JPH07136806A - 自動棒材加工装置 - Google Patents

自動棒材加工装置

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JPH07136806A
JPH07136806A JP40908990A JP40908990A JPH07136806A JP H07136806 A JPH07136806 A JP H07136806A JP 40908990 A JP40908990 A JP 40908990A JP 40908990 A JP40908990 A JP 40908990A JP H07136806 A JPH07136806 A JP H07136806A
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智彦 興津
Ryuzo Ito
隆三 伊藤
Kenji Sato
憲治 佐藤
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IKURA SEIKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 旋盤と、棒材供給機とを組合わせることによ
って構成されるとともに、旋盤に残された残材を円滑且
つ確実に排出できる自動棒材加工装置を提供する。 【構成】 棒材Wに対して旋削加工を行う旋盤20と、
旋盤20に対して、棒材Wを所定の加工長さづつ前進さ
せる送り矢13を備えた棒材供給機10とを有し、旋盤
20が、棒材Wに旋削加工を施すための第1主軸21
と、第1の主軸と対向する第2主軸25とを備え、棒材
供給機10は、旋盤20のガイドブッシュ23に残され
た残材RWを排出するために、該残材を棒材供給機10
に持ち帰って残材RWを排出する第1排出動作と、残材
RWを新材の前端で前方に押圧して、ガイドブッシュ2
3より前方に残材RWを押出す第2排出動作とを行うよ
うに構成された棒材排出機構を備え、コントローラC1
は、第1排出動作又は第2排出動作のいずれか一方を棒
材排出機構に選択的に行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動棒材加工装置に関す
るものであり、より詳細には、旋盤と、棒材供給機とを
組合わせることによって構成されるとともに、旋盤に残
された残材を円滑且つ確実に排出できる自動棒材加工装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被加工材料、例えば棒材を所定のプログ
ラムに従って旋削加工するNC旋盤などの旋盤が広く実
用に供されている。このような旋盤では、主軸を固定し
た状態で加工軸線方向にバイトを移動させる主軸固定型
の旋盤と、バイトを固定し、主軸を加工軸線方向に移動
させる主軸移動型の旋盤とが知られている。主軸移動型
旋盤は、被加工材料を案内するガイドブッシュの近傍で
バイトによる旋削加工が行われることから、主軸固定型
旋盤に比べ、製品の加工精度を向上させる上で極めて有
利である。他方、主軸移動型旋盤は、棒材の先端部分を
支持しこれを案内するガイドブッシュとの関係にて主軸
の移動を確保する結果、比較的長い残材が排出されると
いう欠点を有する。なお、この点に関しては、主軸を移
動させるかわりにガイドブッシュを移動させるように構
成されたガイドブッシュ移動型の旋盤も同様である。
【0003】かかる欠点を克服するために、本出願人
は、主軸移動型のNC旋盤において、被加工材料の大半
を加工するのに用いられる第1の主軸と、第1の主軸を
用いて加工できない、第1の主軸台のチャックによって
把持される被加工材料の部分及び被加工材料の末端部分
を加工するための第2の主軸とを備えたものを提案して
いる(特開平2−232102号公報)。
【0004】この形式のNC旋盤は、第1の主軸の前方
に配置されたガイドブッシュに被加工材料、例えば棒材
を挿通した状態で、第1の主軸によって被加工材料を把
持して回転させつつ、第1の主軸の前方に位置するバイ
トによって、被加工材料の大半を旋削加工する。このN
C旋盤は又、第1の主軸に対向するように第1の主軸の
前方に配置された第2の主軸によって、被加工材料の先
端部を把持して回転させ、上記バイトによって、被加工
材料を旋削加工するように構成されており、これによっ
て、被加工材料の略全長に亘る旋削加工を行い、長尺の
残材の発生を防止し得る。
【0005】また、旋盤に対して、被加工材料としての
棒材を所定の加工量づつ順次供給するように構成された
自動棒材供給機が知られている。この形式の棒材供給機
は、旋盤の主軸に残った残材を排出するための機能を備
えている。例えば、或る形式の棒材供給機は、送り矢の
先端部に設けられたフィンガーチャックによって残材の
後端を把持したまま、残材を棒材供給機に持ち帰り、ク
ランプ式の残材排出装置によって残材を排出するように
構成されている。
【0006】
【発明が解決しよとうする課題】ここに、本発明者は、
このような旋盤及び棒材供給機の両機能を適切に兼ね備
えた自動棒材加工装置を開発した。しかしながら、この
ような自動棒材加工装置では、その開発過程において次
のような問題が生じた。
【0007】即ち、主軸移動型旋盤による旋削加工によ
って生じた残材を、送り矢によって持ち帰り、棒材供給
機において排出するように構成した場合、残材の持ち帰
り及び排出工程の後に、送り矢が新材の把持工程を行う
こととなり、かかる工程に要する時間を確保するために
加工サイクル時間を全体的に長く設定せざるを得なかっ
た。
【0008】また、かかる形式の旋盤では、第2の主軸
を用いて棒材の末端に可成り近い部分まで旋削加工を施
し得るものの、第1及び第2の主軸の間に配置されたガ
イドブッシュに或る程度の長さの残材が残される。かか
る残材の排出を効率的に行い、加工サイクル時間を全体
的に短縮するには、残材を棒材供給機に持ち帰る従来の
方式よりもむしろ、新材の先端で残材をガイドブッシュ
の前方に押し、旋盤内に排出する方式を用いるのが良い
と分かった。しかし、この方式では、殊に細物(例え
ば、直径2mm程度)の棒材を加工したとき、新材の撓
みによって新材の先端がガイドブッシュに残留した残材
の後端と適切に整列せず、或いは、残材の後端に押圧さ
れた新材の先端が半径方向外方に偏向され、この結果、
新材によって残材をガイドブッシュから押し出せないこ
とがあった。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、旋盤と、棒材供給機
とを組合わせることによって構成されるとともに、旋盤
に残された残材を円滑且つ確実に排出できる自動棒材加
