JPH0694768B2 - 電動ガレ−ジ扉 - Google Patents

電動ガレ−ジ扉

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JPH0694768B2
JPH0694768B2 JP61045065A JP4506586A JPH0694768B2 JP H0694768 B2 JPH0694768 B2 JP H0694768B2 JP 61045065 A JP61045065 A JP 61045065A JP 4506586 A JP4506586 A JP 4506586A JP H0694768 B2 JPH0694768 B2 JP H0694768B2
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広一郎 眞鍋
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
本発明は、ガレージの出入り口を開閉するための電動ガ
レージ扉に関する。
【背景技術】 従来の電動ガレージ扉にあっては、操作ボタンはガレー
ジ内の壁面等に取り付けられた操作パネルに設けられて
おり、入庫後にガレージ内部で扉体を開閉操作しようと
すれば、一旦降車して自動車の周囲を回ってガレージ内
の壁面に設けられている操作パネルの位置まで行かなけ
ればならず、面倒であった。同様に、出庫する場合に
も、一旦操作パネルの所まで行って扉体を開いた後、自
動車に乗り込んで発車させなければならず、この時自動
車の周囲をぐるりと回って乗車しなければならず、やは
り面倒であった。更に、ガレージ内の壁面などに操作パ
ネルを取り付けていたので、施工時には壁面への操作パ
ネルの取付け作業を要していた。
【発明の目的】
本発明は叙上のような技術的背景に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは電動ガレージ扉におい
て屋内側からでも屋外側からでも夫々独立して扉体の開
閉操作を容易にすると共に施工手間の簡略化を図ること
にある。
【発明の開示】
本発明の電動ガレージ扉は、パーキングスペース2の両
側に支柱1を立て、夫々の支柱1に上下に回動自在にア
ーム3の基端部を枢支させ、アーム3の先端部に支柱1
よりも屋外側を閉成する扉体4を設け、少なくとも一方
のアーム3を駆動して扉体4を開閉させるための駆動装
置5を備え、駆動装置5を制御するためのスイッチ操作
部6a(または6b)を前記支柱1に設けると共に屋外側か
ら駆動装置5を制御するためのスイッチボックス41をパ
ーキングスペース2よりも屋外側の壁面7に設けて成る
ことを特徴とするものである。しかして、扉体4を開閉
制御するためのスイッチ操作部6a(または6b)を扉体4
のアーム3を枢支している屋内側の支柱1に設けたの
で、自動車の運転席からでもスイッチ操作部6a(または
6b)に手が届き、パーキングスペース2側から扉体4を
開閉する場合には乗車したままで扉体4の開閉制御を行
えるものである。しかも、支柱1にスイッチ操作部6a
(または6b)を設けることで、施工時にはガレージの壁
面などへのスイッチ操作部6a(または6b)の取付け施行
を要せず、施行を簡略化できるものである。更に、屋外
側にもスイッチボックス41を設けてあるので、屋外側か
ら扉体4越しに支柱1に手を延ばしてスイッチ操作部6a
(または6b)を操作するというようなことがなく、屋外
側からも独立して扉体4の開閉操作を行えるものであ
る。 尚、以下の実施例では両支柱1に夫々スイッチ操作部6
a、6bを設けてあるが、いずれか一方のスイッチ操作部6
aまたは6bのみでも良いものである。 以下本発明の実施例を添付図に基いて詳述する。第1図
には、塀の壁面7間に形成されたパーキングスペース2
の出入り口に電動ガレージ扉を設置した例を示してあ
る。パーキングスペース2の両側においてはコンクリー
ト床8に夫々支柱1が立てられており、両支柱1の内側
側面には略V字状をしたアーム3の基端が上下回動自在
に枢支されている。扉体4はこの一対のアーム3の先端
に一体に固着されており、アーム3の回動に伴ってコン
クリート床8の上に垂直に立てられた閉成状態と上方へ
水平に跳ね上げられた開成状態との間で移動させられる
