JPH05546Y2 - - Google Patents

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JPH05546Y2
JPH05546Y2 JP3821186U JP3821186U JPH05546Y2 JP H05546 Y2 JPH05546 Y2 JP H05546Y2 JP 3821186 U JP3821186 U JP 3821186U JP 3821186 U JP3821186 U JP 3821186U JP H05546 Y2 JPH05546 Y2 JP H05546Y2
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switch
clutch
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receiver
worm wheel
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、ガレージの出入り口を開閉するため
の電動ガレージ扉のクラツチの改良に関する。
【背景技術】
従来にあつては、クラツチ板とウオームホイー
ルとを平面同士で接触させてねじで結合していた
だけであつた。このため、ウオームホイールを駆
動して動力をクラツチ板から下リンクへと伝達し
ている内にねじが緩んでウオームホイールとクラ
ツチ板との間にがたつきを生じたり、ねじがせん
断されたりすることがあつた。
【考案の目的】
本考案は叙上のような技術的背景に鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところはクラツ
チ板とウオームホイールとの間のがたつきをなく
すことにある。
【考案の開示】 本考案の電動ガレージ扉のクラツチ部分の構造
は、支柱1に枢支された扉体4をモータ34で駆
動して開閉させる電動ガレージ扉において、モー
タ34で回転駆動されるウオームホイール16の
端面に結合孔67を凹設し、クラツチ18を構成
する一方のクラツチ爪18aを有するクラツチ板
57の端面に結合突起68を突設し、前記結合突
起68を結合孔67に嵌合させると共にクラツチ
板57とウオームホイール16とをねじ結合して
成ることを特徴とするものである。しかして、ウ
オームホイール16とクラツチ板57とが結合孔
67と結合突起68により連結されているので、
ねじに加わるせん断力を小さくでき、ねじが緩み
にくく、たとえねじが緩んでもウオームホイール
とクラツチ板との間にがたつきを生じることがな
いものである。 以下本考案の実施例を添付図に基いて詳述す
る。第1図には、塀の壁面7間に形成されたパー
キングスペース2の出入り口に電動ガレージ扉を
設置した例を示してある。パーキングスペース2
の両側においてはコンクリート床8に夫々支柱1
が立てられており、両支柱1の内側側面には略V
字状をしたアーム3の基端が上下回動自在に枢支
されている。扉体4はこの一対のアーム3の先端
に一体に固着されており、アーム3の回動に伴つ
てコンクリート床8の上に垂直に立てられた閉成
状態と上方へ水平に跳ね上げられた開成状態との
間で移動させられるようになつている。この扉体
4は駆動装置5によりアーム3を回動させて開閉
されるようになつており、駆動装置5は一方の支
柱1内に内蔵されている。 駆動装置5の構造を第3図〜第6図に示す。幅
の狭い角筒状のケーシング9の上部には、略扇形
のカム12が配設されている。このカム12は第
7図及び第8図に示すような構造を有しており、
カム12の中心には筒状の軸部60が設けられて
おり、軸部60はケーシング9の上部に回動自在
に枢支されており、カム12はこの軸部60を中
心として回動できるようになつている。軸部60
の中心には角孔59が穿孔されており、この角孔
59内にはアーム3の基端から突設されている角
棒状の回転軸10が嵌入されてカム12と一体に
回動するように保持されている。従つて、支柱1