工装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、棒材に対して旋削加工を行う主軸移動型
の旋盤と、前記旋盤に対して、前記棒材を所定の加工長
さづつ前進させる送り矢を備えた棒材供給機とを有し、
前記旋盤のガイドブッシュ内に残された残材を排出する
ために、該残材を新材の前端で前方に押圧して、前記ガ
イドブッシュより前方に押出す残材排出機構を備えたこ
とを特徴とする自動棒材加工装置を提供する。
【0011】本発明の上記構成によれば、自動棒材加工
装置は、残材を持ち帰ることなく主軸及びガイドブッシ
ュの前方に残材を排出するように構成されていることか
ら、送り矢は、旋盤において最後の製品が加工されてい
る間に、棒材供給機に後退し、直ちに新材の把持工程を
行うことができるので、加工サイクル時間を全体的に短
縮することが可能となる。
【0012】本発明は又、別の観点から、上記目的を達
成するために、棒材に対して旋削加工を行う旋盤と、前
記旋盤に対して、前記棒材を所定の加工長さづつ前進さ
せる送り矢を備えた棒材供給機とを有し、前記旋盤が、
旋削加工を施すための第1の主軸と、第1の主軸に対向
する第2の主軸とを備え、前記棒材の全長及び各製品の
長さに基づいて、前記第1及び/又は第2の主軸により
行われた棒材加工の結果として前記棒材供給機に残る棒
材に対する前記第2の主軸による切削加工を、前記旋盤
に選択的に行わせる動作選択手段を備えたことを特徴と
する自動棒材加工装置を提供する。
【0013】残材の長さは、新材の全長及び旋盤によっ
て製造される各製品の長さとから逆算できるので、第2
の主軸によって棒材の末端部分が適切に旋削できるか否
かは、これらの長さから予知できる。上記構成によれ
ば、自動棒材加工装置は、これらの長さに基づいて、第
2の主軸による旋削加工を選択的に行わせる動作選択手
段を備えているので、かかる動作選択手段により第2の
主軸による旋削加工を適切に行い得る。
【0014】本発明は更に、棒材に対して旋削加工を行
う旋盤と、前記旋盤に対して、前記棒材を所定の加工長
さづつ前進させる送り矢を備えた棒材供給機とを有し、
前記旋盤が、旋削加工を施すための第1の主軸と、第1
の主軸に対向する第2の主軸とを備え、前記棒材供給機
は、前記旋盤のガイドブッシュに残された残材を排出す
るために、該残材を前記棒材供給機に持ち帰って該棒材
供給機において前記残材を排出する第1排出動作と、前
記残材を新材の前端で前方に押圧して、前記ガイドブッ
シュより前方に残材を押出す第2排出動作とを行い得る
残材排出機構を有し、前記棒材供給機及び/又は旋盤
は、第1排出動作又は第2排出動作のいずれか一方を前
記棒材排出機構に選択的に行わせる排出動作選択手段を
備えたことを特徴とする自動棒材加工装置を提供する。
【0015】本発明の上記構成によれば、細物の棒材を
旋削加工する場合に、排出動作選択手段によって、第1
排出動作を適宜選択できる。従って、上記自動棒材加工
装置では、ガイドブッシュから押し出し得ないような細
物の棒材を棒材供給機に持ち帰って排出でき、これによ
って、棒材の径に係わらず、残材を常に円滑且つ確実に
排出することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る自
動棒材加工装置の好ましい実施例について、詳細に説明
する。図1は、本発明の実施例に係る自動棒材加工装置
の概略正面図である。図1に示すように、自動棒材加工
装置1は、棒材の加工軸線X−Xに沿って互いに整列さ
れた棒材供給機10及びNC旋盤20から略構成されて
いる。
【0017】棒材供給機10は、脚部11、11に支持
された本体12と、本体12に加工軸線X−Xに沿って
移動可能に支持された送り矢13とを備えている。送り
矢13の先端部には、棒材Wの後端部を把持するための
フィンガーチャック14が回転自在に取付けられてい
る。棒材供給機10は又、図示しない新材供給機構と送
り矢移動機構とを備えており、新材供給機構によって、
新たに加工すべき棒材、即ち新材を送り矢13の前方の
加工軸選X−X上に投入し、フィンガーチャック14に
より棒材Wの後端部を把持した状態で、送り矢移動機構
の作動により、棒材WをNC旋盤20に向かって所定の
加工量づつ前進させるように構成されている。また、棒
材供給機10は、NC旋盤20に残った残材を送り矢1
3が持ち帰ったときに残材をフィンガーチャック14か
ら取外すための残材排出装置15を備えている。残材排
出装置15は、残材の把持及び解放を行う残材クランプ
16と、残材クランプ16から解放された残材を受け入
れる残材レシーバ17とを備えている。
【0018】棒材供給機10は更に、棒材供給機10の
作動を制御するためのコントローラC1と、送り矢13
が最後端位置にあることを検出するための後端センサD
1と、送り矢13が最前端位置にあることを検出するた
めの前端センサD2と、送り矢13が最後端位置と最前
端位置との間の所定の位置に位置していることを検出す
るための中間位置センサD3と、残材RWが残材クラン
プ16から落下したことを検出する残材排出センサD4
とを備えている。各センサD1、D2、D3、D4は、
コントローラC1に接続されており、コントローラC1
は、これらセンサD1、D2、D3、D4によって検出
された情報に基づいて、棒材供給機10の作動を制御す
るように構成されている。また、中間位置センサD3
は、加工軸線X−X方向に移動可能に、本体12に取付
けられており、中間位置センサD3の取付け位置は、製
品の長さに応じて適宜調整される。
【0019】棒材供給機10には、コントローラC1に
接続された動作選択スイッチSWが設けられている。動
作選択スイッチSWは、手動操作によって、NC旋盤2
0に残った残材RWの排出方法を選択するためのもので
あり、送り矢13が残材を持ち帰り、棒材供給機10に
おいて排出する排出方法をコントローラC1に指示する
ポジションIと、残材をNC旋盤20内で排出する排出
方法を選択するポジションIIとを備えている。
【0020】NC旋盤20は、コレットチャック22を
備えた移動式の第1主軸21と、主軸21の前方に配置
されたガイドブッシュ23と、ガイドブッシュ23の前
方に配置されたバイト24と、コレットチャック26を
備えた移動式の第2主軸25とを備えている。第1主軸
21、ガイドブッシュ23及び第2主軸25は、加工軸
線X−X上に整列している。また、第2主軸25は、バ
イト24の前方に第1主軸21と対向するように配置さ
れている。
【0021】第1主軸21は、コレットチャック22に
よって棒材Wを把持するとともに、棒材Wを回転させつ
つ、加工軸線X−Xに沿って前後に移動させるように構
成されている。ガイドブッシュ23は、その案内孔23
aが棒材Wの周面に摺接することにより、棒材Wを加工
