JPH11180157A - 自動車用ドアガラスラン - Google Patents

自動車用ドアガラスラン

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Publication number
JPH11180157A
JPH11180157A JP9365807A JP36580797A JPH11180157A JP H11180157 A JPH11180157 A JP H11180157A JP 9365807 A JP9365807 A JP 9365807A JP 36580797 A JP36580797 A JP 36580797A JP H11180157 A JPH11180157 A JP H11180157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass run
door glass
door
coating
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9365807A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukenori Aritake
祐則 有竹
Hitoshi Omori
仁 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP9365807A priority Critical patent/JPH11180157A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出成形されたオレフィン系熱可塑性エラス
トマーからなるドアガラスランの外観に光輝性を付与し
て外観品質を向上させること。 【解決手段】 ドアガラス4をを挟む1対のシールリッ
プ32a,32bを備えたオレフィン系熱可塑性エラス
トマーからなる押出成形のドアガラスラン3Aにおい
て、シールリップ32a,32bのドアガラス4との摺
接面からドアガラスラン取付状態で外観に現れる意匠面
全体にわたって、合成樹脂を含むドアガラスラン本体よ
りも硬質の被膜6を形成し、ドアガラスラン3Aのドア
ガラス摺動性と、光輝性の付与を同時に達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアのドア
フレームの内周に沿って装着されるドアガラスランに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、ドアフレーム2を備
えた自動車ドア1には、ドアフレーム2の内周に沿って
ドアガラスラン(以下、単にガラスランという)3が取
付けられており、ドアガラス4の昇降を案内するととも
に、ドアガラス4が閉じられたときにその周縁をシール
する役割を果たしている。
【0003】図4に示すように、ガラスラン3は断面コ
字形の基部31の両端からドアガラス4を挟むシールリ
ップ32a、32bが対向方向に伸出する基本的構造を
有しており、ドアフレーム2の内周のチャンネル部20
に嵌着される。また図例のように基部31の両端から外
側に反転するようにモールリップ33a、33bが伸出
し、各モールリップ33a,33bと、これと対向する
基部31の側壁とで、チャンネル部20の側壁を挟む取
付構造としたものもある。
【0004】従来、ガラスラン3は一般にEPDMゴム
を押出成形して製造され、ドアガラス4と摺接するシー
ルリップ32a,32bの対向面や、基部31の底面に
はウレタン等の摺動材の被膜5を形成する滑性処理がな
されていた。
【0005】ところで近年、オレフィン系熱可塑性エラ
ストマー(以下、TPOという)を押出成形したガラス
ランが用いられるようになってきた。TPOのガラスラ
ンはEPDMゴムのガラスランに比べ、その製造に加硫
工程を必要としない点において生産コスト的に有利であ
り、また軽量である利点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一方にお
いて、TPOの押出成形体は、同じ硬度でもEPDMゴ
ムの押出成形体に比べて艶がなく光輝感が出ない。ま
た、ガラスランのコーナ部は直線状の押出成形体をコー
ナ形状の型成形体で接続することにより形成されるが、
TPOの型成形体はその押出成形体に比べて遙かに光輝
感があり艶のないTPOの押出成形体の間での色調の差
で違和感が生じるという問題がある。
【0007】そこで本発明は、TPOのガラスラン全体
に光輝感を与えて外観品質を向上させることを課題とし
てなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドアガラスを
挟む1対のシールリップを備え、押出成形されたオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーからなるガラスランにおい
て、少なくとも取付状態で外観に現れる意匠面全体に合
成樹脂を含むドアガラス本体よりも硬質の被覆材で被覆
したことを特徴とする。
【0009】本発明は、合成樹脂を含む被覆材は光輝性
に富むこと、およびTPOのガラスラン本体との結合性
が良好であることに着目してなされたものである。しか
して、押出成形されたTPOのガラスランの少なくとも
取付状態で外観に現れる意匠面全体にわたって合成樹脂
を含む被覆材で被覆することで、ドアガラスの外観品質
の向上が達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、ドアフレーム2に取付け
られるガラスラン3Aの,ドアフレーム2の縦枠部に沿
う部分を示す。ガラスラン3AはTPOを押出成形して
得られたもので、断面ほぼコ字形の基部31と、基部3
1の両側壁312a,312bの開口側の先端から相対
向するように伸びるシールリップ32a,32bと、両
側壁312a,312bの開口側の先端から両側壁31
2a,312bの外側に沿うように反転して伸びるモー
ルリップ33a,33bを一体に備えている。ガラスラ
ン3Aは、その基部31をドアフレーム2の内周に形成
したチャンネル部20に嵌合し、車内側および車外側の
モールリップ33a,33bがこれと対向するチャンネ
ル部20の内外の側壁21a,21bに押付けられるこ
とで、ドアフレーム2に装着される。
【0011】ガラスラン3Aには、ドアガラス4を挟ん
で、ドアガラス4昇降時にこれと摺接する両シールリッ
プ32a,32bの対向面からモールリップ33a,3
3bの先端に至る面全体に摺動材の被膜6が形成してあ
り、この被膜6が意匠面の被覆材を兼ねている。また、
ドアガラス4の端面と摺接する底部311の内面にも同
様の被膜6が形成してある。
【0012】上記被膜6の材料としては、TPOに、こ
れと溶融可能なポリプロピレンまたはポリエチレンを配
合したもの、TPOとスチレンをブレンドしてこれにポ
リプロピレンを配合したもの、等が用いられ得る。ポリ
プロピレンは被膜に、硬度、光輝性およびガラス摺動性