ようになっている。この扉体4は駆動装置5によりアー
ム3を回動させて開閉されるようになっており、駆動装
置5は一方の支柱1内に内蔵されている。 駆動装置5の構造を第6図〜第8図に示す。幅の狭い角
筒状のケーシング9の上部には回転軸10が回転自在に枢
支されており、回転軸10には略扇形していて回転軸10の
中心からの距離が一定となった歯のついた円弧状の縁11
を有する扇形のカム12が固着されている。カム12の縁11
の上端には、チェーン(あるいはワイヤー)等の索条体
13の一端が枢着されており、索条体13の他端に設けられ
たピン26に引張ばね14の上端が引っ掛けられ、更に引張
ばね14の下端はケーシング9内の下部に設けられたバー
27に引っ掛けられており、引張ばね14は索条体13を下方
に引っ張っていて、ひいては回転軸10を第7図のイ回転
方向に付勢している。この時、索条体13はカム12により
常に回転軸10から一定の距離に保たれているので、片持
ち状のレバーの先に索条体13の端を固定した場合のよう
に回転軸10の回転に伴って索条体13の引張力のモーメン
トの腕の長さが変化することがなく、常に索条体13を介
して回転軸10に働く引張ばね14のモーメントの大きさを
最大に保つことができ、引張ばね14の力を常に効率的に
発揮させることができるようになっている。 また、ケーシング9内で回転軸10と引張ばね14との間に
は固定軸15が架設されており、この固定軸15の外周には
ウオームホイール16が回転自在に装着してある。扇形の
カム12と固定軸15との間にはリンク機構17を設けてあ
る。このリンク機構17は上リンク17aと下リンク17bとに
より構成されている。扇形のカム12の縁11からさらに外
周に突出するように連結部19を設けてあり、上リンク17
aの上端を軸20にて連結部19に回転自在に連結してあ
る。上リンク17aの下端と下リンク17bの上端とは軸21に
て回転自在に連結してあり、下リンク17bの下端は固定
軸15に回転自在に連結してあり、下リンク17bは軸21や
固定軸15に対して軸方向に移動し得るようにしてある。
下リンク17bの固定軸15回りには可動側クラッチ爪18aを
設けてあり、ウオームホイール16の固定軸15の外周には
固定側クラッチ爪18bを設けてあり、可動側クラッチ爪1
8aと固定側クラッチ爪18bとによりクラッチ18を構成し
てある。ケーシング9の内面には軸22にてクラッチ操作
板28を回動自在に装着してあり、クラッチ操作板28の先
端に設けた係止ピン28aを下リンク17bに係当させてあ
る。クラッチ操作板28の基端に対応する部分でケーシン
グ9に長孔29を穿孔してあり、ケーシング9の外面側か
ら長孔29を介してクラッチ操作板28の基端に止めねじ30
を螺合してある。止めねじ30を緩めることによりクラッ
チ操作板28を回動して下リンク17bを固定軸15の軸方向
に摺動させて可動側クラッチ爪18aと固定側クラッチ爪1
8bとを噛合させたり、噛合を解除したりできるようにな
っている。通常は可動側クラッチ爪18aと固定側クラッ
チ爪18bとを噛合させた状態でクラッチ操作板28を止め
ねじ30にて止めてある。固定軸15のウオームホイール16
の側方にはガイド輪体31を回転自在に装着してあり、ガ
イド輪体31の外周に上記索条体13をかけてあって、索条
体13が固定軸15、ウオームホイール16、ウオーム23、ク
ラッチ18等に当たらないようにガイドするようになって
いる。固定軸15の側方でケーシング9には軸受け台32を
装着してあり、軸受け台32に架設したウオーム軸33にウ
オーム23を装着してあり、ウオーム23をウオームホイー
ル16に噛合させてある。軸受け台32の下方には減速機24
を介してモータ34を装着してあり、減速機24の出力軸25
とウオーム軸33とを連結してある。しかしてモータ34を
駆動すると、減速機24を介してウオーム23が駆動され、
ウオーム23にてウオームホイール16が駆動され、ウオー
ムホイール16からクラッチ18、下リンク17b、上リンク1
7aを介してカム12が回転駆動され、回転軸10が回転駆動
される。この際回転軸10は引張ばね14により扉体4の開
成方向に付勢されていて、扉体4の重量の大半は引張ば
ね14が負担する構造となっているから、扉体4を開閉す
るためのモータ34の動力としては小さなトルクの小型の
