JP3067679B2 - 無線通信装置の送信電力制御方式 - Google Patents

無線通信装置の送信電力制御方式

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JP3067679B2
JP3067679B2 JP9066455A JP6645597A JP3067679B2 JP 3067679 B2 JP3067679 B2 JP 3067679B2 JP 9066455 A JP9066455 A JP 9066455A JP 6645597 A JP6645597 A JP 6645597A JP 3067679 B2 JP3067679 B2 JP 3067679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線周波数の送信信
号を生じる送信装置および無線周波数の受信信号を受け
る受信装置を備え,無線伝送路を介して対向する無線通
信装置との間で双方向通信を行うと共に,対向する上記
無線通信装置の受信装置が生じる受信入力レベル情報や
障害情報等の受信装置状態情報に基づいて,上記送信信
号の電力を制御する無線通信装置の送信電力制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の無線通信装置の送信電力
制御方式の例が、特開平5−191300号公報(発明
の名称:無線装置の送信電力制御方式、以下,文献1)
および特開平5−145436号公報(発明の名称:送
信電力制御方式、以下,文献2)に開示されている。こ
れらの送信電力制御方式では、無線伝送路のフェージン
グ等による受信入力レベルの変動に対処するため、受信
機に適正受信入力レベルが得られるように、送信機側で
は受信機側の受信入力レベル情報を得て送信電力を制御
している。ここで、フェージングが極端に深くなると、
上記受信入力レベルが極端に減少し、フェージングによ
る伝搬損失の増大と上記受信機の動作障害との見分けが
付かなくなる。フェージングが浅い状態であるのに、受
信装置の障害が原因で受信入力レベルが減少したと判断
すると、送信機の送信電力を増大することになり、隣接
した周波数を使用するシステムに対し隣接干渉を引き起
す結果になる。そこで、文献1および2の送信電力制御
方式では、受信入力レベルの低下原因を受信機障害とフ
ェージングとに区分し,受信入力レベルの低下が受信機
障害に起因するときには、送信機の送信電力レベルを最
低値までに下げて隣接干渉の恐れを軽減させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
る無線通信装置の送信電力制御方式は、隣接チャネルに
対する干渉妨害を軽減するには有効であるが、一方、対
向する無線通信装置間の通信は不可能となる。
【0004】ここで、通信需要人口が少い等の理由で隣
接して別の無線回線が布設されていない等,上記無線通
信装置の設置地点間に別の通信手段が存在しない場合に
は、上記無線通信装置間の通信を何が何でも確保するの
が至上課題となる。
【0005】従って、本発明の目的は、無線伝送路を介
して対向する無線通信装置間の双方向通信を信頼度高く
確保できる無線通信装置の送信電力制御方式を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による無線通信装
置の送信電力制御方式は、無線周波数の送信信号を生じ
る送信装置および無線周波数の受信信号を受ける受信装
置を備え,無線伝送路を介して対向する無線通信装置と
の間で双方向通信を行うと共に,対向する前記無線通信
装置が生じる受信装置状態情報に基づいて前記送信信号
の電力を制御する無線通信装置の送信電力制御方式にお
いて、前記受信装置状態情報が、前記受信装置の動作障
害を判別できる動作状態情報と、前記受信装置が受ける
前記受信信号の受信入力レベル情報とを含み、対向する
前記無線通信装置から受けた前記受信装置状態情報が前
記受信装置の動作障害を示さないときには前記送信信号
を前記受信入力レベル情報に対応する電力値に制御する
が,動作障害を示すときには前記送信信号を設定可能な
最大電力値に制御する送信電力制御手段と、自装置が生
じる前記受信装置状態情報を前記送信信号に含んで送信
