JP2001083932A - El表示装置 - Google Patents

El表示装置

Info

Publication number
JP2001083932A
JP2001083932A JP25736099A JP25736099A JP2001083932A JP 2001083932 A JP2001083932 A JP 2001083932A JP 25736099 A JP25736099 A JP 25736099A JP 25736099 A JP25736099 A JP 25736099A JP 2001083932 A JP2001083932 A JP 2001083932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
turned
power supply
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25736099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4406969B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Kinoshita
弘之 木下
Masahiko Osada
雅彦 長田
Masaaki Kawauchi
正明 川内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP25736099A priority Critical patent/JP4406969B2/ja
Publication of JP2001083932A publication Critical patent/JP2001083932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4406969B2 publication Critical patent/JP4406969B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL表示パネルに走査電圧及びデータ電圧を
供給するための電圧供給回路の動作信頼性を向上させる
と共に、コストの低減を実現すること。 【解決手段】 電圧供給回路8は、入力端子IN3・I
N4間に直流電圧Vmが与えられ、入力端子IN1・I
N2間に直流電圧Vr−Vmが与えられる。データ側ド
ライバIC4には、直流電圧Vm及び接地電圧が供給さ
れる。走査側ドライバIC2、3の共通接続線L1に
は、PチャネルFET13のオン時に直流電圧Vmに直
流電圧Vr−Vmを重畳させた電圧Vrが供給され、共
通接続線L2には、NチャネルFET12のオン時に直
流電圧Vr−Vmの極性を反転させた電圧−Vr+Vm
が与えられる。電圧分担回路14は、トランジスタ16
がされたときに、分圧回路15からの分圧電圧Vdによ
ってPチャネルFET13をオンさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査電極及びデー
タ電極が交差した位置にEL素子が形成されたEL表示
パネルを駆動するためのEL表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のEL表示装置の一例として、例
えば特許第2914234号に記載されたものがある。
これは、走査電極に対して正負のフィールド毎に異なる
極性の走査電圧を印加するようにしたEL表示装置にお
いて、正負の各フィールドにて走査側のドライバICに
印加される電圧が、走査電圧よりオフセット電圧分だけ
低くなるように構成することにより、当該ドライバIC
に必要な耐圧を低くしたものであり、図6に示すような
電圧供給回路を設けるようにしている。
【0003】図6において、電圧供給回路80は、Vm
の電圧を有する第1の電源81と、Vr−Vmの電圧を
有する第2の電源82とを有し、第1の電源81の両端
をデータ側ドライバIC90に接続し、第2の電源82
の両端を走査側ドライバIC91に接続線L1、L2を
介して接続している。また、第2の電源82の陽極はN
チャネルFET83を介して接地され、第1の電源81
の陽極と第2の電源82の陰極とがPチャネルFET8
4を介して接続される。PチャネルFET84のゲート
には、入力端子S2からカップリングコンデンサ85、
定電圧ダイオード86、抵抗87、フィルタ回路88を
介して制御信号が入力される。NチャネルFET84の
ゲートには、入力端子S1からフィルタ回路89を介し
て制御信号が入力される。
【0004】そして、正フィールド時には、入力端子S
1、S2共にローレベルの制御信号が入力され、Nチャ
ネルFET83がオフし、PチャネルFET84がオン
する。このようにPチャネルFET84がオンした状態
では、走査側ドライバIC91の一方の接続線L2に対
し、第1の電源81の陽極からの電圧Vmがオフセット
電圧として出力され、他方の接続線L1に対し、第1の
電源81の陽極からの電圧Vmに第2の電源83の電圧
Vr−Vmが重畳した電圧Vr(=Vr−Vm+Vm)
が出力される。このように走査側ドライバIC91に出
力される電圧Vrと、データ側ドライバIC90に出力
される接地電圧とによって、正フィールドでの駆動電圧
(走査電圧及びデータ電圧の合成電圧=Vr)が作成さ
れる。
【0005】また、負フィールド時には、入力端子S
1、S2共にハイレベルの制御信号が入力され、Nチャ
ネルFET83がオンし、PチャネルFET84がオフ
する。このようにNチャネルFET83がオンした状態
では、走査側ドライバIC91の一方の接続線L2に対
し、第2の電源82の陰極からの電圧Vr−Vmを極性
反転させた−Vr+Vmが出力され、他方の接続線L1
に対し接地電圧が出力される。このように走査側ドライ
バIC91に出力される電圧−Vr+Vmと、データ側
ドライバIC90に出力される直流電圧Vmとによっ
