JPH06218822A - 圧着装置 - Google Patents
圧着装置Info
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- JPH06218822A JPH06218822A JP1017893A JP1017893A JPH06218822A JP H06218822 A JPH06218822 A JP H06218822A JP 1017893 A JP1017893 A JP 1017893A JP 1017893 A JP1017893 A JP 1017893A JP H06218822 A JPH06218822 A JP H06218822A
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- crimping
- door trim
- die
- crimping device
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トリム本体に装飾シートを圧着する圧着装置
において、装飾シートに形成されるセットピンのピン孔
跡が製品表面に現われるのを防止することにより、見栄
えを向上させることを目的とする。 【構成】 装飾シート３０をセットする圧着用下型５０
の外周に設置される木目込み用バー５３と、最外方に設
置されるガイド部材５５との間に装飾シート３０の保持
を行なう装飾シート保持手段６０を設置することによ
り、セットピン６３によるピン孔跡がドアトリム本体２
０の木目込み用溝部２３内に位置するようにする。
において、装飾シートに形成されるセットピンのピン孔
跡が製品表面に現われるのを防止することにより、見栄
えを向上させることを目的とする。 【構成】 装飾シート３０をセットする圧着用下型５０
の外周に設置される木目込み用バー５３と、最外方に設
置されるガイド部材５５との間に装飾シート３０の保持
を行なう装飾シート保持手段６０を設置することによ
り、セットピン６３によるピン孔跡がドアトリム本体２
０の木目込み用溝部２３内に位置するようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアトリム
等の自動車用内装部品の製作に使用する圧着装置に関す
るもので、特に、トリム本体の表面所定箇所に装飾シー
トを圧着加工するのに好適な圧着装置に関する。
等の自動車用内装部品の製作に使用する圧着装置に関す
るもので、特に、トリム本体の表面所定箇所に装飾シー
トを圧着加工するのに好適な圧着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、自動車室内の居住性を高めるため
に、自動車用ドアトリム等の内装部品の材質をグレード
アップさせるか、あるいは、クロス等の装飾シートをド
アトリム本体表面の所定箇所に装着する方法が試みられ
ている。
に、自動車用ドアトリム等の内装部品の材質をグレード
アップさせるか、あるいは、クロス等の装飾シートをド
アトリム本体表面の所定箇所に装着する方法が試みられ
ている。
【０００３】図７は、自動車用ドアトリムの構成の概要
を示すもので、自動車用ドアトリム１は、所要形状に成
形された芯材２の表面に表皮材３を貼着一体化して形成
されるドアトリム本体４と、このドアトリム本体４の表
面所定箇所に装飾性をさらに付与するために装着される
装飾シート５とから構成されている。
を示すもので、自動車用ドアトリム１は、所要形状に成
形された芯材２の表面に表皮材３を貼着一体化して形成
されるドアトリム本体４と、このドアトリム本体４の表
面所定箇所に装飾性をさらに付与するために装着される
装飾シート５とから構成されている。
【０００４】そして、装飾シート５の素材としては、表
面外観，表面感触の優れた合皮，クロス等が使用されて
おり、この装飾シート５の端末処理構造として、ドアト
リム本体４に木目込み用溝部４ａを凹設しておき、装飾
シート５の周縁端末５ａを木目込み用溝部４ａ内に圧入
することにより、装飾シート５の端末処理を施してい
る。
面外観，表面感触の優れた合皮，クロス等が使用されて
おり、この装飾シート５の端末処理構造として、ドアト
