JP2010126098A - ウエザストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーリップの変形を抑制して、意匠性の低下を防止することのできるウエザストリップを提供する。
【解決手段】ウエザストリップ5は、ドア用開口部周縁に沿って設けられるトリム部11と、トリム部11から車外側に突出する中空状のシール部15と、シール部15のドア用開口部内周側の部位から車内側に延出するカバーリップ26とを備えている。シール部15及びカバーリップ26はスポンジゴムにより構成されるとともに、その表面にはソリッドゴムよりなる被覆層27が形成されている。被覆層27のうち、カバーリップ26のドア用開口部内周側の面に形成されるリップ外表面対応部位28は、シール部15に形成されるシール対応部位30との境界部60においてシール対応部位30と同じ肉厚に構成されるとともに、カバーリップ26先端部側の部位62の肉厚がカバーリップ26付根部側の部位61の肉厚よりも厚肉となっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のドア開口周縁に取着されるウエザストリップに関するものである。
一般に、自動車等の自動車ボディに形成されたドア用開口部周縁にはウエザストリップ(オープニングトリム)が設けられる。ウエザストリップは、ドア用開口部周縁に沿って設けられたフランジ部に取付けられ、車内側側壁部と、車外側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とを具備する断面略U字状のトリム部と、車外側側壁部から車外側に突出し、中空部を有するシール部とを備えている。そして、ドアを閉めたときに、シール部がドアの周縁部に圧接されることによって、自動車ボディとドアとの間がシールされるようになっている。
また、ウエザストリップは、一般に、EPDM(エチレン−ジエン−プロピレン共重合ゴム)により構成され、特に、シール部に関しては、シール性を向上させるべくスポンジEPDMにより構成されている。さらに、ウエザストリップは、長手方向全域又は大部分が押出成形によって形成されている。
また、シール部のドア用開口部内周側の部位から車内側に延出し、ガーニッシュ等の内装部材の端部をドア用開口部内周側から覆うカバーリップが設けられたものもある(例えば、特許文献1参照)。当該カバーリップにより内装部材の端部(ウエザストリップと内装部材との間の隙間)が覆われることによって意匠性の向上が図られている。
特開2008−254720号公報
ところで、ドア用開口部のコーナー部に対応してウエザストリップの押出成形部が湾曲されて取付けられる場合、カバーリップが当該湾曲に伴う応力を受け、波打つようにして変形してしまう(複数の皺が発生してしまう)おそれがある。この場合、意匠性の低下やシール性の低下等の不具合を招くおそれがある。
また、ドア用開口部のコーナー部に対応して取付けられる湾曲部位を型成形によって予めコーナー部に対応した湾曲形状に構成することも考えられるが、この場合、押出成形部と型成形部との境界部において段差が形成されたり、色艶の相違が生じたりしてしまい、意匠性の低下を招くおそれがある。さらに、製造に要する工数が増加してしまうおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、カバーリップの変形を抑制して、意匠性の低下を防止することのできるウエザストリップを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.車両本体のドア用開口部周縁に沿って設けられたフランジ部に取付けられ、車外側側壁部と車内側側壁部と両側壁部を連結する連結部とを具備する断面略U字状のトリム部と、
前記車外側側壁部から車外側に突出して設けられ、前記ドア用開口部を開閉するドアの閉鎖時に前記ドアの周縁部に圧接される中空状のシール部と、
前記シール部のドア用開口部内周側の部位から車内側に延出し、内装部材の端部をドア用開口部内周側から覆うカバーリップとを備え、
長手方向において少なくとも一部が押出成形によって形成されるとともに、ドア用開口部のコーナー部に対応して押出成形部が湾曲されて取付けられ、
前記シール部及び前記カバーリップはスポンジゴムにより構成されるとともに、前記トリム部は前記シール部よりも剛性の高いゴム材料により構成されるウエザストリップであって、
前記シール部及び前記カバーリップの外表面には、ソリッドゴムで構成され、押出成形により形成される被覆層が設けられ、
