JP2003263129A - 表示装置 - Google Patents
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- JP2003263129A JP2003263129A JP2002062638A JP2002062638A JP2003263129A JP 2003263129 A JP2003263129 A JP 2003263129A JP 2002062638 A JP2002062638 A JP 2002062638A JP 2002062638 A JP2002062638 A JP 2002062638A JP 2003263129 A JP2003263129 A JP 2003263129A
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- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of El Displays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い輝度データが設定されている光学素子
を、低い輝度データに書き換えるとき残像現象が見られ
ることがある。 【解決手段】 画素回路Pixは、OLEDと、第1〜
4のトランジスタTr10〜Tr13と、コンデンサC
を含む。画素回路Pixには、第1の電力供給線PVd
d11または第2の電力供給線PVdd12から電力が
供給される。いずれから電力供給するかを決定する切替
制御信号を制御線CTLが伝搬する。切替制御信号がハ
イになると第3のトランジスタTr12がオンされ、第
4のトランジスタTr13がオフされる。切替制御信号
がローになると第3のトランジスタTr12がオフさ
れ、第4のトランジスタTr13がオンされる。第2の
電力供給線PVdd12の電圧値は低く、第4のトラン
ジスタTr14がオンされると、輝度データなどとの関
係でOLEDを消灯させることができる。
を、低い輝度データに書き換えるとき残像現象が見られ
ることがある。 【解決手段】 画素回路Pixは、OLEDと、第1〜
4のトランジスタTr10〜Tr13と、コンデンサC
を含む。画素回路Pixには、第1の電力供給線PVd
d11または第2の電力供給線PVdd12から電力が
供給される。いずれから電力供給するかを決定する切替
制御信号を制御線CTLが伝搬する。切替制御信号がハ
イになると第3のトランジスタTr12がオンされ、第
4のトランジスタTr13がオフされる。切替制御信号
がローになると第3のトランジスタTr12がオフさ
れ、第4のトランジスタTr13がオンされる。第2の
電力供給線PVdd12の電圧値は低く、第4のトラン
ジスタTr14がオンされると、輝度データなどとの関
係でOLEDを消灯させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に関す
る。本発明は特に、アクティブマトリックス型表示装置
の表示品位を改善する技術に関する。
る。本発明は特に、アクティブマトリックス型表示装置
の表示品位を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータや携帯
端末の普及が進んでいる。現在、これらの表示装置に主
に使用されているのが液晶ディスプレイであり、次世代
平面表示パネルとして期待されているのが有機EL(El
ectro Luminescence)ディスプレイである。これらディ
スプレイの表示方法として中心に位置するのがアクティ
ブマトリックス駆動方式である。この方式を用いたディ
スプレイは、アクティブマトリックス型ディスプレイと
呼ばれ、画素は縦横に多数配置されてマトリックスを形
成し、各画素にはスイッチ素子が配置される。映像デー
タはスイッチ素子によって走査ラインごとに順次書き込
まれる。
端末の普及が進んでいる。現在、これらの表示装置に主
に使用されているのが液晶ディスプレイであり、次世代
平面表示パネルとして期待されているのが有機EL(El
ectro Luminescence)ディスプレイである。これらディ
スプレイの表示方法として中心に位置するのがアクティ
ブマトリックス駆動方式である。この方式を用いたディ
スプレイは、アクティブマトリックス型ディスプレイと
呼ばれ、画素は縦横に多数配置されてマトリックスを形
成し、各画素にはスイッチ素子が配置される。映像デー
タはスイッチ素子によって走査ラインごとに順次書き込
まれる。
【0003】有機ELディスプレイの実用化設計は草創
期にあり、様々な画素回路が提案されている。そのよう
な回路の一例として、特開平11−219146号公報
に開示されている画素回路について図8をもとに簡単に
説明する。
期にあり、様々な画素回路が提案されている。そのよう
な回路の一例として、特開平11−219146号公報
に開示されている画素回路について図8をもとに簡単に
説明する。
【0004】この回路は、2個のnチャネルトランジス
タである第1、2のトランジスタTr50、Tr51
と、光学素子であるOLED50と、保持容量C50
と、選択信号を送る選択線SL50と、電力供給線Vd
d50と、輝度データを伝搬するデータ線DL50を備
える。
タである第1、2のトランジスタTr50、Tr51
と、光学素子であるOLED50と、保持容量C50
と、選択信号を送る選択線SL50と、電力供給線Vd
d50と、輝度データを伝搬するデータ線DL50を備
える。
【0005】この回路の動作は、OLED50の輝度デ
ータの書込のために、選択線SL50の選択信号がハイ
になり、第1のトランジスタTr50がオンとなり、デ
ータ線DL50に入力された輝度データが第2のトラン
ジスタTr51および保持容量C50に設定され、その
輝度データに応じた電流が流れてOLED50が発光す
る。選択線SL50の選択信号がローになると第1のト
ランジスタTr50がオフとなり、第2のトランジスタ
Tr51のゲート電圧が維持され、設定された輝度デー
タに応じて発光を継続する。
ータの書込のために、選択線SL50の選択信号がハイ
になり、第1のトランジスタTr50がオンとなり、デ
ータ線DL50に入力された輝度データが第2のトラン
ジスタTr51および保持容量C50に設定され、その
輝度データに応じた電流が流れてOLED50が発光す
る。選択線SL50の選択信号がローになると第1のト
ランジスタTr50がオフとなり、第2のトランジスタ
Tr51のゲート電圧が維持され、設定された輝度デー
タに応じて発光を継続する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、設定した輝度
データが大きい場合、輝度データを書き換えて小さな輝
度データを設定しようとしても、前の大きな輝度データ
に対応する電荷が光学素子から抜けずに残ってしまい正
確な輝度データの設定ができないという、いわゆる残像
現象が見られることがある。特に、動きの速い動画を表
示する際に視認性が低下するおそれがある。また、光学
素子の劣化が進むと、光学素子ごとの劣化速度の違いに
よって輝度にばらつきが生じるおそれがある。
データが大きい場合、輝度データを書き換えて小さな輝
度データを設定しようとしても、前の大きな輝度データ
に対応する電荷が光学素子から抜けずに残ってしまい正
確な輝度データの設定ができないという、いわゆる残像
現象が見られることがある。特に、動きの速い動画を表
示する際に視認性が低下するおそれがある。また、光学
素子の劣化が進むと、光学素子ごとの劣化速度の違いに
よって輝度にばらつきが生じるおそれがある。
【0007】本発明はこうした状況に鑑みなされたもの
であり、その目的は残像現象を低減させる新たな回路を
提案する点にある。本発明の別の目的は光学素子の劣化
を低減させる新たな回路を提案する点にある。本発明の
さらに別の目的は光学素子の劣化を低減させることによ
り輝度のばらつきを解消する点にある。本発明のさらに
別の目的は残像現象を低減させるための新たな回路を簡
素な構成で実現する点にある。
であり、その目的は残像現象を低減させる新たな回路を
提案する点にある。本発明の別の目的は光学素子の劣化
を低減させる新たな回路を提案する点にある。本発明の
さらに別の目的は光学素子の劣化を低減させることによ
り輝度のばらつきを解消する点にある。本発明のさらに
別の目的は残像現象を低減させるための新たな回路を簡
素な構成で実現する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のある実施の形態
は表示装置である。この装置は、それぞれが光学素子を
含む複数の画素回路と、これら複数の画素回路に電力供
給する複数の電力供給線と、各画素回路への電力供給状
態を制御する制御回路と、を有する。これら複数の電力
供給線は、ひとつの画素回路に対してそれぞれ接続され
るとともに、それぞれが異なる経路を介して異なる電圧
値で電力供給し、制御回路は、いずれの電力供給線から
電力供給させるかを切り替えることにより、光学素子の
