JPH06219375A - 船舶の荷役制御装置 - Google Patents

船舶の荷役制御装置

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JPH06219375A
JPH06219375A JP14211392A JP14211392A JPH06219375A JP H06219375 A JPH06219375 A JP H06219375A JP 14211392 A JP14211392 A JP 14211392A JP 14211392 A JP14211392 A JP 14211392A JP H06219375 A JPH06219375 A JP H06219375A
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JP14211392A
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Shinji Takahara
信治 高原
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MISUZU MACH KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性を低下させることなく船舶の荷役制御
装置を小形化する。 【構成】 本体部分1は、制御回路等を内蔵するグラフ
ィックパネル10とその他の操作面50とを備えてい
る。グラフィックパネル上は、透明な位置検出板で覆わ
れ、遠隔操作弁の表示位置部分を押すと、その位置信号
が発信され、制御回路を介してその弁が駆動されるよう
になっている。又、遠隔開閉弁の開度表示もグラフィッ
クパネルに設けられる。CRT表示装置2、3には、タ
ンク類の液面やポンプ類の圧力等の各種の表示がされ
る。 【効果】 船舶の荷役制御装置を小形化できると共に、
グラフィックパネルの小形化により操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の遠隔操作弁を含
む荷役装置の構成部分を操作すると共に前記構成部分の
状態を表示する船舶の荷役制御装置に関し、特にその小
形化と操作性向上の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばタンカー等の船舶の荷役装置は、
ポンプ室又はエンジンルームに設けられたカーゴオイル
ポンプ、ウオータバラストポンプ、タンククリーニング
ポンプ、同ヒータ、ストリッピングポンプ等の諸機器
と、これら諸機器と船体の主要部を占めるカーゴオイル
タンク、ウオータバラストタンク等との間を結合するパ
イプラインと、これらの間に設けられた各種弁類と、各
部の温度、圧力、回転数、液面、弁開閉・開度等を表示
する表示灯や表示計等から構成されている。そしてこれ
らの各種機器や弁類等の荷役装置の構成部分には、遠隔
的に操作、表示されるものが多く、その操作、表示は、
荷役制御室に設けた荷役コンソールで行っている。
【0003】このような操作、表示のための荷役コンソ
ールは、従来、垂直面になっている上部監視面と、水平
に近い傾斜面になっている下部操作表示面とに分かれて
いる。そして監視面には、諸タンクの液面計、圧力計、
温度計、運転表示、アラームランプ、同ブザー、回転計
等が設けられている。一方操作表示面には、ポンプ室、
上甲板上及び各タンク内の諸機器や配管系を模型的に図
示すると共に、その中に、遠隔操作弁の開閉又は開度調
整をするスイッチやノブ、ポンプ類のオン/オフや回転
制御スイッチ等、及びそれらの状態表示を配備したグラ
フィックパネルが設けられている外、外部との連絡等の
ための一般的装備品が設けられていた。
【0004】ところが、従来のこのような荷役コンソー
ルに設けられた諸表示及び操作機器には、実際の圧力
計、液面計等の諸計器や、操作スイッチ、操作ノブ等が
用いられているため、それらの個々のものの形状が大き
いこと、及び、それらの数が多いため、荷役コンソール
の監視面及び操作面が共に非常に大型のものになり、例
えば、大型タンカー等では、その大きさ(長さ)が5〜