前記被覆層のうち、前記カバーリップのドア用開口部内周側の面において形成されるリップ外表面対応部位は、前記シール部の外表面において形成されるシール対応部位との境界部において前記シール対応部位と同じ肉厚に構成されるとともに、前記リップ外表面対応部位のうち、前記カバーリップ先端部側の部位の肉厚が前記カバーリップの付根部側の部位である前記境界部の肉厚よりも厚肉に形成されたことを特徴とするウエザストリップ。
手段1によれば、シール部及びカバーリップの外表面には、ソリッドゴムよりなる被覆層が形成されている。このため、シール部及びカバーリップを構成するスポンジゴムが外観に表れることに起因してシール部及びカバーリップの表面が凹凸してしまい、意匠性の低下を招いてしまうといった事態を防止することができる。
また、カバーリップのドア用開口部内周側の面(外表面)において形成されるリップ外表面対応部位のうち、カバーリップ先端部側の部位の肉厚が、カバーリップ付根部側の部位(シール対応部位との境界部)の肉厚よりも厚肉となっている。このため、カバーリップ(特に先端部側)の剛性を高めることができ、ドア用開口部のコーナー部に対応してウエザストリップを湾曲させる際のカバーリップの変形を抑制することができる。結果として、カバーリップに複数の皺が形成されてしまうといった事態を抑止することができ、意匠性の向上等を図ることができる。
さらに、本手段によれば、シール部及びカバーリップの表面に形成される被覆層がいずれの部位においても厚肉に構成されるのではなく、カバーリップの先端部側に形成される部位が厚肉に構成されている。従って、シール部において形成される被覆層が厚肉となることに起因して、ドアを閉鎖する際に比較的大きな力を必要としてしまい、ドアを閉め難くなってしまうといった事態を防止することができる。尚、「前記被覆層のうち前記シール部において形成されるシール対応部位の肉厚は一定であること」としてもよい。この場合、上記作用効果が一層確実に奏される。
また、リップ外表面対応部位は、シール対応部位との境界部において、シール対応部位と同じ肉厚となっている。このため、リップ外表面対応部位とシール対応部位との境界部において被覆層に段差が形成されてしまうことに起因して、意匠性の低下を招いてしまうといった事態を抑制することができる。
加えて、本手段によれば、ドア用開口部のコーナー部に対応して押出成形部が湾曲されて取付けられている。このため、湾曲されて取付けられる部位を型成形部によって構成する場合のように、ドア用開口部のコーナー部において、押出成形部と型成形部との接続線が外観に表れたり、色・艶の相違が生じたりして、外観品質の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。さらに、型成形部を形成する工程を減らすことができることから、製造に要する工数の低減を図ることができ、製造効率の向上等を図ることができる。尚、ウエザストリップの長手方向全域が押出成形によって形成される場合、かかる作用効果が一層顕著なものとなる。
手段2.前記リップ外表面対応部位のうち前記カバーリップの先端部において形成される部位の肉厚は、前記シール対応部位の肉厚の2倍以上であることを特徴とする手段1に記載のウエザストリップ。
手段2によれば、カバーリップの変形を抑制し、カバーリップにおける皺の発生を防止するといった作用効果が一層確実に奏される。
尚、「前記リップ外表面対応部位のうち前記カバーリップの先端部において形成される部位の肉厚は、前記シール対応部位の肉厚の2倍以上、4倍以下であること」としてもよい。この場合、上記作用効果が奏される上、リップ外表面対応部位の肉厚が厚くなりすぎることに起因して、カバーリップの剛性が高くなりすぎてしまい、ドア用開口部のコーナー部に対応してウエザストリップを湾曲させた際に、カバーリップの変形に伴ってシール部が比較的大きく変形してしまうといった事態を抑止することができる。また、被覆層のうち、カバーリップの先端部において形成される部位の肉厚をシール対応部位の肉厚の3倍以下とすることで、かかる作用効果が一層確実に奏される。
手段3.前記リップ外表面対応部位のうち前記シール対応部位よりも厚肉に構成される部位は、前記カバーリップの付根部側から先端部側に向けて徐々に肉厚が大きくなっていることを特徴とする手段1又は2に記載のウエザストリップ。
手段3によれば、シール部からカバーリップの先端部にかけて、被覆層を滑らかな曲線を描くようにして形成することができる。従って、被覆層に段差が形成されてしまうことに起因して、意匠性の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。
手段4.前記押出成形部の前記トリム部には、その長手方向に沿って金属製のインサートが埋設され、
前記押出成形部は、前記トリム部に相当する部位が大きく開いた状態で略平板状に押出成形された後、当該トリム部に対応する部位が断面略U字状に曲げ加工されることで形成され、