発光状態を制御する。これは、電力供給の切替に応じて
光学素子に異なる電圧値で電力供給されるよう構成させ
る趣旨であり、最終的にこれが実現される限りは必ずし
も複数の電力供給源が異なる電圧値でなくてもよい。複
数の画素回路のそれぞれは、複数の電力供給線のそれぞ
れから電力供給を受けるための複数の経路と、その経路
上で電力供給を遮断するためのスイッチ回路と、を含ん
でもよい。その場合、制御回路は、スイッチ回路を制御
して電力供給の経路を切り替えてもよい。この制御回路
は、実施の形態において適宜「電力制御回路」とも表現
する。
は表示装置である。この装置は、それぞれが光学素子を
含む複数の画素回路と、これら複数の画素回路に電力供
給する複数の電力供給線と、各画素回路への電力供給状
態を制御する制御回路と、を有する。これら複数の電力
供給線は、ひとつの画素回路に対してそれぞれ接続され
るとともに、それぞれが異なる経路を介して異なる電圧
値で電力供給し、制御回路は、いずれの電力供給線から
電力供給させるかを切り替えることにより、光学素子の
発光状態を制御する。これは、電力供給の切替に応じて
光学素子に異なる電圧値で電力供給されるよう構成させ
る趣旨であり、最終的にこれが実現される限りは必ずし
も複数の電力供給源が異なる電圧値でなくてもよい。複
数の画素回路のそれぞれは、複数の電力供給線のそれぞ
れから電力供給を受けるための複数の経路と、その経路
上で電力供給を遮断するためのスイッチ回路と、を含ん
でもよい。その場合、制御回路は、スイッチ回路を制御
して電力供給の経路を切り替えてもよい。この制御回路
は、実施の形態において適宜「電力制御回路」とも表現
する。
【0009】以上の構成において、光学素子へ供給すべ
き電力をその光学素子の発光に必要な値よりも低くする
ことにより、光学素子への電荷残りを解消して残像現象
を低減させることができる。
き電力をその光学素子の発光に必要な値よりも低くする
ことにより、光学素子への電荷残りを解消して残像現象
を低減させることができる。
【0010】「画素回路」は、光学素子と、これを駆動
する駆動素子と、輝度データの書込と保持を切り替える
スイッチ回路と、を含む。「輝度データ」は、駆動素子
に設定される輝度情報に関するデータであって、その光
学素子が放つ光強度とは区別する。光学素子としては、
有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode。
以下、単に「OLED」と表記する。)を主に想定す
る。駆動素子やスイッチ回路としては、金属酸化膜(M
OS:Metal Oxide Semiconductor )トランジスタや薄
膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を主
に想定する。
する駆動素子と、輝度データの書込と保持を切り替える
スイッチ回路と、を含む。「輝度データ」は、駆動素子
に設定される輝度情報に関するデータであって、その光
学素子が放つ光強度とは区別する。光学素子としては、
有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode。
以下、単に「OLED」と表記する。)を主に想定す
る。駆動素子やスイッチ回路としては、金属酸化膜(M
OS:Metal Oxide Semiconductor )トランジスタや薄
膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を主
に想定する。
【0011】ひとつの画素回路に接続された複数の電力
供給線のうちのいずれかには、駆動素子に書き込まれる
輝度データを問わずその光学素子の駆動がオフになる電
圧値が設定されていてもよい。ここでいう「光学素子の
駆動がオフになる」は、その駆動素子自体がオフになっ
た状態と、駆動素子自体はオンになるものの光学素子に
対して発光に必要な電流が供給されない状態の双方を含
む。この状態では光学素子が自己放電するので、光学素
子への電荷残りが解消される。
供給線のうちのいずれかには、駆動素子に書き込まれる
輝度データを問わずその光学素子の駆動がオフになる電
圧値が設定されていてもよい。ここでいう「光学素子の
駆動がオフになる」は、その駆動素子自体がオフになっ
た状態と、駆動素子自体はオンになるものの光学素子に
対して発光に必要な電流が供給されない状態の双方を含
む。この状態では光学素子が自己放電するので、光学素
子への電荷残りが解消される。
【0012】ひとつの画素回路に接続された複数の電力
供給線のうちのいずれかには、光学素子に対して発光時
とは逆のバイアスがかかる電圧値が設定されていてもよ
い。光学素子に逆バイアスをかけることにより、その光
学素子の劣化を低減させることができる。制御回路は、
画素回路に対する輝度データの書込期間以外のタイミン
グでいずれの電力供給線から電力供給させるかを切り替
えてもよい。制御回路は、画素回路に対する輝度データ
の書込タイミングを決定する選択信号を用いて電力供給
を切り替えてもよい。「選択信号」は、スイッチ回路の
オンオフを制御するための信号であり、その信号線は例
えば画素の行ごとに個別に設けられる。電力供給経路の
切替制御するための制御線と選択信号を伝搬する選択線
とを共通化することにより、簡素な構成にて残像現象の
低減を実現できる。
供給線のうちのいずれかには、光学素子に対して発光時
とは逆のバイアスがかかる電圧値が設定されていてもよ
い。光学素子に逆バイアスをかけることにより、その光
学素子の劣化を低減させることができる。制御回路は、
画素回路に対する輝度データの書込期間以外のタイミン
グでいずれの電力供給線から電力供給させるかを切り替
えてもよい。制御回路は、画素回路に対する輝度データ
の書込タイミングを決定する選択信号を用いて電力供給
を切り替えてもよい。「選択信号」は、スイッチ回路の
オンオフを制御するための信号であり、その信号線は例
えば画素の行ごとに個別に設けられる。電力供給経路の
切替制御するための制御線と選択信号を伝搬する選択線
とを共通化することにより、簡素な構成にて残像現象の
低減を実現できる。
【0013】なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本
発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換し
たものもまた、本発明の態様として有効である。
発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換し
たものもまた、本発明の態様として有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態においては、表示装置
としてアクティブマトリックス型有機ELディスプレイ
を想定する。以下、いくつかの実施形態に分けて説明す
る。
としてアクティブマトリックス型有機ELディスプレイ
を想定する。以下、いくつかの実施形態に分けて説明す
る。
【0015】(第1実施形態)図1は、1画素分の画素
回路の構成を示す。本実施形態においては、ひとつの画
素回路に複数の電力供給線が接続され、いずれかの電力
供給線から選択的に電力供給を受ける。画素回路Pix
には、第1〜4のトランジスタTr10、Tr11、T
r12、Tr13と、コンデンサCと、OLEDが含ま
れる。画素回路Pixの周囲には、データ線DL、選択
線SL、制御線CTL、および第1、2の電力供給線P
Vdd11、PVdd12が配置されている。データ線
DLは、画素回路Pixに書き込む輝度データを伝搬
し、選択線SLは、輝度データ書込タイミングを決定す
る選択信号を伝搬する。第1、2の電力供給線PVdd
11、PVdd12は、それぞれ異なる電圧値で画素回
路Pixに電力を供給する。制御線CTLは、第1、2
の電力供給線PVdd11、PVdd12のいずれから
電力供給させるかを決定する切替制御信号を伝搬する。
回路の構成を示す。本実施形態においては、ひとつの画
素回路に複数の電力供給線が接続され、いずれかの電力
供給線から選択的に電力供給を受ける。画素回路Pix
には、第1〜4のトランジスタTr10、Tr11、T
r12、Tr13と、コンデンサCと、OLEDが含ま
れる。画素回路Pixの周囲には、データ線DL、選択
線SL、制御線CTL、および第1、2の電力供給線P
Vdd11、PVdd12が配置されている。データ線
DLは、画素回路Pixに書き込む輝度データを伝搬
し、選択線SLは、輝度データ書込タイミングを決定す
る選択信号を伝搬する。第1、2の電力供給線PVdd
11、PVdd12は、それぞれ異なる電圧値で画素回
路Pixに電力を供給する。制御線CTLは、第1、2
の電力供給線PVdd11、PVdd12のいずれから
電力供給させるかを決定する切替制御信号を伝搬する。
【0016】第1、4のトランジスタTr10、Tr1
3はnチャネルトランジスタであり、第2、3のトラン
ジスタTr11、Tr12はpチャネルトランジスタで
ある。第1のトランジスタTr10は、輝度データ書込