リム本体４に木目込み用溝部４ａを凹設しておき、装飾
シート５の周縁端末５ａを木目込み用溝部４ａ内に圧入
することにより、装飾シート５の端末処理を施してい
る。
【０００５】上記装飾シート５の装着方法としては、図
８に示すように、圧着用上型６の型面上にドアトリム本
体４をセットするとともに、圧着用下型７の型面上に装
飾シート５をその表面側を下側に向けてセットする。
８に示すように、圧着用上型６の型面上にドアトリム本
体４をセットするとともに、圧着用下型７の型面上に装
飾シート５をその表面側を下側に向けてセットする。
【０００６】なお、圧着用下型７の外周には、装飾シー
ト５の端末５ａを木目込み用溝部４ａ内に圧入するため
の木目込み用バー７ａと、プレカットされた装飾シート
５を圧着用下型７の所定箇所に位置決めするガイド部材
７ｂが設置されている。
ト５の端末５ａを木目込み用溝部４ａ内に圧入するため
の木目込み用バー７ａと、プレカットされた装飾シート
５を圧着用下型７の所定箇所に位置決めするガイド部材
７ｂが設置されている。
【０００７】また、ガイド部材７ｂに沿わせて装飾シー
ト５を所定位置に位置決めした際、その位置で保持させ
るために、圧着用下型７の周縁部にはセットピン８が設
定されている。
ト５を所定位置に位置決めした際、その位置で保持させ
るために、圧着用下型７の周縁部にはセットピン８が設
定されている。
【０００８】そして、図９に示すように、圧着用上下型
６，７の圧着加工により、ドアトリム本体４の所定箇所
に装飾シート５を圧着一体化した後、装飾シート５の周
縁端末５ａを木目込み用バー７ａにより木目込み用溝部
４ａ内に圧入することにより、装飾シート５の圧着加工
が完了する。
６，７の圧着加工により、ドアトリム本体４の所定箇所
に装飾シート５を圧着一体化した後、装飾シート５の周
縁端末５ａを木目込み用バー７ａにより木目込み用溝部
４ａ内に圧入することにより、装飾シート５の圧着加工
が完了する。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、装
飾シート５をドアトリム本体４の所定箇所に装着する
際、圧着用下型７の表面にセットピン８を設定している
関係で、ガイド部材７ｂとセットピン８が離れているた
め、セット作業がやりずらく、円滑な作業性が得られな
いとともに、例えば、合皮を装飾シート５として使用す
る場合、セットピン８によるピン孔が合皮に開いてしま
い、このピン孔跡は木目込み用溝部４ａ内に入らず製品
表面にあらわれるため、外観意匠性を著しく低下させる
という不具合が指摘されている。
飾シート５をドアトリム本体４の所定箇所に装着する
際、圧着用下型７の表面にセットピン８を設定している
関係で、ガイド部材７ｂとセットピン８が離れているた
め、セット作業がやりずらく、円滑な作業性が得られな
いとともに、例えば、合皮を装飾シート５として使用す
る場合、セットピン８によるピン孔が合皮に開いてしま
い、このピン孔跡は木目込み用溝部４ａ内に入らず製品
表面にあらわれるため、外観意匠性を著しく低下させる
という不具合が指摘されている。
【００１０】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的とするところは、トリム本体
に装飾シートを装着する際に使用する圧着装置におい
て、装飾シートのセット作業が円滑に行なえ、かつ装飾
シート表面にセットピンのピン孔跡が目立たず、意匠性
を高めた圧着装置を提供することにある。
れたもので、本発明の目的とするところは、トリム本体
に装飾シートを装着する際に使用する圧着装置におい
て、装飾シートのセット作業が円滑に行なえ、かつ装飾
シート表面にセットピンのピン孔跡が目立たず、意匠性
を高めた圧着装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、トリム本体をセットする昇降可能な圧着
用上型と、装飾シートをセットする昇降可能な圧着用下
型とから構成され、上記下型の外側に木目込み用バーと
ガイド部材とを備えた圧着装置において、前記木目込み
用バーとガイド部材との間に圧着用下型と連携して昇降
する装飾シート保持手段が設置されていることを特徴と
する。
