JPH08335055A - 蛍光表示管の駆動回路 - Google Patents

蛍光表示管の駆動回路

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JPH08335055A
JPH08335055A JP14318195A JP14318195A JPH08335055A JP H08335055 A JPH08335055 A JP H08335055A JP 14318195 A JP14318195 A JP 14318195A JP 14318195 A JP14318195 A JP 14318195A JP H08335055 A JPH08335055 A JP H08335055A
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JP
Japan
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voltage
power supply
anode
display tube
filament
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JP14318195A
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Inventor
Masaaki Nakamura
正明 中村
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Noritake Itron Corp
Original Assignee
Ise Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光体発光部の不要発光の発生を防止させ
る。 【構成】 電源回路4に設けられたトランス4bの二次
側巻線のセンタータップに接続されている定電圧ダイオ
ード5のアノードとグランドとの間にはコレクタとエミ
ッタとを接続したトランジスタ6が設けられ、トランジ
スタ6のベースには外部電源およびグランドとの間にバ
イアス抵抗7,8が接続され、また、トランス4bのセ
ンタータップと電源回路4のグリッド・アノード電源電
圧出力端との間には抵抗9が接続されている。制御回路
2および電源回路4に外部電源が供給されている間で
は、トランジスタ6は抵抗7,8を介してバイアス電圧
が供給され、導通状態が保持され、外部電源の供給が遮
断されると、バイアス電圧が供給されなくなり、トラン
ジスタ6は非導通状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光表示管をダイナミ
ック駆動させるための蛍光表示管の駆動回路に係わり、
特に外部電源電圧を遮断されたときに発生する不要発光
を防止する蛍光表示管の駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、ダイナミック駆動を行う従来の
蛍光表示管の駆動回路の構成を示すブロック図である。
図2において、1は蛍光体発光部が形成された複数個の
アノード,複数個のアノードを覆うグリッドおよび複数
個のグリッドの上方に張架された熱電子放出用フィラメ
ントなどが真空容器内に配設されて構成された蛍光表示
管、2は蛍光表示管1をダイナミック駆動させるための
スキャン信号およびこれに同期した表示パターン情報な
どを発生させる制御回路である。なお、この種の蛍光表
示管の構造は、例えば「蛍光表示管とその応用:著者
中村正・清住謙太郎:発行所 日刊工業新聞社」などに
開示されている。
【0003】また、3は制御回路2から出力された各論
理信号(通常、5V以下)を基準にして後述する電源回
路から出力されたグリッド・アノード電源電圧を蛍光表
示管1の駆動に必要な電圧レベル(通常20V〜150
V)増幅して出力し、蛍光表示管1の蛍光体発光部を発
光,非発光駆動させるための高耐圧ドライバー、4は外
部電源より直流電力の供給を受け、蛍光表示管1のグリ
ッドおよびアノードに印加するためのグリッド・アノー
ド電源電圧を発生させ、高耐圧ドライバー3に供給する
とともに蛍光表示管1のフィラメントにフィラメント電
圧を発生させ、蛍光表示管1のフィラメントに供給する
電源回路である。
【0004】なお、この電源回路4は、図示されない
が、発振回路,トランジスタによるスイッチング回路,
整流平滑回路,電解コンデンサ4aおよびトランス4b
などが組み合わされて構成されている。また、蛍光表示
管1のフィラメントに供給されるフィラメント電圧は、
トランス4bを使用した交流電圧であり、トランス4b
の二次側のセンタータップに接続された定電圧ダイオー
ド5により一定電位の直流電位に保持されている。
【0005】このように構成された蛍光表示管の駆動回
