JPH062197Y2 - 蛍光表示装置 - Google Patents

蛍光表示装置

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JPH062197Y2
JPH062197Y2 JP654489U JP654489U JPH062197Y2 JP H062197 Y2 JPH062197 Y2 JP H062197Y2 JP 654489 U JP654489 U JP 654489U JP 654489 U JP654489 U JP 654489U JP H062197 Y2 JPH062197 Y2 JP H062197Y2
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JP
Japan
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anode
fluorescent display
control electrode
cathode
dummy
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JP654489U
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洋一 小堀
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Futaba Corp
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ダイナミック駆動される蛍光表示管と、該蛍
光表示管にダイナミック駆動回路を組合せて構成した蛍
光表示装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図に示すように、蛍光表示管1は、内部を高真空雰
囲気とされた外囲器2を有しており、一般にその内部に
は、通電加熱されて電子を放出する陰極3と、電子を加
速制御する制御電極4と、電子の射突によって発光する
蛍光体を備えた陽極5とが配設されている。この蛍光表
示管1は、表示桁数が多い場合に駆動回路を簡略化する
のに有利なダイナミック駆動方式の蛍光表示管である。
即ち表示部である陽極5は、各桁ごとに対応するセグメ
ント同志が共通に内部接続されて外囲器2外に引き出さ
れ、ダイナミック駆動回路6のアノードドライバ7に接
続されている。また、制御電極4は、各桁ごとに独立し
て別々に外囲器2外に引き出され、ダイナミック駆動回
路6のグリッドドライバ8に接続されている。また、均
一な輝度を得るために、フィラメント状の陰極3は交流
駆動とされており、さらに片側接地でなくトランス9の
センタータップがカットオフバイアスを発生させるツェ
ナーダイオード10を介して接地されている。また、図
中11は陽極と制御電極の電源であり、アノードドライ
バ7とグリッドドライバ8に接続された(+)側はトラ
ンス9のセンタータップにバイアス抵抗12を介して接
続され、(−)側は接地されている。なお、図中13
は、陽極5及び制御電極4に印加されるパルス信号のオ
フ時に、これらの電極の電位を接地電位に引下げるため
に挿入されるプルダウン抵抗である。
以上の構成において、制御電極4には端から桁信号(グ
リッド信号)が順次加えられ、このスキャンに同期して
陽極5にセグメント信号(アノード信号)が印加される
ことによって所望の発光表示が行なわれる。前記グリッ
ド信号のパルス波形になまりが生じると、隣接する桁の
信号の立下りが次の桁にずれ込み、発光させたくない桁
の陽極が漏れ発光をおこしてしまうことがある。この漏
れ発光を防ぐ為に、隣接する制御電極4,4に順次加え
られる二つのグリッド信号の間には、パルスを発生しな
いブランキング時間が設けられている。
前述した通り、ダイナミック駆動の蛍光表示管において
は、均一な輝度を確保する観点から、陽極3の電源には
交流電源が使用されることが多く、接地についても片側
接地でなくセンタータップを接地して陰極電位Efの変
位を少くしている。しかし交流駆動であることから、陰
極電位Efが√Efだけ接地電位(GND)よりも
(−)側にくることを避けることはできない。ここで、
前記ブランキング時間におけるグリッド信号の信号レベ
ルがGNDであると、表示を行なわないブランキング時
間内に(−)側の陰極3からGNDの制御電極4へ向け
て電子が加速され、制御電極4を通過した電子が陽極5
に射突して漏れ発光を起こしてしまうことになる。前述
した通り、従来はツェナーダイオード10を介して陰極
3を接地することにより少なくも√Ef分だけ制御電
極4の電位を陰極電位よりも負側にバイアスしていた。
即ち、ツェナーダイオード10は例えば約3mA〜5m
Aの電流を流すことによって所定の電圧を発生する。従
って、陽極5か制御電極4の少くともいずれか一方に電
圧が印加されていれば、アノード電流かグリッド電流の
少くともいずれか一方が陰極3を経てツェナーダイオー
ド10に流れるので、陰極3に所定のカットオフバイア
スが加えられて漏れ発光を防止することができる。しか
しながら前記ブランキング時間には、陽極5と制御電極
4の双方に電圧が印加されないので、所要のカットオフ
バイアス電圧が得られない。そこで従来の前記駆動回路
6では陽極5及び制御電極4の電源11からバイアス抵
抗12を介して常にツェナーダイオード10に電流を供
給するようにして、必要なカットオフバイアスを常に生
じさせることができる。
[考案が解決しようとする課題] 従来の蛍光表示管1乃至ダイナミック駆動回路6も含め
た蛍光表示装置によれば、次のような問題があった。
1.ダイナミック駆動回路6にバイアス抵抗12を設け
るためには、抵抗値を計算したりボードに取付けるスペ
ースを確保しなければならず、設計上の負担が大きかつ
た。
2.バイアス抵抗12があると回路基板に設ける部品が
それだけ多くなり、これをハンダ付けするためにハンダ
不良によって信頼性が低下する。
3.回路基板に設けたバイアス抵抗12の発熱がICに
悪影響を与えることがある。
本考案は、前記バイアス抵抗12を省略すると共にダイ
ナミック駆動におけるブランキング時間においてもカッ
トオフバイアスを発生できる蛍光表示管乃至蛍光表示装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案の蛍光表示装置は、加熱されて電子を放出する陰
極と、電子を加速制御する制御電極と、電子の射突によ
って発光する蛍光体を備えた陽極と、少なくとも前記制
