JPH06218603A - バーフィーダ、それを連結したnc旋盤及びバー材供給方法 - Google Patents

バーフィーダ、それを連結したnc旋盤及びバー材供給方法

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JPH06218603A
JPH06218603A JP15233692A JP15233692A JPH06218603A JP H06218603 A JPH06218603 A JP H06218603A JP 15233692 A JP15233692 A JP 15233692A JP 15233692 A JP15233692 A JP 15233692A JP H06218603 A JPH06218603 A JP H06218603A
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義徳 山崎
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秋好 高木
Yoshimori Kondo
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MYANO TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、NC旋盤にバー材を供給するバーフ
ィーダ、それを連結したNC旋盤及びバー材供給方法に
関し、バー材供給において最適な残材処理ができ、ま
た、いわゆる乱尺材をマガジンに収納して用いることの
できるNC旋盤のバーフィーダ、それを連結したNC旋
盤及びバー材供給方法を提供することを目的とする。 【構成】NC旋盤の主軸9と所定の距離をもって連結さ
れたバーフィーダ20において、NC旋盤の主軸9の中
心線延長上にバー材14を移動可能に支持するレール2
6と、バー材14を移動させてNC旋盤にバー材14を
供給するフィードパイプ30と、リミットスイッチ4
4、46、ロータリエンコーダ42を用いてバー材14
のバー材長を計測し、NC旋盤に出力するためのバーフ
ィーダコントローラ52を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC旋盤にバー材を供
給するバーフィーダ、それを連結したNC旋盤及びバー
材供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NC旋盤による製品加工は、NC旋盤に
対してバーフィーダから製品加工用のバー材を供給する
ことにより行われる。バーフィーダは、NC旋盤の主軸
の方向であるZ軸方向にNC旋盤と所定の距離をもって
連結され、NC旋盤の主軸の中心線延長上にバー材を移
動可能に支持し、バー材を移動させてNC旋盤にバー材
を供給する装置である。
【0003】このバーフィーダには、作業者がバー材を
一本ずつバーフィーダにセットするシングルフィーダ
と、複数のバー材を収納できるマガジン(収納棚)を備
え、自動的にバー材をバーフィーダにセットするマガジ
ンフィーダとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
バーフィーダによるNC旋盤へのバー材供給にはバー材
の残材処理等に問題を有している。例えば主軸をZ軸方
向に移動させて所定の個数の製品を加工する主軸摺動型
NC旋盤の場合、バー材の残材長さを常に管理しておか
ないと、残材長さが短すぎる場合には空チャックとなっ
てしまったり、主軸を後退させた際にフィードパイプ先
端をチャックしてしまったりして、主軸やバーフィーダ
に損傷を与えることがある。また、残材長さを製品1個
又は数個分程度余分に見積ることにより機械の損傷を防
ぐとすれば、製品加工材料であるバー材が無駄に使われ
ることになる。特に主軸摺動型NC旋盤の場合には、主
軸でチャッキングされたバー材を加工領域に案内するガ
イドブッシュがある分だけ、残材長さが長くなりがちで
あるので残材処理の管理は重要である。
【0005】また、マガジンフィーダを用いる場合に
は、バー材長さの異なるいわゆる乱尺材を用いての加工
は効率が低下してしまい、マガジンを用いる利点が失わ
れてしまうという問題があった。これは、マガジンに収
納する複数のバー材はあらかじめその長さを揃えておく
必要があり、そのための加工時間の増加等により作業能
率が悪化するという問題にもつながる。
【0006】本発明の目的は、バー材供給において最適
な残材処理ができ、また、いわゆる乱尺材をマガジンに
収納して用いることのできるNC旋盤のバーフィーダ、
それを連結したNC旋盤及びバー材供給方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、バー材のバ
ー材長を計測するバー材長計測手段と、計測された前記
バー材長をNC旋盤に出力するバー材長出力手段と、前
記NC旋盤にバー材を供給するバー材供給手段とを有す
ることを特徴とするバーフィーダによって達成される。
【0008】また、上記目的は、請求項1記載のバーフ
ィーダに連結され、前記バー材長出力手段により入力さ
れた前記バー材長から、前記バー材の製品として加工で
