の側端部に沿つて取付けられ
た金属製の当て板上に配置し、上記支持プレート
の長孔から当て板及び耐火帯に挿通したボルト等
の固着手段を締結して耐火帯を支持プレートに支
持させるとともに、上記固着手段の頭部と当て板
との間には上記頭部が支持プレート表面に強く接
触しないように保持する間隔保持部を設けたこと
を特徴とする。
(考案の作用、効果)
この考案は上述のように構成されているから、
相対する建物躯体が地震、不同沈下等によつて耐
火帯の配設方向において逆向きに変位するとき
は、上記建物躯体の相対する端縁部に固定された
金属製支持プレートも同様に変位するが、これに
対して耐火帯は慣性により同じ位置に保持しよう
とする力の作用を受けるから、耐火帯と支持プレ
ートとの間にも逆向きの力が作用し、耐火帯と支
持プレートとを固着するボルト等の固着手段は支
持プレートの長孔に沿つて摺動しようとする。と
ころで、上記固着手段の頭部と耐火帯に取付けら
れた当て板との間には、上記頭部が支持プレート
に強く接触しないようにする間隔保持部が設けら
れているので、固着手段を締結しても該固着手段
によつて支持プレートが当て板に強く押圧される
ことが阻止されている。したがつて、支持プレー
トと当て板との面接触による接触抵抗は小さいの
で、固着手段は容易に支持プレートの長孔に沿つ
て摺動することができ、したがつて、支持プレー
トの変位に拘らず、耐火帯はほぼ定位置に残るこ
とができ、しかも破損等が生じるおそれがなく、
火災時におけるエキスパンシヨンジヨイントから
の延焼を良好に防止することができる。
相対する建物躯体が地震、不同沈下等によつて耐
火帯の配設方向において逆向きに変位するとき
は、上記建物躯体の相対する端縁部に固定された
金属製支持プレートも同様に変位するが、これに
対して耐火帯は慣性により同じ位置に保持しよう
とする力の作用を受けるから、耐火帯と支持プレ
ートとの間にも逆向きの力が作用し、耐火帯と支
持プレートとを固着するボルト等の固着手段は支
持プレートの長孔に沿つて摺動しようとする。と
ころで、上記固着手段の頭部と耐火帯に取付けら
れた当て板との間には、上記頭部が支持プレート
に強く接触しないようにする間隔保持部が設けら
れているので、固着手段を締結しても該固着手段
によつて支持プレートが当て板に強く押圧される
ことが阻止されている。したがつて、支持プレー
トと当て板との面接触による接触抵抗は小さいの
で、固着手段は容易に支持プレートの長孔に沿つ
て摺動することができ、したがつて、支持プレー
トの変位に拘らず、耐火帯はほぼ定位置に残るこ
とができ、しかも破損等が生じるおそれがなく、
火災時におけるエキスパンシヨンジヨイントから
の延焼を良好に防止することができる。
(実施例)
以下、図面によつてこの考案の実施例について
説明する。
説明する。
第1図及び第2図において符号Aはエキスパン
シヨンジヨイントを示す。このエキスパンシヨン
ジヨイントAは相対する建物の壁躯体1と壁躯体
1の外壁側にそれぞれ係合部材係止縁2aと止水
板嵌着溝2bを有するカバー材支持部材2を固定
し、該支持部材2の係止縁2aに短尺の係合部材
3の両側係止受部3aを係止させ、さらに該係合
部材3の中央の係止受部3aに上記躯体間間〓を
覆うアルミニウム押出型材製カバー材4の裏側中
央部に形成された係止突縁4aの先端を係止さ
せ、該カバー材4によつて上記躯体間〓を外側か
ら覆うとともに、上記間〓の内側には合成樹脂等
の止水板5と耐火帯6とを配設して成るものであ
る。
シヨンジヨイントを示す。このエキスパンシヨン
ジヨイントAは相対する建物の壁躯体1と壁躯体
1の外壁側にそれぞれ係合部材係止縁2aと止水
板嵌着溝2bを有するカバー材支持部材2を固定
し、該支持部材2の係止縁2aに短尺の係合部材
3の両側係止受部3aを係止させ、さらに該係合
部材3の中央の係止受部3aに上記躯体間間〓を
覆うアルミニウム押出型材製カバー材4の裏側中
央部に形成された係止突縁4aの先端を係止さ
せ、該カバー材4によつて上記躯体間〓を外側か
ら覆うとともに、上記間〓の内側には合成樹脂等
の止水板5と耐火帯6とを配設して成るものであ
る。
止水板5の両端部は上記支持部材2の嵌着溝2
b内に嵌着され、耐火帯6は躯体1,1の各端縁
部に連続して固定された支持プレート7に取付け
られている。