御電極及び前記陽極に駆動電圧が印加されない時間に正
電圧が印加される表示に関与しないダミー電極を具備す
る蛍光表示管を備えており、さらに前記蛍光表示管の陰
極を交流駆動するトランスと、前記トランスのセンター
タップにカソード側が接続されてアノード側が接地され
たツェナーダイオードとを具備している。
[作用] 本考案の蛍光表示装置は、少なくとも制御電極及び陽極
に駆動電圧が印加されない時間に正電圧が印加される表
示に関与しないダミー電極を蛍光表示管内に有してお
り、さらに前記蛍光表示管の陰極を交流駆動するトラン
スのセンタータップにはアノードが接地されたツェナー
ダイオードのカソードが接続されている。従って、ブラ
ンキング時間に陰極に対して正の電圧がダミー電極に印
加され、ダミー電極・陽極又は制御電極からの電流の内
少なくとも一つがツェナーダイオードに与えられて必要
なカットオフバイアスが常に生成される。
[実施例] 本考案の第1実施例を第2図によって説明する。なお、
従来と同一の構成部分には、第3図と同一の符号を付し
て説明を省略する。
この蛍光表示装置20は、発光に関与しないダミー電極
としてのダミー陽極21を備えた蛍光表示管22と、バ
イアス抵抗のないダイナミック駆動回路23とを有して
いる。
この蛍光表示管22の外囲器2の一部をなす基板上に
は、蛍光体を有する陽極5の他、蛍光体が被着されてい
ない陽極導体からなるダミー陽極21が設けられてい
る。このダミー陽極21は、他の陽極5とは電気的に独
立しており、専用の外部リードを介してアノードドライ
バ7に接続されている。そして、このダミー陽極21
に、少なくとも陽極電圧のブランキング時間だけ他の陽
極5と同一の電圧を印加することにより、発光表示の行
なわれないブランキング時間内であっても陰極3からバ
イアス電流を取り出してツェナーダイオード10に与え
ることができる。その結果、ツェナーダイオード10に
は電流が流れて所定のカットオフバイアスが発生するの
で、ダイナミック駆動回路側のバイアス抵抗をなくして
もブランキング時間に漏れ発光が起きることはない。ま
た、ダミー陽極21には電圧を常時印加することとすれ
ば、アノードドライバ7の論理回路を省略して構成をよ
り簡単にすることができる。
次に、本考案の第2実施例を第2図によって説明する。
この蛍光表示装置30は、前記ダミー陽極21のかわり
にダミー制御電極31を設けた蛍光表示管32を有する
ことを特徴としており、これ以外の構成は第1実施例と
同じである。ダミー電極としてのダミー制御電極31
は、基板上の陽極5の設けられていない部分の上方に設
けられたメッシュ状の電極であって、グリッドドライバ
8に接続されて常に制御電極4と同一の制御電圧が印加
されるようになっている。従って、第1実施例と同様、
ブランキング時間であっても常にカットオフバイアスを
発生させることができる。なお、前述した通りダミー制
御電極31には常時制御電圧を印加してもよいが、制御
電極4の駆動に同期させて制御電圧のブランキング時間
にだけ電圧を印加するようにしてもよい。
本考案においては、ダミー陽極21とダミー制御電極3
1の両方を設けるようにしてもよい。また、これらのダ
ミー電極以外に、蛍光表示管内の電子の飛べる範囲内に
他のダミー電極を設けてもよい。例えば、外囲器の内面
等に形成された静電遮蔽用の導電膜を低抵抗化して所定
の値の電流が流れるようにし、ダミー電極として利用す
ることができる。
[考案の効果] 本考案によれば、蛍光表示管内に表示に直接関係のない
ダミー電極を設け、少なくともダイナミック駆動のブラ
ンキング時間にこのダミー電極に電圧を印加してバイア
ス電流を生じさせるようにしたので、ダイナミック駆動
回路にバイアス抵抗がなくても常にカットオフバイアス
を得ることができ、漏れ発光を確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の回路図、第2図は同第2
実施例の回路図、第3図は従来の蛍光発光装置の回路図
である。 3…陰極、4…制御電極、 5…陽極、 10…カットオフバイアスを生成する実施例の 回路の要部をなすツェナーダイオード、 20,30…蛍光表示装置、 21…ダミー電極としてのダミー陽極、 22,32…蛍光表示管、 23…ダイナミック駆動回路、 31…ダミー電極としてのダミー制御電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱されて電子を放出する陰極と、電子を
    加速制御する制御電極と、電子の射突によって発光する
    蛍光体を備えた陽極と、少なくとも前記制御電極及び前
    記陽極に駆動電圧が印加されない時間に正電圧が印加さ
    れる表示に関与しないダミー電極を具備する蛍光表示管
    と、 前記蛍光表示管の陰極を交流駆動するトランスと、 前記トランスのセンタータップにカソード側が接続され
    てアノード側が接地されたツェナーダイオードとを具備
    することを特徴とする蛍光表示装置。
JP654489U 1989-01-25 1989-01-25 蛍光表示装置 Expired - Lifetime JPH062197Y2 (ja)

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JP654489U JPH062197Y2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 蛍光表示装置

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JP654489U JPH062197Y2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 蛍光表示装置

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JPH0298450U JPH0298450U (ja) 1990-08-06
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JP2639305B2 (ja) * 1993-06-22 1997-08-13 日本電気株式会社 蛍光表示装置

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JPH0298450U (ja) 1990-08-06

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