を制御するためのスイッチ回路であり、ゲート電極が選
択線SLに接続され、ソース電極(またはドレイン電
極)がデータ線DLに接続され、ドレイン電極(または
ソース電極)が第2のトランジスタTr11のゲート電
極に接続される。第2のトランジスタTr11は、OL
EDを駆動する駆動素子であり、ソース電極(またはド
レイン電極)が第1の電力供給線PVdd11または第
2の電力供給線PVdd12に接続され、ドレイン電極
(またはソース電極)がOLEDのアノード電極に接続
される。OLEDのカソード電極は接地電位と同電位と
される。
3はnチャネルトランジスタであり、第2、3のトラン
ジスタTr11、Tr12はpチャネルトランジスタで
ある。第1のトランジスタTr10は、輝度データ書込
を制御するためのスイッチ回路であり、ゲート電極が選
択線SLに接続され、ソース電極(またはドレイン電
極)がデータ線DLに接続され、ドレイン電極(または
ソース電極)が第2のトランジスタTr11のゲート電
極に接続される。第2のトランジスタTr11は、OL
EDを駆動する駆動素子であり、ソース電極(またはド
レイン電極)が第1の電力供給線PVdd11または第
2の電力供給線PVdd12に接続され、ドレイン電極
(またはソース電極)がOLEDのアノード電極に接続
される。OLEDのカソード電極は接地電位と同電位と
される。
【0017】第1の経路30は、第2のトランジスタT
r11と第1の電力供給線PVdd11を結ぶ電力供給
路であり、第2の経路32は、第2のトランジスタTr
11と第2の電力供給線PVdd12を結ぶ電力供給路
である。第1の経路30上には、その経路を遮断するた
めのスイッチ回路として第3のトランジスタTr12が
設けられ、第2の経路32上には、その経路を遮断する
ためのスイッチ回路として第4のトランジスタTr13
が設けられている。第3、4のトランジスタTr12、
Tr13は、それぞれゲート電極が制御線CTLに接続
される。
r11と第1の電力供給線PVdd11を結ぶ電力供給
路であり、第2の経路32は、第2のトランジスタTr
11と第2の電力供給線PVdd12を結ぶ電力供給路
である。第1の経路30上には、その経路を遮断するた
めのスイッチ回路として第3のトランジスタTr12が
設けられ、第2の経路32上には、その経路を遮断する
ためのスイッチ回路として第4のトランジスタTr13
が設けられている。第3、4のトランジスタTr12、
Tr13は、それぞれゲート電極が制御線CTLに接続
される。
【0018】コンデンサCは、その一端が第1のトラン
ジスタTr10のドレイン電極(またはソース電極)と
第2のトランジスタTr11のゲート電極の経路に接続
され、他端が接地電位と同電位とされる。
ジスタTr10のドレイン電極(またはソース電極)と
第2のトランジスタTr11のゲート電極の経路に接続
され、他端が接地電位と同電位とされる。
【0019】以上の構成による動作を以下説明する。選
択線SLの選択信号がハイになると、第1のトランジス
タTr10がオンになり、データ線DLに流れた輝度デ
ータが第2のトランジスタTr11のゲート電極および
コンデンサCに設定される。第2のトランジスタTr1
1のゲートソース電圧に応じた電流が流れ、その電流に
応じた強度でOLEDが発光する。
択線SLの選択信号がハイになると、第1のトランジス
タTr10がオンになり、データ線DLに流れた輝度デ
ータが第2のトランジスタTr11のゲート電極および
コンデンサCに設定される。第2のトランジスタTr1
1のゲートソース電圧に応じた電流が流れ、その電流に
応じた強度でOLEDが発光する。
【0020】制御線CTLの切替制御信号がローになる
と、第3のトランジスタTr12がオンになり、第1の
経路30が導通し、電流が流れる。このとき、第4のト
ランジスタTr13はオフになり、第2の経路32は遮
断される。一方、制御線CTLの切替制御信号がハイに
なると、第3のトランジスタTr12がオフになり、第
2の経路32は遮断される。このとき、第4のトランジ
スタTr13はオンになり、第2の経路32が導通し、
電流が流れる。なお、切替制御信号がハイとローで切り
替わるタイミングと、選択信号がハイとローで切り替わ
るタイミングの関係については後述する。
と、第3のトランジスタTr12がオンになり、第1の
経路30が導通し、電流が流れる。このとき、第4のト
ランジスタTr13はオフになり、第2の経路32は遮
断される。一方、制御線CTLの切替制御信号がハイに
なると、第3のトランジスタTr12がオフになり、第
2の経路32は遮断される。このとき、第4のトランジ
スタTr13はオンになり、第2の経路32が導通し、
電流が流れる。なお、切替制御信号がハイとローで切り
替わるタイミングと、選択信号がハイとローで切り替わ
るタイミングの関係については後述する。
【0021】図2は、4画素分の画素回路と周辺の制御
回路および信号線の構成を示す。表示パネルを構成する
多数の画素回路は行列状に配置されるが、そのうち4画
素分の画素回路として、第1〜4の画素回路Pix1
1、Pix12、Pix21、Pix22を本図におい
て示す。第1の選択線SL10は、1行目の第1、2の
画素Pix11、Pix12に輝度データを書き込むタ
イミングでハイの選択信号を伝搬する。第2の選択線S
L20は、2行目の第3、4の画素Pix21、Pix
22に輝度データを書き込むタイミングでハイの選択信
号を伝搬する。第1の制御線CTL10は、1行目の第
1、2の画素Pix11、Pix12の電力供給経路を
切り替える切替制御信号を伝搬する。第2の制御線CT
L20は、2行目の第3、4の画素Pix21、Pix
22の電力供給経路を切り替える切替制御信号を伝搬す
る。
回路および信号線の構成を示す。表示パネルを構成する
多数の画素回路は行列状に配置されるが、そのうち4画
素分の画素回路として、第1〜4の画素回路Pix1
1、Pix12、Pix21、Pix22を本図におい
て示す。第1の選択線SL10は、1行目の第1、2の
画素Pix11、Pix12に輝度データを書き込むタ
イミングでハイの選択信号を伝搬する。第2の選択線S
L20は、2行目の第3、4の画素Pix21、Pix
22に輝度データを書き込むタイミングでハイの選択信
号を伝搬する。第1の制御線CTL10は、1行目の第
1、2の画素Pix11、Pix12の電力供給経路を
切り替える切替制御信号を伝搬する。第2の制御線CT
L20は、2行目の第3、4の画素Pix21、Pix
22の電力供給経路を切り替える切替制御信号を伝搬す
る。
【0022】第1のデータ線DL10は、1列目の第
1、3の画素Pix11、Pix21に書き込む輝度デ
ータを伝搬する。第2のデータ線DL20は、2列目の
第2、4の画素Pix12、Pix22に書き込む輝度
データを伝搬する。第1の電力供給線PVdd11およ
び第2の電力供給線PVdd12は、1列目の第1、3
の画素Pix11、Pix21に電力を供給する。第3
の電力供給線PVdd21および第4の電力供給線PV
dd22は、2列目の第2、4の画素Pix12、Pi
x22に電力を供給する。
1、3の画素Pix11、Pix21に書き込む輝度デ
ータを伝搬する。第2のデータ線DL20は、2列目の
第2、4の画素Pix12、Pix22に書き込む輝度
データを伝搬する。第1の電力供給線PVdd11およ
び第2の電力供給線PVdd12は、1列目の第1、3
の画素Pix11、Pix21に電力を供給する。第3
の電力供給線PVdd21および第4の電力供給線PV
dd22は、2列目の第2、4の画素Pix12、Pi
x22に電力を供給する。
【0023】選択制御回路100は、第1、2の選択線
SL10、SL20に伝搬させる選択信号を生成し、電
力制御回路102は、第1の制御線CTL10、CTL
20に伝搬させる切替制御信号を生成する。
SL10、SL20に伝搬させる選択信号を生成し、電
力制御回路102は、第1の制御線CTL10、CTL
20に伝搬させる切替制御信号を生成する。
【0024】図3は、選択信号および切替制御信号がそ
れぞれハイとローになるタイミングの関係を示すタイム
チャートである。説明の前提として、第2のトランジス
タTr11のゲート電極の電圧をV1とし、第2のトラ
ンジスタTr11の第1、2の電力供給線PVdd1
1、12側電極の電圧をV2とし、第2のトランジスタ
Tr11のOLED側電極の電圧をV3とし、ゲートソ
ース電圧をVgsとし、ドレインソース電圧をVdsと
する。また、第1の電力供給線PVdd11の電圧を1
5Vとし、OLEDのカソード電極の電圧を0Vとし、
OLEDの閾値電圧を4Vとする。
れぞれハイとローになるタイミングの関係を示すタイム
チャートである。説明の前提として、第2のトランジス
タTr11のゲート電極の電圧をV1とし、第2のトラ
ンジスタTr11の第1、2の電力供給線PVdd1
1、12側電極の電圧をV2とし、第2のトランジスタ
Tr11のOLED側電極の電圧をV3とし、ゲートソ
ース電圧をVgsとし、ドレインソース電圧をVdsと
する。また、第1の電力供給線PVdd11の電圧を1