ものを使用でき、扉体4を持ち上げる場合にはモータ34
を用いて回転軸10を回転させ、扉体4の自重よりも小さ
な動力で扉体4を開くことができる。逆に、扉体4を閉
成する場合には、モータ34を逆回転させて引張ばね14の
ばね力に抗して回転軸10を逆転させると、扉体4はコン
クリート床8の上に降り、閉成されるのである。 尚、事故などの非常時には止めねじ30を緩め、クラッチ
操作板28を回転して可動側クラッチ爪18aが固定側クラ
ッチ爪18bから離れるように操作してクラッチ18を外す
と、ウオームホイール16と下リンク17bとの間がフリー
になってリンク機構17が自由に動くようになるので手で
扉体4を開閉できるようになる。また、制御装置35及び
受信機45は支柱1の内側面から外すことができるように
なっており、補修や点検時には支柱1から外して行え、
補修等の作業を行い易いようにしてある。 上記駆動装置5は、第2図に示すように、同じく支柱1
内に内臓された制御装置35によりコントロールされるよ
うになっており、制御装置35は三箇所から操作されるよ
うになっている。その1つは、支柱1の背面に設けられ
た屋内側のスイッチ操作部6a、6bであって両支柱1に設
けられている。このうち駆動装置5等が内臓されている
側の支柱1に設けられているスイッチ操作部6aには、開
ボタン36a、閉ボタン37a及びリセットボタン38が設けら
れており、このスイッチ操作部6aはコネクタ39により制
御装置35に接続されている。他方の支柱1に設けられて
いるスイッチ操作部6bには、開ボタン36bと閉ボタン37b
とが設けられており、このスイッチ操作部6a、6bは制御
装置35のターミナル40に結線されている。これらスイッ
チ操作部6a、6bの支柱1への取付け位置はアーム3の回
動範囲外としてある。アーム3の回動範囲外とは、内側
面側から支柱1を見たとき、扉体4の開成状態から閉成
状態との間でアーム3が回動する範囲内に重ならない範
囲のことである。即ち、第1図のように支柱1の背面に
設けてもよく、あるいは扉体1の閉成時のアーム3下端
よりも下方における支柱1の内側面(制御装置35のやや
上)でも良い。このような位置にスイッチ操作部6a、6b
を設けることによりアーム3に妨げられることなくスイ
ッチ操作部6a、6bを操作でき、操作性が良好となる。ま
た、別な操作箇所は屋外で塀の壁面7に埋め込まれたス
イッチボックス41であり、第3図に示すようにこのスイ
ッチボックス41には開ボタン36c、閉ボタン37c及びタン
ブラ型のモード切換スイッチ42が設けられており、スイ
ッチボックス41は制御装置35のターミナル40に結線され
ている。なお、このスイッチボックス41には簡単なロッ
ク手段43a、43bが設けられており、鍵をかけていたずら
を防止できるようにしてある。第三の操作手段はリモー
トコントロール式の送信機44(複数台でも良い。)であ
り、送信機44には開ボタン36dと閉ボタン37dとが設けら
れている。送信機44からは支柱1内に内蔵されていて制
御装置35と接続されている受信機45へ電波信号が送ら
れ、受信機45から制御装置35へ信号が入力されるように
なっている。 更に第2図に示すように、制御装置35には、漏電ブレー
カMCBを介して100ボルトの電源46、駆動装置5内の三相
交流のモータ34、扉体4の全開状態を検知するリミット
スイッチLSO及び扉体4の全閉状態を検知するリミット
スイッチLSCが夫々接続されており、制御装置35の内部
には扉体4に異常負荷が加わった時にこれを検出する過
負荷検出回路47が内蔵されている。しかして、制御装置
35内には例えば第4図に示すように電気回路が構成され
ており、第5図のフローチャートに示すような動作を行
うものである。第5図のフローチャートには送信機44に
より制御操作する場合のみについて示してあるが、第4
図の回路図からも明らかなように他のスイッチ操作部6
a、6bやスイッチボックス41で制御操作する場合も同様
であり、これら異なる操作手段を同時に混用する場合も
同様である。この回路の動作を送信機44により操作する
場合について説明する。はじめに扉体4が閉成されてい
るとする。送信機44の開ボタン36dを押すと送信機44の
発光ダイオードLED(図示せず)が点灯して信号電波が
発信され、信号が受信機45に達すると受信機45の発光ダ