軸線X−Xに沿って案内する。また、バイト24は、加
工軸線X−Xに向かって、或いは該軸線から遠ざかるよ
うに側方向に移動され、高速回転されている棒材Wの外
周に係合したときに棒材Wの外周部を旋削する。
【0022】また、第2主軸25は、棒材Wの全長が所
定の長さ以下になったときに、コレットチャック26よ
って、棒材Wの前端部分を把持するとともに、棒材Wを
高速回転させつつ、加工軸線X−Xに沿って前後に移動
させるように構成されている。第2主軸25が駆動さ
れ、棒材Wが高速回転しつつ前後方向に移動する間、ガ
イドブッシュ23は、棒材Wの後端部分を案内し、ま
た、バイト24は、ガイドブッシュ23と第2主軸25
の間で、棒材Wの外周部を旋削する。
【0023】NC旋盤20は又、第1主軸21による旋
削加工を制御するための第1加工プログラムと、第2主
軸25による旋削加工を制御するための第2加工プログ
ラムとを有するコントローラC2を備えている。このコ
ントローラC2と、棒材供給機10のコントローラC1
とは、互いに接続されており、両コントローラは、協働
して、棒材供給機10とNC旋盤20との協調制御を行
う。
【0024】図2は、上記自動棒材加工装置1の旋削工
程及び残材排出工程を示す説明図である。また、図3乃
至図6は、上記コントローラC1、C2の制御態様を示
すフローチャートである。各図を参照して、自動棒材加
工装置1の制御態様及びその作動について説明する。
【0025】図3に示すように、棒材供給機10は、新
材供給機構から新材(棒材W)を送り矢の前に供給し、
送り矢13のフィンガーチャック14によって棒材Wの
後端部を把持する(S1)。コントローラC1は、動作
選択スイッチSWのポジションを判定する(S2)。以
下、動作選択スイッチSWがポジションIIに位置してい
る場合と、動作選択スイッチSWがポジションIに位置
している場合とに分けて説明する。
【0026】操作員が、残材をNC旋盤20内で排出す
る排出方法(以下、前方排出と称する)を選択した結
果、動作選択スイッチSWがポジションIIに位置してい
るとき、コントローラC1は、送り矢移動機構に前進動
作を指令し、送り矢移動機構は、中間位置センサD3が
ON作動するまで、送り矢13を前進させる(S3、
4)。図2Aに示すように、中間位置センサD3のON
作動時に、送り矢13は、後退位置にあるNC旋盤20
の第1主軸21に、送り矢13に把持された棒材Wを挿
通し得る位置(以下、中間位置と称する)まで前進して
おり、コントローラC1は、中間位置センサD3のON
作動により送り矢13を停止させる(S5)。
【0027】次いで、NC旋盤20のコントローラC2
は、第1主軸21のコレットチャック22に棒材Wを把
持させ(S6)、他方、コントローラC1は、送り矢移
動機構に対して、送り矢13を所定の推進力で前方に付
勢するように指令する(S7)。コントローラC2は、
第1主軸21を前進させ、棒材Wは、図2Bに示すよう
に、前回の加工サイクルにおいて加工された棒材の残材
RWをガイドブッシュ23の前方に押し出し、NC旋盤
20内に排出する(S8)。次いで、コントローラC2
は、図示しない残材確認手段によって、ガイドブッシュ
23の残材RWが排出されたことを確認する(S9、1
0)。コントローラC2は、ガイドブッシュ23に残材
WRが残っていると判定すると、アラーム(図示せず)
を作動させて、操作員に警告を発する(S11)。
【0028】コントローラC2は、ガイドブッシュ23
に残材WRが残っていないと判定すると、バイト24を
所定の加工位置まで前進させるとともに、図4に示すよ
うに、第1加工プログラムに基いて、NC旋盤20の駆
動機構に旋削開始を指令し、第1主軸21及びバイト2
4による棒材Wの旋削加工を行う(S12)。この旋削
加工では、NC旋盤20は、第1主軸21は棒材Wを高
速回転せつつ前後に移動させ、バイト24は棒材Wの外
周部を旋削する。バイト24は、棒材Wに対する所定の
加工長さの旋削が完了すると、加工された棒材Wの部分
を製品として突切りする。更に、棒材供給機10は、所
定の加工長さだけ棒材Wを前進させ、次いで、コレット
チャック22は、棒材Wを把持する。以後、かかる動作
が繰り返しなされる。
【0029】第1加工プログラムによるNC旋盤20の
旋削加工と、これに対応する棒材供給機10の棒材送り
出し動作は、コントローラC1が前端センサD2のON
作動を検出し(S13)、コントローラC2が第1主軸
21による棒材Wの最終旋削工程の完了を検出するまで
(S14)、順次行われる。この状態の送り矢13及び
第1主軸21が図2Cに示されている。コントローラC
2は更に、コレットチャック22を閉じ状態に保持する
(S15、16)。
【0030】次いで、図5に示すように、コントローラ
C1は、後端センサD1がON作動するまで、送り矢移
動機構によって送り矢13を後退させる(S17、1
8)。これにより、棒材Wが、コレットチャック22に
把持されて第1主軸21に残る。また、コントローラC
1は、第2プログラムに基づいて、第2主軸25を後方
に移動させて、そのコレットチャック26に棒材Wを把
持させる。図2Dに示すように、第2主軸25は、ガイ
ドブッシュ23と協働して棒材Wを支持するとともに、
棒材Wを高速回転させ、バイト24は、第1主軸21で
旋削加工できない長さの棒材Wに対して、旋削加工を施
す(S19)。コントローラC2は、かかる旋削加工の
終了を確認すると、バイト24を所定の退避位置まで退
避させる(S20、21、22)。この状態が図2Aに
示されている。
【0031】他方、操作員が、残材を棒材供給機10に
おいて排出する排出方法(以下、持ち帰り排出と称す
る)を選択した結果、動作選択スイッチSWがポジショ
ンIに位置しているとき、図6に示すように、棒材供給
機10及びNC旋盤20は、第1加工プログラムの終了
までは、上記前方排出の場合と同様の動作を行う。即
ち、コントローラC1は、中間位置センサD3がON作
動する中間位置まで、送り矢13を前進させ(S31、
32)、コントローラC2は、第1主軸21のコレット
チャック22に棒材Wを把持させるとともに(S3
3)、第1加工プログラムによる制御下に、第1主軸2
1及びバイト24に棒材Wの旋削加工を行なわせる(S
33、34)。この旋削加工は、コントローラC1が前
端センサD2のON作動を検出し、コントローラC2が
第1加工プログラムによる旋削加工の終了を検知するま
で行われる(S35、36)。
【0032】しかしながら、以後の動作において、自動
棒材加工装置1は、前方排出の動作と異なり、第2加工
プログラムによる旋削加工を行わず、棒材Wの残材RW
を棒材供給機10に持ち帰る。即ち、コントローラC1