内でカム12が回転するとアーム3も一体に回動
して扉体4が開閉されるようになつている。ま
た、カム12の前面側の縁からはリンク機構17
と連結させるための連結部19が突出させられて
おり、カム12の背面側には軸部60の中心から
の距離が一定となつている円弧状の縁11が形成
されており、この縁11の延長側の端にはチエー
ンピースの形状及び寸法と合致させた嵌合孔61
が凹設されており、この嵌合孔61内にチエーン
13の端のチエーンピースを横から嵌入させると
チエーン13を引いてもチエーン13は嵌合孔6
1から抜けることはなく、ねじ等を用いることな
くワンタツチでチエーン13をカム12に連結で
きる構造となつており、端部をカム12につかま
れたチエーン13は前記縁11を周回してカム1
2の下方へ垂下されている。更に、チエーン13
の下端に設けられたピン26には引張ばね14の
上端が引つ掛けられ、更に引張ばね14の下端は
ケーシング9の下部に設けられたバー27に引つ
掛けられており、引張ばね14はチエーン13を
下方に引つ張つていて、ひいては回転軸10を第
4図のイ回転方向に付勢している。この時、チエ
ーン13はカム12により常に回転軸10から一
定の距離に保たれているので、回転軸10の回転
に伴つてチエーン13の引張力のモーメントの腕
の長さが変化することがなく、常にチエーン13
を介して回転軸10に働く引張ばね14のモーメ
ントの大きさを最大に保つことができ、引張ばね
14の力を常に効率的に発揮させることができる
ようになつている。また、カム12の背面にはリ
ミツトスイツチLSO,LSCの感知レバー62を
押動させるための被検出体56がねじにより取り
付けられており、被検出体56の先端はカム12
の外周よりも突出している。被検出体56は第9
図に示すような形状を有しており、先端には感知
レバー62をスムーズに押動させられるように曲
率の小さな押動面63が形成されている。 カム12の下方においてはケーシング9内を横
切るように固定軸15が架設されており、この固
定軸15の外周には第6図に示すようにウオーム
ホイール16とクラツチ板57と下リンク17b
とが回転自在に挿着されている。第10図及び第
11図に示すように、ウオームホイール16は中
心に固定軸15を挿通される透孔64を設けら
れ、外周面にウオーム23と噛み合うはすばねじ
部65が形成されており、透孔64を囲んで複数
個のねじ通し孔66と結合孔67が設けられてい
る。一方、第12図及び第13図に示すように、
クラツチ板57の中心には固定軸15を挿通させ
るための透孔69が設けられ、透孔69を囲むよ
うにしてねじを打つためのねじ止め孔70が穿孔
されており、ウオームホイール16と対面してい
る側の面には結合突起68が突設されており、下
リンク17bと対向する側の面には環状にクラツ
チ爪18aが形成されている。しかして、クラツ
チ板57の結合突起68をウオームホイール16
の結合孔67内に嵌合させると共にウオームホイ
ール16のねじ通し孔66からクラツチ板57の
ねじ止め孔70へねじ(図示せず)を打つてウオ
ームホイール16とクラツチ板57を強固に一体
化してある。下リンク17bは、第14図及び第
15図に示すような形状をしており、一方の端部
に固定軸15を挿通させるための透孔71を穿孔
され、他端には上リンク17aと結合させるため
のジヨイントホール72が穿孔されており、クラ
ツチ板57と対向する面において透孔71の周囲
にはクラツチ板57のクラツチ爪18aと噛み合
い可能なクラツチ爪18bが環状に形成され、外
周面には周方向に沿つて延びたガイド溝75が凹
設されている。また、下リンク17bは固定軸1
5の周囲に回転できるだけでなくキー溝73に嵌
合させられたキー(図示せず)に沿つて固定軸1
5の軸方向にもスライド可能となつており、下リ
ンク17bがスライドすることによりクラツチ板
57のクラツチ爪18aと下リンク17bのクラ
ツチ爪18bとが噛み合いあるいは解除されるよ
うになつており、下リンク17bとケーシング9
