JP2001130264A - 自動車用オープニングウエザストリップ - Google Patents

自動車用オープニングウエザストリップ

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JP2001130264A
JP2001130264A JP31454299A JP31454299A JP2001130264A JP 2001130264 A JP2001130264 A JP 2001130264A JP 31454299 A JP31454299 A JP 31454299A JP 31454299 A JP31454299 A JP 31454299A JP 2001130264 A JP2001130264 A JP 2001130264A
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JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
trim portion
opening
cabin
cover lip
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Application number
JP31454299A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukenori Aritake
祐則 有竹
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープニングウエザストリップを改良して車
室のドア開口まわりの見栄えを向上させること。 【解決手段】 断面ほぼコ字形で芯材2を埋設したトリ
ム部10の底面と車内側の側面とが連接するトリム部1
0のコーナ部から車内側の側面を覆うカバーリップ12
が伸出するオープニングウエザストリップ1において、
上記底面からカバーリップ12の車内側の面にわたって
色彩および表面状態が車室の周面を覆う車室ガーニッシ
ュとマッチする着色オレフィン系熱可塑性エラストマー
からなる発泡体被覆層14を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア開口
縁に沿って取付けられるオープニングウエザストリッ
プ、特にその車内側の側面を覆うカバーリップを備えた
オープニングウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、自動車の車体側面の
前後のドア開口縁にはこれに沿ってオープニングウエザ
ストリップ1が一連に取付けられている。
【0003】オープニングウエザストリップ1として
は、図3に示すように、断面ほぼコ字形で芯材2を埋設
したトリム部10と、その車外側の側面から膨出する中
空状のシール部11と、トリム部10の底面と車内側の
側面とが連接するコーナ部から車内側の側面を覆うよう
に伸出するカバーリップ12を一体に備えたウエザスト
リップが用いられている。そして、トリム部10は、そ
の内部対向面から突出する保持リップ15a,15bで
ドア開口縁に形成したフランジ50を挟持させることで
車体に取付けられ、ドア閉時にドア4の外周がシール部
11に押付けられる。
【0004】カバーリップ12の先端縁は、車室の天
井、側面およびピラーの車内面を覆う車室ガーニッシュ
6の端縁に係止されている。そして車室に現れるトリム
部10の底面からカバーリップ12の車室側の面には、
車室の見栄えを良好にすることを意図して、車室ガーニ
ッシュ6の色にマッチする色に着色された被覆層13が
形成されている。
【0005】オープニングウエザストリップ1のトリム
部10およびカバーリップ12はソリッドゴムからな
り、シール部11は発泡ゴムからなる。被覆層13とし
ては、塩化ビニル等の樹脂シートやオレフィン系熱可塑
性エラストマーのソリッドシートが用いられている。芯
材2としては、蛇行状に延びる線状の芯材や、図4に示
すように長手方向に間隔をおいて配列する多数の芯材片
21が破断容易なブリッジ22で連結されブリッジ22
を破断することで各芯材片21が分離する分離タイプの
ものなど、トリム部10の屈曲変形性を阻害しない構造
のものが用いられている。
【0006】ウエザストリップ1は、芯材2を埋設した
平板帯状のトリム部10と、シール部11とカバーリッ
プ13とを一体に押出成形し、押出されたウエザストリ
ップ1の被覆層形成部分に別途押出成形されたソリッド
材の薄いシートを供給し、これを被覆層形成部分に圧接
せしめて被覆層13を形成し、平板状のトリム部10を
断面コ字形に曲げ加工して製造している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】芯材2が埋設されたト
リム部10が押出成形される際、押出し後の加硫過程で
ゴムが収縮し、この収縮は、ゴムのみからなる芯材2間
の隙間部で大きく発生し表面がしわ状の凹凸面Mとな
る。かつ、ウエザストリップ1をドア開口縁に組付ける
ときに心材2間で若干伸ばされ、凹凸は更に大きく現れ
る。このため図3に示すように、このしわ状の凹凸はそ
のままソリッド材からなる被覆層13のトリム部10底
面を被覆する部分の表面にも現れ、目につきやすく、ド
ア開口まわりの車室の見栄えを損ねる。
【0008】そこで本発明は、被覆層面にしわ状凹凸の
ないウエザストリップを提供し、ドア開口まわりの車室
の見栄えを向上させることを課題としてなされたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、断面ほぼコ字
形で芯材を埋設したトリム部の車外側の側面から中空状
のシール部が膨出し、トリム部の底面と車内側の側面と
が連接するコーナ部から車内側の側面を覆うカバーリッ
プが伸出する自動車のオープニングウエザストリップに
おいて、トリム部の底面およびカバーリップの車内側の
面に一連に、着色したオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーの発泡被覆層を形成したことを特徴とする(請求項
1)。上記トリム部、シール部およびカバーリップをエ
チレン・プロピレンゴムおよびオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーのいずれかで構成する(請求項2)。
【0010】トリム部の底面に芯材による凹凸があって
も、これを被覆する発泡被覆層面には凹凸はほとんど現
れず、しかも発泡被覆層表面はソフト感があって見栄え