は、送り矢移動機構により、後端センサD1が送り矢の
最後端位置を検出するまで、送り矢13を後退させ(S
37、38)、残材排出装置15に対して、フィンガー
チャック14に把持された残材RW(図1参照)をフィ
ンガーチャック14から取り外すように指令する(S3
9)。この持ち帰り排出の動作では、残材排出装置15
は、送り矢13が持ち帰った残材RWを、残材クランプ
16によって把持するとともに、引き続く送り矢13の
僅かな後退により、残材RWとフィンガーチャック14
とを分離する。更に、残材排出装置15は、残材クラン
プ16を解放して、残材RWを残材レシーバ17内に落
下させる。コントローラC1は、残材レシーバ17内に
設けられた残材排出センサD4によって残材RWの排出
を確認し、かかる加工サイクルを終了する(S40)。
【0033】このように、本例における自動棒材加工装
置1は、主軸移動型のNC旋盤20と、NC旋盤20に
対して、棒材Wを所定の加工長さづつ前進させる送り矢
13を備えた棒材供給機10とを有し、NC旋盤20の
ガイドブッシュ23に残された残材RWを排出するため
に、残材RWを新材の前端で前方に押圧して、ガイドブ
ッシュ23より前方に押出すように構成されたコントロ
ーラC1及び送り矢移動機構と備えている。従って、自
動棒材加工装置1は、残材RWを棒材供給機10に持ち
帰ることなくガイドブッシュ23の前方に残材RWを排
出できる。この結果、NC旋盤20において最後の製品
が加工されている間に、送り矢13が棒材供給機10に
後退し、直ちに新材の把持工程を行うことができるの
で、自動棒材加工装置1は、加工サイクル時間を全体的
に短縮できる。
【0034】また、NC旋盤20は、比較的長い棒材W
に対して旋削加工を施すための第1主軸21と、第1の
主軸21に対向して位置し、旋削工程の最終段階におけ
る所定の長さよりも短い棒材Wに対し旋削加工を施す第
2主軸25とを備え、棒材供給機10は、第2主軸25
による旋削加工を選択的に行わせることができる動作選
択スイッチSW及びコントローラC1を備えている。従
って、自動棒材加工装置1は、棒材Wの全長及び各製品
の長さに基づく選択により、第2主軸による棒材Wの末
端部分の旋削加工を適切に行うことができる。
【0035】更に、自動棒材加工装置1は、持ち帰り排
出の動作と、前方排出の動作とを行い得る棒材供給機1
0の送り矢移動機構及び残材排出装置15を有し、ま
た、上記各動作のいずれか一方を送り矢移動機構及び残
材排出装置15にに選択的に行わせる動作選択スイッチ
SW及びコントローラC1、C2を備えている。従っ
て、自動棒材加工装置1は、細物の棒材Wを旋削加工す
る場合に、動作選択スイッチSWによって、持ち帰り排
出の動作を適宜選択することにより、ガイドブッシュ2
3から押し出し得ないような細物の棒材Wの残材RWを
棒材供給機10に持ち帰って排出でき、かくして、棒材
Wの径に係わらず、残材RWを常に円滑且つ確実に排出
することができる。
【0036】以上、本発明の好ましい実施例について詳
細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されること
なく特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の
変形又は変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に
含まれることはいうまでもない。例えば、上記コントロ
ーラC1は、新材の長さ及び製品の長さ、或いは新材の
径に基づいて、自動的に動作を選択するように構成して
も良い。
【0037】
【発明の効果】本発明の上記構成によれば、旋盤と、棒
材供給機とを組合わせることによって構成されるととも
に、旋盤に残された残材を円滑且つ確実に排出できる自
動棒材加工装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動棒材加工装置の概略
正面図である。
【図2】図1に示す自動棒材加工装置の旋削工程及び残
材排出工程を示す説明図である。
【図3】図1に示すコントローラの制御態様の一部を示
すフローチャートである。
【図4】図1に示すコントローラの制御態様の一部を示
すフローチャートである。
【図5】図1に示すコントローラの制御態様の一部を示
すフローチャートである。
【図6】 図1に示す
コントローラの制御態様の一部を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 自動棒材加工装置 10 棒材供給機 11 脚部 12 本体 13 送り矢 14 フィンガーチャック 15 残材排出装置 16 残材クランプ 20 NC旋盤 21 第1主軸 22 コレットチャック 23 ガイドブッシュ 24 バイト 25 第2主軸 26 コレットチャック D1 後端センサ D2 前端センサ D3 中間位置センサ D4 残材排出センサ C1 コントローラ C2 コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自動棒材加工装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動棒材加工装置に関す
るものであり、より詳細には、旋盤と、棒材供給機とを
組合わせることによって構成されるとともに、旋盤に残
された残材を円滑且つ確実に排出できる自動棒材加工装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被加工材料、例えば棒材を所定のプログ
ラムに従って旋削加工するNC旋盤などの旋盤が広く実
用に供されている。このような旋盤では、主軸を固定し
た状態で加工軸線方向にバイトを移動させる主軸固定型
の旋盤と、バイトを固定し、主軸を加工軸線方向に移動
させる主軸移動型の旋盤とが知られている。主軸移動型
旋盤は、被加工材料を案内するガイドブッシュの近傍で
バイトによる旋削加工が行われることから、主軸固定型
旋盤に比べ、製品の加工精度を向上させる上で極めて有
利である。他方、主軸移動型旋盤は、棒材の先端部分を
支持しこれを案内するガイドブッシュとの関係にて主軸
の移動を確保する結果、比較的長い残材が排出されると
いう欠点を有する。なお、この点に関しては、主軸を移
動させるかわりにガイドブッシュを移動させるように構
成されたガイドブッシュ移動型の旋盤も同様である。
【0003】かかる欠点を克服するために、本出願人
は、主軸移動型のNC旋盤において、被加工材料の大半
を加工するのに用いられる第1の主軸と、第1の主軸を
用いて加工できない部分、即ち、第1の主軸チャック
や、ガイドブッシュによって把持又は支持される被加工
材料の部分及び被加工材料の末端部分を加工するための