内面との間にはスプリング74が圧縮状態で介装
されており、スプリング74の弾発力により下リ
ンク17bのクラツチ爪18bがクラツチ板57
のクラツチ爪18aに噛合させられている。しか
して、クラツチ板57と下リンク17bとにより
クラツチ18が形成されている。 扇形のカム12とウオームホイール16との間
には上記のようなクラツチ18とリンク機構17
とが構成されている。このリンク機構17は前記
の上リンク17aと下リンク17bとにより構成
されている。即ち、第4図に示すように、扇形の
カム12の外周から突出した連結部19には上リ
ンク17aの上端が軸20により回転自在に連結
されており、固定軸15に挿着されている下リン
ク17bの上端と上リンク17aの下端とは軸2
1により回転自在に連結されており、下リンク1
7bの上端も下端と同様に軸21にスライド自在
に連結されている。従つて、ウオームホイール1
6が駆動されると、クラツチ18を介して下リン
ク17bが回動させられ、更にリンク機構17を
介してカム12が回動させられるのである。 ウオームホイール16を駆動する機構について
は、第3図に示してある。ウオームホイール16
の側方でケーシング9には軸受け台32が固定さ
れており、軸受け台32に枢支されたウオーム軸
33にはウオーム23が取着されていてウオーム
23はウオームホイール16に噛合されている。
軸受け台32の下方には減速機24を介してモー
タ34が取付けられており、減速機24の出力軸
25とウオーム軸33とが連結されている。しか
してモータ34を駆動すると、減速機24を介し
てウオーム23が駆動され、ウオーム23にてウ
オームホイール16が駆動され、ウオームホイー
ル16からクラツチ18、下リンク17b、上リ
ンク17aを介してカム12が回転駆動され、ア
ーム3の回転軸10が回転駆動される。この際カ
ム12は引張ばね14により扉体4の開成方向に
付勢されていて、扉体4の重量の大半は引張ばね
14が負担する構造となつているから、扉体4を
開閉するためのモータ34としては小さなトルク
の小型のものを使用でき、扉体4を持ち上げる場
合にはモータ34を用いて回転軸10を回転さ
せ、扉体4の自重よりも小さな動力で扉体4を開
くことができる。逆に、扉体4を閉成する場合に
は、モータ34を逆回転させて引張ばね14のば
ね力に抗して回転軸10を逆転させると、扉体4
はコンクリート床8の上に閉成されるのである。 次に、クラツチ18を開離する手段は第4図及
び第26図に示されている。ケーシング9の内面
には軸22にてクラツチ切り離しレバー28が回
動自在に装着されており、クラツチ切り離しレバ
ー28の下端に突設されている係止ピン28aが
下リンク17bのガイド溝75内にスライド自在
に嵌入されている。クラツチ切り離しレバー28
の上端に対応する部分ではケーシング9に開口2
9が穿孔されており、ケーシング9の外面側から
クラツチ切り離しレバー28の上端に止めねじ3
0を螺合してあり、止めねじ30を開口29の背
板76に設けられたねじ孔77に螺合させておく
ことによりクラツチ18を係合状態にロツクでき
るようになつている。一方、止めねじ30を背板
76から外すことによりクラツチ切り離しレバー
28を回動させて下リンク17bを固定軸15の
軸方向に摺動させてクラツチ爪18bをクラツチ
板57のクラツチ爪18aから噛合解除させるこ
とができるようになつている。従つて、事故など
の非常時には止めねじ30を背板76から外し、
クラツチ切り離しレバー28を回動させてクラツ
チ爪18a,18b同士を開離させてクラツチ1
8を切り離すと、ウオームホイール16と下リン
ク17bとの間がフリーになつてリンク機構17
が自由に動くようになるので手で扉体4を開閉で
きるようになる。但し、通常はクラツチ18の噛
合状態でクラツチ切り離しレバー28を背板76
に固定し、第27図に示すように開口29を保護
キヤツプ78で覆つてクラツチ切り離しレバー2
8をいたずらから保護してある。 上記のようにケーシング9内に一体に組まれた
