JP2018106809A - 集積回路装置、蛍光表示管、表示装置、電源停止制御方法 - Google Patents

集積回路装置、蛍光表示管、表示装置、電源停止制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源遮断時においてアノードの駆動回路に不要電流が流れることの防止を図り、アノード誤点灯の防止及び回路安全性の向上を図る。【解決手段】電子を放出するフィラメントと、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドとを少なくとも有する蛍光表示管と、第一電圧により動作し、第一電圧よりも高圧な第二電圧をアノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、第二電圧をグリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて第二電圧の停止制御が行われた後においてもグリッド駆動部によるグリッドの駆動を継続させる制御部とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、蛍光表示管が備える集積回路装置、蛍光表示管、及び蛍光表示管を備えた表示装置とその電源停止制御方法に関し、特には、電源遮断条件の成立に応じて蛍光表示管が有するアノード及びグリッドの駆動電圧生成動作を停止させる制御技術に関する。
各種情報を表示する表示デバイスとして、蛍光表示管(VFD:Vacuum Fluorescent Display)が広く知られている。
周知のように蛍光表示管は、電子を放出するフィラメント(直熱形カソード)と、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードが密封容器内に配置される。フィラメントに電圧を印加し加熱させることで熱電子を放出させ、熱電子をアノード上の蛍光体に衝突させることでアノードが点灯される。アノードは、所定のパターンで配列されており、点灯対象とするアノードに対して選択的に駆動電圧(直流電圧)を印加することで、該アノードの蛍光体のみがフィラメントより放出された熱電子によって励起発光され、所要の情報表示が実現される。
また、蛍光表示管としては、フィラメントから放出された熱電子を加速させるグリッドが、密封容器内においてフィラメントとアノードとの間に配置されたタイプのものがある(例えば下記特許文献1を参照)。この場合、所要のアノードを点灯させるにあたっては、該アノードと、該アノードに対して設けられたグリッドの双方に駆動電圧を印加する。
蛍光表示管において、アノードの駆動回路には、点灯対象とするアノードに選択的に駆動電圧を印加するためのロジック回路が設けられている。ロジック回路の動作電圧(ロジック電圧)は比較的低圧(例えば5V程度)とされ、アノードやグリッドの駆動電圧はロジック電圧よりも高圧(例えば30V程度)とされている。
ロジック電圧、及びアノードやグリッドの駆動電圧は、例えば蛍光表示管を搭載する表示装置に設けられた電源回路により生成される。或いは、アノードやグリッドの駆動に比較的高電圧を要する場合には、蛍光表示管に設けられた昇圧回路が上記電源回路からの入力電圧に基づいて駆動電圧を生成する。
なお、関連する従来技術については下記特許文献2を挙げることができる。特許文献2には、蛍光表示管における発光制御のための直流電圧Vを生成する整流平滑回路が平滑コンデンサCを備えることが開示されている。
特開2007−65074号公報 特開2010−72525号公報
ここで、蛍光表示管においては、電源投入時や電源遮断時において上記のロジック電圧と駆動電圧とを所定の順序でオン、オフすることが行われている。具体的に、アノードの駆動回路においては、ロジック電圧により動作するスイッチング素子が比較的高圧な駆動電圧をスイッチングするため、ロジック電圧がオフされた状態で駆動電圧がオンの状態であると、スイッチング素子に意図しない電流(以下「不要電流」と表記)が流れる虞がある。このような不要電流はアノードの瞬間的な誤点灯を引き起こす可能性があり、また不要電流が流れることは回路安全性を高める上で望ましくない。そのため、電源投入時にはロジック電圧をオンした上で駆動電圧をオンとし、電源遮断時には駆動電圧をオフした上でロジック電圧をオフすることで、駆動電圧のみがオンの状態となることの防止を図っている。
しかしながら、駆動電圧を生成する電源回路、或いは駆動電圧として昇圧電圧を用いる場合における昇圧回路には、出力段に平滑コンデンサが備えられているため、電源遮断時に駆動電圧を先にオフしても、該平滑コンデンサの蓄積電荷により駆動電圧値は即座に低下せず、結果、ロジック電圧がオフの状態で駆動電圧がオン状態となる事態が生じ得る。特に、昇圧した駆動電圧を用いる場合には平滑コンデンサへの蓄積電荷も大きくなることから、上記の不要電流が流れる可能性が高まってしまう。
本発明は上記の事情に鑑み為されたものであり、電源遮断時においてアノードの駆動回路に不要電流が流れることの防止を図り、アノード誤点灯の防止及び回路安全性の向上を図ることを目的とする。
本発明に係る集積回路装置は、電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、前記アノード及び前記グリッドの駆動制御を行う集積回路装置と、を備えた蛍光表示管における前記集積回路装置であって、第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて前記第二電圧の電圧生成動作の停止制御が行われた後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させる制御部と、を備えるものである。
これにより、第二電圧の停止制御後、第二電圧用の出力コンデンサにおける蓄積電荷がグリッドを介して放電される。
上記した本発明に係る集積回路装置においては、前記制御部は、前記第二電圧の前記停止制御後、前記第一電圧の電圧生成動作の停止制御が行われる前に前記グリッドの駆動を停止させる構成とすることが可能である。
これにより、グリッドの駆動が停止される前に第一電圧が停止されることの防止が図られる。
上記した本発明に係る集積回路装置においては、前記制御部は、前記電源遮断条件の成立に応じて前記アノード駆動部による前記アノードの駆動を停止させる構成とすることが可能である。
これにより、グリッドを介した放電に伴いアノードが点灯してしまうことの防止が図られる。
上記した本発明に係る集積回路装置においては、前記制御部は、前記第二電圧の前記停止制御から一定時間経過後に前記グリッドの駆動を停止させる構成とすることが可能である。