第2の主軸とを備えたものを提案している(特開平2−
232102号公報)。
【0004】この形式のNC旋盤は、第1の主軸の前方
に配置されたガイドブッシュに被加工材料、例えば棒材
を挿通した状態で、第1の主軸によって被加工材料を把
持して回転させつつ、第1の主軸の前方に位置するバイ
トによって、被加工材料の大半を旋削加工する。このN
C旋盤は又、第1の主軸に対向するように第1の主軸の
前方に配置された第2の主軸によって、被加工材料の先
端部を把持して回転させ、上記バイトによって、被加工
材料を旋削加工するように構成されており、これによっ
て、第1の主軸で加工できない被加工材料の部分を切削
加工するとともに、被加工材料の略全長に亘る旋削加工
を行って、長尺の端材の発生を防止し得る。
【0005】また、旋盤に対して、被加工材料としての
棒材を所定の加工量づつ順次供給するように構成された
自動棒材供給機が知られている。この形式の棒材供給機
は、旋盤の主軸に残った残材を排出するための機能を備
えている。例えば、或る形式の棒材供給機は、送り矢の
先端部に設けられたフィンガーチャックによって残材の
後端を把持したまま、残材を棒材供給機に持ち帰り、ク
ランプ式の残材排出装置によって残材を排出するように
構成されている。
【0006】
【発明が解決しよとうする課題】ここに、本発明者は、
このような旋盤及び棒材供給機の両機能を適切に兼ね備
えた自動棒材加工装置を開発した。しかしながら、この
ような自動捧材加工装置では、その開発過程において次
のような問題が生じた。
【0007】即ち、主軸移動型旋盤による旋削加工によ
って生じた残材又は端材を、送り矢によって持ち帰り、
棒材供給機において排出するように構成した場合、残材
の持ち帰り及び排出工程の後に、送り矢が新材の把持工
程を行うこととなり、かかる工程に要する時間を確保す
るために加工サイクル時間を全体的に長く設定せざるを
得なかった。
【0008】また、かかる形式の旋盤では、第2の主軸
を用いて棒材の末端に可成り近い部分まで旋削加工を施
し得るものの、第1及び第2の主軸の間に配置されたガ
イドブッシュに或る程度の長さの材が残される。かか
材の排出を効率的に行い、加工サイクル時間を全体
的に短縮するには、残材を棒材供給機に持ち帰る従来の
方式を適用するよりもむしろ、新材の先端で材をガイ
ドブッシュの前方に押し、旋盤内に排出する方式を用い
るのが良いと分かった。しかし、この方式では、殊に細
物(例えば、直径2mm程度)の棒材を加工したとき、
新材の撓みによって新材の先端がガイドブッシュに残留
した材の後端と適切に整列せず、或いは、材の後端
に押圧された新材の先端が半径方向外方に偏向され、こ
の結果、新材によって材をガイドブッシュから押し出
せないことがあった。更には、棒材の末端部分を最終切
削するには、残材のみを第1又は第2の主軸のチャック
で把持できるように、予め残材を送り矢のフィンガーチ
ャックから分離しなければならない。しかし、かかる分
離のためには、新たな機構又は部材、例えば、第1又は
第2の主軸により残材を送り矢のフィンガーチャックか
ら引き抜く間に送り矢を拘束する送り矢停止機構などを
設けなければならない。かような機構を新たに設けるこ
とは、装置の製造コストを高めるばかりでなく、装置を
コンパクトに構成する上で難点がある。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、旋盤と、棒材供給機
とを組合わせることによって構成され、加工サイクル時
間の長期化を回避できるとともに、残材と送り矢のフィ
ンガーチャックとの分離のための格別の機構又は部材を
備えずに、簡単な構造で残材とフィンガーチャックとを
分離できる自動棒材加工装置を提供することにある。
発明は又、細物の棒材を円滑且つ確実に排出することが
できる自動棒材加工装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、棒材に対して旋削加工を行う主軸移動型
の旋盤と、棒材の後端部を把持して、該棒材を前記旋盤
に向かって前進させる送り矢を備えた棒材供給機とを含
み、該棒材供給機が、前記送り矢を前進又は後退させる
送り矢移動機構を有する自動棒材加工装置において、
記旋盤のガイドブッシュ内に残された端材を該ガイドブ
ッシュの前方に排出する前方排出手段を備え、該前方排
出手段は、前記送り矢に把持された棒材の残材を前記旋
盤に保持する保持手段と、該保持手段の作動を制御する
保持制御手段と、前記送り矢移動機構の動作を制御する
送り矢制御手段とを有し、前記前方排出手段は、前記残
材と前記送り矢とを分離するために、前記保持制御手段
により前記保持手段で前記残材を保持している間に、前
記送り矢制御手段により前記送り矢移動機構で前記送り
矢を後退させ、更に、前記送り矢制御手段及び前記保持
制御手段により前記送り矢移動機構及び前記保持手段の
動作を制御して、前記送り矢に把持した新材の前端で前
記端材を前記ガイドブッシュの前方に押出すことを特徴
とする自動棒材加工装置を提供する。
【0011】本発明の好ましい実施態様においては、自
動棒材加工装置は、上記保持手段によって前進される新
材により、端材をガイドブッシュの前方に押出すように
構成される。本発明の上記構成によれば、自動棒材加工
装置は、残材を持ち帰る必要がなく従って、旋盤にお
いて最後の製品が加工されている間に、送り矢が棒材供
給機に後退し、直ちに新材の把持工程を行うことができ
。従って、加工サイクル時間を全体的に短縮すること
が可能となる。また、残材を保持手段にて保持した状態
で送り矢を後退させることにより、残材と送り矢とを分
離できるので、格別の機構又は部材を備えずに残材と送
り矢とを分離させることができる。
【0012】本発明の更に好ましい実施態様において
は、前記旋盤は、棒材に旋削加工を施すための第1の主
軸と、第1の主軸に対向する第2の主軸とを備え、前記
送り矢制御手段は、前記保持手段に保持された棒材が所
定の長さ以下の残材となったことを前記送り矢の位置に
より検出する位置検出手段を有し、該位置検出手段が前
記残材を検出すると、前記保持制御手段は前記保持手段
に前記残材を保持させ、前記送り矢制御手段は前記送り
矢移動機構により前記送り矢を後退させる。
【0013】かかる構成の自動棒材加工装置によれば、
第1及び第2の主軸を用いて、被加工材料の略全長に亘
る旋削加工を行い、長尺の端材の発生を防止することが
できる。また、上記位置検出手段により、所定の長さ以
下に棒材が短縮したことを検出できるので、これを用い
て、棒材の末端部分の最終加工の開始を容易に知ること
ができる。
【0014】本発明は又、上記自動棒材加工装置におい
て、前記旋盤が、旋削加工を施すための第1の主軸と、
