JPH06219677A - エスカレータの点検運転用スイッチ操作台 - Google Patents

エスカレータの点検運転用スイッチ操作台

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JPH06219677A
JPH06219677A JP815493A JP815493A JPH06219677A JP H06219677 A JPH06219677 A JP H06219677A JP 815493 A JP815493 A JP 815493A JP 815493 A JP815493 A JP 815493A JP H06219677 A JPH06219677 A JP H06219677A
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JP
Japan
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switch
inspection
escalator
stay
operation box
Prior art date
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Pending
Application number
JP815493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Miyata
毅 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06219677A publication Critical patent/JPH06219677A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エスカレータ機械室の保守点検時、電動で踏段
を駆動するのは事故の危険性がある。点検時の安全を図
れる電動駆動方法を提供する。 【構成】点検運転用スイッチ操作箱を支柱の上に載せ
て、機械室から一定の距離を離した位置に固定しないと
動作できない構成にして、点検員が機械室内に入ったま
までは運転できないようにして安全性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータの点検運転
用のスイッチ操作台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエスカレータについて、図5を参
照して説明する。
【0003】エスカレータ1は駅、デパート、地下街な
ど公共の施設の中で上下方向の交通機関として不特定多
数の人を運搬して昼夜連続で使用されることの多い電気
機械設備である。このため安全性や信頼性は十分保証さ
れなければならない。
【0004】従つて機器の構成品が十分信頼性の高いも
のであることは当然として、更にその性能を長く維持す
る為に定期的な保守点検作業が必要である。
【0005】保守点検作業は専門の知識を有した点検作
業員が2週間に一度程度の頻度で夜間など利用者の少な
い時間帯を利用して機器の動作状態などを点検してい
る。
【0006】エスカレータの主要な駆動機構を収容して
いるエスカレータ内の機械室の点検手順について説明す
る。
【0007】エスカレータ1の踏段2及び移動手すり3
の動作状態を確認したあと、運転操作盤4に設けたキー
スイッチにより踏段2の回転を停止し、機械室5の点検
を行う。
【0008】機械室5はトラス6の上階部にあり、上部
乗降板7の下に位置して、モータ、減速装置などの駆動
装置8、駆動チェーン、スプロケットなどの動力伝達部
9及び制御装置などを収容している。
【0009】点検時は機械室の出入口戸でもある乗降板
7をエスカレータ1のトラス6側に固定している取付ね
じをはずして機械室より取外し、機械室内にある安全ス
イッチを切り、電気的に駆動装置8が動かないようにす
る。次に、機械室内に入り、各部の給油状態やチェーン
の張力、寸法、騒音の有無などを確認し、必要であれば
調整を行う。
【0010】調整時に踏段2の位置を変える必要が生じ
たときは、モータの回転軸端部に手動の回転ハンドルを
取付け、減速装置のブレーキ緩めながら手動回転により
踏段2を適正な位置に移動して点検を行う。
【0011】手動で回転させないときはケーブル付きの
リモコン装置即ち点検運転用スイッチ操作箱を制御盤に
接続し、機械室の外から電気的に踏段2を駆動させる。
【0012】乗降板7を取外した後機械室5の点検を行
うとき機械室内には上記の各種機器が配置されているの
で点検のスペースが小さく作業に当たっては機械の作動
部分に触れないよう十分注意して行う必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようなエスカレー
タの点検作業においては、狭い機械室での作業の安全が
最も注意を要する点である。このため機械室内では手巻
き駆動、機械室外ではリモコン装置による電動駆動を行
うことにより、作業員が電動駆動時に不用意に回転部分
に近づかないように配慮している。
【0014】しかしながら手巻き作業の場合は安全性は
高いものの、ブレーキを解放しながらモータ部分を手巻
きで回転させ減速機を介して踏段を移動させるため、こ
の手巻きは多数回まわさなければ踏段が動かないという
問題がある。すなわち夜間などは限られた時間内で点検
作業を終了しなければならないが、手巻き作業が増える
と時間内に作業終了が不可能になる可能性があった。ま
たリモコンによる電動での踏段駆動は作業時間が短く能
率的にはなるが電動駆動で回転している時に機械室内に
入らない保証はなく、安全を作業者の注意力に頼る面が
あり安全確保の面からは不十分であった。
【0015】本発明は上記の点に鑑みエスカレータの点
検作業において安全を十分に確保できる踏段駆動装置を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は踏段の電動駆動
用のスイッチ操作箱を機械室内に収納しておき、点検運
転時には、操作箱の支柱を乗降板上に直立させることの
みにより、機械的に連動するリミットスイッチが作動し
て操作箱回路を電源に接続し、電気的に作動するように
しておく。
【0017】
【作用】スイッチ操作箱の位置を点検員が機械室内に入
つた状態では手が届かない範囲とすることにより、踏段
を電動で駆動するときは作業員は機械室から必ず外に出
て操作する態勢となり、モータ、チェーン、踏段など回
転部分に触れることがない。
【0018】
【実施例】本発明を図1〜図4に示す実施例に基づいて
説明する。
【0019】機械室乗降板7の下方のトラス上側に長さ
約1.5m程度の中空の支柱10を一端を回転軸11を
介してトラス側に支持し、他端にスイッチ操作箱12を
取付ける。回転軸11を支点にして支柱10を直立させ
て固定する。このとき作動する切替用リミットスイッチ
13を支柱10の根元に設けておく。
【0020】制御ケーブルを中空の支柱10の内に配線
し、リミットスイッチ13を介し制御盤(図示せず)と