b内に嵌着され、耐火帯6は躯体1,1の各端縁
部に連続して固定された支持プレート7に取付け
られている。
すなわち、支持プレート7はスチール、ステン
レス等の耐火金属から構成され、その幅方向にお
いて一側に形成された取付縁7aと、刻取付縁7
aから屈曲部を介して躯体間〓内に延出形成され
た延出縁7bとから構成されている。そして、支
持プレート7の取付縁7aには取付孔8が形成さ
れ、また延出縁7bにも支持プレート7の長手方
向に長い長孔9が形成されている。上記支持プレ
ート7の取付縁7aは上記カバー材支持部材2と
壁躯体1,1の相対する端縁部との間に連続して
挟着固定されている。このとき、延出縁7bは各
壁躯体端縁部よりも躯体間〓側に突出し、延出縁
7bと壁躯体1の対向壁1aとの間に間〓Sが形
成されるように配設されている。
レス等の耐火金属から構成され、その幅方向にお
いて一側に形成された取付縁7aと、刻取付縁7
aから屈曲部を介して躯体間〓内に延出形成され
た延出縁7bとから構成されている。そして、支
持プレート7の取付縁7aには取付孔8が形成さ
れ、また延出縁7bにも支持プレート7の長手方
向に長い長孔9が形成されている。上記支持プレ
ート7の取付縁7aは上記カバー材支持部材2と
壁躯体1,1の相対する端縁部との間に連続して
挟着固定されている。このとき、延出縁7bは各
壁躯体端縁部よりも躯体間〓側に突出し、延出縁
7bと壁躯体1の対向壁1aとの間に間〓Sが形
成されるように配設されている。
耐火帯6はセラミツクフアイバー等の耐火物の
表裏を鉄、クロム合金等から成る二つの耐火製長
尺金網状部材によつて挟着して帯状に形成し、全
体として可撓性を有するものである。
表裏を鉄、クロム合金等から成る二つの耐火製長
尺金網状部材によつて挟着して帯状に形成し、全
体として可撓性を有するものである。
上記耐火帯6の側部の表面に沿つて金属製の当
て板10が配設される一方、同側の端部裏面にも
裏板11が設けられている。これら当て板10及
び裏板11の一端又は両端は屈曲され、補強縁1
0a,11aが形成されている。
て板10が配設される一方、同側の端部裏面にも
裏板11が設けられている。これら当て板10及
び裏板11の一端又は両端は屈曲され、補強縁1
0a,11aが形成されている。
次に、支持プレート7の裏面は上記耐火帯6の
側部の表面に沿つて取付けられた金属製の当て板
10の表面上に配置され、さらにボルト等の固着
手段12が上記支持プレート7の長孔9から当て
板10、耐火帯6及び裏板11を貫通し、座金1
3を介してナツト14が締結されている。これに
よつて耐火帯6は支持プレート7に支持されてい
る。
側部の表面に沿つて取付けられた金属製の当て板
10の表面上に配置され、さらにボルト等の固着
手段12が上記支持プレート7の長孔9から当て
板10、耐火帯6及び裏板11を貫通し、座金1
3を介してナツト14が締結されている。これに
よつて耐火帯6は支持プレート7に支持されてい
る。
また、上記固着手段12の端部に設けられた座
金13と当て板10との間には上記座金13が支
持プレート7表面に強く接触しないように保持す
る間隔保持部15が設けられている。このような
間隔保持部15として、例えば第3図aのような
支持プレート7、当て板10等と別構成の金属リ
ング材15aを適用してもよいが、これに限ら
ず、同図bのようにナツト14の下面に段部を設
け、長孔9の幅よりも小さく形成された小径部1
5bを間隔保持部として形成する構成であつても
よい。さらに、同図cのようにプレート7又は当
て板10のボルト貫通孔16の周縁部15cを筒
状に形成して間隔保持部としても、あるいは同図
dのように、裏板11のボルト貫通孔17の周縁
部15dを筒状に形成して間隔保持部15として
もよい。
金13と当て板10との間には上記座金13が支
持プレート7表面に強く接触しないように保持す
る間隔保持部15が設けられている。このような
間隔保持部15として、例えば第3図aのような
支持プレート7、当て板10等と別構成の金属リ
ング材15aを適用してもよいが、これに限ら
ず、同図bのようにナツト14の下面に段部を設
け、長孔9の幅よりも小さく形成された小径部1
5bを間隔保持部として形成する構成であつても
よい。さらに、同図cのようにプレート7又は当
て板10のボルト貫通孔16の周縁部15cを筒