きる長さである有効加工長を計算し、前記有効加工長か
ら、加工すべき製品の長さに応じた前記バー材をチャッ
クする位置であるZ軸開始点を計算する計算手段と、計
算された前記Z軸開始点に移動して位置決めされ、供給
された前記バー材をチャックする主軸と、前記バー材を
チャックした前記主軸を前記Z軸開始点から所定量移動
させて前記製品を加工する加工手段とを有することを特
徴とするバーフィーダを連結したNC旋盤によって達成
される。
【0009】さらに、上記目的は、主軸がZ軸方向に摺
動する主軸摺動型NC旋盤に供給されるバー材のバー材
長を予め計測し、計測された前記バー材長から、前記バ
ー材の製品として加工できる長さである有効加工長を計
算し、前記有効加工長から、加工すべき製品の長さに応
じた前記バー材をチャックする位置であるZ軸開始点を
計算し、計算された前記Z軸開始点に前記主軸を移動さ
せて位置決めし、前記主軸摺動型NC旋盤に供給された
前記バー材を前記主軸にチャックし、前記バー材をチャ
ックした前記主軸を前記Z軸開始点から所定量移動させ
て前記製品を加工し、前記バー材長と前記有効加工長の
差である前記バー材の残材長を最短にすることを特徴と
するバー材供給方法によって達成される。
【0010】
【作用】本発明によれば、バー材長を自動的に計測し、
計測したバー材長の値をNC装置に出力してバー材供給
を制御することができるので、最適な残材長になるまで
製品加工ができるバー材供給方法を実現できる。また、
長さの異なる複数のバー材のそれぞれのバー材長を計測
することができるので、いわゆる乱尺材をマガジンに収
納して用いることもできるようになる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例によるNC旋盤のバーフィ
ーダ及びバー材供給方法を図1乃至図7を用いて説明す
る。本実施例においては、主軸摺動型NC旋盤と連結さ
せたバーフィーダについて説明する。本実施例によるバ
ーフィーダ20の構造を図1を用いて説明する。図1
(a)は主軸摺動型NC旋盤に接続したバーフィーダ2
0の正面図、図1(b)は平面図である。図1(b)で
は主軸摺動型NC旋盤の記載は省略している。
【0012】バーフィーダ20の台枠22は2本の脚2
4に支えられ、主軸摺動型NC旋盤の主軸台8の摺動方
向であるZ軸方向に台枠22の長手方向を一致させて設
置されている。バーフィーダ20の台枠22の長手方向
一端部と主軸摺動型NC旋盤のベッド2端部はスペーサ
48で連結されている。スペーサ48により、バーフィ
ーダ20と主軸摺動型NC旋盤との間が所定の距離に保
たれるようになっている。
【0013】台枠22上部長手方向には主軸摺動型NC
旋盤の主軸9の中心軸に一致して移動するバー材14を
移動可能に支持するレール26が取り付けられている。
台枠22上方にはレール26に並列してマガジン50が
取り付けられている。マガジン50の棚部はレール26
に向かって下方に傾斜して設けられ、棚部には乱尺材で
ある複数のバー材14が並べられ、順次バー材14をレ
ール26上に供給できるようになっている。
【0014】主軸摺動型NC旋盤側と反対側である台枠
22の長手方向他端部上には、フィードパイプ30又は
スライダ32のいずれか一方を保持しつつ、レール26
に沿って、レール26と干渉し合うことなく移動可能な
移動体28が取り付けられている。移動体28がレール
26に沿って移動することにより、保持したフィードパ
イプ30又はスライダ32はレール26上を移動するこ
とができる。
【0015】移動体28は、台枠22の両端部近傍に取
り付けられたスプロケット38、40に掛けられたチェ
ーン36に取り付けられている。台枠22中に設けら
れ、スプロケット38に連結されたモータ34を駆動さ
せてチェーン36を駆動させることにより移動体28を
レール26に沿って移動させることができるようになっ
ている。
【0016】移動体28に保持され、移動体28の移動
に伴ってレール26上を移動するフィードパイプ30の
先端は、レール26上に載せられたバー材14の一端部
を保持できるようにフィンガーチャック31が取り付け
られている。バー材14の一端部をフィードパイプ30
のフィンガーチャック31に保持させる際には、クラン
プ装置(図示せず)によりバー材14をクランプしてお
くようになっている。フィードパイプ30に保持された
バー材14は、フィードパイプ30の移動によりレール
26上を移動して主軸摺動型NC旋盤に搬送される。
【0017】移動体28によりレール26上に保持され
ないフィードパイプ30又はスライダ32のいずれかは
台枠22長手方向他端部上の所定位置に退避させられる
ようになっている。移動体28に保持されたフィードパ
イプ30又はスライダ32の原点位置等を検出するため
に、台枠22の両端部近辺にリミットスイッチ44、4
6が設けられている。リミットスイッチ44は、移動体
28が後退できる限界を検知するために用いられる。主
軸摺動型NC旋盤側のリミットスイッチ46近傍には先
端ストッパ47が取り付けられている。先端ストッパ4
7はレール26の端部でバー材14の移動路を開閉でき
るように設けられている。先端ストッパ47を動作させ