これにより、グリッドを介した放電期間は固定期間とされる。
上記した本発明に係る集積回路装置においては、前記制御部は、前記第二電圧の検出値に基づいて前記グリッドの駆動停止タイミングを制御する構成とすることが可能である。
これにより、経年変化等によりグリッドを介した放電特性が変化した場合であっても、第二電圧値が十分に低下するまで放電を停止させないことが可能とされる。
また、本発明に係る蛍光表示管は、電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて前記第二電圧の電圧生成動作の停止制御が行われた後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させる制御部と、を備えるものである。
また、本発明に係る表示装置は、電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、を少なくとも有する蛍光表示管と、第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて、前記第二電圧、前記第一電圧の順で電圧生成動作の停止制御を行うと共に、前記第二電圧の前記停止制御後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させる制御部と、を備えるものである。
また、本発明に係る電源停止制御方法は、電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドとを少なくとも有する蛍光表示管と、第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて、前記第二電圧、前記第一電圧の順で電圧生成動作の停止制御を行う制御部と、を備えた表示装置における電源停止制御方法であって、前記制御部が、前記第二電圧の前記停止制御後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させるものである。
上記本発明に係る蛍光表示管、表示装置、電源停止制御方法によっても、上記した本発明に係る集積回路装置と同様の作用が得られる。
本発明によれば、電源遮断時においてアノードの駆動回路に不要電流が流れることの防止を図り、アノード誤点灯の防止及び回路安全性の向上を図ることができる。
実施の形態としての蛍光表示管を備えた表示ユニットの回路構成を示した図である。 蛍光表示管の構造についての説明するための図である。 電源投入/電源遮断時におけるロジック電圧と駆動電圧のオン/オフシーケンスについての説明図である。 実施の形態の蛍光表示管が備えるアノードドライバ部内の駆動回路構成例を示した図である。 アノードドライバ部が備えるレベルシフト回路の内部構成例を示した図である。 アノードドライバ部が備える出力バッファの内部構成例を示した図である。 制御例Iとしての電源停止制御の手順を示したフローチャートである。 実施の形態の電源停止制御による効果を説明するための図である。 制御例IIとしての電源停止制御を実現するための表示ユニットの構成例を示した図である。 制御例IIとしての電源停止制御の手順を示したフローチャートである。 蛍光表示管の構成に係る変形例についての説明図である。 同じく、蛍光表示管の構成に係る変形例についての説明図である。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
<1.表示ユニットの構成>
<2.実施の形態としての電源停止制御>
[2-1.制御例I]
[2-2.制御例II]
<3.蛍光表示管の構成に係る変形例>
<4.実施の形態のまとめ>
<5.その他変形例>
<1.表示ユニットの構成>

図1は、実施の形態としての蛍光表示管1を備えた表示ユニット100の回路構成を示した図である。なお、以下の説明では蛍光表示管を「VFD」(Vacuum Fluorescent Display)と表記することもある。
表示ユニット100は、蛍光表示管1、マイコン(マイクロコンピュータ)101、電源回路102、抵抗Ro、コンデンサCc1、Cc2、及び平滑コンデンサChを備えている。
マイコン101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータとして構成され、蛍光表示管1による表示動作を制御する。マイコン101は、該表示動作を制御するためのn系統(nは2以上の自然数)のデジタル信号を蛍光表示管1に対して供給する。
電源回路102は、不図示の入力電圧に基づき、蛍光表示管1内に設けられた後述する集積回路装置2に供給されるべき入力電圧VIN、及びロジック電圧VDDを生成する。なお、本例では、VIN=12V程度、VDD=5V程度とされる。
蛍光表示管1は、IC(Integrated Circuit)チップとして構成された集積回路装置2と、発光による情報表示を行う表示部3とを備えると共に、複数のリード端子Tを備えている。
ここで、図2により蛍光表示管1の構造について説明しておく。なお、図2Aは蛍光表示管1の一部を透視して表した概略透視図、図2Bは図2AのA−A’断面によって切断した蛍光表示管1の概略断面図である。
蛍光表示管1は、表示管基板1aと表示管基板1aの表面を覆うカバー部材1bとで構成された密封容器1cを備え、密封容器1c内においてフィラメント(直熱形カソード)FiとアノードAnとグリッドGrとを有する表示部3が形成されている。ここで、密閉容器1c内は真空状態とされている。
表示部3において、電子を放出するフィラメントFiは複数設けられている(図2Bの黒丸部分)。アノードAnは、フィラメントFiから放出された電子を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されて成る。アノードAnは、表示管基板1a上に例えばパターン印刷により形成され、表示すべき情報に応じた所定のパターンにより配列されている。このように複数のアノードAnが所定パターンで配列された部分のことを以下、「アノードパターン部3a」と表記する。
本例の蛍光表示管1は、例えば文字や数字等の情報であれば1桁や1文字である等、情報を所定単位ごとに区分して表示させることが可能とされている。図2の例では、単一の数字やアルファベット等の表示を可能とする7セグメント分のアノードAn(7つの独立したアノードAn)によって該所定単位分の表示領域が形成されている。このような所定単位分の表示領域を以下「表示ブロック」と表記する。アノードパターン部3aにおいては、このような表示ブロックが表示管基板1a上に複数配列されている。具体的に本例では、表示ブロックは表示管基板1a上において一列に配列されている。
