JPH0621679Y2 - 穿孔装置 - Google Patents

穿孔装置

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JPH0621679Y2
JPH0621679Y2 JP1989084204U JP8420489U JPH0621679Y2 JP H0621679 Y2 JPH0621679 Y2 JP H0621679Y2 JP 1989084204 U JP1989084204 U JP 1989084204U JP 8420489 U JP8420489 U JP 8420489U JP H0621679 Y2 JPH0621679 Y2 JP H0621679Y2
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慶文 岡内
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、用紙に綴じ込み用のパンチ孔を形成するた
めの穿孔装置に関するものである。
<従来の技術> 従来、感光体の表面に形成された静電潜像を顕像化した
のち用紙に転写して画像処理を行い、画像処理後の用紙
に加熱等によって定着処理して用紙表面に定着させたの
ち、この用紙に、自動的に綴じ込み用のパンチ孔を形成
するため、用紙を装置外に排出する用紙の搬送経路上
に、先端に切れ刃を有するパンチ刃と、このパンチ刃を
導入するパンチダイとを備えた穿孔装置を配置した画像
形成装置が提案されている(例えば、実開昭57-162649
号公報参照)。
上記画像形成装置に使用される穿孔装置Xは、第6図
(a)に示すように、一対の案内板Y1,Y2によって構
成された用紙Pの搬送経路Yのうち、一方の案内板Y1
に、摺動バーX1,X1を介して上下動自在に保持され
た筒状の用紙押さえX2と、この用紙押さえX2の筒内
に上下動自在に保持されたパンチ刃X3と、このパンチ
刃X3を上下動させるために、パンチ刃X3に後方から
当接するカムX4と、他方の案内板Y2の、上記パンチ
刃X3の先端に対応する位置に設けられた、パンチ刃X
3をうけるパンチダイX5とを備えている。また、上記
パンチ刃X3と用紙押さえX2との間には、パンチ刃X
3の先端が、用紙押さえX2の先端より後退した位置に
配置されるようにパンチ刃X3を下方から支持するスプ
リングX6が介装されており、摺動バーX1,X1に
は、用紙押さえX2を上昇位置に保持するスプリングX
7,X7が設けられている。
上記各部からなる穿孔装置Xにおいては、パンチ孔の形
成時に、カムX4が回転してパンチ刃X3が押圧される
と、まず、パンチ刃X3と用紙押さえX2とが、スプリ
ングX6によって保持された先端の位置関係を維持しつ
つ下降して、用紙押さえX2が、用紙Pを案内板Y2に
押さえ付ける(第6図(b))。
次に、用紙押さえX2が用紙Pに当接して下降しなくな
ると、スプリングX6が押し縮められてパンチ刃X3の
みがさらに下降し、用紙Pにパンチ孔が形成される(第
6図(c))。
パンチ孔の形成後は、上記と逆に、まずパンチ刃X3が
上昇し(第6図(b))、次いで用紙押さえX2がパンチ
刃X2と共に上昇して、第6図(a)の状態に戻るように
なっている。
上記穿孔装置Xによれば、パンチ孔の形成時には、用紙
押さえX2によって用紙Pを案内板Y2に押さえ付けて
いるので、用紙Pは波打ち等が防止され、良好なパンチ
孔が形成される。
<考案が解決しようとする課題> しかし、図の穿孔装置Xにおいては、上記のように可動
部分が多いため機構が複雑である上、パンチ刃X3と用
紙押さえX2とを、上述した手順でスムーズに上下動さ
せるためには、摺動バーX1,X1、用紙押さえX2、
パンチ刃X3等の摺動部分の寸法精度や、スプリングX
6とスプリングーX7,X7との強度差等を細かく調整
する必要があり、製造やメンテナンスに手間がかかると
いう問題がある。
また、パンチ刃X3と用紙押さえX2との間の隙間が小
さい場合には、パンチ孔の形成時に生じる紙粉が両者の
間に噛み込んで、パンチ刃X3が後退できなくなる等、
動作不良が発生する虞もある。
この考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであっ
て、機構が簡単で、製造やメンテナンスに手間がかから
ず、しかも、良好なパンチ孔を形成できると共に、紙粉
等による動作不良が発生する可能性が少なく、動作が確
実な穿孔装置を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するための、この考案の穿孔装置は、用
紙の搬送経路に、用紙をパンチダイに案内して圧接すべ
く弾性を有する薄板からなり、パンチダイに形成され
た、パンチ刃を導入する通孔に対応する位置に、少なく
とも用紙の搬送方向の下流側に開放された、通孔よりも
大きい切り欠きを有する用紙押さえが、一端部をパンチ
ダイに弾性的に圧接された状態で設けられていることを
特徴としている。
<作用> 上記構成からなる、この考案の穿孔装置によれば、一枚
の薄板からなる用紙押さえによって、用紙をパンチダイ
に案内して圧接させた状態で、パンチ刃によるパンチ孔
の形成と、パンチ孔形成後のパンチ刃の後退が行われる
ので、複雑な機構を有し、しかも、紙粉が噛み込んで動
作不良の生じる虞のある、従来の用紙押さえが不要にな
る。また、上記用紙押さえは、パンチダイに形成され
た、パンチ刃を導入する通孔に対応する位置に、当該通
孔よりも大きい切り欠きを有するので、パンチ孔形成後
のパンチ刃に接触して、その後退を妨げる虞がない。し
かも上記切り欠きは、少なくとも用紙の搬送方向の下流
側に開放されているため、たとえば穿孔装置のパンチ孔
形成位置と幅が一致するような小サイズの用紙の場合
に、その前端の角部等が引っ掛かる虞がない。
<実施例> 以下に、この考案を、実施例を示す図面を参照しつつ説
明する。
第1図(a)および第4図に示すように、この実施例の穿
孔装置7は、下側の水平枠71aの下面が用紙Pの搬送
経路7aの上案内板を兼ねた保持具71と、この保持具
71によって上下動自在に保持された一対のパンチ刃7
2,72と、このパンチ刃72,72を上昇位置に保持
するコイルバネ73,73と、搬送経路7aの下案内板
を兼ねたパンチダイ74と、上記パンチ刃72,72を
下方へ押し下げて、用紙Pにパンチ孔を形成させるため
のカム75,75とを備えている。そして、上記保持具
71の水平枠71aの下面に、弾性を有する薄板からな
る用紙押さえFが、一端部F1をパンチダイ74の上面
に弾性的に圧接された状態で取り付けられている。
保持具71は、上下の水平枠71a,71bに、パンチ
刃72,72が挿通される挿通孔が形成された断面略コ
字状の枠体により構成されている。また、この保持具7
1の、下側の水平枠71aの上面には、パンチ刃72,
72が挿通されると共に、コイルバネ73,73が外嵌
されたプッシュ71c,71cが取り付けられている。
パンチ刃72は、下端部に切れ刃72bを有し、上端部
がカム75と当接する円柱体からなり、途中に設けられ
た鍔部72aを、前記保持具71の上側の水平枠71b
とプッシュ71cとの間に配置すると共に、この鍔部7
2aとプッシュ71cとの間にコイルバネ73を介装し
た状態で、上下の水平枠71a,71bの挿通孔に、上
下動自在に挿通されており、上記コイルバネ73によっ
て上昇位置に保持されている。
パンチダイ74は、上記パンチ刃72,72に対応する
位置に、当該パンチ刃72,72が導入される通孔74
a,74a(第1図並びに第2図(a)〜(c)においては、
紙面に垂直な方向に配列された一方のみを示す)が形成
された板体により構成されている。
カム75,75は、第4図に示すように、一本の回転軸
75aに取り付けられており、この回転軸75aを回転
させることで、パンチ刃72,72の上端部に当接し
て、当該パンチ刃72,72を下方へ押し下げ、用紙P
に2つのパンチ孔を形成させるようになっている。
なお、上記穿孔装置7においては、回転軸75aを回転
させた際に、カム75によるパンチ刃72の押圧力が、
パンチ刃72の移動方向に効率的に加えられるようにす
るため、第1図(a)に示すように、回転軸75aの軸心
を、パンチ刃72の軸線に対して、寸法αだけ水平方向
にずらしてある。
また、上記一対のカム75,75は、一対のパンチ刃7
2,72による用紙Pへのパンチ孔の形成タイミングを