第1の主軸に対向する第2の主軸とを備えており、前記
残材を排出するために該残材を前記棒材供給機に持ち帰
って排出する持ち帰り排出手段と、該持ち帰り排出手段
による残材の排出動作及び前記前方排出手段による端材
の排出動作のいずれか一方を選択するための排出動作選
択手段とが更に設けられたことを特徴とする自動棒材加
工装置を提供する。
【0015】本発明の上記構成によれば、細物の棒材を
旋削加工する場合に、排出動作選択手段によって、持ち
帰り排出動作を適宜選択できる。従って、上記自動棒材
加工装置では、ガイドブッシュから押し出し得ないよう
な細物の棒材の残材を棒材供給機に持ち帰って排出で
き、これによって、棒材の径に係わらず、残材を常に円
滑且つ確実に排出することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る自
動棒材加工装置の好ましい実施例について、詳細に説明
する。図1は、本発明の実施例に係る自動棒材加工装置
の概略正面図である。図1に示すように、自動棒材加工
装置1は、棒材の加工軸線X−Xに沿って互いに整列さ
れた棒材供給機10及びNC旋盤20から略構成されて
いる。
【0017】棒材供給機10は、脚部11、11に支持
された本体12と、本体12に加工軸線X−Xに沿って
移動可能に支持された送り矢13とを備えている。送り
矢13の先端部には、棒材Wの後端部を把持するための
フィンガーチャック14が回転自在に取付けられてい
る。棒材供給機10は又、図示しない新材供給機構と送
り矢移動機構とを備えており、新材供給機構によって、
新たに加工すべき棒材、即ち新材を送り矢13の前方の
加工軸選X−X上に投入し、フィンガーチャック14に
より棒材Wの後端部を把持した状態で、送り矢移動機構
の作動により、棒材WをNC旋盤20に向かって前進
せるように構成されている。また、送り矢移動機構は送
り矢13を後退させることができる。棒材供給機10
は、NC旋盤20に残った残材RWを送り矢13が持ち
帰ったときに残材RWをフィンガーチャック14から取
外すための残材排出装置15を備えている。残材排出装
置15は、残材RWの把持及び解放を行う残材クランプ
16と、残材クランプ16から解放された残材RWを受
け入れる残材レシーバ17とを備えている。以下の説明
において、残材とは、棒材供給機10に持ち帰って排出
すべき長さまで加工により短縮した棒材、或いは、製品
を更にもう一つだけNC旋盤20にて作ることができる
長さを有する棒材を意味するものとする。また、以下に
述べる端材とは、もはやNC旋盤20にて加工できない
長さの棒材を意味するものとする。
【0018】棒材供給機10は更に、棒材供給機10の
作動を制御するためのコントローラC1と、送り矢13
が最後端位置にあることを検出するための後端センサD
1と、送り矢13が最前端位置にあることを検出するた
めの前端センサD2と、送り矢13が最後端位置と最前
端位置との間の所定の位置に位置していることを検出す
るための中間位置センサD3と、残材RWが残材クラン
プ16から落下したことを検出する残材排出センサD4
とを備えている。各センサD1、D2、D3、D4は、
コントローラC1に接続されており、コントローラC1
は、これらセンサD1、D2、D3、D4によって検出
された情報に基づいて、棒材供給機10の作動を制御す
るように構成されている。また、中間位置センサD3
は、加工軸線X−X方向に移動可能に、本体12に取付
けられており、中間位置センサD3の取付け位置は、製
品の長さに応じて適宜調整される。
【0019】棒材供給機10には、コントローラC1に
接続された動作選択スイッチSWが設けられている。動
作選択スイッチSWは、手動操作によって、NC旋盤2
0に残った残材RW又は端材EWの排出方法を選択する
ためのものであり、送り矢13が残材RWを持ち帰り、
棒材供給機10において排出する排出方法をコントロー
ラC1に指示するポジションIと、端材EWをNC旋盤
20内で排出する排出方法を選択するポジションIIと
を備えている。
【0020】NC旋盤20は、コレットチャック22を
備えた移動式の第1主軸21と、主軸21の前方に配置
されたガイドブッシュ23と、ガイドブッシュ23の前
方に配置されたバイト24と、コレットチャック26を
備えた移動式の第2主軸25とを備えている。第1主軸
21、ガイドブッシュ23及び第2主軸25は、加工軸
線X−X上に整列している。また、第2主軸25は、バ
イト24の前方に第1主軸21と対向するように配置さ
れている。
【0021】第1主軸21及び第2主軸25は、コレッ
トチャック22及び26によって棒材Wを把持するとと
もに、棒材Wを回転させつつ、加工軸線X−Xに沿って
前後に移動させるように構成されている。ガイドブッシ
ュ23は、その案内孔23aが棒材Wの周面に摺接する
ことにより、棒材Wを加工軸線X−Xに沿って案内す
る。また、バイト24は、加工軸線X−Xに向かって、
或いは該軸線から遠ざかるように側方向に移動され、高
速回転されている棒材Wの外周に係合したときに棒材W
の外周部を旋削する。
【0022】また、第2主軸25は、棒材Wの全長が所
定の長さ以下になったときに、コレットチャック26よ
って、棒材Wの前端部分を把持するとともに、棒材Wを
高速回転させつつ、加工軸線X−Xに沿って前後に移動
させるように構成されている。第2主軸25が駆動さ
れ、棒材Wが高速回転しつつ前後方向に移動する間、ガ
イドブッシュ23は、棒材Wの後端部分を案内し、ま
た、バイト24は、ガイドブッシュ23と第2主軸25
の間で、棒材Wの外周部を旋削する。
【0023】NC旋盤20は又、第1主軸21及び第2
主軸25による旋削加工を制御するための第1加工プロ
グラムと、第2主軸25による最終製品の旋削加工を制
御するための第2加工プログラムとを有するコントロー
ラC2を備えている。このコントローラC2と、棒材供
給機10のコントローラC1とは、互いに接続されてお
り、両コントローラは、協働して、棒材供給機10とN
C旋盤20との協調制御を行う。
【0024】図2は、上記自動棒材加工装置1の旋削工
程及び端材排出工程を示す説明図である。また、図3乃
至図6は、上記コントローラC1、C2の制御態様を示
すフローチャートである。各図を参照して、自動棒材加
工装置1の制御態様及びその作動について説明する。
【0025】図3に示すように、棒材供給機10は、新
材供給機構から新材(棒材W)を送り矢の前に供給し、
送り矢13のフィンガーチャック14によって棒材Wの
後端部を把持する(S1)。コントローラC1は、動作
選択スイッチSWのポジションを判定する(S2)。以
下、動作選択スイッチSWがポジションIIに位置して
いる場合と、動作選択スイッチSWがポジションIに位