を与える。また、被覆材として、ポリエチレンやポリプ
ロピレン単体のものを用いることもできる。被膜6はガ
ラスラン3の本体を押出成形するときに同時押出成形す
ることができる。
【0013】押出成形された被膜6はTPOのガラスラ
ン3の本体と強固に結合し、またTPOの押出成形体に
比べて遙かに艶があり光輝性に富む。そして、外観に現
れる意匠面全体を上記被膜6で被覆したTPOの押出成
形ガラスランをTPOの型成形コーナ部で接続した場
合、押出成形体と型成形コーナ部との間の色調差はほと
んど感知できない程度であって、ガラスラン全体に一体
感があり見栄えがよい。かくして、被膜6をガラスラン
本体と同時押出成形することで、ガラスラン3のドアガ
ラス4に対する滑性と、外観品質の向上が同時に達成さ
れる。また被膜6のはがれも生じにくい。
【0014】図2は、本発明が適用された他のガラスラ
ンを示すものである。ガラスラン3Bはモールリップを
備えていない。ガラスラン3Bの底部311の両側には
突起34a,34bが形成してあり、ドアフレーム2の
チャンネル部20の両側壁21a,21bに形成した段
部22a,22bに係合してガラスラン3Bの抜け止め
がなされている。ガラスラン3Bの他の構造は、ガラス
ラン3Aと実質的に同じであって同一部分は同一符号で
示す。
【0015】ガラスラン3Bにはシールリップ32a,
32bのガラス摺接部からシールリップ32a,32b
の根元部にいたる意匠面全面、および底面部311の内
面に摺動材の被膜7が形成してある。この被膜7が意匠
面の被覆材を兼ねている。被膜7の形成方法および摺動
材の材質は上記ガラスラン3Aの場合と同じであり、被
膜7を形成したことでガラスラン3Aの場合と同じ作用
効果が奏される。
【0016】TPOのガラスランは、EPDMゴムのガ
ラスランと同様、本体部の硬度75〜80Hs(JIS
−A)程度のものが用いられる。摺動材の被膜の硬度
は、ガラス摺動性、耐傷付性、ドアガラス面との密着性
から、35〜45D(ショア−D)程度とする。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、TPOの押出成形のガ
ラスランの少なくとも外観に現れる意匠面全体にわたっ
て、合成樹脂を含む被覆材の被膜を形成することで、ガ
ラスランの外観品質の向上、耐傷付性の向上が同時に達
成される。また上記被覆材はガラスラン本体と同時押出
成形できるから、ガラスランの生産性も良好である。ま
た上記被覆材をガラスランの意匠面と、ルーフリップの
ガラス摺動面に一連に形成することで、ガラスランの外
観品質とガラス摺動性を同時に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による被膜が形成されたドアガラスラン
の図3のAーA線に沿う位置での断面図である。
【図2】本発明による被膜が形成された他のドアガラス
ランの図3のAーA線に沿う位置の断面図である。
【図3】ドアガラスランが装着された自動車ドアの正面
図である。
【図4】従来のドアガラスランの図3のAーA線に沿う
位置での断面図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 ドアフレーム 3,3A,3B ドアガラスラン 32a,32b シールリップ 33a,33b モールリップ 4 ドアガラス 5 従来の摺動材被膜 6,7 本発明の被覆材(被膜)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアフレームの内周に沿って取
    付けられるドアガラスランであって、ドアガラスの端縁
    を挟む1対のシールリップを備え、押出成形されたオレ
    フィン系熱可塑性エラストマーからなるドアガラスラン
    において、少なくとも取付状態で外観に現れる意匠面全
    体に、合成樹脂を含むドアガラスラン本体よりも硬質の
    被覆材で被覆したことを特徴とする自動車用ドアガラス
    ラン。
JP9365807A 1997-12-22 1997-12-22 自動車用ドアガラスラン Pending JPH11180157A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9365807A JPH11180157A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 自動車用ドアガラスラン

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JP9365807A JPH11180157A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 自動車用ドアガラスラン

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JPH11180157A true JPH11180157A (ja) 1999-07-06

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ID=18485168

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JP9365807A Pending JPH11180157A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 自動車用ドアガラスラン

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JP (1) JPH11180157A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168757A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Nissan Motor Co Ltd ドアグラスランの取付構造
JP2012025314A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Nishikawa Rubber Co Ltd グラスラン
US8327584B2 (en) 2010-06-21 2012-12-11 Tokai Kogyo Co., Ltd. Glass run channel

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168757A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Nissan Motor Co Ltd ドアグラスランの取付構造
US8327584B2 (en) 2010-06-21 2012-12-11 Tokai Kogyo Co., Ltd. Glass run channel
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