に、本発明は、トリム本体をセットする昇降可能な圧着
用上型と、装飾シートをセットする昇降可能な圧着用下
型とから構成され、上記下型の外側に木目込み用バーと
ガイド部材とを備えた圧着装置において、前記木目込み
用バーとガイド部材との間に圧着用下型と連携して昇降
する装飾シート保持手段が設置されていることを特徴と
する。
【００１２】
【作用】以上の構成から明らかなように、装飾シートを
圧着用下型に位置決め固定する装飾シート保持手段が、
木目込み用バーとガイド部材との間に設置されているた
め、装飾シートのセット作業がやりやすくなるととも
に、ピン孔跡が形成される部分の装飾シートは木目込み
用溝部内に入り込んでいるため、外部に目立つことがな
い。
圧着用下型に位置決め固定する装飾シート保持手段が、
木目込み用バーとガイド部材との間に設置されているた
め、装飾シートのセット作業がやりやすくなるととも
に、ピン孔跡が形成される部分の装飾シートは木目込み
用溝部内に入り込んでいるため、外部に目立つことがな
い。
【００１３】
【実施例】以下、本発明による圧着装置の実施例につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１４】図１は本発明に係る圧着装置を使用して装
飾シートをトリム本体に装着したドアトリムの構成を示
す断面図、図２は本発明による圧着装置の一実施例の構
成を示す断面図、図３ないし図５は本発明に係る圧着装
置を使用した装飾シートの圧着加工における各工程を示
す断面図、図６は本発明に係る圧着装置の第２実施例の
構成を示す要部断面図である。
飾シートをトリム本体に装着したドアトリムの構成を示
す断面図、図２は本発明による圧着装置の一実施例の構
成を示す断面図、図３ないし図５は本発明に係る圧着装
置を使用した装飾シートの圧着加工における各工程を示
す断面図、図６は本発明に係る圧着装置の第２実施例の
構成を示す要部断面図である。
【００１５】図１において、自動車用ドアトリム１０
は、所望の曲面形状に成形されているドアトリム本体２
０と、このドアトリム本体２０の表面所定箇所に装着さ
れる装飾シート３０とから大略構成されている。
は、所望の曲面形状に成形されているドアトリム本体２
０と、このドアトリム本体２０の表面所定箇所に装着さ
れる装飾シート３０とから大略構成されている。
【００１６】さらに詳しくは、上記ドアトリム本体２０
は、ポリプロピレン樹脂（所望ならばタルク等を混入し
たポリプロピレン複合樹脂）をスタンピングモールド工
法により所要形状に成形してなる芯材２１と、この芯材
２１の表面側に一体成形される表皮材２２とからなり、
上記表皮材２２は、ポリプロピレンフォーム，ポリエチ
レンフォーム等の発泡層をＡＢＳ混入ＰＶＣシート等の
表皮シート裏面にラミネートした積層体が使用されてい
る。
は、ポリプロピレン樹脂（所望ならばタルク等を混入し
たポリプロピレン複合樹脂）をスタンピングモールド工
法により所要形状に成形してなる芯材２１と、この芯材
２１の表面側に一体成形される表皮材２２とからなり、
上記表皮材２２は、ポリプロピレンフォーム，ポリエチ
レンフォーム等の発泡層をＡＢＳ混入ＰＶＣシート等の
表皮シート裏面にラミネートした積層体が使用されてい
る。
【００１７】そして、上記ドアトリム本体２０には、装
飾シート３０の周縁形状に沿って木目込み用溝部２３が
凹設されており、この木目込み用溝部２３は芯材２１の
モールドプレス成形時、同時に成形されている。
飾シート３０の周縁形状に沿って木目込み用溝部２３が
凹設されており、この木目込み用溝部２３は芯材２１の
モールドプレス成形時、同時に成形されている。
【００１８】一方、装飾シート３０は、ベルベット，ジ
ャージ，トリコット，モケット等、任意仕様のクロス、
あるいは合皮が使用され、表皮材２２と装飾シート３０
の外観上の対比効果により、製品の意匠性を高めてい
る。尚、実施例では合皮を使用している。
ャージ，トリコット，モケット等、任意仕様のクロス、
あるいは合皮が使用され、表皮材２２と装飾シート３０
の外観上の対比効果により、製品の意匠性を高めてい
る。尚、実施例では合皮を使用している。
【００１９】また、この装飾シート３０の周縁端末部３
０ａは、ドアトリム本体２０に形成されている木目込み
