JPH037457Y2 - - Google Patents

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JPH037457Y2
JPH037457Y2 JP12285586U JP12285586U JPH037457Y2 JP H037457 Y2 JPH037457 Y2 JP H037457Y2 JP 12285586 U JP12285586 U JP 12285586U JP 12285586 U JP12285586 U JP 12285586U JP H037457 Y2 JPH037457 Y2 JP H037457Y2
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JP12285586U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大量の配線が可能なセルラーダクト
を有するセルラーデツキの接合構造に関する。
(従来の技術) 近年、OA化が急激に進展し、オフイスビルで
のそれれに対応する床電路システムとしては、セ
ルラーダクトが大量の配線が可能で、且つ将来の
増線にも対応できるとして、次第に普及しつつあ
る。
セルラーダクトの床電路システムには、各種タ
イプのものがあり、その中でもデツキプレートを
使用したセルラーダクトが最も普及しつつある。
デツキプレートを使用したセルラーダクトの代表
例としては、第6図に示す如く幅方向に山部1と
谷部2が交互に連続する波形の断面形状のデツキ
プレート3に、フラツトな底板4を谷部2の外面
に当てがつてスポツト溶接にて取付けて、山部1
の下側にセルラーダクト5を形成したものがあ
る。
然し乍ら、このセルラーダクト5は、両側下端
の隅部に電線がはさまるので、電路としてプレー
ンな内面が確保されないものである。また、一点
鎖線の梁7上に、セルラーダクト5を形成して成
るセルラーデツキ6を敷き込んで、山部1の頂面
に一点鎖線の如くインサートスタツト8を立設固
定し、コンクリート9を打設後、インサートスタ
ツト8よりセルラーダクト5内に入線する時、該
セルラーダクト5の両側下端の隅部近傍が死角と
なり、電線を立上げるのが難しく、つまり配線に
当つての工事が難しく、甚だ施工性が悪いもので
ある。さらに、セルラーデツキ6は、重量があ
り、2人作業では重くて作業能率が悪く、しかも
高所での作業は危険となる。
このような問題点を解決するものとして、本出
願人は、先に第7図に示す如く幅方向に山部1と
谷部2が交互に連続する波形となり、山部1の頂
面1aと谷部2の底面2aを結合した傾斜ウエブ
10の略中央から山部1の頂面1aとの結合点に
至る部分が外方に突出して係止部11となつた断
面形状のデツキプレート12の、前記山部1の下
側にて両側傾斜ウエブ10の係止部11に、溝形
断面形状のセル底板13の両側上端に形成せる掛
止片14を嵌着して、山部1とセル底板13との
間にセルラーダクト15を形成したセルラーデツ
キ16を開発した。(実願昭61−59686号)(実開
昭62−172222号公報) このセルラーデツキ16は、部材点数が少な
く、組立作業が容易で、プレーンな内面のセルラ
ーダクト15が形成でき、しかもそのセルラーダ
クト15内の断面積を大きくとることができると
いう効果がある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記セルラーデツキ16の接合部
は、セルラーデツキ16同志の突き合わせだつた
為、セルラーデツキ16の敷込みをほど精度良く
行わないと、その接合部で目違いが生じ、電路と
して完全にプレーンな内面となり得ず、入線する
電線,ケーブル等を傷付けるという問題点があつ
た。
従つて、一般のデツキプレートの敷込み時の誤
差を、セルラーデツキ16の側方への接続敷込み
に於いては極力少なくするように心がけても目違
いは防げず、また施工能率を低下させる原因にも
なつていた。
(考案の目的) 本考案は、上記の問題点を解決すべくなされた
もので、セルラーデツキの接合部に目違いが生じ
ないようにすることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本考案によるセル
ラーデツキの接合構造は、幅方向に山部と谷部が
交互に連続する波形となり、山部の頂面と谷部の
底面を結合した傾斜ウエブに内方又は外方に突出
した係止部を有する断面形状のデツキプレート
の、前記山部の下側にて両側傾斜ウエブの係止部
に、溝形断面形状のセル底板の両側に形成せる掛
止片を嵌着して、山部とセル底板との間にセルラ
ーダクトを形成したセルラーデツキに於いて、梁