駆動装置5は支柱1内の上部に抜き出し自在に内
蔵されている。支柱1は第16図に示すように断
面略U字状をした金属製深溝形の支柱本体1aと
断面略U字状をした金属製浅溝形の蓋体1bとか
らなつており、支柱本体1aの両端には断面略C
字状をした係合凹部79が形成されており、蓋体
1bの両端には係合凹部79と嵌合する係合凸部
80が設けられており、係合凸部80を係合凹部
79の上端から挿入して下方へスライドさせるこ
とにより第18図のように係合凹部79と係合凸
部80とを係合でき、支柱本体1aと蓋体1bが
一体化されて支柱1が形成されるようになつてい
る。また、支柱本体1aの内面には複数本の突条
50が上下全長に亘つて突設されており、突条5
0の中央には上下全長に亘つて略U字状の溝条5
1が凹設されている。この溝条51は支柱本体1
aの外面には開口していないものであり、第17
図に示すように溝条51の両側面にはねじのねじ
山が噛み合うような凹凸リブ81が全長に亘つて
多数形成されている。支柱1の上端は第28図に
示すような合成樹脂製の支柱キヤツプ31により
覆われるようになつており、支柱キヤツプ31の
内面に突設された受け部82を支柱1の上端に載
置して支柱1の上に支柱キヤツプ31を支持させ
るようになつており、支柱キヤツプ31の内面か
ら支柱1内面へ向けて垂下された取付け片83を
ビスで支柱1に取り付けて支柱キヤツプ31が外
れないようにしてある。従つて、この支柱キヤツ
プ31を外せば支柱1内の駆動装置5を支柱1の
上端開口から出し入れして点検できるようになつ
ている。 また、駆動装置5は、第2図に示すように、同
じく支柱1内に内蔵された制御装置35によりコ
ントロールされるようになつており、制御装置3
5は三箇所のスイツチ操作部6とリモートコント
ローラ44から操作されるようになつている。屋
内側のスイツチ操作部6は、支柱1の背面(内側
面でも良い)に設けられた屋内側のスイツチパネ
ル6a,6bであつて両支柱1に設けられてい
る。このうち駆動装置5等が内蔵されている側の
支柱1に設けられているスイツチパネル6aに
は、開ボタン36a、閉ボタン37a及びリセツ
トボタン38が設けられており、このスイツチパ
ネル6aはコネクタ39により制御装置35に接
続されている。他方の支柱1に設けられているス
イツチパネル6bには、開ボタン36bと閉ボタ
ン37bとが設けられており、このスイツチパネ
ル6a,6bは制御装置35のターミナル40に
結線されている。また、屋外側のスイツチ操作部
6は屋外で塀の壁面7に埋め込まれたスイツチボ
ツクス41であり、第25図に示すようにこのス
イツチボツクス41には開ボタン36c、閉ボタ
ン37c及びタンブラ型のモード切換スイツチ4
2が設けられており、スイツチボツクス41は制
御装置35のターミナル40に結線されている。
なお、このスイツチボツクス41には簡単なロツ
ク手段43a,43bが設けられており、鍵をか
けていたずらを防止できるようにしてある。ま
た、リモートコントロール式のリモートコントロ
ーラ44は複数台用いても良く、リモートコント
ローラ44には開ボタン36dと閉ボタン37d
とが設けられている。リモートコントローラ44
からは支柱1内に内蔵されていて制御装置35と
接続されている受信機45のアンテナ84へ電波
信号が送られ、受信機45から制御装置35へ信
号が入力されるようになつている。このリモート
コントローラ44の内部には信号モードを切り替
えるための組合わせスイツチ85が設けられてお
り、表面には開ボタン36d又は閉ボタン37d
を押した時に点灯するLEDランプ86が設けら
れている。一方、受信機45の表面にも信号モー
ドを切り替えるための組合わせスイツチ87が設
けられており、リモートコントローラ44の信号
モードと受信機45の信号モードとが一致してい
る場合に限り受信機45がリモートコントローラ
44に応答するようになつている。更に、受信機
45の表面にも開の信号を受けた時に点灯する