5Vとし、OLEDのカソード電極の電圧を0Vとし、
OLEDの閾値電圧を4Vとする。
【0025】以下、他の具体的な電圧値を三つのパター
ンに分けて例示しながら説明する。第2の電力供給線P
Vdd12の電圧は、パターン1では12V、パターン
2では2V、パターン3では−8Vである。いずれのパ
ターンも、輝度データがどのような値であっても第2の
トランジスタTr11によるOLEDの駆動がオフにな
るような電圧値が第2の電力供給線PVdd12に設定
される。第2のトランジスタTr11の閾値電圧は−1
Vである。
ンに分けて例示しながら説明する。第2の電力供給線P
Vdd12の電圧は、パターン1では12V、パターン
2では2V、パターン3では−8Vである。いずれのパ
ターンも、輝度データがどのような値であっても第2の
トランジスタTr11によるOLEDの駆動がオフにな
るような電圧値が第2の電力供給線PVdd12に設定
される。第2のトランジスタTr11の閾値電圧は−1
Vである。
【0026】(1)パターン1
期間Aにおいては、選択線SLの選択信号がローであ
り、制御線CTLの切替制御信号がローになっている。
V1=10V、V2=15Vとすると、Vgs=−5V
なので、第2のトランジスタTr11がオンされて電流
が流れ、V3は例えば7Vになる。期間Bにおいては、
切替制御信号がハイになる。V2=12V、Vgs=−
2Vになるので、第2のトランジスタTr11のオン状
態は弱まり、V3は例えば5Vへと下がる。ただし、期
間Bが短ければ5Vまで達しない。
り、制御線CTLの切替制御信号がローになっている。
V1=10V、V2=15Vとすると、Vgs=−5V
なので、第2のトランジスタTr11がオンされて電流
が流れ、V3は例えば7Vになる。期間Bにおいては、
切替制御信号がハイになる。V2=12V、Vgs=−
2Vになるので、第2のトランジスタTr11のオン状
態は弱まり、V3は例えば5Vへと下がる。ただし、期
間Bが短ければ5Vまで達しない。
【0027】期間Cにおいて、選択信号がハイになり新
たな輝度データが設定され、V1は例えば12Vにな
る。V2は12Vのままであり、Vgs=0Vになるの
で、第2のトランジスタTr11はオフになる。V3
は、OLEDの自己放電によってOLEDの閾値電圧で
ある4Vへと下がる。ただし、期間Cが短ければ4Vま
で達しない。期間Dにおいて、選択信号がローになる
が、V1およびV2に変化はなく、第2のトランジスタ
Tr11はオフのままである。期間B〜Dの長さが十分
であればV3は4Vまで下がる。期間Eにおいて、切替
制御信号がローになり、V2=15V、Vgs=−3V
になるので、第2のトランジスタTr11がオンされて
再び電流が流れ、V3は例えば5.5Vへと上昇する。
たな輝度データが設定され、V1は例えば12Vにな
る。V2は12Vのままであり、Vgs=0Vになるの
で、第2のトランジスタTr11はオフになる。V3
は、OLEDの自己放電によってOLEDの閾値電圧で
ある4Vへと下がる。ただし、期間Cが短ければ4Vま
で達しない。期間Dにおいて、選択信号がローになる
が、V1およびV2に変化はなく、第2のトランジスタ
Tr11はオフのままである。期間B〜Dの長さが十分
であればV3は4Vまで下がる。期間Eにおいて、切替
制御信号がローになり、V2=15V、Vgs=−3V
になるので、第2のトランジスタTr11がオンされて
再び電流が流れ、V3は例えば5.5Vへと上昇する。
【0028】(パターン2)期間Aにおいて、V1=1
0V、V2=15V、Vgs=−5Vなので、第2のト
ランジスタTr11がオンされて電流が流れ、V3は例
えば7Vになる。期間Bにおいて、V2=2Vになるの
で、第2のトランジスタTr11のソースがV3側、ド
レインがV2側に変わる。Vgsは3Vになるので、第
2のトランジスタTr11はオフになり、V3はOLE
Dの自己放電によってOLEDの閾値電圧である4Vへ
と下がる。ただし、期間Bが短ければ4Vまで達しな
い。
0V、V2=15V、Vgs=−5Vなので、第2のト
ランジスタTr11がオンされて電流が流れ、V3は例
えば7Vになる。期間Bにおいて、V2=2Vになるの
で、第2のトランジスタTr11のソースがV3側、ド
レインがV2側に変わる。Vgsは3Vになるので、第
2のトランジスタTr11はオフになり、V3はOLE
Dの自己放電によってOLEDの閾値電圧である4Vへ
と下がる。ただし、期間Bが短ければ4Vまで達しな
い。
【0029】期間Cにおいて、新たな輝度データとし
て、V1に12Vが設定される。Vgs=10Vになる
ので、第2のトランジスタTr11はオフのままであ
る。V3は、OLEDの自己放電によってOLEDの閾
値電圧である4Vへと下がるが、期間Cが短ければ達し
ない。期間D、Eはパターン1と同様である。
て、V1に12Vが設定される。Vgs=10Vになる
ので、第2のトランジスタTr11はオフのままであ
る。V3は、OLEDの自己放電によってOLEDの閾
値電圧である4Vへと下がるが、期間Cが短ければ達し
ない。期間D、Eはパターン1と同様である。
【0030】(パターン3)期間Aにおいて、V1=1
0V、V2=15V、Vgs=−5Vなので、第2のト
ランジスタTr11がオンされて電流が流れ、V3は例
えば7Vになる。期間Bにおいて、V2=−8Vになる
ので、第2のトランジスタTr11のソースがV3側、
ドレインがV2側に変わる。Vgsは3Vになるので、
第2のトランジスタTr11はオフになり、V3はOL
EDの自己放電によってOLEDの閾値電圧である4V
へと下がる。ただし、期間Bが短ければ4Vまで達しな
い。
0V、V2=15V、Vgs=−5Vなので、第2のト
ランジスタTr11がオンされて電流が流れ、V3は例
えば7Vになる。期間Bにおいて、V2=−8Vになる
ので、第2のトランジスタTr11のソースがV3側、
ドレインがV2側に変わる。Vgsは3Vになるので、
第2のトランジスタTr11はオフになり、V3はOL
EDの自己放電によってOLEDの閾値電圧である4V
へと下がる。ただし、期間Bが短ければ4Vまで達しな
い。
【0031】期間Cにおいて、新たな輝度データとして
V1=12Vが設定される。V2は−8Vのままであ
り、Vgs=20Vなので、第2のトランジスタTr1
1はオフのままである。V3は、OLEDの自己放電に
よってOLEDの閾値電圧である4Vへと下がるが、期
間Cが短ければ達しない。期間D、Eはパターン1と同
様である。
V1=12Vが設定される。V2は−8Vのままであ
り、Vgs=20Vなので、第2のトランジスタTr1
1はオフのままである。V3は、OLEDの自己放電に
よってOLEDの閾値電圧である4Vへと下がるが、期
間Cが短ければ達しない。期間D、Eはパターン1と同
様である。
【0032】このように、第2の電力供給線PVdd1
2の電圧値が、V1に第2のトランジスタTr11の閾
値電圧の絶対値を加えた値よりも低ければ、OLEDを
自己放電させて初期化することができる。
2の電圧値が、V1に第2のトランジスタTr11の閾
値電圧の絶対値を加えた値よりも低ければ、OLEDを
自己放電させて初期化することができる。
【0033】(第2実施形態)本実施形態においては、
第2の電力供給線PVdd12の電圧値と、輝度データ
との関係によってOLEDに逆バイアスをかける点で第
1実施形態と異なる。ここで、OLEDの劣化原因の一
つに、OLEDにおける有機層と無機層の界面や有機層
と有機層の界面、またはバルク状に形成された有機層内
に生じるキャリアのトラップ現象が挙げられる(城戸淳
二監修「有機EL材料とディスプレイ」、株式会社シー
エムシー発行)。この現象によれば、OLED内のキャ
リアトラップが内部電界を形成してしまい、OLEDに
印加される電圧による電界が実質的に減少してしまい、
駆動初期において輝度低下が見られる。そこで、逆方向
に電界を与えてトラップに捕獲されたキャリアを解放す
れば輝度低下を緩和できるとされている。この点に着目
して、本実施形態では所定のタイミングでOLEDに逆
バイアスがかかるよう第2の電力供給線PVdd12の
電圧値を設定しておく。これにより、OLEDの劣化の
進行を低減させ、例えば輝度のばらつきを抑えることも
できる。
第2の電力供給線PVdd12の電圧値と、輝度データ
との関係によってOLEDに逆バイアスをかける点で第
1実施形態と異なる。ここで、OLEDの劣化原因の一
つに、OLEDにおける有機層と無機層の界面や有機層
と有機層の界面、またはバルク状に形成された有機層内
に生じるキャリアのトラップ現象が挙げられる(城戸淳
二監修「有機EL材料とディスプレイ」、株式会社シー
エムシー発行)。この現象によれば、OLED内のキャ
リアトラップが内部電界を形成してしまい、OLEDに
印加される電圧による電界が実質的に減少してしまい、
駆動初期において輝度低下が見られる。そこで、逆方向
に電界を与えてトラップに捕獲されたキャリアを解放す
れば輝度低下を緩和できるとされている。この点に着目
して、本実施形態では所定のタイミングでOLEDに逆
