JPH0453140Y2 - - Google Patents

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JPH0453140Y2
JPH0453140Y2 JP1986114641U JP11464186U JPH0453140Y2 JP H0453140 Y2 JPH0453140 Y2 JP H0453140Y2 JP 1986114641 U JP1986114641 U JP 1986114641U JP 11464186 U JP11464186 U JP 11464186U JP H0453140 Y2 JPH0453140 Y2 JP H0453140Y2
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JP
Japan
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cellular
bottom plate
duct
cellular duct
cell bottom
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JP1986114641U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大量の配線が可能なセルラーダクト
の継手部の漏水防止構造に関する。
(従来の技術) 近年、OA化が急激に進展し、オフイスビルで
のそれに対応する床電路システムとしては、セル
ラーダクトが大量の配線が可能で、且つ将来の増
線にも対応できるとして、次第に普及しつつあ
る。
セルラーダクトの床電路システムには、各種タ
イプのものがあり、その中でもデツキプレートを
使用したセルラーダクトが最も普及しつつある。
デツキプレートを使用したセルラーダクトの代表
例としては、第5図に示す如く幅方向に山部1と
谷部2が交互に連続する波形の断面形状のデツキ
プレート3に、フラツトな底板4を谷部2の外面
に当てがつてスポツト溶接にて取付けて、山部1
の下側にセルラーダクト5を形成したものがあ
る。
然し乍ら、このセルラーダクト5、両側下端の
隅部に電線がはさまるので、電路としてプレーン
な内面が確保されないものがある。また、一点鎖
線の梁7上に、セルラーダクト5を形成して成る
セルラーデツキ6を敷き込んで、山部1の頂面に
一点鎖線の如くインサートスタツト8を立設固定
し、コンクリート9を打設後、インサートスタツ
ト8よりセルラーダクト5内に入線する時、該セ
ルラーダクト5の両側下端の隅部近傍が死角とな
り、電線を立上げるのが難しく、つまり配線に当
つての工事が難しく、甚だ施工性が悪いものであ
る。さらに、セルラーデツキ6は、重量があり、
2人作業では重くて作業能率が悪く、しかも高所
での作業は危険となる。また、セルラーデツキ6
は、デツキプレート3と底板4とのスポツト溶接
間隔が200mm〜250mmである為、地震等の非常時に
タンク等が故障して大量の水が流れると、上階で
インサートスタツトからセルラーダクト5内に流
入した水が、デツキプレート3の谷部2の外面と
底板4の上面との間からシヤワーのように漏水す
るものである。
このような問題点を解決するものとして、本出
願人は、先に、第6図に示す如く幅方向に山1と
谷部2が交互に連続する波形となり、山部1の頂
面1aと谷部2の底面2aを結合した傾斜ウエブ
10の略中央から山部1の頂面1aとの結合点に
至る部分が外方に突出して係止部11となつた断
面形状のデツキプレート12の、前記山部1の下
側にて両側傾斜ウエブ10の係止部11に、溝形
断面形状のセル底板13の両側上端に形成せる掛
止片14を嵌着して、山部1とセル底板13との
間にセルラーダクト15を形成したセルラーデツ
キ16を開発した。(実願昭61−59686号) このセルラーデツキ16は、部材点数が少な
く、組立作業が容易で、プレーンな内面のセルラ
ーダクト15が形成でき、しかもそのセルラーダ
クト15の断面積を大きくとることができるとい
う効果がある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記セルラーデツキ16のセルラー
ダクト15は、樋状となつているので、従来の第
5図に示すセルラーダクト5のようにデツキプレ
ート3の山部2の外面と底板4の上面との間から
シヤワーのように漏水するということは無いが、
梁上でセル底板13を突き合わせ接続したセルラ