させる受信装置状態送信手段とを備える。
【0007】前記無線通信装置の送信電力制御方式の一
つは、前記送信信号が含む前記受信装置状態情報には、
前記受信装置の動作障害があると判別されるときにのみ
前記動作状態情報を含む構成をとることができる。
【0008】該無線通信装置の送信電力制御方式は、前
記送信信号が含む前記受信装置状態情報には、前記動作
状態情報が含まれるときには前記受信入力レベル情報を
含まない構成をとることができる。
【0009】前記無線通信装置の送信電力制御方式の別
の一つは、前記受信装置が、複数の受信装置を備えるス
ペースダイバーシティ方式の受信装置であり、前記受信
入力レベル情報が、前記受信装置の各各が受ける受信信
号の受信入力レベルのうちの最も低いレベルを選択さ
れ、前記動作障害が、自無線通信装置の前記受信装置の
全てに動作障害があると判別されるときにのみ前記受信
装置に動作障害があるとされる構成をとることができ
る。
【0010】前記無線通信装置の送信電力制御方式のさ
らに別の一つは、前記受信装置が、複数の受信装置を備
えるホットスタンバイ方式の受信装置であり、前記受信
入力レベル情報が、現用側の前記受信装置が受ける受信
信号の受信入力レベルを選択され、前記動作障害が、自
無線通信装置の前記受信装置の全てに動作障害があると
判別されるときにのみ前記受信装置に動作障害があると
される構成をとることができる。
【0011】該無線通信装置の送信電力制御方式は、前
記送信装置が、複数の送信装置を備えるホットスタンバ
イ方式の送信装置である構成をとることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明による無線通信装置の送信電
力制御方式の第1の実施の形態を示すブロック図であ
る。また、図2は図1の実施の形態の動作説明図であ
る。
【0014】図1を参照すると、A局20およびB局4
0は、フェージングを生じることがある無線伝送路30
を介して対向する無線通信装置であり、無線伝送路30
を介して双方向通信を行う。A局20およびB局40
は、端局装置であってもよく、また中継装置であっても
よい。A局20およびB局40が端局であれば変調器
(MOD)1および復調器(DEM)6はベースバンド
信号を処理する端局装置にそれぞれ接続され、中継装置
であれば変調器(MOD)1および復調器(DEM)6
は同様構成の中継装置にそれぞれ接続される。なお、図
1のA局20およびB局40は、構成を同じくし,同じ
機能および作用・動作を有するが、説明しない部分では
構成・機能等が異なっていてもよい。
【0015】A局20およびB局40において、MOD
1,送信機(TX)2が送信装置を構成し、DEM6,
受信機(RX)7が受信装置を構成する。上記送信信号
と上記受信信号とを分離するダイプレクサ(D)3,送
信信号を無線伝送路30に送出するとともに受信信号を
無線伝送路30から受けるアンテナ4,および送信電力
制御部(TPC)5は上記送信装置と上記受信装置の共
用部分である。A局20およびB局40は同じ構成であ
るので、以下、代表して詳しく図示しているB局40で
両者の機能を説明する。なお、以後の実施の形態の説明
においては、A局20(または別の符号)の内部で生成
される信号にはサフィックスaを付し、B局40(また
は別の符号)の内部で生成される同一性質の信号にはサ
フィックスbを付すことにする。
【0016】B局40は入力された送信データDtbを
MOD1で無線周波数の変調信号に変換し、この変調信
号をTX2で無線周波数の送信信号に変換する。送信信
号はD3およびアンテナ4を通って無線伝送路30に送
出される。一方、A局20からの送信信号が無線伝送路
30を介してB局40のアンテナ4に無線周波数の受信
信号として入力され、この受信信号はD3を介してRX
7に供給される。上記送信信号と上記受信信号とは一般
に周波数が異なっている。RX7は受信信号を中間周波
数信号に変換し、この中間周波数信号はDEM6で復調
されて復調データDrbとして出力される。
【0017】B局40がA局20から受ける受信信号に
は、A局20の受信装置の諸状態を示す受信装置状態情
報が含まれている。この受信装置状態情報にはA局20
のRX7が受ける受信信号の入力レベルを示す受信入力
レベル情報またはRX7およびDEM6からなる受信装
