JPH11180226A - 自動車用ウエザストリップの製造方法 - Google Patents

自動車用ウエザストリップの製造方法

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JPH11180226A
JPH11180226A JP9364951A JP36495197A JPH11180226A JP H11180226 A JPH11180226 A JP H11180226A JP 9364951 A JP9364951 A JP 9364951A JP 36495197 A JP36495197 A JP 36495197A JP H11180226 A JPH11180226 A JP H11180226A
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JP
Japan
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weather strip
sheet
roller
design surface
paint
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9364951A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tanaka
利幸 田中
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シボ付けされた意匠面に手垢等による汚れが
付きにくいウエザストリップを生産性よく製造するこ
と。 【解決手段】 押出成形されたゴムからなるウエザスト
リップ1の意匠面Dの上に、押出機3から着色したオレ
フィン系熱可塑性エラストマーのシート16を押出し、
該シート16に室温硬化型の塗料Eを供給し、塗料Eを
介して上記シート16にシボ付けローラ5を押し当て、
上記シート16を上記意匠面に圧着せしめるとともにシ
ート16上に塗料Eの被膜17を形成し、同時にシート
16にシボ付けを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ウエザス
トリップの製造方法、特に意匠面が着色したオレフィン
系熱可塑性エラストマーで被覆され、意匠面にシボ模様
が形成された自動車用ウエザストリップの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に用いられるウエザストリップに
おいて、外観に現れる意匠面を、ウエザストリップまわ
りの部材、例えば天井やドアの内装ガーニッシュの色と
調和する色に着色することが行なわれている。
【0003】ところで、自動車用ウエザストリップとし
ては一般にEPDMゴム製のウエザストリップが用いら
れているが、EPDMゴムを所望の色に着色することが
可成り困難であることから、比較的着色しやすく、また
EPDMゴムと共通の性質をもつオレフィン系熱可塑性
エラストマー(以下、TPOという)の着色シートを、
ウエザストリップの意匠面に熱圧着して被覆することが
行なわれている。一方、ウエザストリップの意匠面に、
その意匠性を向上させるべくシボ模様を形成することが
行なわれている。
【0004】意匠面を着色TPOで被覆し、かつシボ付
けしたウエザストリップの製造は一般に、EPDMゴム
のウエザストリップを押出機で押出し、加硫槽を通過さ
せ、加硫槽から送り出されたウエザストリップの意匠面
の上に重ね合わせるように、別の押出機から着色したT
POのシートを押出し、シートの上からシボ付けローラ
を押し当ててシートをウエザストリップの意匠面に圧着
させると同時にローラのシボ模様を転写している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のウ
エザストリップには次のような問題がある。一つは、T
POの押出し温度は一般に180〜200℃であって押
出し直後のシートは柔らかいため、シートのTPOの一
部がシボ模様が刻設されたローラ面に付着して目づまり
や意匠面の欠損が生じ、所期のシボ模様が転写できなく
なることである。また一つは、TPO層の厚さは一般に
0.5〜1.0mmとされており、その硬さは、ウエザス
トリップの意匠面から伸出するリップ部の反転変形性を
維持するために60〜80Hs程度とされている。従っ
てTPO層は比較的柔軟であり、かつシボの凹凸模様が
形成されているので、ウエザストリップ組付け時やその
後の使用で手垢等で汚れやすいという問題がある。
【0006】そこで本発明は、シボ付け時にローラ面へ
のTPOの付着がなく、かつシボ付けされた意匠面に汚
れが付きにくい自動車用ウエザストリップの製造方法を
提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のウエザストリッ
プの製造方法では、押出成形されたゴムからなるウエザ
ストリップの意匠面上に、押出機から着色したTPOの
シートを押出し、意匠面に積層されたTPOのシートの
上に室温硬化型の塗料を供給し、最表面が上記塗料で被
覆された上記意匠面にシボ付けローラによりシボ模様を
形成する。上記塗料としては、例えばシリコン塗料、ウ
レタン塗料等が用いられ得る。
【0008】最表面が塗料により被覆された状態でシボ
付けを行うから、シボ付けローラのローラ面にウエザス
トリップのゴムが付着しない。またウエザストリップ製
品の意匠面は硬化した塗料膜で被覆されているから手垢
等の汚れが付きにくく、また汚れが付いても、容易に拭
き取ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、本発明により製造された
ウエザストリップの一例を示すもので、ウエザストリッ
プ1は断面U字形の取付基部11と、取付基部11の一
方の側面から膨出する中空状のシール部12と、取付基
部11の底部の側端から他方の側面側に伸出するシール
リップ13を備えている。取付基部11には芯金15が
埋設されている。シール部12はEPDMのスポンジゴ
ムからなり、他の部分はEPDMのソリッドゴムからな
る。ウエザストリップ1は車体のドア開口の開口縁に沿
って取付けられるもので、開口縁に形成したフランジ2