てレール26のバー材14の移動路を閉鎖してから、移
動してきたバー材14先端が先端ストッパ47に当ると
リミットスイッチ46がオンするようになっている。
【0018】移動体28に保持されたフィードパイプ3
0は、移動体28が前進してリミットスイッチ46近傍
にまで達したときに、フィードパイプ30先端が主軸摺
動型NC旋盤の主軸9のチャック10手前まで達する長
さを有している。スライダ32は、マガジン50から取
り出されてレール26上にセットされたバー材14を押
してスライダ32より長さが長いフィードパイプ30が
レール26上にセットできるようにするために用いられ
る。
【0019】スプロケット38には移動体28の移動量
を測定するためにスプロケット38の回転角を検出する
ロータリエンコーダ42が取り付けられている。バーフ
ィーダ22には、NC装置と信号の送受信を行うバーフ
ィーダコントローラ52が取り付けられている。バーフ
ィーダコントローラ52にはリミットスイッチ44、4
6からの信号、及びロータリエンコーダ42からの信号
を入力又は計数する数種のカウンタ及び演算部が組込ま
れている。これらリミットスイッチ44、46からの信
号、或いはロータリエンコーダ42からの信号、さらに
バーフィーダコントローラ52に記憶されている数種の
定数データにより、バーフィーダコントローラ52内で
バー材14のバー材長が計算されて主軸摺動型NC旋盤
のNC装置に出力されるようになっている。
【0020】主なカウンタ(図示せず)としては、NO
1からNO4の番号を付したカウンタが設けられてい
る。NO1カウンタは、スライダ32又はフィードパイ
プ30が最後端に戻るとリセットされ、NC旋盤側に移
動するに従ってロータリエンコーダ42により数値が増
大する、スライダ32又はフィードパイプ30の絶対位
置を計測するカウンタである。
【0021】NO2カウンタは、バー材14先端が先端
ストッパ47に当たり、リミットスイッチ46がオンす
ることによりセットされ、カウントを開始する。スライ
ダ32又はフィードパイプ30の移動によりロータリエ
ンコーダ42のパルスが入力され、バー材14がロータ
リガイドブッシュ16際まで前進すると、NO2カウン
タの設定による移動量だけ移動したことになりカウント
アップする。バーフィーダコントローラ52はこれを受
けてNC装置にバー材交換完了信号を出力し、NC装置
は主軸9にバー材をチャックさせてバー材14の先端切
りを行う位置まで前進させ、トップカット加工を開始す
るようになっている。
【0022】トップカット位置は主軸9がバー材14を
チャックして所定量移動した位置であり、トップカット
量は主軸9がバー材14をチャックした位置とNO2カ
ウンタの設定による移動量により決定される定数であ
る。NO3カウンタはバー材14の入替中はリセットさ
れており、バー材14を加工しているときに動作する。
バー材14を加工して製品を1個加工するごとにNC装
置からバーフィーダコントローラ52に1回信号(加工
プログラム終了信号)が入るようになっており、この信
号によりカウント値をクリアして、また直ぐにセットさ
れる。製品を1個加工するのに必要なだけバー材14が
前進したか、又は必要以上に前進しなかったかを監視す
るためのカウンタである。このカウンタの設定データは
NC装置からバーフィーダコントローラ52に送られる
ワーク長さデータを基にして入力される。
【0023】NO4カウンタは、NC装置がバー材14
のトップカット(先端切り)を行い、次に最初の製品の
加工を始めるときにセットされ、カウントアップする
と、次の製品を加工する長さがない、即ちバーエンドで
あることをNC装置に知らせる。このカウンタの設定デ
ータは、NC装置からバーフィーダコントローラ52に
送られてくる有効加工長さとワーク長さのデータから一
定量を引いた値が自動的に入力されるようになってい
る。NO4カウンタのカウントアップ等によりバーエン
ドが検出されると、残材となったバー材14を保持して
いるフィードパイプ30を移動体28を後退させること
により後退させ、NC旋盤からバー材14を引き抜いて
残材を排出する。
【0024】次に上記バーフィーダ20と連結した主軸
摺動型NC旋盤について簡単に説明する。主軸摺動型N
C旋盤は、工作物を保持して工作物と共に回転する主軸
が、工作物の回転軸方向であるZ軸方向に摺動可能にな
っている点に特徴を有している。ベッド2上に主軸台8
がZ軸方向に摺動可能に搭載されている。主軸台8内に
は回転可能に支持された主軸9が取り付けられている。
ベッド2には主軸台8をZ軸方向に送るためのZ軸送り
ねじ4が取付けられている。Z軸送りねじ4はZ軸送り
モータ6により回転させられ、Z軸送りねじ4が回転す
ることによりベッド2上の主軸台8がZ軸方向に移動す
ることができるようになっている。
【0025】主軸9はベルト11を介してメインモータ
(図示せず)に連結され、メインモータを駆動させるこ
とにより主軸9を回転させることができるようになって
いる。主軸9のバーフィーダ22側の一端に設けられた
シリンダ12側から、主軸9の回転中心に沿って主軸9
内を貫通してバー材14が保持されるようになってい
る。バー材14は主軸9の他の一端に設けられたチャッ