上で接合する一方又は双方のセルラーデツキの端
部からセル底板を突出させ、いずれか一方のセル
底板の突出部左右両側外面に夫々先端部を斜方向
に屈曲した継手板を固設し、両側の継手板間に他
方のセル底板の端部を挿入し、セル底板の端部同
志を突き合わせて成る。
(作用) 本考案のセルラーデツキの接合構造は、上記の
如く構成されているので、セルラーデツキの敷込
みに数mmの誤差があつても、セルラーデツキの端
部から突出したセル底板が左右に動き、継手板に
より目違いが解消される。
(実施例) 本考案のセルラーデツキの接合構造の一実施例
を図によつて説明する。第1図において、12は
デツキプレートで、このデツキプレート12は幅
方向に山部1が三個と谷部2が四個とが交互に連
続する波形で、山部1の頂面1aと谷部2の底面
2aを結合した傾斜ウエブ10の略中央から山部
1の頂面1aとの結合点に至る部分が外方に突出
して係止部11となり、傾斜ウエブ10間の谷部
2の底面2aの幅方向中央部が鳩尾状の凸部17
となり、左右両外側の谷部2の底面2bは、傾斜
ウエブ10間の谷部2の底面2aの1/2長よりや
や長い幅で、左側外端には鉤形の屈曲部18が、
右側外端にはZ字形の屈曲部19が形成され、山
部1の頂面1aの幅方向中央部にはV字形の溝2
0が形成された断面形状である。このデツキプレ
ート12の波形の各山部1の下側には、溝形断面
形状で両側上端部に外側方にくの字に相対して屈
曲した掛止片14を有するセル底板13が配さ
れ、傾斜ウエブ10の係止部11に、セル底板1
3の掛止片14が嵌着されて、各山部1とセル底
板13との間にセルラーダクト15が形成されて
いる。
以上のように構成されたセルラーデツキ16
は、合成床版を築造する際、通常のデツキプレー
トの間に所要の間隔を存して接続しながら図示の
如く梁21間に架載して敷設され、その梁21上
で、接続する双方のセルラーデツキ16の端部か
らセル底板13を突出し、一方のセル底板13の
突出部13aの左右両側外面に夫々先端部22を
斜外方に屈曲した継手板23を固設して、この両
側の継手板23間の他方のセル底板13の突出部
13aを挿入し、セル底板13の突出部13a同
志を突き合わして、接合構造を構成する。
このように構成した接合構造は、その後セル底
板13の突出部13aの継ぎ目を、一点鎖線に示
す如く外側より粘着テープ24を貼付けてシール
する。このセル底板13の突出部13a同志は、
上面が開放されているので、第2図に示す如くデ
ツキプレート12の山部1と同一形状で、両側下
端にフランジ25を設けたセルジヨイントカバー
26を、突出部13a同志の上側にかぶせ、フラ
ンジ25を梁21上に溶接して固定し、このセル
ジヨイントカバー26とデツキプレート12の山
部1との隙間を貼着テープ27を貼付けてシール
する。
その後、セルラーデツキ16上に、第3図に示
す如くセルラーダクト15に連通するインサート
スタツト28を長手方向に適当間隔を存して立設
した後、デツキプレート12,12′の上方にメ
ツシユ筋29を配筋し、コンクリート30を打設
して、合成床版31を築造する。
こうして築造された合成床版31のセルラーダ
クト15を構成しているセル底板13の突き合わ
せ端部の左右の目違いは、継手板23により解消
され、また左右の目違いを無理に矯正したことに
よつて生じた場合の上下の目違いは、セルジヨイ
ントカバー26により解消されているので、電路
として全長にわたつて完全にプレーンな内面とな
る。従つて、入線する電線,ケーブル等を傷付け
ることが無い。また、前述の如くセル底板13の
突き合わせ端部の目違いを簡単に無くすることが
できるので、通常のデツキプレートの敷込み誤差
は簡単に吸収できる。
尚、上記実施例の接合構造では、双方のセルラ
ーデツキ16の端部からのセル底板13を突出さ
せているが、第4図に示す如く一方のセルラーデ
ツキ16の端部からセル底板13を突出させ、他
方のセルラーデツキ16の端部のセル底板13
は、一方のセルラーデツキ16のセル底板13の
突出量だけ引つ込ませ、前記セル底板13の突出
部13aの左右両側外面に夫々先端部22を斜外
方に屈曲した継手板23を固設し、この両側の継
手板23間に他方の引つ込んだセル底板13の端
部を挿入し、セル底板13同志を突き合わせるよ
うにしても良い。このようにすると、セル底板1
3の突き合わせ部はデツキプレート12の山部1
に被われ、デツキプレート12同志も突き合わさ
れるので、セルジヨイントカバー26にてセル底
板13の突き合わせ部の上側を被う必要がないも
のである。そしてセル底板13に上下の目違いが
生じることがあつても、デツキプレート12同志
により自動的に解消される。