用溝部２３内に圧入されてその端末処理が行なわれてお
り、装飾シート３０周縁端末部分の見栄えを向上させて
いる。
０ａは、ドアトリム本体２０に形成されている木目込み
用溝部２３内に圧入されてその端末処理が行なわれてお
り、装飾シート３０周縁端末部分の見栄えを向上させて
いる。
【００２０】次いで、図２ないし図５に基づいて、装飾
シート３０をドアトリム本体２０に装着する方法につい
て説明する。
シート３０をドアトリム本体２０に装着する方法につい
て説明する。
【００２１】まず、装飾シート３０の装着加工に際し、
図２に示す圧着装置を使用する。
図２に示す圧着装置を使用する。
【００２２】図２において、この圧着装置は、ドアトリ
ム本体２０側をセットする圧着用上型４０と、装飾シー
ト３０側をセットする圧着用下型５０とから大略構成さ
れ、上記圧着用上型４０は、昇降用シリンダ４１により
上下動可能に構成されているとともに、真空吸引力を利
用した吸着パッド４２によりドアトリム本体２０を確実
に保持するように構成されている。
ム本体２０側をセットする圧着用上型４０と、装飾シー
ト３０側をセットする圧着用下型５０とから大略構成さ
れ、上記圧着用上型４０は、昇降用シリンダ４１により
上下動可能に構成されているとともに、真空吸引力を利
用した吸着パッド４２によりドアトリム本体２０を確実
に保持するように構成されている。
【００２３】一方、圧着用下型５０は、下側テーブル５
１にスプリング５２を介して、所定値以上のプレス圧が
加わった場合、下方向に可動でき、プレス圧を解除した
ならば、スプリング５２のバネ圧により元位置に復帰す
るように構成されているとともに、この圧着用下型５０
の外周に木目込み用バー５３がブラケット５４を介して
下側テーブル５１に固定されているとともに、装飾シー
ト３０の位置決めを行なうガイド部材５５が、その外側
にスプリング５６を介して下側テーブル５１に取付けら
れている。
１にスプリング５２を介して、所定値以上のプレス圧が
加わった場合、下方向に可動でき、プレス圧を解除した
ならば、スプリング５２のバネ圧により元位置に復帰す
るように構成されているとともに、この圧着用下型５０
の外周に木目込み用バー５３がブラケット５４を介して
下側テーブル５１に固定されているとともに、装飾シー
ト３０の位置決めを行なうガイド部材５５が、その外側
にスプリング５６を介して下側テーブル５１に取付けら
れている。
【００２４】さらに、本発明による圧着装置は、木目込
み用バー５３とガイド部材５５との間に装飾シート保持
手段６０を設置したことが特徴である。
み用バー５３とガイド部材５５との間に装飾シート保持
手段６０を設置したことが特徴である。
【００２５】すなわち、この装飾シート保持手段６０
は、下側テーブル５１に取付けられたエアシリンダ６１
と、このエアシリンダ６１に駆動されるセットピン６３
を備えた上下動部材６２とから構成されている。
は、下側テーブル５１に取付けられたエアシリンダ６１
と、このエアシリンダ６１に駆動されるセットピン６３
を備えた上下動部材６２とから構成されている。
【００２６】そして、この装飾シート保持手段６０のエ
アシリンダ６１は、圧着用下型５０の上下動に連携して
作動するように制御される。
アシリンダ６１は、圧着用下型５０の上下動に連携して
作動するように制御される。
【００２７】次いで、図３ないし図５に基づいて、ドア
トリム本体２０に装飾シート３０を圧着加工する各工程
について説明する。
トリム本体２０に装飾シート３０を圧着加工する各工程
について説明する。
【００２８】まず、図３に示すように、ドアトリム本体
２０を圧着用上型４０にセットするが、このとき吸着パ
ッド４２によりドアトリム本体２０は圧着用上型４０の
型面所定位置に位置決めされている。
２０を圧着用上型４０にセットするが、このとき吸着パ
ッド４２によりドアトリム本体２０は圧着用上型４０の
型面所定位置に位置決めされている。
【００２９】なお、このとき装飾シート３０の装着予定
部分には予め接着剤が塗布，乾燥されている。
部分には予め接着剤が塗布，乾燥されている。
【００３０】一方、圧着用下型５０に装飾シート３０を
セットするには、ガイド部材５５に沿わせて、装飾シー
