JPH08300953A - 自動車のドアグラスラン構造 - Google Patents

自動車のドアグラスラン構造

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JPH08300953A
JPH08300953A JP7113138A JP11313895A JPH08300953A JP H08300953 A JPH08300953 A JP H08300953A JP 7113138 A JP7113138 A JP 7113138A JP 11313895 A JP11313895 A JP 11313895A JP H08300953 A JPH08300953 A JP H08300953A
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JP
Japan
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glass run
lip
door
sash
decorative
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Application number
JP7113138A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kamiya
芳典 神谷
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サッシュモール機能ある外側装飾リップを一
体成形してコストダウンと外観の向上を図る。 【構成】 フロントドアサッシュ2,リヤドアサッシュ
4のグラスラン装着溝7,8に嵌挿するフロントグラス
ラン9,リヤグラスラン10を非ゴム系の軟質樹脂材で
成形してそれぞれ外縁フランジ7a,8aの外側面に廻
り込んで密接する装飾リップ11,12を一体成形する
と共に、フロントグラスラン側装飾リップ11の上辺部
後端およびリヤグラスラン側装飾リップ12の上辺部前
端にドアパーティング部分D・Pに延びる延設部11
a,12aを形成し、各装飾リップ11,12に延設部
11a,12a端に亘って光輝性樹脂フィルム13を一
体に設けてサッシュモール機能を付与すると共に、サッ
シュモールの連続感が得られるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のドアサッシュ内
周に嵌挿されて、ドアウインドウパネル周りのシール機
能とドアウインドウパネルの昇降ガイド機能とを発揮す
る自動車のドアグラスラン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の自動車のドアグラスラン
構造を示すもので、30はアウタサッシュ30aとイン
ナサッシュ30bとからなるドアサッシュを示し、その
内周にはグラスランチャンネル31で形成したグラスラ
ン装着溝32にグラスラン33を嵌挿してある。
【0003】グラスラン33はゴムを押出し成形して、
サッシュコーナー部に配置される部分を型成形して一体
に連設して構成してるある。
【0004】このグラスラン33はドアウインドウパネ
ル40の周縁の内外面に密接するアウタリップ33a,
インナリップ33bと、グラスラン装着溝32の内縁フ
ランジ32bを隠蔽する装飾リップ33cを備えている
と共に、外周部にグラスラン装着溝32内に設けたホル
ダー溝32cに係着する係止突起33dを備えている。
【0005】グラスラン装着溝32の外縁フランジ32
aにはステンレス等の耐腐蝕性金属材料からなる断面略
U字状のサッシュモール34を嵌着固定して該外縁フラ
ンジ32aを隠蔽,装飾してあり、前記係止突起33d
をグラスラン装着溝32のホルダー溝32cに係着する
と共に、グラスラン33のアウタリップ33a側の側面
部をこのサッシュモール34に係着して該グラスラン3
3を保持するようにしてある。
【0006】35はインナサッシュ30bのリテーナ3
6に嵌着したドアウエザーストリップ、37はドリップ
チャンネル38に嵌着したドリップシール、39は車体
開口縁部に嵌着したウエルトを示す。
【0007】この類似構造は、例えば特開昭63−30
5020号公報に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ゴム製のグラスラン3
3とステンレス製のサッシュモール34の2部品で構成
されるため部品点数,部品組付作業工数が嵩んでコスト
的に不利となってしまう。
【0009】また、フロントドアとリヤドアの各サッシ
ュ上辺部でサッシュモール34が不連続となるため外観
上好ましくなく、更には、サッシュモール34の装着幅
1が比較的大きくなるため、ウインドウパネル40外
面とサッシュモール34外面との間の段差L2 が大き
く、空力特性上および外観上不利となってしまうことは
否めない。
【0010】そこで、本発明は部品点数を少くしてコス
