JP3218964B2 - 自動車用ガラスラン - Google Patents
自動車用ガラスランInfo
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- JP3218964B2 JP3218964B2 JP01908396A JP1908396A JP3218964B2 JP 3218964 B2 JP3218964 B2 JP 3218964B2 JP 01908396 A JP01908396 A JP 01908396A JP 1908396 A JP1908396 A JP 1908396A JP 3218964 B2 JP3218964 B2 JP 3218964B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドア（サイ
ドドア）における窓枠のルーフ側から前・後ピラー側に
わたって内周側に装着され、基本断面コ字型のガラス保
持溝を備えた自動車用ガラスランに関する。
ドドア）における窓枠のルーフ側から前・後ピラー側に
わたって内周側に装着され、基本断面コ字型のガラス保
持溝を備えた自動車用ガラスランに関する。
【０００２】
【関連技術】窓枠１２として、例えば、チャンネル部品
を用いずに、サイドドア１４のインナ・アウタパネル１
６、１８で袋状に形成されて、ガラスラン２０の取り付
け座部２１と、該取り付け座部２１の車内側に位置して
内側に突出する取り付けフランジ部２２を備えたものが
ある（図１〜２参照）。
を用いずに、サイドドア１４のインナ・アウタパネル１
６、１８で袋状に形成されて、ガラスラン２０の取り付
け座部２１と、該取り付け座部２１の車内側に位置して
内側に突出する取り付けフランジ部２２を備えたものが
ある（図１〜２参照）。
【０００３】上記構成の窓枠１２は、フラッシュサーフ
ェース化の要請に応え易く、かつ、ドアの製作工数及び
製作コストが少なく（溶接箇所・部品点数が少ないた
め）、かつ、窓枠１２の強度が出し易いというメリット
がある。
ェース化の要請に応え易く、かつ、ドアの製作工数及び
製作コストが少なく（溶接箇所・部品点数が少ないた
め）、かつ、窓枠１２の強度が出し易いというメリット
がある。
【０００４】そして、上記窓枠１２は、車外側にガラス
ラン２０の保持壁が存在しないため、ガラスラン２０を
取り付けるに際して、両面接着テープでは安定した取り
付け性を得難い。このため、通常、クリップ止めをする
必要がある。
ラン２０の保持壁が存在しないため、ガラスラン２０を
取り付けるに際して、両面接着テープでは安定した取り
付け性を得難い。このため、通常、クリップ止めをする
必要がある。
【０００５】例えば、図３に示すような構成のドアガラ
スラン（ウェザストリップ）が、本願出願人と同一人に
より提案されている。
スラン（ウェザストリップ）が、本願出願人と同一人に
より提案されている。
【０００６】基本的には、当該ガラスラン２０は、エラ
ストマー材料で形成されガラス保持溝２３を備えたガラ
スラン本体２４と、硬質プラスチック材料で形成される
裏打ち体２６とからなり、該裏打ち体２６は、ガラス保
持溝２３の内側壁を形成する断面コ字形の裏打ち部２８
と、該裏打ち部２８の底部からガラスラン本体２４を貫
通して突出され、窓枠１２の取り付け座部２１に形成さ
れた取り付け孔３０に係合するクリップ部３２とを備え
た構成である。また、ガラスラン本体２４の車内側壁２
４ａの上端から上記取り付けフランジ部２２を把持する
把持リップ３４が車内側に屈曲して形成されている。ま
た、裏打ち体２６の車内側壁２６ａには、本体車内側壁
２４ａに形成された挿通孔２４ｂを貫通して本体車内側
壁２４ａに係合する係合突起２６ｂが形成されている。
ストマー材料で形成されガラス保持溝２３を備えたガラ
スラン本体２４と、硬質プラスチック材料で形成される
裏打ち体２６とからなり、該裏打ち体２６は、ガラス保
持溝２３の内側壁を形成する断面コ字形の裏打ち部２８
と、該裏打ち部２８の底部からガラスラン本体２４を貫
通して突出され、窓枠１２の取り付け座部２１に形成さ
れた取り付け孔３０に係合するクリップ部３２とを備え
た構成である。また、ガラスラン本体２４の車内側壁２
４ａの上端から上記取り付けフランジ部２２を把持する
把持リップ３４が車内側に屈曲して形成されている。ま
た、裏打ち体２６の車内側壁２６ａには、本体車内側壁
２４ａに形成された挿通孔２４ｂを貫通して本体車内側
