JPH1173893A - 電界輻射抑制装置 - Google Patents

電界輻射抑制装置

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Publication number
JPH1173893A
JPH1173893A JP23448597A JP23448597A JPH1173893A JP H1173893 A JPH1173893 A JP H1173893A JP 23448597 A JP23448597 A JP 23448597A JP 23448597 A JP23448597 A JP 23448597A JP H1173893 A JPH1173893 A JP H1173893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
deflection yoke
cancel
high voltage
ripples
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23448597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamio Uchida
民夫 内田
Seiichiro Kakeya
成一郎 掛谷
Tomohisa Ukekawa
智久 請川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP23448597A priority Critical patent/JPH1173893A/ja
Publication of JPH1173893A publication Critical patent/JPH1173893A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Television Scanning (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光体膜面から輻射される電界を減じる電界
輻射抑制装置を提供。 【解決手段】 陰極線管6の黒鉛膜67には高圧回路3
からアノードボタン64を介して高圧が印加され、かつ
水平偏向回路2からの水平偏向電流の帰線期間に生ずる
パルスを昇圧し、この高圧にはリップルが重畳され、こ
のリップルの主成分が浮遊容量の容量結合に起因する高
圧リップルであり、このリップルによって蛍光体膜65
の前面へ輻射される電界を抑制する。また、パルス生成
部4は、偏向ヨーク7に流れる水平偏向電流の帰線期間
に生ずるパルスを検出して、高圧に重畳されたリップル
と逆極性のパルスを出力し、このパルスを振幅制御部5
で振幅を調整したキャンセルパルスとしてキャンセル電
極8に供給され、偏向ヨーク7の電位を打ち消すことに
よって高圧に重畳されるリップルを減じ、蛍光体膜65
の前面に輻射される電界を減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界輻射抑制装置
に係り、特に、陰極線管からの電界輻射を抑制する電界
輻射抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電界輻射抑制装置は、陰極線管の
場合、図2に示すように、内面に蛍光体膜65を設けた
フェースプレート61,外部表面の一部に黒鉛膜67が
設けられたファンネル62,ネック63で形成されるガ
ラス管と、このガラス管で形成されるファンネル62の
黒鉛膜67及び蛍光体膜65へ電気的に接続されたアノ
ードボタン64と、入力された画像信号1を蛍光体膜6
5に電子ビーム68として放射するガラス管に挿入され
た電子銃64とを有する陰極線管6と、この陰極線管6
のアノードボタン64に供給する高電圧を生成する高圧
回路3と、電子ビーム68を水平偏向電流によって偏向
するネック64に挿入さたれ偏向ヨーク7とで構成され
る。
【0003】ところが、このような陰極線管は、その蛍
光面の前面からの輻射電界が健康上種々の問題を起こす
と指摘され、例えばスウェーデンでは、この電界輻射が
特に妊婦に悪影響を与ていると報告されたため、スウェ
ーデンではMPR−II,TCO規格としてこの電界輻
射の規制が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の電界輻
射抑制装置は、陰極線管の蛍光面からの輻射電界が健康
上種々の問題を起こと指摘されており、スウェーデンで
は電界輻射が特に妊婦に悪影響を与ているため、MPR
−II,TCO規格としてこの電界輻射の規制が行われ
ている課題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、陰極線管からの
電界輻射を抑制する電界輻射抑制装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の電界輻射抑制装置は、内面に蛍光体膜を
設けたフェースプレート,外部表面の一部に黒鉛膜が設
けられたファンネル,ネックで形成されるガラス管と、
このガラス管で形成されるファンネルの黒鉛膜及び上記
蛍光体膜へ電気的に接続されたアノードボタンと、入力
された画像信号を上記蛍光体膜に電子ビームとして放射
する上記ガラス管に挿入された電子銃とを有する陰極線
管と、この陰極線管のアノードボタンに供給する高電圧
を生成する高圧回路と、上記電子ビームを水平偏向電流
によって偏向する上記ネックに挿入さたれ偏向ヨーク
と、この偏向ヨークに流れる水平偏向電流の帰線期間に
生ずるパルスを極性反転するパルス生成部と、このパル
ス生成部で極性反転されたパルスをキャンセルパルスと
して出力する振幅制御部と、この振幅制御部から出力さ
れたキャンセルパルスにより、上記偏向ヨークの電界を
打ち消すキャンセル電界を発生する上記偏向ヨークの近
傍に設けたキャンセル電極とで構成されたことを特徴と
する。
【0007】また、上述の課題を解決するために、本発
明の電界輻射抑制装置は、上記偏向ヨークの内側のネッ
クに取り付けられた上記キャンセル電極で構成されたこ
とを特徴とする。
【0008】さらに、上述の課題を解決するために、本
発明の電界輻射抑制装置は、上記偏向ヨークの前後のネ
ックを巻くように円形に取り付けられた上記キャンセル