トダウンを図れると共に、フロントドアとリヤドア間で
サッシュ上辺部のサッシュモールに連続感が得られて外
観を向上でき、しかも、ドアウインドウパネル外面とサ
ッシュモール外面間の段差を可及的に小さくすることが
できる自動車のドアグラスラン構造を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、フ
ロントドアサッシュ内周のグラスラン装着溝に嵌挿され
るフロントグラスランおよびリヤドアサッシュ内周のグ
ラスラン装着溝に嵌挿されるリヤグラスランを非ゴム系
の軟質樹脂材で一体成形して、これらフロントグラスラ
ンおよびリヤグラスランに各グラスラン装着溝の外縁フ
ランジの外側面に廻り込んで密接する装飾リップを一体
成形すると共に、フロントグラスラン側装飾リップの上
辺部後端およびリヤグラスラン側装飾リップの上辺部前
端に、それぞれ後方側および前方側のドアパーティング
部分に延びる延設部を形成し、かつ、これらフロントグ
ラスラン側装飾リップおよびリヤグラスラン側装飾リッ
プの少くとも上辺部外側面に各延設部端に亘って光輝性
樹脂フィルムを一体に設けたことを特徴としている。
【0012】請求項2にあっては、請求項1に記載のフ
ロントグラスラン側装飾リップおよびリヤグラスラン側
装飾リップの各延設部をフロントグラスラン,リヤグラ
スランと同質材で形成し、各延設部の裏面にアウタサッ
シュに設けた取付孔に係着する硬質樹脂材からなるクリ
ップをインサート成形したことを特徴としている。
【0013】請求項3にあっては、請求項1に記載のフ
ロントグラスラン側装飾リップおよびリヤグラスラン側
装飾リップの各延設部を非ゴム系の硬質樹脂材で形成
し、各延設部の裏面にアウタサッシュに設けた取付孔に
係着するクリップを一体成形したことを特徴としてい
る。
【0014】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
の延設部を押出成形により形成される一般上辺部分のグ
ラスランの装飾リップのみを残した表層部と、一般上辺
部後端と押出成形により形成される後辺部上端とのコー
ナー部に形成される型成形部の一部を延設した補形部と
で構成し、該延設部の裏面に非ゴム系の硬質樹脂材から
なる補強部を形成したことを特徴としている。
【0015】請求項5にあっては、請求項1〜4に記載
のリヤグラスラン側装飾リップの延設部端に、リヤドア
サッシュの前端縁に装着したパーティングシールの上端
末部に外嵌するフード状リップを付設したことを特徴と
している。
【0016】
【作用】請求項1によれば、フロントグラスラン,リヤ
グラスランの何れもグラスラン装着溝の外縁フランジの
外側面に廻り込んで密接する装飾リップを一体成形し、
その外側面に光輝性樹脂フィルムを一体に設けてこれら
装飾リップがサッシュモールとして機能するようにして
あるから、部品点数および組付作業工数を削減するとが
できる。
【0017】また、これらフロントグラスラン,リヤグ
ラスランは各装飾リップを含めて非ゴム系の軟質樹脂材
で一体成形してあるから、光輝性樹脂フィルムとの一体
化を容易に行え、光輝性樹脂フィルムの剥離をなくすこ
とができる。
【0018】しかも、各装飾リップの上辺部の延設部は
ドアパーティング部分にまで延びていて、光輝性樹脂フ
ィルムを該延設部に亘って一体に設けてあるから、フロ
ントドアとリヤドア間でサッシュ上辺部のサッシュモー
ルに連続感が得られて外観を著しく向上することができ
る。
【0019】更に、各装飾リップはフロントグラスラ
ン,リヤグラスランに一体に連設してあって、グラスラ
ン装飾溝の外縁フランジへの装飾リップ装飾幅を小さく
できるため、ドアウインドウパネル外面と装飾リップ外
面との間の段差を小さくして空力特性および外観を向上
することができる。
【0020】請求項2によれば、各装飾リップの延設部
をグラスランと同質材で成形してあるから延設部の一体
成形性が良く、しかも、各延設部の裏面にインサート成
形してクリップは硬質樹脂材であるから該クリップとア
ウタサッシュの取付孔との係着により延設部を確実に固
定することができる。
【0021】請求項3によれば、各装飾リップの延設部
を非ゴム系の硬質樹脂材で形成してあるから延設部の一
体成形性および保形性が良く、しかも、各延設部の裏面
に一体成形したクリップとアウタサッシュの取付孔との
係着により延設部を確実に固定することができる。
【0022】請求項4によれば、延設部の表層は一般上
辺部分から連続して形成でき、かつ、延設部表層の端末
面等の形状を補うことができるために外観が良好であ
り、更に、補強部により延設部の剛性もあがる。
【0023】請求項5によれば、リヤドアサッシュのパ
ーティングシールの上端末部をフード状リップで外嵌被
覆できるので、リヤグラスラン側の装飾リップとパーテ
ィングシールとの連続感が得られ、フロントドア又はリ
