JPH06219160A - 自動車用ドアガラスランのコーナ部構造 - Google Patents

自動車用ドアガラスランのコーナ部構造

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JPH06219160A
JPH06219160A JP5031439A JP3143993A JPH06219160A JP H06219160 A JPH06219160 A JP H06219160A JP 5031439 A JP5031439 A JP 5031439A JP 3143993 A JP3143993 A JP 3143993A JP H06219160 A JPH06219160 A JP H06219160A
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door glass
glass run
door
lip
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Mitsuo Hamahata
満男 浜端
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ドアガラスランの型成形されたコー
ナ部において、型成形部に滑性処理を施すことなく、す
ぐれたガラス摺動性を維持させ、かつ型成形部によりコ
ーナ部の外観が損なわれないようにすることである。 【構成】 底面部511およびシールリップ52が滑性
処理された押出成形のドアガラスラン5のコーナ部にお
いて、両シールリップ52および意匠リップ53を残し
てコーナ部全長にわたって側面部512を切欠くととも
に、コーナ中心でのみ底面部511を切欠いた切欠き部
7を形成し、該切欠き部7を型成形部6Aで補填したコ
ーナ部構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のドアサッシに沿
って取付けられる自動車用ドアガラスラン、特にそのコ
ーナ部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、自動車ドア1のドア
サッシ2にはその内側に沿ってドアガラスラン5が取付
けられている。ドアガラスラン5としては、図4(図3
のIV−IV線断面)に示すように、断面コ字形の基部51
と、基部51の開口側の幅方向両端から対向方向に伸び
るシールリップ52と、上記開口両端から外方へ反転す
るように伸びる意匠リップ53を備えたものが多用され
ている。
【0003】ドアガラスラン5は押出成形により製造さ
れるが、これをコーナ部、例えば図3においてドアサッ
シ2の前枠部からミラーブラケット3の後縁に沿って移
行するコーナ部C1 や、ドアサッシ2の上枠部後端のコ
ーナ部C2 に取付ける場合に、コーナ形状に湾曲させる
と、ドアガラスラン5の断面形状が不規則に変形してし
まう。
【0004】そこで、これ等のコーナ部C1 ,C2
は、押出成形のドアガラスラン5を、これと同様の基本
断面形状を有し、かつコーナ形状に湾曲した型成形の接
続部6を介して接続している。
【0005】また、図5に示すように、ドアガラスラン
5の基部51の底面部511および両側面部512の底
面部511側の半分をコーナ部のほぼ全長にわたって切
欠き、ドアガラスラン5をコーナ形状に湾曲させて切欠
き部に型成形の接続部6Bを形成することが行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3に示す
ようにコーナ部C1 ,C2 全体を型成形接続部6で形成
する前者のコーナ部構造では、押出成形部材と型成形部
材の色調の違いから見栄えがよくない。
【0007】一方、図5に示すように基部51の一部を
切欠いて型成形で形成する後者のコーナ部構造では、こ
のコーナ部をドアサッシに組付けたときに型成形部分6
Bは外観に現れないから見栄えは損なわれない。
【0008】しかしながら、前者のコーナ部構造も、後
者のコーナ部構造も、ともに次のような問題がある。
【0009】即ち、ドアガラス4(図3)を昇降させる
とき、ドアガラスラン5の底面部511の内面はドアガ
ラス4の外周端面と摺接し、シールリップ52のドアガ
ラス4を挟む面はドアガラス4の外周両面と摺接する。
このため、ドアガラスラン5には、押出成形時にドアガ
ラス4との上記摺接面にウレタン等の滑性剤を塗布する
などの滑性処理8(図4)が連続作業で施される。とこ
ろが、押出成形後に形成された上記型成形接続部6,6
Bでは滑性が途切れることになるので、これ等の部分に
も滑性処理を施すことが望ましい。
【0010】しかし、そのためにはこれ等の部分のみの
滑性処理を後処理として行なわなければならず生産性が
悪い。そこで、処理を行なわずに使用されるのが一般的
で、コーナ部でのガラス摺動抵抗が大きい。
【0011】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、型成形部分が外観に現れず、かつ滑性処理を施さず
に低いガラス摺動抵抗が得られるドアガラスランのコー
ナ部構造を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は図1および図2
に示すようにドアガラスラン5のコーナ部において、シ
ールリップ52および意匠リップ53を残して基部51
の両側面部512をコーナ部のほぼ全長にわたって切欠
くとともに、底面部511をコーナ中心においてのみ切
欠いた切欠き部7を形成し、シールリップ52および意
匠リップ53をコーナ形状に湾曲せしめたドアガラスラ
ン5のコーナ部の上記切欠き部7に側面部512および
底面部511を補填する型成形部6Aを形成したことを
特徴とする。
【0013】
【作用】底面部511および両シールリップ52に滑性
処理8を施した押出成形のドアガラスラン5の場合、型
成形部6Aのコーナ中心では底面部511の滑性処理は
途切れるが、コーナ中心はドアガラスの外周角部が最終
的に滑り込む部分であってガラス摺動抵抗はほとんどな
い部分である。両側面部512にはドアガラス4は接触
しない。両シールリップ52は押出成形のままで残され
ている。従って、コーナ部においてガラス摺動抵抗が大
きくなることはない。
【0014】また、外観に現れる部分は押出成形の意匠
リップ53が残されているから型成形部6Aは外観に現
れず、型成形によりコーナ部の見栄えが損なわれること
はない。
【0015】
【実施例】図1および図2は、図3のコーナ部C1 にお
ける本考案のドアガラスラン5のコーナ部構造を示すも
のである。
【0016】ドアガラスラン5はゴムの押出成形体で、