6m以上にもなった。一方、かつて荷役制御室は船の上
甲板又はその一段上のボートデッキに設けられていた
が、乗組員数の減少等のため、最近ではブリッジに隣接
する場所に設けられることが多くなり、それに伴って荷
役コンソール小形化の要請が強くなってきた。又、その
監視、操作の容易さという点からも小形化されることが
望ましい。
【0005】このような要請に対して、船舶のコンピュ
ータ化の一環として、監視面の諸計器に代えて、CRT
上に画面を切り換えることによりその内容を表示させる
と共に、グラフィックパネルもCRT上に表示し、キー
ボードから操作入力するようにした装置が考案され、従
来の荷役コンソールに加えて追加の設備として実船に搭
載された例がある。
【0006】しかしながら、グラフィックパネルをCR
Tに表示すると、その画面が小さいため、表示が非常に
小さくなり見ずらいものであった。一方、グラフィック
パネルを分割表示して画面の切り換えにより見るように
するのは、その全体を一目で見られないと共に、画面切
り換えを必要とし操作上も不便であった。又、操作中に
監視面に表示される計測内容を見る必要が生じても、1
台のCRTは稼働中であるため、たとえバックアップ用
のCRTを用いても複数の監視面を表示することはでき
ず、且つ監視面との切り換えも煩わしいものとなる。更
に、操作者は、このようなグラフィックパネルを注視し
つつ、記号又は番号を用いてキーボードからの間接入力
により弁操作等を行うことには大変な不安を感じ、信頼
して操作をすることができなかった。これは、監視のた
めのCRT操作では、仮に誤操作をしたとしても、再操
作により希望する表示を画面に出せばよいが、弁の開閉
等を誤操作すると、その結果は取返しのつかない重大事
故に至ることがあるからである。従って、このようにC
RTにより操作、入力する方法では、従来の大型コンソ
ールにおいて満たされていた操作の安全性が確保されな
いという問題がある。なお、ライトペンを用いてCRT
画面上で直接操作命令を出すような方法も採用されてい
るが、小さい画面上で且つ全体系統を一目で見られない
状態における操作になるため、操作の安全性、信頼性に
欠けるという点では同様である。
【0007】次に、計器類には連続してその時の状態の
信号が入力されるため、その表示が常に変動する。従っ
て、これがそのままCRT画面に表示されると、画面が
ちらつき見にくいため、CRT表示では通常画面を固定
し、2〜3秒毎に表示を更新するようにしている。この
ため、開度調整弁で弁開度を制御する場合には、弁の開
閉操作をしてもCRT上にその結果が反映されるのは3
秒後になり、開閉状態を連続的に見ることができない。
その結果、3秒後にCRT上の更新された表示を見たと
きには、既に希望する弁開度を通り越している場合も多
く、いわゆるインチング操作が困難で所望の弁開度が得
られないという問題が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術に於
ける上記問題を解決し、請求項1の発明は、操作性が向
上すると共に系統的表示操作部が小形化され、且つ操作
の安全性も確保された船舶の荷役制御装置を提供するこ
とを課題とし、請求項2の発明は、上記に加えて、全体
的に形状が小形化された船舶の荷役制御装置を提供する
ことを課題とし、請求項3の発明は、請求項2の発明の
課題に加えて、開度調整弁の調整の容易な船舶の荷役制
御装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、多数の遠隔操作弁を含
む荷役装置の構成部分を操作すると共に前記構成部分の
状態を表示する船舶の荷役制御装置において、前記構成
部分を系統的に表示すると共に少なくとも前記遠隔操作
弁の位置を前記系統中に位置表示した系統的表示操作部
と、位置検出手段であって前記系統的表示操作部を覆い
覆った上から前記系統的表示操作部を目視できる材料で
できていて前記位置表示が押されたときに該押された位
置表示の前記系統的表示操作部における位置を検出する
位置検出手段と、該位置検出手段で検出された位置に対
応した前記遠隔操作弁を作動させるように制御信号を発
生させる制御手段と、を有することを特徴とし、請求項