壁２４ａに係合する係合突起２６ｂが形成されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のガ
ラスランは、ガラスが走行する窓枠のピラー側のみに装
着し、ルーフ側は、別体に押出し成形されたスポンジゴ
ム等で形成されたガラスランのルーフ部を、上記ガラス
ランに型接続等して装着していた。このため、ドアガラ
スラン全体としての製造工数が嵩んだ。
ラスランは、ガラスが走行する窓枠のピラー側のみに装
着し、ルーフ側は、別体に押出し成形されたスポンジゴ
ム等で形成されたガラスランのルーフ部を、上記ガラス
ランに型接続等して装着していた。このため、ドアガラ
スラン全体としての製造工数が嵩んだ。
【０００８】本発明は、上記にかんがみて、ルーフ側も
ガラスの走行するピラー側と基本断面同一とできるガラ
スランを提供することを目的とする。
ガラスの走行するピラー側と基本断面同一とできるガラ
スランを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ルーフ側
のガラスランの基本断面も、上記構成のガラスランの基
本断面を同一とすることを検討する段階で、ガラス閉時
に、本体車外側壁の先端とガラス端面とが干渉して、ガ
ラスが保持溝内に確実に収納されないことがあることを
見出し、下記構成のガラスランに想到した。
のガラスランの基本断面も、上記構成のガラスランの基
本断面を同一とすることを検討する段階で、ガラス閉時
に、本体車外側壁の先端とガラス端面とが干渉して、ガ
ラスが保持溝内に確実に収納されないことがあることを
見出し、下記構成のガラスランに想到した。
【００１０】 自動車ドアにおける窓枠のルーフ側から
前・後ピラー側にわたって内周側に装着され、基本断面
コ字型のガラス保持溝を備えたガラスランであって、ガ
ラスランの取り付け座部と、該取り付け座部の車内側に
位置して内側に突出する取り付けフランジ部とを備え、
ドアのインナ・アウタパネルで袋状に形成された窓枠に
適用するガラスランにおいて、ガラスランは、エラスト
マー材料で形成されたガラスラン本体と、硬質プラスチ
ック材料で形成される裏打ち体とからなり、該裏打ち体
は、ガラス保持溝の内側壁を形成する断面コ字形の裏打
ち部と、該裏打ち部の底部からガラスラン本体を貫通し
て突出され、窓枠の取り付け座部に形成された取り付け
孔に係合するクリップ部とを備え、ルーフ側において、
分割体とされ直列状に配されており、ガラスラン本体
は、車内側壁の先端に、昇降ガラスを車外側へ押圧して
シールするシールリップを備えるとともに取り付けフラ
ンジ部を把持する把持リップを備え、車外側壁の先端に
裏打ち部の車外側壁を被覆するように形成されたガラス
案内リップを備えている、ことを特徴とする。
前・後ピラー側にわたって内周側に装着され、基本断面
コ字型のガラス保持溝を備えたガラスランであって、ガ
ラスランの取り付け座部と、該取り付け座部の車内側に
位置して内側に突出する取り付けフランジ部とを備え、
ドアのインナ・アウタパネルで袋状に形成された窓枠に
適用するガラスランにおいて、ガラスランは、エラスト
マー材料で形成されたガラスラン本体と、硬質プラスチ
ック材料で形成される裏打ち体とからなり、該裏打ち体
は、ガラス保持溝の内側壁を形成する断面コ字形の裏打
ち部と、該裏打ち部の底部からガラスラン本体を貫通し
て突出され、窓枠の取り付け座部に形成された取り付け
孔に係合するクリップ部とを備え、ルーフ側において、
分割体とされ直列状に配されており、ガラスラン本体
は、車内側壁の先端に、昇降ガラスを車外側へ押圧して
シールするシールリップを備えるとともに取り付けフラ
ンジ部を把持する把持リップを備え、車外側壁の先端に
裏打ち部の車外側壁を被覆するように形成されたガラス
案内リップを備えている、ことを特徴とする。
【００１１】
【発明の作用・効果】 (1) 本発明の自動車用ガラスラ
ンは、上記の如く、車外側壁の先端に裏打ち部の車外側
壁を被覆するように形成されたガラス案内リップを備え
ているため、該ガラス案内リップが、ガラスを閉じよう
とするとき、ガラスを溝内へ案内する作用を奏する。従
って、ガラスランの本体車外側壁の先端とガラス端面と
が干渉するおそれがなく、ガラスがガラス保持溝内に確
実に収納される。従って、ルーフ側のガラスランの基本
断面も、ピラー側のガラスランの基本断面と同一とする
ことが可能となり、全体としてガラスランの生産工数を