ト３０を位置決めすればよく、位置決めした状態で装飾
シート３０を装飾シート保持手段６０のセットピン６３
に突き刺して、装飾シート３０の位置決めを完了する。
セットするには、ガイド部材５５に沿わせて、装飾シー
ト３０を位置決めすればよく、位置決めした状態で装飾
シート３０を装飾シート保持手段６０のセットピン６３
に突き刺して、装飾シート３０の位置決めを完了する。
【００３１】このように、圧着用上下型４０，５０にド
アトリム本体２０および装飾シート３０をそれぞれセッ
トすれば、図４に示すように、昇降用シリンダ４１が駆
動して、圧着用上型４０が下降を始め、圧着用上下型４
０，５０の圧着によりドアトリム本体２０の表面所定箇
所に装飾シート３０が接着剤を介して圧着一体化され
る。
アトリム本体２０および装飾シート３０をそれぞれセッ
トすれば、図４に示すように、昇降用シリンダ４１が駆
動して、圧着用上型４０が下降を始め、圧着用上下型４
０，５０の圧着によりドアトリム本体２０の表面所定箇
所に装飾シート３０が接着剤を介して圧着一体化され
る。
【００３２】そして、圧着工程が完了すれば、次いで、
昇降用シリンダ４１の駆動により、圧着用上型４０がさ
らに下降動作するが、このとき、圧着用下型５０は、ス
プリング５２のバネ圧に対して、スプリング５２が収縮
して、圧着用下型５０も下降するとともに、装飾シート
保持手段６０の上下動部材６２もエアシリンダ６１の動
作により下降して、相対的に木目込み用バー５３が上昇
する形となり、装飾シート３０の端末３０ａを木目込み
用溝部２３内に圧入する（図５参照）。
昇降用シリンダ４１の駆動により、圧着用上型４０がさ
らに下降動作するが、このとき、圧着用下型５０は、ス
プリング５２のバネ圧に対して、スプリング５２が収縮
して、圧着用下型５０も下降するとともに、装飾シート
保持手段６０の上下動部材６２もエアシリンダ６１の動
作により下降して、相対的に木目込み用バー５３が上昇
する形となり、装飾シート３０の端末３０ａを木目込み
用溝部２３内に圧入する（図５参照）。
【００３３】なお、このときガイド部材５５もスプリン
グ５６の収縮により下降する。
グ５６の収縮により下降する。
【００３４】そして、この木目込み工程が完了すれば、
昇降用シリンダ４１の動作により圧着用上型４０が元位
置まで上昇し、それに応じて圧着用下型５０も元位置に
復帰し、装飾シート保持手段６０もエアシリンダ６１の
動作により元位置に復帰する。
昇降用シリンダ４１の動作により圧着用上型４０が元位
置まで上昇し、それに応じて圧着用下型５０も元位置に
復帰し、装飾シート保持手段６０もエアシリンダ６１の
動作により元位置に復帰する。
【００３５】このように、本発明に係る圧着装置を使用
した装飾シート３０の圧着加工によれば、装飾シート保
持手段６０のセットピン６３が突き刺さった装飾シート
３０のピン孔跡は、図５に示すように、ドアトリム本体
２０の木目込み用溝部２３内に位置することになり、従
来のようにピン孔が製品表面に目立つことがなく、装飾
シート３０の周縁部分の体裁が著しく向上し、意匠性が
向上する。
した装飾シート３０の圧着加工によれば、装飾シート保
持手段６０のセットピン６３が突き刺さった装飾シート
３０のピン孔跡は、図５に示すように、ドアトリム本体
２０の木目込み用溝部２３内に位置することになり、従
来のようにピン孔が製品表面に目立つことがなく、装飾
シート３０の周縁部分の体裁が著しく向上し、意匠性が
向上する。
【００３６】次いで、図６は本発明に係る圧着装置の別
実施例を示すもので、第１実施例と同一部分には同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
実施例を示すもので、第１実施例と同一部分には同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【００３７】本実施例における圧着装置は、装飾シート
保持手段６０のセットピン６３に装飾シート３０を自動
的にセットする作業を行なうものである。
保持手段６０のセットピン６３に装飾シート３０を自動
的にセットする作業を行なうものである。
【００３８】すなわち、ガイド部材５５の外側に装飾シ