バイアスがかかるよう第2の電力供給線PVdd12の
電圧値を設定しておく。これにより、OLEDの劣化の
進行を低減させ、例えば輝度のばらつきを抑えることも
できる。
【0034】図4は、本実施形態における1画素分の画
素回路の構成を示す。本実施形態では、第2のトランジ
スタTr11がnチャネルトランジスタである点が第1
実施形態と異なり、またコンデンサCの配置も第1実施
形態と異なる。
素回路の構成を示す。本実施形態では、第2のトランジ
スタTr11がnチャネルトランジスタである点が第1
実施形態と異なり、またコンデンサCの配置も第1実施
形態と異なる。
【0035】第1のトランジスタTr10は、ゲート電
極が選択線SLに接続され、ドレイン電極(またはソー
ス電極)がデータ線DLに接続され、ソース電極(また
はドレイン電極)が第2のトランジスタTr11のゲー
ト電極に接続される。第2のトランジスタTr11は、
ドレイン電極(またはソース電極)が第1の電力供給線
PVdd11または第2の電力供給線PVdd12に接
続され、ソース電極(またはドレイン電極)がOLED
のアノード電極に接続される。コンデンサCは、その一
端が第1のトランジスタTr10と第2のトランジスタ
Tr11の間の経路に接続され、他端が第2のトランジ
スタTr11とOLEDの間の経路に接続される。その
他の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略する。
極が選択線SLに接続され、ドレイン電極(またはソー
ス電極)がデータ線DLに接続され、ソース電極(また
はドレイン電極)が第2のトランジスタTr11のゲー
ト電極に接続される。第2のトランジスタTr11は、
ドレイン電極(またはソース電極)が第1の電力供給線
PVdd11または第2の電力供給線PVdd12に接
続され、ソース電極(またはドレイン電極)がOLED
のアノード電極に接続される。コンデンサCは、その一
端が第1のトランジスタTr10と第2のトランジスタ
Tr11の間の経路に接続され、他端が第2のトランジ
スタTr11とOLEDの間の経路に接続される。その
他の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0036】本実施形態の動作を図3を用いて説明す
る。第1実施形態において「説明の前提」として記載し
た内容を本実施形態でも前提として用いる。以下、他の
具体的な電圧値を三つのパターンに分けて例示しながら
説明する。第2の電力供給線PVdd12の電圧は、パ
ターン1、2、3とも第1実施形態と同様である。第2
のトランジスタTr11の閾値電圧は1Vである。
る。第1実施形態において「説明の前提」として記載し
た内容を本実施形態でも前提として用いる。以下、他の
具体的な電圧値を三つのパターンに分けて例示しながら
説明する。第2の電力供給線PVdd12の電圧は、パ
ターン1、2、3とも第1実施形態と同様である。第2
のトランジスタTr11の閾値電圧は1Vである。
【0037】(パターン1)期間Aにおいて、V1=1
2V、V2=15V、V3=7Vとすると、第2のトラ
ンジスタTr11のソースはV3側なのでVgs=5V
となり、第2のトランジスタTr11がオンされて電流
が流れる。期間Bにおいて、V2=12Vとなるが、V
1に変化はなく、OLED発光の動作点が第2のトラン
ジスタTr11の飽和領域にあれば、V3はほぼ7Vの
ままで変化はない。
2V、V2=15V、V3=7Vとすると、第2のトラ
ンジスタTr11のソースはV3側なのでVgs=5V
となり、第2のトランジスタTr11がオンされて電流
が流れる。期間Bにおいて、V2=12Vとなるが、V
1に変化はなく、OLED発光の動作点が第2のトラン
ジスタTr11の飽和領域にあれば、V3はほぼ7Vの
ままで変化はない。
【0038】期間Cにおいて、新たな輝度データとして
V1=8Vが設定される。V2は12Vのままであり、
Vgs=1Vになるので、第2のトランジスタTr11
のオン状態は弱まり、流れる電流も減少する。Vgsは
コンデンサCによって維持されるので、V3はある電位
で落ち着く。V3は例えば5Vへと下がるが、期間Cが
短ければ5Vまで達しない。期間Dにおいては、V1お
よびV2に変化はなく、期間C、Dの長さが十分であれ
ばV3は5Vまで下がる。期間Eにおいては、V2=1
5Vとなるので若干電流が変化し、V3も変化すると考
えられる。ただし、OLED発光の動作点が第2のトラ
ンジスタTr11の飽和領域にあれば、V3はほぼ5V
のまま変化しない。
V1=8Vが設定される。V2は12Vのままであり、
Vgs=1Vになるので、第2のトランジスタTr11
のオン状態は弱まり、流れる電流も減少する。Vgsは
コンデンサCによって維持されるので、V3はある電位
で落ち着く。V3は例えば5Vへと下がるが、期間Cが
短ければ5Vまで達しない。期間Dにおいては、V1お
よびV2に変化はなく、期間C、Dの長さが十分であれ
ばV3は5Vまで下がる。期間Eにおいては、V2=1
5Vとなるので若干電流が変化し、V3も変化すると考
えられる。ただし、OLED発光の動作点が第2のトラ
ンジスタTr11の飽和領域にあれば、V3はほぼ5V
のまま変化しない。
【0039】(パターン2)期間Aにおいて、V1=1
2V、V2=2V、V3=7Vとする。第2のトランジ
スタTr11のソースはV3側なのでVgs=5Vとな
り、第2のトランジスタTr11がオンされて電流が流
れる。期間Bにおいて、V2=2Vになるので、第2の
トランジスタTr11のソースがV2側、ドレインがV
3側に変わる。Vgs=10Vとなり、第2のトランジ
スタTr11のオン状態が強まると、V3はV2とほぼ
同電位にまで下がる。V1とV3の電位差はコンデンサ
Cにより5Vのままで維持されるので、V1もV3とと
もに下がって7Vとなる。V3はOLEDの閾値電圧よ
り低くなり、OLEDに電流が流れず消灯する。
2V、V2=2V、V3=7Vとする。第2のトランジ
スタTr11のソースはV3側なのでVgs=5Vとな
り、第2のトランジスタTr11がオンされて電流が流
れる。期間Bにおいて、V2=2Vになるので、第2の
トランジスタTr11のソースがV2側、ドレインがV
3側に変わる。Vgs=10Vとなり、第2のトランジ
スタTr11のオン状態が強まると、V3はV2とほぼ
同電位にまで下がる。V1とV3の電位差はコンデンサ
Cにより5Vのままで維持されるので、V1もV3とと
もに下がって7Vとなる。V3はOLEDの閾値電圧よ
り低くなり、OLEDに電流が流れず消灯する。
【0040】期間Cにおいて、新たな輝度データとして
V1=5Vが設定されると、Vgs=3Vへと減少する
ので、第2のトランジスタTr11のオン状態は弱まる
が、V2、V3の状態には変化がない。期間Dにおいて
は、V1、V2、V3ともに変化がない。期間Eにおい
て、V2=15Vになるので、第2のトランジスタTr
11のソースがV3側、ドレインがV2側に変わる。V
gsは3Vのままであるが、Vdsが13Vになるので
V3が上昇する。V3が例えば5Vになると、OLED
の閾値電圧より高くなるのでOLEDにも電流が流れて
発光を再開する。このとき、VgsはコンデンサCによ
り維持されるのでV1は8Vへ上昇する。
V1=5Vが設定されると、Vgs=3Vへと減少する
ので、第2のトランジスタTr11のオン状態は弱まる
が、V2、V3の状態には変化がない。期間Dにおいて
は、V1、V2、V3ともに変化がない。期間Eにおい
て、V2=15Vになるので、第2のトランジスタTr
11のソースがV3側、ドレインがV2側に変わる。V
gsは3Vのままであるが、Vdsが13Vになるので
V3が上昇する。V3が例えば5Vになると、OLED
の閾値電圧より高くなるのでOLEDにも電流が流れて
発光を再開する。このとき、VgsはコンデンサCによ
り維持されるのでV1は8Vへ上昇する。
【0041】(パターン3)期間Aにおいて、V1=1
2V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgs=5
Vになるので、第2のトランジスタTr11がオンされ
て電流が流れる。期間Bにおいて、V2=−8Vになる
ので、第2のトランジスタTr11のソースがV2側、
ドレインがV3側に変わる。Vgs=20Vとなり、第
2のトランジスタTr11のオン状態が強まると、V3
はV2とほぼ同電位にまで下がる。V1とV3の電位差
はコンデンサCにより5Vのままで維持されるので、V
1もV3とともに下がって−3Vとなる。V3はOLE
Dの閾値電圧より低くなり、OLEDに電流が流れず消
灯するとともに、V3はOLEDのカソード電極の電位
よりも低いのでOLEDに逆バイアスがかかった状態に
なる。これにより、OLEDの劣化を緩和させて、OL
EDの寿命を延ばすことができる。
2V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgs=5
Vになるので、第2のトランジスタTr11がオンされ
て電流が流れる。期間Bにおいて、V2=−8Vになる