ク10により主軸9に固定され、主軸9の回転と共に回
転させられ、また主軸台8のZ軸方向の移動と共に移動
させられるようになっている。
【0026】主軸台8の摺動範囲の+Z軸方向の端部の
ベッド2にはロータリガイドブッシュ支持台15が固定
されている。ロータリガイドブッシュ支持台15には、
バー材14の回転軸の延長上に開口中心を有し、バー材
14の回転保持手段であるロータリガイドブッシュ16
が取り付けられている。主軸9を+Z軸方向に移動させ
ることにより、主軸9に回転保持されたバー材14はロ
ータリガイドブッシュ16内に導入されてロータリガイ
ドブッシュ16に支持され、ロータリガイドブッシュ1
6端部から突出する。ロータリガイドブッシュ16端部
から突出したバー材14は、ロータリガイドブッシュ1
6端部近傍の加工領域においてZ軸方向に直交するX方
向に移動可能なバイト等の工具18によって加工され
る。
【0027】次に、本実施例のバーフィーダ20による
バー材長の計測方法を図2を用いて説明する。まず、台
枠22の長手方向他端部上にスライダ32を保持して移
動体28が停止している(図2(a))。このとき、ス
ライダ32の先端位置をスライダ32の原位置O1 とす
る。原位置O1 から先端ストッパ47までの距離をL10
とする。L10はあらかじめバーフィーダコントローラ5
2に記憶された定数データである。 スライダ32は、
フィードパイプ30をレール26上にセットできる位置
までバー材14を押出すために、原位置O1 から距離L
11の範囲内で移動できるようになっている。
【0028】移動体28を移動させてレール26上のス
ライダ32を前進させ、レール26上のバー材14を押
す。原位置O1 から距離l1Xだけ移動したところでバー
材14の先端が先端ストッパ47に当り、リミットスイ
ッチ46がオンすると移動体28の前進動作を停止させ
る。リミットスイッチ46がオンするまでに移動体28
に保持されたスライダ32の移動距離l1Xは、スプロケ
ット38に取り付けたロータリエンコーダ42により計
測された回転角を基にしてバーフィーダコントローラ5
2により計算される。原位置O1 から先端ストッパ47
までの距離L10と、求めたスライダ32の移動距離l1X
の差(L10−l1X)がバー材長X1 となる。
【0029】もしもバー材14のバー材長が短くて先端
ストッパ47に当らない場合には、スライダ32を距離
11まで移動させ、次にリミットスイッチ44がオンに
なるまで後退させて原位置O1 に復帰させてスライダ3
2の動作を終了させる。以上の動作を一次導入と呼ぶ。
一次導入によってもバー材長が求まらない場合、即ちバ
ー材長が(L10−L11)よりも短い場合には、フィード
パイプ30を用いた二次導入においてバー材長が求めら
れる(図2(b))。まず、移動体28に保持されたス
ライダ32をフィードパイプ30と交替させて移動体2
8に保持させる。フィードパイプ30の先端を原位置O
2 とする。原位置O2 から先端ストッパ47までの距離
をL20とする。L20はあらかじめバーフィーダコントロ
ーラ52に記憶された定数データである。
【0030】移動体28を前進させてフィードパイプ3
0をレール26上を移動させてバー材14を押す。原位
置O2 から距離l2Xだけ移動したところでバー材14の
先端が先端ストッパ47に当り、リミットスイッチ46
がオンすると移動体28の前進動作を停止させる。リミ
ットスイッチ46がオンするまでに移動体28に保持さ
れたフィードパイプ30の移動距離l2Xは、スプロケッ
ト38に取り付けたロータリエンコーダ42により計測
された回転角を基にしてバーフィーダコントローラ52
により計算される。原位置O2 から先端ストッパ47ま
での距離L20と、求めたフィードパイプ30の移動距離
2Xの差(L20−l2X)がバー材長X2となる。
【0031】このようにして、本実施例によるバーフィ
ーダ20によりバー材長を測定することができる。次に
本実施例によるバーフィーダを用いたバー材加工方法を
図3乃至図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】まず図3を用いて本実施例によるバーフィ
ーダを用いたバー材加工方法の概略を説明する。主軸摺
動型NC旋盤の主軸9のチャック10を開いて主軸9を
所定量後退させる。バーフィーダ20を起動させてマガ
ジン50から新しいバー材14をレール26上に乗せ
て、スライダ32による一次導入またはフィードパイプ
30による二次導入によりバー材長を計測する。次に、
フィードパイプ30によりバー材14を主軸摺動型NC
旋盤の主軸9内を貫通させてロータリガイドブッシュ1
6の際まで導入させる。主軸9のチャック10を閉じて
バー材14を主軸9に固定し、主軸9を前進させてバー
材14をロータリガイドブッシュ16内を貫通させて加
工領域に案内する。突切りバイト等の工具18により加
工領域のバー材14の先端をカットして端面を仕上げる
トップカット加工を行う(ステップ101)。
【0033】主軸摺動型NC旋盤のNC装置のCRTか
ら作業者によって入力された製品長さ等のデータ定義、
及びバーフィーダ20により計測されたバー材長に基づ