前記被覆層は、前記カバーリップのうち前記トリム部と対向する前記ドア用開口部外周側の面及び先端部にも形成されていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のウエザストリップ。
例えば、押出工程において、トリム部に相当する部位が大きく開いた状態で略平板状に押出成形される場合、トリム部とカバーリップとが近接しているため、未加硫のカバーリップがトリム部側に傾倒し、トリム部とカバーリップとが密着してしまう場合がある(或いは、断面形状の安定化を図るべく意図的に密着するように設計している)。そして、この状態で加硫されると、トリム部とカバーリップとが接合されることとなる。この場合、カバーリップをトリム部から離間させる必要があるのであるが、例えば、カバーリップ及びトリム部の表層部がともにスポンジゴムにより構成される場合には、カバーリップとトリム部との境界部において両者を上手く離間させることが困難となってしまうおそれがある(例えば、カバーリップの先端部が凹凸形状になってしまうおそれがある)。
これに対し、本手段4によれば、ソリッドゴムよりなる被覆層がカバーリップのドア用開口部内周側の面(外表面)だけでなく、トリム部に対向するドア用開口部外周側の面(内表面)及び先端部にも形成されている。このため、カバーリップ及びトリム部の表層部がともにスポンジゴムにより構成される場合に比べ、カバーリップとトリム部との境界部において両者を上手く離間させることができる。従って、カバーリップとトリム部とを離間させる際に、カバーリップの先端部やトリム部の外表面において凹凸が形成されてしまうといった事態を抑止することができる。結果として、意匠性の向上を図ることができる。
尚、トリム部がソリッドゴムにより構成される場合においても、カバーリップの内表面及び先端部にソリッドゴムよりなる被覆層を形成することによって、カバーリップの表層部がスポンジゴムにより構成される場合に比べ、カバーリップとトリム部とを離間させ易くなる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、車両としての自動車1には、自動車ドア(図ではフロントドア:以下、単に「ドア2」という)が開閉可能に設けられている。また、ドア2に対応する自動車ボディ3(車両本体)のドア用開口部4の周縁部には、ドア2の閉鎖時においてドア用開口部4の周縁部とドア2との間をシールするウエザストリップ5が設けられている。
図2に示すように、ウエザストリップ5は、長手方向全域が押出成形によって形成されており、ドア用開口部4の内周に沿って形成されたフランジ部33(図3参照)に対し、長手方向における一方の端末部と他方の端末部とがドア用開口部4の下縁部に位置するようにして取付けられている。尚、ウエザストリップ5の両端末部は、スカッフプレート41によって覆われている(図1参照)。
図3に示すように、ウエザストリップ5は、車内側側壁部12と、車外側側壁部13と、両側壁部12、13を連結する連結部14とを具備して断面略U字状をなすトリム部11と、車外側側壁部13から車外側に突出して設けられ、内部に中空部を有してなるシール部15とを備えている。また、トリム部11には、その長手方向に沿って金属製のインサート17が埋設されている。本実施形態のインサート17は、トリム部11の長手方向に沿って所定間隔毎に埋設された断面略U字状の骨片部17aと、各骨片部17aの略中央部同士を連結するセンターボンド部(図示略)とを備える所謂センターボンドタイプのインサートである。本実施形態のインサート17は、トリム部11の長手方向に沿って所定間隔毎に埋設された断面略U字状の骨片部17aと、各骨片部17aの略中央部同士を連結するセンターボンド部(図示略)とを備える所謂センターボンドタイプ(魚骨タイプ)のインサートである。
また、フランジ部33は、自動車ボディ3を構成するインナパネル31及びアウタパネル32が接合されることにより形成されている。尚、部位によっては、さらに補強板(図示略)も接合されてフランジ部33が形成されている。そして、トリム部11の内側にフランジ部33を相対的に嵌め込むことで、ウエザストリップ5がドア用開口部4の周縁部に取付けられている。また、ドア2の閉鎖時においては、シール部15がドア2の周縁部に圧接して潰れ変形し、これによりドア2と自動車ボディ3との間がシールされるようになっている。
