JP2006035993A - 装飾体、及び装飾体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スエード調加工処理を施した表面に、シボ模様等の模様を形成した装飾体を提供する。
【解決手段】自動車用ウェザーストリップ10のオープニングシール部14を構成する装飾体1の表面に、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理により、微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施し、スエード調加工処理後の装飾体1の表面にレーザー光501を照射することによりシボ模様等の模様を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴム材及び/若しくは熱可塑性樹脂材の表面を加工処理して意匠性を向上させた装飾体に関する。
従来、ゴム材を用いた製品を製造する場合に、意匠性を向上させるためにゴム材表面を装飾加工することが行われている。
例えば、図6に示すように、ゴム材を用いる自動車用ウェザーストリップ10のオープニングシール部14の表面に、微細なガラス片や金属片を吹きつけるショットブラスト処理等によりスエード調(けば立てた感じ)の加工処理を施すことが行われている。
また、同じく自動車用ウェザーストリップの表面にシボ模様を形成することが行われており、その方法としてシボ付け用のロールを押し付ける方法の他、自動車用ウェザーストリップの表面にレーザー光を照射して、シボ模様を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には大きく分けて二つの方法が記載されており、一つ目の方法は、加硫前のウェザーストリップにレーザー光を照射して、その後に加硫することにより、レーザー光照射部分と非照射部分のスポンジゴムの発泡度合いに差をつけてシボ模様を形成するものである。
また、二つ目の方法は、加硫後のウェザーストリップにレーザー光を照射するものであり、装飾加工する面を黒色以外の色ゴムで形成し、レーザー光照射による焦げ目部分と非照射部分との色の差によりシボ模様を形成するものである。
特開平11−99887号公報
ここで、スエード調加工処理を施した表面にシボ模様を形成すれば、さらに意匠性を向上させることができるが、上記従来の方法では以下のような問題が生じる。
まず、シボ模様を形成するためにシボ付け用のロールを押し付ける方法を用いた場合には、曲面部分へのシボ付けが困難であり、またシボ模様ごとにロールを用意する必要があるため煩雑である。
また、特許文献1に記載された一つ目の方法によれば、まず加硫前のゴム材の表面にレーザー光を照射し、次に加硫処理を行うことによりシボ模様を形成する。その後、ショットブラスト処理等によりスエード調加工処理を行う。
そうすると、せっかく形成したシボ模様がショットブラスト処理等により消えてしまい、スエード調の装飾のみが残ることとなる。従って、スエード調加工処理を施した表面にシボ模様を形成することはできない。
また、特許文献1に記載された二つ目の方法によれば、加硫後のゴム材にレーザー光を照射してシボ模様を形成することは可能であるが、ゴム材として黒色以外の色ゴムを用いる必要があり、使用するゴム材が限定されてしまう。
そこで、本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、スエード調加工処理を施した表面に、シボ模様等の模様を形成した装飾体を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明の装飾体は、ゴム及び/若しくは熱可塑性樹脂よりなる基材を有し、基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施した装飾体(1)において、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光(501)を照射することにより模様を形成してなることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記スエード調加工処理は、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理により、装飾体(1)の表面に微細な凹凸を形成することを特徴とする。
なお、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、及びシボローラー処理は、いずれか一つを実施してもよいし、二つ又は三つを組み合わせて実施してもよい。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記模様は、シボ模様であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の発明において、前記装飾体(1)は、自動車用ウェザーストリップ(10)の外表面の構成部材であることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の発明において、前記装飾体(1)は、外壁目地用ガスケット(20)の天板部(25)の構成部材であることを特徴とする。