て、正フィールドでの駆動電圧(走査電圧及びデータ電
圧の合成電圧=−Vr)が作成される。
【0006】尚、第1の電源81及び第2の電源82
は、実際には、電源スイッチの投入に応じて動作状態と
なるスイッチングレギュレータ、そのレギュレータ出力
を昇圧及び降圧して前記複数レベルの交流電圧を発生す
るトランス、その出力を整流・平滑する整流回路及び平
滑用コンデンサなどを含んで構成されたもので、その電
源投入時及び遮断時には、出力電圧が不安定になるとい
う特性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、P
チャネルFET84をオンさせるための制御信号を伝達
するために、一般的な手段であるカップリングコンデン
サ85を使用している。しかしながら、このようなカッ
プリング方式では、基準電圧(第1の電源81の出力電
圧)が安定している状態でのみ、コンデンサ85の前後
で正常な信号伝達を期待できるが、安定していない状態
では、PチャネルFET84が正常に動作しない場合が
ある。このため、電源投入時や遮断時のように上記基準
電圧が不安定になる期間には、PチャネルFET84が
不用意にオンする場合がある。特に、電源投入時におい
ては、NチャネルFET83が制御信号に関係なくオン
することがあって、両FET83及び84が同時オンし
てしまう可能性があり、このような状態となった場合に
は、大電流(貫通電流)が流れて回路が破壊される恐れ
が出てくる。また、コンデンサ85の両端には、基準電
圧に対応した比較的大きな電位差(例えば40V程度)
が生ずるため、コンデンサ85として高耐圧の高価なも
のが必要となってコスト上昇を招くことになり、特に省
スペース化のためにチップコンデンサを使用する場合に
はコストが一層高くなるという問題点があった。
【0008】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、EL表示パネルに走査電圧
及びデータ電圧を供給するための電圧供給回路の動作信
頼性を向上できると共に、コストの低減を実現可能にな
るEL表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の手段を採用できる。この手段によれ
ば、正フィールド時には、電圧供給回路に設けられた電
圧分担回路内において、スイッチング素子が制御信号に
よりオンされるのに応じて、分圧回路が第1電源部から
の第1の電圧を分圧するようになり、その分圧電圧によ
り第1スイッチング手段がオンされる。このように第1
スイッチング手段がオンされた状態では、第1電源部が
発生する第1の電圧と、当該第1の電圧に第2電源部が
発生する第2の電圧とを重畳させた電圧が走査電極駆動
回路に与えられる。このとき、データ電極駆動回路に
は、第1電源部から接地電圧が与えられている。従っ
て、走査電極駆動回路から第1の電圧及び第2の電圧の
重畳電圧に応じたレベルの走査電圧を出力し、データ電
極駆動回路から接地電圧に応じたレベルのデータ電圧を
出力すれば、それら走査電圧及びデータ電圧の合成電圧
として、第1の電圧及び第2の電圧を加算した大きさの
正極性電圧を作成することができる。
【0010】この場合、第1スイッチング手段をオンさ
せるために、制御信号によりオンされるスイッチング素
子及び分圧回路を備えた電圧分担回路を設ける構成とな
っているから、カップリングコンデンサを用いた従来構
成のように、交流成分の通過に起因して第1スイッチン
グ手段が不用意にオンしてしまうことがなくなる。つま
り、第1スイッチング手段の動作が安定したものになる
から、電圧供給回路の電源投入時などにおいて第1スイ
ッチング手段及び第2スイッチング手段が双方ともオン
して貫通電流が流れる事態を招くことがなくなるなど、
電圧供給回路の動作信頼性が向上するようになる。ま
た、電圧分担回路内のスイッチング素子や分圧回路を構
成する素子(例えば抵抗)は、高耐圧チップ部品として
安価に流通しており、従って、チップ部品を採用して省
スペース化を図る場合において、高価なチップコンデン
サが必要となる従来構成に比べてコストを低減すること
が可能になる。
【0011】一方、負フィールド時には、制御信号によ
り第2スイッチング手段がオンされるのに応じて、第2
の電圧の極性を反転させた電圧が走査電極駆動回路に与
えられる。このとき、データ電極駆動回路には、第1電
源部から第1の電圧が与えられている。従って、走査電
極駆動回路から第2の電圧の極性を反転させたレベルの
走査電圧を出力し、データ電極駆動回路から第1の電圧
に応じたレベルのデータ電圧を出力すれば、それら走査
電圧及びデータ電圧の合成電圧として、第1の電圧及び
第2の電圧を加算した大きさの負極性電圧を作成するこ
とができる。
【0012】請求項2記載の手段によれば、第1スイッ
チング手段がオンされたときに、第1電源部及び第2電
源部が直列に接続された状態となるから、第1の電圧に
第2の電圧を重畳させた電圧を確実に発生できるように
なる。
【0013】請求項3記載の手段によれば、電圧分担回
路が有する分圧回路は、複数の抵抗を直列接続して構成
され、第1電源部が発生する第1の電圧のレベルが正常
範囲にある状態時に前記第1スイッチング手段をオンさ
せるレベルの分圧電圧を出力する構成となっている。従
って、電圧供給回路の電源投入時や遮断時において、上
記第1の電圧が不安定な状態となった期間に第1スイッ
チング手段が不用意にオンしてしまう事態を確実に防止
できるようになり、動作信頼性を一段と向上させ得るよ
うになる。
【0014】請求項4記載の手段によれば、電圧分担回
路が有する分圧回路は、第1電源部の出力電圧に対し逆
バイアス状態で配置された定電圧ダイオードと抵抗とを
直列接続して構成されているから、所定レベルの分圧電
圧を確実に発生できることになり、第1スイッチング手
段のオンオフ制御を正確に行い得るようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1ないし