いて、加工できる製品の個数等が計算され、及び主軸9
のZ軸位置計算が行われて、バー材14の加工原点が決
められる(ステップ102)。ステップ102で求めた
主軸9のZ軸位置に基づいて主軸台8を移動させて主軸
9のZ軸開始点の位置決めを行う(ステップ103)。
【0034】次に、ユーザが作成した加工プログラムに
従ってバー材14の製品加工を行い、突切りバイトで突
切り、加工プログラムが終了する(ステップ104)。
ステップ105において、加工した製品の個数が加工で
きる製品の個数に等しくなるまでステップ102からス
テップ104が繰り返されるようになっている。加工し
た製品の個数と加工できる製品の個数がとが等しくなる
とバーエンド(加工終了位置)としてバー材14は残材
処理される(ステップ106)。ステップ106ではフ
ィードパイプ30が原点まで戻され、クランプ装置によ
り残材となったバー材14がフィードパイプ30のフィ
ンガーチャック31から外されて残材として処理され
る。
【0035】以上が本実施例によるバーフィーダを用い
たバー材加工方法の概略の説明であるが、以下図4乃至
図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。まず初
めにバーフィーダコントローラ52の自動スタートスイ
ッチをオンして、バーフィーダコントローラ52とNC
装置とをインターフェースさせる。移動体28に保持さ
れているフィードパイプ30をレール26上から退避さ
せてスライダ32と交替させ、フィードパイプ30の替
りにスライダ32を移動体28に保持させる。以下、ス
ライダ32によるバー材14の移動動作工程を一次導入
と呼ぶ。次にマガジン50からバー材14を取り出して
レール26上にセットする。バー材14の先端を検出し
てリミットスイッチ46をオンさせる先端ストッパ47
を動作させて、レール26端のバー材14の移動路に先
端ストッパ47をセットする(ステップ1)。
【0036】モータ34を駆動させて移動体28を前進
させてレール26上でスライダ32を前進させる。スラ
イダ32が前進するとまずスライダ32の先端がレール
26上のバー材14の後端に当り、続いてスライダ32
はそのままバー材14を主軸摺動型NC旋盤側に押出し
続ける(ステップ2)。押出されたバー材14の先端が
先端ストッパ47に当ってリミットスイッチ46がオン
したかを判断する(ステップ3)。
【0037】ステップ3での判断によりリミットスイッ
チ46がオンしていなければ、ステップ7に進んでスラ
イダ32のスライド可能距離L11だけスライダ32が移
動したかどうかを判断する。未だスライダ32がスライ
ド可能距離L11に達していなければステップ2に戻って
スライダ32の前進動作を繰り返す。ステップ3でリミ
ットスイッチ46がオンしたと判断されたらスライダ3
2の前進動作を停止させ、スライダ32の原点からの移
動距離をロータリエンコーダ42によりカウントしたN
O1カウンタの値を読み込み(ステップ4)、前述の方
法を用いてバーフィーダコントローラ52の演算部によ
りバー材長を計算する(ステップ5)。また、主軸摺動
型NC旋盤の加工領域でバー材14先端のトップカット
加工を行うためのバー材14の移動量を決定するNO2
カウンタをセットする。
【0038】計算されたバー材長X1 をバーフィーダコ
ントローラ52から主軸摺動型NC旋盤のNC装置に出
力する。バー材長X1 を受取ったNC装置は、バー材長
1及びワーク長さ等から有効加工長さ等を計算し、バ
ーフィーダコントローラ52にこれらの値を出力する。
ワーク長さは、加工する製品の長さと端面仕入代と突切
バイト幅とを合計した長さであり、製品1個を加工する
ために要するバー材14の長さである。このワーク長さ
は、NO3カウンタにセットされる。
【0039】有効加工長さは、ワーク長さとこのバー材
長から得ることができる製品個数とを掛けたものであ
り、セットされたバー材14の加工終了位置(バーエン
ド)を検出し、最適な残材処理をするために用いられ
る。NO4カウンタに有効加工長さがセットされる。バ
ー材長が計測されると、スライダ32がバー材14を押
して前進できるように先端ストッパ47をリセットして
レール26端のバー材14の移動路を開放する。先端ス
トッパ47のリセットにより、リミットスイッチ46は
オフになる(ステップ6)。
【0040】スライダ32のスライド可能距離L11だけ
スライダ32が移動するまでスライダ32の前進動作を
繰返す(ステップ7)。バー材14を押しながらスライ
ド可能距離L11だけスライダ32が移動したら固定のス
トッパーがありスライダ32は停止する(ステップ
8)。次にトップカット位置検出用のNO2カウンタを
ホールドさせたまま、スライダ32だけを後退させる
(ステップ9)。
【0041】スライダ32を後退させリミットスイッチ
44がオンしてスライダ32が原位置まで戻ったら後退
を停止させて一次導入を終了する。次に、移動体28が
保持していたスライダ32を退避させ、替りにフィード
パイプ30を復帰させて移動体28に保持させる。次に
バー材クランプ装置(図示せず)によりバー材14をク
ランプしてからフィードパイプ30を前進させバー材1
4の二次導入を開始する(ステップ10)。