電極で構成されたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態によ
る電界輻射抑制装置を図面を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施の形態による電界
輻射抑制装置のブロック構成図である。
【0011】本発明の一実施の形態による電界輻射抑制
装置は、図1に示すように、内面に蛍光体膜65を設け
たフェースプレート61,外部表面の一部に黒鉛膜67
が設けられたファンネル62,ネック63で形成される
ガラス管と、このガラス管で形成されるファンネル62
の黒鉛膜67及び蛍光体膜65へ電気的に接続されたア
ノードボタン64と、入力された画像信号1を蛍光体膜
65に電子ビーム68として放射するガラス管に挿入さ
れた電子銃64とを有する陰極線管6と、この陰極線管
6のアノードボタン64に供給する高電圧を生成する高
圧回路3と、電子ビーム68を水平偏向電流によって偏
向するネック64に挿入さたれ偏向ヨーク7と、この偏
向ヨーク7に流れる水平偏向電流の帰線期間に生ずるパ
ルスを極性反転するパルス生成部4と、このパルス生成
部4で極性反転されたパルスをキャンセルパルスとして
出力する振幅制御部5と、この振幅制御部5から出力さ
れたキャンセルパルスにより、偏向ヨーク7の電界を打
ち消すキャンセル電界を発生する偏向ヨーク7の近傍に
設けたキャンセル電極8とで構成される。
【0012】次に、本発明の一実施の形態による電界輻
射抑制装置の動作を図面を参照して説明する。
【0013】本発明の一実施の形態による電界輻射抑制
装置の動作は、図1に示すように、陰極線管6の電子銃
64から放射された電子ビーム68を偏向ヨーク7で電
磁偏向して蛍光体膜65に、入力された画像信号1を描
かせるため、黒鉛膜67には高圧回路3からアノードボ
タン64を介して約10〜30kVの高圧(陽極電圧)
が印加され、かつ水平偏向回路2からの水平偏向電流の
帰線期間に生ずるパルスを昇圧し、この高圧(陽極電
圧)にはリップルが重畳され、このリップルの主成分が
浮遊容量(数10pF)の容量結合に起因する高圧リッ
プルであり、このリップルによって蛍光体膜65の前面
へ輻射される電界を抑制する。
【0014】また、パルス生成部4は、偏向ヨーク7に
流れる水平偏向電流の帰線期間に生ずるパルスを検出し
て、高圧に重畳された合成リップルとは逆極性のパルス
を出力し、このパルス生成部4から出力されたパルスを
振幅制御部5で適切にキャンセルが行えるように振幅を
調整したキャンセルパルスとしてキャンセル電極8に供
給され、キャンセル電極8には偏向ヨーク7にかかって
いる電位とは逆極性の電位が掛かっているため、偏向ヨ
ーク7の電位を打ち消すことによって高圧に重畳される
リップルを減じ、蛍光体膜65の前面に輻射される電界
を減少する。
【0015】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明の電界輻
射抑制装置によれば、偏向ヨークに流される水平偏向電
流の帰線期間に生ずるパルスを検出して、キャンセルパ
ルスを出力する振幅制御部及び、偏向ヨークの巻線と同
一に巻かれたキャンセル線材または偏向ヨーク内のファ
ンネル部に設置したキャンセル電極を付加することによ
り、偏向ヨークの高圧リップルの電位を減じ、結合コン
デンサの容量結合に起因する高圧ラインに重畳されるリ
ップルをキャンセルさせ、蛍光体膜の前面から輻射され
る電界を減少する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による電界輻射抑制装置
のブロック構成図である。
【図2】従来の電界輻射抑制装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 画像信号 2 偏向ヨーク(水平偏向回路) 3 高圧回路 4 パルス生成部 5 振幅制御部 6 陰極線管 7 偏向ヨーク 8 キャンセル電極
フロントページの続き (72)発明者 請川 智久 大阪府大阪市中央区城見一丁目4番24号 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光体膜を設けたフェースプレー
    ト,外部表面の一部に黒鉛膜が設けられたファンネル,
    ネックで形成されるガラス管と、このガラス管で形成さ
    れるファンネルの黒鉛膜及び上記蛍光体膜へ電気的に接
    続されたアノードボタンと、入力された画像信号を上記
    蛍光体膜に電子ビームとして放射する上記ガラス管に挿
    入された電子銃とを有する陰極線管と、 この陰極線管のアノードボタンに供給する高電圧を生成
    する高圧回路と、 上記電子ビームを水平偏向電流によって偏向する上記ネ
    ックに挿入さたれ偏向ヨークと、 この偏向ヨークに流れる水平偏向電流の帰線期間に生ず
    るパルスを極性反転するパルス生成部と、 このパルス生成部で極性反転されたパルスをキャンセル
    パルスとして出力する振幅制御部と、 この振幅制御部から出力されたキャンセルパルスによ
    り、上記偏向ヨークの電界を打ち消すキャンセル電界を
    発生する上記偏向ヨークの近傍に設けたキャンセル電極
    とで構成されたことを特徴とする電界輻射抑制装置。
  2. 【請求項2】 上記偏向ヨークの内側のネックに取り付
    けられた上記キャンセル電極で構成されたことを特徴と
    する請求項1記載の電界輻射抑制装置。
  3. 【請求項3】 上記偏向ヨークの前後のネックを巻くよ
    うに円形に取り付けられた上記キャンセル電極で構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の電界輻射抑制装
    置。
JP23448597A 1997-08-29 1997-08-29 電界輻射抑制装置 Pending JPH1173893A (ja)

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JP23448597A JPH1173893A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 電界輻射抑制装置

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