JPH0671051U - 横軸研削アタッチメント - Google Patents

横軸研削アタッチメント

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JPH0671051U
JPH0671051U JP1884393U JP1884393U JPH0671051U JP H0671051 U JPH0671051 U JP H0671051U JP 1884393 U JP1884393 U JP 1884393U JP 1884393 U JP1884393 U JP 1884393U JP H0671051 U JPH0671051 U JP H0671051U
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JP
Japan
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grinding attachment
attachment
spindle shaft
spindle
shaft
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Pending
Application number
JP1884393U
Other languages
English (en)
Inventor
章人 池田
太 小野寺
泰毅 大島
Original Assignee
東芝セラミックス株式会社
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Publication date
Application filed by 東芝セラミックス株式会社 filed Critical 東芝セラミックス株式会社
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Pending legal-status Critical Current

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石の回転を安定させ、アタッチメントの寿
命を向上させる。 【構成】 主軸ハウジング1に装着されこの主軸ハウジ
ング1から突出して設けられた研削アタッチメント本体
23,26と、この研削アタッチメント本体23,26
の先端部にこの研削アタッチメント本体の突出方向に直
交して軸支されたスピンドル軸29と、このスピンドル
軸29の一端部に装着された溝切り用砥石30と、前記
研削アタッチメント本体23,26に設けられた原動機
34と、この原動機34と前記スピンドル軸29の他端
部とを連結する動力伝達手段36とを具備してなる横軸
研削アタッチメント。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として半導体ウェーハ用ボートの溝加工に使用する横軸研削アタ ッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェーハの製造工程においては、ウェーハの洗浄時もしくは熱処理時等 にこれを保持するための半導体ウェーハ用ボートが使用される。この半導体ウェ ーハ用ボートは、石英もしくは炭化ケイ素からなり、その内部にウェーハを保持 するための多数の溝を有している。そして、この溝は研削砥石によって加工され るが、この研削加工は、汎用NC研削盤の主軸に横軸研削アタッチメントを装着 することによって行われる。
【0003】 従来、この横軸研削アタッチメントとしては、第5図に示すようなアンギュラ アタッチメントが知られている。このアンギュラアタッチメントは、竪軸NC研 削盤の主軸ハウジング1に固定されたアタッチメント本体2を有している。この アタッチメント本体2の内部には、テーパー部3で研削盤の主軸4に接続された 竪軸5が設けられている。この竪軸5は軸受6で軸支されており、その下端には 第1の傘歯車7が設けられている。この第1の傘歯車7には、これと直交する回 転軸を有する第2の傘歯車8がかみ合っている。この第2の傘歯車8には、前記 竪軸5と直交する方向に横軸9が設けられており、この横軸9は軸受10で軸支 されている。この横軸9には溝切り用砥石11が装着されている。そして、主軸 4の回転は竪軸5、第1の傘歯車7、第2の傘歯車8、横軸9を経て溝切り用砥 石11に伝えられ、この砥石によって半導体ウェーハ用ボートの溝が加工される 。
【0004】 このようなアンギュラアタッチメントを用いて半導体ウェーハ用ボートの溝部 を加工するには、図6に示すように、アタッチメントを半導体ウェーハ用ボート 15の内部に挿入し、溝切り用砥石11を図7に想像線で示すような軌道に沿っ て遊星運動させることによって溝部16を研削する。そして、図6に示すように 、ボートの一方の側の溝部16が加工されたら、アタッチメントを反転し他方の 側の溝部16を加工する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記半導体ウェーハ用ボートの溝加工は、ボートが石英や炭化ケイ 素からなるため研削抵抗が高く負荷が大きい。また、砥石の回転は2500rp m〜4000romと高速であり、ボートの溝数が多いため長時間連続運転をし なければならないという特徴がある。
【0006】 しかしながら、上記従来のアンギュラアタッチメントにあっては、主軸4の回 転を竪軸5に伝達するようになっているため、テーパ部3のスラスト荷重が直接 軸受6に加わる。また、高速回転においては傘歯車7、8が振動を発生しやすい 。さらに、溝切り用砥石11に加わる反力が増大され、傘歯車7、8のP点に周 方向に加わる。また、アンギュラアタッチメントは、ボートの内部に挿入して溝 加工を行うため横軸9をできるだけ短くする必要がある。このため、図4に示す ように、横軸9の2つの軸受10a、10bの間隔Aは、主軸4の軸線Qと溝切 り用砥石11の距離Bよりさらに狭くせざるを得なくなり、横軸9に振動を生じ やすくなる。このようなことから、上記従来のアンギュラアタッチメントにあっ ては、砥石の安定した回転が得にくく、軸受が短時間で破損し交換しなければな らないという問題があった。例えば、炭化ケイ素のボートの溝加工においては、 1〜2ボート分の溝加工でアタッチメントの修理、交換が必要となっていた。
