JPH0621724A - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JPH0621724A
JPH0621724A JP4173398A JP17339892A JPH0621724A JP H0621724 A JPH0621724 A JP H0621724A JP 4173398 A JP4173398 A JP 4173398A JP 17339892 A JP17339892 A JP 17339892A JP H0621724 A JPH0621724 A JP H0621724A
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transistor
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Hisashi Matsushima
久 松島
Takashi Otsuki
隆志 大槻
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタンバイスイッチの急速なオフ、オンの動
作においても、ポップ音の発生を防止する。 【構成】 スタンバイスイッチ10がオフされると、V
cc´が急速にアースレベルとなる。一方、中間電位Vd
は、コンデンサCDCの作用により、徐々にその電位が下
がる。このため、スタンバイスイッチ10をオフする
と、中間電位Vd の方がスタンバイ電源Vcc´より高く
なる。したがって、トランジスタQ3、Q4、Q5がオ
ンし、出力コンデンサCOUT に蓄積されている電荷が、
トランジスタQ5を介しアースに流れる。そこで、スタ
ンバイスイッチのオフの際に、出力トランジスタCOUT
に蓄積されている電荷を急速に放電することができる。
これによって、スタンバイスイッチの連続したオフ、オ
ンに際してもポップ音の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカにオーディオ
信号を供給する増幅器、特に増幅器におけるポップ音の
発生防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラジオ受信機などの増幅器の出力
段の構成を図3に示す。このように、電流吐き出し用の
トランジスタQ1と電流吸込み用のトランジスタQ2が
電源Vccとアースの間に直列接続されている。そして、
両トランジスタQ1、Q2の接続点が出力端OUT、出
力コンデンサCOUT を介しスピーカSPに接続されてい
る。従って、所定の信号処理回路からの信号によって、
トランジスタQ1、Q2を相補的に駆動することによ
り、交流成分が出力コンデンサCOUT を介しスピーカS
Pに流れ、音声の出力がなされる。なお、増幅器をIC
で構成した場合には、出力コンデンサCOUT が外付けと
なっている。
【0003】また、カーラジオ等の多くのセットにおい
ては、電源Vccの他に、スタンバイ電源Vcc´を持って
いる。すなわち、上述のトランジスタQ1、Q2につい
ては、電源Vccにより電圧を印加するが、これらのオン
オフを制御する信号処理系については、スタンバイ電源
Vcc´によって駆動させ、通常のセットのスイッチオフ
に対しては、スタンバイ電源をオフにして電位をアース
に落し、回路の動作を停止させている。これは、電源V
cc自体をオフにすると、このVccを復帰させた場合にお
いて、回路の動作が整うまでの時間が長く、操作性が悪
いことによっている。すなわち、スタンバイ電源を有す
るものにあっては、スタンバイ電源のオンにより、信号
系が迅速に立上がり、回路全体の動作が短時間で開始さ
れる。また、スタンバイ電源は、電源Vccからの電力を
スタンバイスイッチによってオンオフすることによって
得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな増幅器にあって、スタンバイスイッチをオフした後
すぐにオンした場合にスピーカSPよりホップ音が発生
するという問題点があった。すなわち、増幅器の出力端
OUTには、出力コンデンサCOUT が接続されており、
約1秒以上の放電時定数を持っている為に、スタンバイ
スイッチのオフに従い、トランジスタQ1及びQ2がオ
フされた場合に、出力コンデンサCOUT には、蓄積電荷
が残留する。そこで、増幅器の出力端OUTの電位は、
出力コンデンサCOUT に溜っている電荷の放電によって
決まってしまう。そして、この出力端OUTにおける電
圧が0にならない前にスタンバイスイッチがオンされる
と、ここでポップ音が発生する。すなわち、スタンバイ
スイッチがオンされた場合に、信号系は、トランジスタ
Q2をまずオンし、無音状態から動作を開始するが、出
力コンデンサCOUT に電荷が残っていた場合には、図4
に示すように出力端OUTの電位が一旦アースに急激に
落ち、その後通常の動作に入る。そこで、この急激な電
位変化に応じて、スピーカSP端のACレベルが変化
し、ポップ音が発生する。
【0005】なお、出力端OUTに他端がアースに接続
された放電用の抵抗を付加することも考えられる。すな
わち、この放電用の抵抗を付加すれば、スタンバイスイ