削減できる。また、裏打ち体が、ルーフ側において、分
割体とされ直列状に配されている構成であるため、異な
る曲面を有するルーフ側にも同じ裏打ち体が適用可能と
なり、裏打ち体の共通化が可能となる。
ンは、上記の如く、車外側壁の先端に裏打ち部の車外側
壁を被覆するように形成されたガラス案内リップを備え
ているため、該ガラス案内リップが、ガラスを閉じよう
とするとき、ガラスを溝内へ案内する作用を奏する。従
って、ガラスランの本体車外側壁の先端とガラス端面と
が干渉するおそれがなく、ガラスがガラス保持溝内に確
実に収納される。従って、ルーフ側のガラスランの基本
断面も、ピラー側のガラスランの基本断面と同一とする
ことが可能となり、全体としてガラスランの生産工数を
削減できる。また、裏打ち体が、ルーフ側において、分
割体とされ直列状に配されている構成であるため、異な
る曲面を有するルーフ側にも同じ裏打ち体が適用可能と
なり、裏打ち体の共通化が可能となる。
【００１２】(2) 請求項２の如く、ガラスラン本体２４
の、ルーフ側におけるガラス案内リップが裏打ち部の底
壁部まで延設されている構成とした場合は、ガラスを閉
じる時に、硬質プラスチック材料からなる裏打ち部の底
壁部にガラス端面が打ち当たることがなく、ガラス閉時
の底当たり音を緩和できる。
の、ルーフ側におけるガラス案内リップが裏打ち部の底
壁部まで延設されている構成とした場合は、ガラスを閉
じる時に、硬質プラスチック材料からなる裏打ち部の底
壁部にガラス端面が打ち当たることがなく、ガラス閉時
の底当たり音を緩和できる。
【００１３】
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガラスランを一実
施形態に基づいて詳細に説明をする。前述例と同一また
は実質的に同一部分については、同一図符号を付してそ
れらの説明の全部または一部を省略する。
施形態に基づいて詳細に説明をする。前述例と同一また
は実質的に同一部分については、同一図符号を付してそ
れらの説明の全部または一部を省略する。
【００１５】(1) 本実施形態のガラスランを適用する窓
枠１２は、前述と同様の構成を有する。即ち、ガラスラ
ンの取り付け座部２１と、該取り付け座部２１の車内側
に位置して内側に突出する取り付けフランジ部２２とを
備え、ドア１４のインナ・アウタパネル１６、１８で袋
状に形成されたものである（図２参照）。
枠１２は、前述と同様の構成を有する。即ち、ガラスラ
ンの取り付け座部２１と、該取り付け座部２１の車内側
に位置して内側に突出する取り付けフランジ部２２とを
備え、ドア１４のインナ・アウタパネル１６、１８で袋
状に形成されたものである（図２参照）。
【００１６】(2) 本実施形態のガラスランの基本構成
は、エラストマー材料で形成されるガラスラン本体２４
と、硬質プラスチック材料で形成される裏打ち体２６と
からなり、該裏打ち体２６は、ガラス保持溝２３の内側
壁を形成する断面コ字形の裏打ち部２８と、該裏打ち部
２８の底部からガラスラン本体２４を貫通して突出さ
れ、窓枠１２の取り付け座部２１に形成された取り付け
孔３０に係合するクリップ部３２とを備えたものである
（図４〜６参照）。クリップ部３２は、通常、複数本形
成されている。
は、エラストマー材料で形成されるガラスラン本体２４
と、硬質プラスチック材料で形成される裏打ち体２６と
からなり、該裏打ち体２６は、ガラス保持溝２３の内側
壁を形成する断面コ字形の裏打ち部２８と、該裏打ち部
２８の底部からガラスラン本体２４を貫通して突出さ
れ、窓枠１２の取り付け座部２１に形成された取り付け
孔３０に係合するクリップ部３２とを備えたものである
（図４〜６参照）。クリップ部３２は、通常、複数本形
成されている。
【００１７】上記エラストマー材料としては、ＥＰＤ
Ｍ、ＣＲ等の合成ゴム材料や、ポリオレフィン系、ポリ
スチレン系等の熱可塑性エラストマー材料を使用可能で
ある。また、硬質プラスチック材料としては、ポリアセ
タール、ポリアミド、高密度ポリエチレン等を使用可能
である。
Ｍ、ＣＲ等の合成ゴム材料や、ポリオレフィン系、ポリ
スチレン系等の熱可塑性エラストマー材料を使用可能で
ある。また、硬質プラスチック材料としては、ポリアセ
タール、ポリアミド、高密度ポリエチレン等を使用可能
である。
【００１８】(3) 上記ガラスランにおいて、ガラスラン
本体２４の車内側壁２４ａの先端に、昇降ガラスを車外
側へ押圧してシールするシールリップ３６を備えるとと