その構造は図4に示す従来のものと同じであって、断面
コ字形の基部51と、基部51の開口側の両端から対向
方向に伸びるシールリップ52と、上記両端から外側へ
反転するように伸びる意匠リップ53を備えている。基
部51の底面部511の内面および両シールリップ52
のドアガラスを挟む面にはそれぞれ滑性処理8が施され
ている。
【0017】押出成形のドアガラスラン5は、図2に示
すようにその一部が切欠かれ、コーナ形状に曲げられ
て、切欠き部7は図1(A)に示すように型成形による
補填がなされている。6Aは補填された型成形部であ
る。
【0018】このコーナ部構造をその成形方法とともに
更に詳しく説明する。
【0019】図2に示すように、押出成形されたドアガ
ラスラン5には、そのコーナ部となるべき部分で、部分
全長にわたり、両側面部512の上半部分が切欠かれ
る。そして、底面部511はコーナ中心のみが切欠かれ
る。両シールリップ52(図1)および意匠リップ53
は切欠かずに残存せしめてある。
【0020】このようにして切欠き部7が形成されたド
アガラスラン5は切欠き部7を外径側としてシールリッ
プ52および意匠リップ53をコーナ形状に曲げ、底面
部511の残りの部分は直線状に延出する状態とし、図
略の全型にセットする。そして、切欠き部7に押出成形
のドアガラスラン5と同材質のゴム材料を注入し、切欠
かれた底面部511および両側面部512を補填するこ
とで図1に示すような型成形部6Aが形成される。型成
形部6Aはコーナ中心に向けて高さが高くなるように成
形してある。図1(B)は図1(A)のB−B線断面
を、図1(C)は図1(A)のC−C線断面をそれぞれ
示す。
【0021】しかしてドアガラスラン5のコーナ部は、
両シールリップ52および意匠リップ53は切残された
押出成形材で形成され、両側面部512は全長が型成形
で形成され、底面部511はコーナ中心のみが型成形材
で形成され、他は押出成形材で形成されている。型成形
部6Aには滑性処理8は施されない。
【0022】上記のコーナ部を有するドアガラスラン5
において、ドアガラス4(図3)が閉じられるとき、ド
アガラス4は押出成形時に滑性処理8が施されたシール
リップ52および底面部511と摺動しつつ上昇し、最
終的にドアガラス4の外周の角部がコーナ中心に滑り込
む。
【0023】しかして、ドアガラス4と摺接する両シー
ルリップ52は連続して滑性処理8が施されているから
摺動抵抗は小さい。また底面部511はコーナ中心にお
いてのみ滑性処理8が途切れているが、コーナ中心はド
アガラス4の外周角部が最終的に滑り込む部分であっ
て、摺動抵抗にはほとんど影響しない。
【0024】また、ドアガラスラン5のコーナ部は、こ
れをドアサッシに取付けた状態で、型成形部6Aはドア
サッシおよび意匠リップ53でカバーされるから外観に
現れず、型成形部6Aによって見栄えが損なわれること
はない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押出成形材に滑性処理を施せば、型成形コーナ部に滑性
処理を施さなくてもドアガラスの摺動性が低下すること
はない。また型成形コーナ部の見栄えもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明のドアガラスランのコーナ
部の斜視図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面
図、図1(C)は図1(A)のC−C線断面図である。
【図2】ガラスランのコーナ部が切欠かれた状態を示す
斜視図である。
【図3】ドアガラスランを備えた自動車ドアの斜視図で
ある。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】従来のドアガラスランのコーナ部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 ドアサッシ C1 ,C2 コーナ部 4 ドアガラス 5 ドアガラスラン 51 基部 511 底面部 512 側面部 52 シールリップ 53 意匠リップ 7 切欠き部 6A コーナ部の型成形部分 8 滑性処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアサッシに装着される断面ほ
    ぼコ字形の基部と、基部の開口側の幅方向両端から対向
    方向に伸びてドアガラスの外周部を挟むシールリップ
    と、上記両端から外方へ反転するように伸びて基部の両
    側面部との間でドアサッシの両側面部を挟持する意匠リ
    ップを備えたドアガラスランのコーナ部において、シー
    ルリップおよび意匠リップを残して基部の両側面部をコ
    ーナ部のほぼ全長にわたって切欠くとともに、基部の底
    面部をコーナ中心においてのみ切欠き、シールリップお
    よび意匠リップをコーナ形状に湾曲せしめて上記切欠き
    部分をコーナ形状に型成形してなる自動車用ドアガラス
    ランのコーナ部構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10324158A (ja) * 1997-05-27 1998-12-08 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ドアガラスランのコーナ部成形方法
US8001728B2 (en) 2006-12-27 2011-08-23 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run and its attaching structure
JP2011251688A (ja) * 2006-12-27 2011-12-15 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスランの取付構造

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US8001728B2 (en) 2006-12-27 2011-08-23 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run and its attaching structure
JP2011251688A (ja) * 2006-12-27 2011-12-15 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスランの取付構造

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