なお、外壁目地用ガスケット(20)とは、建築用ボード(30,30)間の目地空間(M)に嵌入され、目地空間(M)をゴム又はゴム様弾性体よりなる柱部(21)の左右両側面部に形成されたシールリップ部(22〜24)でシールする長尺状の部材である。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか一つに記載の発明において、前記基材は、少なくとも表層部がスポンジ材で形成されることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の装飾体の製造方法は、ゴム材を加硫後、基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施し、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光(501)を照射することにより模様を形成することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の装飾体の製造方法は、ゴム及び/若しくは熱可塑性樹脂よりなる基材を有する装飾体(1)を押出成形後、基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施し、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光(501)を照射することにより模様を形成することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明の装飾体の製造方法は、ゴム材を押出成形した後に加硫し、少なくとも表層部がスポンジゴム材で形成された基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施し、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光(501)を照射することにより模様を形成することを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、請求項7乃至請求項9のうちいずれか一つに記載の発明において、前記スエード調加工処理は、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理により、装飾体(1)の表面に微細な凹凸を形成することを特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、請求項7乃至請求項10のうちいずれか一つに記載の発明において、前記模様形成後の表面に、シリコン又はウレタン塗料を塗布することを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、装飾体の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施した後に、スエード調加工処理後の表面にレーザー光を照射することにより模様を形成するので、スエード調加工処理の方が先となり、後から形成する模様を消してしまうことがない。従って、スエード調加工処理を施した装飾体の表面に、模様を形成することができる。
ここで、本発明は、スエード調加工処理を施した表面にレーザー光を照射することにより、表面に凹凸や焦げ目を生じさせ、レーザー光照射部分とスエード調の周辺部との色彩や凹凸感の違いを生じさせるものである。
従って、特許文献1に記載された一つ目の方法のように、加硫前にレーザー光を照射することにより模様を形成するものではないので、レーザー光照射をスエード調加工処理の後から行うことが可能となるのである。また、特許文献1に記載された二つ目の方法のように、装飾体として黒色以外の色ゴムを用いる必要はなく、使用する装飾体の色が限定されないものである。
また、本発明によれば、レーザー光はCAD等でデザインされた照射パターンをコンピュータ等により制御することで、自由に模様を変更することができる。
また、本発明によれば、スエード調加工処理を、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理により行うので、加工する装飾体の形状や、スエード調加工処理の程度等により、処理方法を選択することができる。
また、本発明によれば、装飾体の表面にシボ模様を形成するので、スエード調の表面の意匠性をシボ模様により、さらに向上させることができる
また、本発明によれば、スエード調加工処理を施し、シボ模様等の模様を形成した装飾体を、自動車用ウェザーストリップの外表面に用いるので、自動車用ウェザーストリップの外側から目に付きやすい部分の意匠性を向上させることができる。
また、本発明によれば、スエード調加工処理を施し、シボ模様等の模様を形成した装飾体を、外壁目地用ガスケットの天板部に用いるので、外壁目地用ガスケットの外側から目に付きやすい部分の意匠性を向上させることができる。
また、本発明によれば、スエード調加工処理を施し、シボ模様等の模様を形成した装飾体の表面に、シリコン又はウレタン塗料を塗布するので、表面のツヤを出したり、模様の変色や汚れを防止することができる。
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態1に係る装飾体について説明する。
図1は本発明の実施形態1に係る装飾体1を用いた自動車用ウェザーストリップ10の斜視図である。また、図2は図1に示す自動車用ウェザーストリップ10の製造工程を示す図であり、図3は図2に示す製造工程のうち、レーザー光照射装置500によるレーザー光照射工程を示す図である。
まず、実施形態1に係る装飾体1の構成について説明する。
図1に示すように、実施形態1に係る装飾体1は、自動車用ウェザーストリップ10のオープニングシール部14の構成部材として用いられている。
自動車用ウェザーストリップ10は、自動車の車体開口縁に保持リップ部13により嵌着される取付基部11、取付基部11に一体成形され対向するドア等と弾接する中空シール部12、及び同じく取付基部11に一体成形されるオープニングシール部14から構成される。
オープニングシール部14は、自動車用ウェザーストリップの車体への取付時に、特に目につきやすい部分であり、その表面は、スエード調加工処理が施されるとともに、シボ模様が形成されている。
なお、図1には(a)格子柄のシボ模様を付けたもの、(b)波線柄のシボ模様を付けたものをそれぞれ記載している。
次に、実施形態1に係る装飾体1を用いた自動車用ウェザーストリップ10の製造方法について説明する。
実施形態1に係る製造方法は、図2に示すように、押出装置100、加硫装置200、引取装置300、スエード調加工処理装置400、レーザー光照射装置500、及び塗布装置600を用いて行われる。
押出装置100により押出成形された自動車用ウェザーストリップ10は、加硫装置200により加硫処理され、引取装置300により引き取られる。
