JPH06219749A - 透明な酸化鉄顔料およびその製造方法 - Google Patents

透明な酸化鉄顔料およびその製造方法

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JPH06219749A JP5282121A JP28212193A JPH06219749A JP H06219749 A JPH06219749 A JP H06219749A JP 5282121 A JP5282121 A JP 5282121A JP 28212193 A JP28212193 A JP 28212193A JP H06219749 A JPH06219749 A JP H06219749A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 粒子が最長の針状軸を基準にして 0.1 μm
未満の平均粒子サイズを有し、基本的に、酸化鉄針状体
のクラスターで構成される、大部分が星状の晶癖を有す
る粒子よりなる透明な酸化鉄顔料。 【目的】 容易に分散し得る黄色酸化鉄顔料の製造方法
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、最長の針状軸を基準にして 0.1
μm 未満の平均粒子サイズを有する透明な酸化鉄顔料
に、その製造方法に、およびそのラッカーおよびプラス
チックの彩色用の使用に関するものである。
【0002】0.1 μm 未満の平均粒子サイズを有する酸
化鉄顔料は、可視光を透過させるので透明酸化鉄顔料と
して知られている。針状粒子の場合には、粒子サイズは
針状体の長さとして表される。粒子サイズに替えて、比
表面積もしばしば粒子のサイズの尺度として使用され
る。この場合には一般に、約 80 m2/g を超える BET
比表面積を有する粒子が透明であると考えられている。
透明酸化鉄顔料はとりわけ、自動効果ラッカー、透明木
材ワニスの製造に、および透明プラスチックの彩色用に
使用される。
【0003】黄色酸化水酸化鉄は、たとえばパットン
(T. C. Patton),顔料ハンドブック(Pigment Handbo
ok),1 巻,ニューヨーク(New York)1988,297 ペー
ジ以下に記載されているような種々の方法で合成するこ
とができる。問題の方法は一般に、鉄(II)塩溶液から
の鉄(II)化合物のアルカリ性沈澱と、引き続く酸化鉄
(III)顔料を形成させるための鉄(II)塩化合物の酸
化とを基礎に置くものである。
【0004】上記の沈澱段階は、酸性媒体中でもアルカ
リ性媒体中でも実施することができる。沈澱した塩を透
明性に必要な極端な粒子の微細度に向かわせるために
は、好ましくは沈澱剤としてアルカリ金属炭酸塩を用
い、一般には改質剤の存在下に沈澱段階を実施する(U
S-A-2,558,303)。
【0005】透明酸化鉄顔料はその高い比表面積のため
に塊状集積する顕著な傾向を有するので、粉末の高度の
塊状集積を減少させ、より良好な分散を得るという観点
から特殊な方法が開発された。これらの方法には、たと
えばカルボニル化合物の熱分解および有機溶媒中での顔
料の沈澱が含まれる。しかし、これらの方法は複雑で経
費が嵩む。
【0006】沈澱段階を水性媒体中で実施する場合に
は、経験はアルカリ性媒体中での沈澱が酸性媒体中での
沈澱より塊状集積の少ない粉末につながることを示して
いる。US-A-2,558,303 に、および US-A-2,558,3
04 に記載されている透明酸化鉄顔料の製造方法におい
ては、鉄(II)塩の水溶液を化学量論的当量の少なくと
も 100 %のアルカリ金属炭酸塩またはアルカリ金属水
酸化物の水溶液に 40℃以下の温度で添加し、ついで、
得られる懸濁液を 40℃ 以下の温度で 15 分ないし 10
時間かけて完全に酸化し、酸化水酸化鉄(III)の懸濁
液を形成させるが、上記の酸化段階は粒子の微細さを制
御するために種子改質剤、たとえば SiO2、亜鉛塩また
はヒドロキシカルボン酸の存在下に実施する。その分散
性を改良するために、この顔料はまた親液性有機物質、
たとえば脂肪酸でも処理する。
【0007】しかし、これらの方法は一方では粒子サイ
ズを制御するために改質剤を使用するという欠点に、他
方では沈澱段階が廃水中の高濃度のアルカリ性物質につ
ながるという欠点に随伴されている。
【0008】したがって、本発明が指向した問題は、通
常の方法の上記の欠点のいかなるものをも持たない、容
