JPH0621908Y2 - 組合式ドライアイス収容部付包装用紙箱 - Google Patents

組合式ドライアイス収容部付包装用紙箱

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JPH0621908Y2
JPH0621908Y2 JP19840587U JP19840587U JPH0621908Y2 JP H0621908 Y2 JPH0621908 Y2 JP H0621908Y2 JP 19840587 U JP19840587 U JP 19840587U JP 19840587 U JP19840587 U JP 19840587U JP H0621908 Y2 JPH0621908 Y2 JP H0621908Y2
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JP
Japan
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paper box
dry ice
partition
side wall
tip
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JP19840587U
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典之 島津
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THE PACK CO., LTD.
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THE PACK CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、包装用紙箱、とくにアイスクリームやシャ
ーベット等の冷菓あるいはケーキやシュークリーム等を
持ち帰る際に使用される包装用紙箱に関する。
従来の技術 従来、アイスクリームやシャーベット等の冷菓を購買者
が店頭から持ち帰る際には、包装用紙箱の中にドライア
イスを入れて箱内を低温に保つようにしている。そのた
めに、たとえばドライアイスを収容するための折畳容器
を紙箱とは別途に形成し、この容器を冷菓包装時に紙箱
内に取付けるようにしたものは既に公知である(実開昭
59−191357号公報)。
この考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような折畳容器は小型のものである
ためにこれの組立てに手間が掛かり、ひいては、ケーキ
類の包装を能率良く行うことができないことはもとよ
り、折畳容器は紙箱とは別体に形成されているので、製
作上あるいは使用に供するまでの保管、管理上、若干煩
わしいという難点がある。
この考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、
製作上及び保管、管理上便利であると共に、簡単な折曲
げ操作によって紙箱内にドライアイス収容部を形成する
ことのできる組立式ドライアイス収容部付包装用紙箱を
提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記目的を達成するために、紙箱内に紙箱
と一体の折曲げ自在な仕切り片を設け、この仕切り片を
折曲げることにより、紙箱内隅部にドライアイス収容部
を形成しうるようにしたものである。
さらに詳しく言えば、この考案に係る包装用紙箱は上面
が開口した紙箱本体の隣接する側壁(2)(3)(4)
どうしを連結する連結片のうち少なくとも一つの連結片
(7)の先端に側壁(4)に貼着されない細幅の遊離部
(13)が連設されると共に、この遊離部(13)の先端に縦折
目(14)を介して仕切り片(10)が連設され、この仕切り片
(10)を前記縦折目(14)から内方に折曲げることにより紙
箱内隅部にドライアイス収容部(D)を形成するものと
なされる一方、前記遊離部(13)に、両端を前記縦折目(1
4)に連続せしめた1ないし複数のU字状ないしコ字状等
の屈折形切目(11)(11)が設けられ、該切目(11)(11)によ
り、仕切片(10)の前記折曲げ状態において仕切片(10)と
反対方向に突出しかつ先端縁が側壁(4)に斜状に当接
して仕切り片(10)の折曲げ状態を保持する1ないし複数
個の舌状部(12)(12)が形成されてなることを特徴とする
ものである。
実施例 以下、この考案を図示実施例に基づいて説明する。
図示実施例の包装用紙箱は、その基本的な構造をケーキ
類の組立て式包装用紙箱として一般に用いられている公
知の紙箱の基本構造と同一とするもので、後に詳述する
ように、第3図に示す展開状態から連結片(6)(7)
が隣接する左右両側壁(3)(4)に各々貼着されて偏
平に折畳まれて、使用に供するまでは、この折畳み状態
で輸送、保管され、使用に際しては第1図に示すような
ケーキ類を収容可能とする状態に組立てられるものであ
る。
前記連結片(6)(7)のうち、左側壁(4)に貼着さ
れた連結片(7)は、その先端に左側壁(4)に貼着さ
れない遊離部(13)が連設されると共に、この遊離部(13)
の先端に縦折目(14)を介して仕切り片(10)が連設され、
この仕切り片(10)を縦折目(14)から折曲げることにより
紙箱内隅部にドライアイス収容部(D)を形成するもの
とされている。この仕切り片(10)の長さはその折曲げ状
態において、後側壁(2)の内面に突当たりうる長さに
形成され、ドライアイスの小塊がドライアイス収容部
(D)外に散乱しないようになされている。(15)は、ド
ライアイスの冷気をドライアイス収容部(D)から紙箱
内に充満させるための通気孔である。
一方、前記連結片(7)の遊離部(13)に、両端を前記縦
折目(14)に連続せしめた上下一対の略コ字状の切り目(1
1)(11)が設けられて、仕切り片(10)の折曲げ状態におい
て仕切り片(10)と反対方向に突出しかつ先端縁が左側壁
(4)に斜状に当接して仕切り片(10)の折曲げ状態を保
持する上下一対の舌状部(12)(12)が形成されている。
図中、(1)は底壁で、四周側縁から各折目(30)(30)(3
0)(30)を介して紙箱の周壁を構成する前後左右側壁
(2)(3)(4)(5)が連設され、後側壁(2)の
ドライアイス収容部(D)側の端部にはU字状の断続的
切目(16)(16)が設けられ、当該切目(16)(16)を破断する
ことにより通気孔を形成して、ドライアイスからの冷気
を箱外に排出して紙箱内の過度の冷却を防止するように
なされている。(17)は前後両側壁(2)(5)の上端縁
から折目(33)を介して連設され紙箱の上面開口を閉蓋す
る上蓋片で、その先端縁から折目(35)(35)を介して提手
片(20)(20)が連設されると共に、両端を折目(35)(35)に
連続せしめかつ折目(35)(35)より提手片(20)(20)側に突
出したコ字状の切目(18)(18)が設けられて、提手片(20)
(20)を折目(35)(35)から外方に折曲げることにより、指
