JPH0210178Y2 - - Google Patents

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JPH0210178Y2
JPH0210178Y2 JP13301484U JP13301484U JPH0210178Y2 JP H0210178 Y2 JPH0210178 Y2 JP H0210178Y2 JP 13301484 U JP13301484 U JP 13301484U JP 13301484 U JP13301484 U JP 13301484U JP H0210178 Y2 JPH0210178 Y2 JP H0210178Y2
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ceiling
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、排水を図るための天井の排水装置に
関し、地下構築物の内装用天井、雨漏のある屋根
を有する建築物の天井に利用される。
[従来の技術] 地下街、地下ホール、地下鉄駅、地下室等の地
下構築物の天井においては、上方よりの水漏れが
一般に避け得ない。
にもかかわらず、従来この種の天井において、
水漏れに対して天井構造の点からの工夫が殆んど
無く、天井下の通行人に水漏れの有ることを注意
的に示す看板を立てるか、水漏れ箇所から適当な
プラスチツクシートを利用して応急的な樋を形成
し排水する程度に留つていた。
[考案が解決すべき問題点] 上記方法では、一時的かつ事後的なもので、他
の箇所での水漏れがあつたときは、またの対処を
必要とし、処置の手間が多大であるとともに、処
置の地域では通行にも支障をきたす。また、地下
構築物の建造に当つて、水漏れが無きよう種々工
夫をなしているが、完壁なものは困難であり、何
らかの天井構造自体での排水装置が望まれてい
た。また、漏水の心配がある屋根を有する建物の
天井に室内への漏れの無きよう排水構造をもたせ
る天井構造も望まれていた。
そこで、本考案の目的は、天井パネルおよび設
備ライン上への落下水を共に円滑かつ確実に排水
できる天井の排水装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本考案は、天井
レールの本体片の一側において天井パネルを複数
枚支持させ、かつ同側において天井パネル上面に
落下した水を受ける樋部を天井レールの長手方向
に沿つて形成し、他側において設備機器を覆い落
下水から保護する防水カバーを保持し、前記天井
レールの本体片の前記樋部より上方位置に前記防
水カバー端と連なるよう落下水の誘導透孔を形成
した構成としている。
[作用] 天井パネル上面に落下した水は、その天井パネ
ルを支持する天井レールに形成された樋部に流下
せられ、排水される。この場合、天井レールと別
に樋を設けるのではなく、天井レールに樋部を形
成しているので、納まり等に点で優れる。一方、
天井には照明等の設備が設けられるが、たとえば
照明機器は水を著しく嫌う。また、設備は天井レ
ールと別の支持手段によつて支持することも可能
であるが、天井パネルと共に天井レールに保持さ
せるのが部材数低減のためには好ましい。そこ
で、本考案は、天井レールに設備を保持させると
ともに、その設備機器を水から保護するためにそ
の上方に防水カバーを配し、これを天井レールに
保持させてある。これによつて、防水を図り、部
材数の低減を図つている。さらに、防水カバー上
へ落下した水は、何らかの形で排水する必要があ
るが、防水カバーへの落下水専用の樋を形成する
のは、納まり等の点で得策ではない。そこで、本
考案では、天井レールの本体片に誘導透孔を形成
し、防水カバー上への落下水を誘導透孔を通して
樋部へ導き、天井パネル上面への落下水と共に排
水するようにしてある。
[考案の具体例] 以下本考案を図面に示す具体例によつて詳説す
る。
第3図は本考案に係る天井の伏図であり、この
第3図によつて構造を概説すると、同図左右方向
に天井レール1または2が多数列配設されてい
る。天井レール1,1間は比較的狭い間隔を置い
て配列されており、その間隙が設備ラインとなつ
ており、その所要個所に照明設備3やスプリンク
ラー4等の設備機器が設けられる設備ラインが形
成されている。また、天井レール1,2列間に天
井パネル5が跨設されている。天井レール2列に
沿う個所には、天井パネル5が支承されているの
みで、照明設備3等の設備ラインは存在しない。
かかる概要の下で、第1図に注目すると、天井
レール1は、躯体(図示せず)に固定された吊ボ