置の動作障害を示す動作状態情報を含んでいる。上記受
信装置状態情報はDEM6で復調データDrb等と分離
されて受信装置状態情報S6bとしてTPC5に入力さ
れる。TPC5は受信装置状態情報S6bに基づいて送
信電力制御信号S2bをTX2に出力し、TX2は送信
電力制御信号S2bに従って送信信号の電力(送信電力
ともいう)Tpbを制御する。
【0018】ここで、B局40がA局20から受ける受
信信号,特に受信装置状態情報の生成過程はB局40が
A局20に送信する送信信号の生成過程と同じなので、
B局40が送出する送信信号の生成について詳しく説明
する。
【0019】B局40のRX7は受信信号の入力レベル
Ribに対応する受信入力レベル情報S4bと、受信装
置の動作状態情報とをTPC5に送る。動作状態情報に
は、RX7の局部発振器である位相同期発振器(PL
O)74が出力する局部発振信号のレベルを示す局発レ
ベル情報S3bと、中間周波数信号をAGC増幅する主
増幅器(IFA)73の出力信号レベルを示すIFレベ
ル情報S5bとがある。TPC5は、局発レベル情報S
3bが所定レベル以下であるときPLO74が動作障害
状態(以下、障害状態ともいう)であると判断し(PL
O74内蔵の電圧制御発振器(VCO)741に異常が
発生していると考えられる)、IFレベル情報S5bが
所定のレベル以下であるときIFA73が障害状態であ
る(IFA73の増幅回路の劣化等が考えられる)と判
断する。TPC5はPLO74およびIFA73のうち
の少くとも一方が障害状態であるとき、RX7の受信装
置が障害状態にあると判断する。TPC5はマイクロプ
ロセッサおよびメモリを含み、このマイクロプロセッサ
はメモリに格納されたソフトウェアプログラムに従って
動作する。
【0020】ここで、RX7の構成および動作について
詳細に説明しておく。D3が生じる受信入力レベルRi
bの受信信号は低雑音増幅器(LNA)71で増幅され
たあと、ミクサ(MIX)72によって中間周波数信号
に変換される。MIX72にはPLO74から局部発振
信号が供給されている。局部発振信号のレベルがしきい
値より低下すると、MIX72の動作は不安定になる。
中間周波数信号はIFA73に供給される。IFA73
はMIX72からの中間周波数信号を可変増幅するIF
増幅器731,IF増幅器731の出力レベルを検出し
てこの出力レベルをIF増幅器731の利得制御信号お
よび受信入力レベル情報S4bとする検波器732,お
よびIF増幅器731の出力レベルを検出してIFA7
3のIFレベル情報S5bを得る検波器733を主な構
成要素とする。IFA73はMIX72からの中間周波
数信号をAGC増幅し、増幅された中間周波数信号はD
EM6に供給される。IFA73からの中間周波数信号
の出力レベル,つまりDEM6の入力レベルが上記所定
のレベル以下になると、DEM6の正常な動作が妨げら
れる。
【0021】RX7内のPLO74は、制御電圧に対応
する周波数の局部発振信号を生じるVCO741,基準
信号を発生する基準信号発生器742,および局部発振
信号と基準信号の位相を比較した結果の上記制御電圧を
生じる位相比較器(PD)743を主な構成要素とす
る。PLO74内蔵の検波器744は上記局部発振信号
のレベルを検出して局発レベル情報S3bをTPC5に
出力する。
【0022】TPC5は、受信装置が障害状態でないと
きには、A局20の送信電力Tpaを受信入力レベル情
報S4bに対応させて指定する。つまりTPC5はA局
20のTX2が送出すべき送信電力値Tpaを示す受信
入力レベル情報のみを受信装置状態情報S1bとしてM
OD1に供給する。MOD1は送信データDtbと受信
装置状態情報S1bとを多重化変調してTX2に送る。
一方、局発レベル情報S3bおよびIFレベル情報S5
bの少くとも一方がモニターしているPLO74および
IFA73の動作障害を示しているときには、TPC5
は受信入力レベル情報に代えて障害情報を受信装置状態
情報S1bとしてMOD1に供給する。上記受信入力レ
ベル情報または上記障害情報である受信装置状態情報S
1bを含む変調信号を受けたTX2は、受信装置状態情
報S1bを含む送信信号をD3およびアンテナ4を介し
て無線伝送路30に送出する。
【0023】上述と同様に生成されたA局20の受信装