ずらして、回転軸75aや駆動系にかかる負荷を軽減す
るため、第4図中に実線で、また、第3図中に一点鎖線
で示すように、互いの位相がずらされた状態で、回転軸
75aに取り付けられている。
また、上記回転軸75aの、一対のカム75,75の間
には、第4図に示すように、アメリカ合衆国規格の3つ
のパンチ孔にも対応できるように、3つ目のカム75′
が、両側のカム75,75の中間の位相で配置されてい
る。この3つ目のカム75′を使用して、用紙Pに3つ
のパンチ孔を形成するには、保持具71に、3つのパン
チ刃を設けておけば良い。また、用紙Pに4つ以上のパ
ンチ孔を形成するためには、それに応じた個数のカムが
取り付けられた回転軸と、上記カムと同数のパンチ刃を
構成すれば良い。
用紙押さえFは、全体が、ポリエチレンテレフタレート
等の合成樹脂フィルムや、燐青銅等の金属シートなどか
らなる、弾性を有する薄板で構成されており、パンチダ
イ74に弾性的に圧接させた一端部の両側近傍には、第
1図(b)に一側部を示すように、パンチダイ74の通孔
74aに対応する位置に、この通孔74aに導入される
パンチ刃72を避ける、当該通孔74aよりも大きい切
り欠きF2が、一端部F1側の縁部から、保持具71へ
の取り付け部F3側へ向けて凹入形成されている。つま
り上記切り欠きF2は、用紙Pの搬送方向の下流側(図
では左側)に開放されている。
なお、上記用紙押さえFにおいては、パンチダイ74の
上面に弾性的に圧接される一端部F1側の縁部が、少な
くとも、図中一点鎖線で示す、通孔74aの中心を通る
線Tまで達していることが好ましく、図に示すように、
この線Tよりも、用紙Pの搬送方向の下流側(図では左
側)まで延長されていることがより好ましい。一端部F
1が、通孔74aの中心を通る線Tまで達していない場
合には、特に、パンチ刃72に引っ掛かった状態で、パ
ンチ刃72と共に上昇しようとする用紙Pを、十分に押
さえ切れなくなる虞がある。
上記各部からなる、この実施例の穿孔装置7において
は、第2図(a)〜(c)に示す手順で、用紙Pへのパンチ孔
の形成が行われる。
まず、第2図(a)に示すように、用紙Pを搬送経路7a
内に搬入すると、この用紙Pの先端部が、用紙押さえF
によって案内され、次いで、第2図(b)に示すように、
用紙押さえFによってパンチダイ74の表面に押圧され
た状態となる。
次に、パンチ刃72が、回転軸75aの回転に伴って、
カム75により下方へ押し下げられ、用紙Pにパンチ孔
を形成する(第2図(c))。
そして、パンチ孔の形成後は、用紙Pが、用紙押さえF
によってパンチダイ74に押圧された状態で、カム75
がさらに回転して、パンチ刃72がコイルバネ73によ
って上昇位置に押し戻され(第2図(a))、用紙Pを搬
送経路7aから搬出できる状態になる。
なお、上記パンチ刃72の上昇の際には、用紙押さえF
が、前述したように、通孔74aよりも大きい切り欠き
F2を有しており、パンチ刃72に接触する虞がないの
で、パンチ刃72の上昇を妨げることなく、用紙Pを、
常にパンチダイ74の方向に押圧することができる。こ
のため、例えば、用紙Pが、パンチ刃72に引っ掛かっ
た状態で、パンチ刃72と共に上昇しようとした場合等
においても、用紙Pの上昇を防止し、パンチ刃72をパ
ンチ孔から引き抜いて、パンチ刃72がロックすること
を防ぐことが可能となる。
また上記切り欠きF2は、用紙Pの搬送方向の下流側に
開放されているため、たとえば第5図(a)に示すよう
に、パンチ孔形成位置と幅が一致するような小サイズの
用紙Pの場合に、その前端の角部P1が、たとえ上方に
カールする等していても、切り欠きF2に引っ掛かる虞
がない。したがって上記切り欠きF2を有する用紙押さ
えFによれば、第5図(b)に示すように閉じられた孔F
2′を形成した用紙押さえF′のように、用紙Pの前端
の角部P1が引っ掛かって、用紙詰まり(ジャム)や斜
め搬送等の不良を起こすことがなく、第5図(a)中に白
抜きの矢印で示すように、用紙Pの搬送方向の下流側
に、用紙Pをスムーズに搬送することができる。
以上のように構成された、この実施例を穿孔装置7は、
例えば、第3図に示すように、画像形成装置としての複
写機のうち、定着手段46により画像が加熱,定着され