ルト6,6(同図は一方のみ図示)によつて溝形
鋼からなる取付下地材7に、固定ボルト8によつ
て固定されている。一方、天井レール1には、そ
の本体片1aの途中から天井パネル5側に上向L
字状のリツプ部1bが形成され、そのリツプ部1
bによつて形成される溝部内には、塩化ビニル等
のライニング材1cが被覆され、これによつて樋
部1Aが形成されている。天井レール1の下端は
本体片1aに対してT字状となつており、その一
方が天井パネル5の支持部1d、他方が照明設
備、たとえば蛍光灯反射板9や、設備ラインパネ
ル10の側縁部の支持部1eとなつている。9A
は蛍光灯である。
天井パネル5は、たとえばハニカムサンドウイ
ツチパネル5aの上下面を薄肉のアルミ防水表面
板5b,5bで覆い、四周縁をリツプ溝形状のフ
レーム5cで補強しており、この上に作業員が乗
つても変形しない強度とされている。天井パネル
5の少くとも上面はアルミ表面板5bによつて防
水性が保たれているので、この上に垂れ落ちた漏
水は、天井パネル5を透過することなく、天井パ
ネル5のわずかな設置勾配に従つて、天井レール
1の樋部1Aに誘導される。
一方、前述の樋部1Aは、フレーム5c内まで
延在し、したがつてフレーム5cの上側リツプ5
dは、樋部1Aの凹溝上に垂下状態にある。その
結果、図示するように天井パネル5上へ垂れ落
ち、その周縁へ誘導された漏れ水は、上側リツプ
5dから樋部1A内に流下する。
他方で、照明設備3は漏水を嫌う。そこで、照
明設備3の取付板11を天井レール1の取付片1
fに固定するとき、取付板11上方にこれを覆つ
てたとえば金属製の防水カバー12を設ける。ま
た防水カバー12とスプリンクラー4への水配管
との間は、ガスケツト13によつて止水を図る。
防水カバー12は、その端部が本体片1aと取付
片1fとの角部の係合することによつて、天井レ
ール1に対して設置されている。さらに、防水カ
バー12の端縁位置からそれより上方位置にかけ
て、本体片1aには誘導透孔1gが形成されてい
る。この誘導透孔1gは樋部1Aより上方位置と
なつている。
その結果、設備ラインの防水カバー12上への
漏水は、その勾配に沿つて周縁へと誘導され、誘
導透孔1gを通つて樋部1A内へ垂れ落ちる。ま
た第7図(第1図の−断面図)に示す如く防
水カバー12は防水状に連結される。
かくして、各天井パネル5,5……および防水
カバー12上へ落下した水は、対応する列の各天
井レール1の樋部1Aへ流下する。
これら樋部1A,1A……に流下した水は、次
のようにして集合され、最終的に降水管を通つて
排水される。
次に第2図に着目すると、隣接する天井パネル
5,5の目地部の納まりと、天井レール1,2と
直交する第2次樋の配設態様が示されている。す
なわち、天井パネル5,5の上部リツプ5d,5
dには形状をやや異にするたとえば塩ビ製のパツ
キン取付材14A,14Bが形成され、これらと
天井パネル5,5上面との間にパツキン15,1
5が設けられ、天井パネル5,5間から下方へ漏
れ水が流下しないようにしてある。また、一方の
(図示例では右方の)天井パネル5の下部リツプ
部には、アルミ型材からなる第2次樋受16が止
着され、これにたとえば塩ビ製の上向U字状第2
次樋17が取付けられている。第2次樋17の長
さには限度があるため連設されるが、その連設部
は連結材18にて水漏れなきよう連結される。な
お、第2図は、第2次樋17の配設個所の図であ
るが、他の目地部は主樋が無いだけで、同様な目
地構造となつている。
第2次樋17は、第3図に示すように、天井レ
ール1,2と直交し、かつ設備ラインの照明設備
3非設置位置を横切つて天井端まで延びる。そし
て、この第2次樋17は、前述のように、各樋部
1Aへ流下した水を集合する。このために、第2
図に示すように、第2次樋17に臨む個所で天井
レール1,1が連設されるようになつており、し
かも天井レール1,1の樋部1Aの立上り部、お
よび本体片1aの下部が切欠かれ、切欠部1pお
よび1qとなつている。その結果、切欠部1p,
1qから樋部1A,1Aからの水が第2次樋17
上に流下し、また切欠部1q,1qの存在によつ
て、第2次樋17が天井レール1,1を横切り可
能となつている。なお、天井レール1に上記切欠
部1p,1p,1q,1qと同様な切欠きを施す
ことにより天井レール1同志の連結部以外の位置
においても第2次樋17を配設することは可能で
ある。
かくして、第2次樋17に集合された水は、そ
れに沿つて流れ、第5図に示す天井端の降水管1
9へ導かれる。同図に示すように、天井端の壁2
0にホールインアンカー21によつて固定された
端天井レール22は、天井レール1とほぼ同形状