を挿入するための提手孔(27)(27)と、上蓋片(17)(17)の
中央先端部に閉蓋状態において他方の上蓋片(17)(17)の
上面又は下面に位置される重合片(19)(19)を形成しうる
ようになされている。(21)は提手片(20)(20)の上端左右
両端部に設けられた係止用切欠部、(23)(24)は左右両側
壁(3)(4)の上端縁から折目(34)(34)を介して連設
された係止片(22)(22)で、該係止片(22)(22)に設けられ
た差込み孔(23)(23)に提手片(20)(20)の両端部(20a)(20
a)を差込んで、紙箱を提げ持つ際に、係止片(22)(22)が
係止用切欠部(21)(21)に係止して、提手片(20)(20)どう
しの重ね合せ状態が確実に保持されて不本意な開蓋が防
止されるようになされている。
また、(8)及び(9)は左右両側壁(3)(4)の前
側壁(5)側の側縁から折目(32)(32)を介して連設され
た連結片で、一方の先端部下端と他方の先端部上端とに
互いの先端部を係止する縦方向の切込み(25)(25)が設け
られている。(26)(26)は左右両側壁(3)(4)を折畳
むための斜状折目である。
上記構成を有する紙箱は、後側壁(2)に連設された連
結片(7)がその遊離部(13)を残して隣接する左側壁
(4)の内面に貼着される点を除いては、従来公知のこ
の種の紙箱と同様に、所定の連結片が予め隣接する側壁
に貼着され、かつ所定の折畳み状態で輸送、保管され、
店頭でケーキ類を包装する直前に第1図に示すような上
面開口の箱形態に組立てられるものである。
そして、ドライアイスを紙箱内に収容するには、第1図
に示すように仕切り片(10)を後側壁(2)側に向けて折
曲げると、舌状部(12)(12)が仕切り片(10)と反対方向に
突出し、その先端が左側壁(4)に斜状に当接すること
により、仕切り片(10)の折曲げ状態が保持されて紙箱内
隅部にドライアイス収容部が形成されるのである。また
ドライアイスを必要としない時は、仕切り片(10)を折曲
げずに左側壁(4)に添わせた状態のままケーキ類を包
装すれば、従来の紙箱と同様に使用できるものである。
なお、上記実施例においては、紙箱内の四隅のひとつだ
けにドライアイス収容部が形成されているが、複数個の
ドライアイス収容部を形成しうるように構成することは
任意になしうる。
考案の効果 この考案は、上述の次第で、紙箱と一体形成された仕切
り片(10)を折曲げることによって、紙箱内隅部にドライ
アイス収容部(D)を形成しうるようになされたもので
あるから、従来の紙箱本体とは別途に形成されたドライ
アイス用容器を用いる紙箱に比べて、保管、取扱い上有
利である。しかも、仕切り片(10)を折曲げることによっ
て、仕切り片(10)と反対方向に突出した舌状部(12)(12)
の先端縁が側壁(4)に斜め状に当接して仕切り片(10)
の折曲げ状態を保持するようになされたものであるか
ら、簡単かつ確実に紙箱内隅部にドライアイス収容部
(D)を形成することができ、持ち帰りの際にドライア
イスを必要とする冷菓、ケーキ類の包装作業の能率を著
しく向上しうる。
また、ドライアイス収容部(D)を形成する仕切り片(1
0)を、従来は裁断時に切捨てられていた部分に形成し
て、製作費を引上げることなくかつ従来と同様に機械的
にこの紙箱を生産でき、製作面においても有利である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図はこの考
案に係る紙箱の使用状態を示す斜視図、第2図は要部水
平断面図、第3図は展開状態平面図である。 (2)……後側壁、(3)……右側壁、(4)……左側
壁、(5)……前側壁、(7)……連結片、(10)……仕
切り片、(11)……切目、(12)……舌状部、(13)……遊離
部、(14)……縦折目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口した紙箱本体の隣接する側壁
    (2)(3)(4)どうしを連結する連結片のうち少な
    くとも一つの連結片(7)の先端に側壁(4)に貼着さ
    れない細幅の遊離部(13)が連設されると共に、この遊離
    部(13)の先端に縦折目(14)を介して仕切り片(10)が連設
    され、この仕切り片(10)を前記縦折目(14)から内方に折
    曲げることにより紙箱内隅部にドライアイス収容部
    (D)を形成するものとなされる一方、前記遊離部(13)
    に、両端を前記縦折目(14)に連続せしめた1ないし複数
    のU字状ないしコ字状等の屈折形切目(11)(11)が設けら
    れ、該切目(11)(11)により、仕切片(10)の前記折曲げ状
    態において仕切片(10)と反対方向に突出しかつ先端縁が
    側壁(4)に斜状に当接して仕切り片(10)の折曲げ状態
    を保持する1ないし複数個の舌状部(12)(12)が形成され
    てなることを特徴とする組立式ドライアイス収容部付包
    装用紙箱。
JP19840587U 1987-12-25 1987-12-25 組合式ドライアイス収容部付包装用紙箱 Expired - Lifetime JPH0621908Y2 (ja)

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JPH01100770U JPH01100770U (ja) 1989-07-06
JPH0621908Y2 true JPH0621908Y2 (ja) 1994-06-08

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JP19840587U Expired - Lifetime JPH0621908Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 組合式ドライアイス収容部付包装用紙箱

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JP (1) JPH0621908Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207819A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Package Nakazawa:Kk 包装箱の備品収納構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008207819A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Package Nakazawa:Kk 包装箱の備品収納構造

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JPH01100770U (ja) 1989-07-06

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