路において、蛍光表示管1は、制御回路2から出力され
た論理信号に基づいて高耐圧ドライバー3からアノード
およびグリッドへフィラメント電圧に対して正の電圧
(アノード電源電圧およびグリッド電源電圧)を印加す
ることより、その蛍光体発光部が発光する。また、高耐
圧ドライバー3からアノードおよびグリッドへフィラメ
ント電圧に対して負の電圧を印加することにより、蛍光
体発光部が非発光状態となる。ここで、アノードおよび
グリッドに印加される負の電圧を消去電圧という。
【0006】また、図2の駆動回路では、高耐圧ドライ
バー3は、図3に示すようにアノード電源電圧およびグ
リッド電源電圧を蛍光表示管1のアノードおよびグリッ
ドにそれぞれ印加し、フィラメント電圧を消去電圧に相
当する正の電圧に保持している。この結果、高耐圧ドラ
イバー3が蛍光表示管1のアノード電源電圧およびグリ
ッド電源電圧を印加するとき、アノードおよびグリッド
はフィラメント電圧に対して正の電位(アノード電源電
圧およびグリッド電源電圧−消去電圧)となる。また、
高耐圧ドライバー3がゼロ電圧を蛍光表示管1に印加す
るとき、アノードおよびグリッドはフィラメント電圧に
対して負の電位(消去電圧)となる。このようにして蛍
光表示管1の駆動条件を満足させている。
【0007】前述したようにフィラメントを消去電圧
分、正電位に保持するために図示したようにトランス4
bの二次側巻線のセンタータップに定電圧ダイオード5
が接続されている。ここで、蛍光表示管1の熱陰極であ
るフィラメントには陰極電流が流れるが、この陰極電流
をトランス4bを経由して定電圧ダイオード5に流し、
これによって定電圧ダイオード5にはその性質上、陰極
電流の広い範囲にわたってある一定の電圧が発生し、こ
の電圧が消去電圧に等しくなるように定電圧ダイオード
5を選択することによってフィラメントを消去電圧に保
持している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された蛍光表示管の駆動回路は、外部電源より
電力の供給が停止されると、次に説明するような問題が
あった。 制御回路2および高耐圧ドライバー3の論理回路部に
電源電圧が供給されなくなり、高耐圧ドライバー3の出
力電圧が不定状態となる。この不定状態とは、高耐圧ド
ライバー3の出力電圧がゼロ電圧から電源回路4が高耐
圧ドライバー3に供給される電圧までの範囲でどのよう
な値となるか予測できない状態をいう。
【0009】電源回路4の動作は、停止するが、出力
端に接続された電解コンデンサ4aに蓄積された電荷が
グリッド電圧およびアノード電圧を数秒間にわたって維
持する。 フィラメント電源は停止されるが、フィラメントが冷
却するまでには数秒の時間を要し、その間に熱電子放出
が行われる。 前述したおよびの動作により、グリッドおよびア
ノードには予測できない不特定な電圧が加わることにな
る。
【0010】ここで、前記で説明した予測できない不
特定電圧が加わるが、この電圧がグリッド電圧およびア
ノード電圧またはこれに近い電圧である場合には、蛍光
表示管1はその特性上、蛍光体発光部が発光することに
なる。すなわち、まだ高温状態にあるフィラメントから
は熱電子が放出されており、フィラメントに対してグリ
ッドおよびアノードの電位が正であるので、クーロン力
により前述した熱電子はアノード方向に加速され、アノ
ード上に塗布された蛍光体発光部にエネルギーを与え、
蛍光体発光部が発光現象を示すことになる。このために
外部電源の遮断時に蛍光体発光部に不要な点灯(発光)
が生じることになる。
【0011】通常、このような発光現象は、表示装置の
信頼性の観点からは全く問題はないが、装置全体のデザ
イン,意匠等の観点から、このような発光現象を発生さ
せないことが要望される場合がある。
【0012】したがって、本発明は、前述した従来の課
題を解決するためになされたものであり、その目的は、
蛍光体発光部の不要発光の発生を防止させた蛍光表示管
の駆動回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、蛍光表示管のアノード,グリッドに
電圧を供給するアノード・グリッド電源およびそのフィ
ラメントに電圧を供給するフィラメント電源を有する電
源回路と、フィラメント電源に接続されかつフィラメン
トに直流電位を印加するグリッド・アノード消去電圧発
生回路とを少なくとも有し、電源回路に供給される外部
電源が遮断されたときにフィラメント電源電圧とグリッ
ド・アノード電源電圧とをほぼ等しくさせるスイッチン
グ回路を設けたものである。
【0014】
【作用】本発明においては、外部電源が遮断されると、
スイッチング回路が非導通となり、フィラメント電位に
アノード・グリッド電源電圧が印加され、フィラメント
電位がアノード,グリッド電源電圧とほぼ同電位とな