2の発明は、上記に加えて、CRT表示装置を備え、前
記構成部分の状態を該CRT表示装置と前記系統的表示
操作部とにより表示することを特徴とし、請求項3の発
明は、請求項2の発明の特徴に加えて、前記遠隔操作弁
は開度を調整する開度調整弁を含み、該開度調整弁の開
度表示を前記系統的表示操作部に設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【作 用】請求項1の発明によれば、装置の構成部分に
含まれている多数の遠隔操作弁を系統的表示操作部中に
位置表示し、その上を位置表示の目視可能な位置検出手
段で覆うので、遠隔操作弁を操作するときには、人がそ
の位置表示を押すことにより、その遠隔制御弁の位置を
検出することができる。そして、制御手段は、位置検出
手段が検出した位置に対応する遠隔操作弁を作動させる
ように制御信号を発生させるので、その信号により遠隔
制御弁を操作することができる。即ち、このような構成
によれば、通常のグラフィックパネルにおける操作と同
様の方法で操作を行うことができるので、操作上に不安
が生じたり操作性が低下することはない。一方、位置検
出手段は、押す事によりその位置を検出するので、例え
ば指先等で位置表示を押すだけでその位置を特定するこ
とができる。従って、系統的表示操作部において、従来
遠隔操作弁の操作に用いられていたスイッチやノブと較
べて、位置表示の占める面積が大幅に減少する。そして
系統的表示操作部においては、これらの遠隔操作弁が多
数設けられているので、位置表示面積の減少により系統
的表示操作部全体の大きさが大幅に小さくなる。その結
果、人が座った状態で系統的表示操作部の全体を操作監
視することが可能になり、操作性も向上される。
【0011】請求項2の発明によれば、上記に加えて、
CRT表示装置を設け、これと系統的表示操作部とによ
り表示及び操作を行うので、船舶の荷役制御装置全体が
小形化される。この場合、通常CRT表示装置は、バッ
クアップ用を含めて2台設けられるので、監視面に相当
する部分の大きさは、CRT2台並べて必要な間隔を設
けた寸法になる。一方、操作表示面中の系統的表示操作
部は、請求項1の発明を適用することにより大幅に小形
化される。その結果、監視面及び操作表示面の両方の寸
法を、同じ程度の短縮された寸法にすることが可能にな
る。
【0012】請求項3の発明によれば、弁開度を調整す
る開度調整弁の開度表示を系統的表示操作部に設けるの
で、弁開度が常に連続して表示されるため、開度調整弁
の調整が容易になり、操作性の良いものとなる。
【0013】
【実施例】図1は、実施例の船舶の荷役制御装置として
の荷役コンソールの概略構成を示す。本荷役コンソール
は、本体部分1とCRT表示装置2、3とを備えてい
る。本体部分1は、制御回路等を内蔵すると共にCRT
の手前の傾斜デスク面が操作兼表示部になっていて、系
統的表示操作部の一例として図2に例示するグラフィッ
クパネル10と、その他の操作面50とを有する。この
本体部分1の形状はデスクタイプであり、オペレータは
椅子に座って操作できるようになっている。操作面50
には、指令装置、電話類、トランシイバー、マイクロホ
ォン等の交信用の一般的設備等の他、本実施例では、ポ
ンプルームの給排気ファン操作ボタン、カーゴオイルポ
ンプ(以下「COP」という)等の運転及び回転速度調
整器等が設けられる。CRT表示装置2、3のうちの1
台は、故障時等を考慮して予備として設けられたもので
あるが、異なる監視面を同時に別々に表示することもで
きる。CRT表示装置2、3には、カーゴオイルタンク
やウォータバラストタンク等の液面計、カーゴオイルポ
ンプやウォータバラストポンプ等の圧力計、温度計、回
転計等、従来の荷役コンソールの監視面に設けられてい
た諸計器の表示内容がその画面上に表示される。このよ
うな荷役コンソールでは、上部のCRT表示装置2、3
は、その回転スペースも考慮すると略1.5mの幅を必
要とする。一方、グラフィックパネル10の寸法が以下
に説明する如く従来のものに較べて大幅に短縮されるた
め、操作面50の幅を考慮しても、本体部1の幅は略
1.5mになる。従って、荷役コンソール全体の幅が有
