JPH0621857Y2 - 容器の注出口 - Google Patents

容器の注出口

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JPH0621857Y2
JPH0621857Y2 JP1988150584U JP15058488U JPH0621857Y2 JP H0621857 Y2 JPH0621857 Y2 JP H0621857Y2 JP 1988150584 U JP1988150584 U JP 1988150584U JP 15058488 U JP15058488 U JP 15058488U JP H0621857 Y2 JPH0621857 Y2 JP H0621857Y2
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JP
Japan
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spout
lid
container
sheet
hinge
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JP1988150584U
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JPH0273120U (ja
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光治 林田
輝昭 林田
信重 安井
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Mikasa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Mikasa Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は紙容器、合成樹脂製容器等の容器に用いる容
器の注出口に関するものである。
[従来の技術] この考案の考案者は、さきに、第8図に示すような、同
種の注出口を考案して出願開示した(実願昭61−16
1443号)。
同図において、aは合成樹脂製の注口であり、容器bに
対する取付部cを一体に形成されている。dは天板、e
はヒンジ、fは裂溝である。gはプルリング、hは合成
樹脂層で被覆したアルミニウム箔を示す。容器bは一例
として、牛乳又はジュース等を収納する紙容器で、注出
口は前記取付部cにより接着して設けられている。
使用の際はプルリングgを矢印Ag方向に引き、裂溝f
を引き裂き、それによりヒンジeによって開閉する蓋を
形成し、この蓋を開閉して容器b内の図示しない液体商
品等を注出する。なお前記アルミニウム箔hは裂溝fの
引裂きの際にともに引き裂かれる。この考案の注出口は
最初の開放迄は密封されているため、広く用いられてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかし上記開示済の注出口は次のような難点を有してい
る。即ちこの注出口を取付ける容器が図示のように紙容
器等である場合、最初の開放のためにプルリングgを摘
んで矢印Ag方向に引くと、紙容器bは紙袋のため撓ん
で変形し、裂溝f引裂きのための力は分散されてしま
い、容易に裂切ることができない。
又プルリングgが外側に突出して設けられていることは
商品の流通過程の取扱い等において他のものに強く触
れ、それにより損壊させられる恐れがある。
本考案は上記のような課題を解決するためになされたも
ので、その目的は、最初の開放迄は密封できると共に、
きわめて容易に、前記開示済みの注出口よりも小さい力
で開放でき、かつプルリング等のような外方に突出して
いて、商品取扱い上他のものに強く触れて損壊の恐れの
ある突出部のない、容器の注出口を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれ
は、合成樹脂製の、容器に取付ける取付部2に一体に設
けられた注口1;該注口1内に、かつ該注口1に対し
て、薄肉のヒンジ3のみにより一体に設けられ、該ヒン
ジ3以外の部分は分離して設けられた蓋4;上記注口1
の下側5及び上記蓋4の下面6の両方に亘り付着させら
れたポリエチレンよりもガスバリヤー性の高い下シート
7;前記蓋4の上面8に付着させられ、前記ヒンジ3の
反対側端部に摘み部10を形成した上シート9;該上シ
ート9の、上記蓋4に対する付着強度をAとし、前記下
シート7の引裂き強度をBとして、A>Bに形成された
前記両シート9、7;から成る容器の注出口である。
又前記上シート9は前記注出口1の上端部11に剥離自
在に付着させられている前記容器の注出口である。
[作用] 摘み部10を摘んで上方に引き上げると、この上シート
9に付着している蓋4が引き上げられ、それにつれて下
シート7が摘み部10近傍から裂切れはじめ、この裂切
れはヒンジ3に達して止まる。これにより開口が形成さ
れ、蓋4が開閉自在となる。
又上シート9が注口1の上端部11付着させられている
注出口も摘み部10を摘んで上方に引き上げ、上シート
7を注口1の上端部11から剥離しつつ蓋4を上方に引
き上げ、同時に下シート7を裂切れ、通口を形成し、蓋
4を開閉自在に形成し、容器内の液体商品等を注出す
る。そしてこのように形成されたものは、使用後容器内
に残りが生じた際には、前記蓋4を再び注口1に回動復
帰せしめ、上シート9を、その蓋4と注口1上端部11
との間を指等で押圧しつつ移動させることにより、上シ
ート9を変形して、蓋4と注口1の間に僅かながら押し
込み、閉止を良好にする。
[実施例] 第1図及び第2図において、1は合成樹脂製の注口であ
り、一例としてポリプロピレンにより形成されている。
なおこれはポリエチレン等により形成されてもよい。2
は図示しない容器に対する取付部、3は薄肉のヒンジ、
4はヒンジ3により注口1に一体に設けられている蓋、
5は注口1の下側、6は蓋4の下面を示す。次に7は下
シートであり、次のようなポリエチレンよりもガスバリ
ヤー性の高いシートが用いられた。
それは、第3図に示すようなアルミニウム箔等の金属箔
12で、この場合該金属箔12はその表面に合成樹脂の
層13、14を有しているものが好ましい。次に前記下
シート7はポリビニールアルコール系合成樹脂フイル
ム、塩化ビニリデン系合成樹脂フイルム、ナイロン系合
成樹脂フイルム、ポリエチレンテレフタレート系合成樹
脂フイルム等のような、ポリエチレンよりもガスバリヤ
ー性の高い、特に酸素の透過防止性の高い合成樹脂フイ
ルムであってもよく、この考案では下シート7は、前記
のように金属箔12、又は表面に合成樹脂層13、14
を設けた金属箔及び前記のようなポリエチレンよりもガ
スバリヤー性の高い合成樹脂フイルムを指すので、これ
らを含むものである。
次に上シート9は、前記下シート7と同一のものを用
い、特に一例として表面に合成樹脂層13、14を有す
るアルミニウム箔等の金属箔12を用いる。しかし上シ