LEDランプ88と閉の信号を受けた時に点灯す
るLEDランプ89とが設けられている。従つて、
これらのLEDランプ86,88,89は動作信
号として働くのは勿論であるが、その他にも動作
確認用や点検用としても用いられるものである。
即ち、開ボタン36d又は閉ボタン37dを押し
た時にリモートコントローラ44のLEDランプ
86が点灯すればリモートコントローラ44の正
常動作を確認でき、同時に受信機45の所定の
LEDランプ88又は89が点灯すれば受信機4
5の正常動作を確認でき、従つてリモートコント
ローラ44と受信機45と制御装置35のいずれ
が故障しているかの判定が容易になるのである。 制御装置35は支柱1内の駆動装置5の下方に
内蔵されており、受信機45はその下方に内蔵さ
れている。制御装置35及び受信機45の支柱1
内面への取付け構造は第16図に示してあり、支
柱1内面に形成された突条50に背面を当てて制
御装置35又は受信機45の背面と支柱1内面と
の間に間隙52を形成し、制御装置35又は受信
機45から溝条51内にねじ53を打つて制御装
置35又は受信機45を支柱1に取り付けてあ
る。従つて、支柱1には制御装置35又は受信機
45の取付けのためのねじ孔を必要としないの
で、ねじ孔から支柱1内に浸入した水により制御
装置35や受信機45を濡らすことがなく、また
支柱1の内面との間に間隙52が形成されている
ので、支柱1の内面に発生した結露水は間隙52
に沿つて流下し、制御装置35や受信機45を濡
らすこともないようになつている。従つて、制御
装置35や受信機45を水から確実に保護できる
ようになつている。また、制御装置35及び受信
機45は溝条51に取り付けられているので、ね
じ53の打ち込み位置が制約されず、自由に高さ
調整できるようになつている。そして、受信機4
5と制御装置35とは信号コード54により接続
されている。即ち、信号コード54は受信機45
の下面から導出されており、信号コード54の先
端のプラグ58は制御装置35の下面に設けられ
た接続部55に差し込み接続されるようになつて
いる。このように、受信機45も制御装置35も
下面で信号コード54が出ているので、水が表面
に沿つて流下してきても信号コード54の引き出
し口などから内部へ水が浸入することがないよう
になつている。また、制御装置35のケース35
aは第19図、第20図及び第21図に示すよう
な構造を有しており、コネクタ39を接続される
接続口90やターミナル40、前記接続部55の
上方及び側方を囲むようにして庇部91が突設さ
れている。従つて、制御装置35の表面を流下し
た水は制御装置35の下部では庇部91に沿つて
両側へ流下し、接続口90やターミナル40、接
続部55を濡らさないようになつている。また、
第23図に示すように受信機45の組合せスイツ
チ87の上方にも庇状の鍔部92が突出させられ
ており、鍔部92により水が組合せスイツチ87
内へ浸入するのを防止してある。なお、受信機4
5を支柱1の突条50にねじ止めするための孔9
3はだるま孔となつているので、突条50にねじ
53を緩く打つた後にねじ53にこの孔93を引
掛け、ねじ53を締め付けて受信機45を容易に
固定できるようにしてある。 更に第2図に示すように、制御装置35には、
漏電ブレーカMCBを介して100ボルトの電源4
6、駆動装置5内の三相交流のモータ34、扉体
4の全開状態を検知するリミツトスイツチLSO
及び扉体4の全閉状態を検知するリミツトスイツ
チLSCが夫々接続されており、制御装置35の内
部には扉体4に異常負荷が加わつた時にこれを検
出する過負荷検出回路47が内蔵されている。リ
ミツトスイツチLSO,LSCは第3図に示すよう
に、支柱1内部の駆動装置5の側方に取付けられ
ている。リミツトスイツチLSCはカム12の上方
に配置され、リミツトスイツチLSOはカム12
の後方に配置されており、両リミツトスイツチ
LSO,LSCは丸孔94及び長孔95に挿通され
たねじ(図示せず)により取付けられており、ね