ヤドアを開けた際の見映えを向上することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
【0025】図1〜6において、1はドアサッシュ2を
一体にプレス成形したフロントドア、3はドアサッシュ
4を一体にプレス成形したリヤドアを示す。
【0026】ドアサッシュ2,4の内周には何れもアウ
タサッシュ2a,4aとインナサッシュ2b,4bとに
亘って接合したグラスランチャンネル5,6でグラスラ
ン装着溝7,8を形成してあり、これらグラスラン装着
溝7,8にグラスラン9,10を装着してある。
【0027】フロントグラスラン9およびリヤグラスラ
ン10は非ゴム系の軟質樹脂材、例えばオレフィン系の
軟質樹脂(例えば、TPO:ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー)材をもって成形してあり、ドアウインド
ウパネル24、25の周縁内外面に密接するアウタリッ
プ9a,10aと、インナリップ9b,10bと、グラ
スラン装着溝7,8の内縁フランジ7b,8bを覆う内
側の装飾リップ9c,10cと、グラスラン装着溝7,
8のホルダー溝7c,8cに係着する係止突起9d,1
0dとを備えている。
【0028】また、これらフロントグラスラン9,リヤ
グラスラン10は、アウタリップ9a,10aと逆の車
外側に向けて、グラスラン装着溝7,8の外縁フランジ
7a,8aの外側面に廻り込んで密接する外側の装飾リ
ップ11,12を一体成形してある。
【0029】装飾リップ11の上辺部後端および装飾リ
ップ12の上辺部前端には、それぞれ後方側および前方
側のドアパーティング部分D・Pに延びる延設部11
a,12aを一体成形してある。
【0030】そして、これら装飾リップ11,12の各
上辺部外側面に各延設部11a,12a端に亘って光輝
性樹脂フィルム13を一体に設けてある。
【0031】光輝性樹脂フィルム13は表面をアイオノ
マ等の透明軟質樹脂層15で被覆したアルミ又はステン
レス等の金属箔14を、装飾リップ11,12と相溶性
のあるオレフィン系の軟質樹脂(例えば、PP:ポリプ
ロピレン)材からなるベースフィルム17と一体に押出
し成形して構成してあり、この金属箔14の裏面のポリ
プロピレン(PP)層のベースフィルム17はベース部
16との接着性を高めるために形成してある。
【0032】この実施例では延設部11a,12aはフ
ロントグラスラン9、リヤグラスラン10と同質材で一
体成形してあり、各裏面には硬質樹脂材からなるクリッ
プ18,19を一体にインサート成形してあり、これら
延設部11a,12aをアウタサッシュ2a,4aに外
縁フランジ7aより深く凹設した溝部20,21に嵌合
定置して、前記クリップ18,19をこれら溝部20,
21に形成した取付孔20a,21aに挿入係着して固
定してある。
【0033】この場合、クリップ18,19の延設部1
1a,12aへのインサート部分18bは、延設部11
a,12aの剛性確保のため、前後方向に延びているつ
ば部18cに形成されていることが望ましい。
【0034】フロントグラスラン9およびリヤグラスラ
ン10は、弯曲が緩くあるいは略直線状に配置される一
般部分G1 ,G2 を押出し成形し、サッシュコーナー部
Cに配置される部分Mを型成形して一体に連設するた
め、前述の各延設部11a,12aはこの型成形によっ
て全体を所要の厚さで装飾リップ11,12と一体成形
してもよいが、図3の一点鎖線で示すように場合によっ
ては押出成形によって一般部分G1 後端から装飾リップ
11,12のみを表層Fとして延設し、サッシュコーナ
ー部Cの型成形部分Mをグラスラン9,10と同質材で
型成形すると共に、その一部で表層Fの下縁や延設部端
面の形状を補う補形部M′を形成して、その裏面側に非
ゴム系の硬質樹脂(例えば、硬質TPO)材で型成形に
より補強部としての裏層Sを一体成形して所要厚みの延
設部11a,12aを2工程インジエクション成形によ
り形成するようにしてもよい(図8参照)。
【0035】また、リヤドア3の前縁にはフロントドア
1の後縁との間をシールする中空のパーティングシール
22が設けらているが、本実施例にあっては前記リヤグ
ラスラン側装飾リップ12の延設部12a端にフード状
リップ23を一体成形して、該フード状リップ23をこ
のパーティングシール22の上端末部に外嵌して被覆し
てある。
【0036】フード状リップ23はグラスラン9,10
と同質材で形成するのが望ましく、具体的には型成形に
より形成される補形部M′の延設部として形成される。
【0037】以上の実施例構造によれば、フロントドア
サッシュ2,リヤドアサッシュ4に嵌挿したフロントグ
ラスラン9,リヤグラスラン10は何れもグラスラン装
着溝7,8に外縁フランジ7a,8aの外側面に廻り込
んで密接する装飾リップ11,12を一体に備え、その
外側面には光輝性樹脂フィルム13を一体に設けてこれ
ら装飾リップ11,12がサッシュモールとして機能す
るようにしてあるから、従来のように専用の金属製のサ