ート３０の端末を下方向に押圧する略Ｌ字状の押圧部材
７０がシリンダ７１と接続されている。
ート３０の端末を下方向に押圧する略Ｌ字状の押圧部材
７０がシリンダ７１と接続されている。
【００３９】したがって、作業者は装飾シート３０を圧
着用下型５０にセットする際、ガイド部材５５を目安と
して適切位置に装飾シート３０を置くだけで、押圧部材
７０が上下動作して、シート保持手段６０のセットピン
６３に対して装飾シート３０の端末を差し込む動作を自
動的に行なうことになる。
着用下型５０にセットする際、ガイド部材５５を目安と
して適切位置に装飾シート３０を置くだけで、押圧部材
７０が上下動作して、シート保持手段６０のセットピン
６３に対して装飾シート３０の端末を差し込む動作を自
動的に行なうことになる。
【００４０】このように、本実施例による圧着装置を使
用すれば、圧着用下型５０上に装飾シート３０をのせる
だけでよく、セットピン６３への差し込み作業が不要と
なり、セット作業が上述実施例の装置に比べさらに簡略
化できる利点がある。
用すれば、圧着用下型５０上に装飾シート３０をのせる
だけでよく、セットピン６３への差し込み作業が不要と
なり、セット作業が上述実施例の装置に比べさらに簡略
化できる利点がある。
【００４１】更に、セットピン６３は先端が鋭利である
ため、作業セット作業における良好な安全性が確保され
る。
ため、作業セット作業における良好な安全性が確保され
る。
【００４２】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る圧着装
置は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
置は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【００４３】（１）装飾シートの保持手段を、木目込み
用バーとさらにその外方に位置するガイド部材との間に
設置するという構成であるため、装飾シートに形成され
るピン孔は木目込み工程でトリム本体の木目込み用溝部
内に入り込むため、装飾シートに生じるピン孔跡が外部
に目立つことがなく、装飾シート周縁端末部分の見栄え
が著しく向上し、製品の美観向上に役立つという効果を
有する。
用バーとさらにその外方に位置するガイド部材との間に
設置するという構成であるため、装飾シートに形成され
るピン孔は木目込み工程でトリム本体の木目込み用溝部
内に入り込むため、装飾シートに生じるピン孔跡が外部
に目立つことがなく、装飾シート周縁端末部分の見栄え
が著しく向上し、製品の美観向上に役立つという効果を
有する。
【００４４】（２）ガイド部材の至近距離に装飾シート
保持手段が設定されるため、装飾シートのセット作業が
非常にやりやすくなり、作業性が向上するという効果を
有する。
保持手段が設定されるため、装飾シートのセット作業が
非常にやりやすくなり、作業性が向上するという効果を
有する。
【００４５】（３）木目込み用バーとガイド部材との間
に設置される装飾シート保持手段のセットピンに、装飾
シートが自動的に差し込まれる可動シリンダを接続した
押圧部材を設置することにより、圧着用下型の所定箇所
に装飾シートをのせるだけでセットピンの差し込みが自
動的に行なえることにより、装飾シートの作業性が向上
するとともに、安全性も向上するという効果を有する。
に設置される装飾シート保持手段のセットピンに、装飾
シートが自動的に差し込まれる可動シリンダを接続した
押圧部材を設置することにより、圧着用下型の所定箇所
に装飾シートをのせるだけでセットピンの差し込みが自
動的に行なえることにより、装飾シートの作業性が向上
するとともに、安全性も向上するという効果を有する。
【図１】本発明に係る圧着装置を使用して装飾シートを
トリム本体に装着した自動車用ドアトリムの構成を示す
断面図。
トリム本体に装着した自動車用ドアトリムの構成を示す
断面図。
【図２】本発明に係る圧着装置の一実施例の構成を示す
断面図。
断面図。
【図３】図２に示す圧着装置にトリム本体と装飾シート
とをそれぞれセットした状態を示す断面図。
とをそれぞれセットした状態を示す断面図。
【図４】図２に示す圧着装置における圧着工程を示す断
面図。