もに取り付けフランジ部２２を把持する把持リップ３４
を備え、また、車外側壁２４ｃの先端に裏打ち部２８の
車外側壁２８ｃを被覆するように形成されたガラス案内
リップ３８を備えた断面である。
本体２４の車内側壁２４ａの先端に、昇降ガラスを車外
側へ押圧してシールするシールリップ３６を備えるとと
もに取り付けフランジ部２２を把持する把持リップ３４
を備え、また、車外側壁２４ｃの先端に裏打ち部２８の
車外側壁２８ｃを被覆するように形成されたガラス案内
リップ３８を備えた断面である。
【００１９】(4) 上記のような断面とすることにより、
図例の如く、ルーフ側ガラスラン２０ａもピラー側ガラ
スラン２０ｂと同一断面構成のガラスランを使用するこ
とができ、生産工数が低減できる。即ち、窓枠１２の上
後端コーナ部が、図例の如く、曲率が大きく、即ち、エ
ッジ状の場合は、コーナ部のガラスランは型成形部２０
ｃとする必要があるが、ルーフ側ガラスラン２０ａとピ
ラー側ガラスラン２０ｂとを同一型で成形した押出し品
で共用できる。
図例の如く、ルーフ側ガラスラン２０ａもピラー側ガラ
スラン２０ｂと同一断面構成のガラスランを使用するこ
とができ、生産工数が低減できる。即ち、窓枠１２の上
後端コーナ部が、図例の如く、曲率が大きく、即ち、エ
ッジ状の場合は、コーナ部のガラスランは型成形部２０
ｃとする必要があるが、ルーフ側ガラスラン２０ａとピ
ラー側ガラスラン２０ｂとを同一型で成形した押出し品
で共用できる。
【００２０】また、コーナ部の曲率が小さい場合は、例
えば、アーチ状のガラスラン全体を一本の押出し品で形
成でき、さらに生産工数の低減が図れる。
えば、アーチ状のガラスラン全体を一本の押出し品で形
成でき、さらに生産工数の低減が図れる。
【００２１】なお、昇降ガラスの閉時の底当たり音を低
減させるために、ルーフ側ガラスラン２０ａのみ、図５
に示す如く、ガラス案内リップ３８を裏打ち部２８の底
壁部２８ｄまで延設させることもできる。この場合は、
ガラスラン本体２４は、ガラス案内リップ３８を延設さ
せた断面で押出したものを、ピラー側部位のみ押出し成
形したあと切除するか、押出し成形時に、延設部３８ａ
を形成するオリフィスを適宜閉じて、ピラー側の部位を
形成する。
減させるために、ルーフ側ガラスラン２０ａのみ、図５
に示す如く、ガラス案内リップ３８を裏打ち部２８の底
壁部２８ｄまで延設させることもできる。この場合は、
ガラスラン本体２４は、ガラス案内リップ３８を延設さ
せた断面で押出したものを、ピラー側部位のみ押出し成
形したあと切除するか、押出し成形時に、延設部３８ａ
を形成するオリフィスを適宜閉じて、ピラー側の部位を
形成する。
【００２２】また、裏打ち体２６は、射出成形で、ルー
フ側及び前後ピラー側の三本を射出成形により用意して
もよいが、図６に示す如く、分割体として成形して直列
状に配することが望ましい。分割体とした場合は、図例
の如く、異なる曲面を有するルーフ側にも同じ裏打ち体
を適用可能となり、裏打ち体２６の共通化が可能とな
る。
フ側及び前後ピラー側の三本を射出成形により用意して
もよいが、図６に示す如く、分割体として成形して直列
状に配することが望ましい。分割体とした場合は、図例
の如く、異なる曲面を有するルーフ側にも同じ裏打ち体
を適用可能となり、裏打ち体２６の共通化が可能とな
る。
【００２３】ここで分割体相互の接続は、テーパ接続で
もよいが、図例の如く、段付接続とすることが、裏打ち
体２６の連続性を担保できるため望ましい。
もよいが、図例の如く、段付接続とすることが、裏打ち
体２６の連続性を担保できるため望ましい。
【００２４】また、裏打ち体２６は、射出成形しておい
たものを後組み付けする。なお、裏打ち体２６の裏打ち
部２８の車内側壁２８ｂには、従来と同様に本体車内側
壁２４ａに形成された挿通孔を貫通して本体車内側壁２
４ａに係合する係合突起２８ａが形成されている。
たものを後組み付けする。なお、裏打ち体２６の裏打ち
部２８の車内側壁２８ｂには、従来と同様に本体車内側
壁２４ａに形成された挿通孔を貫通して本体車内側壁２
４ａに係合する係合突起２８ａが形成されている。
【００２５】(5) こうして形成したガラスラン２０は、
従来と、同様にして、クリップ部３２を介して窓枠１２
に装着する。
従来と、同様にして、クリップ部３２を介して窓枠１２
に装着する。
【００２６】このガラスラン２０は、クリップ止めであ
るため、組み付け安定性に優れ、また、昇降ガラス４０