置状態情報がA局20のTX2が送出する送信信号に含
まれている。この受信装置状態情報は、B局40のDE
M6で受信装置状態情報S6bとして分離されてTPC
5に供給される。上述のとおり、TPC5は受信装置状
態情報S6bに基づいて送信電力制御信号S2bをTX
2に出力し、TX2は送信電力制御信号S2bに従って
送信電力Tpbを制御する。
【0024】次に、図2を図1と併せ参照して、送信信
号の電力Tpbの制御方法について詳細に説明する。A
局20とB局40とを結ぶ無線伝送路20は、降雨損失
やフェージングによって20dB以上の伝搬損失,実際
的には75dB以下の伝搬損失を示すものとする。B局
40の受信装置が正常動作している時には、この伝搬損
失の変動に対処して、IFA73の利得およびTX2の
送信電力Tpa値を変化させるものである。IFA73
のAGC範囲は40dB以上,約50dB程度である。
送信電力Tpaが+20dBmの状態で、図2の特性の
IFA73は受信入力レベルRibが−10dBmから
少くとも−50dBmまでの40dB以上の範囲で出力
レベルをほぼ一定に保っている。つまり、A局20とB
局40とを含む無線通信システムは、無線伝送路30の
伝搬損失が60dBまでの範囲ならば、RX7のIFA
73の利得変化だけで正常動作させることができる。
【0025】Tx2の送信電力Tpaが+20dBmの
状態で上記伝搬損失が60dBを超えると、RX7の受
信入力レベルRibが−50dBmより低くなり、RX
7の出力レベルが上記所定のレベルより低くなる状態も
生じる。このRX7の出力レベルが上記所定のレベルよ
り低くなると、DEM6の入力レベルマージンが極く少
いか,または正常動作できないレベルになる。そこで、
この無線通信システムでは、上記伝搬損失が60dBか
ら75dBまでの15dBの範囲では、RX7の受信入
力レベルが−50dBmを保つように、受信入力レベル
Ribが−50dBm以下の場合でもB局40は受信入
力レベル情報をA局20に送って、送信電力Tpaを最
大定格値である+35dBmまで増加できるようにして
いる(図2の受信入力レベル制御)。
【0026】一方、B局40の受信装置が動作障害を起
していると判定すると、TPC5は受信入力レベル情報
に代えて障害情報を受信装置状態情報S1bとしてMO
D1に供給する。上記障害情報はA局20のTX2の送
信電力Tpaを設定可能な最大定格値である+35dB
mに設定させる信号である。A局20のTPC5は、こ
の障害情報(S6a)をDEM6から受けると、送信電
力制御信号S2aをTX7に送って、TX7からの送信
電力Tpaを設定可能な最大電力値である+35dBm
に制御する。自局の受信装置の障害情報を得たときに
は、B局40のTPC5は、受信入力レベルRibが例
え−50dBm以上であっても、A局20の送信電力T
paを上記最大電力値に設定させる(図2の障害情報制
御)。例えば、TPC5が受信入力レベル情報を含む受
信装置状態情報S1bを数ミリ秒(mS)ごとに出力し
て送信電力Tpaを変化させれば、送信電力Tpaは+
20dBmから最大電力値+35dBmに150mS以
下で到達する。
【0027】ここで、IFA73の検波器732が出力
する受信入力レベル情報S4bが受信入力レベルRib
〈−50dBmを示す状態は、RX7の正常動作時にも
障害状態にも起こり、これらを判別する必要がある。R
X7の正常動作時に受信入力レベルRibが−50dB
m以下になるのは、殆ど無線伝送路30が深いフェージ
ングを起している時に限られる。このようなフェージン
グは60秒(S)以下というような周期で生じるので、
逆にRX7の障害状態の判定は、受信入力レベル情報S
5bが受信入力レベルRib〈−50dBmの状態を例
えば60S以上示している場合とすればよい。この場
合、TPC5は−50dBm以下を示す受信入力レベル
Ribの状態が60S以上継続した場合にRX7の動作
障害が生じていると判定する。
【0028】上述した図1の実施の形態において、A局
20の構成および作用はB局40のそれと全く同じであ
り、A局20とB局40の送受信関係は入れ換えること
ができる。また、受信装置の障害情報は文献1および2
に記載されているごとく、DEM6の動作障害も用いる
ことができる。この場合には局発レベル情報S3bから