次に、自動車用ウェザーストリップ10のオープニングシール部14は、スエード調加工処理装置400により、表面をスエード調に加工される。
ここで、スエード調加工処理は、微細なガラス片や金属片を吹きつけるショットブラスト処理、表面をこすって凹凸をつけるバフ掛け処理、又はシボローラー処理により行うが、これらはいずれか一つを実施してもよいし、二つ又は三つを組み合わせて実施してもよい。
次に、スエード調加工処理が施されたオープニングシール部14には、図3に示すようにレーザー光照射装置500によりレーザー光501が照射され、所望のシボ模様が形成される。ここでレーザー光501の照射パターンは、コンピュータ等により制御することにより、自由に変更することができる。
なお、レーザー光501を照射する場合には、オープニングシール部14にのみ照射されるように、中空部マスキング502により中空シール部12を覆い隠すとよい。
また、照射するレーザー光はCO2レーザーが好ましい。
最後に、シボ模様を形成したオープニングシール部14の表面に塗布装置600によりシリコン又はウレタン塗料が塗布される。
実施形態1に係る装飾体1を用いた自動車用ウェザーストリップ10によれば、装飾体1を用いた自動車用ウェザーストリップ10のオープニングシール部14の表面に、スエード調加工処理装置400により、微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施した後に、スエード調加工処理後のオープニングシール部14の表面にレーザー光照射装置500により、レーザー光501を照射することによりシボ模様を形成するので、スエード調加工処理の方が先となり、後から形成するシボ模様を消してしまうことがない。従って、スエード調加工処理を施したオープニングシール部14の表面に、シボ模様を形成することができる。
ここで、実施形態1に係るシボ模様の形成方法は、スエード調加工処理を施したオープニングシール部14の表面にレーザー光501を照射することにより、オープニングシール部14の表面に凹凸や焦げ目を生じさせ、レーザー光照射部分と非照射部分であるスエード調の周辺部との色彩や凹凸感の違いを生じさせるものである。
従って、特許文献1に記載された一つ目の方法のように、加硫装置200による加硫前にレーザー光501を照射することによりシボ模様を形成するものではないので、レーザー光照射装置500によるレーザー光照射を、スエード調加工処理装置400によるスエード調加工処理の後から行うことが可能となり、スエード調加工処理によりシボ模様を消してしまうことがないのである。
同様に、シボ模様は、レーザー光501の照射部分とスエード調周辺部との色彩や凹凸感の違いにより形成されるので、特許文献1に記載された二つ目の方法のように、オープニングシール部14の装飾体として黒色以外の色ゴムを用いる必要はなく、使用する装飾体の色が限定されないものである。
また、レーザー光501の照射パターンをコンピュータ等により制御することで、オープニングシール部14に形成するシボ模様を自由に変更することができる。
また、実施形態1に係るスエード調加工処理は、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理により行うので、加工するオープニングシール部14の形状や、スエード調加工処理の程度等により、処理方法を選択することができる。
また、実施形態1においてオープニングシール部14の表面に形成する模様はシボ模様であるので、スエード調の表面とシボ模様が合わさることにより、意匠性をさらに向上させることができる。
また、実施形態1に係る装飾体1は、自動車用ウェザーストリップ10の外表面であるオープニングシール部14の構成部材として用いられるので、自動車用ウェザーストリップ10の外側から目に付きやすい部分の意匠性を向上させることができる。
また、スエード調加工処理を施し、シボ模様を形成したオープニングシール部14の表面に、塗布装置600によりシリコン又はウレタン塗料を塗布するので、表面のツヤを出したり、シボ模様の変色や汚れを防止することができる。
なお、実施形態1では、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理によりスエード調加工処理を行うこととしたが、スエード調加工処理を施すことができる方法であれば、これに限定されるものではない。
さらに、実施形態1では、装飾体1を自動車用ウェザーストリップ10のオープニングシール部14に用いたが、自動車用ウェザーストリップ10の外表面であれば適用可能であり、例えば、中空シール部12に適用してもよい。
また、塗布装置600によるシリコン又はウレタン塗料の塗布は必須の工程ではなく、この工程がなくとも、スエード調加工処理を施したオープニングシール部14の表面にシボ模様を形成することが可能である。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態2に係る装飾体について説明する。
図4は、実施形態2に係る装飾体1を用いた外壁目地用ガスケット20が建築用ボード30,30間に嵌入された状態を示す斜視図である。
まず、実施形態2に係る装飾体1の構成について説明する。
図4に示すように、実施形態2に係る装飾体1は、外壁目地用ガスケット20の天板部25の構成部材として用いられている。
ここで、外壁目地用ガスケット20は、建築用ボード30,30間の目地空間Mに嵌入され、目地空間Mをゴム又はゴム様弾性体よりなる柱部21の左右両側面部に形成されたシールリップ部22〜24でシールする長尺状の部材である。
実施形態2に係る装飾体1を用いた外壁目地用ガスケット20の製造方法は、実施形態1に係る製造方法と同様であるが、実施形態2では、外壁目地用ガスケット20の天板部25にスエード調加工処理を施し、シボ模様を形成する。
実施形態2に係る装飾体1を用いた外壁目地用ガスケット20によれば、シボ模様を形成した装飾体1を外壁目地用ガスケット20の天板部25に用いるので、外壁目地用ガスケット20の外側から目に付きやすい部分の意匠性を向上させることができる。