置している場合とに分けて説明する。
【0026】操作員が、端材EWをNC旋盤20内で排
出する排出方法(以下、前方排出と称する)を選択した
結果、動作選択スイッチSWがポジションIIに位置し
ているとき、コントローラC1は、送り矢移動機構に前
進動作を指令し、送り矢移動機構は、中間位置センサD
3がON作動するまで、送り矢13を前進させる(S
3、4)。図2Aに示すように、中間位置センサD3の
ON作動時に、送り矢13は、後退位置にあるNC旋盤
20の第1主軸21に、送り矢13に把持された棒材W
を挿通し得る位置(以下、中間位置と称する)まで前進
しており、コントローラC1は、中間位置センサD3の
ON作動により送り矢13を停止させる(S5)。
【0027】次いで、NC旋盤20のコントローラC2
は、第1主軸21のコレットチャック22に棒材Wを把
持させ(S6)、他方、コントローラC1は、送り矢移
動機構に対して、送り矢13を所定の推進力で前方に付
勢するように指令する(S7)。コントローラC2は、
第1主軸21を前進させ、棒材Wは、図2Bに示すよう
に、前回の加工サイクルにおいて加工された棒材の端材
RWをガイドブッシュ23の前方に押し出し、NC旋盤
20内に排出する(S8)。次いで、コントローラC2
は、図示しない端材確認手段によって、ガイドブッシュ
23の端材EWが排出されたことを確認する(S9、1
0)。コントローラC2は、ガイドブッシュ23に端材
EWが残っていると判定すると、アラーム(図示せず)
を作動させて、操作員に警告を発する(S11)。
【0028】コントローラC2は、ガイドブッシュ23
端材EWが残っていないと判定すると、バイト24を
所定の加工位置まで前進させるとともに、図4に示すよ
うに、第1加工プログラムに基いて、NC旋盤20の駆
動機構に旋削開始を指令し、第1主軸21、第2主軸2
及びバイト24による棒材Wの旋削加工を行う(S1
2)。この旋削加工では第1主軸21及び第2主軸2
夫々、所定のプログラムに従って棒材Wを高速回転
且つ前後移動させ、バイト24は棒材Wの外周部を旋削
する。バイト24は、棒材Wに対する所定の加工長さの
旋削が完了すると、加工された棒材Wの部分を製品とし
て突切りする。更に、NC旋盤20のコレットチャック
22は棒材Wの後方部分を把持し直し、棒材供給機10
は、NC旋盤20の動作に応じて所定の加工長さだけ棒
材Wを前進させ。以後、かかる動作が繰り返しなされ
る。なお、かかる第1加工プログラム下の加工工程につ
いては既に知られているので、更なる詳細な説明は省略
する。
【0029】第1加工プログラムによるNC旋盤20の
旋削加工と、これに対応する棒材供給機10の棒材送り
出し動作は、コントローラC1が前端センサD2のON
作動を検出し(S13)、コントローラC2が第1主軸
21による棒材Wの最終旋削工程の完了を検出するまで
(S14)、順次行われる。この状態の送り矢13及び
第1主軸21が図2Cに示されている。コントローラC
2は更に、コレットチャック22を閉じ状態に保持する
(S15、16)。
【0030】次いで、図5に示すように、コントローラ
C1は、後端センサD1がON作動するまで、送り矢移
動機構によって送り矢13を後退させる(S17、1
8)。これにより、残材RWが、コレットチャック22
に把持されて第1主軸21に残る。かくして、残材RW
と送り矢13のフィンガーチャック14とが分離され
る。また、コントローラC1は、第2プログラムに基づ
いて、第2主軸25を後方に移動させて、そのコレット
チャック26に残材RWを把持させる。図2Dに示すよ
うに、第2主軸25は、ガイドブッシュ23と協働して
棒材Wを支持するとともに、棒材Wを高速回転させ、バ
イト24は、第1主軸21のみでは旋削加工できない長
さのWに対して、旋削加工を施す(S19)。コ
ントローラC2は、かかる旋削加工の終了を確認する
と、バイト24を所定の退避位置まで退避させる(S2
0、21、22)。この結果、図2Aに示される如く、
端材RWがガイドブッシュ23に残されるが、容易に理
解できるように、この端材RWは、新たに加工すべき棒
材W(新材)の前端によってガイドブッシュ23の前方
に押し出され、NC旋盤20内に排出される(S1〜S
11)。
【0031】他方、操作員が、残材を棒材供給機10に
おいて排出する排出方法(以下、持ち帰り排出と称す
る)を選択した結果、動作選択スイッチSWがポジショ
ンIに位置しているとき、図6に示すように、棒材供給
機10及びNC旋盤20は、第1加工プログラムの終了
までは、上記前方排出の場合と同様の動作を行う。即
ち、コントローラC1は、中間位置センサD3がON作
動する中間位置まで、送り矢13を前進させ(S31、
32)、コントローラC2は、第1主軸21のコレット
チャック22に棒材Wを把持させるとともに(S3
3)、第1加工プログラムによる制御下に、第1主軸2
、第2主軸25及びバイト24に棒材Wの旋削加工を
行なわせる(S33、34)。この旋削加工は、コント
ローラC1が前端センサD2のON作動を検出し、コン
トローラC2が第1加工プログラムによる旋削加工の終
了を検知するまで行われる(S35、36)。
【0032】しかしながら、以後の動作において、自動
棒材加工装置1は、前方排出の動作と異なり、第2加工
プログラムによる旋削加工を行わず残材RWを棒材供
給機10に持ち帰る。即ち、コントローラC1は、送り
矢移動機構により、後端センサD1が送り矢の最後端位
置を検出するまで、送り矢13を後退させ(S37、3
8)、残材排出装置15に対して、フィンガーチャック
14に把持された残材RW(図1参照)をフィンガーチ
ャック14から取り外すように指令する(S39)。こ
の持ち帰り排出の動作では、残材排出装置15は、送り
矢13が持ち帰った残材RWを、残材クランプ16によ
って把持するとともに、引き続く送り矢13の僅かな後
退により、残材RWとフィンガーチャック14とを分離
する。更に、残材排出装置15は、残材クランプ16を
解放して、残材RWを残材レシーバ17内に落下させ
る。コントローラC1は、残材レシーバ17内に設けら
れた残材排出センサD4によって残材RWの排出を確認
し、かかる加工サイクルを終了する(S40)。
【0033】このように、本例における自動棒材加工装
置1は、主軸移動型のNC旋盤20と、NC旋盤20に
対して、棒材Wを所定の加工長さづつ前進させる送り矢
13を備えた棒材供給機10とを有し、NC旋盤20の
ガイドブッシュ23に残されたWを排出するため
に、残材RWを新材の前端で前方に押圧して、ガイドブ
ッシュ23より前方に押出すように構成されている。従
って、自動棒材加工装置1は、残材RWを棒材供給機1
0に持ち帰ることなく、残材RWから更にもう1つの製