た用紙Pを、搬送ローラ47、切換爪49および排出ロ
ーラ48を介して装置外に排出する用紙搬送部4に、用
紙Pの搬送経路7aを接続した状態で、上記複写機内に
組み込まれて、画像処理、定着処理後の用紙Pにパンチ
孔を形成するために用いられる。
なお、上記排出ローラ48は、電磁クラッチ等の、回転
を断続させる手段を介して駆動源と接続されており、穿
孔装置7によるパンチ孔の形成時に、用紙Pを挾み込ん
だ状態で停止し得るように構成されている。
また、この穿孔装置7のうち、カム75,75が取り付
けられた回転軸75aは、複写機の駆動系と接続されて
おり、この駆動系により、複写機の動作に連動して回転
されることで、前述した手順によって、用紙Pにパンチ
孔を形成するようになっている。
上記穿孔装置7のうち、パンチダイ74の下方には、パ
ンチ刃72,72によって打ち抜かれたパンチ孔の抜き
カスP1(第2図(c)参照)を回収する回収箱76が配
置されている。
搬送ローラ47と熱定着装置46との間には、用紙Pの
後端部を検知するセンサSが設けられており、このセン
サSによって用紙Pの後端部が検知されたのち、用紙P
を所定距離搬送した時点で、排出ローラ48が停止し
て、穿孔装置7により、用紙Pの後端近傍にパンチ孔が
形成されるようになっている。
なお、上記センサSは、用紙Pの後端部を検知する働き
の外に、用紙詰まりを検知する働きをも有している。す
なわち、上記センサSは、熱定着装置46から用紙Pが
送り出されると、アームS1が第4図中に一点鎖線で示
すように倒され、次いで、用紙Pが通過すると、同図中
に実線で示すようにアームS1が再び起立して、その際
に用紙Pの後端部を検知する。また、一度倒されたセン
サSのアームS1が所定時間経過後に起立していない場
合には、用紙詰まりと判断されるのである。
また、図の複写機では、上記穿孔装置7のうち、カム7
5,75以外の部分が、排出ローラ48および切換爪4
9と共に、回動軸U1を中心として回動されることで、
複写機の本体1から一体的に引き出すことができるよう
に、第3図中に二点鎖線で示すように、ユニットUとし
て構成されている。そして、用紙ジャムが発生した際に
は、第4図に示すように、このユニットUを回動させ
て、カム75とパンチ刃72との連携を解除し、パンチ
刃72をフリーな状態にすると共に、装置内部を露出さ
せることで、ジャム処理を容易に行えるようになってい
る。また、回収箱76内の抜きカスP1を処理する際に
は、上記ユニットUを回動させて、回収箱76を取り出
せば良い。
また、このユニットUの前面には、第3図に示すよう
に、回収箱76内の抜きカスの量を確認するための窓U
2が設けられている。
ところで、上記窓は、本体1の前面に配置されていても
良い。その場合には、窓が形成される本体1の前面板と
回収箱76との間に介在する、ユニットUの側板等の各
部材に、窓と同程度の大きさの切り欠きを設ければ良
い。
上記各部を有する複写機においては、パンチ孔を形成す
るモード時には、画像処理、定着処理済みの用紙Pが熱
定着装置46から排出されると、上記センサSが、この
用紙Pの後端部を検知して所定時間経過後に、排出ロー
ラ48が、用紙P先端部を装置外に押し出し、且つ、用
紙P後端部を挾み込んだ状態で停止する。そして、前述
した手順により、用紙Pの後端部近傍に、穿孔装置7に
よってパンチ孔が形成され、その後、再び排出ローラ4
8が回転して、パンチ孔形成後の用紙Pが装置外に排出
される。
上記構成からなる、この実施例の穿孔装置7において
は、一枚の薄板からなる用紙押さえFによって、用紙P
をパンチダイ74に案内して圧接させているので、複雑
な機構を有し、しかも、紙粉が噛み込んで動作不良を生
じる虞のある、従来の用紙押さえが不要になる。また、
上記用紙押さえFは、パンチダイ74の通孔74aに対
応する位置に、当該通孔74aよりも大きい切り欠きF
2を有するので、パンチ孔形成後のパンチ刃72が上昇
する際の妨げとなる虞がない。しかも上記切り欠きF2
は、用紙Pの搬送方向の下流側に開放されているため、
パンチ孔形成位置と幅が一致するような小サイズの用紙
Pの場合に、その前端の角部P1が引っ掛かって、用紙
ジャムや斜め搬送等の不良を起こす虞がないので、上記