に取付基部11を押し込み、取付基部11の対向内面か
ら伸出する保持リップ14でフランジ2を挟持すること
により取付けられる。なお20は天井ガーニッシュであ
る。
【0010】この取付状態で、ウエザストリップ1の底
面からシールリップ13に至る範囲は、室内の外観に現
れる意匠面Dとなる。この意匠面Dには、TPOのシー
ト16が積層されるとともに該シートは透明な塗料の被
膜17で被覆されており、かつシボ模様18が形成され
ている。
【0011】図1(A)は、上記ウエザストリップが製
造される工程を示すものである。図略の押出機からEP
DMゴムのウエザストリップ1が押出される。ウエザス
トリップ1は図1(B)に示すように芯材15を埋設し
た取付基部11が平板状の形で押出され、続いて図略の
加硫槽を通過する過程で加硫され、順次送り出される。
【0012】加硫槽の後流で、別の押出機3からTPO
のシート16がウエザストリップ1の意匠面Dの上に押
出される。シート16の厚さは0.5〜1mm程度であ
る。シート16は押えローラ4により意匠面Dに押付け
られる。
【0013】押えローラ4よりも後流側には、表面が意
匠面Dとなるウエザストリップ1の部分を上下から挟む
シボ付けローラ5と受けローラ6が設置してある。ま
た、シボ付けローラ5と受けローラ6の回転中心を結ぶ
線上位置には、移送されるウエザストリップ1のシール
リップ13とこれと対向する取付基部側面との間の間隙
19に挿置されてシボ付けローラにより上から押付られ
るシールリップ13を下から受ける小径の支持ローラ
(図示略)が設置してある。
【0014】また、これ等ローラ5,6の近傍には、塗
料タンク7が設置してあり、塗料EがポンプPによりパ
イプ71に送出され、パイプ71の上端には塗料溜め7
2が設けてある。一方、シボ付けローラ5の上方には、
シボ模様を刻設したローラ面に接し、ローラ5の回転に
伴って回転するブラシ8が設置してある。
【0015】移送されるウエザストリップ1は、シボ付
けローラ5と受けローラ6の間を通過するとき意匠面D
に積層したTPOのシート16はシボ付けローラ5によ
り意匠面Dに圧着されるとともに、ローラ面のシボ模様
が転写される。このとき、ブラシ8には塗料タンク7か
ら塗料Eが供給されており、ブラシ8に保持された塗料
Eはシボ付けローラ5のローラ面に付着し、ローラ面に
よりTPOシート16に圧着されて被膜を形成し、この
被膜で被われたTPOシート16にシボ付けがなされ
る。図1(C)はシボ付けされたウエザストリップ1を
示すもので、意匠面DにはTPOのシート16が積層
し、塗料被膜17で被覆された表面にシボ模様18が形
成されている。塗料Eとしては、室温硬化型のシリコン
塗料、ウレタン塗料、アクリル系塗料が用いられる。な
お、塗料Eは、これを押えローラ4に供給し、シボ付け
を行う前に予め意匠面Dに塗料の被膜17を形成しても
よい。
【0016】シボ付けがなされたウエザストリップ1は
更に図略の曲げ加工機を通過するときに取付基部11が
断面U字形に曲げ加工され、図2に示す断面形状のウエ
ザストリップ製品が得られる。
【0017】しかして、上記のシボ付けにおいて、塗料
Eはシボ付けローラ5により高温のTPOシート16に
押付けられてこれを容易に圧着結合し、またローラ5は
塗料Eを介してTPOのシート16を押付けるから、ロ
ーラ面にTPOが付着することはない。また得られたウ
エザストリップ製品の意匠面Dは硬化した塗料被膜17
で被覆されているから、手垢等による汚れが付きにく
く、また汚れがついてもこれを拭い取ることができる。
そしてウレタン等の塗料Eはほぼ透明であって着色TP
Oの色調がそのまま外観に現れる。また塗料被膜17に
より意匠面の表面の艶がよくなる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ウエザストリップを押
出成形する過程で、着色TPOの被覆層で被覆され、か
つその上に塗料被膜が形成されたウエザストリップの意
匠面に作業性よくシボ付けを行うことができる。そして
得られたウエザストリップ製品の意匠面は手垢等による
汚れが付きにくく、良好な見栄えが維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明によるウエザストリップの
製造工程を示す図、図1(B)は図1(A)のIBーI
B線に沿う断面図、図1(C)は図1(A)のICーI
C線に沿う断面図である。
【図2】本発明により製造されたウエザストリップの断
面図である。
【符号の説明】
1 ウエザストリップ D 意匠面 16 着色TPOシート 17 塗料被膜 18 シボ模様 3 TPOシート押出し用押出機 4 押えローラ 5 シボ付けローラ 6 受けローラ 7 塗料タンク E 塗料 8 ブラシ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形されたゴムからなるウエザスト
    リップの意匠面の上に、押出機から着色したオレフィン
    系熱可塑性エラストマーのシートを押出し、該シートが
    積層された上記意匠面にシボ付けローラでシボ付けを行
    う自動車用ウエザストリップの製造方法において、押出
    された上記シート上に室温硬化型の塗料を供給し、最表
    面が上記塗料で被覆された上記意匠面にシボ付けを行う
    ことを特徴とする自動車用ウエザストリップの製造方
    法。
JP9364951A 1997-12-19 1997-12-19 自動車用ウエザストリップの製造方法 Withdrawn JPH11180226A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006035993A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Nishikawa Rubber Co Ltd 装飾体、及び装飾体の製造方法
US7608316B2 (en) 2004-02-19 2009-10-27 Toyoda Gosei Co., Ltd. Extruded product
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