ので、第2のトランジスタTr11のソースがV2側、
ドレインがV3側に変わる。Vgs=20Vとなり、第
2のトランジスタTr11のオン状態が強まると、V3
はV2とほぼ同電位にまで下がる。V1とV3の電位差
はコンデンサCにより5Vのままで維持されるので、V
1もV3とともに下がって−3Vとなる。V3はOLE
Dの閾値電圧より低くなり、OLEDに電流が流れず消
灯するとともに、V3はOLEDのカソード電極の電位
よりも低いのでOLEDに逆バイアスがかかった状態に
なる。これにより、OLEDの劣化を緩和させて、OL
EDの寿命を延ばすことができる。
【0042】期間Cにおいて、新たな輝度データとして
V1=−5Vが設定されると、Vgs=3Vとなるが、
V2、V3に変化はなく、期間Dにおいても変化がな
い。期間Eにおいて、V2=15Vになるので第2のト
ランジスタTr11のソースとドレインが入れ替わり、
Vdsが23VになるのでV3が上昇する。V3が例え
ば5Vになると、OLEDの閾値電圧より高いのでOL
EDにも電流が流れて発光する。このときVgsはコン
デンサCにより維持されるのでV1は8Vになる。
V1=−5Vが設定されると、Vgs=3Vとなるが、
V2、V3に変化はなく、期間Dにおいても変化がな
い。期間Eにおいて、V2=15Vになるので第2のト
ランジスタTr11のソースとドレインが入れ替わり、
Vdsが23VになるのでV3が上昇する。V3が例え
ば5Vになると、OLEDの閾値電圧より高いのでOL
EDにも電流が流れて発光する。このときVgsはコン
デンサCにより維持されるのでV1は8Vになる。
【0043】以上のように、第2の電力供給線PVdd
12の電圧値が、第2のトランジスタTr11の閾値電
圧の絶対値をV1に加えた値よりも低ければ、第2の電
力供給線PVdd12とV3を同じ電位にでき、OLE
Dをリセットできる。特に、第2の電力供給線PVdd
12の電圧値をOLEDの閾値電圧よりも低く設定すれ
ば、発光を停止させることもできる。さらに、V3がO
LEDのカソード電極の電位より低くなるように第2の
電力供給線PVdd12の電圧値を設定しておけば、所
定のタイミングでOLEDに逆バイアスをかけることが
できる。
12の電圧値が、第2のトランジスタTr11の閾値電
圧の絶対値をV1に加えた値よりも低ければ、第2の電
力供給線PVdd12とV3を同じ電位にでき、OLE
Dをリセットできる。特に、第2の電力供給線PVdd
12の電圧値をOLEDの閾値電圧よりも低く設定すれ
ば、発光を停止させることもできる。さらに、V3がO
LEDのカソード電極の電位より低くなるように第2の
電力供給線PVdd12の電圧値を設定しておけば、所
定のタイミングでOLEDに逆バイアスをかけることが
できる。
【0044】(第3実施形態)本実施形態においても駆
動素子としてpチャネルトランジスタを用いる点で第1
実施形態と共通するが、コンデンサCの配置を変えてい
る点で第1実施形態と異なる。また、第2のトランジス
タTr12の電圧値によっては、OLEDに逆バイアス
をかけられる点で第2実施形態と共通する。
動素子としてpチャネルトランジスタを用いる点で第1
実施形態と共通するが、コンデンサCの配置を変えてい
る点で第1実施形態と異なる。また、第2のトランジス
タTr12の電圧値によっては、OLEDに逆バイアス
をかけられる点で第2実施形態と共通する。
【0045】図5は、第3実施形態における1画素分の
画素回路の構成を示す。第2のトランジスタTr11は
pチャネルトランジスタである。コンデンサCは、一端
が第1のトランジスタTr10と第2のトランジスタT
r11の間の経路に接続され、他端が第2のトランジス
タTr11と第1の電力供給線PVdd11または第2
の電力供給線PVdd12の間の経路に接続される。そ
の他の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略す
る。
画素回路の構成を示す。第2のトランジスタTr11は
pチャネルトランジスタである。コンデンサCは、一端
が第1のトランジスタTr10と第2のトランジスタT
r11の間の経路に接続され、他端が第2のトランジス
タTr11と第1の電力供給線PVdd11または第2
の電力供給線PVdd12の間の経路に接続される。そ
の他の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略す
る。
【0046】本実施形態における動作を、具体的な電圧
値を三つのパターンに分けて例示しながら図3に沿って
説明する。第1実施形態において「説明の前提」として
記載した内容を本実施形態でも前提として用いる。第2
の電力供給線PVdd12の電圧は、パターン1、2、
3とも第1実施形態と同様である。第2のトランジスタ
Tr11の閾値電圧は−1Vである。
値を三つのパターンに分けて例示しながら図3に沿って
説明する。第1実施形態において「説明の前提」として
記載した内容を本実施形態でも前提として用いる。第2
の電力供給線PVdd12の電圧は、パターン1、2、
3とも第1実施形態と同様である。第2のトランジスタ
Tr11の閾値電圧は−1Vである。
【0047】(パターン1)期間Aにおいて、V1=1
0V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgsが−
5Vなので第2のトランジスタTr11がオンになり、
電流が流れる。期間Bにおいては、V2=12Vとな
り、V1とV2の電位差−5VがコンデンサCによって
維持されるので、V1は7Vに変化する。このとき、O
LED発光の動作点が第2のトランジスタTr11の飽
和領域にあれば、V3はほぼ7Vのままで変化はない。
0V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgsが−
5Vなので第2のトランジスタTr11がオンになり、
電流が流れる。期間Bにおいては、V2=12Vとな
り、V1とV2の電位差−5VがコンデンサCによって
維持されるので、V1は7Vに変化する。このとき、O
LED発光の動作点が第2のトランジスタTr11の飽
和領域にあれば、V3はほぼ7Vのままで変化はない。
【0048】期間Cにおいて、新たな輝度データとして
V1=9Vが設定されると、Vgs=−3Vになる。第
2のトランジスタTr11のオン状態が弱まるので、V
3は例えば5Vに減少する。期間Dにおいては、V1、
V2、V3ともに変化はない。期間Eにおいては、V2
=15Vになり、V1とV2の電位差−3Vがコンデン
サCによって維持されるので、V1は12Vに変化す
る。このとき、Vgsは変わらないものの、Vdsが上
昇するので電流が増加する。V3も上昇すると考えられ
るが、OLED発光の動作点が第2のトランジスタTr
11の飽和領域にあればほぼ5Vのままで変化はない。
V1=9Vが設定されると、Vgs=−3Vになる。第
2のトランジスタTr11のオン状態が弱まるので、V
3は例えば5Vに減少する。期間Dにおいては、V1、
V2、V3ともに変化はない。期間Eにおいては、V2
=15Vになり、V1とV2の電位差−3Vがコンデン
サCによって維持されるので、V1は12Vに変化す
る。このとき、Vgsは変わらないものの、Vdsが上
昇するので電流が増加する。V3も上昇すると考えられ
るが、OLED発光の動作点が第2のトランジスタTr
11の飽和領域にあればほぼ5Vのままで変化はない。
【0049】(パターン2)期間Aにおいて、V1=1
0V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgsが−
5Vなので第2のトランジスタTr11がオンになり、
電流が流れる。期間Bにおいて、V2=2Vになると、
V1とV2の電位差−5VがコンデンサCによって維持
されるので、V1は−3Vに変化する。このとき、第2
のトランジスタTr11のソースがV3側に変わるた
め、Vgs=−10Vになる。第2のトランジスタTr
11のオン状態は強まり、V3はV2と同電位まで下が
る。V3がOLEDの閾値電圧よりも低くなるためOL
EDには電流が流れず消灯する。
0V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgsが−
5Vなので第2のトランジスタTr11がオンになり、
電流が流れる。期間Bにおいて、V2=2Vになると、
V1とV2の電位差−5VがコンデンサCによって維持
されるので、V1は−3Vに変化する。このとき、第2
のトランジスタTr11のソースがV3側に変わるた
め、Vgs=−10Vになる。第2のトランジスタTr
11のオン状態は強まり、V3はV2と同電位まで下が
る。V3がOLEDの閾値電圧よりも低くなるためOL
EDには電流が流れず消灯する。
【0050】期間Cにおいて、新たな輝度データとして
V1=−1Vが設定されると、Vgs=−3Vになる。
第2のトランジスタTr11のオン状態は弱まるが、V
2、V3の状態には変化がない。期間Dにおいては、V
1、V2、V3ともに変化がない。期間Eにおいて、V
2=15Vになるので、第2のトランジスタTr11の
