JPH068002A - 棒材供給装置及び棒材供給方法 - Google Patents

棒材供給装置及び棒材供給方法

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JPH068002A
JPH068002A JP19020992A JP19020992A JPH068002A JP H068002 A JPH068002 A JP H068002A JP 19020992 A JP19020992 A JP 19020992A JP 19020992 A JP19020992 A JP 19020992A JP H068002 A JPH068002 A JP H068002A
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JP
Japan
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bar
new
rod
push
push rod
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JP19020992A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sato
裕之 佐藤
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SHIMAMOTO SEIKO KK
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SHIMAMOTO SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒材加工用工作機械の待機時間を必要とせず
に棒材の交換を行なう。 【構成】 棒材供給装置及び棒材供給法は、棒材10の
最後から2番目の部品24に当る部分を確認し、この最
後から2番目の部品24を突切った後、棒材10の最後
の部品25の加工開始時に、押し棒16を棒材受取り位
置まで後退させ、該棒材10の最後の部品25になるべ
き部分を加工中に棒材供給装置2の棒材受取り位置へ新
棒材11を取り出した後、加工中の棒材10の後端近傍
に該新棒材11の先端が位置するように該新棒材11を
前進させ、最後の部品25の突切り後新棒材11を加工
位置まで前進させるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械に対して棒材を
供給する棒材供給装置及び棒材供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械、例えば、自動旋盤で棒材を加
工する場合、自動旋盤に隣設された棒材供給装置から棒
材を1本ずつ押し棒によって自動旋盤に供給して加工す
るようになっている。そして、従来の棒材供給装置にお
いては、自動旋盤の材料切れを現に加工中の棒材の最後
の部品になる部分を加工中に、押し棒が材料切れ確認ス
イッチを作動させて確認し、最後の部品を突切った後、
押し棒によって自動旋盤の棒材保持部内の残材を押出
し、次いで、押し棒を棒材の受取り位置まで後退させて
材料棚から新棒材を棒材供給装置へ取り出し、しかる
後、押し棒によってこの新棒材を自動旋盤上の加工開始
位置まで前進させるようになっている。
【0003】しかし、この従来の棒材供給装置及び棒材
供給方法では、棒材の残材の押出しから新棒材を加工位
置へ送り込むまでの時間は全く加工を行なうことができ
ず、この時間がそのまま自動旋盤の待機時間になってし
まい、自動旋盤の生産性を低下させている。また、最後
の部品加工中に押し棒を棒材受取り位置まで後退させて
材料棚から新棒材を取り出し、しかる後、押し棒によっ
てこの新棒材を自動旋盤上の加工開始位置まで前進させ
るという工程を用いる場合にも、従来においては、最後
の部品加工中に自動旋盤の材料切れを棒材の最後の部品
の加工中に材料切れ確認スイッチで確認して押し棒を材
料受取り位置まで後退させていたので、新棒材供給時間
と前記最後の部品の突切りの時間との関係で、自動旋盤
の待機時間が不安定になる恐れがあるという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、棒材
の最後の部品になるべき部分を加工中に新棒材を棒材供
給装置により残材の後端近傍まで前進させ、更に、最後
の部品の加工終了後直ちに新棒材で残材を排出しながら
加工位置まで送ることによって、棒材交換のために棒材
加工を中止することなく、工作機械の待機時間を必要と
せずに、かつ、新棒材を安定して工作機械へ供給できる
棒材供給装置及び棒材供給方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に基づく棒材供給装置及び棒材供給方法