また、本考案の接合構造を適用した上記実施例
のセルラーデツキ16は、三個の山部1と四個の
谷部2を設けたデツキプレート12の山部1の下
側にセル底板13にてセルラーダクト15を形成
するものであるが、これに限るものではなく、第
5図に示す如く二個の山部1と三個の谷部2を設
けたデツキプレート12′の谷部2に、脚32付
角パイプ33より成る谷溝セル34を配し、山部
1の下側にセル底板13にてセルラーダクト15
を形成したセルラーデツキ16′でも良いもので
ある。更に、上記実施例におけるセルラーデツキ
16のデツキプレート12は、傾斜ウエブ10の
略中央から山部1の頂面1aとの結合点に至る部
分を外方に突出して係止部11としているが、こ
れに限るものではなく、傾斜ウエブ10の中高部
が部分的に内方又は外方に突出した係止部でも良
いもので、これに対応して山部1の下側に配され
るセル底板13の掛止片14は内方又は外方に屈
曲したものにすると良い。
(考案の効果) 以上の説明で判るように本考案のセルラーデツ
キの接合構造は、梁上で接続する一方又は双方の
セルラーデツキの端部からセル底板を突出させ、
いずれか一方のセル底板の突出部左右両側外面に
夫々先端部を斜外方に屈曲した継手板を固設し、
この両側の継手板間に他方のセル底板の端部を挿
入し、セル底板の端部同志を突き合わせて成るの
で、セルラーデツキの敷込みに数mmの誤差があつ
ても、セルラーデツキの端部を左右に動かして、
継手板により目違いを解消できる。そして左右の
目違いを無理に矯正した場合に生じる上下の目違
いは、セルジヨイントカバーをセル底板の突出部
同志の上側に嵌着することにより或いはセル底板
の突き合わせ部の上側を被つたセルラーデツキに
より解消される。従つて、電路として全長にわた
つて完全にプレーンな内面となるので、入線する
電線,ケーブル等を傷付けることが無い。また、
前述の如くセル底板の突き合わせ端部の目違いを
簡単に無くすることができるので、通常のデツキ
プレートの敷込み誤差は簡単に吸収できる。従つ
て、作業性が良く、施工能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のセルラーデツキの接合構造を
示す斜視図、第2図はその接合構造における突き
合わせたセル底板の突出部同志の上面解放部にセ
ルジヨイントカバーを嵌着した状態を示す斜視
図、第3図は第2図のセルラーデツキ上にインサ
ートスタツトを立設した後、デツキプレートの上
方にメツシユ筋を配筋し、コンクリートを打設し
て合成床版を築造した状態を示す斜視図、第4図
は本考案の接合構造の他の実施例を示す斜視図、
第5図は本考案の接合構造を適用するセルラーデ
ツキの他の例を示す斜視図、第6図は従来のセル
ラーツデキの一例を示す縦断面図、第7図は本出
願人が先に出願したセルラーデツキの斜視図であ
る。 1……山部、1a……山部の頂面、2……谷
部、2a……谷部の底面、10……傾斜ウエブ、
11……係止部、12,12′……デツキプレー
ト、13……セル底板、13a……セル底板の突
出部、14……掛止片、15……セルラーダク
ト、16,16′……セルラーデツキ、21……
梁、22……先端部、23……継手板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅方向に山部と谷部が交互に連続する波形とな
    り、山部の頂面と谷部の底面を結合した傾斜ウエ
    ブに内方又は外方に突出した係止部を有する断面
    形状のデツキプレートの、前記山部の下側にて両
    側傾斜ウエブの係止部に、溝形断面形状のセル底
    板の両側に形成せる掛止片を嵌着して、山部とセ
    ル底板との間にセルラーダクトを形成したセルラ
    ーデツキに於いて、梁上で接合する一方又は双方
    のセルラーデツキの端部からセル底板を突出さ
    せ、いずれか一方のセル底板の突出部左右両側外
    面に夫々先端部を斜方向に屈曲した継手板を固設
    し、この両側の継手板間に他方のセル底板の端部
    を挿入し、セル底板の端部同志を突き合わせて成
    るセルラーデツキの接合構造。
JP12285586U 1986-08-12 1986-08-12 Expired JPH037457Y2 (ja)

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JPS6328708U JPS6328708U (ja) 1988-02-25
JPH037457Y2 true JPH037457Y2 (ja) 1991-02-25

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