易に分散し得る透明な黄色酸化鉄顔料の製造方法を提供
することであった。
【0009】US-A-2,558,303 によれば、赤色の透明
な酸化鉄顔料は黄色の透明な酸化鉄顔料からか焼により
製造することができる。か焼段階を比較的低い温度で実
施して針状粒子の深刻な塊状集積を回避するが、典型的
には 400℃ 以下のか焼温度にも拘わらず、一般には硬
い塊状集積物が生成して強力に磨砕しなければならな
い。したがって、それほど深刻には塊状集積しない透明
な酸化鉄に対する、またその製造方法に対する要求がな
お存在する。
【0010】驚くべきことには、先行技術とは対照的
に、改質剤の不存在において酸性 pHで沈澱工程を実施
することにより、容易に分散し得る透明な黄色酸化鉄顔
料を製造し得ることがここに見いだされた。これらの顔
料は、これまでに公知の針状または等軸の透明な酸化鉄
顔料とは、その粒子が星状の晶癖を有するという事実に
おいて異なっている。一例は図 1 に示されている。図
1 に見られるように、粒子は酸化鉄針状体のクラスター
よりなり、粒子は大部分が星状の晶癖を有している。
【0011】したがって本発明は、最長の針状軸を基準
にして 0.1 μm 未満の平均粒子サイズを有し、粒子の
大部分が星状の晶癖を有する透明な酸化鉄顔料に関する
ものである。
【0012】本発明記載の透明な酸化鉄顔料は、α-Fe
OOH 変態の黄色酸化水酸化鉄(III)としても α-F
e23 変態の赤色酸化鉄(III)としても存在すること
ができる。
【0013】本発明はまた、 a) 最初に 10 ないし 80 g/l の、好ましくは 20 な
いし 40 g/l の濃度を有する硫酸鉄(II)水溶液を導入
し; b) 0.8 ないし 1.0 当量の、好ましくは 0.85 ない
し 0.95 当量のアルカリ性沈澱剤を用いて沈澱させ; c) 酸化には懸濁液 1 リットルあたり毎時 20 ない
し 300 l の量の空気を用いて強力に通気する、 アルカリ溶液を用いる鉄(II)塩の沈澱と、引き続く酸
素含有気体を用いる酸化とによる、星状晶癖を有する黄
色透明酸化鉄顔料の製造方法に関するものでもある。
【0014】本発明記載の顔料の星状晶癖は、針状の主
要な粒子が集合してクラスターを作り、硬い塊状集積体
を形成するのを防止して分散性を改良する。星状晶癖を
有する α-FeOOH 粒子は原理的には公知である(コ
ーネル(Cornell)、ジョバノーリ(Giovanoli),粘土
および粘土鉱物(Clays and Clay Minerals)33,(198
5),424)が、この公知の粒子は透明性に必要な 0.1
μm 未満の粒子サイズを持たない。
【0015】鉄鋼酸洗い工程からの、および/または二
酸化チタニウムの製造からの硫酸鉄が鉄(II)塩として
好適に使用される。比較的低い濃度の硫酸鉄(II)溶液
が、本発明記載の方法の肝要な様相である。沈澱段階中
に有力な温度は、好ましくは15 ないし 50℃ の範囲、
より好ましくは 20 ないし 45℃ の範囲である。水酸化
鉄(II)または炭酸鉄(II)の懸濁液は 0.8 ないし 1.
0 当量の、好ましくは0.85 ないし 0.95 当量のアルカ
リ性沈澱剤、好ましくは NaOH、Na2CO3、NH3
MgO および/または MgCO3 を添加して沈澱させ
る。沈澱に続いて、酸化剤として好ましくは空気を用い
て酸化を行う。強力な通気が必要であり、懸濁液 1 リ
ットルあたり毎時 20 ないし 300 l の空気の導入によ
り保証される。ここで、このようにして得られた懸濁液
を有利には 70 ないし 100℃ で 1 ないし 4 時間熟成
させることができる。ついで、この顔料を濾別し、洗
浄、乾燥する。得られる顔料は針鉄鉱(α-FeOOH)
よりなるものである。粒子は大部分が星状の晶癖を有
し、星状体の個々の針状体は 0.1 μm 未満の針長を有
する。チェス盤の型上の本件顔料のラッカー被覆は高度
の透明性を示し、レモン黄色である。
【0016】本件顔料はまた、透明なプラスチックの染
色に使用することもできる。本発明はまた、本発明記載
の黄色顔料のラッカーおよびプラスチックの染色用の使
用に関するものでもある。
【0017】星状晶癖を有する透明な赤色酸化鉄顔料
は、本発明記載の黄色透明顔料を空気中で、150 ないし
500℃ の範囲の温度で、好ましくは 200 ないし 400℃
の範囲の温度で 5 分ないし 4 時間かけて、好ましく
は 30 分ないし 2 時間かけてか焼することにより得ら
れる。黄色の針鉄鉱は赤色の赤鉄鉱(α-Fe23)に分