ーダクト15の継手部から漏水するという問題点
があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の問題点を解決すべくなされた
もので、セル底板を突き合わせ接続したセルラー
ダクト継手部からの漏水を防止することを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本考案によるセル
ラーダクト継手部の漏水防止構造は、幅方向に山
部と谷部が交互に連続する波形となり、山部の頂
面と谷部の底面を結合した傾斜ウエブの内方又は
外方に突出した係止部を有する断面形状のデツキ
プレートの、前記山部の下側にて両側傾斜ウエブ
の係止部に、溝形断面形状のセル底板の両側に形
成せる掛止片を嵌着して、山部とセル底板との間
に形成したセルラーダクトに於いて、梁上のセル
底板の突き合せ接続部に、断面溝形で前後両端部
内面に弾性帯状部材を固着した漏水防止金物を、
外側下方より嵌着したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本考案のセルラーダクト継手部の漏水防止構造
は、上記の如く構成されているので、セル底板の
突き合わせ接続部の外面、即ち底部外面及び左右
両側立上り部外面が、漏水防止金物に囲まれて、
弾性帯状部材にてセル底板と漏水防止金物との間
が完全にシールされる。従つて、セルラーダクト
内に水が流入しても漏洩することが無い。そし
て、地震等の非常時にタンク等が故障して大量の
水が流れ、上階でインサートスタツトからセルラ
ーダクト内に流入した水は、セルラーダクトの端
部に縦樋を設け、その下端にピツトを設けておく
ことにより、縦樋を通してピツトに流し込むこと
ができる。
(実施例) 本考案のセルラーダクト継手部の漏水防止構造
の一実施例を図によつて説明する。第1図におい
て、12はデツキプレートで、このデツキプレー
ト12は幅方向に山部1が三個と谷部2が四個と
が交互に連続する波形で、山部1の頂面1aと谷
部2の底面2aを結合した傾斜ウエブ10の略中
央から山部1の頂面1aとの結合点に至る部分が
外方に突出して係止部11となり、傾斜ウエブ1
0間の谷部2の底面2aの幅方向中央部が鳩尾状
の凸部17となり、左右両外側の谷部2の底面2
bは、傾斜ウエブ10間の谷部2の底面2aの幅
の1/2長よりやや長い幅で、左側外端には鉤形の
屈曲部18が、右側外端にはZ字形の屈曲部19
が形成され、山部1の頂面1aの幅方向中央部に
はV字形の溝20が形成された断面形状である。
このデツキプレート12の波形の各山部1の下側
には、溝形断面形状で両側上端部に外側方にくの
字に相対して屈曲した掛止片14を有するセル底
板13が配され、傾斜ウエブ10の係止部11
に、セル底板13の掛止片14が嵌着されて、各
山部1とセル底板13との間にセルラーダクト1
5が形成されている。
以上のように構成されたセルラーデツキ16
は、合板床版を築造する際、通常のデツキプレー
トの間に所要の間隔を存して接続しながら図示の
如く梁21間に架載して敷設され、その梁21上
でセル底板13を突き合わせ接続したセルラーダ
クト15の継手部22に、断面溝形で前後両端内
面に弾性帯状部材、本例では断面三角形の帯状の
ゴム23を固着した漏水防止金物24を、外側下
方より嵌着して、継手部22の漏水防止構造を構
成する。
このように構成した漏水防止構造を有するセル
ラーダクト15の継手部22は、上面が開放され
ているので、第2図に示す如くデツキプレート1
2の山部1と同一形状で、両側下端にフランジ2
5を設けたセルジヨイントカバー26を、継手部
22の上側にかぶせ、デツキプレート12の山部
1との突き合わせ部に、貼着テープ27を貼付け
る。その後セルラーデツキ16上に、第3図に示
す如くセルラーダクト15に連通するインサート
スタツト28を長手方向に適当間隔を存して立設
した後、デツキプレート12,12′の上方にメ
ツシユ筋29を配筋し、コンクリート30を打設
して合成床版31を築造する。
こうして築造された合板床版31中のセルラー
ダクト15の継手部22におけるセル底板13の
突き合わせ接続部の底部外面及び左右両側立上り
部外面が、漏水防止金物24に囲まれて、断面三
角形の帯状ゴム23にてセル底板13と漏水防止
金物24との間が完全にシールされているので、
漏水することがない。また、セルラーダクト15
の端部に第4図の如く縦樋32を予め設け、その
下端にピツト33を設けておけば、地震等の非常