面図。
【図５】図２に示す圧着装置における木目込み工程を示
す断面図。
す断面図。
【図６】本発明に係る圧着装置の別実施例の構成を示す
要部断面図。
要部断面図。
【図７】自動車用ドアトリムの一般構成を示す断面図。
【図８】従来の圧着装置の構成を示す断面図。
【図９】従来の圧着加工工程を示す断面図。
１０ 自動車用ドアトリム ２０ ドアトリム本体 ２１ 芯材 ２２ 表皮材 ２３ 木目込み用溝部 ３０ 装飾シート ３０ａ 端末 ４０ 圧着用上型 ４１ 昇降用シリンダ ４２ 吸着パッド ５０ 圧着用下型 ５１ 下側テーブル ５２ スプリング ５３ 木目込み用バー ５４ ブラケット ５５ ガイド部材 ５６ スプリング ６０ 装飾シート保持手段 ６１ エアシリンダ ６２ 上下動部材 ６３ セットピン ７０ 押圧部材 ７１ シリンダ
Claims (2)
- 【請求項１】 トリム本体（２０）をセットする昇降可
能な圧着用上型（４０）と、装飾シート（３０）をセッ
トする昇降可能な圧着用下型（５０）とから構成され、
上記下型（５０）の外側に木目込み用バー（５３）とガ
イド部材（５５）とを備えた圧着装置において、 前記木目込み用バー（５３）とガイド部材（５５）との
間に圧着用下型（５０）と連携して昇降する装飾シート
保持手段（６０）が設置されていることを特徴とする圧
着装置。 - 【請求項２】 装飾シート保持手段（６０）に装飾シー
ト（３０）を差し込む押圧手段（７０）が付設され、装
飾シート（３０）のセットを自動的に行なうことを特徴
とする請求項１記載の圧着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1017893A JP2833638B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 圧着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1017893A JP2833638B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 圧着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218822A true JPH06218822A (ja) | 1994-08-09 |
| JP2833638B2 JP2833638B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=11743037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1017893A Expired - Lifetime JP2833638B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 圧着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2833638B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001063483A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-13 | T S Tec Kk | 車内装部材の表装材木目込み被着型 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP1017893A patent/JP2833638B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001063483A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-13 | T S Tec Kk | 車内装部材の表装材木目込み被着型 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2833638B2 (ja) | 1998-12-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980916 |