イオードLED(図示せず)が点灯し、受信機45を介して
自動復帰式のスイッチOSWdがオンにされ、番地1の電磁
接触器MC1が励磁されてモータ駆動回路の正転側の接点M
C1がオンになり、駆動装置5のモータ34が正転して扉体
4の開成動作を行う。同時に、電磁接触器MC1には自己
保持回路が形成され、スイッチOSWdがオフになっても開
成動作は続けられる。こうして、扉体4に異常負荷が加
わらなければ開成動作を続け、扉体4が全開状態に達す
ると上のリミットスイッチLSOがオフになって電磁接触
器MC1の自己保持回路が解除され、モータ駆動回路の接
点MC1がオフになってモータ34が停止し、扉体4が静止
する。しかし、動作中に扉体4に異常負荷が掛かって過
負荷検出回路47が出力すると番地2の電磁接触器MC2
励磁されてモータ駆動回路の接点MC3がオフになるの
で、直ちにモータ34が停止して扉体4は途中で停止させ
られる。この状態では電磁接触器MC3の自己保持回路が
働くので、過負荷の原因を除いた後、送信機44の開ボタ
ン36dや閉ボタン37dを押しても各開閉スイッチOSWd、CS
Wdは働かない。この場合には、支柱1に設けられている
スイッチ操作部6aのリセットボタン38を押してリセット
スイッチRSWを開き、電磁接触器MC3の自己保持回路を解
除する必要がある。異常時の安全性を確保するためであ
る。リセット後、送信機44の開ボタン36dまたは閉ボタ
ン37dを押すと、所定動作を行う。また、開成動作中に
送信機44の閉ボタン37dを押すと、受信機45を介して自
動復帰式のスイッチCSWdがオンになり、番地2の電磁接
触器MC2が励磁されて番地1の接点MC2をオフにし、番地
1の電磁接触器MC1の自己保持を解除して一旦モータ駆
動回路の正転側の接点MC1をオフにし、また番地2の電
磁接触器MC2の励磁によってモータ駆動回路の逆転側の
接点MC2をオンにしてモータ34を逆転させ、扉体4の閉
成動作に移行する。同時に番地2の電磁接触器MC2は自
己保持回路を形成する。こうして閉成動作を続け、扉体
4が全閉状態に達すると、下のリミットスイッチLSCが
オフになって番地2の電磁接触器MC2の自己保持を解除
してモータ駆動回路の接点MC2をオフにしてモータ34を
停止し、扉体4を閉成状態に静止させる。なお、開成動
作中に開ボタン36dを押した場合、また閉成動作中に閉
ボタン37dを押した場合には、各々の動作を続行する。
また、第5図のフローチャートの下半分に表されている
ように、始め開成されていた扉体4を閉成させる場合の
動作も上述したところと同様である。 次に、屋外のスイッチボックス41に設けられているモー
ド切換スイッチ42の働きについて説明する。第4図にお
いて、OSWaはスイッチ操作部6aの開ボタン36aの操作に
よりオンになるスイッチ、OSWbはスイッチ操作部6bの開
ボタン36bの操作によりオンになるスイッチ、OSWcはス
イッチボックス41の開ボタン36cによりオンになるスイ
ッチであり、各々スイッチOSWdと並列に設けられてお
り、またCSWaはスイッチ操作部6aの閉ボタン37aの操作
によりオンになるスイッチ、CSWbはスイッチ操作部6bの
閉ボタン37bの操作によりオンになるスイッチ、CSWcは
スイッチボックス41の閉ボタン37cによりオンになるス
イッチであり、各々スイッチCSWdと並列に設けられてい
る。モード切換スイッチ42は、上記スイッチOSWa、OSW
b、OSWc、CSWa、CSWb、CSWcと直列に挿入された6連の
スイッチSWmを操作するものであり、モード切換スイッ
チ42をオンにするとスイッチSWmはオンとなる。したが
って、モード切換スイッチ42をオン側に投入しておけ
ば、各スイッチOSWa、OSWb、OSWc、CSWa、CSWb、CSWcが
効き両スイッチ操作部6a、6b、スイッチボックス41及び
送信機44のいずれによっても扉体4を開閉操作できるマ
ルチモードとなる。一方、モード切換スイッチ42をオフ
側に投入すると、スイッチSWmはオフになり、各スイッ
チOSWa、OSWb、OSWc、CSWa、CSWb、CSWcはオフ状態と等
価となり、スイッチ操作部6a、6b及びスイッチボックス
41は操作不能となり、送信機44によるリモートコントロ
ール専用モードとなる。また、第2図に表されているタ