さらに、ウエザストリップ5は、車内側側壁部12から車外側かつ連結部14側に向けて延びる一本の車内側保持リップ21と、車外側側壁部13から車内側かつ連結部14側に向けて延びる複数本の車外側保持リップ22とを備えている。複数本の車外側保持リップ22は、トリム部11のフランジ部33への取付方向において互いに所定距離を隔てて設けられている。また、車内側保持リップ21は、車外側保持リップ22よりも太くかつ長く構成されている。そして、トリム部11の断面略U字状の内側にフランジ部33を相対的に嵌め込むことで、車内側保持リップ21及び全ての車外側保持リップ22がフランジ部33の側面に圧接するとともに、保持リップ21、22による弾性力等に基づいてウエザストリップ5の取付状態が保持されるようになっている。また、トリム部11のフランジ部33への取付状態においては、車内側保持リップ21により、車外側保持リップ22がフランジ部33に押付けられ、車外側側壁部13がフランジ部33に沿って(略平行して)延在することとなる。
本実施形態では、トリム部11及び保持リップ21、22はソリッドEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)により構成され、シール部15はスポンジEPDMにより構成されている。
また、本実施形態では、トリム部11とシール部15とが第1延出部23及び第2延出部24を介して連結されている。第1延出部23は、車外側側壁部13の連結部14との境界部近傍からドア用開口部4の内周側(図3では下側)に傾斜しつつ車外側(図3では左側)に延出している。第2延出部24は、車外側側壁部13の先端部から車外側側壁部13とほぼ直交して車外側に延出している。そして、シール部15は、第1延出部23の先端部と第2延出部24の先端部とにかけて、車外側に凸となるように湾曲形成されている。また、第1延出部23及び第2延出部24はソリッドEPDMにより構成されている。
さらに、シール部15の内側には、車外側側壁部13からシール部15へと架け渡されるブリッジ25が設けられており、該ブリッジ25により、シール部15の内側に形成される中空部が、ドア用開口部4内周側の第1中空部15aと、外周側の第2中空部15bとに分けられている。ブリッジ25はスポンジEPDMにより構成されている。
また、ブリッジ25はドア2の開閉方向(図3では左右方向)に対して斜めに交わる方向にほぼ直線状に延びている。より詳しくは、ブリッジ25の車外側側壁部13との連接部25aの位置は、車外側側壁部13の第1延出部23との境界部付近に設定されている。また、ブリッジ25のシール部15との連接部25bの位置は、第2延出部24の先端部から当該連接部25bにかけてのシール部15の周長「L1」を、シール部15の全周長「L2」で除算したときの値「L1/L2」が「0.20」以上かつ「0.35」以下となる範囲内(例えば「0.25」程度)で設定されている。本実施形態では、ドア2の閉鎖時には、シール部15のうち第1中空部15aを形成する部位がドア2の周縁部と当接し、シール部15のうち第2中空部15bを形成する部位は基本的にドア2と当接しない構成となっている。尚、ブリッジ25は、ウエザストリップ5をドア用開口部4のコーナー部に沿って湾曲させて装着したときの中空部(15a、15b)の潰れ変形を防止するために設けられている。
また、ウエザストリップ5は、シール部15と第1延出部23との境界部から、シール部15を車内側かつドア用開口部4内周側に延長させるようにして形成されたカバーリップ26を備えている。当該カバーリップ26により、ガーニッシュ等の内装部材35の端部がドア用開口部4の内周側から覆われている。また、カバーリップ26はスポンジEPDMにより構成されている。
さらに、ウエザストリップ5の取付状態においてドア2の開放時に視認可能な部位となるシール部15、カバーリップ26、及び第2延出部24の表面には、ソリッドEPDMよりなる被覆層27が形成されている。当該被覆層27は押出成形時にシール部15等と同時に成形される。また、本実施形態では、カバーリップ26の外表面(ドア用開口部4の内周側かつ車外側の面)だけでなく、カバーリップ26のうちトリム部11と対向する内表面(ドア用開口部4の外周側かつ車内側の面)及び先端部にも被覆層27が形成されている。以下、被覆層27のうち、カバーリップ26の外表面において形成される部位(図4にて「d1」で示す区間に形成される部位)をリップ外表面対応部位28と称し、カバーリップ26の先端部及び内表面において形成される部位(図4にて「d2」で示す区間に形成される部位)をリップ内表面対応部位29と称する。
さて、本実施形態では、リップ外表面対応部位28は、カバーリップ26の付根部側の部位61の肉厚よりも、カバーリップ26の先端部側の部位62の肉厚の方が厚肉となっている。より詳しくは、リップ外表面対応部位28は、図4の部分拡大断面図を見ても分かるとおり、カバーリップ26の付根部側から先端部側に向けて徐々に肉厚が大きくなっている。