図4には本発明の第1実施例が示されており、以下これ
について説明する。図2にはEL表示パネルを含む全体
の電気的構成が概略的に示され、図3にはEL表示パネ
ルを構成するEL素子の基本的な断面構造が模式的に示
されている。
【0016】まず、図3において、EL素子100は、
ガラス基板101上に、透明電極102、第1絶縁層1
03、発光層104(表示層)、第2絶縁層105、背
面電極106をこの順に積層して構成されるもので、透
明電極102及び背面電極106間に交流の駆動電圧パ
ルスが印加されたときに、発光層104の光学的特性が
変化して発光する。尚、この図3では、透明電極102
側から光出力を取り出すようになっているが、背面電極
106を透明電極とすれば、両側から光出力を取り出す
ことができる。
【0017】図2において、EL表示パネル1は、図3
に示す構造のEL素子100を単純マトリクス型に構成
したもので、行方向に位置された複数の奇数走査電極2
01、202、……及び偶数走査電極301、302、
……と、列方向に位置された複数のデータ電極401、
402、……とを互いに交差(直交)するように配置し
て形成されている。上記走査電極201、301、20
2、302、……とデータ電極401、402、……と
が交差する各領域には、画素としてのEL素子111、
112、……、121、122、……がそれぞれ形成さ
れる。この場合、各EL素子111、112、……は容
量性の表示素子であるため、図2ではコンデンサを示す
図記号で表記している。
【0018】上記EL表示パネル1の表示駆動を行うた
めに、ICチップ化された走査側ドライバIC2、3
(走査電極駆動回路に相当)及びデータ側ドライバIC
4(データ電極駆動回路に相当)が設けられる。走査側
ドライバIC2は、各奇数走査電極201、201、…
…に対しPチャネルFET2a及びNチャネルFET2
bをプッシュプル接続して構成された駆動回路(符号な
し)と、各FET2a及び2bの動作を制御するドライ
バ2cとを備えて成り、各奇数走査電極201、20
2、……に対して、図示しない制御回路からの走査側ド
ライバIC制御信号に従って走査電圧を印加できるよう
に構成されている。上記各FET2a、2bには寄生ダ
イオード(符号なし)が形成されており、当該寄生ダイ
オードを通じて走査電極201、202……を所望の基
準電圧に設定できるようになっている。
【0019】走査側ドライバIC3も同様構成のもの
で、各奇数走査電極301、302、……に対しPチャ
ネルFET3a及びNチャネルFET3bをプッシュプ
ル接続して構成された駆動回路(符号なし)と、各FE
T3a及び3bの動作を制御するドライバ3cとを備え
て成り、各奇数走査電極301、302、……に対し前
記制御回路からの走査側ドライバIC制御信号に従って
走査電圧を印加できるように構成されている。上記各F
ET3a、3bにも寄生ダイオード(符号なし)が形成
されており、当該寄生ダイオードを通じて走査電極30
1、302、……を所望の基準電圧に設定できるように
なっている。
【0020】走査側ドライバIC2、3には、走査電圧
を供給するための走査電圧供給回路5、6が付随して設
けられている。一方の走査電圧供給回路5は、スイッチ
ング素子5a、5bを有し、そのオンオフ状態に応じ
て、直流電圧(書き込み電圧)Vrまたは接地電圧を、
走査側ドライバIC2、3内の各プッシュプル駆動回路
におけるPチャネルFET2a、3aのソース側共通接
続線L1に供給する。他方の走査電圧供給回路6は、ス
イッチング素子6a、6bを有し、そのオンオフ状態に
応じて、直流電圧−Vr+Vmまたはオフセット電圧
(この実施例では変調電圧Vm)を、走査側ドライバI
C2、3内の各プッシュプル駆動回路におけるNチャネ
ルFET2b、3bのソース側共通接続線L2に供給す
る。
【0021】また、データ側ドライバIC4は、各デー
タ電極401、402、……に対しPチャネルFET4
a及びNチャネルFET4bをプッシュプル接続して構
成された駆動回路(符号なし)と、各FET4a及び4
bの動作を制御するドライバ4cとを備えて成り、各デ
ータ電極401、402、……に対して前記図示しない
制御回路からのデータ側ドライバIC制御信号に従って
データ電圧を印加できるように構成されている。
【0022】このデータ側ドライバIC4には、データ
電圧を供給するためのデータ電圧供給回路7が付随して
設けられる。このデータ電圧供給回路7は、データ側ド
ライバIC4内のプッシュプル駆動回路におけるPチャ
ネルFET4aのソース側共通接続線L3に直流電圧V
mを供給し、当該プッシュプル駆動回路におけるNチャ
ネルFET4bのソース側共通接続線L4に接地電圧を
供給する。
【0023】上記構成において、EL素子111、11
2、……を発光させるためには、走査電極201、30
1、202、302、……とデータ電極401、40
2、……との間に交流状のパルス電圧を印加する必要が
あり、このためフィールド毎に正負に極性反転するパル
ス電圧を各走査期間毎に作成して駆動する構成としてい
る。以下においては、このような正負フィールドでの駆
動手法について、図4に示すタイミングチャート参照し
ながら説明する。
【0024】(1)正フィールドでの駆動手法 この場合には、スイッチング素子5a、6bをオン、ス
イッチング素子5b、6aをオフにする。このとき、走
査電極201、301、202、302、……の基準電
圧は、NチャネルFET2b、3bの寄生ダイオードの
作用によりオフセット電圧Vmとなっている。また、デ
ータ側ドライバIC4内のPチャネルFET4aをオン
し、データ電極401、402、……に直流電圧Vmを
供給する。この状態では、全てのEL素子に印加される
電圧が0Vとなるため、EL表示パネル1が発光するこ
とはない。
【0025】正フィールドでの発光動作を開始させる場
合、まず、第1行目の走査電極201に接続されている
PチャネルFET2aをオンにして、当該走査電極20