接続する。スイッチ操作箱12には上昇方向の運転スイ
ッチ14と下降方向の運転スイッチ15と、共通のスイ
ッチ16および点検運転と平常運転を切替える切替スイ
ッチ17を設ける。操作箱12に設けた運転スイッチ1
4、15、16の各接点は切替用リミットスイッチ13
の接点及び点検、平常切替えスイッチ17と直列に接続
する。その他エスカレータの運転操作盤4には非常停止
用押しボタン18、起動スイッチ19、停止スイッチ2
0が設けられている。
【0021】このように構成した制御回路について説明
する(図4参照方)。
【0022】運転回路は非常停止用押ボタン18、停止
スイッチ20、点検、平常切り替えスイッチ17のb接
点、切替用リミットスイッチ13、起動スイッチ19を
直列に接続し、更にその先に上昇または下降方向のリレ
−U、Dを接続する。また切替えスイッチ17より分岐
してリミットスイッチ13のa接点、スイッチ操作箱1
2に配置した共通のスイッチ16、上昇方向の運転スイ
ッチ14、下降方向の運転スイッチ15を直列に接続
し、更にその先をリレ−UまたはDに接続する。リレ−
U、Dの接点はモータIMと結線されている。
【0023】正常時の運転モードに付いて説明する。
【0024】運転開始時は起動スイッチ19を上昇また
は下降方向に切り替えることで上昇または下降方向のリ
レーUまたはDを励磁し、自己保持回路が形成されて運
転動作にはいる。停止時は停止スイッチ20を動作させ
てリレ−UまたはDが開放され停止する。又非常時は非
常用押しボタン18により停止できる。
【0025】次に点検運転時の状態に付いて説明する。
【0026】点検時は点検作業員が機械室点検中に踏段
の駆動が必要になったときスイッチ操作箱12の支柱を
回転軸11を中心に垂直方向に引き起こす。このときリ
ミットスイッチ13が支柱10とトラス間の変位によっ
て作動し、通常の運転回路を切り放し、代わりに点検運
転回路が接続され、スイッチ操作箱のスイッチ14、1
5、16の作動が可能となる。
【0027】上昇運転する場合は上昇方向の運転スイッ
チ14と共通のスイッチ16を同時に押す事で上昇方向
のリレーUが励磁されて上昇運転を開始する。下降運転
をする場合は下降方向の運転スイッチ15と共通のスイ
ッチ16を同時に押す事で下降方向のリレーDが励磁さ
れて下降運転を開始する。このときボタンから手を離し
たり、支柱の位置を変えたりするとスイッチ14〜17
の各接点が解放されエスカレータの運転は直ちに停止す
る。また支柱の長さを約1.5m位にして垂直にたてる
ので機械室内に点検員が入った状態では操作が不可能と
なる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば点検作業時に踏段を回転
させる必要が生じたときは、電動駆動用のリモコン装置
を機械室外で操作する事が強制される。このため点検作
業員は機械の動作部分に近づくことなく安全に作業でき
る。また機械室内及びエスカレータ踏段全般が見渡せる
位置に起立した姿勢で運転するため、作業員の注意力の
差や体調のよしあしといったヒューマンエラからくる不
安全行為を未然に防ぎ、作業員本人はもちろん周囲の乗
客など第3者の安全にも配慮の行き届く体勢を強制的に
つくる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエスカレータの部分図、
【図2】図1の部分詳細図、
【図3】図1の部分斜視図、
【図4】本発明による点検運転回路図、
【図5】従来のエスカレータの概略図である。
【符号の説明】
1 エスカレータ 2 踏段 3 移動手摺 5 機械室 7 上部乗降板 8 駆動装置 9 動力伝達装置 10 支柱 12 点検運転用スイッチ操作箱 16 共通スイッチ 17 通常点検運転切替用スイッチ 18 非常停止用スイッチ 19 起動スイッチ 20 停止スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱の先端に点検運転用スイッチ操作箱
    を設け、他端を回転軸を介して機械室内に固定し、更に
    この支柱と機械的に連動して前記点検運転用スイッチ操
    作箱回路を電源より切離す切替用リミットスイッチとを
    設けてなる点検運転用スイッチ操作台を機械室内に収納
    し、使用時には、この点検運転用スイッチ操作台の支柱
    を直立させて前記操作箱を前記機械室乗降板上方に移動
    固定すると共に、前記点検運転用スイッチ操作箱の回路
    を前記切替用リミットスイッチを介して電源に接続する
    ことを特徴とするエスカレータの点検運転用スイッチ操
    作台。
JP815493A 1993-01-21 1993-01-21 エスカレータの点検運転用スイッチ操作台 Pending JPH06219677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP815493A JPH06219677A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 エスカレータの点検運転用スイッチ操作台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP815493A JPH06219677A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 エスカレータの点検運転用スイッチ操作台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06219677A true JPH06219677A (ja) 1994-08-09

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ID=11685410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP815493A Pending JPH06219677A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 エスカレータの点検運転用スイッチ操作台

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JP (1) JPH06219677A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3321225A1 (en) * 2016-11-15 2018-05-16 KONE Corporation Escalator system
EP3323763A1 (en) * 2016-11-21 2018-05-23 KONE Corporation An escalator system
JP2020196565A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 ポータブル運転装置

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