これに対し、被覆層27のうち、シール部15及び第2延出部24の外表面において形成されるシール対応部位30の肉厚はいずれの部位においてもほぼ均一となっている。尚、本実施形態では、リップ外表面対応部位28とシール対応部位30との境界部60は、シール部15及びカバーリップ26の周方向において、第1延出部23の先端部の厚み方向中央部と略同じ位置に対応している。さらに、本実施形態では、リップ外表面対応部位28においては、シール対応部位30との境界部60からカバーリップ26の先端側に向けて肉厚が徐々に厚くなり始めるが、シール対応部位30との境界部60においては、シール対応部位30と同じ肉厚となっている。これによって、シール対応部位30とリップ外表面対応部位28との境界部60において被覆層27に段差が形成されないようになっている。本実施形態では、シール対応部位30の肉厚t1は約0.2mmであり、リップ外表面対応部位28のうちカバーリップ26の先端部側の部位62の最大の肉厚t2は約0.5mmとなっている。
また、リップ内表面対応部位29は、カバーリップ26の先端部側においてリップ外表面対応部位28と連接し、カバーリップ26の付根部側において第1延出部23と連接している(一体的に形成されている)。つまり、ウエザストリップ5のうち外観に表れる表面については全てソリッドEPDMにより構成されている。
次に、上記ウエザストリップ5の製造工程について説明する。先ず、押出工程では、図示しない押出成形機に対し、EPDM未加硫ゴムとともにインサート17が連続的に供給される。本実施形態では、押出成形機のダイスの成形孔のうち、シール部15及びブリッジ25に対応する部位には未加硫のスポンジEPDMが供給され、トリム部11、保持リップ21、22、第1延出部23、第2延出部24、及び被覆層27に対応する部位には未加硫のソリッドEPDMが供給される。そして、EPDM未加硫ゴムによってインサート17が被覆された状態で、押出成形機のダイスから所定の断面形状をなす中間成形体が押出成形される。この段階では、トリム部11に相当するインサート17を埋設した部位は、車内側側壁部12及び車外側側壁部13が大きく開いた状態で略平板状に押出される。
その後、中間成形体が加硫される加硫工程、加硫工程を経た中間成形体のトリム部11に相当する部位が断面略U字状に曲げ加工される曲げ工程、中間成形体が所定長に裁断される裁断工程等を経て、上記のような断面形状を有するウエザストリップ5が得られる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、シール部15及びカバーリップ26の外表面には、ソリッドEPDMよりなる被覆層27が形成されている。このため、シール部15及びカバーリップ26を構成するスポンジEPDMが外観に表れることに起因してシール部15及びカバーリップ26の表面が凹凸してしまい、意匠性の低下を招いてしまうといった事態を防止することができる。
また、カバーリップ26のドア用開口部4内周側の面(外表面)において形成されるリップ外表面対応部位28のうち、カバーリップ26先端部側の部位62の肉厚が、カバーリップ26付根部側の部位61の肉厚よりも厚肉となっている。このため、カバーリップ26(特に先端部側)の剛性を高めることができ、ドア用開口部4のコーナー部に対応してウエザストリップ5を湾曲させる際のカバーリップ26の変形を抑制することができる。結果として、カバーリップ26に複数の皺が形成されてしまうといった事態を抑止することができ、意匠性の向上等を図ることができる。特に、本実施形態では、リップ外表面対応部位28のうちカバーリップ26の先端部側の部位62の最大の肉厚t2が約0.5mmとなっているため、カバーリップ26において上記変形を抑止できる十分な剛性を確保することができ、上記作用効果が一層確実に奏される。さらには、リップ外表面対応部位28の肉厚が厚くなりすぎることに起因して、カバーリップ26の剛性が高くなりすぎてしまい、ドア用開口部4のコーナー部に対応してウエザストリップ5を湾曲させた際に、カバーリップの26変形に伴ってシール部15が比較的大きく変形してしまうといった事態を抑止することができる。
さらに、本実施形態によれば、シール部15及びカバーリップ26の表面に形成される被覆層27がいずれの部位においても厚肉に構成されるのではなく、カバーリップ26の先端部側に形成される部位62が厚肉に構成されている。従って、シール部15において形成される被覆層27(シール対応部位30)が厚肉となることに起因して、ドア2を閉鎖する際に比較的大きな力を必要としてしまい、ドア2を閉め難くなってしまうといった事態を防止することができる。特に、本実施形態では、シール対応部位30の肉厚t1が約0.2mmとなっているため、かかる作用効果が一層確実に奏される。