【0007】 本考案の目的は、溝切り用砥石の安定した回転を得ることができ、アタッチメ ントの寿命を向上させることができる横軸研削アタッチメントを提供することに ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 一実施例を示す図1に対応付けて説明すると、本考案は、主軸ハウジング1に 装着されこの主軸ハウジング1から突出して設けられた研削アタッチメント本体 23,26と、この研削アタッチメント本体23,26の先端部に同本体の突出 方向と直交して軸支されたスピンドル軸29と、このスピンドル軸29の一端部 に装着された溝切り用砥石30と、前記研削アタッチメント本体23,26上に 設けられた原動機34と、この原動機34の回転駆動力を前記スピンドル軸29 に伝達する巻掛け動力伝達手段36とを具備し、これにより上記従来の技術的課 題を解決する。
【0009】
【作用】
本考案は、上記のように構成されているので、スピンドル軸29の軸受28a ,28bの間隔を広くとることができ、スピンドル軸29の振動を防止すること ができるとともに、軸受28に対する負荷を軽減することができる。また、主軸 4を動力源とせず傘歯車も使用していないため、動力伝達過程におけるスラスト 荷重のような無理な力がかからないとともに、振動も防止することができる。従 って、砥石の安定した回転を得ることができるとともに、アタッチメントの寿命 を向上させることができる。
【0010】 なお、本考案の構成を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項では 、本考案の理解を容易にするために実施例の図を用いたが、これにより本考案が 実施例に限定されるものではない。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の実施例について詳細に説明する。なお、先に 示した従来例と同一の構成部分には同一符号を付して、その説明を省略する。 図1及び図2は、本考案に係る横軸研削アタッチメントの実施例を示している 。図中の符号21はベースプレートである。このベースプレート21は、竪型N C研削盤の主軸ハウジング1に同軸に固定されている。このベースプレート21 は、略円盤状に形成されており、その円周部の180°離れた位置には、それぞ れ位置決め孔22、22が形成されている。
【0012】 このベースプレート21には、略円盤状のアタッチメントベース23が回転自 在に装着されている。すなわち、ベースプレート21の下端周縁部には、アタッ チメントベース23の摺動案内用に、突条21aが円軌道を描いて設けられてお り、アタッチメントベース23に取り付けた円環状の摺動板23aをこの突条2 1aと係合させることにより、アタッチメントベース23がベースプレート21 に対して回転自在に装着されている。 ベースプレート21には、その中心部にセンターピン24が設けられており、 このセンターピン24をアタッチメントベース23の中心部に形成された中心孔 へ挿入することにより各部材21,23を同軸上に位置決めできるようになって いる。また、アタッチメントベース23には、位置決めピン25が設けられてお り、この位置決めピン25を前記位置決め孔22に嵌合させることによって、ア タッチメントベース23の位置を180°離間した2つの位置に位置決めするこ とができるようになっている。なお、位置決めピン25は軸方向に移動自在であ り、ばね25aによって図1の上方向に常時付勢されている。
【0013】 アタッチメントベース23には、下方へ突出して形成された突出部26が設け られている。突出部26の下端部には、水平方向に貫通して形成された軸受孔2 7が設けられており、この軸受孔27の水平方向両端部には、それぞれ軸受28 a、28bが設けられている。この軸受28a、28bには、スピンドル軸29 が回転自在に軸支されており、このスピンドル軸29の一方の端部には、溝切り 用砥石30が装着されている。また、スピンドル軸29の他方の端部には、第2 のプーリ31が固定されている。
【0014】 一方、前記アタッチメントベース23の下面には、断熱スペーサ32を介して モータ取付ベース33が固定されている。このモータ取付ベース33は、板金を 略L字型に屈曲したものであって、モータからの熱を放出する放熱フィンの役割 も果たしている。このモータ取付ベース33には、電動モータ34が前記スピン ドル軸29と平行に固定されている。この電動モータ34の出力軸には第1のプ ーリ35が固定されており、この第1のプーリ35と前記スピンドル軸29の第 2のプーリ31との間には、タイミングベルト36が巻掛けられている。
【0015】 このような構成において、まず電動モータ34を駆動すると、第1のプーリ3 5、タイミングベルト36、第2のプーリ31を介してスピンドル軸29が回転 する。そして、スピンドル軸29に固定された溝切り用砥石30が回転し、半導 体ウェーハ用ボートの溝を研削する。半導体ウェーハ用ボートの反対側の端部の 溝を研削するには、アタッチメントベース23を180°回転させる。そして、 位置決めピン25を他方の位置決め孔22に嵌合させることによって溝切り用砥 石30の向きを180°変えることができる。
【0016】 以上説明したように、この実施例にあっては、突出部26の下端部に水平方向 に貫通するスピンドル軸29を設け、このスピンドル軸29を前記突出部26の 水平方向両端部で軸支するように構成している。従って、図3に示すCを図4に 示す従来例のDと同程度にすることができ、この場合、図3に示す本実施例の軸 受の間隔Eは図4に示す従来例の軸受の間隔Aの3倍以上にすることができる。 このように、短いスピンドル軸でありながら軸受の間隔を広くとることができる ので、スピンドル軸の振動を防止することができるとともに、軸受に対する負荷 を軽減することができる。また、アタッチメントベース23に電動モータ34を 設け、この駆動力をタイミングベルト36を介してスピンドル軸29の他端に設 けられた第2のプーリ31に伝達するように構成しているから、主軸4を動力源 とする必要がなく、傘歯車を使用する必要もない。このため、動力伝達過程にお けるスラスト荷重のような無理な力が加わることを防止することができるととも に、振動も防止することができる。このようなことから、溝切り用砥石の回転を 安定したものにすることができ、横軸研削アタッチメントの寿命を向上させるこ とができる。