1の電圧をVrにする。また、他の走査電極に接続され
ているFET2a、2b、3a、3bを全部オフにし、
それらの走査電極をフローティング状態にする。
【0026】この状態から、データ電極401、40
2、……のうち、発光制御対象のEL素子を含むデータ
電極に接続されているプッシュプル駆動回路中のPチャ
ネルFET4aをオフ、NチャネルFET4bをオンに
し、非発光制御の対象となるEL素子を含むデータ電極
に接続されているプッシュプル駆動回路中のPチャネル
FET4aをオン、NチャネルFET4bをオフにす
る。
【0027】これにより、発光制御対象のEL素子に対
応したデータ電極が接地電圧になるため、そのEL素子
は、しきい値電圧以上の電圧が印加されて発光するよう
になる。また、非発光制御対象のEL素子に対応したデ
ータ電極の電圧はVmのままとなるから、そのEL素子
にはVr−Vmの電圧が印加される。この電圧Vr−V
mは、前記しきい値電圧より低くされているから、非発
光制御対象のEL素子が発光することはない。このよう
にして第1行目のEL素子の発光駆動が行われるように
なる。
【0028】この後、第1行目の走査電極201に対応
したPチャネルFET2aをオフすると共に、所定のデ
ッドタイム経過後にNチャネルFET2bをオンにする
ことにより、走査電極201上のEL素子に蓄積された
電荷を放電する。尚、図4のタイミングチャートには、
一例として、データ電極401に対応したPチャネルF
ET4aをオフ、NチャネルFET4bをオンにして、
走査電極201及びデータ電極401の交点に形成され
たEL素子111に充電した期間、つまり当該EL素子
111に電圧Vrを印加して発光させる期間をタイミン
グt1〜t2として示している。
【0029】このように第1行目の走査が終了した後に
は、第2行目の走査電極301に接続されているPチャ
ネルFET3aをオンにして、当該走査電極301の電
圧をVrにする。また、他の走査電極に接続されている
FET2a、2b、3a、3bを全部オフにし、それら
の走査電極をフローティング状態にする。この状態か
ら、データ電極401、402、……の電圧レベルを、
発光制御対象のEL素子を含むものと、比発光制御対象
のEL素子を含むものに応じた電圧レベルとすることに
より、上述同様に第2行目のEL素子の発光駆動を行
う。
【0030】尚、図4のタイミングチャートには、一例
として、データ電極401に対応したPチャネルFET
4aをオン、NチャネルFET4bをオフにした状態、
つまり、データ電極401の電圧をVmとすることによ
り、EL素子121にVr−Vmの電圧が印加される状
態とし、以て走査電極301に電圧Vrが印加された状
態であっても当該EL素子121を発光させない期間を
タイミングt3〜t4に示している。
【0031】この後、第2行目の走査電極301に対応
したPチャネルFET3aをオフすると共に、所定のデ
ッドタイム経過後にNチャネルFET3bをオンにする
ことにより、走査電極301上のEL素子に蓄積された
電荷を放電し、第2行目の走査を終了する。以後は、最
後の走査電極に至るまで上述同様の走査を繰り返すとい
う線順次走査を実行する。
【0032】(2)負フィールドでの駆動手法 この場合には、スイッチング素子5b、6aをオン、ス
イッチング素子5a、6bをオフにして、正フィールド
の場合と極性を反転させた状態で同様の制御を行う。こ
のとき、走査電極201、301、202、302、…
…の基準電圧は接地電圧となる。また、データ側ドライ
バIC4内のNチャネルFET4bをオンし、データ電
極401、402、……を接地電圧にする。この状態で
は、全てのEL素子に印加される電圧が0Vとなるた
め、EL表示パネル1が発光することはない。
【0033】以下、負フィールドも正フィールドと同様
に線順次走査を行う。この場合、走査電極201、30
1、202、302、……のうち、EL素子の表示選択
を実行する行の走査電極には、−Vr+Vmの電圧が印
加される。データ電極401、402、……側において
は、正フィールドとは逆に、発光制御対象のデータ電極
の電圧Vmにし、非発光制御対象のデータ電極は接地電
圧のままとする。従って、−Vr+Vmの電圧が印加さ
れている走査電極とVmの電圧が印加されているデータ
電極との交点に位置するEL素子に対し、−Vrの電圧
が印加されるようになり、当該EL素子が発光するよう
になる。このとき、−Vr+Vmの電圧が印加されてい
る走査電極と接地電圧が印加されているデータ電極との
交点に位置するEL素子は、しきい値電圧より低い−V
r+Vmの電圧が印加されるだけであるため発光しな
い。
【0034】上記(1)、(2)のような正負フィール
ドの駆動により1サイクル分(2フレーム分)の表示動
作が行われるものであり、以後はこのような表示動作を
所定周期で反復する。この場合、耐圧が問題となる走査
側ドライバIC2、3に印加される電圧の最大値は、正
負フィールド共にVr−Vmになる。従って、当該走査
側ドライバIC2、3に必要な耐圧を、オフセット電圧
Vm分だけ低くできる。また、正フィールドにおいて、
EL素子111、112、……に印加される電圧は、オ
フセット電圧Vmから駆動用の電圧Vrとの間で変化す
るだけで、電圧変化が小さくなるから、表示状態とされ
るEL素子に流れる電流のピーク値を小さくでき、その
EL素子の寿命に対する信頼性が向上するようになる。
【0035】さて、上記した走査電圧供給回路5、6及
びデータ電圧供給回路7は、具体的には図1に示すよう
な一つの電圧供給回路8によって実現されている。この
電圧供給回路8は、(Vr−Vm)の直流電圧を発生可
能な回路構成を備えたもので、これにより前記スイッチ
ング素子5a、6aを省略した構成となっている。
【0036】図1において、バッテリ9から電源スイッ
チ10を通じて給電される電源回路11は、電圧安定化
回路、スイッチングレギュレータ、出力トランス、出力
用整流回路、出力平滑用コンデンサなどを含んで構成さ