また、リップ外表面対応部位28は、シール対応部位30との境界部位60において、シール対応部位30とほぼ同じ肉厚となっている。さらに、リップ外表面対応部位28は、カバーリップ26の付根部側から先端部側に向けて徐々に肉厚が厚くなっている。このため、シール部15からカバーリップ26の先端部にかけて、被覆層27を滑らかな曲線を描くようにして形成することができる。従って、被覆層27に段差が形成されてしまうことに起因して、意匠性の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。
加えて、本実施形態によれば、ウエザストリップ5の長手方向全域が押出成形により構成されている。このため、押出成形部と型成形部とによりウエザストリップを構成する場合のように、接続線が外観に表れたり、色・艶の相違が生じたりして、外観品質の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。さらには、型成形を要しない分、製造に要する工数の低減を図ることができ、製造効率の向上等を図ることができる。
また、本実施形態では、押出工程において、トリム部11に相当する部位が大きく開いた状態で略平板状に押出成形されることで、トリム部11とカバーリップ26とが近接しているため、未加硫のカバーリップ26がトリム部11側に傾倒し、トリム部11とカバーリップ26とが密着してしまう場合がある(或いは、断面形状の安定化を図るべく意図的に密着するように設計している)。そして、この状態で加硫されると、トリム部11とカバーリップ26とが接合されることとなる。この場合、カバーリップ26をトリム部11から離間させる必要があるのであるが、例えば、カバーリップ26を構成するスポンジEPDMが表面に露出する場合には、カバーリップ26とトリム部11との境界部において両者を上手く離間させることが困難となってしまうおそれがある(例えば、カバーリップ26の先端部が凹凸形状になってしまうおそれがある)。
これに対し、本実施形態によれば、ソリッドEPDMよりなる被覆層27がカバーリップ26のドア用開口部4内周側の面(外表面)だけでなく、トリム部11に対向するドア用開口部4外周側の面(内表面)及び先端部にも形成されている。このため、カバーリップ26を構成するスポンジEPDMが表面に露出する場合に比べ、カバーリップ26とトリム部11との境界部において両者を上手く離間させることができる。従って、カバーリップ26とトリム部11とを離間させる際に、カバーリップ26の先端部等において凹凸が形成されてしまうといった事態を抑止することができる。結果として、意匠性の向上を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、フロントドア2に対応する自動車ボディ3のドア用開口部4の周縁部に設けられるウエザストリップ5について具体化しているが、リヤドア等の他のドアの周縁部に圧接されるウエザストリップについて適用することも可能である。
また、ウエザストリップ5の両端末部が型成形部により接続された略環状のウエザストリップについて適用することも可能である。さらに、ブリッジ25が省略されたウエザストリップや、第1延出部23及び第2延出部24が省略され、シール部15がトリム部11(車外側側壁部13)から直接延出したウエザストリップに適用することも可能である。
(b)上記実施形態ではトリム部11がソリッドEPDMにより構成されているが、トリム部11がシール部15よりも剛性の高いスポンジEPDMにより構成されることとしてもよい。この場合、ウエザストリップ5の軽量化を図ることができる。尚、当該構成を採用する場合、スポンジEPDMにより構成されるトリム部11の表面にも被覆層を形成し、スポンジEPDMが表面に表れないように構成してもよい。
(c)上記実施形態では、リップ外表面対応部位28は、シール対応部位30との境界部60からカバーリップ26の先端部側に向けて次第にその肉厚が厚くなっているが、特にこのような構成に限定されるものではない。例えば、リップ外表面対応部位28は、カバーリップ26の延出方向中間位置からカバーリップ26の先端部側に向けて次第にその肉厚が厚くなっていること(カバーリップ26の延出方向中間位置から付根部側の部位61については、シール対応部位30と同じ肉厚)としてもよい。
尚、カバーリップ26の変形を抑制するという観点からは、リップ外表面対応部位28のうちシール対応部位30よりも厚肉となっている部位(カバーリップ26の先端部側に向けて次第に厚肉となる徐変区間)は、そのカバーリップ26付根部側の端部が、カバーリップ26とシール部15との境界部からカバーリップ26の延出方向中間位置(ほぼ真ん中の位置)までの間の範囲に設定されることが望ましい。