小サイズの用紙Pを、搬送方向の下流側にスムーズに搬
送することができる。
したがって、上記実施例の穿孔装置7は、機構が簡単
で、製造やメンテナンスに手間がかからず、しかも、良
好なパンチ孔を形成できると共に、紙粉等による動作不
良が発生する可能性が少なく、動作が確実なものとな
る。
なお、この考案の穿孔装置は、上記実施例に限定される
ものではない。
例えば、図の実施例では、パンチ刃72が、カム75に
より上下されるようになっていたが、ソレノイド等によ
り上下されるようになっていても良い。
また、図の実施例では、用紙Pの搬送経路7aを構成す
る上下の案内板が、それぞれ、パンチ刃72の保持具7
1とパンチダイ74とによって兼用されていたが、上下
の案内板は、これらの部材と別体であっても良い。
用紙押さえFの切り欠きF2は、実施例の場合、一端部
F1側の縁部から、保持具71への取り付け部F3側へ
向けて凹入形成されていたが、上記一端部F1側の縁部
から、この縁部に連続する側方の縁部にかけて大きく切
り欠かれていても良い。要するに上記切り欠きは、少な
くとも用紙の搬送方向の下流側に開放されていればよい
のである。
また、図の実施例の穿孔装置は、画像形成装置の一例と
しての複写機に組み込まれていたが、上記画像形成装置
等に組み込まれていない、単体の穿孔装置に、この考案
の構成を適用することもできる。
その他、この考案の要旨を変更しない範囲で種々の設計
変更を施すことができる。
<考案の効果> この考案の穿孔装置は、以上のように構成されており、
一枚の薄板からなり、パンチダイに形成された、パンチ
刃を導入する通孔に対応する位置に、少なくとも用紙の
搬送方向の下流側に開放された、通孔よりも大きい切り
欠きを有する用紙押さえによって、用紙をパンチダイに
案内して圧接させているので、機構が簡単で、製造やメ
ンテナンスに手間がかからず、しかも、良好なパンチ孔
を形成できると共に、紙粉等により動作不良が発生する
可能性が少なく、動作が確実になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの考案の穿孔装置の一実施例を示す断面
図、第1図(b)は上記実施例に用いられる用紙押さえの
一部を示す平面図、第2図(a)〜(c)は、それぞれ、上記
実施例によるパンチ孔の形成手順を示す断面図、第3図
は上記実施例の穿孔装置が組み込まれた複写機の要部を
拡大した断面図、第4図は実施例の穿孔装置が配置され
たユニットを回動させて内部を露出させた状態を示す斜
視図、第5図(a)は上記実施例において、パンチ孔形成
位置と幅が一致するような小サイズの用紙が搬送された
際の、当該用紙の前端の角部と、用紙押さえの切り欠き
との位置関係を示す平面図、第5図(b)は、用紙押さえ
の切り欠きを孔に変更した場合における、小サイズの用
紙の前端の角部と孔との位置関係を示す平面図、第6図
(a)〜(c)は、それぞれ、従来の穿孔装置の一例を示す断
面図である。 F……用紙押さえ、F1……一端部、 F2……切り欠き、7……穿孔装置、 7a……搬送経路、71……保持具、 72……パンチ刃、74……パンチダイ、 74a……通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙の搬送経路を挾んで対向配置されたパ
    ンチ刃と、当該パンチ刃が導入される通孔を有するパン
    チダイとを備え、上記パンチ刃とパンチダイとによって
    搬送経路内の用紙にパンチ孔を形成する穿孔装置におい
    て、上記搬送経路に、用紙をパンチダイに案内して圧接
    すべく弾性を有する薄板からなり、上記通孔に対応する
    位置に、少なくとも用紙の搬送方向の下流側に開放され
    た、通孔よりも大きい切り欠きを有する用紙押さえが、
    一端部をパンチダイに弾性的に圧接させた状態で設けら
    れていることを特徴とする穿孔装置。
JP1989084204U 1989-07-18 1989-07-18 穿孔装置 Expired - Lifetime JPH0621679Y2 (ja)

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