なお、表示ブロックについて、図2Aに示すような7セグメント分のアノードAnの配列パターンはあくまで一例であり、表示ブロックを構成するアノードAnの配列パターンは該パターンに限定されるものではない。
グリッドGrは、フィラメントFiからアノードAnに対して放出される電子を加速させるメッシュ状の電極とされ、表示ブロックごとに形成されている。
リード端子Tは、表示管基板1a上に複数形成されている。これら複数のリード端子Tには、フィラメントFiやアノードAn、及びグリッドGrの駆動に必要とされる各種の電気信号(デジタル信号や電源電圧等)を蛍光表示管1外部より入力するためのリード端子Tが含まれる。各リード端子Tには導電体によるリードが接続され、該リードを介して蛍光表示管1外部との電気的接続が行われる。
蛍光表示管1において、カバー部材1bは例えばガラスで構成され、少なくとも表示管基板1aと対向する部分が透明とされている。つまり、該透明な部分を介してアノードAnの点灯に伴う表示情報を外部より目視することが可能とされている。
蛍光表示管1において情報が表示される側の面(つまり上記透明部分におけるアノードAnとの対向面とは逆側の面)を「表面S1」と表記する。また、蛍光表示管1における表面S1とは逆側の面を「裏面S2」と表記する。
蛍光表示管1において、アノードパターン部3aにおける表示ブロックのうち所望の表示ブロックに情報を表示させる際には、フィラメントFiに駆動電圧を印加した状態において、該表示ブロックに対応して設けられたグリッドGrと該表示ブロック内の所定のアノードAnとに直流電圧を印加する。これにより、該表示ブロックにおける所定のアノードAnにおける蛍光体のみがフィラメントFiより放出された熱電子によって励起発光され、情報の表示が実現される。
説明を図1に戻す。
蛍光表示管1においては、図2に示した表示部3のアノードAnやグリッドGrの駆動を行う駆動回路が集積回路装置2内に備えられている。
図2では図示を省略したが、蛍光表示管1においては、集積回路装置2が表示管基板1aに実装されて、表示部3と共に密閉空間内に位置されている。すなわち、蛍光表示管1は所謂CIG(Chip In Glass)−VFDとして構成されている。
集積回路装置2は、コントローラ2a、昇圧部20、アノードドライバ部25、グリッドドライバ部26、アノード端子部27、及びグリッド端子部28を有する。なお、アノード端子部27、グリッド端子部28は、それぞれアノードドライバ部25、グリッドドライバ部26が各アノードAn、各グリッドGrを駆動するために必要な複数の端子を包括的に表したものである。
コントローラ2aは、I/Fデコーダ21、発振器22、メモリ23、及びタイミング制御部24を有し、昇圧部20、アノードドライバ部25、及びグリッドドライバ部26の動作を制御する。
なお、本例のコントローラ2aは、電源制御部29を有しているが、これについては後に改めて説明する。
ここで、蛍光表示管1には、I/Fデコーダ21がマイコン101からの上述したn系統のデジタル信号を入力するためのn個のデジタル信号リード端子Tif(Tif1〜Tifn)と、上述した抵抗Roを発振器22と接続するための発振器リード端子Toscとが形成されている。なお、抵抗Roは、グランドと発振器リード端子Toscとの間に挿入されている。
また、蛍光表示管1には、昇圧部20に上述した入力電圧VINを入力するための入力電圧リード端子Tviと、集積回路装置2に上述したロジック電圧VDDを入力するためのロジック電圧リード端子Tvdと、集積回路装置2の接地端子としてのグランドリード端子Tgndと、表示部3におけるフィラメントFiに駆動電圧を印加するためのフィラメントリード端子Tf(Tf1、Tf2)が形成されている。なお、図示は省略したが、フィラメントFiの駆動電圧は、例えば表示ユニット100に設けられた対応する電源回路により生成される。本例では、フィラメントFiの駆動電圧は直流電圧とされている。
さらに、蛍光表示管1には、上述したコンデンサCc1、Cc2、及び平滑コンデンサChをそれぞれ昇圧部20と接続するためのコンデンサリード端子Tc11、Tc12、Tc21、Tc22、及び出力電圧リード端子Tchが形成されている。図示するようにコンデンサCc1はコンデンサリード端子Tc11、Tc12間に挿入され、コンデンサCc2はコンデンサリード端子Tc21、Tc22間に挿入されており、平滑コンデンサChは出力電圧リード端子Tchとグランドとの間に挿入されている。
ここで、図1に示すリード端子Tの配置位置は、必ずしも実際の配置位置を反映したものではない。
集積回路装置2において、昇圧部20は、本例ではコンデンサCc1、Cc2、及び平滑コンデンサChと共にチャージポンプ型昇圧回路を構成するものであり、入力電圧リード端子Tviより入力される入力電圧VINを昇圧した出力電圧Voを平滑コンデンサChの両端電圧として得る。本例の昇圧部20は、コンデンサCc1、Cc2、及び平滑コンデンサChを用いて、入力電圧VINの略3倍(本例では略36V)の電圧値による出力電圧Voを得る。図示は省略するが、本例の昇圧部20は、コンデンサCc1、Cc2、平滑コンデンサChの各コンデンサごとに設けられたスイッチを有し、該スイッチのオン/オフ動作により、以下の第一フェーズ、第二フェーズが交互に繰り返されるように構成されている。すなわち、第一フェーズは、コンデンサCc1に入力電圧VINの略1倍に応じた電荷が蓄積され、且つコンデンサCc2の充電電荷が平滑コンデンサChに対して放電されるフェーズである。第二フェーズは、コンデンサCc2に対してコンデンサCc1の充電電荷に入力電圧VINを上乗せした分の電荷(つまり入力電圧VINの略2倍分の電荷)が蓄積されるフェーズである。
なお、昇圧回路の構成としては公知の昇圧動作を行う各種の構成を採り得るものであり、特定の構成に限定されるものではない。
昇圧部20による出力電圧Voは、アノードドライバ部25、グリッドドライバ部26にそれぞれアノードAn、グリッドGrの駆動電圧として供給される。
なお、本例において、昇圧部20、すなわちチャージポンプ型昇圧回路の構成要素のうちコンデンサCc1、Cc2、及び平滑コンデンサChを除いた回路部を蛍光表示管1側に内蔵しているのは、表示ユニット100の製造者、すなわち表示ユニット100に蛍光表示管1を実装する顧客側における回路実装負担の軽減を図るためである。つまり、この場合の顧客側では、蛍光表示管1を実装する基板に対して昇圧回路全体を実装する必要がなく、コンデンサCc1、Cc2、及び平滑コンデンサChのみを実装すれば済むものである。