(d)上記実施形態では、カバーリップ26の内表面にも被覆層27(リップ内表面対応部位29)が形成されているが、リップ内表面対応部位29を省略してもよい。また、図3、図4では、リップ内表面対応部位29の肉厚が部分的に変化しているが、均一に構成してもよい。
(e)上記実施形態では、シール対応部位30の肉厚t1が約0.2mmに構成され、リップ外表面対応部位28のうちカバーリップ26の先端部側の部位62の最大の肉厚t2が約0.5mmに構成されているが、特にこのような構成に限定されるものではない。但し、カバーリップ26の剛性を高めて湾曲に伴う変形を抑制するとともに、カバーリップ26の剛性が高くなりすぎることに起因して、カバーリップ26の変形に伴いシール部15が大きく変形してしまうといった事態を抑止するべく、リップ外表面対応部位28の肉厚t2は、シール対応部位30の肉厚t1の2倍以上、4倍以下となるように構成することが望ましい。また、カバーリップ26の変形に伴うシール部15の変形を抑止するといった観点からすると、前記肉厚t2は、シール対応部位30の肉厚t1の3倍以下とすることがより望ましい。
フロントドアが開状態にある自動車の斜視図である。 ウエザストリップの正面図である。 ウエザストリップを示す図2のJ−J線断面図である。 カバーリップを示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1…自動車、2…ドア、3…自動車ボディ、4…ドア用開口部、5…ウエザストリップ、11…トリム部、12…車内側側壁部、13…車外側側壁部、14…連結部、15…シール部、17…インサート、26…カバーリップ、27…被覆層、28…リップ外表面対応部位、29…リップ内表面対応部位、30…シール対応部位、33…フランジ部。

Claims (4)

  1. 車両本体のドア用開口部周縁に沿って設けられたフランジ部に取付けられ、車外側側壁部と車内側側壁部と両側壁部を連結する連結部とを具備する断面略U字状のトリム部と、
    前記車外側側壁部から車外側に突出して設けられ、前記ドア用開口部を開閉するドアの閉鎖時に前記ドアの周縁部に圧接される中空状のシール部と、
    前記シール部のドア用開口部内周側の部位から車内側に延出し、内装部材の端部をドア用開口部内周側から覆うカバーリップとを備え、
    長手方向において少なくとも一部が押出成形によって形成されるとともに、ドア用開口部のコーナー部に対応して押出成形部が湾曲されて取付けられ、
    前記シール部及び前記カバーリップはスポンジゴムにより構成されるとともに、前記トリム部は前記シール部よりも剛性の高いゴム材料により構成されるウエザストリップであって、
    前記シール部及び前記カバーリップの外表面には、ソリッドゴムで構成され、押出成形により形成される被覆層が設けられ、
    前記被覆層のうち、前記カバーリップのドア用開口部内周側の面において形成されるリップ外表面対応部位は、前記シール部の外表面において形成されるシール対応部位との境界部において前記シール対応部位と同じ肉厚に構成されるとともに、前記リップ外表面対応部位のうち、前記カバーリップ先端部側の部位の肉厚が前記カバーリップの付根部側の部位である前記境界部の肉厚よりも厚肉に形成されたことを特徴とするウエザストリップ。
  2. 前記リップ外表面対応部位のうち前記カバーリップの先端部において形成される部位の肉厚は、前記シール対応部位の肉厚の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載のウエザストリップ。
  3. 前記リップ外表面対応部位のうち前記シール対応部位よりも厚肉に構成される部位は、前記カバーリップの付根部側から先端部側に向けて徐々に肉厚が大きくなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウエザストリップ。
  4. 前記押出成形部の前記トリム部には、その長手方向に沿って金属製のインサートが埋設され、
    前記押出成形部は、前記トリム部に相当する部位が大きく開いた状態で略平板状に押出成形された後、当該トリム部に対応する部位が断面略U字状に曲げ加工されることで形成され、
    前記被覆層は、前記カバーリップのうち前記トリム部と対向する前記ドア用開口部外周側の面及び先端部にも形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
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