ッシュモールを用いていたものと較べて部品点数および
組付作業工数を削減できてコストダウンに大きく寄与す
ることができる。
【0038】前述のフロントグラスラン9,リヤグラス
ラン10は各装飾リップ11,12を含めて非ゴム系の
軟質樹脂材で一体成形してあるため、光輝性樹脂フィル
ム13との融着性又は接着性が良好で一体化を容易に行
えるから、該光輝性樹脂フィルム13の剥離を生じるこ
とがなく品質感を高めることができる。
【0039】また、これら装飾リップ11,12の各上
辺部の延設部11a,12aはドアパーティング部分D
・Pにまで延びていて、光輝性樹脂フィルム13をこれ
ら延設部11a,12a端に亘って一体に設けてあるか
ら、フロントドア1とリヤドア3との間でサッシュ上辺
部のサッシュモールに連続感が得られて外観を著しく向
上することができる。
【0040】特に本実施例にあっては、リヤグラスラン
10側の延設部12a端にはリヤドアサッシュ4の前端
縁に装着したパーティングシール22の上端末部に外嵌
するフード状リップ23を付設してあるため、装飾リッ
プ12とパーティングシール22との連続感が得られて
フロントドア1又はリヤドア3を開けた際の見栄えを向
上することができる。
【0041】更に、各装飾リップ11,12はフロント
グラスラン9,リヤグラスラン10に一体に連設してあ
って、グラスラン装着溝7,8の外縁フランジ7a,8
aへの装飾リップ装着幅L3 を小さくできるため、ドア
ウインドウパネル24,25外面と装飾リップ11,1
2外面との間の段差を小さくして空力特性および外観を
向上することができる。
【0042】前記実施例では延設部11a,12aをフ
ロントグラスラン9,リヤグラスラン10と同質材で成
形して、その裏面に硬質樹脂材からなるクリップ18,
19を一体にインサート成形して、これらクリップ1
8,19とアウタサッシュ2a,4aの取付孔20a,
21aとの係着により延設部11a,12aを固定する
ようにしてあるが、図9に示すように延設部11a,1
2aを非ゴム系の硬質樹脂(例えば、硬質TPO)材で
成形すると共にその裏面にクリップ18a,19aを一
体成形すれば、各延設部11a,12aの一体成形およ
び保形性を良好にして、かつ、延設部11a,12aの
確実な固定を行わせることができる。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明によれば次の述べる効果を
奏せられる。
【0044】請求項1によれば、フロントグラスラン,
リヤグラスランの何れもグラスラン装着溝の外縁フラン
ジの外側面に廻り込んで密接する装飾リップを一体成形
し、その外側面に光輝性樹脂フィルムを一体に設けてこ
れら装飾リップがサッシュモールとして機能するように
してあるから、部品点数および組付工数を削減してコス
トダウンを図ることができる。
【0045】また、フロントグラスラン,リヤグラスラ
ンは各装飾リップを含めて非ゴム系の軟質樹脂材で一体
成形してあるから、光輝性樹脂フィルムとの融着性又は
接着性が良好で一体化を容易に行え、該光輝性樹脂フィ
ルムの剥離がなく品質感を高めることができる。
【0046】しかも、各装飾リップの上辺部の延設部は
ドアパーティング部分にまで延びていて、光輝性樹脂フ
ィルムを該延設部端に亘って一体に設けてあるから、フ
ロントドアとリヤドア間でサッシュ上辺部のサッシュモ
ールに連続感が得られて外観を著しく向上することがで
きる。
【0047】更に、各装飾リップはフロントグラスラ
ン,リヤグラスランに一体に連設してあって、グラスラ
ン装飾溝の外縁フランジへの装飾リップ装飾幅を小さく
できるため、ドアウインドウパネル外面と装飾リップ外
面との間の段差を小さくして空力特性および外観を向上
することができる。
【0048】請求項2によれば、各装飾リップの延設部
をグラスランと同質材で形成してあるから延設部の一体
成形性が良く、しかも、各延設部の裏面にインサート成
形したクリップは硬質樹脂材であるから該クリップとア
ウタサッシュの取付孔との係着により延設部を確実に固
定することができる。
【0049】請求項3によれば、各装飾リップの延設部
を非ゴム系の硬質樹脂材で形成してあるから延設部の一
体成形性および保形性が良く、しかも、各延設部の裏面
に一体成形したクリップとアウタサッシュの取付孔との
係着により延設部を確実に固定することができる。
【0050】請求項4によれば、延設部の表層は一般上
辺部分から連続して形成でき、かつ、延設部表層の端末
面等の形状を補うことができるために外観が良好であ
り、更に、補強部により延設部の剛性も高められる。
【0051】請求項5によれば、リヤドアサッシュのパ
ーティングシールの上端末部をフード状リップで外嵌被
覆できるので、リヤグラスラン側の装飾リップとパーテ
ィングシールとの連続感が得られ、フロントドア又はリ