I/Fデコーダ21は、不図示のシフトレジスタ、カウンタ、AND回路、OR回路等を組み合わせたロジック回路を有しており、デジタル信号リード端子Tif1〜Tifnを介してマイコン101から入力されるn系統のデジタル信号と、発振器22が出力する発振信号とに基づき、例えばRAMで構成されたメモリ23に対する表示データの書き込みや、タイミング制御部24の動作制御を行う。
本例では、n系統のデジタル信号として、少なくともチップセレクト信号CS、クロックCLK、及びデータ信号DATがマイコン101より供給される。データ信号DATは、例えば8ビットを1ワードとするシリアルデータとされ、何れのアノードAnを点灯させるべきかを表す表示データと、タイミング制御部24が出力するタイミング信号を調整するための制御データとを含む。I/Fデコーダ21は、チップセレクト信号CSとクロックCLKとに従って、データ信号DATの各ビット値を1ワード単位で順次取り込む。この取り込みによりデータ信号DATから得られた表示データに基づき、I/Fデコーダ21はアノードAnごとの点灯/非点灯を表す値(以下「点灯制御値」と表記する)を得、アノードAnごとの点灯制御値をメモリ23における対応するアドレスに書き込む。また、I/Fデコーダ21は、取り込んだデータ信号DATに基づいてタイミング制御部24への制御データの出力を行う。
タイミング制御部24は、発振器22が出力する発振信号とI/Fデコーダ21からの制御データとに基づき、メモリ23からアノードドライバ部25への点灯制御値の出力タイミング制御、及びアノードドライバ部25によるアノードAnの駆動電圧の出力タイミング制御、及びグリッドドライバ部26によるグリッドGrの駆動電圧の出力タイミング制御を行う。メモリ23からアノードドライバ部25への点灯制御値の出力は、アノードAnごとに行われる。図中では、アノードAnごとの点灯制御値を「Ma1〜Man」と表している。
また、本例のタイミング制御部24は、昇圧部20における上述した各スイッチのオン/オフタイミングの制御も行う。
本例では、表示ブロックごとに形成された個々のグリッドGrに駆動電圧を順次印加しつつ、グリッドGrが駆動中である表示ブロックにおけるアノードAnに駆動電圧を印加して、所定の1スキャン期間において各表示ブロックを順次点灯させていくスキャン表示方式が採用されている。
このため、タイミング制御部24は、上記した制御データに基づき、1スキャン期間ごとに各グリッドGrのオン/オフタイミングを表す「スキャン信号」としてのタイミング信号を生成し、該スキャン信号をグリッドドライバ部26に出力する。グリッドドライバ部26は、スキャン信号に従って、昇圧部20からの出力電圧Voをグリッド端子部28を介して個々のグリッドGrに駆動電圧として順次印加していく。
また、タイミング制御部24は、グリッドGrの駆動タイミングに同期したタイミング信号をメモリ23とアノードドライバ部25に出力して、アノードAnごとの点灯制御値を順次メモリ23からアノードドライバ部25に出力させると共に、アノードドライバ部25にアノードAnの駆動タイミングを指示する。以下、このようにアノードAnの駆動タイミングを指示する信号を「駆動タイミング信号Tm」と表記する。
アノードドライバ部25は、上記のようにメモリ23から順次出力される点灯制御値と、タイミング制御部24からの駆動タイミング信号Tmとに基づき、点灯対象のアノードAnに対し出力電圧Voをアノード端子部27を介して駆動電圧として印加する。これにより、表示部3においてマイコン101からの指示に従った情報表示が行われる。
図中では、各アノードAnに個別に駆動電圧を印加するための各信号線を「Sa1〜San」として表している。
<2.実施の形態としての電源停止制御>
[2-1.制御例I]

ここで、アノードドライバ部25は、上記した点灯制御値と駆動タイミング信号Tmとに基づき、出力電圧Voを対応するアノードAnの駆動電圧として出力するためのロジック回路を有している。該ロジック回路は、ロジック電圧VDDにより動作する。具体的に、該ロジック回路は、ロジック電圧VDDにより動作するスイッチング素子を備え、該スイッチング素子が比較的高圧な出力電圧Vo(アノードの駆動電圧)をスイッチングする。
このため、ロジック回路においては、ロジック電圧VDDがオフとされた状態で出力電圧Voがオンの状態であると、スイッチング素子に意図しない電流(以下「不要電流」と表記)が流れてしまう。
このような不要電流の発生は回路安全性等の面で防止されるべきであり、そのため本実施の形態では、図3に示すように、電源投入時にはロジック電圧VDDをオンした上で出力電圧Voをオンとし、電源遮断時には出力電圧Voをオフした上でロジック電圧VDDをオフするようにしている。
該制御は、図1に示したマイコン101が行う。
先ず、マイコン101は、例えばユーザによる操作入力に基づいた表示ユニット100の電源投入や電源遮断のタイミングを、電源通知信号Siにより蛍光表示管1側に通知する。図1に示すように、蛍光表示管1には電源通知端子Tiが設けられ、電源通知信号Siは電源通知端子Tiを介してマイコン101から電源制御部29に入力される。なお、電源通知端子Tiを介して電源制御部29に入力される電源通知信号Siの意義については後に明らかとする。
マイコン101は、電源投入操作に応じて、図3に示すようなロジック電圧VDDと出力電圧Voのオンタイミングで電源回路102によるロジック電圧VDDの生成動作、入力電圧VINの生成動作を順次開始させる。これにより電源投入時には、出力電圧Voよりもロジック電圧VDDが先にオンされる。
そして、マイコン101は、電源遮断操作に応じては、図3に示すような出力電圧Voとロジック電圧VDDのオフタイミングで電源回路102による入力電圧VINの生成動作、ロジック電圧VDDの生成動作を順次停止させる。この際、マイコン101は、入力電圧VINの生成動作の停止制御を行ってから一定時間経過後にロジック電圧VDDの生成動作の停止制御を行う。
しかしながら、電源遮断時において、上記のように出力電圧Voをロジック電圧VDDよりも先にオフしたとしても、出力電圧Voを生成する回路の出力段に設けられた平滑コンデンサ(本例では平滑コンデンサCh)の作用により、出力電圧Voの電圧値は即座に低下しない。このため、図3に例示した期間Xのように、ロジック電圧VDDがオフとなった以降、出力電圧Voの電位が十分に低下していない期間が生じる虞がある。すなわち、ロジック電圧VDDがオフの状態で出力電圧Voがオンの状態となるものである。
期間Xは、本例のように昇圧した出力電圧Voを用いる場合、平滑コンデンサへの蓄積電荷が大きくなるため長くなってしまう。すなわち、上記の不要電流がより発生し易くなる。
ここで、不要電流が発生する原理及び発生箇所の例について図4乃至図6を参照して説明しておく。