【0017】 さらに、電動モータ34を放熱フィンの役割を有するモータ取付ベース33に 取付け、モータ取付ベース33を断熱スペーサ32を介してアタッチメントベー ス23に取付けているから、電動モータ34の発熱がアタッチメント本体に伝わ りにくく、従って加工寸法に変化が生ずることを防止することができる。 また、ベースプレート21に位置決め孔22を設けるとともに、アタッチメン トベース23に位置決めピン25を設けているので、アタッチメント全体を容易 に180°回転させ位置決めすることができる。
【0018】 なお、上記実施例においては、原動機として電動モータ34を採用しているが 、これに限る必要はなく、エアモータ等を使用してもよい。また、ベースプレー ト21へのアタッチメントベース23の装着は、突条21aと摺動板23aとの 係合によらず、ボルトの締結により行ってもよい。この場合、アタッチメントベ ース23を180°回転させるには、アタッチメントベース23をベースプレー ト21から取り外して行う。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、主軸ハウジングに装着されこの主軸ハ ウジングから突出して設けられた研削アタッチメント本体と、この研削アタッチ メント本体の先端部に同本体の突出方向と直交して軸支されたスピンドル軸と、 このスピンドル軸の一端部に装着された溝切り用砥石と、前記研削アタッチメン ト本体に設けられた原動機と、この原動機の回転駆動力を前記スピンドル軸に伝 達する巻掛け動力伝達手段とを備えているので、砥石の安定した回転が得られ、 アタッチメントの寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る横軸研削アタッチメントの一実施
例を示す一部破断正面図である。
【図2】本考案に係る横軸研削アタッチメントの一実施
例を示す側面図である。
【図3】図1に示す本考案の実施例の部分拡大図であ
る。
【図4】本考案の従来例の部分拡大図である。
【図5】従来のアンギュラアタッチメントを示す断面図
である。
【図6】従来のアンギュラアタッチメントの使用状態を
示す概略図である。
【図7】従来のアンギュラアタッチメントの使用時にお
ける砥石の動きを示す概略図である。
【符号の説明】
1 主軸ハウジング 23 アタッチメントベース 26 突出部 29 スピンドル軸 30 溝切り用砥石 34 電動モータ 36 タイミングベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸ハウジングに装着されこの主軸ハウ
    ジングから突出して設けられた研削アタッチメント本体
    と、この研削アタッチメント本体の先端部に同本体の突
    出方向と直交して回転自在に軸支されたスピンドル軸
    と、このスピンドル軸の一端部に装着された溝切り用砥
    石と、前記研削アタッチメント本体上に設けられた原動
    機と、この原動機の回転駆動力を前記スピンドル軸に伝
    達する巻掛け動力伝達手段とを具備してなることを特徴
    とする横軸研削アタッチメント。
JP1884393U 1993-03-22 1993-03-22 横軸研削アタッチメント Pending JPH0671051U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1884393U JPH0671051U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 横軸研削アタッチメント

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JP1884393U JPH0671051U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 横軸研削アタッチメント

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Publication Number Publication Date
JPH0671051U true JPH0671051U (ja) 1994-10-04

Family

ID=11982847

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JP1884393U Pending JPH0671051U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 横軸研削アタッチメント

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JP (1) JPH0671051U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040876A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Nagase Integrex Co Ltd 工作機械に用いる工具アタッチメント

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040876A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Nagase Integrex Co Ltd 工作機械に用いる工具アタッチメント

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