【0042】フィードパイプ32先端に設けられたフィ
ンガーチャック31によりバー材14の後端部を把持さ
せ、バー材クランプ装置にクランプされていたバー材1
4のクランプを解除(ステップ11)すると同時にトッ
プカット位置検出用のNO2カウンタのホールドを解除
して、フィードパイプ30を前進させ(ステップ1
2)、リミットスイッチ46がオンしたかどうかを判断
する(ステップ13)。もし一次導入において、先端ス
トッパ47にバー材14の先端が到達していない場合
は、この二次導入においてバー材長が計測される。すな
わち、リミットスイッチ46がオンするとステップ4〜
6と同様の動作であるステップ14〜16が実行されて
バー材長が計算され、次にNC装置とのデータの送受信
が行われ、ステップ12にもどってフィードパイプ30
の前進動作が繰り返されるようになる。ステップ13で
リミットスイッチ46がオフである場合には、ステップ
17によりトップカット位置にまでバー材14の先端が
達したかどうかの判断が行われる。この判断は、NO2
カウンタがカウントアップするかどうかで判断される。
ステップ17での判断によりバー材14先端がトップカ
ット位置に達していない場合にはステップ12に戻って
フィードパイプ30の前進動作が繰り返される。バー材
14先端がトップカット位置に達するとブレーキがオン
し、フィードパイプ30は停止され(ステップ18)、
バーフィーダコントローラ52からNC装置にバー材交
換完了信号が出力され(ステップ19)、NC旋盤のチ
ャックが締まるとバーフィーダ20側のブレーキを解除
して(ステップ20)トップカット用のNO2カウンタ
をリセットしバーフィーダ20側のバー材交換動作を完
了する。NC装置はバー材交換完了信号を受取ると(ス
テップ21)、主軸摺動型NC旋盤のチャック10を閉
じてバー材14をチャックし、次に主軸台8を前進させ
てバー材14をロータリガイドブッシュ16内を貫通さ
せて加工領域に案内し、工具18によりバー材14の先
端のトップカット加工を行う(ステップ22)。バー材
14のトップカット加工が終了したら、加工プログラム
にしたがって製品の加工を行うことになる。この製品の
加工において、主軸9の位置決めを行う必要がある。
【0043】ステップ22のトップカット加工を行った
NC装置は、次に、予めユーザによりNC装置のCRT
から入力された加工データ及びバーフィーダコントロー
ラ52から送られてきたバー材長に基づいて、主軸の位
置決め(Z軸開始点の決定)を行う。即ち、まずバー材
径、製品長さ、突切りバイト幅等の加工データを読取り
(ステップ23)、多数個取り、1個取り、或いはロン
グシャフトの加工の種別を判断する(ステップ24〜2
5)。ステップ24において、主軸摺動型NC旋盤の主
軸9を後退させてバー材14をチャックする際に、主軸
9のZ軸ストロークに対して製品長さが1/2以下の場
合には1回のチャックで加工できる製品数が複数になり
多数個取りとなる。この加工においては主軸9がバー材
14をチャックする位置であるZ軸開始点は原則として
1回のチャックで加工できる製品の数にワーク長さ(製
品長さ、バイト幅等の合計)を掛けた値まで主軸9を戻
した位置になる。ただし加工最後のチャックでのZ軸開
始点は、加工できる製品の数が少なくなる場合があり、
それ以前のチャックでのZ軸開始点と異なる場合がある
ので多数個取りの加工の場合は最終回のチャックかどう
かをステップ30で判断し、最終回の場合はステップ3
1で最終回主軸位置決めの計算を行う。最終回のチャッ
クでない場合にはステップ29により主軸9の位置決め
が行われる。
【0044】ステップ24において多数個取りでないと
判断された場合はステップ25により1個取りであるか
どうかを判断する。この場合は、主軸9のZ軸ストロー
クに対して加工される製品長さが1/2〜1倍の長さで
あることになる。この加工においては主軸9がバー材1
4をチャックする位置であるZ軸開始点はワーク長さ
(製品長さ、バイト幅等の合計)だけ主軸9を後退させ
た位置に位置決めされる(ステップ29)。
【0045】ステップ25において1個取りでないと判
断された場合はロングシャフトの加工であるかどうかが
判断される(ステップ26)。この場合は、主軸9のZ
軸ストロークよりも加工される製品長さの方が長い場合
である。従って、ロングシャフトであると判断された場
合には1個の製品を加工するのに何回チャックする必要
があるかがステップ27で計算されてから、ステップ2
9にて主軸のZ軸開始点が決定される。ステップ26に
おいてロングシャフトでないと判断された場合はステッ
プ28においてアラームを発生させてユーザ(作業者)
に注意を喚起する。
【0046】ここで、例として多数個取りの場合の主軸
9のZ軸開始点を求める計算例を示す。必要な入力デー
タ例として、加工される製品全長を22.00mm、突
切りバイト幅を3.00mm、主軸摺動型NC旋盤で生
じる最短残材長が185.00mm、Z軸ストロークを
160.00mm、トップカット長を8.00mmであ
るとし、バーフィーダ20側で計測され、NC装置に送
られたバー材長が3000.00mmであるとする。 (1) 製品1個当りの所用バー材長(ワーク長さ)