ッチのオフに伴い、出力コンデンサに溜っている電荷を
迅速にアースに流すことができる。しかし、このような
放電抵抗を設けると、平常時においてこの放電抵抗を介
しアースへ余分な電流が流れてしまう。このため電力消
費量が増加し、またここにおいて熱が発生するという問
題もある。そこで、放電抵抗の値はそれほど小さくする
ことはできず、出力コンデンサに溜っている電荷を十分
にアースに流すことはできなかった。このためスタンバ
イスイッチをオフした後すぐにオンした場合にはポップ
音が発生してしまった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、スタンバイスイッチの連続したオフオンに対して
もポップ音の発生を防止することができる増幅回路を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、出力段が出力
コンデンサを介し、スピーカに接続される増幅器であっ
て、スタンバイスイッチのオンオフにより電源電位とア
ース電位とに変化するスタンバイ電源と、このスタンバ
イ電源を分圧して中間電位を得る分圧回路と、この中間
電位の安定化を図る中間電位安定化コンデンサと、前記
スタンバイスイッチのオフによりスタンバイ電源の電圧
が前記中間電位を所定値以上下回ったことを検出する検
出手段と、前記出力段とアースとの間に接続されると共
に上記検出手段がスタンバイ電源の電圧低下を検出した
時にオンされ前記出力コンデンサの蓄積電荷を放電する
急速放電トランジスタと、を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】このように、本発明においては、検出手段によ
り、スタンバイ電源の電圧が中間電位を所定値以上下回
ったことを検出する。そして、この検出結果に応じて急
速トランジスタをオンするため、コンデンサの蓄積電荷
を急速トランジスタを介しアースに流すことができる。
従って出力コンデンサに蓄積されている電荷を急速にア
ースに放出することができ、スタンバイスイッチの連続
したオフオンに対しても、ポップ音の発生を効果的に防
止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は実施例の全体構成を示す回路図で
あり、電源Vccは、スタンバイスイッチ10を介しスタ
ンバイ電源Vcc´に接続されている。すなわち、スタン
バイスイッチ10をオンすることにより、スタンバイ電
源Vcc´は電源Vccと等しくなり、スタンバイスイッチ
10をオフすることにより、スタンバイ電源Vcc´はア
ース電位になる。そして、電源Vccには、従来例と同様
にトランジスタQ1、Q2のオーディオ信号の出力用の
トランジスタが接続されており、両トランジスタの接続
点は出力端OUT、出力コンデンサCOUT を介しスピー
カSPに接続されている。そして、出力用のトランジス
タQ1、Q2は所定の信号処理回路(図示せず)により
駆動される。
【0010】一方、スタンバイ電源Vcc´には、抵抗R
1、R2の直列接続からなる分圧回路が接続されてお
り、この2つの抵抗R1、R2の接続点が中間電位Vd
の出力端となっている。この中間電位Vd は、各種の回
路における動作用の電源としての機能を果す。また、こ
の中間電位Vd の電位を安定化させるために他端がアー
スに接続された安定化用のデカップコンデンサCDCが接
続されている。そして、この中間電位Vd は、コレクタ
が抵抗R3を介しVccに接続されエミッタが抵抗R4を
介しスタンバイ電源Vcc´に接続されたNPNトランジ
スタQ3のベースに接続されている。また、このトラン
ジスタQ3のコレクタは、エミッタがVccに接続された
PNPトランジスタQ4のベースに接続されている。こ
のトランジスタQ4のコレクタは2つの直列抵抗R5、
R6を介しアースに接続されている。さらに、この2つ
の抵抗R5、R6の接続点は、コレクタが出力端OUT
に接続され、エミッタがアースに接続されたNPN型の
急速放電トランジスタQ5のベースに接続されている。
なお、抵抗R5とR6の接続点は、コレクタがVcc´に
接続されエミッタがアースに接続されたNPNトランジ
スタQ6のベースにも接続されている。
【0011】このような回路において、スタンバイスイ
ッチ10がオフされると、まずスタンバイ電源Vcc´が
速かにアース電位に落ちる。これは、スタンバイ電源V
cc´に接続されているのは信号処理回路等であり、大き
なコンデンサなどの接続がないため、速かにアース電位
にまで電圧が下がるからである。一方、中間電位V
dは、コンデンサCDCがあるため徐々に電位が降下する
こととなる。すると、トランジスタQ3において、ベー
ス電位は徐々に低下し、エミッタ電位は急激に低下する
こととなる。そして、スタンバイ電源Vcc´が中間電位
d より1VBE(通常、0.7V程度)以上低下した場
合にトランジスタQ3がオンとなる。このトランジスタ
Q3がオンとなると抵抗R3にVccより電流が流れ、こ
こに所定の電圧降下が生じる。そこで、トランジスタQ
4がオンとなり、抵抗R5、R6に電流が流れる。そし
て、R6に流れる電流により、トランジスタQ5のベー