じを緩めた状態ではリミツトスイツチLSO,
LSCは丸孔94を中心として長孔95の長さの範
囲でリミツトスイツチLSO,LSCの位置を調整
できるようになつており、扉体4の全開状態及び
全閉状態でカム12に取り付けられた被検出体5
6が確実にリミツトスイツチLSO,LSCの感知
レバー62に当たるように位置調整されている。 制御装置35内には例えば第29図に示すよう
な電気回路が構成されており、第30図のフロー
チヤートに示すような動作を行うものである。第
30図のフローチヤートにはリモートコントロー
ラ44により制御操作する場合のみについて示し
てあるが、第29図の回路図からも明らかなよう
に他のスイツチパネル6a,6bやスイツチボツ
クス41で制御操作する場合も同様であり、これ
ら異なる操作手段を同時に混用する場合も同様で
ある。この回路の動作をリモートコントローラ4
4により操作する場合について説明する。はじめ
に扉体4が閉成されているとする。リモートコン
トローラ44の開ボタン36dを押すとリモート
コントローラ44のLEDランプ86が点灯して
信号電波が発信され、信号が受信機45に達する
と受信機45の開側のLEDランプ88が点灯し、
受信機45を介して自動復帰式のスイツチOSWd
がオンにされ、番地1の電磁接触器MC1が励磁
されてモータ駆動回路の正転側の接点MC1がオ
ンになり、駆動装置5のモータ34が正転して扉
体4の開成動作を行う。同時に、電磁接触器
MC1には自己保持回路が形成され、スイツチ
OSWdがオフになつても開成動作は続けられる。
こうして、扉体4に異常負荷が加わらなければ開
成動作を続け、扉体4が全開状態に達するとリミ
ツトスイツチLSOがオフになつて電磁接触器
MC1の自己保持回路が解除され、モータ駆動回
路の接点MC1がオフになつてモータ34が停止
し、扉体4が静止する。しかし、動作中に扉体4
に異常負荷が掛かつて過負荷検出回路47が出力
すると番地2の電磁接触器MC2が励磁されてモ
ータ駆動回路の接点MC3がオフになるので、直
ちにモータ34が停止して扉体4は途中で停止さ
せられる。この状態では電磁接触器MC3の自己
保持回路が働くので、過負荷の原因を除いた後、
リモートコントローラ44の開ボタン36dや閉
ボタン37dを押しても各開閉スイツチOSWd,
CSWdは働かない。この場合には、支柱1に設け
られているスイツチパネル6aのリセツトボタン
38を押してリセツトスイツチRSWを開き、電
磁接触器MC3の自己保持回路を解除する必要が
ある。異常時の安全性を確保するためである。リ
セツト後、リモートコントローラ44の開ボタン
36dまたは閉ボタン37dを押すと、所定動作
を行う。また、開成動作中にリモートコントロー
ラ44の閉ボタン37dを押すと、受信機45を
介して自動復帰式のスイツチCSWdがオンにな
り、番地2の電磁接触器MC2が励磁されて番地
1の接点MC2をオフにし、番地1の電磁接触器
MC1の自己保持を解除して一旦モータ駆動回路
の正転側の接点MC1をオフにし、また番地2の
電磁接触器MC2の励磁によつてモータ駆動回路
の逆転側の接点MC2をオンにしてモータ34を
逆転させ、扉体4の閉成動作に移行する。同時に
番地2の電磁接触器MC2は自己保持回路を形成
する。こうして閉成動作を続け、扉体4が全閉状
態に達すると、リミツトスイツチLSCがオフにな
つて番地2の電磁接触器MC2の自己保持を解除
してモータ駆動回路の接点MC2をオフにしてモ
ータ34を停止し、扉体4を閉成状態に静止させ
る。なお、開成動作中に開ボタン36dを押した
場合、また閉成動作中に閉ボタン37dを押した
場合には、各々の動作を続行する。また、第30
図のフローチヤートの下半分に表されているよう
に、始め開成されていた扉体4を閉成させる場合
の動作も上述したところと同様である。 次に、屋外のスイツチボツクス41に設けられ
ているモード切換スイツチ42の働きについて説
明する。第29図において、OSWaはスイツチパ
ネル6aの開ボタン36aの操作によりオンにな