効に短縮され、これを約1.5mという非常に短い寸法
にすることができる。
【0014】図2は、グラフィックパネル10の表示の
中の1COPラインのみを例示した図である。図におい
て右側のA部はタンク部及びその上甲板部分を示し、左
側B部はポンプルーム部分を示す。COP11は、両舷
のNo.1カーゴオイルタンク(以下「COT」という)1
2、13、中央のNo.3COT14、No.5COT15か
ら、それぞれ遠隔操作弁のうちの開度調整弁16、1
7、18、19及び吸い込みパイプライン20を経由し
てカーゴオイルを吸入し、吐出ライン21を経て図示し
ない陸上タンクまでこれを圧送する。符号22は、カー
ゴオイルの積み込みラインである。この系統には又、C
OP11の出口側の開度調整弁23や、遠隔操作弁のう
ちの遠隔開閉弁24、25、26、27の外、図示しな
い多数の現場操作弁が設けられ、それらの開閉も表示さ
れる。又、パイプライン20、21には、他のCOPラ
インとのクロスコネクション、非常時の海水吸入ライ
ン、原油洗浄ライン等が結合される。尚、実際のグラフ
ィックパネルには、2〜3台の他のCOPライン、スト
リッピンクポンプライン、タンククリーニングポンプラ
イン等が表示され、その内容は非常に複雑なものにな
る。符号28は、CRT表示装置2、3を操作する操作
位置表示である。
【0015】開度調整弁16〜19及び23は、それぞ
れ図示の位置表示16a〜19a及び23aにより、グ
ラフィックパネル上にそれぞれの位置を表示されると共
に、それらは小さな発光ダイオードでできている開閉表
示灯である。又、遠隔開閉弁24〜27も図示の如く位
置表示され、それらは開閉表示灯でもある。そしてグラ
フィックパネル上は、後に説明する位置検出手段として
の位置検出板30で全面を覆われている。この位置検出
板30は、グラフィックパネル面を目視できる材料とし
て、例えば透明ガラス或いは透明ポリエステル等ででき
ていて、その任意の位置を押されることにより、その位
置に対応した位置信号を発生する。
【0016】このような構成により、開度調整弁又は遠
隔開閉弁の表示位置部分を押すと、その位置信号が発信
され、その弁が駆動されることになる。この場合、位置
表示は、例えば指先で押されるだけの面積が有れば足り
るので、実際のオン/オフスイッチ又は調整ノブに較べ
て、その占有面積が大幅に小さくなり、その大きさは従
来のものの1/3程度である。その結果、大型船舶では
3m近くになるグラフィックパネルの長さが、1m以下
の長さに短縮される。本実施例のものでは、約90cmに
なる。一方、このようにグラフィックパネル上で人が位
置表示を指で押すという操作は、従来のグラフィックパ
ネルにおける操作でスイッチを押すのと同様のものであ
り、乗組員はその操作に不安を感じることがなく、操作
上の安全性は従来通り確保される。即ち、位置検出板3
0を採用することにより、操作性、安全性を低下させる
ことなく、グラフィックパネルの小型化が図られた。
又、グラフィックパネルがこのように小型化されると、
人が椅子に座った状態でその操作及び監視をすることが
でき、操作性は更に向上する。
【0017】なお、COP11も遠隔的に回転速度制御
されるが、本実施例では、前述の如くグラフィックパネ
ル10上にはCOPの名称のみを表示するのみとし、そ
の起動、停止及び回転速度制御は、操作面50において
グラフィックパネルに隣接した位置で、弁操作と関連し
て操作し易い場所で行うようにしている。これは、船の
乗組員の操作慣れ等を考慮したためである。但し、CO
Pの操作も位置検出器による位置検出により行うように
することも可能であり、又、例えば位置検出板30をC
OPを境として分割し、COPの操作は従来通りグラフ
ィックパネル上で操作レバー等により行うようにしても
よい。更に、本実施例ではポンプルームの給排気ファン
をグラフィックパネルに含めていないが、これをグラフ
ィックパネルに入れて、位置検出板30を介して操作す
るようにすることも勿論可能である。即ち、弁操作以外
の種々のスイッチ操作に対しても、従来のようにスイッ
チを設けてそれに対応する電気配線をするのではなく、
位置検出板30の空白スペースを利用して操作可能にす