をなしており、端部天井パネル5からの樋部22
A、および天井パネル5の支持部22dを有して
いる。支持部22dの基部側には、降水管19が
貫通して上下に配されている。この降水管19上
端は、第2次樋17の端板17a近くの低面に開
口している。その結果、第2次樋17の水はこの
降水管19を通つて排水される。樋部22Aの降
水管19位置には、流下孔22aが形成され、樋
部22Aに落下した水が、流下孔22aから降水
管19へ直接垂れ落ちるようになつている。
ところで、設備ライン外の天井レール2は、第
6図に示すように、天井レール1の一側を対称に
したような形状をなしている。その形状および機
能は、図面および先の説明にて明らかなので説明
を省略する。2A,2Aは樋部である。
このように、天井上方からの漏れ水は、天井パ
ネル5および防水カバー12から樋部1A,2
A,22Aへ導き、さらに第2次樋17を通つて
降水管19へと排水できる。第3図および第4図
には、これらの排水経路を矢印で示す。なお、本
例にあつては樋部1Aに流れた漏水を第2次樋1
7に集合させ排水させたが、第2次樋17を用い
ず樋部1Aの壁側端部において直接外部に排水さ
せてもよい。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、地下構築物から
の漏水を天井下へ漏らすことなく、天井レールの
樋部を伝わつて確実に排水できる。また、天井レ
ールに樋部を形成したので、納まりの点などにお
いて著しく優れている。さらに、水を嫌う設備機
器を防水カバーによつて保護できるとともに、こ
の防水カバーを天井レールに保持させたので納ま
りに優れ、しかも天井レールの本体片に誘導透孔
を形成したので、防水カバー上への落下水を樋部
へ導くことができ、天井パネル上面への落下水と
共に樋部を伝わつて排水できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る天井の第4図−線矢
視図、第2図は同−線矢視図、第3図は天井
の伏図、第4図はそのX部拡大図、第5図は天井
端の構造を示す断面図、第6図は第3図−線
矢視断面図、第7図は第1図の−線矢視断面
図である。 1,2,22……天井レール、1A,2A,2
2A……樋部、1g……誘導透孔、3……照明設
備、4……スプリンクラー、5……天井パネル、
5b……防水表面板、5c……フレーム、5d…
…リツプ、12……防水カバー、17……第2次
樋、19……降水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井レールの本体片の一側において天井パネル
    を複数枚支持させ、かつ同側において天井パネル
    上面に落下した水を受ける樋部を天井レールの長
    手方向に沿つて形成し、他側において設備機器を
    覆い落下水から保護する防水カバーを保持し、前
    記天井レールの本体片の前記樋部より上方位置に
    前記防水カバー端と連なるよう落下水の誘導透孔
    を形成したことを特徴とする天井の排水装置。
JP13301484U 1984-09-01 1984-09-01 天井の排水装置 Granted JPS6147314U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13301484U JPS6147314U (ja) 1984-09-01 1984-09-01 天井の排水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13301484U JPS6147314U (ja) 1984-09-01 1984-09-01 天井の排水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6147314U JPS6147314U (ja) 1986-03-29
JPH0210178Y2 true JPH0210178Y2 (ja) 1990-03-14

Family

ID=30691572

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JP13301484U Granted JPS6147314U (ja) 1984-09-01 1984-09-01 天井の排水装置

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JPS6147314U (ja) 1986-03-29

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