ヤドアを開けた際の見映えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のA−A線に沿う
断面図。
【図2】同実施例の構造を採用したドアを示す斜視図。
【図3】フロントドアサッシュのリヤコーナー部を示す
斜視図。
【図4】リヤドアサッシュのフロントコーナー部を示す
斜視図。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図。
【図6】図3のC−C線に沿う断面図。
【図7】図4のS−S線に沿う断面図。
【図8】延設部の異なる例を示す断面図。
【図9】延設部の異なる例を示す断面図。
【図10】従来の構造を示す断面図。
【符号の説明】
2 フロントドアサッシュ 2a アウタサッシュ 4 リヤドアサッシュ 4a アウタサッシュ 7,8 グラスラン装着溝 7a,8a 外縁フランジ 9 フロントグラスラン 10 リヤグラスラン 11,12 装飾リップ 11a,12a 延設部 13 光輝性樹脂フィルム 18,18a クリップ 19,19a クリップ 20a,21a 取付孔 22 パーティングシール 23 フード状リップ D・P ドアパーティング部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントドアサッシュ内周のグラスラン
    装着溝に嵌挿されるフロントグラスランおよびリヤドア
    サッシュ内周のグラスラン装着溝に嵌挿されるリヤグラ
    スランを非ゴム系の軟質樹脂材で一体成形して、これら
    フロントグラスランおよびリヤグラスランに各グラスラ
    ン装着溝の外縁フランジの外側面に廻り込んで密接する
    装飾リップを一体成形すると共に、フロントグラスラン
    側装飾リップの上辺部後端およびリヤグラスラン側装飾
    リップの上辺部前端に、それぞれ後方側および前方側の
    ドアパーティング部分に延びる延設部を形成し、かつ、
    これらフロントグラスラン側装飾リップおよびリヤグラ
    スラン側装飾リップの少くとも上辺部外側面に各延設部
    端に亘って光輝性樹脂フィルムを一体に設けたことを特
    徴とする自動車のドアグラスラン構造。
  2. 【請求項2】 フロントグラスラン側装飾リップおよび
    リヤグラスラン側装飾リップの各延設部をフロントグラ
    スラン、リヤグラスランと同質材で形成し、各延設部の
    裏面にアウタサッシュに設けた取付孔に係着する硬質樹
    脂材からなるクリップをインサート成形したことを特徴
    とする請求項1記載の自動車のドアグラスラン構造。
  3. 【請求項3】 フロントグラスラン側装飾リップおよび
    リヤグラスラン側装飾リップの各延設部を非ゴム系の硬
    質樹脂材で形成し、各延設部の裏面にアウタサッシュに
    設けた取付孔に係着するクリップを一体成形したことを
    特徴とする請求項1記載の自動車のドアグラスラン構
    造。
  4. 【請求項4】 延設部を押出成形により形成される一般
    上辺部分のグラスランの装飾リップのみを残した表層部
    と、一般上辺部後端と押出成形により形成される後辺部
    上端とのコーナー部に形成される型成形部の一部を延設
    した補形部とで構成し、該延設部の裏面に非ゴム系の硬
    質樹脂材からなる補強部を形成したことを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載の自動車のドアグラスラン構
    造。
  5. 【請求項5】 リヤグラスラン側装飾リップの延設部端
    に、リヤドアサッシュの前端縁に装着したパーティング
    シールの上端末部に外嵌するフード状リップを付設した
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動車
    のドアグラスラン構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7055291B2 (en) 2002-07-04 2006-06-06 Newfrey Llc Clip for sash molding of vehicle door
EP2272718A1 (de) * 2009-06-29 2011-01-12 DURA Automotive Body & Glass Systems GmbH Säulenblende mit integrierter Fixierhilfe
DE102022100795A1 (de) 2021-01-20 2022-07-21 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Glasleiste, kopplungsstruktur und verfahren zur herstellung derselben

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