図4は、アノードドライバ部25内の駆動回路構成例を示している。なお、図4では1つのアノードAnに対する駆動回路のみを抽出して示している。ここでは、該駆動回路の駆動対象であるアノードAnを「Anx」とし、アノードAnxの駆動に係る各種信号(値)や信号線の符号末尾に「x」を付記する。
図示のようにアノードドライバ部25内の駆動回路は、ロジック回路25a、レベルシフト回路25b、及び出力バッファ25cを有する。ロジック回路25a及びレベルシフト回路25bには、動作電圧としてロジック電圧VDDが供給され、出力バッファ25cには動作電圧として出力電圧Voが供給される。
ロジック回路25aは、例えばANDゲート回路として構成され、メモリ23よりアノードAnxについての点灯制御値Maxが入力されると共に、タイミング制御部24からの駆動タイミング信号Tmが入力され、出力信号Loxとして、両入力が「1」である場合に論理「1」を、それ以外の場合に論理「0」を表す信号を出力する。
レベルシフト回路25bは、ロジック回路25aによる出力信号Loxについての反転機能を有すると共に、出力信号Loxの電圧値(Highレベル時の電圧値)を出力電圧Voの電圧値にシフト(変換)させる機能を有している。
図5に示すように、レベルシフト回路25bは、それぞれがロジック電圧VDDを動作電圧としロジック回路25aからの出力信号Loxを反転、非反転とした信号を得る反転増幅回路40、非反転増幅回路41と、反転増幅回路40の出力信号がゲートに供給され、ソースがグランドに接続されたNch(チャンネル)のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)によるスイッチング素子Q2と、非反転増幅回路41の出力信号がゲートに供給され、ソースがグランドに接続されたNchのMOSFETによるスイッチング素子Q4とを有している。これらスイッチング素子Q2、Q4は、出力信号LoxのHighレベル(「1」)とLowレベル(「0」)に応じて相補的に(交互に)オンされる。また、レベルシフト回路25bは、ゲートがスイッチング素子Q4のドレインに接続され、ドレインがスイッチング素子Q2のドレインと接続されたPchのMOSFETによるスイッチング素子Q1と、ゲートがスイッチング素子Q2のドレインに接続され、ドレインがスイッチング素子Q4のドレインと接続されたPchのMOSFETによるスイッチング素子Q3を有し、これらスイッチング素子Q1、Q3のソースにはそれぞれ出力電圧Voが動作電圧として供給されている。
これにより、スイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4のドレイン同士の接続点に得られるレベルシフト回路25bの出力信号Lexとして、出力信号Loxと反転関係にあり且つHIghレベル時の電圧値が出力電圧Voの電圧値にシフトされた信号が得られる。すなわち、出力信号LoxがHighレベルのとき、スイッチング素子Q4にオン電圧が印加されることでスイッチング素子Q4とスイッチング素子Q1がオンとされ、またスイッチング素子Q2、Q3は共にオフであるため、出力信号LexとしてはLowレベルの信号が出力される。一方、出力信号LoxがLowレベルのときは、スイッチング素子Q2にオン電圧が印加されることでスイッチング素子Q2とスイッチング素子Q3がオンとされ、スイッチング素子Q4、Q1は共にオフとされるため、出力信号Lexとしては電圧値が出力電圧Voと同値によるHighレベルの信号が出力される。
出力バッファ25cは、図6に示すようにソースに出力電圧Voが動作電圧として供給されるPchのMOSFETによるスイッチング素子Q5と、ドレインがスイッチング素子Q5のドレインと接続されソースがグランドに接続されたNchのMOSFETによるスイッチング素子Q6とによるプッシュプル回路で構成されている。スイッチング素子Q5、Q6のゲートにはレベルシフト回路25bからの出力信号Lexが入力され、これらスイッチング素子Q5、Q6は出力信号LexのHighレベルとLowレベルに応じて相補的にオンされる。これにより、プッシュプル回路の出力点(Q5とQ6のドレイン同士の接続点)には、出力信号LexがLowレベルのときは出力電圧Voと同値によるHighレベルとなり、出力信号LexがHighレベルのときはLowレベルとなる信号が得られ、該信号が信号線Saxを介してアノードAnxに供給される。
上記のようなアノードドライバ部25において、ロジック電圧VDDがオフとされた(立ち下げられた)状態では、図5に示すレベルシフト回路25bにおいては、スイッチング素子Q2、Q4の駆動制御信号である反転増幅回路40、非反転増幅回路41の出力信号の電圧値がそれぞれ不定な状態となる。このように反転増幅回路40、非反転増幅回路41の出力信号の電圧値がそれぞれ不定な状態において出力電圧Voが完全にオフされていないと、スイッチング素子Q1〜Q4の全てがハーフオン状態とされてしまう可能性がある。
また、このようにスイッチング素子Q1〜Q4がハーフオン状態となると、レベルシフト回路25bの出力信号Lex、すなわち図6に示す出力バッファ25cへの入力信号の電圧値も不定な状態となり、これに伴い出力バッファ25cのスイッチング素子Q5、Q6の双方がハーフオン状態とされる虞がある。
上記のようにレベルシフト回路25bや出力バッファ25cでは、出力電圧Voが完全にオフされていない状況下でロジック電圧VDDが立ち下げられると、スイッチング素子Q1〜Q4、スイッチング素子Q5、Q6がそれぞれ同時にオン状態となる虞がある。そして、このようにスイッチング素子Q1〜Q4、スイッチング素子Q5、Q6が同時にオンされた状態で出力電圧Voが完全にオフされていないと、図5、図6にそれぞれ矢印Kと示す方向に貫通電流が流れてしまう。この貫通電流によって、スイッチング素子Q1〜Q6が劣化や故障を来す虞があり、また、アノードAnの瞬間的な誤点灯を生じさせる虞もある。
このため本実施の形態では、以下で説明する電源停止制御により、上記のような不要電流としての貫通電流の発生防止を図り、アノードドライバ部25におけるスイッチング素子の劣化や故障の防止を図ることで、回路安全性の向上を図ると共に、貫通電流が流れることに伴うアノードAnの誤点灯防止を図る。
以下、図7のフローチャートを参照し、電源制御部29が行う電源停止制御の制御例Iについて説明する。
先ず、電源制御部29はステップS101で、パワーオフを待機する。すなわち、上述した電源通知信号Siによってマイコン101から電源遮断が通知されるまで待機する。
続くステップS102で電源制御部29は、アノードAnをオフさせる。すなわち、全てのアノードAnの駆動を停止状態とする。具体的に、本例の電源制御部29は、メモリ23におけるアノードAnごとの各アドレスに値「0」(つまり「非点灯」を表す点灯制御値)が書き込まれるように制御する。