ーミナル40のうちモード切換スイッチ42用の右2つのタ
ーミナル40を導体で短絡させれば、スイッチSWmはオン
状態に固定され、モード切換スイッチ42を効かなくする
ことができ、いたずらなどによりリモートコントロール
専用モードに切り替えられるのを防止することができ
る。尚、逆にモード切換スイッチ42のオンによりスイッ
チSWmをオフとなる構成であれば、上記ターミナル40の
短絡によりモード切換スイッチ42の切換に拘わらず、リ
モートコントロール専用とすることができる。 上記のように構成された電動ガレージ扉は自動車の出入
りの場合には、例えば送信機44を自動車に積んでおき、
自動車から降りることなく車内から受信機45へ向けて信
号を送ることにより扉体4の開閉操作をリモートコント
ロールできるものである。また、自動車に送信機44を積
んでいない場合には、屋内側においては支柱1に設けら
れているスイッチ操作部6a、6bを運転席から出した手で
押して扉体4を開閉できるものである。特に、両側の支
柱1にスイッチ操作部6a、6bが設けられているので、国
産車と外国車を問わず、あるいは自動車のフロント側が
屋内側と屋外側のいずれを向いているとを問わず、運転
席がいずれの側にあっても扉体4の開閉操作を車内から
行えるのである。更に、送信機44のない場合に屋外側で
扉体4を開閉操作するにはスイッチボックス41で行う。
このスイッチボックス41の位置も運転席から届く高さと
することは可能である。この扉体4を開閉して通るのは
自動車に限らず、人も通ることがあるので、その場合に
は人は支柱1のスイッチ操作部6a、6bや屋外のスイッチ
ボックス41を操作して扉体4を開閉して通行することが
できる。 尚、上記電気回路は一例であり、適宜設計変更可能であ
る。
【発明の効果】
本発明は、叙述のごとく扉体を開閉制御するためのスイ
ッチ操作部を扉体のアームを枢支している支柱に設けて
いるから、自動車の運転席からでも手が届き、乗車した
ままで扉体の開閉制御を行え、扉体の開閉操作を容易に
行えるという長所がある。しかも、屋内側と屋外側とか
ら夫々独立して扉体の開閉操作を行なうことができる。
つまり、扉体と支柱との配置関係によって自動車の入庫
状態では運転席のほぼ側方に支柱が配置されることとな
り、この支柱にスイッチ操作部を設けることで、施行時
にはガレージの壁面などへのスイッチ操作部の取付け施
行を要せず、施行を簡略化できるという利点がある。更
に、屋外側にもスイッチボックスを設けてあるので、屋
外側から扉体越しに支柱に手を延ばしてスイッチ操作部
を操作するというようなことがなくて支柱の位置も規制
されず、屋外側からも独立して扉体の開閉操作を行える
ので内外からの扉体の開閉操作を行い易く、使い勝手の
良いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同上
の電動ガレージ扉の制御系統を示す説明図、第3図は同
上の屋外側のスイッチボックスの斜視図、第4図は同上
の制御装置の電気回路を示す回路図、第5図は同上の動
作を説明するフローチャート、第6図、第7図及び第8
図は同上の駆動装置を示す正断面図、側断面図及び平断
面図であり、1は支柱、2はパーキングスペース、3は
アーム、4は扉体、5は駆動装置、6a、6bはスイッチ操
作部、7は壁面、41はスイッチボックスである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーキングスペースの両側に支柱を立て、
    夫々の支柱に上下に回動自在にアームの基端部を枢支さ
    せ、アームの先端部に支柱よりも屋外側を閉成する扉体
    を設け、少なくとも一方のアームを駆動して扉体を開閉
    させるための駆動装置を備え、駆動装置を制御するため
    のスイッチ操作部を前記支柱に設けると共に屋外側から
    駆動装置を制御するためのスイッチボックスをパーキン
    グスペースよりも屋外側の壁面に設けて成ることを特徴
    とする電動ガレージ扉。
JP61045065A 1986-02-28 1986-02-28 電動ガレ−ジ扉 Expired - Fee Related JPH0694768B2 (ja)

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