がよい。オレフィン系熱可塑性エラストマーはゴムと類
似の特性を有するほか、オープニングウエザストリップ
を構成するエチレン・プロピレンゴムとの結合性が良好
である。オープニングウエザストリップのトリム部を上
記被覆層と同じオレフィン系熱可塑性エラストマーで構
成することで、両者の結合性は更によい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、オープニング
ウエザストリップ(以下、ウエザストリップという)1
は、断面ほぼコ字形で同じく断面ほぼコ字形の芯材2が
埋設されたトリム部10と、車体のドア開口縁に取付け
た状態でトリム部10の車外側となる側面から膨出する
中空状のシール部11と、トリム部10の底面と車内側
の側面とが連接するコーナ部から車内側の側面を覆うよ
うに伸出するカバーリップ12を一体に備えている。
【0012】ウエザストリップ1は、車体のドア開口部
の内板51と外板52の端縁を接合したフランジ50に
トリム部10の内部対向面から突出する保持リップ15
a,15bで挟着させることによりドア開口の開口縁に
沿って取付けられる。そしてカバーリップ12の先端縁
は、車室の天井、側面およびピラーの車内面を一連に覆
う車室ガーニッシュ6の端縁に係止される。
【0013】トリム部10の底面およびこれと面一に連
なるカバーリップ12の車内側の表面から更にカバーリ
ップ12の端縁まわりにかけて、車室ガーニッシュ6の
色とマッチする色に着色された被覆層14が形成してあ
る。トリム部10およびカバーリップ12はエチレン・
プロピレン(EPDM)のソリッドゴムで構成され、シ
ール部11はEPDMの発泡ゴムで形成され、被覆層1
4はオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)の発
泡体で形成されている。
【0014】ウエザストリップ1を製造するに際して
は、平板帯状に延びその中に分離型の芯材2が埋設さ
れ、一方の面から保持リップ15a,15bが突出する
トリム部10と、平板帯状のトリム部10の他方の面か
ら膨出する中空状のシール部11を一体に押出成形す
る。次いで押出物を加硫槽に通してゴムを加硫し、加硫
槽から出た押出物の上記他方の面の被覆層形成部に重ね
合わせるように、発泡剤および顔料配合のTPOのシー
トを別途押出し供給し、続いて上下一対の押付けローラ
でトリム部10およびこれに重ね合わされた上記シート
を上下から挟圧して上記シートをトリム部10に熱圧着
せしめ、芯材2が埋設された平板状のトリム部10をシ
ール部11を有する上記他方の面を外側として断面コ字
形に曲げ機により曲げ加工するすことでウエザストリッ
プ1の完成品を得る。上記シートは押出成形機のダイス
から押出されて発泡する。従って上記シートの厚さは、
発泡後の厚さが所望の厚さ、例えばカバーリップ12の
厚さの1/2ないし1/3程度の厚さとなるように設定
される。
【0015】上記押出物は加硫槽での加硫時に収縮し、
トリム部10の外面は芯材2の隙間部分が窪んだ凹凸面
となる。しかしながらトリム部10の底面を被覆する被
覆層14は発泡時にトリム部10の凹凸を吸収し、表面
の凹凸度合いはトリム部10の底面に比べて遙かに小さ
く、しかも表面はスポンジ面であるから見た目に凹凸感
は全くない。
【0016】またTPOはEPDMゴムと強固に溶着結
合されるから、被覆層14が剥がれるおそれはない。更
にまた、TPOはゴムに比べ、顔料の色がより鮮明に現
れるから、被覆層13を所望の色、例えば車室ガーニッ
シュ6と一致する色とすることができる。かつ発泡体の
被覆層14表面はソフト感もあり、車室ガーニッシュ6
との間に違和感がなく、車室のドア開口まわりの見栄え
が良好となる。
【0017】TPOは、弾性や耐候性等においてTPE
Mゴムと類似の特性を有することから、近時、ウエザス
トリップの構成材料として用いられるようになってき
た。本発明は、TPOからなるトリム部を有するウエザ
ストリップにも適用することができ、この場合は勿論、
TPOの被覆層14との結合強度は極めて良好である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、オープニングウエザス
トリップの車室に現れる表面のしわ状の凹凸をなくし、
かつ該表面に車室周面を覆う車室ガーニッシュとマッチ
した色彩およびソフト感を与えることができ、車室のド
ア開口まわりの見栄えを大きく向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオープニングウエザストリップの要部
切断斜視図である。
【図2】本発明のオープニングウエザストリップが適用
される自動車の側面図である。
【図3】従来のオープニングウエザストリップの要部切
断斜視図である。
【図4】オープニングウエザストリップに用いられる芯
材の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 オープニングウエザストリップ 10 トリム部 11 シール部 12 カバーリップ 13,14 被覆層 2 芯材 50 ドア開口縁のフランジ 6 車室ガーニッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:30 B60J 5/00 501G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側面のドア開口縁に沿って装着され
    るオープニングウエザストリップであって、上記ドア開
    口縁のフランジに取付けられる断面ほぼコ字形で芯材を
    埋設したトリム部と、トリム部の車外側の側面に形成
    し、ドア閉時にドアの外周が圧接する中空状のシール部
    と、トリム部の底面と車内側の側面とが連接するコーナ
    部から車内側の側面を覆うように伸出して先端縁が車室
    ガーニッシュの端縁と係合するカバーリップを備えたオ
    ープニングウエザストリップにおいて、上記トリム部の
    底面および上記カバーリップの車内側の面に一連に、着
    色したオレフィン系熱可塑性エラストマーの発泡被覆層
    を形成したことを特徴とする自動車用オープニングウエ
    ザストリップ。
  2. 【請求項2】 上記トリム部、シール部およびカバーリ
    ップをエチレン・プロピレンゴムおよびオレフィン系熱
    可塑性エラストマーのいずれかで構成した自動車用オー
    プニングウエザストリップ。
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