は、 22.00+3.00=25.00mm (2) 有効加工長さは、 (3000−(185.0+8.0))÷25=11
2.28個 整数部のみ有効として、 112個×25mm=2800mm (3) Z軸ストローク内での製品の加工可能数は、 160.0÷25.0=6.4 整数部のみ有効として、6個となる。 (4) 1チャック多数個取り加工のZ軸開始点は、 6個×25.00mm=150.0mm Z軸開始点は原点より150mm移動した位置になる。 (5) 主軸9のZ軸開始点への戻り回数は、 2800mm÷150.0mm=18.667 整数部のみ有効であるとして、18回Z軸開始点に戻
る。 (6) 最終回Z軸開始点は、バー材1本当りの最終回
有効バー材長が、 2800mm−(18回×150mm)=100mm であり、ワーク長さが25mmであることから、原点か
ら100mm移動した位置になる。
【0047】従って、この例では、1チャック6個取り
加工で18回開始点に戻り、最終回は1チャック4個取
り加工で終わることになる。このようにして主軸9のZ
軸開始点を制御することにより、この例では残材量が2
00mmとなり最適な残材処理を行うことができるよう
になる。以上のようにして主軸9のZ軸開始点が決定さ
れ、主軸9が後退してZ軸開始点に移動してバー材14
をチャックすると、次にユーザの作成した製品の加工プ
ログラムが実行される(ステップ32)。この加工プロ
グラムが実行される前にバーフィーダコントローラ52
のNO3カウンタにはワーク長さがセットされ、NO4
カウンタにはバーエンドを検出するために有効加工長さ
がセットされる。この加工プログラムが実行されている
間は、バーフィーダ20の移動体28は追従力トルクで
主軸9の移動に伴って移動する。
【0048】加工プログラムが終了すると工具18を突
切りバイトに切り替えてバー材14を突切って1個の製
品加工を終了する(ステップ33)。次にバーフィーダ
20のバーフィーダコントローラ52に加工プログラム
終了信号を出力してから(ステップ34)、ステップ3
5でバーエンドであるかどうかを判断し、バーエンドで
ない場合は、ステップ23に戻って次の製品加工のため
に加工データを更新し、ステップ24〜30を繰り返し
て主軸9のZ軸開始点を決定する主軸位置決めを行い、
ステップ32で加工プログラムにより次の製品の加工を
行い、ステップ35で再びバーエンドかどうかの判断を
行う。
【0049】一方、バーフィーダ20のバーフィーダコ
ントローラ52においても、NO4カウンタによりバー
エンドの判断が行われ(ステップ36)バーエンドであ
ると判断されるとNC装置にバーエンド信号を出力す
る。ステップ36及びステップ35でバーエンドである
と判断されると、NC装置はバーフィーダ20の移動体
28の前進を停止させる前進停止信号をバーフィーダコ
ントローラ52に出力し(ステップ38)、次に移動体
28の後退信号を出力して(ステップ40)動作を終了
する。
【0050】バーフィーダコントローラ52において、
ステップ36でバーエンドでないと判断されると、製品
加工の加工プログラムが終了したかどうかの判断がされ
る(ステップ37)。この時点でNC装置からステップ
34の加工プログラム終了信号が出力されていなければ
追従力トルクの状態を維持しながら、ステップ36に戻
ってバーエンドの検出を行う。NC装置から加工プログ
ラム終了信号が出力されると、ステップ39において前
進停止信号が入力されたかどうか判断し、入力されてい
なければワーク長さが入力されているNO3カウンタを
クリアしてから改めてセットし、追従力トルクの状態を
維持しながら、ステップ36に戻ってバーエンドの検出
を行う。
【0051】ステップ39において前進停止信号が入力
されていれば、ステップ41にて後退信号が入力された
かどうかを判断する。後退信号が入力されるとフィード
パイプ30の後退を開始し(ステップ42)、フィード
パイプ30が原位置付近に戻ったところでクランプ装置
(図示せず)によりフィードパイプ30先端のフィンガ
ーチャック31から残材となったバー材14を抜き取り
排出して(ステップ43)動作を終了する。
【0052】以上のように本実施例によれば、バーフィ
ーダ20によりバー材長が測定されてNC装置に入力さ
れるので、ユーザがNC装置のCRTと対話形式で簡単
に数種の加工データを入力するだけで最適な残材処理を
行うことができる。ユーザがわざわざ面倒な計算をする
こともなく、また計算ミス等により機械を壊してしまう
こともなく安心して作業をすることができる。
【0053】また、マガジンフィーダにおいてマガジン
に乱尺材を収納した場合であっても各バー材14のバー
材長を自動的に計算するので最適な残材処理を行うこと
ができ、バー材管理を容易にすることができる。本発明
は、上記実施例に限らず種々の変形が可能である。例え
ば、上記実施例においては移動体28の原点復帰や、先
端ストッパ47にバー材14先端が当ったことを検知す
るのにリミットスイッチを用いて検知したが、他の方法
により検知してもよい。
【0054】また、スライダ32がスライダ移動可能距
離X11まで移動したかどうかは、本実施例ではロータリ
エンコーダの値をカウンタでカウントする方法を用いた