得られる障害情報とIFレベル情報S5bから得られる
障害情報とDEM6の障害情報とのOR論理で受信装置
の障害情報を得ることになる。なお、送信装置に動作障
害がある場合,別の方式による送信電力制御を行ってよ
いことは勿論である。さらに、この無線通信装置の通信
容量が許せば、TPC5は受信装置状態信号を受信入力
レベル情報および動作状態信号の両方を同時に対向局に
送るようにしてもよい。また、TPC5は受信入力レベ
ル情報および動作状態信号を素データのまま対向局に送
って対向局のTPC5でTX2の送信電力Tpaを計算
させてもよい。
【0029】上述のとおり、図1の実施の形態による無
線通信装置の送信電力制御方式は、自局の受信装置が動
作異常の場合には対向局が送出する送信電力Tpaを最
大定格値に設定するので、RX7が入力する受信信号の
受信入力レベルや出力する中間周波数信号の出力レベル
をできる限り高くすることができ、PLO74からの局
部発振信号のレベル低下やIFA73の利得低下障害等
に対抗して通信回線を確保したり,通信品質を高めるこ
とができるという効果がある。
【0030】また、図1の構成による無線通信装置の送
信電力制御方式は、対向局に送る受信装置状態信号が受
信入力レベル情報または動作状態信号のいずれか一方で
あるため、送信電力Tp制御のための通信容量を節減で
きるという特徴がある。
【0031】図3は本発明による無線通信装置の送信電
力制御方式の第2の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0032】図3の実施の形態によるA局20xおよび
B局40xは、図1のA局20およびB局40の構成を
基本構成とし、2つの受信装置を備えるスペースダイバ
ーシティ方式の無線通信装置である。図1と同符号の構
成要素は図1の構成要素と同じ機能・作用を有する。サ
フィックスxを付した構成要素は、後に説明するごとく
xを付さない構成要素とは幾分異なった作用をする。ま
た、2つの受信装置に入出力する信号には、#1系には
サフィックス1を付し、#2系にはサフィックス2を付
している。図3の上側に示す構成要素を#1系,下側に
示す構成要素を#2系としている。
【0033】A局20xおよびB局40xは、無線伝送
路30からの受信信号を#1系および#2系にそれぞれ
属する2つのアンテナ4Aで受ける。アンテナ4Aは、
送信信号または受信信号のどちらかを扱うだけなので、
アンテナ4より狭帯域でよい。#1系のアンテナ4Aに
は#1系のRX7およびDEM6を縦続接続し、#2系
のアンテナ4Aには#1系のRX7およびDEM6を縦
続接続している。2系のDEM6からの復調データのう
ちの信号品質のよい方をスイッチ(SW)8で選択して
復調データDrとする。なお、SW8の切り替え制御
は、受信入力レベル情報S4(S4a1,S4a2,S
4b1およびS4b2をサフィックスを一部または全部
省いて表す。以下同様)等を信号品質情報に用いて図示
しない公知の制御回路で行う。
【0034】#1系および#2系のRX7からPLO7
4の局発レベル情報S3,RX7への受信入力レベル情
報S4およびIFA73の出力端からのIFレベル情報
S5が、TPC5xにそれぞれ供給される。TPC5x
は、TPC5と同様に、自局の上記各信号を用いて対向
局の送信電力Tpの制御情報である受信装置状態信号S
1を生じる。但し、TPC5xは、RX7の各各が受け
る受信信号の受信入力レベルRiのうち低いレベルを受
信入力レベル情報S4として選択する。これは、双方向
無線通信を信頼度高く確保できるようにRX7を設定す
るためである。また、RX7のいずれかに動作障害があ
る場合には、TPC5xは動作障害のないRX7からの
受信入力レベル情報S4を用いて対向局の送信電力Tp
を制御させる。RX7の両方とも障害状態であると判定
した場合には、TPC5xは始めて自局の受信装置が障
害状態にあると判定し,対向局の送信電力Tpを最大定
格値に設定させる。
【0035】上述のとおり、図3の実施の形態による無
線通信装置の送信電力制御方式は、受信装置をスペース
ダイバーシティ構成にすることにより、高通信品質の期
間を増大する効果がある。また、受信装置を冗長的に構
成しているので、図1の構成による通信回線確保の効果
をさらに一層向上させることができている。