は、棒材の最後から2番目の部品に当る部分を確認し、
この最後から2番目の部分を突切った後、棒材の最後の
部品の加工開始時に、押し棒を棒材受取り位置まで後退
させ、該棒材の最後の部品になるべき部分を加工中に棒
材供給装置の棒材受取り位置へ新棒材を取り出した後、
加工中の棒材の後端近傍に該新棒材の先端が位置するよ
うに該新棒材を前進させ、最後の部品の突切り後新棒材
を加工位置まで前進させるように構成されている。
【0006】
【作用】工作機械上で棒材の加工が進行してその棒材の
最後から2番目の部品に相当する部分に達すると、確認
装置である棒材位置検出用スイッチによってこれが検出
される。この棒材位置検出用スイッチから検出信号が発
せられることによって現在加工している棒材で加工可能
な最後から2番目の部品であることを確認する。その
後、最後から2番目の部品の加工が終了し、最後の部品
の加工が開始すると直ちに押し棒が棒材受取り位置まで
後退する。そして、棒材の最後の部品に相当する部分を
加工中に、中央制御装置(CPU)の指令により、新棒
材が材料棚から棒材供給装置の棒材受取り位置へ取り出
され、次いで、加工中の棒材の後端に新棒材の先端が接
近して位置するように、新棒材を押し棒で前進させる。
加工中の棒材から最後の部品が突切られると、中央制御
装置の指令により、押し棒により新棒材が工作機械の棒
材保持部の残材を押し出しながら加工開始位置まで前進
し、加工開始の状態になって、再び工作機械による棒材
加工が開始する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を1実施例に基
づいて説明する。
【0008】図1は、自動旋盤1とこの後部に設けられ
た本発明に基づく棒材供給装置2とを概略的に示すもの
である。
【0009】自動旋盤1は、従来のものと同じであり、
主軸台移動型又は主軸台固定型のいずれでもよいが、図
1は主軸台移動型のものを示している。そして、この自
動旋盤1は、主軸台3内に設けられた主軸4と、その先
端に装着されたチャック5と、その前方に共軸に設けら
れたガイドブッシュ6とを有する。7は部品加工用のバ
イトである。主軸台3は送りねじ8を介して電動機(M
1)9によって軸方向に移動される。10は加工中の棒
材で、チャック5により把持されており、棒材10が切
削箇所で撓まないようにガイドブッッシュ6で案内され
ている。ここで、チャック5及びガイドブッシュ6をま
とめて棒材保持部と呼ぶことにするが、これはチャック
5だけでもよいことは勿論である。
【0010】棒材供給装置2は自動のもので、これに図
1に示すように、新棒材11を搭載する材料棚12を設
けており、さらに、この棒材供給装置2の前後に設置さ
れたスプロケットホイール13及び14に掛け渡された
チェーン15によって自動旋盤1の棒材保持部と共軸に
往復動される押し棒16が配設されている。図には省略
されているが、押し棒16は円筒状のチューブ内に往復
動可能に収容されており、材料棚12からこのチューブ
内に送り込まれた棒材を前方へ押すようになっている。
即ち、スプロケットホイール13及び14並びにチェー
ン15は後方のスプロケットホイール14が接続された
電動機(M2)17(以下、単に「電動機17」とい
う)によって駆動され、これによってチェーン15の一
部に結合された押し棒16が自動旋盤1に向って前進
し、棒材が自動旋盤1に供給される。なお、ここで、電
動機17、スプロケットホイール13,14及びチェー
ン15をまとめて駆動装置と呼ぶことにする。
【0011】棒材供給装置2の前端部に、確認装置とし
ての棒材位置検出用スイッチ(SW)18(以下、単に
「スイッチ18」という)が設置されている。このスイ
ッチ18は、接触式、非接触式のいずれでもよい。ま
た、押し棒16の後端部側面に棒材位置の検出部19
(図1の実施例では突起であるが、段部でも、その他ス
イッチ18により検出され得る適当なものでよい)が形
成されている。そして、スイッチ18は、棒材10の最
後から2番目の部品に相当する部分が加工されている時
に、押し棒16の検出部19に位置するように配置され
る。
【0012】21は制御装置で、中央制御装置20(以
下、「CPU20」という)の指令に基づいて棒材供給
装置2を後述のように制御するものである。22は電動
機17の回転角を検出するエンコーダーで、スプロケッ
トホイール14及び電動機17と共軸に結合されてい
る。23は、エンコーダー22から発信されるパルスを
カウントするカウンターである。押し棒16がそれの棒
材受取り位置までに後退していた時にCPU20の指令
により電動機17が駆動されて、前記カウンター23が
エンコーダー22からの所定数のパルスをカウントする