れたもので、2対設けられた出力端子間から直流電圧V
m(第1の電圧に相当)、Vr−Vm(第2の電圧に相
当)を出力する構成となっている。尚、直流電圧Vmを
出力する出力端子対が本発明でいう第1電源部に相当
し、直流電圧Vr−Vmを出力する出力端子対が本発明
でいう第2電源部に相当するものである。
【0037】上記各出力端子対から出力される直流電圧
Vm、Vr−Vmは、電圧供給回路8に供されるもの
で、例えばVm=45V、Vr−Vm=210V(つま
り、Vr=255V)に設定される。尚、直流電圧Vm
は接地電圧を基準とした電圧であるが、直流電圧Vr−
Vmはフローティング電圧である。
【0038】電圧供給回路8において、電源回路11か
ら直流電圧Vr−Vmが供給される入力端子IN1、I
N2は、それぞれ出力端子OUT1、OUT2にダイレ
クト接続されている(但し、入力端子IN2及び出力端
子OUT2側が負極性)。また、上記出力端子OUT1
及びOUT2は、それぞれ走査側ドライバIC2、3の
共通接続線L1及びL2に接続される。電源回路11か
ら直流電圧Vmが供給される入力端子IN3、IN4
は、それぞれ出力端子OUT3、OUT4にダイレクト
接続されている(但し、入力端子IN4及び出力端子O
UT4側が負極正(接地電圧))。また、上記出力端子
OUT3及びOUT4は、それぞれデータ側ドライバI
C4の共通接続線L3及びL4に接続される。
【0039】入力端子IN1(出力端子OUT1)は、
接地端子に対しNチャネルFET12(第2スイッチン
グ手段に相当)のドレイン・ソース間を介して接続さ
れ、入力端子IN4(出力端子OUT4)は接地端子に
直接的に接続される。入力端子IN3及びIN2間(出
力端子OUT3及びOUT2間)は、PチャネルFET
13(第1スイッチング手段に相当)のドレイン・ソー
ス間を介して互いに接続される。つまり、PチャネルF
ET13は、直流電圧Vmを発生する第1電源部におけ
る高電圧側端子と、直流電圧Vr−Vmを発生する第2
電源部における低電圧側端子との間に接続されるもので
ある。これにより、PチャネルFET13がオンされた
ときに、上記第1電源部及び第2電源部が直列に接続さ
れた状態となるから、直流電圧Vmに対して直流電圧V
r−Vmを重畳させた電圧Vrを確実に発生できるよう
になる。
【0040】NチャネルFET12のゲートは、制御端
子S1に接続されるが、PチャネルFET13のゲート
は、電圧分担回路14内に設けられた分圧回路15の出
力点aに接続される。この電圧分担回路14は、入力端
子IN3(出力端子OUT3)と接地端子との間に、抵
抗15a、15bの直列回路より成る分圧回路15及び
NPN型トランジスタ16(スイッチング素子に相当)
のコレクタ・エミッタ間を直列に接続した構成となって
おり、そのトランジスタ16のベースは制御端子S2に
接続されている。
【0041】従って、分圧回路15は、トランジスタ1
6のオン状態で、入力端子IN1を通じて与えられる直
流電圧Vmを分圧し、その出力点aからの分圧電圧Vd
をPチャネルFET13のゲートに与えるようになって
いる。この場合、上記分圧電圧Vdのレベルは、前記電
源回路11から与えられる直流電圧Vmのレベルが正常
範囲(本実施例の場合、45V前後の所定範囲)にある
ときにPチャネルFET13がオンする状態に設定され
る。つまり、電源回路11の出力が十分に立ち上がって
当該電源回路11から与えられる直流電圧Vmのレベル
が正常範囲になったときに、抵抗15aの分担電圧(V
m−Vd)の値が、PチャネルFET13のゲートしき
い値電圧以上となるように設定される。尚、制御端子S
1とNチャネルFET12のゲートとの間並びに制御端
子S2とトランジスタ16ベースとの間に、それぞれ従
来構成のようなフィルタ回路を介在させても良い。
【0042】このような構成において、正フィールド時
には、制御端子S1にローレベル(接地電圧レベル)の
制御信号を与え、制御端子S2にハイレベル(制御用電
圧のレベル)の制御信号を与えるものであり、これに応
じて、NチャネルFET12がオフ状態に保持されると
共に、分圧回路15内のトランジスタ16がオンされ
る。このとき、電源回路11から与えられる直流電圧V
mのレベルが正常範囲にあった場合には、上記トランジ
スタ16のオンに応じて分圧回路15の出力点aから分
圧電圧Vdが出力されることに応じてPチャネルFET
13がオンされる。
【0043】このようにPチャネルFET13がオンさ
れると、走査側ドライバIC2、3の共通接続線L2に
対して、入力端子IN3及びIN4間に与えられている
直流電圧Vmがオフセット電圧として出力され、また、
走査側ドライバIC2、3の共通接続線L1に対して、
上記直流電圧Vmに入力端子IN1及びIN2間に与え
られている直流電圧Vr−Vmが重畳した電圧Vr(=
Vr−Vm+Vm)が出力される。さらに、データ側ド
ライバIC4の共通接続線L3及びL4に対して、上記
直流電圧Vm及び接地電圧がそれぞれ出力される。従っ
て、このように出力される電圧に基づいて、正フィール
ドでの正極性の駆動電圧を作成できる。具体的には、走
査側ドライバIC2、3からの走査電圧のレベルをVr
−Vmとし、データ側ドライバIC4からのデータ電圧
のレベルを接地電圧とすることにより、走査電圧及びデ
ータ電圧の合成電圧として正極性の電圧Vrを得ること
ができる。
【0044】また、負フィールド時には、制御端子S1
にハイレベルの制御信号を与え、制御端子S2にローレ
ベルの制御信号を与えるものであり、これに応じて、N
チャネルFET12がオンされると共に、PチャネルF
ET13がオフ状態に保持される。
【0045】このようにNチャネルFET12がオンさ
れると、走査側ドライバIC2、3の共通接続線L2に
対して、入力端子IN1及びIN2間に与えられている
直流電圧Vr−Vmを極性反転させた直流電圧−Vr+
Vmが出力され、また、走査側ドライバIC2、3の共
通接続線L1に対して接地電圧が出力される。このと