特に、天板部25の模様を、両側の建築用ボード30,30の模様と組み合わせることでさらに意匠性を向上させることができる。
なお、装飾体の基材としては、ゴム及び/若しくは熱可塑性樹脂を用いることができる。
ゴムの材質としては、例えば、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)等があげられるが、自動車用ウェザーストリップや外壁目地用ガスケットの装飾体として使用する場合においては、耐候性の観点からEPDMが好ましい。
また、熱可塑性樹脂の材質としては、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)等の熱可塑性エラストマー(TPE)があげられるが、自動車用ウェザーストリップや外壁目地用ガスケットの装飾体として使用する場合においては、コストが安価であることからTPO又はTPSが好ましい。
また、スエード調加工処理をするため、基材の少なくとも表層部はスポンジ材で形成することが好ましい。
以上、本発明の実施形態1及び実施形態2に係る装飾体について説明したが、本発明は、自動車用ウェザーストリップや外壁目地用ガスケットに適用することに限定されるものではない。
従って、図5に示す実施形態3のように、単なる平板状の装飾体1であっても、その表面にスエード調加工処理を施し、その後レーザー光を照射することにより模様を形成し、意匠性を向上させた装飾体1を得ることが可能であり、ゴム材及び/若しくは熱可塑性樹脂材よりなる装飾体を用いたものであれば、あらゆる製品の表面を装飾加工する場合に適用することができる。
また、実施形態1乃至実施形態3では、装飾体1の表面に形成する模様をシボ模様としたが、これ以外にもレーザー光501の照射パターンを変更することにより、文字や図形等の他の模様を形成することが可能である。
本発明の実施形態1に係る装飾体を用いた自動車用ウェザーストリップの斜視図である。 図1に示す自動車用ウェザーストリップの製造工程を示す図である。 図2に示す製造工程のうち、レーザー光照射工程を示す図である。 本発明の実施形態2に係る装飾体を用いた外壁目地用ガスケットが建築用ボード間に嵌入された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態3に係る装飾体の斜視図である。 従来例に係る自動車用ウェザーストリップの斜視図である。
符号の説明
1 装飾体
10 自動車用ウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 保持リップ部
14 オープニングシール部
20 外壁目地用ガスケット
21 柱部
22 シールリップ部(先端リップ)
23 シールリップ部(中間リップ)
24 シールリップ部(後端リップ)
25 天板部
30 建築用ボード
40 桟木
100 押出装置
200 加硫装置
300 引取装置
400 スエード調加工処理装置
500 レーザー光照射装置
501 レーザー光
502 中空部マスキング
600 塗布装置

Claims (11)

  1. ゴム及び/若しくは熱可塑性樹脂よりなる基材を有し、基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施した装飾体において、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光を照射することにより模様を形成してなることを特徴とする装飾体。
  2. 前記スエード調加工処理は、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理により、装飾体の表面に微細な凹凸を形成することを特徴とする請求項1に記載の装飾体。
  3. 前記模様は、シボ模様であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装飾体。
  4. 前記装飾体は、自動車用ウェザーストリップの外表面の構成部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の装飾体。
  5. 前記装飾体は、外壁目地用ガスケットの天板部の構成部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の装飾体。
  6. 前記基材は、少なくとも表層部がスポンジ材で形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか一つに記載の装飾体。
  7. ゴム材を加硫後、基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施し、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光を照射することにより模様を形成することを特徴とする装飾体の製造方法。
  8. ゴム及び/若しくは熱可塑性樹脂よりなる基材を有する装飾体を押出成形後、基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施し、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光を照射することにより模様を形成することを特徴とする装飾体の製造方法。
  9. ゴム材を押出成形した後に加硫し、少なくとも表層部がスポンジゴム材で形成された基材の表面に微細な凹凸を形成するスエード調加工処理を施し、前記スエード調加工処理後の表面にレーザー光を照射することにより模様を形成することを特徴とする装飾体の製造方法。
  10. 前記スエード調加工処理は、ショットブラスト処理、バフ掛け処理、又はシボローラー処理により、装飾体の表面に微細な凹凸を形成することを特徴とする請求項7乃至請求項9のうちいずれか一つに記載の装飾体の製造方法。
  11. 前記模様形成後の表面に、シリコン又はウレタン塗料を塗布することを特徴とする請求項7乃至請求項10のうちいずれか一つに記載の装飾体の製造方法。
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