スは所定の高電位となり、トランジスタQ5がオンす
る。このトランジスタQ5は、出力端OUTに接続され
ているため、出力端OUTはトランジスタQ5を介しア
ースに接続されることとなる。そこで、出力コンデンサ
COUT に蓄積されていた電荷は、トランジスタQ5を介
しアースに放出されることとなる。
【0012】このように本実施例においては、中間電位
d が徐々に電圧降下するのに対し、スタンバイ電源V
cc´が速かにアース電位にまで落ちることを利用し、ト
ランジスタQ5をオンする。そこで、スタンバイスイッ
チオフに際し、出力コンデンサCOUT に溜っている電荷
を急速に放出することができる。そこで、次にスタンバ
イスイッチがオンされても出力端OUTの電位は既にア
ース電位にまで落ちており、スタンバイスイッチのオン
に従うトランジスタQ2のオンによっても、ポップ音の
発生はない。
【0013】なお、トランジスタQ6は、トランジスタ
Q4のオンに伴い、オンするものであり、このトランジ
スタQ6のオンによってスタンバイ電源Vcc´がアース
に接続されることとなる。そこで、トランジスタQ3の
エミッタ電位を急速にアース電位にまで下げることがで
き、トランジスタQ3、トランジスタQ4の動作を高速
化し、トランジスタQ5によるコンデンサCOUT の放電
を高速化することができる。
【0014】また、中間電位Vdはスタンバイ電源Vcc
´を分圧して得たものであり、スタンバイスイッチ10
がオンの時に中間電位Vdがスタンバイ電源の電圧を上
回ることはない。従って、トランジスタQ3がオンする
ことはなく、急速放電が行われることはない。
【0015】本実施例によれば、図2に示すように出力
端OUTにおける電位は、トランジスタQ5のオンに従
い急速にアースレベルにまで降下する。そこで、スタン
バイスイッチをオフした後すぐにオンした場合において
もポップ音の発生を防止できることが理解される。な
お、トランジスタQ5を用いて出力コンデンサCOUT の
放電を行う場合、前記放電に起因するポップ音の発生を
防する為、放電特定数は、例えば0.3秒程度に設定さ
れる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る増幅
器によれば、検出手段がスタンバイ電源の電圧が中間電
位を所定値以上下回ったことを検出し、これによって急
速放電トランジスタをオンし、出力コンデンサに蓄積さ
れている電荷を放電する。そこで、出力トランジスタC
OUT の蓄積電荷の放電を急速に行うことができ、スタン
バイスイッチの連続したオフ、オンに際しても、ポップ
音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る増幅器の要部構成を示す回路図で
ある。
【図2】実施例の動作を説明する説明図である。
【図3】従来の増幅器の出力段の構成を示す回路図であ
る。
【図4】従来の回路の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
COUT 出力コンデンサ SP スピーカ Q5 急速放電トランジスタ Vcc 電源 Vcc´ スタンバイ電源 Vd 中間電位 10 スタンバイスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力段が出力コンデンサを介し、スピー
    カに接続される増幅器であって、 スタンバイスイッチのオンオフにより、電源電位とアー
    ス電位とに変化するスタンバイ電源と、 このスタンバイ電源を分圧して中間電位を得る分圧回路
    と、 この中間電位の安定化を図る中間電位安定化コンデンサ
    と、 前記スタンバイスイッチのオフによりスタンバイ電源の
    電圧が前記中間電位を所定値以上下回ったことを検出す
    る検出手段と、 前記出力段とアースとの間に接続されると共に、上記検
    出手段がスタンバイ電源の電圧低下を検出した時にオン
    され、前記出力コンデンサの蓄積電荷を放電する急速放
    電トランジスタと、 を有することを特徴とする増幅器。
JP4173398A 1992-06-30 1992-06-30 増幅器 Expired - Fee Related JP2869255B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100453155B1 (ko) * 2002-09-11 2004-10-15 주식회사 디엠비테크놀로지 이중 전원을 사용하는 디지털 오디오 증폭기에서의 팝잡음 제거회로 및 방법
KR100757714B1 (ko) * 2005-08-05 2007-09-11 삼성전자주식회사 디급 증폭기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100453155B1 (ko) * 2002-09-11 2004-10-15 주식회사 디엠비테크놀로지 이중 전원을 사용하는 디지털 오디오 증폭기에서의 팝잡음 제거회로 및 방법
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