解するが、星状の晶癖および粒子サイズは、したがって
透明性も変化せずに保持される。ついで、この顔料を軽
く磨砕する。透明な、赤色の星状酸化鉄顔料はこれまで
知られていなかった。
【0018】ラッカー中に分散した顔料のチェス盤型上
のラッカー被覆は高度の透明性を示し、赤い色調を有し
ている。
【0019】本件顔料はラッカー中のみでなく、透明プ
ラスチックの染色にも使用することができる。
【0020】本発明はまた、本発明記載の顔料のラッカ
ー、特に自動効果ラッカー、ならびに木材ワニスおよび
プラスチックの染色用の使用に関するものでもある。
【0021】本発明記載の赤色酸化鉄顔料はまた、たと
えば磁気材料用の γ-Fe23 顔料の製造から知られる
ように、最初にこれを Fe34 に還元し、続いてγ-F
e23 に再酸化することにより、γ-Fe23 変態の褐
色の、星状透明酸化鉄顔料に転化させることもできる。
【0022】本発明記載の粉末の BET 比表面積は、
DIN 66 131 記載の窒素 1 点吸収法により測定す
る。
【0023】以下の実施例は、黄色および赤色の星状透
明酸化鉄顔料の製造を記述するものである。これらの実
施例は、本発明記載の方法をいかなる様式においても限
定することなく説明することを意図したものである。
【0024】
【実施例】
実施例 1 22.3 l の、25 g/l の FeSO4 濃度を有する硫酸鉄溶
液を最初に導入する。温度は 40℃ である。1.3 l の
4.75 N の NaOH 溶液を添加し、続いて、この懸濁
液を懸濁液 1 l あたり毎時 52 l の空気で 20 分間酸
化する。このようにして得られた黄色の懸濁液を 80℃
に加熱し、2 時間撹拌し、続いて濾過し、塩がなくなる
まで洗浄し、85℃ で乾燥する。得られた顔料を磨砕す
る。
【0025】図 1 に示すように、この粒子は大部分が
星状の晶癖を有し、平均針長は約 0.06 μm である。B
ET 比表面積は 135 m2/g である。X-線回折像はα-
FeOOH の反射のみを示す。この顔料をアルキダール
(Alkydal)F 48 (バイエル社(Bayer AG)製の乾性
植物油脂肪酸を基剤とする媒体油アルキド樹脂)中に、
5 %の濃度で分散させる。ラッカー被覆は高度の透明性
を示し、黄色である。 実施例 2 実施例 1 に従って得られる顔料を空気中、300℃ で 30
分間か焼し、ついで磨砕する。
【0026】図 2 に示すように、この顔料粒子は大部
分が星状の晶癖を有し、平均針長は約 0.06 μm であ
る。比表面積は 168 m2/g である。この酸化鉄は α-F
e23変態で存在する。
【0027】実施例 1 に記述したものと同一の方法
で、この顔料をアルキダール F 48 中に分散させる。
ラッカー被覆は高度の透明性を示し、赤色である。
【0028】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0029】1. その粒子が最長の針状軸を基準にし
て 0.1 μm 未満の平均粒子サイズを有することを特徴
とする、基本的に、酸化鉄針状体のクラスターで構成さ
れる、大部分が星状の晶癖を有する粒子よりなる透明な
酸化鉄顔料。
【0030】2. 上記の酸化鉄針状体が α-FeOOH
変態の黄色酸化水酸化鉄(III)よりなるものであるこ
とを特徴とする 1 記載の透明な酸化鉄顔料。
【0031】3. 上記の酸化鉄針状体が α-Fe23
変態の赤色酸化鉄(III)よりなるものであることを特
徴とする 1 記載の透明な酸化鉄顔料。
【0032】4. a) 約 10 ないし 80 g/l の濃度
を有する硫酸鉄(II)水溶液を形成させ; b) 上記の硫酸鉄(II)水溶液に約 0.8 ないし 1.0
当量のアルカリ性沈澱剤を添加して水酸化鉄(II)また
は炭酸鉄(II)の懸濁体を沈澱させ; c) 上記の懸濁液に酸素含有気体で強力に通気して上
記の水酸化鉄(II)または炭酸鉄(II)を酸化し、α-
FeOOH 変態の酸化水酸化鉄(III)の懸濁液を形成
させ; d) 上記の黄色酸化水酸化鉄(III)を回収する ことよりなる、その粒子が最長の針状軸を基準にして
0.1 μm 未満の平均粒子サイズを有し、基本的に、黄色
酸化水酸化鉄(III)針状体のクラスターで構成され
る、大部分が星状の晶癖を有する粒子よりなる透明な酸
化鉄顔料の製造方法。 5. 上記の沈澱を約 15 ないし 50℃ の温度で実施す
ることを特徴とする 4記載の方法。