ート9はその外ガスバリヤー性のポリエチレンよりも低
いものであっても差支えはなく、これらのものも含むも
のである。
次に8は蓋4の上面、10は摘み部であり、該摘み部1
0はヒンジ3の反対側の端部に形成され、第1図に示す
ようにヒンジ方向に折り曲げてもよく、第4図に示すよ
うに前方に突出させておいてもよい。15は空隙、16
は間隙を示す。そして前記下シート7はインサート成形
によって形成されるが、通常の熱盤を用いるか、又は高
周波溶着、超音波溶着等によって設けられてもよい。又
上シート9も同様である。
次に、第4図、第5図に示すものは、前記上シート9を
蓋4上から延長して広げ、注口1の上端部11上に付着
せしめたものである。このようにすることにより、前記
間隙16に塵埃等の堆積するのを防止できよう。
なお注口1の上端部11は、その表面積が蓋4より小さ
いため、上シート9が蓋4上から剥離困難な場合でも、
注口1の上端部11からは剥離できるものである。
次に、この考案の特に第4図に示すような注出口は、一
例として、第6図及び第7図に示すようにして形成され
る。第6図において注出口は下シート7をインサート形
成された半製品で、注口1の上端部11に凸条17が設
けられてある。
18は加圧用の熱盤、19はヒータ、20は基台を示
す。熱盤18を矢印A18方向に移動すると、凸条17
は第7図に示すように押しつぶされると共に、この凸条
17の部分に上シート9が溶着される。
このため上シート9は、注口1の上端部11に溶着され
てはいるが、その溶着は部分的にされていることにな
り、凸条17以外の部分にはごく弱く溶着されている。
このため注口1の上端部11上の、上シート9は、注口
1から剥離し易く付着させられていることになる。
[考案の効果] 上シートを持って蓋4を上方に引き上げて開放すると、
その際引き裂かれるのは前記従来のような合成樹脂の裂
溝でなく、下シート7なので、従来よりも一層容易にそ
れを裂き切って開放することができる。
そして、それにもかかわらず下シート7をポリエチレン
よりもガスバリヤー性が高く形成したことにより、透過
空気によって容器内商品の劣化させられるのを強く抑制
することができる。又上シート9の一部により蓋4開閉
のための摘み部10を形成したことにより、この摘み部
10は上方に突出させることなく、蓋4上面に付着して
最も低い姿勢に形成されているから、商品の流通過程等
において前記従来のように他のものに強く触れて損壊さ
せられる恐れがない。又仮に何等かの理由で上記摘みが
立ち上がった状態にされる場合があり、これに他のもの
が強く触れた場合にも、摘み10自体がきわめて容易に
弾性変形してしまい、従って損壊させられるのを防止す
ることができる。
更に、注口1と蓋4を2〜3mm程度に薄く形成するこ
とにより、従来の注出口のように、容器への取付けのた
めに充填機を改造する必要がなくなり、予め注出口を紙
容器ブランクの成形時に取付けておき、このままのブラ
ンクを充填機上で処理することができる。
又上シート9を注口1の上端部11に剥離自在に付着さ
せたものは、蓋4と注口1の間に塵埃の堆積するのを防
止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示し、第1図は容
器の注出口の断面図、第2図は同注出口の平面図、第3
図は同注出口の部品の断面図、第4図、第5図はこの考
案の他の実施例を示し、第4図は容器の注出口の断面
図、第5図は第4図のV−V線矢視図、第6図は第4図
に示す容器の注出口を製造する工程の一部を示す図、第
7図は第6図に示す工程の後の工程を示す図、第8図は
この考案の考案者がさきに開示した同種の容器の注出口
の、容器に取付けた場合の断面図である。 1……注口 2……取付部 3……ヒンジ 4……蓋 5……下側 6……下面 7……下シート 8……上面 9……上シート 10……摘み部 11……上端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安井 信重 東京都北区王子5丁目21番2号 十條製紙 株式会社リキッドパッケージングセンター 内 (56)参考文献 実開 昭63−70923(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の、容器に取付ける取付部2に
    一体に設けられた注口1;該注口1内に、かつ該注口1
    に対して、薄肉のヒンジ3のみにより一体に設けられ、
    該ヒンジ3以外の部分は分離して設けられた蓋4;上記
    注口1の下側5及び上記蓋4の下面6の両方に亘り付着
    させられた、ポリエチレンよりもガスバリヤー性の高い
    下シート7;前記蓋4の上面8に付着させられ、前記ヒ
    ンジ3の反対側端部に摘み部10を形成した上シート
    9;該上シート9の、上記蓋4に対する付着強度をAと
    し、前記下シート7の引裂き強度をBとして、A>Bに
    形成された前記両シート9、7;から成る容器の注出
    口。
  2. 【請求項2】上シート9は注口1の上端部11に剥離自
    在に付着させられている請求項1記載の容器の注出口。
JP1988150584U 1988-11-18 1988-11-18 容器の注出口 Expired - Lifetime JPH0621857Y2 (ja)

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JP1988150584U JPH0621857Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 容器の注出口

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JP1988150584U JPH0621857Y2 (ja) 1988-11-18 1988-11-18 容器の注出口

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JPH0273120U JPH0273120U (ja) 1990-06-04
JPH0621857Y2 true JPH0621857Y2 (ja) 1994-06-08

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113224U (ja) * 1984-12-27 1986-07-17
JPH0242592Y2 (ja) * 1986-05-30 1990-11-14
JPH0311147Y2 (ja) * 1986-10-24 1991-03-19

Also Published As

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JPH0273120U (ja) 1990-06-04

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