JPH06216787A - 送信電力制御方式 - Google Patents

送信電力制御方式

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JPH06216787A
JPH06216787A JP50A JP618393A JPH06216787A JP H06216787 A JPH06216787 A JP H06216787A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 618393 A JP618393 A JP 618393A JP H06216787 A JPH06216787 A JP H06216787A
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智 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現用機および予備機のどちらかが故障あるい
はメンテナンスを行っている場合でも送信電力制御が正
常に動作できる送信電力制御方式を提供する。 【構成】 送信電力制御器は2つの受信器10,10′
から出力される受信入力レベル情報のうち1つをスイイ
チ12のCONT信号により選択するスイッチ161
と、これにより選択された受信入力レベル情報を基準値
と比較して送信電力を上げるか下げるか決める比較器1
62と、その出力を対向局へ伝送するためのデータに変
換する制御器163とを有している。スイッチ161を
制御するCONT信号は実回線として使用している受信
器が現用機側か予備機側かを示すものである。これによ
り実回線で使用している受信器の受信入力レベル情報に
よる対向の送信電力の制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線装置の送信電力制
御方式に関し、特にホットスタンバイセット予備方式に
適用する場合の送信電力制御方式関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ホットスタンバイ方式において、
受信局にて検出された受信入力レベル情報を基に対向す
る送信器の送信出力レベルを制御する送信電力制御方式
(ATPC方式)については何ら報告されていないと思
われるが、現在のATPC方式の延長として考えた場
合、現用機側の受信入力レベル情報により対向する送信
電力を制御する方式が考えられる。
【0003】図2(a)は、従来のホットスタンバイ方
式を示すブロック図である。
【0004】まず最初にホットスタンバイ方式に関し、
説明する。A局側のアンテナ17からの送信出力はマイ
クロ波帯スイッチ3で選んだ現用機側TX2か予備機側
TX2′であり、それはB局のアンテナ18に入力され
る。
【0005】受信した信号は、分配器9により現用機側
RX10及び予備機側RX10′に入力し、現用機側D
EM11、予備機側DEM11′にてそれぞれ復調さ
れ、その復調信号はスイッチ12によりどちらかを選択
する。マイクロ波帯スイッチ3及びスイッチ12の切替
えは、装置の故障時や強制的制御により行う。
【0006】次にATPC方式に関し説明する。
【0007】現用機側の受信器RX10に入力された受
信レベルに対応した電圧(受信入力レベル情報:RS
L)をATPC(RX)16に入力する。図2(b)
は、ATPC(RX)の1例を示すブロック図である。
RSLは比較器162にて、あらかじめ設定されている
基準電圧(RSLth)と比較し、受信入力レベルが基準
レベルより低い場合(RSL<RSLth)は制御器16
3に対向(A局)の送信出力をあげる制御信号を送出
し、制御器はその情報を伝送するDATAにして現用及
び予備のMOD13,13′に送出する。
【0008】制御信号はマイクロ波帯スイッチ15にて
選択された送信出力にのってA局の現用機側RX5,D
EM6を通りATPC(TX)8に伝送される。ATP
C(TX)8は現用機側の送信器TX2,予備機側の送
信器TX2′に送信電力制御電圧を出力し、送信器TX
2,TX2′は制御電圧に対応した出力レベルを出す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の送信電
力制御方式では、現用機側の受信器系RX10,DEM
11が故障あるいはメンテナンスを行なっている間は、
予備機側のRX10′,DEM11′にて受信,復調し
てスイッチ12を経て出力しているのにもかかわらず対
向の送信電力を制御するための受信入力レベル情報は現
用側受信器RX10により行うため、本情報に関係する
故障及びメンテナンス時には送信電力制御が正しくでき
ず、他の回線に対する干渉あるいは自回線の信号劣化を
起こすという問題がある。
【0010】本発明の課題は、現用機および予備機のど
ちらかが故障あるいはメンテナンスを行っている場合で
も送信電力制御が正常に動作できる送信電力制御方式を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、受信局
にて検出された受信入力レベル情報を基に対向する送信
器の送信出力レベルを制御する送信電力制御方式を用
い、送信側装置の現用機および予備機の選択はマイクロ
波帯スイッチで行い、受信側装置の現用機および予備機
の選択は受信信号を現用機および予備機に分配入力しそ
の復調した信号により行う方式において、受信側装置に
おいて現用機および予備機のどちらを選択しているかを
示すCONT信号を発生する選択信号発生手段と、この
選択信号発生手段からCONT信号により現用機と予備
機のいずれかの受信入力レベル情報を選択するレベル情
報選択手段と、このレベル情報選択手段により選択され
た受信入力レベル情報に基いて対向の送信電力を制御す
るためのデータを生成する制御手段を具備することを特
徴とする送信電力制御方式が得られる。
【0012】また、本発明によれば、送信電力制御方式
において、前記レベル情報選択手段は、前記信側装置お
ける現用機および予備機からの2つの受信入力レベル情
報と前記CONT信号とを受けて、このCONT信号に
基いて前記信側装置おける現用機および予備機からの2
つの受信入力レベル情報のいずれかを選択するスイッチ
回路を有することを特徴とする送信電力制御方式が得ら
れる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0014】図1(a)は本発明の1実施利を示すブロ
ック図である。
【0015】送信電力制御の受信側制御器ATPC(R
X)16には、RSL1,RSL2,CONTの3つの
情報が入力される。RSL1は現用機側の受信器(RX
10)の受信入力レベル情報で、RSLは予備機側の受
信器(RX10′)の受信入力レベル情報である。CO
NT信号はスイッチ12の復調信号出力として、現用機
側(RX10〜DEM10)を使用しているか予備機側
(RX10′〜DEM10′)を使用しているかを示す
情報である。
【0016】図1(b)に示すように、ATPC(R
X)16に入力されたRSL1,RSL2,CONT信
号は、スイッチ161に入力される。スイッチ161
は、CONT信号が現用機側を使用していることを示し
た場合にRSL1を選択し、予備機側を使用しているこ
とを示した場合にRSL2を受信入力レベル情報(RS
L)として出力する。RSLは比較器162にてあらか
じめ設定されている基準電圧(RSLth)と比較し、受
信入力レベルが基準レベルより低い場合(RSL<RS
th)は制御器163に対局(A局)の送信出力レベル
をあげる制御信号を送出し、制御器163はその情報を
伝送するデータにして現用機及び予備機のMOD13,
13′に送出する。制御信号はマイクロ波帯スイッチ1
5にて選択された送信出力にのってA局の現用機側RX
5,DEM6を通り、ATPC(TX8)に伝送され
る。ATPC(TX8)は現用機側の送信器TX2,予
備機側の送信器TX2′に送信電力制御電圧を出力し、
送信器TX2,TX2′は制御電圧に対応した出力レベ
ルを出す。
【0017】
【発明の効果】本発明は、ATPC(RX)16にRS
L1,RSL2,CONT情報を入力することにより、
スイッチ12の出力が現用機側の受信器(RX10〜D
EM11)を使用している場合に対向の送信電力制御を
RX10の受信入力レベル情報(RSL1)により行
い、また、スイッチ12の出力が予備機側受信器(RX
10′〜DEM11′)を使用している場合に対向の送
信電力制御をRX10′の受信入力レベル情報(RSL
2)により行うことで、現用機および予備機のどちらか
が故障あるいはメンテナンスを行っている場合でも送信
電力制御が正常に動作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の1実施例を示すブロック図で
あり、(b)は本発明の1実施例における送信電力制御
受信部を示すブロック図である。
【図2】(a)は従来の送信電力制御方式を示すブロッ
ク図であり、(b)は従来の送信電力制御受信部(AT
PC(RX))を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1′ 変調器(MOD)[A局] 2,2′ 送信器(TX)[A局] 3 マイクロ波帯SW(RF SW)[A局] 4 分配器[A局] 5,5′ 受信器(RX)[A局] 6,6′ 復調器(DEM)[A局] 7 スイッチ(SW)[A局] 8 送信機側制御器(ATPC(TX))[A局] 9 分配器[B局] 10,10′ 受信器(RX)[B局] 11,11′ 復調器(DEM)[B局] 12 スイッチ(SW)[B局] 13,13′ 変調器(MOD)[B局] 14,14′ 送信器(TX)[B局] 15 マイクロ波帯SW(RF SW)[B局] 16 受信機側制御器(ATPC(RX))[B局] 17 アンテナ[A局] 18 アンテナ[B局]