と、カウンター23から電動機停止信号AをCPU20
へ出力して電動機17を停止させる。また、その後にC
PU20の指令により電動機17が再駆動され、前記カ
ウンター23がエンコーダー22からの前記所定数のパ
ルスのカウント数から更に所定数のパルスをカウントす
ると、このカウンター23から電動機停止信号BをCP
U20へ出力して電動機17を停止させるようになって
いる。このエンコーダー22とカウンター23によって
棒材の停止位置を検出する検出装置が構成される。この
カウンンター23を中心にした作動は後に詳述する。な
お、このCPU20は自動旋盤1の各種の駆動制御部を
も制御するが、これは公知の場合と同じであるから、繁
雑さを避けるため、これらの説明も図示も省略する。
【0013】以下、本発明の実施例の作動を、作動状態
を示す図2乃至図8及びこの作動のフローチャートを示
す図9を参照して説明する。但し、図2乃至図8では、
分り安くするためにガイドブッシュ6を省略してある。
【0014】図9のステップ1に従い、現に加工中の棒
材10の部品加工が進行して、図2に示すように棒材1
0の最後から2番目の部品24に相当する部分が部品加
工用バイト7によって加工されるようになる(ステップ
2)と、押し棒16の検出部19がスイッチ18の領域
に達し、スイッチ18は棒材位置検出信号をCPU20
へ送る。次いで、CPU20に予め設定されたプログラ
ムに従い、図3に示すように、最後から2番目の部品2
4を突切りバイト27で切り落とす(ステップ3)。こ
の時、CPU20からは、公知の如く、部品24の加工
が終了した旨の1サイクル終了信号(例えばM30)が
制御装置21に出力される。
【0015】引き続いて、CPU20に予め設定されて
いるプログラムによりチャック5が開き(図4)、主軸
台3が所定距離後退して、チャック5が再び閉じて現に
加工中の棒材10の残材26(図2乃至図8では、区別
するために斜線を付して示されている)になるべき部分
を把持する。このチャック5の閉成信号がCPU20か
ら制御装置21へ出力され、これによって電動機17が
逆転し、押し棒16がそれの棒材受取り位置まで後退し
(ステップ4)、棒材受取り位置に新棒材11を棒材棚
12から取り出す(図5、ステップ5)。
【0016】これに続いて、CPU20からの指令によ
り、制御装置21により電動機17が正回転し、押し棒
16が前進して新棒材11を前方へ押し進める。電動機
17の回転数がエンコーダー22のパルス数としてカウ
ンター23でカウントされてある特定のパルス数になる
と、カウンター23から前記電動機停止信号AがCPU
20へ入力され、これによって電動機17が停止し、押
し棒16及び新棒材11の前進が止る。この停止位置が
新棒材11の先端と現に加工中の棒材10の後端との隙
間が僅かな値S(例えば、5乃至10mm)になった時
に、カウンター23から電動機停止信号AがCPU20
に入力されるように予め設定しておく。これにより、新
棒材11はこの位置即ち待機位置に待機することになる
(図6、ステップ6)。
【0017】棒材10の最後の部品25の加工が終わ
り、突切りバイト27で切り落とされる(図7、ステッ
プ8)と、CPU20の指令に基づいてチャック5が開
き、制御装置21により電動機17が再び正回転し、押
し棒16によって新棒材11が前進させられる。この
時、エンコーダー22からのパルス数をカウンター23
が再びカウントし、前記特定のパルス数から更にある値
までカウントすると、カウンター23から前記電動機停
止信号BがCPU20へ入力され、電動機17が停止
し、押し棒16及び新棒材11の前進が止る。この新棒
材11の前進が止る位置が残材26を押し出して先端切
削位置即ち、加工開始位置となった時に、カウンター2
3から電動機停止信号BがCPU20に入力されるよう
に予め設定しておく。これにより、新棒材11は、押し
棒16に押されて残材26を排出しながら加工開始位置
まで送られる(図8、ステップ9)。次いでチャック5
を閉じ、以後は次工程へ進むが、それは通常ステップ1
に戻ることになる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように棒材の最後から
2番目の部品の加工中にこれが最後から2番目の部品で
あることを確認し、最後の部品の加工開始時に新棒材の
供給動作を開始するようにしたので、棒材供給が現に加
工中の棒材の最後の部品を加工中に行なわれ、この最後
の部品の切り落し後、新棒材がその前の棒材の後端近傍
の位置から加工位置に設定される間に残材を新棒材で押
し出すものである。従って、工作機械の棒材供給のため
の時間が加工時間にオーバーラップし、新棒材供給のた
めのロスタイムがゼロになり、工作機械の生産性を向上
させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒材供給装置の1実施例とこれに接続
された自動旋盤の概略図である。
【図2】本実施例において、棒材の最後から2番目の部
品に相当する部分が加工中であることをスイッチによっ
て検出された時の状態を示す概略図である。
【図3】本実施例において、棒材の最後から2番目の部
品が切り落とされた時の状態を示す概略図である。
【図4】本実施例において、棒材の最後から2番目の部
品が切り落とされてチャックが開かれた時の状態を示す
概略図である。
【図5】本実施例において、押し棒が後退し、新棒材が
棒材受取り位置へ取り出された時の状態を示す概略図で
ある。
【図6】本実施例において、新棒材が現に加工中の棒材
の後端近傍に設置された時の状態を示す概略図である。
【図7】本実施例において、最後の部品が突切られた時
の状態を示す概略図である。
【図8】本実施例において、新棒材が加工開始位置に設
定された時の状態を示す概略図である。
【図9】本実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動旋盤 2 棒材供給装置 10 現に加工中の棒材 11 新棒材 12 材料棚 13 スプロケットホイール 14 スプロケットホイール 15 チェーン 16 押し棒 17 電動機 18 スイッチ 19 検出部 20 中央制御装置 21 制御装置 22 エンコーダー 23 カウンター 23 制御装置 24 最後から2番目の部品 25 最後の部品 26 残材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下を具備して成る棒材供給装置(a)
    棒材を長手方向へ移動させて該棒材を工作機械に供給す
    る押し棒、(b)該押し棒を長手方向へ前進及び後退さ
    せる駆動装置、(c)前記棒材の最後から2番目の部品
    に相当する部分を加工中に、当該最後から2番目の部品
    を加工していることを確認しその確認信号を中央制御装
    置へ出力する確認装置、(d)前記現に加工中の棒材の
    最後の部品に相当する部分の加工開始と共に、前記中央
    制御装置の指令により、前記押し棒をそれの棒材受取り
    位置へ後退させ、その直後前記棒材供給装置の棒材受取
    り位置へ取り出された新棒材を前記現に加工中の棒材の
    残材の後端部の近傍の待機位置まで前進させ、更に前記
    中央制御装置の指令により、前記新棒材を、該新棒材で
    前記残材を前記工作機械の棒材保持部から押し出すと共
    に、該新棒材の加工開始位置まで前進させるように前記
    駆動装置を制御する制御装置、及び、(e)前記駆動装
    置に接続され、前記新棒材が前記待機位置に達したこ
    と、及び、これに続いて該新棒材が前記加工開始位置に
    達したことを前記中央制御装置に出力する検出装置。
  2. 【請求項2】 押し棒により棒材を棒材供給装置から工
    作機械に順次送り出す棒材供給方法において、該棒材の
    最後から2番目の部品を加工中に該最後から2番目であ
    ることを確認し、前記棒材の最後の部品の加工開始と共
    に前記押し棒を後退させて前記棒材供給装置の棒材受取
    り位置へ新棒材を取り出し、続いて前記押し棒を前進さ
    せて該新棒材を前記先の棒材の残材となるべき部分の後
    端に隣接する位置まで前進させ、前記最後の部品の加工
    の終了直後に前記押し棒により前記新棒材を、該新棒材
    で前記残材を工作機械の棒材保持部から押し出すと共
    に、該新棒材の先端切断位置まで移動させる工程より成
    る棒材供給方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7461577B2 (en) 2003-11-28 2008-12-09 Citizen Holdings Co., Ltd. Bar material supply device of numerically controlled automatic lathe
US7651654B2 (en) 2001-02-13 2010-01-26 Campagnolo S.R.L. Method for producing a bicycle wheel rim, apparatus for implementing the method and bicycle wheel rim obtained thereby
CN117548697A (zh) * 2024-01-12 2024-02-13 四川吉埃智能科技有限公司 一种用于轴类工件车削加工机器人及操作方法

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