状に形成して間隔保持部としても、あるいは同図
dのように、裏板11のボルト貫通孔17の周縁
部15dを筒状に形成して間隔保持部15として
もよい。
なお、耐火帯6の両側端部6a,6aは建物躯
体の対向壁1aに当接されている。
体の対向壁1aに当接されている。
エキスパンシヨンジヨイントAは上述のように
構成されているから、相対する建物壁躯体1,1
が地震、不同沈下等によつて耐火帯6の配設方向
において逆向きに変位するときは、上記建物壁躯
体1,1の相対する端縁部に固定された金属製支
持プレート7,7も同様に変位するが、これに対
して耐火帯6は慣性により同じ位置に保持しよう
とする力の作用を受けるから、耐火帯6と支持プ
レート7との間にも逆向きの力が作用し、耐火帯
6と支持プレート7とを固着するボルト等の固着
手段12は支持プレート7の長孔9に沿つて摺動
しようとする。ところで、上記固着手段12の頭
部12aと耐火帯6の表面に取付けられた当て板
10との間には間隔保持部15によつて上記頭部
12aが支持プレート7に強く接触することが阻
止されているので、支持プレート7と当て板10
との面接触による接触抵抗は小さい。このため、
固着手段12は容易に支持プレート7の長孔9に
沿つて摺動することができ、したがつて、支持プ
レート7の変位に拘らず、耐火帯6はほぼ定位置
に残ることができ、しかも破損等が生じるおそれ
がなく、火災時におけるエキスパンシヨンジヨイ
ントからの延焼を良好に防止することができる。
構成されているから、相対する建物壁躯体1,1
が地震、不同沈下等によつて耐火帯6の配設方向
において逆向きに変位するときは、上記建物壁躯
体1,1の相対する端縁部に固定された金属製支
持プレート7,7も同様に変位するが、これに対
して耐火帯6は慣性により同じ位置に保持しよう
とする力の作用を受けるから、耐火帯6と支持プ
レート7との間にも逆向きの力が作用し、耐火帯
6と支持プレート7とを固着するボルト等の固着
手段12は支持プレート7の長孔9に沿つて摺動
しようとする。ところで、上記固着手段12の頭
部12aと耐火帯6の表面に取付けられた当て板
10との間には間隔保持部15によつて上記頭部
12aが支持プレート7に強く接触することが阻
止されているので、支持プレート7と当て板10
との面接触による接触抵抗は小さい。このため、
固着手段12は容易に支持プレート7の長孔9に
沿つて摺動することができ、したがつて、支持プ
レート7の変位に拘らず、耐火帯6はほぼ定位置
に残ることができ、しかも破損等が生じるおそれ
がなく、火災時におけるエキスパンシヨンジヨイ
ントからの延焼を良好に防止することができる。
また、支持プレート7の延出縁7bと躯体の対
向壁1aと耐火帯6の側端部6aとの間には空〓
部Sが形成され、該空〓部S内には断熱性の高い
空気層が層成されているから、火災時等の際、カ
バー材4側からの火温は上記空〓部Sによつて断
熱される。
向壁1aと耐火帯6の側端部6aとの間には空〓
部Sが形成され、該空〓部S内には断熱性の高い
空気層が層成されているから、火災時等の際、カ
バー材4側からの火温は上記空〓部Sによつて断
熱される。
加えて、耐火帯6は可撓性を有しているので、
そのままを支持プレート7にボルト固定すると、
ボルト12で固定されない部分と壁躯体対向壁1
aとの間には撓みによつて〓間が生じ、この〓間
から火気が侵入するおそれがある。しかし、上述
のエキスパンシヨンジヨイントにおいては、耐火
帯6の両側部は金属製の当て板10と裏板11と
によつて挟着され、しかも当て板10及び裏板1
1には補強縁10a,11aが形成されているの
で、撓みにくく、全長にわたつて支持プレート7
の裏面に密着し、火気の侵入防止効果が高い。
そのままを支持プレート7にボルト固定すると、
ボルト12で固定されない部分と壁躯体対向壁1
aとの間には撓みによつて〓間が生じ、この〓間
から火気が侵入するおそれがある。しかし、上述
のエキスパンシヨンジヨイントにおいては、耐火
帯6の両側部は金属製の当て板10と裏板11と
によつて挟着され、しかも当て板10及び裏板1
1には補強縁10a,11aが形成されているの
で、撓みにくく、全長にわたつて支持プレート7
の裏面に密着し、火気の侵入防止効果が高い。
なお、カバー材取付け態様は、上述の例のほか
にも相対する建物躯体の態様に応じて種々のもの