ステップS102でアノードをオフしたことに応じ、電源制御部29はステップS103で一定時間が経過するまで待機する。具体的に本例では、ステップS101の通知があってから1秒間が経過するまで待機する。
一定時間が経過したら、電源制御部29はステップS104で、グリッドスキャンをオフさせる。すなわち、タイミング制御部24に対し、グリッドドライバ部26によるグリッドGrのスキャンを停止させるための制御信号を出力する。
ここで、前述のようにマイコン101は、電源遮断操作が行われたことに応じ入力電圧VINの生成動作の停止制御を行うと共に、これと略同時に電源通知信号Siにより電源遮断の通知を電源制御部29に行っている。
そして、電源制御部29は、上記のように電源通知信号Siによる電源遮断の通知を受けてから一定時間経過後にグリッドのスキャン停止制御を行っている。つまりこれは、出力電圧Voの停止制御から一定時間経過後にグリッドの駆動を停止させていることに相当する。
また、前述のようにマイコン101は、入力電圧VINの停止制御を行ってから一定時間経過に応じてロジック電圧VDDの停止制御を行っている。換言すれば、電源通知信号Siによる電源制御部29への電源遮断通知と略同タイミングから一定時間が経過したことに応じてロジック電圧VDDの停止制御を行っている。
ここで、本例では、マイコン101がロジック電圧VDDの停止制御まで待機する上記の「一定時間」は、電源制御部29がステップS103で待機する「一定時間」よりも僅かに長くされている。このため、ロジック電圧VDDの停止制御は、電源制御部29によるグリッドのスキャンが停止された後に実行される。つまり換言すれば、電源制御部29は、ロジック電圧VDDの停止制御が行われる前にグリッドのスキャンを停止させているものである。
上記のように実施の形態の電源停止制御では、例えばユーザによる電源遮断操作等、所定の電源遮断条件の成立に応じて出力電圧Vo、ロジック電圧VDDの順で電圧生成動作の停止制御が行われる。そして、このようなオフシーケンスにおいて、電源制御部29は、
出力電圧Voの停止制御が行われた後においてもグリッドの駆動を継続させている。
これにより、出力電圧Voの停止制御後、出力電圧Vo用の出力コンデンサ(平滑コンデンサCh)における蓄積電荷がグリッドGrを介して放電される。
従って、出力電圧Voの停止制御後に出力電圧Voの電圧値を速やかに低下させることができ、蛍光表示管1の電源遮断時において駆動回路に不要電流が流れることの防止を図り、アノード誤点灯の防止及び回路安全性の向上を図ることができる。
また、本実施の形態では、出力電圧Voの停止制御後、ロジック電圧VDDの停止制御が行われる前にグリッドGrの駆動を停止させている。これにより、グリッドGrの駆動が停止される前にロジック電圧VDDが停止されることの防止が図られる。
従って、グリッドドライバ部26における駆動回路の安全性向上が図られる。
また、実施の形態の電源停止制御では、出力電圧Voの停止制御から一定時間経過後にグリッドGrの駆動を停止させている。
これにより、グリッドGrを介した放電期間は固定期間とされ、従って、グリッドGrの駆動停止制御に係る回路は、或る固定の期間の経過を待機するという簡易な構成により実現することができる。
ここで、本例では、ステップS102で予めアノードAnをオフとしている、すなわち電源遮断条件の成立に応じて予めアノードAnをオフとしているが、これにより、グリッドGrを介した出力電圧Voの放電に伴いアノードAnが誤点灯されてしまうことの防止が図られる。
電源遮断時にアノードAnが誤点灯することは表示品質の面で望ましくなく、従って上記アノードAnのオフ制御は表示品質の向上に繋がる。
図8は、実施の形態の電源停止制御による効果を説明するための図であり、図8Aは実施の形態の電源停止制御を行わない場合(出力電圧Voのオフ後にロジック電圧VDDをオフするシーケンス制御のみの場合)、図8Bは実施の形態の電源停止制御を行った場合の電源遮断時における出力電圧Voの変化特性をそれぞれ表す。
これら図8A、図8Bでは、図中に「t1」と示す出力電圧Voの停止制御タイミングから、出力電圧Voの電圧値がロジック電圧VDDの電圧値よりも低い所定の閾値Thを下回るまでの期間をそれぞれ「S1」「S2」と表している。
これら期間S1、S2の比較より、実施の形態の電源停止制御によれば、出力電圧Voの電圧値を駆動回路におけるスイッチング素子の劣化や故障防止を図る上で十分に低いレベルまで低下させるにあたり、その所要時間を大幅に短縮化することができる。
[2-2.制御例II]

上記の制御例Iでは、グリッドGrを介した放電の期間を固定期間とする例を挙げたが、制御例IIは、出力電圧Voの検出値に基づいてグリッドGrの駆動停止タイミングを制御するものである。
図9は、制御例IIとしての電源停止制御を実現するための表示ユニット100Aの構成例を示した図である。
なお、以下の説明において、既に説明済みとなった部分と同様となる部分については同一の符号、ステップ番号を付して説明を省略する。
図示するように表示ユニット100Aは、蛍光表示管1に代えて蛍光表示管1Aが設けられると共に、マイコン101に代えてマイコン101Aが設けられている。
蛍光表示管1Aは、集積回路装置2に代えて集積回路装置2Aを備えると共に、電源制御端子Tp、及び検出部30が追加された点が蛍光表示管1と異なる。蛍光表示管1Aは、コントローラ2aに代えてコントローラ2aAを備えており、コントローラ2aは電源制御部29に代えて電源制御部29Aを備えている。
電源制御端子Tpは、電源制御部29Aがマイコン101A側に電源制御信号Spを出力するための端子とされる。電源制御信号Spは、マイコン101A側に少なくとも入力電圧VINのオフタイミングを指示するための信号とされる。
マイコン101Aは、電源遮断条件の成立に応じて入力電圧VINの停止制御を行った際は、マイコン101のように一定時間経過に応じてロジック電圧VDDの停止制御を行うのではなく、電源制御部29Aからの電源制御信号Spにより指示されるタイミングでロジック電圧VDDの停止制御を行う。
検出部30は、出力電圧Voの電圧値を検出する。検出部30による出力電圧Voの検出値は電源制御部29Aに入力される。
図10は、電源制御部29Aが行う制御例IIとしての電源停止制御の手順を示したフローチャートである。
先の図7と比較して分かるように、制御例IIにおける電源制御部29Aは、ステップS102でアノードAnをオフさせたことに応じて、ステップS201で出力電圧Voの電圧値(検出部30による検出値)が閾値Thを下回るまで待機する。