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信局にて検出された受信入力レベル情
    報を基に対向する送信器の送信出力レベルを制御する送
    信電力制御方式を用い、送信側装置の現用機および予備
    機の選択はマイクロ波帯スイッチで行い、受信側装置の
    現用機および予備機の選択は受信信号を現用機および予
    備機に分配入力しその復調した信号により行う方式にお
    いて、受信側装置において現用機および予備機のどちら
    を選択しているかを示すCONT信号を発生する選択信
    号発生手段と、この選択信号発生手段からCONT信号
    により現用機と予備機のいずれかの受信入力レベル情報
    を選択するレベル情報選択手段と、このレベル情報選択
    手段により選択された受信入力レベル情報に基いて対向
    の送信電力を制御するためのデータを生成する制御手段
    を具備することを特徴とする送信電力制御方式。
  2. 【請求項2】 前記レベル情報選択手段は、前記信側装
    置おける現用機および予備機からの2つの受信入力レベ
    ル情報と前記CONT信号とを受けて、このCONT信
    号に基いて前記信側装置おける現用機および予備機から
    の2つの受信入力レベル情報のいずれかを選択するスイ
    ッチ回路を有することを特徴とする請求項1に記載の送
    信電力制御方式。
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JP2009124361A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Nec Engineering Ltd 無線通信システム

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JPH03133222A (ja) * 1989-10-18 1991-06-06 Nec Corp 送信電力制御装置

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