【0036】図4は本発明による無線通信装置の送信電
力制御方式の第3の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0037】図4の実施の形態によるA局20yおよび
B局40yは、図1のA局20およびB局40の構成を
基本構成とし、2つの送信装置および受信装置をそれぞ
れ備えるホットスタンバイ方式の無線通信装置である。
図1および図3と同符号の構成要素はこれらの図の構成
要素と同じ機能・作用を有する。サフィックスyを付し
た構成要素は、yを付さない構成要素とは幾分異なった
作用をする。また、2つの送信装置および受信装置に入
出力する信号には、図3の実施の形態と同様に、図の上
側の#1系にはサフィックス1を付し、図の下側の#2
系にはサフィックス2を付している。いま、#1系が現
用系,#2系が予備系に設定されているものとする。
【0038】まず、受信装置側について説明すると、A
局20yおよびB局40yは、無線伝送路30からの受
信信号をアンテナ4Aで受ける。この受信信号はハイブ
リッド(H)11で#1系の受信装置と#2系の受信装
置とに分配される。なお、受信信号を等分配するH11
の代りに分配比の異なる方向性結合器を用いることもあ
る。縦続接続されたRX7およびDEM6からなる#1
系の受信装置は受信信号を復調して復調データDr1
(Dra1およびDrb1のサフィックスの一部を省い
て表す。以下同様)を生じ、#2系の受信装置は受信信
号を復調して復調データDr1を生じる。
【0039】次に、送信装置側について説明すると、A
局20yおよびB局40yは、送信データDtをハイブ
リッド(H)9によって#1系の送信装置と#2系の送
信装置とに分配する。MOD1およびTX2からなる#
1系および#2系の送信装置とも、送信データDtと受
信装置状態情報S1とを多重化したうえ、送信電力制御
信号S2で送信電力制御して送信電力Tpの送信信号を
生じる。スイッチ(SW)10は、現用系とされる送信
装置からの送信信号を選択してアンテナ4Aから無線伝
送路30に送信させる。なお、SW10の切り替え制御
は、公知の手法および回路を用いて行っている。
【0040】#1系および#2系のRX7からPLO7
4の局発レベル情報S3,RX7への受信入力レベル情
報S4およびIFA73の出力端からのIFレベル情報
S5が、TPC5yにそれぞれ供給される。TPC5y
は、TPC5と同様に、自局の上記各信号を用いて対向
局の送信電力Tpの制御情報である受信装置状態信号S
1を生じる。但し、TPC5yは、RX7の各各が受け
る受信信号の受信入力レベルRiのうち現用側(ここで
は#1系)のレベルを受信入力レベル情報S4として選
択する。動作障害のない受信装置が現用系とされるのは
勿論である。待機系も含めてRX7が両方とも障害状態
である場合には、自局のTPC5yは、MOD1に供給
する受信装置状態情報S1を障害情報とし、対向局の待
機中のTX2を含めて2つのTX2とも、対向局の送信
電力制御信号S2により送信電力Tpを最大定格値に設
定させる。
【0041】上述のとおり、図4の実施の形態による無
線通信装置の送信電力制御方式も、送信装置および受信
装置ともホットスタンバイ構成にすることにより、無線
通信装置の送信装置および受信装置を冗長構成している
ので、図1の構成による通信回線確保の効果をさらに一
層向上させることができている。
【0042】図5は本発明による無線通信装置の送信電
力制御方式の第4の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0043】図5の実施の形態によるA局20zおよび
B局40zは、図3のスペースダイバーシティ方式のA
局20xおよびB局20xに用いた受信装置と,図4の
ホットスタンバイ方式のA局20yおよびB局20yに
用いた送信装置とを有する,ホットスタンバイ送信装置
を備えるスペースダイバーシティ方式の無線通信装置で
ある。図1,図3および図4と同符号の構成要素はこれ
らの図の構成要素と同じ機能・作用を有する。サフィッ
クスzを付した構成要素は、後に説明するごとくzを付
さない構成要素とは幾分異なった作用をする。また、2
つの送信装置および受信装置に入出力する信号には、#
1系にはサフィックス1を付し、#2系にはサフィック