り、蛍光体発光部の不要発光を防止する。
【0015】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明による蛍光表示管の駆動回路
の一実施例による構成を示すブロック図であり、前述し
た図2と同一部分には同一符号を付してある。図2にお
いて、電源回路4に設けられたトランス4bの二次側巻
線のセンタータップに接続されている定電圧ダイオード
5のアノードとグランドとの間には、コレクタとエミッ
タとを接続したトランジスタ6が設けられ、このトラン
ジスタ6のベースには外部電源およびグランドとの間に
それぞれバイアス抵抗7およびバイアス抵抗8が接続さ
れている。また、トランス4bのセンタータップと電源
回路4のグリッド・アノード電源電圧出力端との間には
抵抗9が接続されている。
【0016】このような構成において、制御回路2およ
び電源回路4に外部電源が供給されている間では、トラ
ンジスタ6は、抵抗7および抵抗8を介してバイアス電
圧が供給され、ベース電流が流れて導通状態が保持され
る。この場合、抵抗6と抵抗7との比を適度に設計する
ことにより、トランジスタ6が導通状態となる電源電圧
の範囲を所定の値に設定する。また、外部電源の供給が
遮断されると、抵抗7および抵抗8を介したバイアス電
圧が供給されなくなるので、トランジスタ6は非導通状
態となる。
【0017】そして、トランジスタ6が非導通状態とな
った後、電源回路4のコンデンサ4a内に残っている電
荷が抵抗9を介してトランス4bのセンタータップに印
加され、フィラメント電位がグリッド・アノード電源電
圧に保持される。つまり、トランス4bのセンタータッ
プ電圧は、グリッド・アノード電源電圧と同電位となる
ので、外部電源の遮断時に高耐圧ドライバー3がグリッ
ドおよびアノードに電圧を加えても、その電位はフィラ
メント電圧よりも高くはならないので、蛍光体発光部の
不要発光は起こらないことになる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
外部電源の供給が遮断されても、蛍光体発光部の不要発
光の発生を防止させることができるので、装置全体にお
けるデザイン,意匠などの観点上の問題が全面的に改善
され、高品位の蛍光表示管が得られるという極めて優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による蛍光表示管の駆動回路の一実施
例による構成を示すブロック図である。
【図2】 従来の蛍光表示管の駆動回路を示すブロック
図である。
【図3】 図に示した従来の蛍光表示管に印加される各
電圧の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1…蛍光表示管、2…制御回路、3…高耐圧ドライバ
ー、4…電源回路、4a…コンデンサー、4b…トラン
ス、5…定電圧ダイオード、6…トランジスタ、7,
8,9…抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体発光部が形成された複数のアノー
    ドと、前記アノードを覆う複数個のグリッドと、前記複
    数のグリッドの上方に配置された熱電子放出用のフィラ
    メントとを真空容器内に配設した蛍光表示管と、 前記蛍光表示管のアノード,グリッドに電圧を供給する
    アノード・グリッド電源および前記蛍光表示管のフィラ
    メントに電圧を供給するフィラメント電源を有する電源
    回路と、 前記フィラメント電源に接続され、かつ前記フィラメン
    トに直流電位を供給するグリッド・アノード消去電圧発
    生回路と、を少なくとも備えた蛍光表示管の駆動回路に
    おいて、 前記電源回路に供給される外部電源が遮断されたときに
    前記フィラメント電源電圧と前記グリッド・アノード電
    源電圧とをほぼ等しくさせるスイッチング回路を設けた
    ことを特徴とする蛍光表示管の駆動回路。
JP14318195A 1995-06-09 1995-06-09 蛍光表示管の駆動回路 Pending JPH08335055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294729A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Sanyo Electric Co Ltd 蛍光表示管駆動回路
JP2018106809A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 双葉電子工業株式会社 集積回路装置、蛍光表示管、表示装置、電源停止制御方法

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