が、スイッチ等で検出するようにしてもよい。また、上
記実施例ではマガジンフィーダに本発明を適用したが、
シングルフィーダに本発明を適用することももちろん可
能である。
【0055】さらに、上記実施例においては本発明を主
軸摺動型NC旋盤に適用したが、主軸が摺動しないタイ
プのNC旋盤に本発明を適用することも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、バー材長
を自動的に計測し、計測したバー材長の値をNC装置に
出力してバー材供給を制御することができるので、最適
な残材長になるまで製品加工ができるバー材供給方法を
実現できる。また、長さの異なる複数のバー材のそれぞ
れのバー材長を計測することができるので、いわゆる乱
尺材をマガジンに収納して用いることもできるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバーフィーダを示す図
である。
【図2】本発明の一実施例によるバーフィーダを用いた
バー材長の計測方法を示す図である。
【図3】本発明の一実施例によるバーフィーダを用いた
バー材供給方法の概略を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例によるバーフィーダを用いた
バー材供給方法を示すフローチャート(その1)であ
る。
【図5】本発明の一実施例によるバーフィーダを用いた
バー材供給方法を示すフローチャート(その2)であ
る。
【図6】本発明の一実施例によるバーフィーダを用いた
バー材供給方法を示すフローチャート(その3)であ
る。
【図7】本発明の一実施例によるバーフィーダを用いた
バー材供給方法を示すフローチャート(その4)であ
る。
【符号の説明】
2…ベッド 4…Z軸送りねじ 6…Z軸送りモータ 8…主軸台 9…主軸 10…チャック 11…ベルト 12…シリンダ 14…バー材 15…ロータリガイドブッシュ支持台 16…ロータリガイドブッシュ 18…工具 20…バーフィーダ 22…台枠 24…脚 26…レール 28…移動体 30…フィードパイプ 31…フィンガーチャック 32…スライダ 34…モータ 36…チェーン 38、40…スプロケット 42…ロータリエンコーダ 44、46…リミットスイッチ 47…先端ストッパ 48…スペーサ 50…マガジン 52…バーフィーダコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 義盛 長野県埴科郡坂城町中之条2222番地 株式 会社アルプスツール内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バー材のバー材長を計測するバー材長計
    測手段と、 計測された前記バー材長をNC旋盤に出力するバー材長
    出力手段と、 前記NC旋盤にバー材を供給するバー材供給手段とを有
    することを特徴とするバーフィーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバーフィーダに連結さ
    れ、 前記バー材長出力手段により入力された前記バー材長か
    ら、前記バー材の製品として加工できる長さである有効
    加工長を計算し、前記有効加工長から、加工すべき製品
    の長さに応じた前記バー材をチャックする位置であるZ
    軸開始点を計算する計算手段と、 計算された前記Z軸開始点に移動して位置決めされ、供
    給された前記バー材をチャックする主軸と、 前記バー材をチャックした前記主軸を前記Z軸開始点か
    ら所定量移動させて前記製品を加工する加工手段とを有
    することを特徴とするバーフィーダを連結したNC旋
    盤。
  3. 【請求項3】 主軸がZ軸方向に摺動する主軸摺動型N
    C旋盤に供給されるバー材のバー材長を予め計測し、 計測された前記バー材長から、前記バー材の製品として
    加工できる長さである有効加工長を計算し、 前記有効加工長から、加工すべき製品の長さに応じた前
    記バー材をチャックする位置であるZ軸開始点を計算
    し、 計算された前記Z軸開始点に前記主軸を移動させて位置
    決めし、 前記主軸摺動型NC旋盤に供給された前記バー材を前記
    主軸にチャックし、 前記バー材をチャックした前記主軸を前記Z軸開始点か
    ら所定量移動させて前記製品を加工し、 前記バー材長と前記有効加工長の差である前記バー材の
    残材長を最短にすることを特徴とするバー材供給方法。
JP4152336A 1992-06-11 1992-06-11 バーフィーダ、それを連結したnc旋盤及びバー材供給方法 Expired - Lifetime JP2687971B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326182A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Murata Mach Ltd バーワーク供給手段付き旋盤

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