が実施されており、この考案においても、上述の
例の限定されるものではない。例えば、第4図に
示すエキスパンシヨンジヨイントBは相対する建
物の床躯体20と床躯体20にそれぞれ係合部材
係止縁2aと止水板嵌着溝2bを有するカバー材
支持部材2を固定し、該支持部材2の係止縁2a
に短尺の係合部材3の両側係止受部3aを係止さ
せ、さらに該係合部材3の中央の係止受部3bに
上記躯体間間〓を覆うアルミニウム押出型材製、
ステンレス製等の床カバー材21の裏側中央部に
形成された係止突縁21aの先端を係止させ、該
カバー材21によつて上記躯体間〓を外側から覆
うとともに、上記間〓の内側には合成樹脂等の止
水板5と耐火帯6とを配設して成るもので、上記
支持部材2は上記床躯体21及び21にアンカー
23等によつて固定された取付部材22に係着さ
れている。この例の場合の耐火帯6も、第1図及
び第2図の例と同じ構成であり、説明は省略す
る。
にも相対する建物躯体の態様に応じて種々のもの
が実施されており、この考案においても、上述の
例の限定されるものではない。例えば、第4図に
示すエキスパンシヨンジヨイントBは相対する建
物の床躯体20と床躯体20にそれぞれ係合部材
係止縁2aと止水板嵌着溝2bを有するカバー材
支持部材2を固定し、該支持部材2の係止縁2a
に短尺の係合部材3の両側係止受部3aを係止さ
せ、さらに該係合部材3の中央の係止受部3bに
上記躯体間間〓を覆うアルミニウム押出型材製、
ステンレス製等の床カバー材21の裏側中央部に
形成された係止突縁21aの先端を係止させ、該
カバー材21によつて上記躯体間〓を外側から覆
うとともに、上記間〓の内側には合成樹脂等の止
水板5と耐火帯6とを配設して成るもので、上記
支持部材2は上記床躯体21及び21にアンカー
23等によつて固定された取付部材22に係着さ
れている。この例の場合の耐火帯6も、第1図及
び第2図の例と同じ構成であり、説明は省略す
る。
また、耐火帯6の取付態様についても、例えば
第5図に示すように、支持プレート7を建物壁躯
体24,24に取付けられる側の第1の分割プレ
ート25と耐火帯6に取付けられる側の第2の分
割プレート26とに分け、両プレート25,26
の対向端部25a,26aをレ字形に形成して互
いに係止する構成としてもよい。この場合は建物
壁躯体24,24が変位すると、第1のプレート
25と第2のプレート26との係止面においても
ある程度変位を吸収できるので、非常に効果的で
ある。もちろん、この例において、第2の分割プ
レート25と耐火帯6の取付構成は前述の例と同
じである。なお、この例においてはエキスパンシ
ヨンジヨイントCの係合部材3は短尺の金属バネ
材からなるホルダ27の下にバネクリツプ28を
固定してなり、該バネクリツプ28を支持部材2
に係止する一方、支持部材2の外部両側に張出し
たホルダ27にカバー材29を係着させている。
カバー材の取付けはこのようにしてもよい。
第5図に示すように、支持プレート7を建物壁躯
体24,24に取付けられる側の第1の分割プレ
ート25と耐火帯6に取付けられる側の第2の分
割プレート26とに分け、両プレート25,26
の対向端部25a,26aをレ字形に形成して互
いに係止する構成としてもよい。この場合は建物
壁躯体24,24が変位すると、第1のプレート
25と第2のプレート26との係止面においても
ある程度変位を吸収できるので、非常に効果的で
ある。もちろん、この例において、第2の分割プ
レート25と耐火帯6の取付構成は前述の例と同
じである。なお、この例においてはエキスパンシ
ヨンジヨイントCの係合部材3は短尺の金属バネ
材からなるホルダ27の下にバネクリツプ28を
固定してなり、該バネクリツプ28を支持部材2
に係止する一方、支持部材2の外部両側に張出し
たホルダ27にカバー材29を係着させている。
カバー材の取付けはこのようにしてもよい。
さらに、第6図に示すエキスパンシヨンジヨイ
ントDは、建物の屋根部躯体30,30に設置さ
れたもので、支持プレート7は支持部材2ととも
に屋根部躯体30,30に固定されたL形材3
1,31に取付けられ、耐火帯6は前述と同じ要
領で取付けられ、上記支持プレート7に吊下げ状
に支持されている。なお、32は第5図に示すも
のと同じ構成によつて取付けられたカバー材、3