き、データ側ドライバIC4の共通接続線L3及びL4
に対しては、直流電圧Vm及び接地電圧がそれぞれ出力
される。従って、このように出力される電圧に基づい
て、負フィールドでの負極性の駆動電圧を作成できる。
具体的には、走査側ドライバIC2、3からの走査電圧
のレベルを−Vr+Vmとし、データ側ドライバIC4
からのデータ電圧のレベルをVmとすることにより、走
査電圧及びデータ電圧の合成電圧として負極性の電圧−
Vrを得ることができる。
【0046】上記した本実施例の構成によれば、Pチャ
ネルFET13をオンさせるために、論理レベルの制御
信号によりオンされるトランジスタ16及び分圧回路1
5を備えた電圧分担回路14を設ける構成となっている
から、カップリングコンデンサを用いた従来構成のよう
に、PチャネルFET13が不用意にオンしてしまうこ
とがなくなる。また、上記分圧回路15は、抵抗15
a、15bを直列接続して構成され、電源回路11が発
生する直流電圧Vmのレベルが正常範囲にある状態時に
PチャネルFET13をオンさせるレベルの分圧電圧V
dを出力する構成となっている。このため、電源回路1
1の電源投入時や遮断時、つまり、電圧供給回路8の電
源投入時や遮断時において、上記直流電圧Vmが不安定
な状態となった期間にPチャネルFET13が不用意に
オンしてしまうことがなくなる。
【0047】この結果、PチャネルFET13の動作が
安定して行われるようになるから、電圧供給回路8の電
源投入時などにおいてNチャネルFET12及びPチャ
ネルFET13が双方ともオンして貫通電流が流れる事
態を招く恐れがなくなる。この結果、電圧供給回路8の
動作信頼性が向上するようになる。また、電圧分担回路
14内のトランジスタ16や抵抗15a、15bは、高
耐圧チップ部品として安価に流通しており、従って、チ
ップ部品を採用して省スペース化を図る場合において、
高価なチップコンデンサが必要となる従来構成に比べて
コストを低減することが可能になる。
【0048】また、本実施例によれば、駆動周波数が低
い状態に設定された場合において電源遮断時に生ずる表
示上の問題点(表示画面の下部が消えるという問題点)
にも対処できる。即ち、図6に示す従来構成のもので
は、PチャネルFET84をオンしているときに、カッ
プリングコンデンサ85に蓄えられた電荷を抵抗87を
通じて放電するようにしている。この場合、駆動周波数
が高い場合には問題ないが、駆動周波数が低くなると、
カップリングコンデンサ85の容量が小さく且つ抵抗8
7の抵抗値が小さい場合には、PチャネルFET84の
ゲート・ソース間電圧が低下して、当該FET84がオ
フしてしまうことがあった。
【0049】このような現象は、特に電源遮断時には、
PチャネルFET84の基準電圧(第1の電源81の出
力電圧)が低下して上記ゲート・ソース間電圧を低下さ
せるように働くため、より一層顕著に現れる。このた
め、正フィールドへ切換わったときには、カップリング
コンデンサ85が充電された正常な動作状態から、その
充電電荷が抵抗87を通じて放電され且つ電源遮断によ
りPチャネルFET84の基準電圧が下がってしまう
と、正フィールドの終わりの期間において当該FET8
4がオフしてしまうため、表示画面の下部が消えるとい
う問題点が発生する。しかも、従来構成では、この後に
再び正フィールドになったときに、カップリングコンデ
ンサ85の作用により、電源電圧の低下中においてもP
チャネルFET84がオンし、その後に正フィールドの
終わりの期間にオフするという動作を繰り返してしまう
ため、ユーザーに視覚的な違和感を与えてしまう。
【0050】これに対して、上記した本実施例では、上
記のような問題点の発生原因となる放電経路がないた
め、駆動周波数が低くなった場合でも正常な表示動作を
実行できる。特に、電源遮断時においては、Pチャネル
FET13は、ゲート・ソース間電圧がゲートしきい値
電圧以下に一旦低下すれば、その電源遮断後に再オンす
ることがない。従って、電源遮断時にEL表示パネル1
の表示画面の下部が消える現象が発生したとしても、そ
の現象は1フィールドの期間のみに限定されることにな
って従来構成のように繰り返し発生することがないか
ら、ユーザーに対し視覚的な違和感を与えることなく表
示動作を終了させることができる。
【0051】(第2の実施の形態)図5には本発明の第
2実施例が示されており、以下これについて前記第1実
施例と異なる部分のみ説明する。即ち、この第2実施例
は、第1実施例における電圧分担回路14に代えて、こ
れとは回路構成が一部異なる電圧分担回路17を設ける
構成としたものである。この電圧分担回路17は、入力
端子IN3(出力端子OUT3)と接地端子との間に、
当該入力端子IN3に対し逆バイアス状態で配置された
定電圧ダイオード18a及び抵抗18bの直列回路より
成る分圧回路18と、NPN型トランジスタ16のコレ
クタ・エミッタ間とを直列に接続した構成となってお
り、その出力点b(定電圧ダイオード18aのアノー
ド)をPチャネルFET13のゲートに接続している。
尚、図5では、定電圧ダイオード18aと並列に抵抗1
9を接続しているが、この抵抗19は必要に応じて設け
れば良いものである。
【0052】この構成によれば、電圧分担回路17が有
する分圧回路18は、その出力点bから所定レベル(入
力端子INの電圧値からPチャネルFET13のゲート
しきい値電圧より大きい電圧値を差し引いたレベル)の
分圧電圧を確実に発生できることになり、結果的にPチ
ャネルFET13のオンオフ制御を正確に行い得るよう
になる。
【0053】(その他の実施の形態)尚、本発明は上記
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。スイッチング素子としてバイ
ポーラ型のトランジスタ16を用いたが、FETなどの
他の半導体スイッチング素子を用いても良い。単純ドッ
トマトリックス型のEL表示パネル1を駆動対象とした
が、走査電極及びデータ電極を備えたセグメント側のE