品取りを行い、しかも、ガイドブッシュ23に残った端
材EWをガイドブッシュ23の前方排出できる。この
結果、NC旋盤20において最後の製品が加工されてい
る間に、送り矢13が棒材供給機10に後退し、直ちに
新材の把持工程を行うことができるので、自動棒材加工
装置1は、加工サイクル時間を全体的に短縮できる。
【0034】また、NC旋盤20は、切削加工時に棒材
Wを回転させる第1主軸21及び雫2主軸25とを備
え、棒材供給機10は、残材RWの旋削加工を選択的に
行わせることができる動作選択スイッチSW及びコント
ローラC1を備えている。従って、自動棒材加工装置1
は、棒材Wの全長及び各製品の長さに基づく選択によ
棒材Wの末端部分の旋削加工を適切に行うことがで
きる。
【0035】更に、自動棒材加工装置1は、持ち帰り排
出の動作と、前方排出の動作とを行い得る棒材供給機1
0の送り矢移動機構及び残材排出装置15を有し、ま
た、上記各動作のいずれか一方を送り矢移動機構残材
排出装置15及びNC旋盤20に選択的に行わせる動作
選択スイッチSW及びコントローラC1、C2を備えて
いる。従って、自動棒材加工装置1は、細物の棒材Wを
旋削加工する場合に、動作選択スイッチSWをポジショ
ンIに切り換えることによって、持ち帰り排出の動作を
選択でき、これにより、ガイドブッシュ23から押し出
し得ないような細物の棒材Wの残材RWを棒材供給機1
0に持ち帰って排出できる。かくして、棒材Wの径に係
わらず、残材RWを常に円滑且つ確実に排出することが
できる。自動棒材加工装置1は更に、動作選択スイッチ
SWがポジションIIに位置しているときに、前端セン
サD2がON作動すると、コレットチャック22が残材
RWを保持した状態で、送り矢移動機構によって送り矢
13を後退させるように構成されている。コレットチャ
ック22に把持された残材RWは、後退する送り矢13
のフィンガーチャック14から解放される。従って、自
動棒材加工装置1は、前方排出の動作において残材RW
と送り矢13とを分離させるための格別の機構又は部材
を備えることなく、残材RWと送り矢13とを分離する
ことができる。
【0036】以上、本発明の好ましい実施例について詳
細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されること
なく特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の
変形又は変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に
含まれることはいうまでもない。例えば、上記コントロ
ーラC1は、新材の長さ及び製品の長さ、或いは新材の
径に基づいて、自動的に動作を選択するように構成して
も良い。
【0037】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の本発明の構成に
よれば、旋盤と、棒材供給機とを組合わせることによっ
て構成され、加工サイクル時間の長期化を回避できると
ともに、残材と送り矢のフィンガーチャックとの分離の
ための格別の機構又は部材を備えずに、簡単な構造で残
材とフィンガーチャックとを分離できる自動棒材加工装
置を提供することが可能となる。請求項3に記載の本発
明の構成によれば、細物の棒材を円滑且つ確実に排出す
ることができる自動棒材加工装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動棒材加工装置の概略
正面図である。
【図2】図1に示す自動棒材加工装置の旋削工程及び残
材排出工程を示す説明図である。
【図3】図1に示すコントローラの制御態様の一部を示
すフローチャートである。
【図4】図1に示すコントローラの制御態様の一部を示
すフローチャートである。
【図5】図1に示すコントローラの制御態様の一部を示
すフローチャートである。
【図6】図1に示すコントローラの制御態様の一部を示
すフローチャートである。
【符号の説明】 1 自動棒材加工装置 10 棒材供給機 11 脚部 12 本体 13 送り矢 14 フィンガーチャック 15 残材排出装置 16 残材クランプ 20 NC旋盤 21 第1主軸 22 コレットチャック 23 ガイドブッシュ 24 バイト 25 第2主軸 26 コレットチャック D1 後端センサ D2 前端センサ D3 中間位置センサ D4 残材排出センサ C1 コントローラ C2 コントローラ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材に対して旋削加工を行う主軸移動型
    の旋盤と、前記旋盤に対して、前記棒材を所定の加工長
    さづつ前進させる送り矢を備えた棒材供給機とを有し、
    前記旋盤のガイドブッシュ内に残された残材を排出する
    ために、該残材を新材の前端で前方に押圧して、前記ガ
    イドブッシュより前方に押出す残材排出機構を備えたこ
    とを特徴とする自動棒材加工装置。
  2. 【請求項2】 棒材に対して旋削加工を行う旋盤と、前
    記旋盤に対して、前記棒材を所定の加工長さづつ前進さ
    せる送り矢を備えた棒材供給機とを有し、前記旋盤が、
    旋削加工を施すための第1の主軸と、第1の主軸に対向
    する第2の主軸とを備え、前記棒材の全長及び各製品の
    長さに基づいて、前記第1及び/又は第2の主軸により
    行われた棒材加工の結果として前記棒材供給機に残る棒
    材に対する前記第2の主軸による切削加工を、前記旋盤
    に選択的に行わせる動作選択手段を備えたことを特徴と
    する自動棒材加工装置。
  3. 【請求項3】 棒材に対して旋削加工を行う旋盤と、前
    記旋盤に対して、前記棒材を所定の加工長さづつ前進さ
    せる送り矢を備えた棒材供給機とを有し、前記旋盤が、
    旋削加工を施すための第1の主軸と、第1の主軸に対向
    する第2の主軸とを備え、前記棒材供給機は、前記旋盤
    のガイドブッシュに残された残材を排出するために、該
    残材を前記棒材供給機に持ち帰って該棒材供給機におい
    て前記残材を排出する第1排出動作と、前記残材を新材
    の前端で前方に押圧して、前記ガイドブッシュより前方
    に残材を押出す第2排出動作とを行い得る残材排出機構
    を有し、前記棒材供給機及び/又は旋盤は、第1排出動
    作又は第2排出動作のいずれか一方を前記棒材排出機構
    に選択的に行わせる排出動作選択手段を備えたことを特
    徴とする自動棒材加工装置。
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