時にタンク等が損傷して大量の水が流れ、これが
上階でインサートスタツト28からセルラーダク
ト15内に流入しても、何ら支障無く縦樋32を
通してピツト33に流し込むことができる。
尚、本考案の漏水防止構造を適用した上記実施
例のセルラーダクトに於けるデツキプレート12
は、傾斜ウエブ10の略中央から山部1の頂面1
aとの結合点に至る部分を外方に突出して係止部
11としているが、これに限るものではなく、傾
斜ウエブ10の中高部が部分的に内方又は外方に
突出した係止部でも良いもので、これに対応して
山部1の下側に配されるセル底板13の掛止片1
4は、内方又は外方に屈曲したものにすると良
い。
(考案の効果) 以上の説明で判るように本考案のセルラーダク
ト継手部の漏水防止構造は、梁上の断面溝形のセ
ル底板の突き合わせ接続部に、断面溝形で前後両
端部内面に弾性帯状部材を固着した漏水防止金物
を、外側下方より嵌着して成るものであるから、
セル底板の突き合わせ接続部の外面が漏水防止金
物に囲まれて、弾性帯状部材にて完全にシールさ
れ、万一セルラーダクト内に水が流入しても漏洩
することが無い。従つて、下階のオフイスルーム
のOA機器、情報機器等を水びたしにすることが
無い。また、セルラーダクト内に水が流入するこ
とがあつても、予めセルラーダクトの端部に縦樋
を設けてその下端にピツトを設ければ、何ら支障
無く縦樋を通してピツトに流し込むことができる
ので、セルラーダクト内に配された電線、ケーブ
ル等に影響を与えることが無い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のセルラーダクト継手部の漏水
防止構造を示す斜視図、第2図はセルラーダクト
継手部の上面開放部にセルジヨイントカバーを嵌
着した状態を示す斜視図、第3図は第2図のセル
ラーダクトにインサートスタツトを立設した後、
デツキプレートの上方にメツシユ筋を配筋し、コ
ンクリートを打設して合成床版を築造した状態を
示す斜視図、第4図はセルラーダクトの端部に縦
樋を設け、その下端にピツトを設けた状態を示す
側面図、第5図は従来のセルラーダクトの一例を
示す縦断面図、第6図は本出願人が先に出願した
セルラーデツキの斜視図である。 1……山部、1a……山部の頂面、2……谷
部、2a……谷部の底面、10……傾斜フエブ、
11……係止部、12……デツキプレート、13
……セル底板、14……掛止片、15……セルラ
ーダクト、16……セルラーデツキ、21……
梁、22……継手部、23……弾性帯状部材(断
面三角形の帯状ゴム)、24……漏水防止金物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅方向に山部と谷部が交互に連続する波形とな
    り、山部の頂面と谷部の底面を結合した傾斜ウエ
    ブに内方又は外方に突出した係止部を有する断面
    形状のデツキプレートの、前記山部の下側にて両
    側傾斜ウエブの係止部に、溝形断面形状のセル底
    板の両側に形成せる掛止片を嵌着して、山部とセ
    ル底板との間に形成したセルラーダクトに於い
    て、梁上のセル底板の突き合せ接続部に、断面溝
    形で前後両端部内面に弾性帯状部材を固着した漏
    水防止金物を、外側下方より嵌着したことを特徴
    とするセルラーダクト継手部の漏水防止構造。
JP1986114641U 1986-07-28 1986-07-28 Expired JPH0453140Y2 (ja)

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JPS6321427U JPS6321427U (ja) 1988-02-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254788U (ja) * 1975-10-16 1977-04-20

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JPS6168626U (ja) * 1984-10-12 1986-05-10

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JPS5254788U (ja) * 1975-10-16 1977-04-20

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