るスイツチ、OSWbはスイツチパネル6bの開ボ
タン36bの操作によりオンになるスイツチ、
OSWcはスイツチボツクス41の開ボタン36c
によりオンになるスイツチであり、各々スイツチ
OSWdと並列に設けられており、またCSWaはス
イツチパネル6aの閉ボタン37aの操作により
オンになるスイツチ、CSWbはスイツチパネル6
bの閉ボタン37bの操作によりオンになるスイ
ツチ、CSWcはスイツチボツクス41の閉ボタン
37cによりオンになるスイツチであり、各々ス
イツチCSWdと並列に設けられている。モード切
換スイツチ42は、上記スイツチOSWa,
OSWb,OSWc,CSWa,CSWb,CSWcと直列
に挿入された6連のスイツチSWmを操作するも
のであり、モード切換スイツチ42をオンにする
とスイツチSWmはオンとなる。したがつて、モ
ード切換スイツチ42をオン側に投入しておけ
ば、各スイツチOSWa,OSWb,OSWc,
CSWa,CSWb,CSWcが効き両スイツチパネル
6a,6b、スイツチボツクス41及びリモート
コントローラ44のいずれによつても扉体4を開
閉操作できるマルチモードとなる。一方、モード
切換スイツチ42をオフ側に投入すると、スイツ
チSWmはオフになり、各スイツチOSWa,
OSWb,OSWc,CSWa,CSWb,CSWcはオフ
状態と等価となり、スイツチパネル6a,6b及
びスイツチボツクス41は操作不能となり、リモ
ートコントローラ44によるリモートコントロー
ル専用モードとなる。また、第2図に表されてい
るターミナル40のうちモード切換スイツチ42
用の右2つのターミナル40を導体で短絡させれ
ば、スイツチSWmはオン状態に固定され、モー
ド切換スイツチ42を効かなくすることができ、
いたずらなどによりリモートコントロール専用モ
ードに切り替えられるのを防止することができ
る。尚、逆にモード切換スイツチ42のオンによ
りスイツチSWmをオフとなる構成であれば、上
記ターミナル40の短絡によりモード切換スイツ
チ42の切換に拘わらず、リモートコントロール
専用とすることができる。 上記のように構成された電動ガレージ扉は自動
車の出入りの場合には、例えばリモートコントロ
ーラ44を自動車に積んでおき、自動車から降り
ることなく車内から受信機45へ向けて信号を送
ることにより扉体4の開閉操作をリモートコント
ロールできるものである。また、自動車にリモー
トコントローラ44を積んでいない場合には、屋
内側においては支柱1に設けられているスイツチ
パネル6a,6bを運転席から出した手で押して
扉体4を開閉できるのものである。特に、両側の
支柱1にスイツチパネル6a,6bが設けられて
いるので、国産車と外国車を問わず、あるいは自
動車のフロント側が屋内側と屋外側のいずれを向
いているとを問わず、運転席がいずれの側にあつ
ても扉体4の開閉操作を車内から行えるのであ
る。更に、リモートコントローラ44のない場合
に屋外側で扉体4を開閉操作するにはスイツチボ
ツクス41で行う。このスイツチボツクス41の
位置も運転席から届く高さとすることは可能であ
る。この扉体4を開閉して通るのは自動車に限ら
ず、人も通ることがあるので、その場合には人は
支柱1のスイツチパネル6a,6bや屋外のスイ
ツチボツクス41を操作して扉体4を開閉して通
行することができる。 自動車の通路と対向する支柱1の内側面には、
制御装置35や受信機45などの内蔵機器Aと対
向させて点検用の開口48を開口してあり、自動
車の通路側から内蔵機器Aを保守点検でき、作業
を行い易いようになつている。この開口48は開
放されたままであつてもよいが、着脱自在な蓋4
9で塞ぐ場合には、蓋49は合成樹脂製やガラス
製のもののように受信機45に入る電波をシール
ドすることのないように非導電性の材質とする。
また、内部の受信機45のLEDランプ88,8
9が蓋49を通して見えるように、蓋49は透明
ないし半透明のものとしてある。また、図示例で
は制御装置35側の開口48と受信機45側の開