ス2を付している。図5の上側の構成要素を#1系,下
側の構成要素を#2系としている。
【0044】図5の実施の形態によるA局20zおよび
B局40zのTPC5zは、図4のホットスタンバイ方
式と同様に、#1系および#2系の送信装置および受信
装置に対して同じ信号を入出力する。即ち、受信装置側
のRX7から局発レベル情報S3,RX7への受信入力
レベル情報S4およびIFA73の出力端からのIFレ
ベル情報S5を,DEM6から対向局の受信装置状態情
報S6を供給される。また、TPC5zは、送信装置側
のMOD1に受信装置状態情報S1を,TX2に送信電
力制御信号S2を供給する。
【0045】しかしながら、受信装置状態情報S1の内
容は、図3のスペースダイバーシティ方式と同じであ
る。つまり、TPC5xは、RX7の各各が受ける受信
信号の受信入力レベルRiのうち低いレベルを受信入力
レベル情報S4として選択する。また、RX7のいずれ
かに動作障害がある場合には、TPC5zは動作障害の
ないRX7からの受信入力レベル情報S4を用いて対向
局の送信電力Tpを制御させる。RX7の両方とも障害
状態であると判定した場合には、TPC5zは始めて自
局の受信装置が障害状態にあると判定し,対向局の送信
電力Tpを最大定格値に設定させる。
【0046】上述のとおり、図5の実施の形態による無
線通信装置の送信電力制御方式は、図4の実施の形態に
おける通信回線確保の効果に加え、受信装置側を図3の
実施の形態と同じスペースダイバーシティ方式にするこ
とによる通信品質の向上効果が加わっている。
【0047】図6は図1,図3,図4および図5の実施
の形態における送信電力Tpの制御情報を要約して示す
図である。
【0048】まず、受信入力レベル情報S4について
は、受信装置が1系列だけの場合(図1)には、その受
信装置が生じる受信入力レベル情報S4をそのまま用い
る。受信装置がスペースダイバーシティ構成(図3,図
5)の場合には、受信装置が正常の場合には最も低いレ
ベルの受信入力レベル情報S4,または動作障害のない
受信装置からの受信入力レベル情報S4を選択する。受
信装置がホットスタンバイ構成(図4)の場合には、現
用側の受信入力レベル情報S4を用いる。
【0049】一方、受信装置の動作障害の判定について
は、受信装置が1系列だけの場合(図1)には、その受
信装置の動作障害が直ちに受信装置の動作障害となる。
受信装置がスペースダイバーシティ構成(図3,図5)
およびホットスタンバイ構成(図4)の場合には、2系
列の受信装置の全てが動作障害となったとき、始めてそ
の局(無線通信装置)の受信装置の動作障害の発生とな
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、無線周波
数の送信信号を生じる送信装置および無線周波数の受信
信号を受ける受信装置を備え,無線伝送路を介して対向
する無線通信装置との間で双方向通信を行うと共に,対
向する前記無線通信装置が生じる受信装置状態情報に基
づいて前記送信信号の電力を制御する無線通信装置の送
信電力制御方式において、前記受信装置状態情報が、前
記受信装置の動作障害を判別できる動作状態情報と、前
記受信装置が受ける前記受信信号の受信入力レベル情報
とを含み、対向する前記無線通信装置から受けた前記受
信装置状態情報が前記受信装置の動作障害を示さないと
きには前記送信信号を前記受信入力レベル情報に対応す
る電力値に制御するが,動作障害を示すときには前記送
信信号を設定可能な最大電力値に制御する送信電力制御
手段と、自装置が生じる前記受信装置状態情報を前記送
信信号に含んで送信させる受信装置状態送信手段とを備
えるので、上記受信装置が入力する受信信号の受信入力
レベルや出力する中間周波数信号の出力レベルをできる
限り高くすることができ、上記受信装置の動作障害に対
抗して通信回線を確保したり,通信品質を高めることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線通信装置の送信電力制御方式
の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態の動作説明図である。
【図3】本発明による無線通信装置の送信電力制御方式