【0033】6. 上記の沈澱剤が NaOH、Na2
3、NH3、MgO および MgCO3 よりなるグループ
から選択した少なくとも 1 種の物質を含有することを
特徴とする 4 記載の方法。
【0034】7. 上記の酸化水酸化鉄(II)の懸濁液
を約 70 ないし 100℃ の温度で 1 ないし 4 時間熟成
することを特徴とする 4 記載の方法。
【0035】8. a) 約 10 ないし 80 g/l の濃度
を有する硫酸鉄(II)水溶液を形成させ; b) 上記の硫酸鉄(II)水溶液に約 0.8 ないし 1.0
当量のアルカリ性沈澱剤を添加して水酸化鉄(II)また
は炭酸鉄(II)の懸濁体を沈澱させ; c) 上記の懸濁液に酸素含有気体で強力に通気して上
記の水酸化鉄(II)または炭酸鉄(II)を酸化し、α-
FeOOH 変態の酸化水酸化鉄(III)の懸濁液を形成
させ; d) 上記の黄色酸化水酸化鉄(III)を回収し; e) 上記の黄色酸化水酸化鉄(III)を 約 150 − 50
0℃ の温度で約 5 分ないし 4 時間の期間か焼して α-
Fe23 変態の赤色酸化鉄(III)を形成させ; f) 上記の赤色酸化鉄(III)を回収する ことよりなる、その粒子が最長の針状軸を基準にして
0.1 μm 未満の平均粒子サイズを有する、基本的に、赤
色酸化鉄(III)よりなる酸化鉄針状体のクラスターで
構成される、大部分が星状の晶癖を有する粒子よりなる
透明な酸化鉄顔料の製造方法。
【0036】9. 上記のか焼時間が約 30 分ないし 2
時間であることを特徴とする 8 記載の方法。
【0037】10. 上記のか焼を空気中で実施すること
を特徴とする 8 記載の方法。
【0038】11. 上記の硫酸鉄(II)水溶液の濃度が
約 20 ないし 40 g/l であることを特徴とする 4 記載
の方法。
【0039】12. 段階 b)において約 0.85 ないし
0.95 当量の上記のアルカリ性沈澱剤を上記の硫酸鉄(I
I)水溶液に添加することを特徴とする 4 記載の方法。
【0040】13. 上記の酸素含有気体が空気であるこ
とを特徴とする 4 記載の方法。
【0041】14. 上記の空気を上記の水酸化鉄(II)
または炭酸鉄(II)の懸濁液に、上記の懸濁液 1 リッ
トルあたり空気毎時約 20 ないし 300 の量導入するこ
とを特徴とする 13 記載の方法。
【0042】15. 上記の沈澱を約 20 ないし 45℃ の
温度で実施することを特徴とする 5記載の方法。
【0043】16. 上記のか焼を約 200 ないし 400℃
の温度で実施することを特徴とする 8記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例 1 で得た酸化鉄顔料の粒子構造電子顕
微鏡写真である。
【図2】実施例 2 で得た酸化鉄顔料の粒子構造電子顕
微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グンター・ブクスバウム ドイツ連邦共和国デー47802クレーフエル ト・ホルツアプフエルベーク2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その粒子が最長の針状軸を基準にして
    0.1 μm 未満の平均粒子サイズを有することを特徴とす
    る、基本的に、酸化鉄針状体のクラスターで構成され
    る、大部分が星状の晶癖を有する粒子よりなる透明な酸
    化鉄顔料。
  2. 【請求項2】 a) 約 10 ないし 80 g/l の濃度を有
    する硫酸鉄(II)水溶液を形成させ; b) 上記の硫酸鉄(II)水溶液に約 0.8 ないし 1.0
    当量のアルカリ性沈澱剤を添加して水酸化鉄(II)また
    は炭酸鉄(II)の懸濁体を沈澱させ; c) 上記の懸濁液に酸素含有気体で強力に通気して上
    記の水酸化鉄(II)または炭酸鉄(II)を酸化し、α-
    FeOOH 変態の酸化水酸化鉄(III)の懸濁液を形成
    させ; d) 上記の黄色酸化水酸化鉄(III)を回収する ことよりなる、その粒子が最長の針状軸を基準にして
    0.1 μm 未満の平均粒子サイズを有し、基本的に、黄色
    酸化水酸化鉄(III)針状体のクラスターで構成され
    る、大部分が星状の晶癖を有する粒子よりなる透明な酸
    化鉄顔料の製造方法。
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