口48との蓋49は別体としてあるが、一枚の蓋
49により一体に塞いでも良い。 尚、扉体4の全開状態と全閉状態とを検出する
手段としては、上述のようにリミツトスイツチに
限らず、その他フオトスイツチのような光学的手
段やマグネツトスイツチのような磁気的手段でも
良く、特に限定されるものではない。
【考案の効果】
本考案は、叙述のごとく支柱に枢支された扉体
をモータで駆動して開閉させる電動ガレージ扉に
おいて、モータで回転駆動されるウオームホイー
ルの端面に結合孔を凹設し、クラツチを構成する
一方のクラツチ爪を有するクラツチ板の端面に結
合突起を突設し、前記結合突起を結合孔に嵌合さ
せると共にクラツチ板とウオームホイールとをね
じ結合してあるから、ウオームホイールとクラツ
チ板とが結合孔と結合突起により連結されてお
り、ねじに加わるせん断力を小さくでき、ねじが
緩みにくく、たとえねじが緩んでもウオームホイ
ールとクラツチ板との間にがたつきを生じること
がないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同上の電動ガレージ扉の駆動系統を示す説明
図、第3図はリンク機構を除いた状態で示す駆動
装置の側面から見た断面図、第4図は同上のリン
ク機構を示す側面の断面図、第5図は同上の駆動
装置を正面から見た断面図、第6図は同上の支柱
内部を示す平断面図、第7図及び第8図は同上の
カムの側面図及び背面図、第9図は同上の被検出
体を示す斜視図、第10図及び第11図は同上の
ウオームホイールの正面図及び断面図、第12図
及び第13図は同上のクラツチ板の正面図及び一
部破断した側面図、第14図及び第15図は同上
の下リンクの背面図及び一部破断した側面図、第
16図は同上の支柱の分解状態における平断面
図、第17図は同上の支柱内面に形成された突条
を示す一部破断した斜視図、第18図は同上の支
柱を構成する支柱本体と蓋体との嵌合形態を示す
断面図、第19図は同上の制御装置の正面図、第
20図及び第21図は第19図のX−X断面図及
びY−Y断面図、第22図及び第23図は同上の
受信機の正面図及び断面図、第24図は同上のリ
モートコントローラの一部破断した正面図、第2
5図は同上のスイツチボツクスの斜視図、第26
図は同上のクラツチの動作説明図、第27図は同
上のクラツチ切り離しレバーの操作側端部を示す
斜視図、第28図は支柱のキヤツプの下面図、第
29図は同上の制御装置内の電気回路を示す回路
図、第30図は同上の動作を説明するフローチヤ
ートである。 1……支柱、4……扉体、16……ウオームホ
イール、18……クラツチ、18a……クラツチ
爪、34……モータ、57……クラツチ板、67
……結合孔、68……結合突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支柱に枢支された扉体をモータで駆動して開閉
    させる電動ガレージ扉において、モータで回転駆
    動されるウオームホイールの端面に結合孔を凹設
    し、クラツチを構成する一方のクラツチ爪を有す
    るクラツチ板の端面に結合突起を突設し、前記結
    合突起を結合孔に嵌合させると共にクラツチ板と
    ウオームホイールとをねじ結合して成る電動ガレ
    ージ扉のクラツチ部分の構造。
JP3821186U 1986-03-14 1986-03-14 Expired - Lifetime JPH05546Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3821186U JPH05546Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JPS62149583U JPS62149583U (ja) 1987-09-21
JPH05546Y2 true JPH05546Y2 (ja) 1993-01-08

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