出力電圧Voの電圧値が閾値Thを下回れば、電源制御部29AはステップS104でグリッドスキャンをオフさせる。その上で、電源制御部29Aは、ステップS202でロジック電圧VDDをオフさせる。すなわち、電源制御信号Spによりマイコン101Aに対しロジック電圧VDDの停止制御を行うように指示を出す。これにより、電源回路102によるロジック電圧VDDの生成動作が停止される。
上記のように制御例IIにおける電源制御部29Aは、出力電圧Voの検出値に基づいてグリッドGrの駆動停止タイミングを制御している。
これにより、例えば経年変化等によりグリッドGrを介した放電特性が変化した場合であっても、出力電圧Voの電圧値が十分に低下するまで放電を停止させないことが可能とされる。従って、電源遮断時において駆動回路に不要電流が流れることの防止効果を高めることができ、アノード誤点灯の防止効果及び回路安全性のさらなる向上を図ることができる。
<3.蛍光表示管の構成に係る変形例>

上記では、実施の形態の電源停止制御を行う制御主体(「制御部」)がアノードやグリッドの駆動回路を内蔵するICに設けられた例を挙げたが、該制御部は、蛍光表示管内において、駆動回路を内蔵するICの外部に対して設けることもできる。
或いは、制御部は、蛍光表示管の外部に設けることもできる。すなわち、制御部は少なくとも蛍光表示管を備えた表示装置内に設けられていればよい。
例えば、図11では、電源制御部29を含むコントローラ2aが蛍光表示管の外部に設けられた表示ユニット100Bの構成例を示している。この場合における蛍光表示管1Bには、図1に示した集積回路装置2から昇圧部20とコントローラ2aとが省略された構成による集積回路装置2Bが設けられる。この場合は、電源回路102に代えて昇圧機能を有する電源回路102Aが設けられ、出力電圧Voは電源回路102Aが生成する。
なお、集積回路装置2Bが昇圧部20を備える等、蛍光表示管1Bに昇圧部を備えた構成とすることも勿論可能である。
また、図12は、アノードドライバ部25及びグリッドドライバ部26が外付けとされたタイプの蛍光表示管1Cを備えた表示ユニット100Cの構成例を示している。この場合、コントローラ2aも蛍光表示管1C外部に設けられる。
なお、実施の形態としての電源停止制御を行う制御部は、マイコン101とすることも可能である。その場合、コントローラ2aにおける電源制御部29(又は29A)は省略される。
<4.実施の形態のまとめ>

上記のように実施の形態の集積回路装置(2又は2A)は、電子を放出するフィラメント(Fi)と、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノード(An)と、アノードとフィラメントとの間に配置された電極であるグリッド(Gr)と、アノード及びグリッドの駆動制御を行う集積回路装置と、を備えた蛍光表示管における集積回路装置であって、第一電圧(ロジック電圧VDD)により動作し、第一電圧よりも高圧な第二電圧(出力電圧Vo)をアノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部(アノードドライバ部25)と、第二電圧をグリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部(グリッドドライバ部26)と、電源遮断条件の成立に応じて第二電圧の電圧生成動作の停止制御が行われた後においてもグリッド駆動部によるグリッドの駆動を継続させる制御部(電源制御部29又は29A)と、を備えている。
これにより、第二電圧の停止制御後、第二電圧用の出力コンデンサにおける蓄積電荷がグリッドを介して放電される。
従って、第二電圧の停止制御後に第二電圧値を速やかに低下させることができ、電源遮断時において駆動回路に不要電流が流れることの防止を図り、アノード誤点灯の防止及び回路安全性の向上を図ることができる。
また、実施の形態の集積回路装置においては、制御部は、第二電圧の停止制御後、第一電圧の電圧生成動作の停止制御が行われる前にグリッドの駆動を停止させている。
これにより、グリッドの駆動が停止される前に第一電圧が停止されることの防止が図られる。
従って、グリッド駆動部における駆動回路の安全性向上を図ることができる。
さらに、実施の形態の集積回路装置においては、制御部は、電源遮断条件の成立に応じてアノード駆動部によるアノードの駆動を停止させている。
これにより、グリッドを介した放電に伴いアノードが点灯してしまうことの防止が図られる。
従って、電源遮断時におけるアノードの誤点灯を強固に防止でき、表示品質の向上を図ることができる。
さらにまた、実施の形態の集積回路装置においては、制御部(電源制御部29)は、第二電圧の停止制御から一定時間経過後にグリッドの駆動を停止させている。
これにより、グリッドを介した放電期間は固定期間とされる。
従って、グリッドの駆動停止制御に係る回路を簡易な構成により実現することができる。
また、実施の形態の集積回路装置においては、制御部(電源制御部29A)は、第二電圧の検出値に基づいてグリッドの駆動停止タイミングを制御している。
これにより、経年変化等によりグリッドを介した放電特性が変化した場合であっても、第二電圧値が十分に低下するまで放電を停止させないことが可能とされる。
従って、電源遮断時において駆動回路に不要電流が流れることの防止効果を高めることができ、アノード誤点灯の防止効果及び回路安全性のさらなる向上を図ることができる。
また、実施の形態の蛍光表示管(1又は1A)は、電子を放出するフィラメントと、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、アノードとフィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、第一電圧により動作し、第一電圧よりも高圧な第二電圧をアノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、第二電圧をグリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて第二電圧の電圧生成動作の停止制御が行われた後においてもグリッド駆動部によるグリッドの駆動を継続させる制御部と、を備えている。
