JPH0621840U - 電動工具の回転伝達機構 - Google Patents

電動工具の回転伝達機構

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JPH0621840U
JPH0621840U JP6050692U JP6050692U JPH0621840U JP H0621840 U JPH0621840 U JP H0621840U JP 6050692 U JP6050692 U JP 6050692U JP 6050692 U JP6050692 U JP 6050692U JP H0621840 U JPH0621840 U JP H0621840U
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高司 近藤
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ミヤモトエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動サンダ−等の電動工具の騒音を低下し、
かつ製造しやすくすることにある。 【構成】 電動工具1の工具枢支軸6と、モ−タ駆動軸
7との中心軸線が所定の傾斜角度とした上記工具枢支軸
6およびモ−タ駆動軸7に、歯付きの所定径のプ−リ1
1、12をそれぞれ装着し、ガイドロ−ラ16、17を
介して上記工具枢支軸側の歯付きのプ−リ11とモ−タ
駆動軸側の歯付きのプ−リ12とにエンドレス状の歯付
きベルト18を懸架して回転伝達可能に係合している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電動サンダ−等の電動工具の回転伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動サンダ−等の電動工具は、合成樹脂材等で成形したケ−スの把持部 にモ−タを内装し、上記ケ−スの頭部に工具枢支軸を内装して、この工具枢支軸 にサンダ−等の工具を取り付けて電動駆動して所要の作業を行えるようにしてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、モ−タ駆動軸と工具枢支軸とが直交したりしている回転伝達機構のも のでは、一般に所定の減速比としたベルルギヤ−等の歯車係合機構で回転伝達し ている。
【0004】 そのため、ベベルギヤ−等のギヤ−のかみ合わせ部から発生する騒音が大きく 、この騒音を抑えるためには高度なギヤ−の工作精度と、微妙なギヤ−のかみ合 わせの浅深調整が必要で、電動工具の製造が容易でなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、電 動工具の工具枢支軸と、この工具を電動駆動するモ−タ駆動軸との中心軸線が所 定の傾斜角度として配設した電動工具の回転伝達機構において、上記工具枢支軸 およびモ−タ駆動軸に歯付きの所定径のプ−リをそれぞれ装着するとともに、ガ イドロ−ラを介して上記工具枢支軸側の歯付きのプ−リとモ−タ駆動軸側の歯付 きのプ−リとにエンドレス状の歯付きベルトを懸架して回転伝達可能に係合した ことを特徴とする電動工具の回転伝達機構を提供するにある。
【0006】
【作用】
本考案の電動工具の回転伝達機構を使用すると、モ−タ駆動軸と工具枢支軸と の歯付きのプ−リに歯付きベルトを懸架して係合していることによって、電動工 具を回転伝達するにもかかわらず、騒音の発生を小さく抑えることができる。
【0007】 また、歯付きベルトを懸架しているので、歯付きのプ−リの工作精度は高くな くてもよく、かつこれらの係合のかみ合わせの浅深調整もほとんど必要なく、電 動工具の製造を簡単に行えて生産能率を向上することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。図1、図2は、本考案の一実施 例を示すものである。電動工具1は、電動サンダ−の一実施例で、図1、図2の ようにエンジニアリングプラスチックスで成形したケ−ス2の把持部3にモ−タ 4を内装し、ケ−ス2の頭部5に工具枢支軸6を上記モ−タ4のモ−タ駆動軸7 に対して垂直方向に2個の軸受8、9に枢着して内装している。
【0009】 上記モ−タ駆動軸7には、図1、図2のように冷却ファン10を軸着している とともに、その先側に歯付きのプ−リ11を軸着している。また、工具枢支軸6 には、上記モ−タ側のプ−リ11よりも大径の所定の減速比とした歯付きのプ− リ12を軸着し、その先側にサンダ−取り付け具13を介してサンダ−14を着 脱可能に取り付けられるようにしている。