ることができる利点がある。
【0018】次に本実施例では、開度調整弁16等の開
度を表示する開度表示計16b〜19b、23bもグラ
フィックパネル上に設けている。この開度表示計は、例
えばバーグラフとして発光ダイオード又は液晶を用いる
等により、従来のアンメータ式やその他のものよりも1
/2程度の小サイズにし、且つ見易いものにするのが良
い。このように開度表示計をグラフィックパネルに設け
ると、開度調整弁を操作しつつその時の弁開度を常に見
ることができるので、いわゆるインチング操作による弁
の微調整が可能になる。即ち、開度表示をCRT表示装
置2、3で表示させるようにすると、CRTでは、通
常、測定データの入力により2〜3秒毎に画面が更新さ
れるようになっているため、弁の開閉に対応した弁開度
の変化を瞬時に見ることができず、弁開度を微調整する
ことができないからである。特に、ストリッピングポン
プライン等に設けられる開度調整弁のような口径200
〜300mmの小径の弁では、10秒程度の時間で全閉
から全開に至るので、3秒毎の開度表示による場合に
は、ハンチングして弁調整が殆ど不可能となる。但し、
制御プログラムや回路が複雑になるが、CRTにおいて
開度調整弁の開度のみを連続に近い状態で表示させるこ
とは可能である。なお、遠隔開閉弁及び図示しない現場
操作弁は、その表示位置に発光ダイオードを用いた小さ
なランプの点滅により開閉が表示される。
【0019】図3は、位置検出板30の構成の一例を示
す。位置検出板30は、ポリエステル基盤30−1上に
透明電極30−2を並列させて多数設置し、そのリード
線30−3を引き出した固定下層体に対して、表面をハ
ードコート層で被われたフィルム30−4上に透明電極
30−5を並列に多数設置し、そのリード線30−6を
引き出した可動上層体を重ね合わせ、それぞれの電極間
を透明な微小ドットスペーサ30−7により間隔を隔て
て配設したものである。
【0020】このような構成により、微小ドットスペー
サ30−7の間を上方から下方に押すと、押された部分
の電極間が導通して、その平面上の位置xi 、yi の信
号が発信される。なお、位置検出板30としては、この
ような電極式のものの外、パネルに超音波を発生させる
発信器と受信器とを取付け、指等の表面弾性波エネルギ
ー吸収体がパネルに触れると、表面弾性波の一部が吸収
され、超音波が発信器から受信器へ到達する時間に差異
を生ずることを利用して、マイクロプロセッサーにより
ディジタル化された座標値を発信するようにした形式の
ものもある。以上のような位置検出板30としては、例
えばタッチパネルと言う商品名のものが実用化されてい
る。
【0021】図4は、実施例の荷役コンソールのブロッ
ク図の一例を示す。位置検出板30の位置信号は、コン
ソール内部の制御部に送られ、アスキューユニット31
により選別されて制御手段としてのシーケンスコントロ
ーラ32に入り、その制御信号がコンソール外のローカ
ル位置に設けられた電磁弁ユニット33に送られる。そ
して、遠隔操作弁のうち、その位置表示を押された弁に
対応する電磁弁が作動し、油圧駆動される遠隔操作弁の
油圧が制御され、弁が開閉されるか又はその開度が調整
される。この場合、遠隔開閉弁では、例えば位置検出板
30を一度押すとそれを開にし、次に押すと閉にするよ
うなシーケンスが組まれる。又は、位置検出点を2点と
し、開点を一度押すと全開し、閉点を一度押すと前閉す
るシーケンスを組むこともできる。開度調整弁では2点
操作とし、開点を一度押すと弁開用の電磁弁が作動して
弁を開いて行き、次にもう一度押すと弁はその開度で止
まり、又、閉点を一度押すと弁閉用の電磁弁が作動して
弁は閉じて行き、次に押すとその開度で止まるようなシ
ーケンスが組まれる。尚、遠隔操作弁を不注意に誤って
操作状態にしないようにインターロックが設けられてお
り、弁操作をするときには、インターロック解除ボタン
を押した後操作するようにしているので、誤操作は防止
される。一方、図2に示す位置検出板30中の操作位置
表示28を押すと、その信号はアスキューユニット31
を通ってCRTインターフェイスユニット34に送ら
れ、CRT2及び3に入るようになっており、これによ