ソースがV2側に変わる。VgsはコンデンサCにより
−3Vのまま維持されるのでV1は12Vに変化する。
Vdsは13VになるのでV3が例えば5Vに上昇する
と、OLEDの閾値電圧より高くなるのでOLEDにも
電流が流れて発光を再開する。
V1=−1Vが設定されると、Vgs=−3Vになる。
第2のトランジスタTr11のオン状態は弱まるが、V
2、V3の状態には変化がない。期間Dにおいては、V
1、V2、V3ともに変化がない。期間Eにおいて、V
2=15Vになるので、第2のトランジスタTr11の
ソースがV2側に変わる。VgsはコンデンサCにより
−3Vのまま維持されるのでV1は12Vに変化する。
Vdsは13VになるのでV3が例えば5Vに上昇する
と、OLEDの閾値電圧より高くなるのでOLEDにも
電流が流れて発光を再開する。
【0051】(パターン3)期間Aにおいて、V1=1
0V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgsが−
5Vなので第2のトランジスタTr11がオンになり、
電流が流れる。期間Bにおいて、V2=−8Vになる
と、V1とV2の電位差−5VがコンデンサCによって
維持されるので、V1は−13Vに変化する。このと
き、第2のトランジスタTr11のソースがV3側に変
わるため、Vgs=−20Vになる。第2のトランジス
タTr11のオン状態は強まり、V3はV2と同電位ま
で下がる。V3がOLEDの閾値電圧よりも低くなるた
めOLEDには電流が流れず消灯するとともに、V3は
OLEDのカソード電極の電位よりも低いのでOLED
に逆バイアスがかかった状態になる。これにより、OL
EDの劣化を緩和させて寿命を延ばすことができる。
0V、V2=15V、V3=7Vとすると、Vgsが−
5Vなので第2のトランジスタTr11がオンになり、
電流が流れる。期間Bにおいて、V2=−8Vになる
と、V1とV2の電位差−5VがコンデンサCによって
維持されるので、V1は−13Vに変化する。このと
き、第2のトランジスタTr11のソースがV3側に変
わるため、Vgs=−20Vになる。第2のトランジス
タTr11のオン状態は強まり、V3はV2と同電位ま
で下がる。V3がOLEDの閾値電圧よりも低くなるた
めOLEDには電流が流れず消灯するとともに、V3は
OLEDのカソード電極の電位よりも低いのでOLED
に逆バイアスがかかった状態になる。これにより、OL
EDの劣化を緩和させて寿命を延ばすことができる。
【0052】期間Cにおいて、新たな輝度データとして
V1=−11Vが設定されると、Vgs=−3Vにな
る。第2のトランジスタTr11のオン状態は弱まる
が、V2、V3の状態には変化がない。期間Dにおいて
は、V1、V2、V3ともに変化がない。期間Eにおい
て、V2=15Vになるので、第2のトランジスタTr
11のソースがV2側に変わる。VgsはコンデンサC
により−3Vのまま維持されるのでV1は12Vに変化
する。Vdsは23VになるのでV3が例えば5Vに上
昇すると、OLEDの閾値電圧より高くなるのでOLE
Dにも電流が流れて発光を再開する。
V1=−11Vが設定されると、Vgs=−3Vにな
る。第2のトランジスタTr11のオン状態は弱まる
が、V2、V3の状態には変化がない。期間Dにおいて
は、V1、V2、V3ともに変化がない。期間Eにおい
て、V2=15Vになるので、第2のトランジスタTr
11のソースがV2側に変わる。VgsはコンデンサC
により−3Vのまま維持されるのでV1は12Vに変化
する。Vdsは23VになるのでV3が例えば5Vに上
昇すると、OLEDの閾値電圧より高くなるのでOLE
Dにも電流が流れて発光を再開する。
【0053】以上のように、第2の電力供給線PVdd
12の電圧値がOLEDの閾値電圧より低ければOLE
Dをリセットできるとともに、その発光を停止させるこ
ともできる。さらにV3がOLEDのカソード電極の電
位より低くなるように第2の電力供給線PVdd12の
電圧値を設定しておけば、所定のタイミングでOLED
に逆バイアスをかけることもできる。
12の電圧値がOLEDの閾値電圧より低ければOLE
Dをリセットできるとともに、その発光を停止させるこ
ともできる。さらにV3がOLEDのカソード電極の電
位より低くなるように第2の電力供給線PVdd12の
電圧値を設定しておけば、所定のタイミングでOLED
に逆バイアスをかけることもできる。
【0054】(第4実施形態)本実施形態においては、
第1〜3実施形態における制御線CTLと選択線SLを
共通化する。他の構成は、第1実施形態と共通するので
説明を省略する。
第1〜3実施形態における制御線CTLと選択線SLを
共通化する。他の構成は、第1実施形態と共通するので
説明を省略する。
【0055】図6は、本実施形態における1画素分の画
素回路の構成を示す。第1のトランジスタTr10のゲ
ート電極が選択線SLに接続されるとともに、第3、4
のトランジスタTr12、13のゲート電極もまた選択
線SLに接続される。すなわち、第1実施形態において
説明した切替制御信号として選択信号を用いており、選
択信号がハイになれば第1、4のトランジスタTr1
0、13がオンになり、第3のトランジスタTr12が
オフになる。選択信号がローになれば第1、4のトラン
ジスタTr10、13がオフになり、第3のトランジス
タTr12がオンになる。
素回路の構成を示す。第1のトランジスタTr10のゲ
ート電極が選択線SLに接続されるとともに、第3、4
のトランジスタTr12、13のゲート電極もまた選択
線SLに接続される。すなわち、第1実施形態において
説明した切替制御信号として選択信号を用いており、選
択信号がハイになれば第1、4のトランジスタTr1
0、13がオンになり、第3のトランジスタTr12が
オフになる。選択信号がローになれば第1、4のトラン
ジスタTr10、13がオフになり、第3のトランジス
タTr12がオンになる。
【0056】以上の構成によっても、電力供給元を第1
の電力供給線PVdd11と第2の電力供給線PVdd
12の間で切り替えてOLEDの駆動をオフにできるの
で、OLEDへの電荷残りを解消して残像現象を低減さ
せることができる。また、電力供給の切替タイミングと
輝度データ書込タイミングを同じ信号で制御することに
より、信号線を増やさずに簡素な構成で実現できる。
の電力供給線PVdd11と第2の電力供給線PVdd
12の間で切り替えてOLEDの駆動をオフにできるの
で、OLEDへの電荷残りを解消して残像現象を低減さ
せることができる。また、電力供給の切替タイミングと
輝度データ書込タイミングを同じ信号で制御することに
より、信号線を増やさずに簡素な構成で実現できる。
【0057】図7は、本実施形態における4画素分の画
素回路と周辺の制御回路および信号線の構成を示す。表
示制御回路100は、選択信号を生成して第1、2の選
択線SLに流す。この選択信号は、第1実施形態でいう
切替制御信号としても用いられる。
素回路と周辺の制御回路および信号線の構成を示す。表
示制御回路100は、選択信号を生成して第1、2の選
択線SLに流す。この選択信号は、第1実施形態でいう
切替制御信号としても用いられる。
【0058】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素
や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当
業者に理解されるところである。以下、そうした例を述
べる。
た。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素
や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当
業者に理解されるところである。以下、そうした例を述
べる。
【0059】第1、3、4のトランジスタTr10、1
2、13は、それぞれ二つ以上ずつ直列におかれてもよ
い。その際、電流増幅率など、それらのトランジスタの
特性を異ならせてもよい。例えば、第1のトランジスタ
Tr10において第2のトランジスタTr11に近い側
のトランジスタの電流増幅率を低めに設定すれば、漏れ
電流を減らす効果が大きい。さらに、第1のトランジス
タTr10と第2のトランジスタTr11の特性を変え
てもよい。例えば、第2のトランジスタTr11の電流
増幅率を小さくした場合、同じ輝度レンジに対応する設
定データのレンジが広がるため、輝度の制御が容易にな
る。
2、13は、それぞれ二つ以上ずつ直列におかれてもよ
い。その際、電流増幅率など、それらのトランジスタの
特性を異ならせてもよい。例えば、第1のトランジスタ
Tr10において第2のトランジスタTr11に近い側
のトランジスタの電流増幅率を低めに設定すれば、漏れ
電流を減らす効果が大きい。さらに、第1のトランジス
タTr10と第2のトランジスタTr11の特性を変え
てもよい。例えば、第2のトランジスタTr11の電流
増幅率を小さくした場合、同じ輝度レンジに対応する設
定データのレンジが広がるため、輝度の制御が容易にな