3は水切材で、屋根部躯体30に設けられたホル
ダ34と支持部材2に係着したものである。
ントDは、建物の屋根部躯体30,30に設置さ
れたもので、支持プレート7は支持部材2ととも
に屋根部躯体30,30に固定されたL形材3
1,31に取付けられ、耐火帯6は前述と同じ要
領で取付けられ、上記支持プレート7に吊下げ状
に支持されている。なお、32は第5図に示すも
のと同じ構成によつて取付けられたカバー材、3
3は水切材で、屋根部躯体30に設けられたホル
ダ34と支持部材2に係着したものである。
第1図はこの考案に係るエキスパンシヨンジヨ
イントの実施例を示す断面図、第2図は上記エキ
スパンシヨンジヨイントの要部の斜視図、第3図
a,b,c,dはそれぞれ間隔保持部の構成説明
図、第4図、第5図及び第6図はエキスパンシヨ
ンジヨイントの他の例の説明断面図である。 符号A,B,C,D……エキスパンシヨンジヨ
イント、1……壁躯体、2……支持部材、3……
係合部材、4……カバー材、6……耐火帯、6a
……側端部、7……支持プレート、10……当て
板、11……裏板、12……固着手段、12a…
…頭部、15……間隔保持部、20……床躯体、
21……床カバー材、30……屋根部躯体。
イントの実施例を示す断面図、第2図は上記エキ
スパンシヨンジヨイントの要部の斜視図、第3図
a,b,c,dはそれぞれ間隔保持部の構成説明
図、第4図、第5図及び第6図はエキスパンシヨ
ンジヨイントの他の例の説明断面図である。 符号A,B,C,D……エキスパンシヨンジヨ
イント、1……壁躯体、2……支持部材、3……
係合部材、4……カバー材、6……耐火帯、6a
……側端部、7……支持プレート、10……当て
板、11……裏板、12……固着手段、12a…
…頭部、15……間隔保持部、20……床躯体、
21……床カバー材、30……屋根部躯体。
Claims (1)
- 一定の間隔をおいて相対する建物躯体の端縁部
にそれぞれカバー材支持部材を取付け、該支持部
材上に係合部材を介して上記躯体間間隔を覆うカ
バー材を装着するとともに、上記カバー材の内側
に可撓性を有する帯状の耐火帯を配設して成るエ
キスパンシヨンジヨイントにおいて、上記建物躯
体の相対する端縁部に金属製支持プレートを連続
して固定し、該支持プレートの上記躯体間隔側を
延出する端部に支持プレートの長手方向に長い長
孔を形成し、上記端部を上記耐火帯の側端部に沿
つて取付けられた金属製の当て板上に配置し、上
記支持プレートの長孔から当て板及び耐火帯に挿
通したボルト等の固着手段を締結して耐火帯を支
持プレートに支持させるとともに、上記固着手段
の頭部と当て板との間には上記頭部が支持プレー
ト表面に強く接触しないように保持する間隔保持
部を設けたことを特徴とする耐火用エキスパンシ
ヨンジヨイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18751385U JPH0341524Y2 (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18751385U JPH0341524Y2 (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6294204U JPS6294204U (ja) | 1987-06-16 |
JPH0341524Y2 true JPH0341524Y2 (ja) | 1991-08-30 |
Family
ID=31138043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18751385U Expired JPH0341524Y2 (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0341524Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-05 JP JP18751385U patent/JPH0341524Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6294204U (ja) | 1987-06-16 |
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