りCRT画面を選択して表示させることができる。又、
コンソール内に送られて来た温度、圧力、液面等の検出
信号は、入力ユニット35を介してCRT2、3に入力
され、前記の如く、位置検出板30上の操作位置表示2
8の押下により、それらの測定値をCRT上に表示する
ことができる。符号36は、オプションとして装備する
ことができるテンキーである。このキーに特別の機能を
持たせ、例えば特定の測定値だけをCRT画面上に拡大
して表示させるようにすることができる。
【0022】なお、以上の実施例では、タンカーの荷役
制御装置の場合について説明したが、本発明は、油兼鉱
石運搬船その他大形のグラフィックパネルを有する船舶
の荷役制御装置に適用できることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、系統的表示操作部において、操作した
い遠隔操作弁の位置を押すことにより位置検出手段がそ
の位置を検出して信号を発生し、その信号により制御手
段が弁の制御信号を発生させるので、通常のグラフィッ
クパネルにおける操作と同様の方法で操作を行うことが
できると共に、系統的表示操作部の大きさを小形化し、
操作性も向上させることができる。
【0024】請求項2の発明においては、CRT表示装
置を設け、これと系統的表示操作部とにより表示及び操
作を行うようにするので、請求項1の発明の効果に加え
て、船舶の荷役制御装置全体を小型化することができ
る。
【0025】請求項3の発明においては、開度調整弁の
開度表示を系統的表示操作部に設けて弁開度を連続表示
するので、請求項2の発明の効果に加えて、開度調整弁
の操作を容易にし弁開度を微調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の船舶の荷役制御装置の全体構成を示
し、(a)は正面図、(b)は操作表示面の平面図、
(c)は側面図である。
【図2】上記船舶の荷役制御装置のグラフィックパネル
の一部分の系統を示す説明図である。
【図3】上記グラフィックパネルの位置検出板の一例を
示し、(a)は斜視図で(b)は回路図である。
【図4】実施例の船舶の荷役制御装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 本体部(系統的表示操作部、制御手段) 2、3 CRT表示装置 10 グラフィックパネル(系統的表示操作部) 11 COP(構成部分) 16〜19、23 開度調整弁(開度調整弁、遠隔操
作弁) 24〜27 遠隔開閉弁(遠隔操作弁) 30 位置検出板(位置検出手段) 31 アスキーユニット(制御手段) 32 シーケンスコントローラ(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の遠隔操作弁を含む荷役装置の構成
    部分を操作すると共に前記構成部分の状態を表示する船
    舶の荷役制御装置において、 前記構成部分を系統的に表示すると共に少なくとも前記
    遠隔操作弁の位置を前記系統中に位置表示した系統的表
    示操作部と、位置検出手段であって前記系統的表示操作
    部を覆い覆った上から前記系統的表示操作部を目視でき
    る材料でできていて前記位置表示が押されたときに該押
    された位置表示の前記系統的表示操作部における位置を
    検出する位置検出手段と、該位置検出手段で検出された
    位置に対応した前記遠隔操作弁を作動させるように制御
    信号を発生させる制御手段と、を有することを特徴とす
    る船舶の荷役制御装置。
  2. 【請求項2】 CRT表示装置を備え、前記構成部分の
    状態を該CRT表示装置と前記系統的表示操作部とによ
    り表示することを特徴とする請求項1に記載の船舶の荷
    役制御装置。
  3. 【請求項3】 前記遠隔操作弁は開度を調整する開度調
    整弁を含み、該開度調整弁の開度表示を前記系統的表示
    操作部に設けたことを特徴とする請求項2に記載の船舶
    の荷役制御装置。
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