を車外側へ押圧してシールするシールリップ３６を備え
ているため、フラッシュサーフェースの要請に応えるこ
とができる。また、ガラス閉時に、案内リップの存在に
より、ガラスが裏打ち体２６のガラス保持溝２３内に確
実に案内されるため、ガラス端縁が裏打ち体２６の車外
側壁と干渉することもない。
るため、組み付け安定性に優れ、また、昇降ガラス４０
を車外側へ押圧してシールするシールリップ３６を備え
ているため、フラッシュサーフェースの要請に応えるこ
とができる。また、ガラス閉時に、案内リップの存在に
より、ガラスが裏打ち体２６のガラス保持溝２３内に確
実に案内されるため、ガラス端縁が裏打ち体２６の車外
側壁と干渉することもない。
【００２７】そして、ガラスラン装着後に、ルーフ側ガ
ラスラン２０ａにおいては、通常、意匠的見地から、窓
枠１２との隙間を埋めるようにモール４２を配する。こ
のモール４２は意匠面がめっき４３又は光輝フィルムが
貼着された樹脂製の押出しモールであって、図５または
図７に示す如く、裏面に両面接着テープ４４が貼着さ
れ、ガラスラン本体２４に嵌着係合する係合凸条４２ａ
（または４２ｂ）を備えたものを使用することが望まし
い。モール４２とガラスラン本体２４との界面に隙間が
発生するのを防止できるためである。このモール４２の
窓枠１２への装着は、両面接着テープ４４で窓枠１２に
モール４２を固定するとともに、係合凸条４２ａ（また
は４２ｂ）をガラスラン本体２４の肩部に形成された受
け係合溝２４ｄ（または２４ｅ）に嵌着させて行う。さ
らに、モール４２の端末は、浮き上がり防止のために、
図８に示す如く、熱プレスで窓枠１２におけるインナパ
ネル１６とアウタパネル１８との合わせ端縁にヘミング
係合４５させておくことが望ましい。
ラスラン２０ａにおいては、通常、意匠的見地から、窓
枠１２との隙間を埋めるようにモール４２を配する。こ
のモール４２は意匠面がめっき４３又は光輝フィルムが
貼着された樹脂製の押出しモールであって、図５または
図７に示す如く、裏面に両面接着テープ４４が貼着さ
れ、ガラスラン本体２４に嵌着係合する係合凸条４２ａ
（または４２ｂ）を備えたものを使用することが望まし
い。モール４２とガラスラン本体２４との界面に隙間が
発生するのを防止できるためである。このモール４２の
窓枠１２への装着は、両面接着テープ４４で窓枠１２に
モール４２を固定するとともに、係合凸条４２ａ（また
は４２ｂ）をガラスラン本体２４の肩部に形成された受
け係合溝２４ｄ（または２４ｅ）に嵌着させて行う。さ
らに、モール４２の端末は、浮き上がり防止のために、
図８に示す如く、熱プレスで窓枠１２におけるインナパ
ネル１６とアウタパネル１８との合わせ端縁にヘミング
係合４５させておくことが望ましい。
【図１】本発明を適用するサイドドアの一例を示す正面
図
図
【図２】同じく窓枠の一例を示す部分切欠き斜視図
【図３】図１における窓枠のピラー側における従来のガ
ラスランの一例を示す断面図
ラスランの一例を示す断面図
【図４】本発明の一実施形態におけるガラスランのピラ
ー側における断面図
ー側における断面図
【図５】同じくガラスランのルーフ側における断面図
【図６】同じく裏打ち体を分割した場合の説明用断面図
【図７】同じくガラスランのルーフ側におけるモール装
着部を示す部分断面図
着部を示す部分断面図
【図８】同じくモール端末の加工態様を示す部分断面図
１２ 窓枠 １４ （サイド）ドア １６ インナパネル １８ アウタパネル ２０ ガラスラン ２１ 取り付け座部 ２２ 取り付けフランジ部 ２３ ガラス保持溝 ２４ ガラスラン本体 ２４ａ 車内側壁 ２４ｂ 挿通孔 ２４ｃ 車外側壁 ２６ 裏打ち体 ２８ 裏打ち部 ２８ａ 車内側壁 ２８ｃ 車外側壁 ２８ｄ 底壁部 ３０ 取り付け孔 ３２ クリップ部 ３４ 把持リップ ３６ シールリップ ３８ ガラス案内リップ ４０ ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平６−2448（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭63−42018（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E05D 15/06 125 B60J 5/04 B60J 1/16 - 1/17
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車ドアにおける窓枠のルーフ側から