【0010】 上記モ−タ側のプ−リ11と工具枢支軸側のプ−リ12の中間部には、図1、 図2のように軸受け台15を配設しており、この軸受け台15に左右一対のガイ ドロ−ラ16、17を所定の傾斜角で軸着して、上記プ−リ11、12にこのガ イドロ−ラ16、17を介してエンドレス状の歯付きベルト18を懸架し、直角 方向に対向したプ−リ11、12間の回転伝達を効率よく行え、かつ騒音を抑え られるようにしている。
【0011】 なお、ガイドロ−ラ16、17は、必要によりテンション調整のために位置補 正を行えるようにすることもできる。19は、研磨粉やごみ等がケ−ス2内に侵 入するのを防止する防塵壁である。
【0012】 しかして、上記した電動工具1を操作してモ−タ4を駆動すると、モ−タ側の 小径の歯付きのプ−リ11の回転で歯付きベルト18を旋回し、中間部のガイド ロ−ラ16、17を介して工具枢支軸6の大径の歯付きのプ−リ12に回転伝達 してサンダ−14を回転駆動できるものである。
【0013】 したがって、従来のように回転伝達用のベベルギヤ−等の高度な工作精度やそ の微妙なかみ合わせの浅深調整の必要がなく、製造が容易となり、かつ回転伝達 により発生する騒音も60フオン位に低減でき、作業環境よく使用することがで きる。
【0014】 また、モ−タ駆動軸と工具枢支軸との中心軸線が直交状態であるにもかかわら ず、歯付きベルトを介して回転伝達できるので、頭部を小型化することができ、 かつ電動工具をできるだけ軽量に抑えることができ、工具を微妙に動かす作業を 効率よく行える。
【0015】 さらに、モ−タの回転力は、歯付きのプ−リ、歯付きベルトを介して直接に工 具枢支軸に伝達されるため、伝達効率がよく、従来に比してワット数の小さいモ −タを使用することもでき、製造原価を低減することが可能である。
【0016】 しかも、減速比の変更についても、従来の歯車係合の場合では、モ−タ側の原 動歯車と工具側の従動歯車との半径の和以内での変更は一方の歯車の径を大きく すれば、その分ケ−スを大きくする必要があったが、本考案ではプ−リ間の軸間 距離を一定として一方のプ−リの半径を変更することで、容易に行える。
【0017】 上記実施例では、モ−タ駆動軸と工具枢支軸との中心軸線が直角の場合を示し たが、鋭角等の傾斜状態の場合(側面や上面からみて立体的に交叉状態となる場 合も適用可能)も同様に適用できるものである。
【0018】 また、実施例では、ガイドロ−ラを図上歯付きベルトよりも下方側に配置した が、上方側に配置し、工具枢支軸の上方側にプ−リを取り付けて係合するなど本 考案の趣旨の範囲で適宜に変更可能である。
【0019】 以上では、電動サンダ−の電動工具について説明したが、電動カッタ−、電動 かんな、その他の工具についても同様に適用可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案にあっては、電動工具のモ−タ駆動軸と工具枢支軸との中 心軸線が所定の傾斜角度にあっても、歯付きのプ−リ、歯付きベルトで係合して 回転伝達できるので、電動工具を小型で、軽量に保持でき、しかも騒音の発生を 小さく抑えることができる。そして、高度な工作精度のかみ合わせの浅深調整も 必要がなく、電動工具の製造が容易で生産能率を高められ、コストの低減がはか れる。
【0021】 そしてまた、減速比の変更も、モ−タ駆動軸と工具枢支軸との軸間距離を一定 として一方のプ−リや歯付きベルトの長さ等の変更で容易に行うことができるな ど優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部省略した側断面図、
【図2】図1のA−A線断面図。
【符号の説明】
1…電動工具 2…ケ−ス 4…モ
−タ 6…工具枢支軸 7…モ−タ駆動軸 11…プ
−リ 12…プ−リ 14…サンダ− 16、
17…ガイドロ−ラ 18…歯付きベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動工具の工具枢支軸と、この工具を電
    動駆動するモ−タ駆動軸との中心軸線が所定の傾斜角度
    として配設した電動工具の回転伝達機構において、 上記工具枢支軸およびモ−タ駆動軸に歯付きの所定径の
    プ−リをそれぞれ装着するとともに、ガイドロ−ラを介
    して上記工具枢支軸側の歯付きのプ−リとモ−タ駆動軸
    側の歯付きのプ−リとにエンドレス状の歯付きベルトを
    懸架して回転伝達可能に係合したことを特徴とする電動
    工具の回転伝達機構。
JP1992060506U 1992-08-05 1992-08-05 歯付きベルトによる携帯用電動工具の回転伝達機構 Expired - Fee Related JP2518188Y2 (ja)

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