L表示パネルを駆動対象としても良い。電圧供給回路8
内においては、第2スイッチング手段であるNチャネル
FET12がオンされたときに、走査側ドライバIC
2、3の共通接続線L1に対し接地電圧を供給する構成
としたが、負の直流電圧(例えば−Vr+Vm)を供給
する構成も可能である。この場合には、第2スイッチン
グ手段としてNチャネルFETを使用すると共に、この
NチャネルFETをオンさせるための分圧電圧を発生す
る電圧分担回路を設ける構成とすれば良い。また、第1
スイッチング手段、第2スイッチング手段としては、上
記各実施例のようなFETに限らず、IGBTやバイポ
ーラトランジスタなどを使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の電気的構成図
【図2】全体の電気的構成図
【図3】EL素子の基本的な断面構造を示す模式図
【図4】作用説明用のタイミングチャート
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
1はEL表示パネル、2、3は走査側ドライバIC(走
査電極駆動回路)、4はデータ側ドライバIC4(デー
タ電極駆動回路)、5、6は走査電圧供給回路、7はデ
ータ電圧供給回路、8は電圧供給回路、10は電源スイ
ッチ、11は電源回路(第1電源部、第2電源部)、1
2はNチャネルFET(第2スイッチング手段)、13
はPチャネルFET(第1スイッチング手段)、14は
電圧分担回路、15は分圧回路、15a、15bは抵
抗、16はトランジスタ(スイッチング素子)、17は
電圧分担回路、18は分圧回路、18aは定電圧ダイオ
ード、18bは抵抗、100、111、112、……、
121、122、……はEL素子、201、202、…
…は奇数走査電極、301、302、……は偶数走査電
極、401、402、……はデータ電極を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川内 正明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5C080 AA06 BB05 DD09 DD27 EE25 FF01 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査電極と複数のデータ電極とが
    交差した各位置にEL素子が形成されたEL表示パネル
    と、 正負のフィールド毎に前記走査電極に対し異なる極性の
    走査電圧を印加するための走査電極駆動回路と、 前記データ電極に対しデータ電圧を印加するためのデー
    タ電極駆動回路と、 前記走査電極駆動回路及びデータ電極駆動回路に対し前
    記走査電圧及びデータ電圧を供給する電圧供給回路とを
    備え、 前記正負のフィールド毎に前記走査電圧及びデータ電圧
    の合成電圧を前記EL表示パネルに対し線順次走査方式
    で印加して前記EL素子を発光させるようにしたEL表
    示装置において、 前記電圧供給回路は、 所定レベルの第1の電圧を発生するように設けられ、当
    該第1の電圧及び接地電圧を前記データ電極駆動回路に
    与える第1電源部と、 前記EL素子を発光させるときに印加する前記合成電圧
    より前記第1の電圧だけ低いレベルの第2の電圧を発生
    する第2電源部と、 オン状態で前記第1の電圧に前記第2の電圧を重畳させ
    た電圧を前記走査電極駆動回路に与える第1スイッチン
    グ手段と、 前記正のフィールドにおいて制御信号によりオンされる
    スイッチング素子及び当該スイッチング素子がオンされ
    た状態で前記第1電源部が発生する前記第1の電圧を分
    圧する分圧回路を有し、その分圧電圧により前記第1ス
    イッチング手段をオンさせる電圧分担回路と、 前記負のフィールドにおいて制御信号によりオンされる
    ように設けられ、そのオン状態で前記第2の電圧の極性
    を反転させた電圧を前記走査電極駆動回路に与える第2
    スイッチング手段とを備えた構成とされることを特徴と
    するEL表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1スイッチング手段は、前記第1
    電源部における高電圧側端子と前記第2電源部における
    低電圧側端子との間に接続されることを特徴とする請求
    項1記載のEL表示装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧分担回路が有する分圧回路は、
    複数の抵抗を直列接続して構成され、前記第1電源部が
    発生する第1の電圧のレベルが正常範囲にある状態時に
    前記第1スイッチング手段をオンさせるレベルの分圧電
    圧を出力する状態に設定されることを特徴とする請求項
    1または2記載のEL表示装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧分担回路が有する分圧回路は、
    前記第1電源部の出力電圧に対し逆バイアス状態で配置
    された定電圧ダイオードと抵抗とを直列接続して構成さ
    れたものであることを特徴とする請求項1または2記載
    のEL表示装置。
JP25736099A 1999-09-10 1999-09-10 El表示装置 Expired - Fee Related JP4406969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25736099A JP4406969B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 El表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25736099A JP4406969B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 El表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001083932A true JP2001083932A (ja) 2001-03-30