前・後ピラー側にわたって内周側に装着され、基本断面
コ字型のガラス保持溝を備えたガラスランであって、 ガラスランの取り付け座部と、該取り付け座部の車内側
に位置して内側に突出する取り付けフランジ部とを備
え、ドアのインナ・アウタパネルで袋状に形成された窓
枠に適用するガラスランにおいて、 前記ガラスランは、エラストマー材料で形成されたガラ
スラン本体と、硬質プラスチック材料で形成される裏打
ち体とからなり、 該裏打ち体は、前記ガラス保持溝の内側壁を形成する断
面コ字形の裏打ち部と、該裏打ち部の底部から前記ガラ
スラン本体を貫通して突出され、前記窓枠の取り付け座
部に形成された取り付け孔に係合するクリップ部とを備
え、前記ルーフ側において、分割体とされ直列状に配さ
れており、 前記ガラスラン本体は、車内側壁の先端に、前記昇降ガ
ラスを車外側へ押圧してシールするシールリップを備え
るとともに前記取り付けフランジ部を把持する把持リッ
プを備え、車外側壁の先端に前記裏打ち部の車外側壁を
被覆するように形成されたガラス案内リップを備えてい
る、 ことを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 【請求項２】 請求項１において、前記ガラスラン本体
の、前記ルーフ側における前記ガラス案内リップが前記
裏打ち部の底壁部の位置まで延設されていることを特徴
とする自動車用ガラスラン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01908396A JP3218964B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 自動車用ガラスラン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01908396A JP3218964B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 自動車用ガラスラン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209648A JPH09209648A (ja) | 1997-08-12 |
| JP3218964B2 true JP3218964B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=11989564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01908396A Expired - Fee Related JP3218964B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 自動車用ガラスラン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218964B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100461193B1 (ko) * | 2002-10-30 | 2004-12-14 | 현대자동차주식회사 | 글래스와 일체로 성형되는 차량의 몰딩부 구조 및 그제작방법 |
| JP2006088725A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Katayama Kogyo Co Ltd | 車両用ドアフレーム |
| JP4548458B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2010-09-22 | 豊田合成株式会社 | ガラスラン |
| JP5419487B2 (ja) * | 2009-02-12 | 2014-02-19 | 西川ゴム工業株式会社 | ガラスランの型成形部 |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP01908396A patent/JP3218964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09209648A (ja) | 1997-08-12 |
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