る。
【0060】第1〜3実施形態においては、電力供給元
の切替と輝度データの書込のタイミングを図3のように
制御するが、変形例においては、図3とは異なる任意の
タイミングで制御してもよい。
の切替と輝度データの書込のタイミングを図3のように
制御するが、変形例においては、図3とは異なる任意の
タイミングで制御してもよい。
【0061】第4実施形態においては、第2のトランジ
スタTr11の種類とコンデンサCの配置が第1実施形
態と同じになるよう記載したが、これを第2、3実施形
態と同じになる構成で実現してもよい。
スタTr11の種類とコンデンサCの配置が第1実施形
態と同じになるよう記載したが、これを第2、3実施形
態と同じになる構成で実現してもよい。
【0062】上記の各実施形態においては、第3のトラ
ンジスタTr12をpチャネルトランジスタとし、第4
のトランジスタTr13をnチャネルトランジスタとし
た。変形例においては、第3のトランジスタTr12を
nチャネルトランジスタとし、第4のトランジスタTr
13をpチャネルトランジスタとしてもよい。この場
合、制御線CTLの切替制御信号は、図3におけるパル
ス波形を反転させた形となる。
ンジスタTr12をpチャネルトランジスタとし、第4
のトランジスタTr13をnチャネルトランジスタとし
た。変形例においては、第3のトランジスタTr12を
nチャネルトランジスタとし、第4のトランジスタTr
13をpチャネルトランジスタとしてもよい。この場
合、制御線CTLの切替制御信号は、図3におけるパル
ス波形を反転させた形となる。
【0063】第1〜3実施形態においては、第3、4の
トランジスタTr12、Tr13のそれぞれのゲート電
極を1本の制御線CTLに接続している。変形例におい
ては、これを別々の制御線に接続する形で構成してもよ
い。例えば、第1、2の電力供給線PVdd11、Pv
dd12の電圧値の差が大きい場合に、第3、4のトラ
ンジスタTr12、Tr13の動作に必要な電圧にも大
きな差が生じる。これを1本の制御線CTLで制御する
場合には切替制御信号が高電圧になる。このような場合
であっても、変形例によれば制御線への負荷を分散する
ことによって比較的低電圧による制御を実現できる。
トランジスタTr12、Tr13のそれぞれのゲート電
極を1本の制御線CTLに接続している。変形例におい
ては、これを別々の制御線に接続する形で構成してもよ
い。例えば、第1、2の電力供給線PVdd11、Pv
dd12の電圧値の差が大きい場合に、第3、4のトラ
ンジスタTr12、Tr13の動作に必要な電圧にも大
きな差が生じる。これを1本の制御線CTLで制御する
場合には切替制御信号が高電圧になる。このような場合
であっても、変形例によれば制御線への負荷を分散する
ことによって比較的低電圧による制御を実現できる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、光学素子への電荷残り
を減らして残像現象を低減させることができる。
を減らして残像現象を低減させることができる。
【図1】 第1実施形態における1画素分の画素回路の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】 第1実施形態における4画素分の画素回路と
周辺の制御回路および信号線の構成を示す図である。
周辺の制御回路および信号線の構成を示す図である。
【図3】 選択信号および切替制御信号がそれぞれハイ
とローになるタイミングの関係を示すタイムチャートで
ある。
とローになるタイミングの関係を示すタイムチャートで
ある。
【図4】 第2実施形態における1画素分の画素回路の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図5】 第3実施形態における1画素分の画素回路の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図6】 第4実施形態における1画素分の画素回路の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図7】 第4実施形態における4画素分の画素回路と
周辺の制御回路および信号線の構成を示す図である。
周辺の制御回路および信号線の構成を示す図である。
【図8】 従来技術における1画素分の画素回路の構成
を示す。
を示す。
PVdd 電力供給線、 SL 選択線、 DL デー
タ線、 CTL 制御線、 Pix 画素回路、 Tr
トランジスタ、 C コンデンサ、 100選択制御
回路、 102 電力制御回路。
タ線、 CTL 制御線、 Pix 画素回路、 Tr
トランジスタ、 C コンデンサ、 100選択制御
回路、 102 電力制御回路。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/20 641 G09G 3/20 641D
641R
642 642A
670 670K
H05B 33/14 H05B 33/14 A
Fターム(参考) 2H093 NA16 NB02 NB03 NB09 NB10
NB12 NB15 NC33 NC34 NC35
ND09 ND12 ND47 ND48
3K007 AB11 AB17 DB03 GA04
5C080 AA06 BB05 DD02 DD05 DD13
DD23 DD24 DD29 EE19 EE29
FF03 FF11 GG08 HH09 JJ02
JJ03 JJ04 KK07
Claims (6)
- 【請求項1】 それぞれが光学素子を含む複数の画素回
路と、 前記複数の画素回路に電力供給する複数の電力供給線
と、 各画素回路への電力供給状態を制御する制御回路と、を
有し、 前記複数の電力供給線は、ひとつの画素回路に対してそ
れぞれ接続されるとともに、それぞれが異なる経路を介
して異なる電圧値で電力供給し、 前記制御回路は、いずれの電力供給線から電力供給させ
るかを切り替えることにより、前記光学素子の発光状態
を制御することを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 前記複数の画素回路のそれぞれは、複数
の電力供給線のそれぞれから電力供給を受けるための複
数の経路と、その経路上で電力供給を遮断するためのス
イッチ回路と、を含み、 前記制御回路は、前記スイッチ回路を制御して電力供給
の経路を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の
表示装置。 - 【請求項3】 前記複数の画素回路は、それぞれ光学素
子を駆動する駆動素子を含み、 ひとつの画素回路に接続された複数の電力供給線のうち
のいずれかには、前記駆動素子に書き込まれる輝度デー
タを問わずその光学素子の駆動がオフになる電圧値が設
定されていることを特徴とする請求項1または2に記載
の表示装置。 - 【請求項4】 ひとつの画素回路に接続された複数の電
力供給線のうちのいずれかには、前記光学素子に対して
発光時とは逆のバイアスがかかる電圧値が設定されてい
ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
表示装置。 - 【請求項5】 前記制御回路は、前記画素回路に対する
輝度データの書込期間以外のタイミングでいずれの電力
供給線から電力供給させるかを切り替えることを特徴と
する請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記制御回路は、前記画素回路に対する
輝度データの書込タイミングを決定する選択信号を用い
て前記電力供給を切り替えることを特徴とする請求項1
から4のいずれかに記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002062638A JP2003263129A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002062638A JP2003263129A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003263129A true JP2003263129A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=29196315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002062638A Pending JP2003263129A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003263129A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-03-07 JP JP2002062638A patent/JP2003263129A/ja active Pending
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