また、実施の形態の表示装置(表示ユニット100、100A、100B、又は100C)は、電子を放出するフィラメントと、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、アノードとフィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、を少なくとも有する蛍光表示管(1、1A、1B、又は1C)と、第一電圧により動作し、第一電圧よりも高圧な第二電圧をアノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、第二電圧をグリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて、第二電圧、第一電圧の順で電圧生成動作の停止制御を行うと共に、第二電圧の停止制御後においてもグリッド駆動部によるグリッドの駆動を継続させる制御部(電源制御部29並びにマイコン101、又は電源制御部29A並びにマイコン101A)と、を備えている。
これら実施の形態の蛍光表示管、表示装置によっても、上記した実施の形態の集積回路装置と同様の作用及び効果が得られる。
<5.その他変形例>

以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれまでで説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えば、上記では、チャージポンプコンデンサを二つ設ける(つまり略3倍の昇圧を行う)場合に本発明を適用する例を挙げたが、本発明はチャージポンプコンデンサが一つとされる場合、或いは3以上とされる場合にも好適に適用することができる。
また、本発明は、CIG−VFD以外のVFDにも好適に適用することができる。
1、1A、1B、1C 蛍光表示管、An アノード、Fi フィラメント、Gr グリッド、2、2A、 集積回路装置、2a、2aA コントローラ、3 表示部、20 昇圧部、25 アノードドライバ部、25a ロジック回路、25b レベルシフト回路25b、25c 出力バッファ、26 グリッドドライバ部、27 アノード端子部、28 グリッド端子部、29、29A 電源制御部、30 検出部、Q1〜Q4、Q5、Q6 スイッチング素子、VDD ロジック電圧、Vo 出力電圧、Ma1〜Man 点灯制御値、Tm 駆動タイミング信号、Sa1〜San 信号線、Si 電源通知信号、Sp 電源制御信号、100、100A、100B、100C 表示ユニット、101 マイコン、102、102A 電源回路、Ti 電源通知端子、Tp 電源制御端子

Claims (8)

  1. 電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、前記アノード及び前記グリッドの駆動制御を行う集積回路装置と、を備えた蛍光表示管における前記集積回路装置であって、
    第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、
    前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、
    電源遮断条件の成立に応じて前記第二電圧の電圧生成動作の停止制御が行われた後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させる制御部と、を備える
    集積回路装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第二電圧の前記停止制御後、前記第一電圧の電圧生成動作の停止制御が行われる前に前記グリッドの駆動を停止させる
    請求項1に記載の集積回路装置。
  3. 前記制御部は、
    前記電源遮断条件の成立に応じて前記アノード駆動部による前記アノードの駆動を停止させる
    請求項1又は請求項2に記載の集積回路装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第二電圧の前記停止制御から一定時間経過後に前記グリッドの駆動を停止させる
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の集積回路装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第二電圧の検出値に基づいて前記グリッドの駆動停止タイミングを制御する
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の集積回路装置。
  6. 電子を放出するフィラメントと、
    前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、
    前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、
    第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、
    前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、
    電源遮断条件の成立に応じて前記第二電圧の電圧生成動作の停止制御が行われた後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させる制御部と、を備える
    蛍光表示管。
  7. 電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドと、を少なくとも有する蛍光表示管と、
    第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、
    前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、
    電源遮断条件の成立に応じて、前記第二電圧、前記第一電圧の順で電圧生成動作の停止制御を行うと共に、前記第二電圧の前記停止制御後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させる制御部と、を備える
    表示装置。
  8. 電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードと、前記アノードと前記フィラメントとの間に配置された電極であるグリッドとを少なくとも有する蛍光表示管と、第一電圧により動作し、前記第一電圧よりも高圧な第二電圧を前記アノードに対し駆動電圧として印加するアノード駆動部と、前記第二電圧を前記グリッドに対し駆動電圧として印加するグリッド駆動部と、電源遮断条件の成立に応じて、前記第二電圧、前記第一電圧の順で電圧生成動作の停止制御を行う制御部と、を備えた表示装置における電源停止制御方法であって、
    前記制御部が、前記第二電圧の前記停止制御後においても前記グリッド駆動部による前記グリッドの駆動を継続させる
    電源停止制御方法。
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