の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】本発明による無線通信装置の送信電力制御方式
の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明による無線通信装置の送信電力制御方式
の第4の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】図6は図1,図3,図4および図5の実施の形
態における送信電力Tpの制御情報を要約して示す図で
ある。
【符号の説明】
1 変調器(MOD) 2 送信機(TX) 3 ダイプレクサ(D) 4,4A アンテナ 5,5x,5y,5z 送信電力制御部(TPC) 6 復調器(DEM) 7 受信機(RX) 8,10 スイッチ(SW) 9,11 ハイブリッド(H) 20,20x,20y,20z A局 30 無線伝送路 40,40x,40y,40z A局 71 低雑音増幅器(LNA) 72 ミキサ(MIX) 73 主増幅器(IFA) 74 位相同期発振器(PLO) 731 IF増幅器 732,733,744 検波器 741 電圧制御発振器(VCO) 742 基準信号発生器 743 位相比較器(PD)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線周波数の送信信号を生じる送信装置
    および無線周波数の受信信号を受ける受信装置を備え,
    無線伝送路を介して対向する無線通信装置との間で双方
    向通信を行うと共に,対向する前記無線通信装置が生じ
    る受信装置状態情報に基づいて前記送信信号の電力を制
    御する無線通信装置の送信電力制御方式において、 前記受信装置状態情報が、前記受信装置の動作障害を判
    別できる動作状態情報と、前記受信装置が受ける前記受
    信信号の受信入力レベル情報とを含み、 対向する前記無線通信装置から受けた前記受信装置状態
    情報が前記受信装置の動作障害を示さないときには前記
    送信信号を前記受信入力レベル情報に対応する電力値に
    制御するが,動作障害を示すときには前記送信信号を設
    定可能な最大電力値に制御する送信電力制御手段と、自
    装置が生じる前記受信装置状態情報を前記送信信号に含
    んで送信させる受信装置状態送信手段とを備えることを
    特徴とする無線通信装置の送信電力制御方式。
  2. 【請求項2】 前記送信信号が含む前記受信装置状態情
    報には、前記受信装置の動作障害があると判別されると
    きにのみ前記動作状態情報を含むことを特徴とする請求
    項1記載の無線通信装置の送信電力制御方式。
  3. 【請求項3】 前記送信信号が含む前記受信装置状態情
    報には、前記動作状態情報が含まれるときには前記受信
    入力レベル情報を含まないことを特徴とする請求項2記
    載の無線通信装置の送信電力制御方式。
  4. 【請求項4】 前記受信装置が、複数の受信装置を備え
    るスペースダイバーシティ方式の受信装置であり、 前記受信入力レベル情報が、前記受信装置の各各が受け
    る受信信号の受信入力レベルのうちの最も低いレベルを
    選択され、 前記動作障害が、自無線通信装置の前記受信装置の全て
    に動作障害があると判別されるときにのみ前記受信装置
    に動作障害があるとされることを特徴とする請求項1記
    載の無線通信装置の送信電力制御方式。
  5. 【請求項5】 前記受信装置が、複数の受信装置を備え
    るホットスタンバイ方式の受信装置であり、 前記受信入力レベル情報が、現用側の前記受信装置が受
    ける受信信号の受信入力レベルを選択され、 前記動作障害が、自無線通信装置の前記受信装置の全て
    に動作障害があると判別されるときにのみ前記受信装置
    に動作障害があるとされることを特徴とする請求項1記
    載の無線通信装置の送信電力制御方式。
  6. 【請求項6】 前記送信装置が、複数の送信装置を備え
    るホットスタンバイ方式の送信装置であることを特徴と
    する請求項5記載の無線通信装置の送信電力制御方式。
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