JP4406969B2 JP4406969B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=17305312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25736099A Expired - Fee Related JP4406969B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 El表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4406969B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030024994A (ko) * 2001-09-19 2003-03-28 엘지전자 주식회사 일렉트로 루미네센스 표시소자의 구동장치 및 방법
KR100486906B1 (ko) * 2001-09-19 2005-05-03 엘지전자 주식회사 일렉트로 루미네센스 표시소자의 구동장치 및 방법
JP2005292402A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Denso Corp 表示パネル用駆動装置
KR100577993B1 (ko) * 2001-08-20 2006-05-11 엘지전자 주식회사 일렉트로 루미네센스 표시소자의 구동장치
KR100590064B1 (ko) 2004-07-21 2006-06-14 삼성에스디아이 주식회사 발광표시 장치 및 그 구동 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100577993B1 (ko) * 2001-08-20 2006-05-11 엘지전자 주식회사 일렉트로 루미네센스 표시소자의 구동장치
KR20030024994A (ko) * 2001-09-19 2003-03-28 엘지전자 주식회사 일렉트로 루미네센스 표시소자의 구동장치 및 방법
KR100486906B1 (ko) * 2001-09-19 2005-05-03 엘지전자 주식회사 일렉트로 루미네센스 표시소자의 구동장치 및 방법
JP2005292402A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Denso Corp 表示パネル用駆動装置
JP4529519B2 (ja) * 2004-03-31 2010-08-25 株式会社デンソー 表示パネル用駆動装置
KR100590064B1 (ko) 2004-07-21 2006-06-14 삼성에스디아이 주식회사 발광표시 장치 및 그 구동 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4406969B2 (ja) 2010-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6064158A (en) Electroluminescent display device
US8125479B2 (en) Self light emitting type display device
US6121943A (en) Electroluminescent display with constant current control circuits in scan electrode circuit
TW202113797A (zh) 畫素電路與顯示面板
JP2003263129A (ja) 表示装置
JP2004361925A (ja) 有機発光ダイオードを交流駆動するシステム及び方法
US20040263503A1 (en) Drive devices and drive methods for light emitting display panel
JP2000284750A (ja) ディスプレイ装置
JP2014038168A (ja) 表示装置、電子機器、駆動方法および駆動回路
JP4406969B2 (ja) El表示装置
JP2003195806A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子の発光回路及び表示装置
JP2914234B2 (ja) El表示装置
CN113948032B (zh) 像素电路及其驱动方法
JP2897695B2 (ja) El素子の駆動装置
JP5064696B2 (ja) 表示パネルの駆動装置
JP3039378B2 (ja) El表示装置
JP3598650B2 (ja) El表示装置
JP3301379B2 (ja) El表示装置
JP3058543B2 (ja) 表示装置
JPH05333815A (ja) 表示装置の駆動方法
JP2003228325A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子の発光回路及び表示装置
KR20080068428A (ko) 유기전계발광 표시 장치
KR100659713B1 (ko) 플라즈마 표시 장치 및 게이트 구동 장치와 구동 방법
KR100649536B1 (ko) 플라즈마 표시 장치 및 게이트 구동 장치와 구동 방법
JP2001083931A (ja) El表示装置及びel表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091102

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees